JPH11500695A - 固定用箱型キール付き巻き付け型キャリヤ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 テーパ付きタブ容器型物品の包装に適する巻き付け型キャリヤに関する。中空の長方形中央キールの側板パネルが、底板パネルフラップと、前記キャリヤのブランクの端に形成される定着用フラップと、に連結されている。該キールの天板パネルはテーパ付き物品を受け入れる為の凹部を有する。該側板パネルは、踵部切り抜き、及び該物品の形状に適合する為に、該側板パネルを内側に撓ませる手段、を備えている。天板パネルに連結された頂部仕切りは隣接列の隣接物品の頂部部分間に存在する。

Description

【発明の詳細な説明】 固定用箱型キール付き巻き付け型キャリヤ 発明の属する技術分野 本発明は捲き付け型物品キャリヤに関し、特に、柔らかい食料品を収納するタ ブ型容器の様なテーパ付き物品を包装する捲き付け型キャリヤに関する。 発明の背景技術 従来、捲き付け型キャリヤは両端を部分的又は全面的に開放するように設計さ れて来た。いづれにせよ、該キャリヤは中に物品を確実に保持する手段を備えな ければならない。例えば、飲料缶は、部分的に該キャリヤの強く捲き付ける圧力 や、該キャリヤの側板パネル内の切り抜きの縁辺が、該缶の頂部又は基底部のフ ランジに係合する構造で、保持される。この様な設計が可能なのは、飲料缶の側 壁の直径が実質的に一定で、キャリヤブランクを缶外周に強く捲き付けることが 出来るからである。 しかし、物品の縦、横、又は高さが単一の寸法でない場合、特に基底部方向に テーパが付いているため、近隣列の物品の基底部間が離間されている場合には、 問題がある。特に、柔らかい食料品用容器として使われるテーパ付きタブ型容器 用捲き付け型キャリヤは、包装済み品を持ち上げ、運ぶ時、タブ型容器が動かな いように充分強く捲き付けることが難しい為、厄介である。タブ型容器頂部のフ ランジが突出出来るよう、キャリヤが側部にスロットを有する場合でも、コンテ ナが動くという問題が生ずる。それはこの方式でもタブ型容器基底部を適所に強 く保持していないからである。 底板パネルから上方に延在する部分的端板パネルが備えられ、隅部の当て板 （ガセット パネル）又はフラップを取り付けた時と同様に、物品を保持する機 能を果たすが、完全には満足出来ない。これでは容器基底部が相互に近づいたり 、離れたりする運動を防止出来ないからである。これらの問題解決の為、隣接す るタブ型容器基底部を適所に保持する為、その基底部間に保持用フラップを備え 付ける提案があった。この方法は、相互に離間された物品の基底部が互いに離れ てキャリヤ開放端方向へ移動することを防止出来るが、これでは、共通に使用出 来る、より経済的な機械的に固定するものとはならない。またこれではキャリヤ の長手方向についてでなく、キャリヤの端部だけで、タブ型容器の動きに抗して 該容器を支持しているのみである。底板パネルのロック手段とは別に、キャリヤ の長手方向で、物品の基底部を支持出来る、物品保持手段の提供が望まれている 。 発明の簡単な概要 本発明によれば、捲き付け型キャリヤは、基底部が相互に離間した、隣接する 複数列の、物品を包装する為提供される。該キャリヤは天板パネル、側板パネル 、底板パネルフラップから成る底板パネル、を有している。底板パネルフラップ の側部縁辺に実質的に平行に、キールが延在し、該キールは該側板パネルから実 質的に同一間隔だけ離間されている。該キールは複数のパネルから成り、各パネ ルは折り曲げ線で隣接キールパネルと連結されており、該キールパネルの一枚は 底板パネルフラップに折り曲げ可能に連結されている。 