JPH11500368A - 電磁妨害雑音遮断ガスケット - Google Patents

電磁妨害雑音遮断ガスケット

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JPH11500368A JP8522369A JP52236996A JPH11500368A JP H11500368 A JPH11500368 A JP H11500368A JP 8522369 A JP8522369 A JP 8522369A JP 52236996 A JP52236996 A JP 52236996A JP H11500368 A JPH11500368 A JP H11500368A
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Abstract

(57)【要約】 電子装置の組合うハウジング部材間に使用される電磁妨害雑音遮断ガスケットとして、所定位置に作りつけの導電性ガスケットが開示される。このガスケットは内部に導電性粒体を分配されて含む流動性重合体材料で形成される。ガスケットを形成する方法および装置は、各種の予備混合された成分を収容する幾つかのキャニスタ(A,B,C)と、混合室(78)とを含む装置から導電性粒体の充填された流動性重合体材料を押出す段階を必然的に含む。圧力供給装置によって圧力が流動性重合体材料に加えられ、この圧力供給装置は正圧の供給源(121)と、負圧の供給源(125)と、正圧および負圧を選択的に押出し室(141)に供給して導電性の流動性重合体材料のビードを基体(115)上に形成するようになす制御モジュール(126)とを含み、ビードはその後に硬化されて電磁妨害雑音遮断ガスケットを形成するようになされる。

Description

【発明の詳細な説明】 電磁妨害雑音遮断ガスケット発明の分野 本発明は導電性重合体の構造体に係わり、さらに詳しくは所定位置に作りつけ (form-in-place)の電磁妨害雑音(EMI)遮断ガスケットおよびそのガスケッ トの形成方法に関する。発明の背景 電磁妨害雑音遮断ガスケット(EMIガスケット)は、無線周波数干渉(RF I)および一般に電磁干渉(EMI)と呼ばれるさらに広域の全バンドの干渉を 含む電磁エネルギーによる影響から保護するために或る種の形式の電子機器に使 用されている。遮断ガスケットは、外部電磁妨害雑音が電子装置に干渉するのを 防止し、および(または)或る一つの電子装置が放射する電磁妨害雑音から他の 隣接する電子装置を保護するようなワイヤーメッシュ、導電性充填材、または導 電性メッキ、被覆または織物とされる導電部材を含む。 典型的に、電磁妨害雑音遮断ガスケットは三つの形状、すなわち線形、打抜き またはモールド成形のいずれかの形状として準備される。線形形状とは、定めら れた真直長さの押出し品、モールド成形品などを意味する。打抜き形状とは、ガ スケット形状が円または四角にダイ型で切断された導電性重合体の板材料から形 成されることを意味する。モールド成形形状とは、導電性充填材または導電性メ ッシュを含有する未硬化エラストマーを特別に設計されたモールド型に注入して ガスケット形状が形成されることを意味し、モールド型は未硬化エラストマーの 注入後に圧縮(圧力)を加えられて、そのエラストマーが所望されるガスケット 形状となるように硬化される。 特に各区画が互いに、ならびに外部環境から遮断されることを必要とするよう な多数の区画を備えた装置において生じるように、複雑な多方向性の、すなわち 多軸のガスケットを形成するのに用いられるばあいには、これらの三つの方法の いずれもが欠点を有している。さらにこの問題点は、電池式電話機(cellular phone)、ノートブック型コンピュータおよび他の携帯装置のようにガスケットの 直径が非常に小さく、そのようなガスケットの製造および取付けが疑いもなく非 常に困難で著しく手間のかかるような類似装置においては、さらに重大である。 線形ガスケット材料を使用して複雑な多軸/多方向ガスケット(例えばxおよ びy、またはx,yおよびz平面)を形成するのは困難で、時間がかかって高価 となる。各々のガスケット部分は手で切断して、他の線形ガスケットの隣接する 部分に対して接着し、その後基体上の所定位置に接着すなわち固定しなければな らない。 ガスケットの各部分が自己支持できるように十分に広くおよび(または)厚い ならば、多くのばあい、特に2面(例えばx,y平坦面)の応用例においては導 電性板材ストックの打抜きが役立つ。しかしながら部品の打抜きは板材ストック の大量の無駄を生じる。何故なら材料が典型的にシリコーンまたはポリウレタン のような架橋樹脂だからである。これはそれらの部品の価格を受入れがたいほど に高めるので、許容できない。さらに、打抜きは荒い加工なので、その板材スト ックは確実に補強されて自己支持できることが必要であり、このことはガスケッ トのユーザーが望む事項(すなわち柔軟で可撓性である)とは逆である。 モールド成形は遅く、再び述べるが除去しなければならない鋳ばりの形をした 屑を生じる。さらに、各々のガスケット設計は特別に設計されたモールド成形型 を使用しなければならず、ほとんどの大容積ストック部品の加工を高価にする。発明の概要 本発明の目的は、所定位置に作りつけの電磁妨害雑音(EMI)遮断ガスケッ トの形成方法、複雑な多軸/多方向電磁妨害雑音遮断ガスケットを最少限の屑発 生のもとで所定位置に形成する装置、および所定位置に作りつけられる電磁妨害 雑音遮断ガスケットを提供することである。 本発明の他の目的は、基体上に材料ビードを正確且つ迅速に付与する手段およ び方法を提供することであり、この方法は垂れ(drool)の形成を防止または制御 することができる。 本発明のさらに他の目的は、ガスケットを形成するために電磁妨害雑音遮断ガ スケット材料の押出しを可能にする装置を提供することであり、この装置は押出 しヘッドすなわちオリフィスを通して大気中へ押出す速度を制御するガス圧制御 手段を含む。 本発明は、所定位置に作りつけの電磁妨害雑音遮断ガスケットを形成するのに 使用できる電磁妨害雑音遮断材料、および互いに、またガスケットを形成される 基体に対して多軸方向に移動することのできるテーブルおよび(または)付与機 を使用してそのようなガスケットを形成する装置に関する。本発明はまた導電性 エラストマーを供給し、所定位置に作りつけの電磁妨害雑音遮断ガスケットを作 るように所望のガスケット形状に沿って所定位置にエラストマーで形成する方法 にも関する。 一つの実施例によれば、本発明は電磁妨害雑音遮断ガスケットを形成する方法 を提供する。このガスケットは熱硬化ガスケットとされることができる。この方 法は、押出し室に流動的な導電性の重合体材料を配置する段階と、材料ビードの 室からの材料の押出しを制御するために正圧および負圧の空気圧を室に供給する 段階とを含み、個々の電磁妨害雑音遮断ガスケットを形成する材料は所望の横断 面積を有していて、このビードがその後例えば加熱することで硬化されて最終的 な電磁妨害雑音遮断ガスケットを形成するようになされる。 他の実施例によれば、本発明は導電性の重合体材料を押出す装置を提供する。 この装置は、流動的な重合体材料を保持する第1および第2端部と、押出しオリ フィスを通して流動的な重合体材料を押出すために第1端部に取付けられた押出 しヘッドとを有する室を含む。この装置は、制御モジュールに連結された正のガ ス圧供給源および負のガス圧供給源を含む。制御モジュールは正圧および負圧を 室に選択的に与えるための出口を有する。制御モジュールのこの出口を押出し室 の第2端部に連結する導管は、押出しヘッドの第2端部に選択した圧力値を与え る。押出し装置に供給された空気圧は、押出しヘッドの速度、押出し室内の電磁 妨害雑音遮断材料の量、その材料の流量特性、および電磁妨害雑音遮断材料の粘 性に応じて変化でき、調整される。空気圧を非常に素早く変化させることで、ビ ード形成は正確に制御できる。ビード形成を終えるために導管を負のゲージ圧力 に連結することで、流動性の重合体材料にかかる圧力は急激に低下される。ビー ドが基体上に一旦形成されたならば、この導電性材料は硬化処理を施されて電磁 妨害雑音遮断材料を硬化させるようになす。 他の実施例によれば、本発明は導電性充填材を含む熱付加硬化系重合体(poly meric thermal addition cure system)で一部を定義される電磁妨害雑音遮断材 料を提供する。この実施例および他の実施例によれば、この系の重合体はエラス トマー基材を含むことができる。この材料は約0.050オーム・センチメート ル未満の体抵抗率を有し、容易に押出すことのできることが望ましい。少なくと も85°Cの温度に少なくとも30分間にわたって露出することで、この材料は 本質的に熱硬化性となる。熱付加硬化系重合体とは、一つの概念によれば第1官 能基(first functional group)を有する第1核種(first species)と、触媒お よび熱の存在のもとで第1官能基と反応する第2官能基(second functional gro up)を有する第2核種(second species)と、熱の存在のもとで第1官能基およ び第2官能基の間の反応に触媒作用を及すような触媒作用を有する触媒とによっ て定義される。 本発明の一つの実施例によれば、導電性充填材は触媒を抑制してその触媒作用 に悪影響を与えるが、触媒は望まれる触媒作用を保持するために十分な量で存在 される。触媒の活性を保持するのに十分な量の触媒を保持する方法および構造が 提供され、その一つによれば遮断材料はキット(kit)として包装される。このキ ットは、第1核種、導電性充填材および触媒を含んで予混合された第1要素を収 容した第1容器と、第1核種、第2核種および導電性充填材を含んで予混合され た第2要素を収容した第2容器とを含む。このキットは同様に触媒を収容した第 3容器を含む。この構造により、第3容器は導電性充填材で抑制すなわち阻害さ れた触媒を補充するのに使用される。「抑制」という言葉は、触媒の活性が低下 されるように化学的または物理的に影響を及すことを意味している。 本発明の一つの実施例によれば、電磁妨害雑音遮断ガスケットはビニル官能基 を含むシロキサン重合体と、活性水素化物を含むシロキサン架橋剤と、銀含有導 電性充填材と、プラチナ触媒とを含む。銀含有導電性充填材はプラチナ触媒を阻 害するので、本発明の方法および構造は十分な触媒活性が与えられることを保証 するために、触媒の補充を行えるようになっている。 本発明の他の実施例によれば、電磁妨害雑音遮断ガスケットの製造方法が記載 される。この方法は、導電性充填材を含み、好ましくは約100000〜約10 000000センチポアズ、さらに好ましくは約1000000〜約40000 00センチポアズの粘性を有する自由状態の熱付加硬化系重合体を基体上に押出 す段階を含む。この系の重合体はその後にその重合体が硬化するのに十分な温度 および時間にわたって加熱され、これにより約0.050オーム・センチメート ル未満の体抵抗率を有するガスケットを形成するようになされる。ガスケットは その押出し材に対して例えばモールド型により圧力を加えることなく形成される ことができる。この押出し段階の前に、一つの概念によれば、第1官能基を有す る第1核種と、触媒および熱の存在のもとで第1官能基と反応する第2官能基を 有する第2核種と、第1および第2官能基の間の反応に触媒作用を及す触媒と導 電性充填材との混合材を形成することで熱付加硬化系重合体が準備される。 方法における一つの概念によれば、熱付加硬化系重合体は予混合された第1要 素と予混合された第2要素とを混合することで準備される。予混合された第1要 素は第1核種と、導電性充填材と、触媒とを含む。予混合された第2要素は第1 核種と、第2核種と、導電性充填材とを含む。第1および第2要素を混合する前 に、付加的な触媒が予混合された第1要素に添加される。この構造は、触媒が熱 の存在のもとで第1および第2官能基の反応に触媒作用を及すような触媒作用を 有するときに、また導電性充填材が触媒の触媒作用に悪影響を及すように触媒を 抑制すなわち阻害するときに使用することができる。 本発明はまた電磁妨害雑音を遮断された基体を提供する。