好ましい実施例では、該キールは横断面が長方形で、該キャリヤの該底板パネ ルと隣接する底板パネルを有し、該キール底板パネルは、関連する物品及び該底 板パネルの間で、外方へ延在する耳部を有している。本構造が、該キールを所定 位置に固定し、該キール及びキャリヤの崩壊を防止する。好ましくは、キール構 造を完全なものにする為、定着用フラップを内側キール側板パネルに機械的に連 結するのが良い。該キールの該側板パネルは、被包装物品のテーパ形状を受ける 為、内側へ撓む構造にしても良い。同じ理由でキールの天板パネルは凹型にして も良い。 更に、該キャリヤは天板パネルから、隣接する列の、隣接する物品上部間で、 下方へ延在する、仕切り用耳部を具備しても良い。好ましい構造では、該仕切り 用耳部は、折り畳んだ２層構造を有し、折り畳まれた部分の縁辺は、摩擦的に該 仕切用耳部を適所に保持する天板パネル下側と係合すると同時に、被包装物品を 、キャリヤブランク上に配列させるようにするのが良い。 該キャリヤは非常に強固な構造で、物品の移動を止め、キャリヤの崩壊を防止 する。又、単一のブランクから組み立てることは経済的で簡単である。本発明の 上記及びそれ以外の態様は、他の利点と共に、下記の好ましい実施例のより詳細 な説明から容易に明らかになるであろう。 図面の簡単な説明 図１は本発明の箱型キール配置と組み合わせた捲き付け型キャリヤの絵画図で ある。 図２は図１のキャリヤの端面図である。 図３は図１のキャリヤを形成するブランクの平面図である。 図４は箱型キールを形成するブランクの該部分の拡大平面図である。 図５は頂部仕切り用耳部を形成するブランクの該部分の拡大平面図である。 図６は成形作業の初期段階に於ける頂部仕切り用耳部を示す、天板パネル開口 部の一つの部分平面図である。 図７は図６と同様な部分平面図であるが、完全に成形された後の頂部仕切り用 耳部を示す。 図８は図７の線８−８に沿った、頂部仕切り耳部の断面図である。 図９は成形作業の初期段階に於けるキャリヤを示す、略側面図である。 図１０は図２の線１０−１０に沿った箱型キールの部分拡大平面図である。 図１１は図２の線１１−１１に沿った部分拡大断面図である。 図１２は図２の線１２−１２に沿った部分拡大断面図である。 好ましい実施例の詳細な説明 図１及び図２を参照すると、捲き付け型キャリヤ１０は、折り曲げ線１４に沿 って側板パネル１６に連結された天板パネル１２を有し、該側板パネルはキャリ ヤ内の４ケのテーパ付き物品Ｔの外形に概ね沿っている。本発明を図解する目的 で、物品Ｔはヨーグルトやプディングの様な物即ち柔らかい食料品を収納する為 に使われる型のタブ型容器を有しているものとして示されている。該側板パネル はベベルパネル１８を形成する為に、キャリヤの底部に、更にテーパを付けてい る。該天板パネルに隣接する該側板パネルは切り抜きまたは開口部２０を備え、 その開口部を通してタブ型容器ＴのフランジＦが延在している。該天板パネル１ ２から外に延在している耳部２２は該タブ型容器の突出しているフランジをカバ ーしている。前記ベベルパネル１８にも切り抜き２４があり、それを通して前記 タブ型容器の底部が延在している。 前記キャリヤの前記底板パネルは内側及び外側底板パネルフラップ２６、２８ が折り重なって形成される。該内側底板パネルフラップ２６は折り曲げ線３０に 沿って前記側板パネル１６の一枚に連結され、一方該外側底板パネルフラップ２ ８は折り曲げ線３２に沿って前記側板パネルフラップ１６の他の一枚に連結され ている。中央キール３４が該底板パネルからタブ型容器の隣接列間の、上方へ延 在する。該中央キールは、長方形断面、端部開放の箱型に構成され、前記タブ型 容器Ｔの斜めの基底部間に具合良くフイットする。