この遮断された基体 は、第1の導電性基体と、該第1基体に隣接した第2の導電性基体と、第1およ び第2基体の間に電気的連結を形成すると共に電磁妨害雑音遮断を行うように第 1基体の予め定められた部分の上に形成されて接着された所定位置に作りつけの 導電性ガスケットとを含む。一つの概念によれば、この第1基体は框体であり、 第2基体はその框体のカバーである。第1および第2基体は金属、金属メッキさ れたプラスチック、金属/プラスチック積層材および複合材、被覆されたプラス チゾル、またはこれらのいずれかの組合せのような導電性材料で形成することが できる。ガスケットはエラストマー樹脂で形成され、1以上の導電性充填材を樹 脂に組入れることで導電性とすることができる。ガスケットは1層以上の層を含 むことができ、少なくとも外層が導電性とされる。 一つの実施例によれば、電磁妨害雑音を遮断された基体は、導電面を有する基 体と、基体の導電面に対応して整合される導電面を有する基体用のカバーと、基 体またはカバーの導電面の予め定められた部分に形成されて接着され、カバーを 基体に組付けることで基体とカバーとの間に電気的連結および電磁妨害雑音遮断 を行うようにする所定位置に作りつけの導電性ガスケットとを含む。 本発明の他の実施例によれば、所定位置に作りつけの電磁妨害雑音遮断ガスケ ットが提供され、このガスケットはシリコーン樹脂と、1以上の導電性充填材と 、樹脂の硬化剤とで構成された組成を含む。この組成は、混合されて基体に付与 されると、形状の安定した所定位置に作りつけのガスケットを作るのであり、こ のガスケットは10MHz〜12GHzの周波数領域で約10dB〜約120d Bの電磁妨害雑音遮断を行うことができる。 他の実施例によれば、本発明は、一次重合体よりも平均鎖長(average chain length)が長い誘導重合体を形成するために湿気の存在のもとで互いに化学的に 反応できる末端基(end group)を有する一次重合体である第1要素と、自体また は前記第1要素と実質的に化学反応することのない架橋されていないエラストマ ーである第2要素と、1以上の導電性充填材である第3要素とで構成される組成 によって作られた電磁妨害雑音遮断ガスケットを提供する。第1、第2および第 3要素が密接に混合されると、湿気および他の活性水素授体物質の存在しない状 態で保持されるその組成は、容易に押出し可能か、従来のようにモールド成形可 能な熱可塑性の組成である。しかしながら湿気に露出することで本質的に熱硬化 される。 他の実施例によれば、本発明は電磁妨害雑音遮断された框体を提供する。この 装置は支持プラットフォームと、該プラットフォーム上方に配置されて整合され た混合物付与ノズルと、該付与ノズルに連結された導電性混合物の供給源と、ノ ズルまたはプラットフォームを相対的に1以上の移動方向へ移動させる駆動機構 とを含む。付与ノズルによる付与の後に混合物を硬化させるための硬化室が備え られ得る。 さらに他の実施例によれば、本発明は所定位置に作りつけの導電性ガスケット を形成する、すなわち基体を形成する方法を提供するのであり、この方法はガス ケットを形成されるべき基体を準備する段階と、導電性ガスケット材料の供給源 を準備する段階と、ガスケット材料を基体表面に対して予め定めたパターンにて 付与する段階と、基体上の所定位置のガスケット材料を硬化させる段階とを含む 。 本明細書の全ての実施例の概念によれば、プライマーのない所定位置に作りつ けのガスケットが提供される。 本発明は所定位置に作りつけのガスケットの応用例に広い応用範囲を有してお り、これには限定するわけではないが、電池式電話機、ノートブック型コンピュ ータおよび他の遮断が必要な装置のような電子装置のためのカバー部品の組合う 面に対する応用が含まれる。さらに、ガスケットは電子装置のアクセスポートに 嵌め付けられる取外し可能なカバーに形成することもできる。 本発明のこれらのおよび他の目的は、以下の説明および請求の範囲の欄の記載 から明確になろう。図面の簡単な説明 第1図は、所望される基体上のx−y軸に一連の細長い部分を含む複雑な物理 的構造を有する所定位置に作りつけの導電性の電磁妨害雑音遮断ガスケットの好 ましい形状を平面的な視図で示しており、 第2図は、第1図のガスケットの好ましい実施例を断面で示しており、 第3図は、本発明による所定位置に作りつけの電磁妨害雑音遮断ガスケットを 形成するのに好ましい装置を平面的な視図で示しており、 第4図は、本発明の装置の他の実施例を断面で示しており、 第5図は、本発明の他の好ましい実施例の断面を示しており、 第6図は、押出し装置の概略図であり、 第7図は、複数の基体の各々にビードを形成する方法の説明図であり、 第8図は、基体上の所定位置のビードを熱硬化させる段階をさらに含む第7図 に示した方法の説明図であり、 第9図は、ビードにおける過剰材料すなわち垂れを示す従来技術で形成された 非導電性ビードの説明図である。発明の詳細な説明 本発明は所定位置に作りつけの電磁妨害雑音遮断ガスケットに関する。このよ うなガスケットは、ボックスカバーのような隣接する二つの基体間に配置されて それらの二つの基体間に電気的ブリッジすなわち連続性を形成し、電磁妨害雑音 の可能性を防止または低減するようになすときに、有用である。 第1図は本発明の好ましい実施例を示している。所定位置に作りつけの導電性 ガスケット1は遮断すべき基体2の予め選定された一箇所または複数箇所に取付 けられる。第1図において、基体2は壁5で分けられた二つの区画3,4で形成 されているモジュラー框体である。このような框体は電池式電話機の自動車用ケ ース、スイッチボックス、ハードディスク駆動装置用ケースなどとされることが できる。見られるように、ガスケット1はカバー(図示せず)が組合わされる框 体の縁部に沿って所定位置に形成される。 第2図は框体12に取付けられた状態で横断面にて所定位置の作りつけの導電 性ガスケット11を示している。この実施例では、ガスケットを取付けられるべ き框体13はショルダ14を有しており、このショルダに対してガスケットが形 成される。他の実施例はショルダ14を有さずに平坦とされるか、アンダーカッ ト、ダブテール、溝などの他の位置決め装置を使用して、それらの内部に、また はそれらに対してガスケットが形成されるようにできる。 前駆物質である重合体材料が基体上に押出され、硬化されて、約0.050オ ーム・センチメートル未満の体抵抗率のような有利な電磁妨害雑音遮断特性を示 す。ガスケットはあらゆる形状で、容易に、また価格効果の優れた方法で、工具 段取のための最少限の投資で、いずれの基体に対しても付与することができる。 さらに、予めプログラム可能な付与設備を使用することで、限りない数のガスケ ット形状を保存することができ、それらの形状は呼出されて迅速且つ繰返して使 用することができ、特別なダイ型やモールド成形型を作る必要がない。 さらに、非常に小径のガスケット(例えば0.762ミリメートル(.030 インチ)以下)の正確な配置を可能にするのであり、これはモールド成形以外に は達成することが困難なことである。 「エラストメリック」という言葉は、本発明が意図する目的にはその通常の意 味を与えられねばならない。本発明で使用されるエラストマー基材は熱硬化性樹 脂、例えば臨界温度におけるか、または過酸化物、光開始剤(photoinitiator) 、湿気などの硬化剤/触媒の存在のもとにおいて、架橋し実質的に硬化する樹脂 とされることができる。いずれの可撓性の熱硬化性エラストマー基材も本発明で 使用するのに適しており、これらの例はEPDM共重合体、シリコーンゴム、フ ルオロシリコーンゴム、ウレタンゴム、ニトリル、ゴム、ブチルゴム、およびそ れらの混合物である。 エラストメリック熱可塑性材料も使用できる。熱可塑性ゴム、例えば各種のブ ロック共重合体(KRATON(登録商標)ゴム、NORPRENE(登録商標 )樹脂、またはSANTOPRENE(登録商標)樹脂)が特に有用である。他 のエラストマーの省略は本発明でのそれらの使用を特に除外することを意味する ものではない。ガスケットを使用しようとする応用例の或る種の物理的または電 気的な条件が、特定のエラストメリック組成を使用することを指示する。 選択された材料は流動性で、硬化性の重合体材料であることが好ましい。この 定義によれば、上述したような粘性特性を有する材料で、容易に押出しノズルか ら押出すことのできる重合体材料が意味される。流動性の重合体材料は以下に記 載するような流量特性を有することが好ましい。すなわちその材料が0.838 ミリメートル(0.033インチ)径のオリフィス(18番ゲージのニードル( 押出しヘッド))を通して押出されるとき、1.406kg/cm2(20ps i)の圧力で流量範囲(粘性の変化によって決る)が0.03〜0.14gm/ 分であり、2.812kg/cm2(40psi)の圧力で流量範囲が0.05〜 0.25gm/分であり、4.218kg/cm2(60psi)の圧力で流量 範囲が0.10〜0.46gm/分であることが好ましい。この材料は、1.3 72ミリメートル(0.054インチ)径のオリフィス(15番のニードル)を 通して押出されるとき、1.406kg/cm2(20psi)の圧力では粘性 流量の範囲が0.06〜0.49gm/分であり、2.812kg/cm2(4 0psi)の圧力では0.19〜1.25gm/分、4.218kg/cm2(6 0psi)の圧力では0.36〜2.62gm/分である。この流動性の重合体 材料は十分な粘性および/または形状安定性を有して、付与時と硬化時との間に ダレ(slump)、緩み(sag)または流れ(run)を生じないようにされ ねばならない。ペースト、コーキング、ゲルまたは粘性流体の形態とされ得る。 この代りに、材料が急速な硬化サイクルを有するか、付与することでゲルのよう な、または被覆されるか発泡構造のような初期安定材料を生じる場合には、付与 される材料は比較的希薄な、すなわち非粘性の流体とされることができる。 さらに、選択された樹脂は、使用されるならば導電性充填材の比較的多量な添 加量を追加されても、柔軟で、弾性的で、圧縮永久歪みのないガスケットを形成 しなければならない。 上述した条件に合致する好ましいエラストマーには、発泡または未発泡のシリ コーンゴム;典型的にはオイルまたは可塑剤を用いて増量(extended)されるか 、軽く架橋されただけの比較的柔軟なシリコーンゴムである発泡または未発泡の シリコーンゲル;ポリウレタン、特に、水、アミンまたはアルコールのような活 性剤(典型的には水酸基を含有する群)に対して露出されたときに中間重合体( プレポリマー)を架橋するイソシアン酸塩の群でその中間重合体がキャップされ た(capped)、すなわち末端化(terminated)されたウレタンの中間重合体;ノ ートン・カンパニー社から供給されているDYNAFOAM(登録商標)および NORPRENE(登録商標)のようなエラストメリックな熱可塑性ゴム;モン サント社から供給されているSANTOPRENE(登録商標)樹脂およびシェ ル石油社から供給されているKRATON(登録商標)ゴムが含まれる。これら の熱可塑性材料は一般に、他の重合体(ポリエチレン、ポリスチレンなど)およ び(または)オイルまたは可塑剤の存在にかかわりなく、少なくともSBSまた はSISゴムのようなブロック共重合体を含む。さらに、各種のエラストマー混 合材が同様に使用できる。 このような重合体は一般に周知であり、広く利用できる。例えば米国特許第4 931479号、第4643924号およびヨーロッパ特許出願第EP0326 704A号を参照されたい。 電磁妨害雑音遮断ガスケットはヨーロッパ特許出願第EP0326704A号 で教示されているような組成で、二成分重合体系を用いて形成することができ、 一方の成分は実質的に熱可塑性であり、他方は湿気または活性水酸基群に露出さ れたときに熱硬化する。一つの実施例によれば、ガスケットは以下の三つの成分 を含む。第1成分は、イソシアン酸塩でキャップされたポリエステルの中間重合 体のような一次重合体よりも平均鎖長(average chain length)の長い誘導重合 体を形成するために湿気の存在のもとで互いに化学反応できる末端基を有する一 次重合体である。第2成分は、ブロック共重合体、例えばスチレン−ブタジエン −スチレンブロック共重合体のような、湿気の存在のもとで自体または前記第1 要素と実質的に化学反応することのない架橋されていないエラストマーである。 第3成分は、1以上の導電性充填材である。