更に該キールは、該基底部が 相互に接近、離間せぬよう維持すると共に、キャリヤを形成するブランクが該タ ブ型容器に強く捲き付けられるよう作用する。下記で更に詳細に説明するように 、 該キールは内側底板パネルフラップ２６に一体に連結されている。更に、中央仕 切り３６が、天板パネル１２から下方へ延在し、付近のタブ型容器列のフランジ を相互に分離している。又、天板パネルは両開口部３８を有するが、それらは該 キャリヤを持ち上げるのに使うことが出来る。 図３では図１、２に於けると同じ参照番号が同じ要素を示すが、該図で示され るように、キャリヤ１０を形成するブランクは、適当な可撓性と強度を持つペー パボード（厚紙）又は他の適当な材料の、実質的には長方形のシートから成る。 天板パネル部１２は該ブランクの内部に位置し、該天板パネル部に、側板パネル 部１６、ベベルパネル部１８、底板パネルフラップ２６、２８が、順に折り曲げ 線２９、３０、３２に沿って連結されている。内側底板パネルフラップ２６は該 ブランクの内部に位置し、二つの離間する第一ロック用開口部４２と二つの整合 された第二ロック用スリット４４を有している。外側底板パネルフラップ２８は 該ブランクの一端に位置し、ロック用開口部４２に整合されたスリット４８で形 成される、二つの第一ロック用耳部４６を有している。第二ロック用耳部５０は スリット４８の端から延在する折り曲げ線５２により底板パネルフラップ２８に 連結されている。第２ロック用耳部の横断折り曲げ線５４は、第２ロック用スリ ット４４と整合された外側耳部５６を形成する。 図３及び図４を参照すると、折り曲げ線３０に対する内側底板パネルフラップ ２６の端は、折り曲げ線５８によって第１キール側板パネル部６０に連結されて いる。キールの底板パネル部６２は、折り曲げ線６４によって、前記キール側板 パネル部６０に、折り曲げ線６６によって、第２キール側板パネル部６８に連結 されている。キール天板パネル部７２は折り曲げ線７０によって第２キール側板 パネル部６８に連結され、一方折り曲げ線７４によりキール定着用フラップ７６ にも連結されている。第一キール側板パネル部６０の踵部切り抜き７８は、折り 曲げ線５８を中断させる直線縁辺８０と、折り曲げ線６４を中断させる、反対側 アーク型縁辺８２を有する。スリット８４は、縁辺８２から、折り曲げ線６４に 延在し、折り曲げ線６４と整合している。 折り曲げ線７０、７４は対向するアーク型スリット８６、８８により中断する が、これらのアーク型スリットは下記でさらに詳述するが、該キールの天板パネ ル部７２が折り曲げ線７０、７４で折り曲げられる時に、ロック用耳部いわゆる タブ９０を形成する。短いスリット９２はアーク型スリット８６から折り曲げ線 ６６を中断させる切り抜き９４へ延在する。該切り抜き９４は、切り抜き７８の アーク型縁辺８２と同様に、キールの底板パネル部内へ延在するアーク型縁辺９ ６を有する。更に、キール定着用フラップ７６は後退した折り曲げ線１００に連 結された２対の離間したロック用足部又は耳部９８を有する。該ロック用足部９ ８の外側部は該フラップ７６からは短い円弧スリット１０２で離間されている。 なお図３を参照すると、折り曲げ線１４はまたアーク型スリット１０４で中断 されるが、該スリットは、該天板パネル部が折り曲げ線１４で折り曲げられた時 に、耳部１０６を形成する。側板パネル部１６の中に、好ましくはスリット１０ ４に隣接して、一組の３本のスリット１０８を有し、該側板パネルが、付近の被 包装タブ型容器により外側へ撓められるようにするのが良い。図５で最も良く示 されるが、天板パネル部の開口部３８はフラップ１１０でカバーされるが、該フ ラップは離間した折り曲げ線１１２に沿って天板パネル部に連結されている。