第1、第2および第3成分は密接に 混合され、湿気および他の活性水素授体物質の存在しない状態で保持されると、 その組成は、容易に押出し可能か従来のようにモールド成形可能な熱可塑性の組 成を形成するが、湿気に露出されると、本質的に熱硬化性となる。本発明の一つ の好ましい実施例は、熱付加硬化系を使用する。 使用するのに好適なシリコーン基重合体材料には、ダウ・コーニング・コーポ レーション社から購入可能なSYLGARD(登録商標)527(部品Aおよび B)、DOW CORNING3146、GEシリコーン社から購入可能なプラ イマーのない接着性RTV6802,6803,6808,6809を含む1部 品のRTVシリコーン材料、一般用途の接着性RTV6702,6703,67 08、速硬性のプライマーのない接着性RTV5812,5813,5818、 および2部品のRTV材料、同様にシンエツ(米国カリフォルニア州)の自己開 始(プライマーなし)KE1800T,KE109RTVシリコーン(2成分) 、またはKE1820,KE1830が含まれる。適当な材料が1以上の導電性 充填材と混合されて電磁妨害雑音遮断ガスケットを形成することができる。 このガスケットは、エラストマー基材に導電性充填材を組入れて使用する、お よび(または)導電性か非導電性のいずれともできるコアーに導電性の外層を形 成して使用することで、導電性となされる。 導電性にするためにエラストマーに含有させて使用される充填材はこの分野で 周知である。これらの充填材の例には、限定するわけではないが、純銀のような 導電性貴金属基充填材;銀メッキした金のような貴金属でメッキした貴金属;銀 メッキした銅、ニッケルまたはアルミニウム、例えば銀メッキしたアルミニウム コアー粒体またはプラチナメッキした銅粒体、のような貴金属でメッキした非貴 金属;銀メッキしたガラス微粒体、貴金属でメッキしたアルミナまたは貴金属で メッキしたプラスチック微粒体のような貴金属でメッキしたガラス、プラスチッ クまたはセラミックス;貴金属でメッキしたマイカ;および他の貴金属でメッキ した導電性充填材が含まれる。非貴金属基材料も適当であり、これには銅メッキ した鉄粒体またはニッケルメッキした銅のような非貴金属でメッキした非貴金属 ;例えば銅、アルミニウム、ニッケル、コバルトなどの非貴金属;例えばニッケ ルメッキした黒鉛、および特定の応用例に望まれる所定の導電性、硬さ、および 他の係数に合致させるための充填材の炭素および黒鉛との組合せのような非金属 材料の非貴金属でメッキした非金属が含まれる。 導電性充填材の形状寸法は本発明では重要でない。導電性充填材は導電材料の の製造で一般に使用されるいずれの形状とすることもでき、これには球形状、フ レーク形状、小板形状、不規則形状または繊維形状(裁断した繊維のような)が 含まれる。本発明によるガスケットの製造において、粒体形状が球形、実質的な 球形か不規則球形とされることが好ましい。所定位置に作りつけのガスケットと して外側導電性被覆を形成するのに使用されるときには、フレークまたは小板形 状の導電性充填材が望ましい。 導電性充填材の粒径は、導電性材料に充填材として一般に用いられる範囲内と されることができる。1以上の導電性充填材の粒径は一般に約0.250μm〜 約250μm、好ましくは約0.250μm〜約75μm、最も好ましくは約0 .250μm〜約60μmである。 本発明の流動性の硬化可能な重合体材料は、約100000〜約100000 00センチポアズの粘性を有する。粘性は25°Cにおいて米国マサチューセッ ツ州ストウトンのブルックフィールド・エンジニアリング・ラボス・インコーポ レーテッド社製のブルックフィールド粘度計(RVシリーズ)ヘリオパス・スタ ンド、「F」T−スピンドル(1〜2.5rpm)を使用して測定された。粘性 は、例えばシリコーン流体を加えて調整できる。 本発明に使用される導電性エラストメリック材料に含まれる1以上の導電性充 填材の量、すなわち添加量は、電磁妨害雑音/無線干渉(RFI)遮断特性を与 えるのに十分な量で導電性充填材が存在するのであれば、広い範囲にわたって変 化されることができる。一般に導電性エラストメリック材料中の導電性充填材の 添加量は、約10〜約80体積パーセント、好ましくは約20〜約66体積パー セントである。 導電性外層がガスケットに導電性を与えるために使用されるばあいには、メッ キ、被覆、またはフィルムの形態とされることができる。銀メッキのようなメッ キ層は、そのメッキが剛性で圧縮によりクラックを生じる傾向を示すことから、 望ましくない。導電性充填材を充填されたポリエステルまたはポリイミドのよう なフィルムは使用できる。 導電性外層は導電性被覆の或る形態とされるのが好ましい。導電性を有するよ うに充填された弾性被覆とされるのがさらに好ましい。このような被覆は内層を 形成するのに使用される同じエラストマー樹脂上に形成されることができ、また 好ましい。好ましい被覆は、同じ寸法範囲にある1以上の導電性充填材を上述し た量で充填されたシリコーン、ポリウレタン、アクリルおよびエポキシ樹脂を含 んでなる。 望まれるならば他の充填材および構成要素もまたエラストマー基材に添加され 得る。このような充填材には、マイクロ波均質材料、熱伝導充填材、シリカや顔 料充填材のような不活性すなわち補強充填材、またガラスや重合体微粒体が含ま れる。さらに、硬化剤、架橋剤、難燃剤、希釈剤、溶剤または分散補助剤(dispe rsion aids)などが添加でき、これは所望される導電性エラストメリック材料を 形成するためにこの分野では周知である。さらにエラストマーは他の成分、例え ば可塑剤、増量用オイル、軟化剤、粘着付与剤触媒、発泡剤、または硬化したガ スケットに所望の特性を与える他の物質を添加されることができる。 典型的に、ガスケットはショアーAの硬度(ASTM規格によって測定される )が90未満、好ましくは5〜80の範囲、さらに好ましくは5〜50の範囲、 さらに好ましくは5〜40の範囲でなければならない。ガスケットの特性は、発 泡されるか否かにかかわらずに、選択した樹脂、含有される充填材の量、および 添加され得る他の成分(オイル、可塑剤、強化充填材など)に応じて変化する。 典型的な所定位置に作りつけのガスケットは、小さい閉鎖力、例えば約0.8 94kg/cm(5ポンド/インチ)未満、好ましくは0.536kg/cm (3ポンド/インチ)未満、さらに好ましくは0.179kg/cm(1ポンド /インチ)未満の力でガスケットを十分に撓ませて二つの隣接する基体間の適当 な電気連結を保証することができねばならない。 ガスケットは、自動装置(望まれるばあいには)によれば、約0.254〜6 .35mm(0.010〜0.25インチ)幅の直径範囲、および約0.25: 1〜約3:1のアスペクト比に分散されることができねばならない。 電磁妨害雑音遮断の有効性は、約10MHz〜12GHzの周波数範囲にわた って少なくとも10dB、好ましくは少なくとも20dBでなければならない。 約10MHz〜12GHzの周波数範囲にわたり、好ましくは約200MHz〜 10GHzにわたって約10dB〜120dB、好ましくは20dB〜80dB の電磁妨害雑音遮断の有効性を与えねばならないことがさらに好ましい。遮断の 有効性は勿論のことながら導電性物質の存在量、ガスケットに与えられる撓み、 および使用される試験法によって変化する。上述した全ての遮断有効性の値は、 上述で参照したように、導電材料の典型的な添加量、少なくとも10%の撓み、 好ましくは10〜50%の撓み、およびMIL−G−83528規格の試験法を 仮定している。 このような所定位置に作りつけの導電性エラストマーを付与する方法は、x− y、x−y−zおよび他の多軸すなわち回転形式の付与装置のようなロボット付 与装置、コーキングガンのような手持式付与機および転写付与機のような自動装 置、および他のそのような方法の使用を含む。 好ましくは、この方法は、所定位置に形成することのできるエラストマーの形 成、予め定めた経路に沿ったエラストマーの基体への付与、およびそのエラスト マーの所定位置での硬化に関する。これは、自由形状の重合体材料例えば自由形 状の熱付加硬化系の重合体が基体上に押出されて硬化されることを意味する。「 自由形状」とは、押出された材料が所望形状であり、モールド成形型を使用せず に硬化されることを意味する。押出された材料はモールド成形型を使用しないと ともに大気圧のもとで硬化できることが好ましい。 好ましい実施例によれば、本発明の材料およびガスケットが付与されて硬化さ れる基体に対しての優れたその接着性はプライマーを使用することなく実現され る。しかしながら、望まれるならば、または必要とされるならば、選択されたエ ラストマー樹脂および(または)或る基体に対するその接着性によっては、接着 剤またはプライマーを使用することができる。例えば、特に金属基体に対する不 十分な接着性を有するような幾つかのシリコーン組成は知られている。機能化さ れたシラン、シリケートエステル、シアヌレート(cyanurate)またはシリコーン を基材とした接着剤、のようなプライマーがシリコーン組成を金属製基体に接着 させるのに使用される。好ましい実施例では、プライマーのない材料が使用され るばあい、形成されたガスケット内部の凝集力は下側に位置する基体に対する大 きな接着力より小さい。したがって基体に対する良好な接着が得られる。 一つの好ましい方法は、ガスケットの形成される基体が所定位置に固定される 静止支持体すなわちテーブルを使用することである。所定位置に作りつけのエラ ストマーの供給源に連結されたプログラム可能なx−yまたはx−y−z式のノ ズルのような可動付与装置が基体に隣接され、好ましくは基体の上方に配置され た後、予め定めた経路に沿って移動され、そのノズルが移動する基体の部分に対 して所望量のエラストマーを付与するようになされる。このエラストマーはその 後硬化される。 代替例として、ノズルは静止され、テーブルが二つの移動面(x−y)、三つ の移動面(x−y−z)またはそれ以上の移動面を移動するようになされ得る。 他の実施例では、ノズルおよびテーブルの両方が一つ以上の平面内を相対的に 移動される。一例ではノズルが二つの平面(x−y)を移動するとともに回転し 、テーブルが垂直方向(z)に移動可能である。他の変形例および実施例も同様 に使用できる。 この方法を実施する典型装置が第3図に示されており、これにおいてガスケッ トを取付けられるべき基体22は支持プラットホームすなわちテーブル21に取 付けられている。線状付与機23のような付与装置がプラットホーム21上に配 置されている。この付与機は、導管24によって所定位置に作りつけのエラスト マーを供給する供給源(図示せず)に連結されている。 付与機23はプラットホームに対する少なくとも二つの、例えばxおよびy軸 におけるような移動面内を移動できる。三つの移動面(x,y,z)内を移動で き、また回転できるようになされて、それが移動して所望位置にガスケット25 を形成するためにエラストマーを供給するような範囲にわたって基体21の高さ または角度の変化を許容できるようになされることが好ましい。 第4図は他の典型的な装置を示しており、これにおいて付与機26およびテー ブル27は相対的に移動する。この例においてはまた、ノズルは2つの供給ライ ン28,29を有しており、これらのラインはウレタンのような二成分系の使用 を可能にし、また発泡組織を形成するように付与直前のエラストマー中へのガス 成分(空気、CO2、窒素)の導入を可能にする。基体30が取付けられるテー ブル27は、ボックス31で示すような駆動装置によって1以上の方向(x,y および(または)z)へ移動される。ノズルは同様な駆動機構32によって移動 される。 所定位置に作りつけのガスケットを形成する一つの方法は、シリコーンゴム、 好ましくはショアーAのシリコーン重合体のシリコーンゴムを電磁妨害雑音遮断 を行うのに十分な量の導電性充填材と混合することである。この混合物はその後 付加的なシリコーンゴムおよび(または)硬化剤または触媒と混合され、その後 x−yアームに取付けられた注入式(syringe)付与機に加えられる。その後この 材料は所定位置にて硬化される電池式電話機のような基体の周縁に沿って付与さ れる。 他の方法は、例えば上述した方法によって非導電性エラストマーガスケットを 形成した後に、非導電性コアーの上からスプレー、被覆、塗布または浸漬を行っ て導電性外層をコアー上に形成するようになす方法である。