又 フラップ１１０は内部折り曲げ線１１４を有しそれは、折り曲げ線１１２と実質 的には平行である。Ｕ字型スリット１１６は折り曲げ線１１４と交わり、フラッ プ脚部１１８と耳部１２０を形成するが、スリット１１６の基底部１２２は折り 曲げ線１１２から内側に後退しており、天板パネル部内に短い棚部１２４を形成 する。 該ブランクからキャリヤを成形する為に、最初に、上部中央仕切り３６が、天 板パネル内で開口部３８をカバーするフラップ１１０から形成される。図５を参 照すると、この工程は、折り曲げ線１１２でフラップ１１０を下へ、一方、同時 に、折り畳み線１１４でフラップを上へ、折ることで行われる。この折り曲げ工 程の中間段階のフラップは図６で図解される。該フラップは、この仕方で該フラ ップの縁辺が図７、８で示す様に、棚１２４の下面に係合する迄、折り畳み続け られる。折り畳まれたフラップの棚１２４に対する摩擦はめ合わせは該フラップ を垂直に折り曲げられた状態に保つに充分であり、かくして２プライの仕切り３ ６が作られる。 被包装タブ型容器が前記ブランクの前記天板パネル部の内面上に倒立して置か れ、その為、該容器のフランジＦは仕切り３６と当接し、中央キール３４は箱型 部６０、６２、６８、７２、７６から形成される。図４のこれらの部分の拡大平 面図と、図９の箱型キールの概略図面を参照すると、箱型キールは、折り線５８ でキール側板パネル部６０を下へ折り曲げ、次いで、残りのキールパネル部６２ 、６８、７２、７６を順に反対方向へ、折り曲げることにより形成されることが 分かる。キールが部分的には形成されているが、タブ型容器の基底部間へは未だ 移動されていないことを示す図９では、成形のこの段階の箱型キールが示されて いる。箱形キールの成形とキャリヤの底板パネルを完成する為に、キール側板パ ネル部６０とキール取り付け用フラップ７６は、対面関係に相配置され、キール 定着用フラップ７６のタブ９８が折り曲げ線６４のスリット８４に挿入される。 かくして、成形された箱型キールはタブ型容器Ｔの間の空間に整合され、その後 底板パネルフラップ２６と箱型キールは最終位置に移動される。その後底板パネ ルフラップ２８を折り畳み、底板パネルフラップ２６の第一開口部４２と第２ス リット４４に第一、第二ロック用耳部４６、５６を固定するような関係を以て挿 入することにより底板パネルは成形される。かくしてキャリヤは図１、２の形に なる。箱型キールの各要素は両図で形状が示される。 箱型キールが形成されると、ロック用耳部９０はキールパネル部７２と同一面 上にある。前にロック用タブ９０が占めていたブランクの部分はスリット８６、 ８８の縁辺で規定する踵部切り抜きとなる。キール定着用フラップ７６とキール 側板パネル部が当接すると、キール定着用フラップ７６に隣接するキール底板パ ネル部７２の外方に延在するロック用耳部９０は、近隣のタブ型容器の基底部と 底板パネルフラップ２６の間の位置へ移動する。反対側のロック用耳部９０も近 隣タブ型容器の基底部と接し、底板パネルフラップ２８が所定位置へ移動した後 、タブ型容器と底板パネルの間に位置する。ロック用耳部９０はタブ型容器とキ ャリヤ底板パネルの間に捕捉されるので該位置にロックされると共に中央キール を所定位置にロックする。図４、１０で示す様に、スリット８２、９６はキール 天板パネル６２の凹部、又は切り抜きを形成する。図２で示される様に、この配 置で、タブ型容器の下部が少しばかり、中央キールの中へ延在出来るようになる 。かくして、箱型キールの断面は長方形であるが、キールの該構造でタブ型容器 のテーパ付きの側壁を支持することが出来る。