第5図はこのような 実施例を示している。ガスケット40は基体42に形成された溝41に収容され 、内層43は少なくとも部分的に導電性外層44で覆われる。内層43は完全に 非導電性である。しかしながら、望まれるならば例えば充填材として炭素を含有 して導電性とされることができる。 これに代えて、本明細書にその全てを組入れられる米国特許第5115104 号で教示されるように、非導電性コアーが接着剤の層を被覆された後、導電性繊 維を付着する(flocked)ことができる。 ガスケットは、硬化することがその付与時および硬化時の間にガスケットのダ レ性、および(または)硬化されたガスケットの物理的または電気的な特性に悪 影響を及さないならば、選択した重合体に一般に使用されるいずれかの機構によ って硬化を行うことができる。 プレポリマー基ポリウレタンのような幾つかのエラストマーは基本的に自己硬 化性であり、イソシアネート基と水酸基との間で反応が生じたならば、一方およ び両方が枯渇するまで典型的に反応が継続される。 或る種のシリコーンおよび熱可塑性ゴムのような他のエラストマーは、樹脂を 架橋して硬化させるために過酸化物、硫黄、亜鉛またはアミンのような化学的硬 化剤および(または)熱を使用する。 光硬化が可能な樹脂も、或る波長の光(紫外線など)に露出させることで樹脂 を架橋して硬化させる感光性硬化剤または光開始剤を組入れることで使用するこ とができる。 幾つかの樹脂は硬化のために熱を使用する。本発明の特に好ましい実施例にお いては、硬化可能な流動性重合体の押出し剤とされた熱付加硬化系の重合体が炉 内で硬化される。さらに、熱硬化装置において、硬化を促進し、また冷えた基体 被覆がヒートシンクとなって樹脂から熱を奪う問題点の発生を避けるために、硬 化可能な流動性の重合体材料の付与前、付与中または付与後(特に金属であるな らば)暖めることができる。この代りに、樹脂は押出し装置の容器内で、または 付与直前のノズルにおけるような通路内で加熱されることができる。高温空気ま たは基体に隣接された赤外線加熱装置が使用され得る。 KRATON(登録商標)ゴムを基にしたようなホットメルト樹脂は硬化する ために冷却が典型的に必要である。この例では基体の積極的な冷却が使用できる 。架橋剤を含んだこれらのホットメルトは架橋されるために高温(樹脂の溶融温 度未満であるにもかかわらず)に保持されねばならない。 本発明の特に好ましい実施例によれば、熱付加硬化系の重合体、および導電性 充填材は、押出した後に熱硬化できる電磁妨害雑音遮断材料を形成する。熱付加 硬化系の重合体は周知であり、本発明に使用するのが好適な多くのそのような系 の材料は隣接分子の官能基間の反応によって硬化され、官能基および分子は同じ または別のものとされ得る。例えば、本発明は架橋、鎖状伸長(chain extended ) またはその両方を行われ得る重合体である単一核種が使用できることを見出した 。 それぞれ第1および第2官能基を有する第1および第2核種は反応し、同様に 流動性重合体材料を架橋および硬化させる。第1核種は一般に重合体であり、第 2核種は架橋剤であるが、第1および第2核種の両方とも重合体とすることがで きる。第1および第2核種は適当な機能性を有しており、熱で活性化される架橋 剤の反応は、電磁妨害雑音遮断ガスケットに望まれる機械的性質を有するガスケ ットが得られる程度の材料の硬化を引き起す。 第1核種は、材料が一般に25°Cにて約5000ポアズ〜約10000ポア ズの粘性を有すような流動性で押出し可能とされる寸法および組織の重合体核種 であることが好ましい。この重合体核種は線形、ブランチ、または上述した重合 体核種を含むラジアルホモポリマー、ランダム共重合体またはブロック共重合体 とされることができ、また末端(terminal)反応官能基、内部(非末端)反応官 能基、またはその両方を含むことができる。第1核種はフェニルメチルビニルお よびジビニルメチル材料を含むことができる。特に好ましい実施例によれば、第 1核種はビニル末端(terminated)ポリジメチルシロキサンのような線形ビニル 末端シロキサン重合体であり、第2核種は水素化物末端シロキサンのようなハイ ブリッド架橋剤であるか、または20〜60%メチル水素を有するメチルヒドロ ジメチルシロキサン共重合体である。プラチナ触媒のような触媒は第1および第 2核種間の付加的な硬化反応に触媒作用を及すことが典型的に必要とされる。プ ラチナ触媒は当業者には周知であり、有機プラチナ核種として典型的に具現され る。 シロキサンを基にした熱付加硬化系の重合体は、例えばダウ・ケミカル社、G Eシリコーン社、またはシンエツ・カンパニー社から購入できる。これらの系の 重合体は一般に二成分系として販売されており、第1成分はビニル含有シロキサ ンおよび約5〜10ppmのプラチナ触媒を含んでなり、第2成分は水素化物機 能シロキサンおよびビニル含有シロキサンを含んでなる。第1および第2成分は 混合され、熱硬化され、このようにして形状安定性のある材料を形成するのであ る。 熱付加硬化系の重合体は少なくとも85°Cの温度に少なくとも30分間にわ たって露出することで、本質的に熱硬化性となる。典型的には、約85°C〜約 180°Cの温度が使用され、熱は約30分〜約160分間にわたってその系に 付加される。好ましい系は約150°Cの温度で約30分間、約120°Cで約 60分間、または約85°Cで約120°Cにわたって硬化される。当業者は硬 化時間および温度を特定の系に対して適するように調整することができる。例え ば、250°Cのように高い温度が使用されるならば、硬化時間は1〜5分間と 短縮することができる。 シロキサンを基にした系のような好ましい熱付加硬化系の重合体は、基体に接 着され、それらはプライマーを使用せずに硬化される。この系の重合体がその上 で硬化されて接着される基体は、プラスチック、金属、セラミックス、シリカな どを含む。 本発明によれば、導電性材料は二成分熱付加硬化系の第1および第2成分と混 合され、またこれらの成分が混合されて熱硬化されると、形状安定性を有する電 磁妨害雑音遮断材料を形成する。