図１２で説明する様に、キール側 板パネル６０内の切り抜き７８は、タブ型容器が側板パネル６０を介して、箱型 キールの内部へ延在出来るようにしている。耳部９８間の連結が緩く、耳部９８ 間の連結が折り曲げ可能な為に、隣接するキール定着用フラップ７６は、タブ型 容器がキール内に入り込んで最終位置に達するのに充分な程撓むことが出来る。 図１１に示す様に、切り抜き９４と、他のキール側板パネル６８の切り抜き８６ とに隣接するスリット９２は、該パネル６８を内側へ撓ませ、これ又、タブ型容 器が箱型キールの内部へ適度に入り込むことが出来るようにしている。 本発明がテーパ付きタブ型容器を直立した位置で保持する、壊れない包装を提 供することは理解出来よう。該キャリヤは、天板パネルから下方へ延在する仕切 りと、底板パネルから上方へ延在するキールを有するに拘わらず一枚のブランク で形成出来る。キャリヤブランク自体は製造するのに経済的であり、キャリヤの 組立は簡単である。 本発明はタブ型容器の物品と関連して述べたが、異なる形態の物品を、中央キ ール付きの捲き付け型キャリヤに保持する為に使用しても良い。本発明が、好ま しい実施例に関連して述べた全ての特定詳細事項には限定されないこと、本実施 例の或る種の諸変更は、本発明の包括的基本機能や概念を変えずに、クレームに 規定した本発明の精神や範囲から離れることなく実施出来ることは明らかである 。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．複数の隣接する列の物品が、各基底部を有し、該基底部を相互に離間され た状態にしつつ収納される捲き付け型物品キャリヤ、を有する包装品に於いて、 前記包装品は、 天板パネル、 前記天板パネルに連結された、対向する第１、第２側板パネル、 側部縁辺を有し、該側部縁辺で前記第１側板パネルに連結される第１底板 パネルフラップと、側部縁辺を有し、該側部縁辺で前記第２側板パネルに連結さ れる第２底板パネルフラップとから成る底板パネル、 該底板パネルフラップの該側部延辺と実質的に平行に延在し、前記側板パ ネルから実質的に等間隔で離間しているキール、 を有し、 該キールは複数のパネルから成り、該各キールパネルは折り曲げ線で隣接 キールパネルと連結されており、 該キールパネルの１枚が折り曲げ線で前記第一底板パネルフラップと連結 されている、 ことを特徴とする包装品。 ２．請求項１記載の包装品において、前記キールは横断面が長方形であること を特徴とする包装品。 ３．請求項１記載の包装品において、前記１枚のキールパネルは前記キャリヤ の前記底板パネルから上方へ延在し、該キールは前記１枚のキールパネルと係合 し、該キールパネルに付着される１枚の定着用フラップを有していることを特徴 とする包装品。 ４．請求項１記載の包装品に於いて、前記キールが前記キャリヤの前記底板パ ネルに隣接する１枚の底板パネルを有し、該キール底板パネルが、関連する物品 と該キャリヤ底板パネル間に、外方へ延在する各耳部を有することを特徴とする 包装品。 ５．請求項４記載の包装品に於いて、前記キールパネルは対向するキール側板 パネルを有し、各キール側板パネルは、外方へ延在する耳部の反対側に開口部を 有し、該耳部は該キール側板パネル内の関連する開口部を通して延在することを 特徴とする包装品。 ６．請求項１記載の包装品に於いて、前記キールは、凹部を有する１枚の天板 パネルを有し、各物品の一部分が該関連する凹部内へ延在することを特徴とする 包装品。 ７．請求項６記載の包装品に於いて、前記キールパネルは対向するキール側板 パネルを有し、該各キール側板パネルが該側板パネルを内側へ撓むことを許容す る手段を有することを特徴とする包装品。 ８．請求項７記載の包装品に於いて、１枚の該キール側板パネルを内側に撓む ことを許容する前記手段が、前記キール天板パネル内の各凹部に隣接する上部切 り抜きと、該各上部切り抜きから下方へ離間した下部切り抜きを有することを特 徴とする包装品。 ９．請求項８記載の包装品に於いて、前記１枚のキール側板パネルが各上部切 り抜きから関連する下部切り抜きへ延在するスリットを有することを特徴とする 包装品。 １０．請求項７記載の包装品に於いて、キール側板パネルが、内面を有し、前記 キールが前記内面と接する定着用フラップを有し、前記キール側板パネルが内側 へ撓むことを許容する前記手段が、各関連する物品の反対側でキール側板パネル 内に開口部を有し、前記定着用フラップが前記キール側板パネル内の開口部に隣 接する、キールのスロット内に延在するロック用耳部を有する ことを特徴とする包装品。 １１．請求項１０記載の包装品に於いて、前記定着用フラップが前記キール側板 パネル内において各開口部の反対側に下部切り抜きを有し、前記各定着用フラッ プロック用耳部が折り曲げ線で定着用フラップに連結されていることを特徴とす る包装品。 １２．請求項１記載の包装品に於いて、前記天板パネルから下方へ、隣接列内に ある隣接物品の上部間へ延在する仕切り用耳部を有することを特徴とする包装品 。 １３．請求項１２記載の包装品に於いて、前記各仕切り用耳部が２層構造である ことを特徴とする包装品。 １４．請求項１３記載の包装品に於いて、各仕切り用耳部が、折り畳み線で前記 天板パネルに連結された第１部分と、該第１部分に対し上方に折り畳まれた第２ 部分を有することを特徴とする包装品。 １５．請求項１４記載の包装品に於いて、前記天板パネルが内面を有し、前記各 仕切り用耳部第２部分が該天板パネル内面と係合する自由縁辺を有することを特 徴とする包装品。 １６．請求項１５記載の包装品に於いて、前記各仕切り用耳部第１部分を前記天 板パネルに連結する該折り曲げ線が離間された２本の折り曲げ線区分から成り、 該天板パネルが該折り曲げ線区分間に棚部を形成し、前記仕切り用耳部第２部分 の該自由縁辺が該棚部の内面と係合することを特徴とする包装品。 １７．複数の隣接する列の物品が、各基底部を有し、該基底部を相互に離間され た状態にしつつ収納される巻き付け型物品キャリヤ、を有する包装品に於いて、 前記包装品は 天板パネル、 前記天板パネルに連結された、対向する第１、第２側板パネル、 側部縁辺を有し、該側部縁辺で前記第１側板パネルに連結される第１底板 パネルフラップと、側部縁辺を有し、該側部縁辺で前記第２側板パネルに連結さ れる第２底板パネルフラップとから成る底板パネル、 該底板パネルフラップの該側部縁辺と実質的に平行に延在し、前記側板パ ネルから実質的に等間隔で離間しているキール、 を有し、 該キールは相互に離間した複数のパネルから成り、各キールパネルは折り 曲げ線で隣接キールパネルと連結されており、 該キールパネルの１枚は折り曲げ線で前記第１底板パネルフラップに連結 されており、 該キールは前記キャリヤの前記底板パネルに隣接する底板パネルを有し、 該キール底板パネルは関連する物品と前記底板パネル間に位置し、外方へ延在す る耳部を有し、 更に該キールは凹部を備える天板パネルを有し、該各被包装物品の一部分 が関連する凹部内へ延在する ことを特徴とする包装品。 １８．請求項１７記載の包装品に於いて、前記キールパネルは対向するキール側 板パネルを有し、各キール側板パネルは該側板パネルが内側へ撓むことを許容す る手段を有し、更に各キール側板パネルは外側へ延在する耳部の反対側に配置さ れた開口部を有し、該耳部は該キール側板パネル内の関連する開口部を通して延 在することを特徴とする包装品。 １９．請求項１７記載の包装品に於いて、前記天板パネルから隣接列内の隣接物 品の上部間に、下方に延在する仕切り用耳部を有することを特徴とする包装品。 ２０．請求項１９記載の包装品に於いて、前記物品はテーパの付いた側面を有し 、該テーパの付いた側面が、前記キール天板パネルの凹部内へ延在することを特 徴とする包装品。 ２１．複数の隣接する列の物品が、各基底部を有し、該基底部を相互に離間され た状態で包装する為の、巻き付け型キャリヤ用のブランクに於いて、 前記ブランクは、 内部の天板パネル部、 前記天板パネル部の対向する側に、折り曲げ線で連結された側板パネル部 、 前記側板パネル部の１枚に、第１の折り曲げ線に沿って連結された第１底 板パネルフラップ、前記他の側板パネル部に、第２の折り曲げ線に沿って連結さ れた第２底板パネルフラップ、 複数のキールパネル部で、各キールパネル部が折り曲げ線で隣接キールパ ネル部に連結されているキールパネル部 を備える一般的に長方形シートを有し、 前記キールパネル部が折り曲げ線で該第１底板パネルフラップに連結され た第一キールパネル部を有している ことを特徴とするブランク。 ２２．請求項２１記載のブランクに於いて、前記キールパネル部が該ブランク端 部に定着用フラップを有し、該定着用フラップが、該ブランクで形成されるキャ リヤ内で、該定着用フラップを前記１枚のキールパネル部へ連結する手段を有す ることを特徴とするブランク。 ２３．請求項２２記載のブランクに於いて、前記キールパネル部が隣接するキー ルパネル部からスリットで分離された外方へ延在する耳部を有する底板パネル部 を有することを特徴とするブランク。 ２４．請求項２３記載のブランクに於いて、前記キールパネル部は２枚の側板パ ネル部を有し、１枚の側板パネル部は前記第一キールパネル部であり、他の１枚 の側板パネル部は前記底板パネル部に連結されており、側板パネル部は該ブラン クで形成される該キャリヤで包装される物品の基底部を受ける為の踵部切り抜き を有することを特徴とするブランク。 ２５．請求項２４記載のブランクに於いて、前記キールパネル部が前記側板パネ ル部に連結された天板パネル部を有し、該天板パネル部は、該ブランクで形成さ れるキャリヤ内の各物品の一部分を受け入れる為に、内部に凹部を形成する狭小 部を有することを特徴とするブランク。 ２６．請求項２５記載のブランクに於いて、前記定着用フラップが外方へ延在す るロック用耳部を有し、前記第１キールパネル部を前記キール天板パネル部へ連 結する折り曲げ線が前記ロック用耳部と整合されたスロットを有し、前記ロック 用耳部が、該ブランクで形成されるキャリヤ内で、該スロット内にはめ合わされ ることを特徴とするブランク。 ２７．請求項１７記載のブランクに於いて、折り曲げ線で前記キャリヤの前記天 板パネル部に連結された少なくとも一つの仕切り用耳部を有し、該仕切り用耳部 が、該ブランクで形成されるキャリヤの該天板パネルから下方に、かつ該キャリ ヤ内の包装された、隣接列内の隣接物品の上部間へ、延在するように配置されて いることを特徴とするブランク。 ２８．請求項２７記載のブランクに於いて、各仕切り用耳部が、折り曲げ線によ り前記天板パネル部に連結された第１部分と、折り曲げ線により、該第１部分に 連結された第２部分を有し、該天板パネル部が、該ブランクで形成されるキャリ ヤの前記天板パネルの内面に係合する為に、仕切り用耳部第２部分の自由縁辺を 形成するスリットを有することを特徴とするブランク。 ２９．請求項２８記載のブランクに於いて、前記仕切り用耳部第１部分を該天板 パネルに連結する前記折り曲げ線が、２本の離間した折り曲げ線区分から成 り、該天板パネルが該折り曲げ線区分間に棚部を形成していることを特徴とする ブランク。