しかしながら銀基導電性材料(例えば銀粉末、 銀メッキされた金属、セラミックスまたは重合体粒体、または銀充填粒体)が使 用されるときは、銀が触媒、特にプラチナ触媒の触媒作用に悪影響するように作 用する。それ故に、上述の第1および第2の予備混合された成分が保存されると き、規定時間を超えた銀基充填材はプラチナ触媒を抑制してその触媒の触媒作用 に悪影響を及す。したがって、本発明によればその系の保存および使用によって 生じる触媒を害する導電性充填材に対抗するように触媒の補充が制御される。 本発明の特に好ましい実施例によれば、一つの方法は幾つかの予備混合した成 分を準備し、ガスケットを形成するために押出し可能な電磁妨害雑音遮断材料を 形成するようにその成分を混合する段階を必要とする。この成分は各々の予め定 められた量が押出し前に混合されるように定式化され、予め定められた量は好ま しいように導入できて混合可能とされる。例えば、この成分は、第1成分:第2 成分の比率が約1:1で押出し前に混合できるように、準備されることができる 。 第1核種、導電性充填材および触媒を含むことができる一つの予備混合された 成分と、第1核種、第2核種および導電性充填材を含むことができる第2成分と 、シリコーン流体またはシリコーンの相容性(compatible)流体、トルエンやア ル コールなどの有機溶剤、または第1および第2核種の一方のような適当なキャリ ヤ中に触媒を含んで準備されることのできる第3成分とを含む三成分系が準備さ れる。ダウ・コーニング社の販売するQ3−6559のような硬化促進剤、同様 に比較的高い触媒含有量を有する他の硬化促進剤が、触媒を補充する第3要素と して使用されるのに好適である。この方法は、第1および第2成分を互いに混合 し、その後押出し段階の前に第3成分を加えるか、または第1成分を第3成分と 混合し、その後押出し段階の前に第2成分を加えることを必要とする。好ましい ことではないが、第2および第3成分が混合され、その後に第1成分が押出し段 階の前に加えられることができる。 本発明の他の実施例によれば、第1核種、第2核種、導電性充填材、触媒およ び抑制剤を含むことのできる一つの予備混合された成分を含む二成分系が準備さ れる。抑制剤は室温での第1および第2核種間の反応を防止するが、硬化温度で は揮発されて第1および第2核種間の反応を可能にする。第2成分は適当なキャ リヤ中に触媒を含む。この実施例によれば、水素化物を含有するシロキサンが硬 化反応に使用されるとき、その系が1日以上の長い時間にわたって保存されるな らば補充されるのが有利である。その系を補充するのに必要な水素化物の量は保 存時間の長さに基づいて決る。この実施例によれば、この方法は押出し段階の直 前に第1および第2成分の混合を必要とする。 一つの実施例によれば、重合体の微粒体を硬化前の熱付加硬化系重合体に加え ることができる。このような重合体の微粒体はこの分野で周知であり、所望され るブリッジ的な特性に応じてフェノール材料、アクリロリトリル基材料などで形 成される。このような微粒体は圧縮可能に作られて、圧縮によりその粒体を含有 した材料の粘性が低下するようになされる。基体は重合体シェルの内部に収容さ れた炭化水素コアーのような揮発性核種を含んでも作ることができ、熱に対する 露出によって炭化水素が膨張してその基体を膨張させるようになされる。5〜2 00μmの寸法、平均で25μmのアクリロニトリル微粒体が本発明で使用する のに適当である。 電磁妨害雑音遮断ガスケットは、導電性充填材粒体を含む三成分の熱硬化系の 重合体の混合材である流動性の重合体材料を押出しヘッドから押出して形成され る。 三成分系は以下の通りに定式化される。すなわち第1の予備混合された成分は 12.25部/重量のビニル末端シロキサン重合体と、48部/重量の銀メッキ された銅粒体(導電性粒体)および0.2部/重量の25μm径のアクリロニト リル微粒体とを含むプラチナ触媒である。第2の予備混合された成分は12.5 部/重量の水素化物末端シロキサン重合体およびビニル末端シロキサン重合体と 、48部/重量の銀メッキされた銅粒体と、0.2部/重量の25μm径のアク リロニトリル微粒体と、0.2部/重量の煙霧化された(fumed)シリカとの混合 物である。微粒体、導電性粒体および煙霧化されたシリカの存在しない第1およ び第2成分は、ダウ・コーニング社からSYLGARD(登録商標)527Aお よび527Bとして一般に購入できる。他の例では、GEシリコーン社の619 6(部品AおよびB)、またはシンエツ社のKE1800TおよびKE109R TVシリコーンが使用される。第1および第2成分中には、0.25部/重量の ダウ・コーニング社からQ3−6559として購入できるプラチナ触媒を含有し た硬化促進剤と、0.75部/重量のダウ・コーニング社から低粘性200流体 として購入できるシリコーン流体とを含む第3成分が混合される。 予め定められた量の第1、第2および第3成分は第6図に示され且つ以下にさ らに詳しく説明される材料供給押出し装置におけるそれぞれの容器に装填される 。流動性の重合体混合物を形成するために加えられた第1、第2および第3成分 の体積パーセントは、一つの実施例によればそれぞれ約19、19、1である。 第1および第3成分は第2成分を加える前に混合されることができる。得られた 混合物は例えば138°Cで30分間にわたり加熱されて所定位置で硬化される ことができる。 次は、基体上に硬化性材料のビードを形成する装置が説明される。上述したい ずれかの材料、さらに他の材料がこの装置を使用して押出されることができる。 この装置は材料を一様に、迅速に、しかもオーバーランすることなく押出すのに 使用できる。本発明の好ましい実施例では、この装置は100000〜1000 0000センチポアズの粘性を有する導電性材料の供給源を保持するための室を 備えた押出し装置を含む。材料は1000000〜4000000センチポアズ の粘性を有すことが好ましい。押出しヘッドは押出し装置に取付けられ、基体上 に電磁妨害雑音遮断材料のビードを押出すための室に連結され、このビードは基 体に対して可動である。真空ポンプが負のゲージ圧力を与え、圧縮機が正のゲー ジ圧力を与える。この各々が制御モジュールに連結され、制御モジュールは電磁 妨害雑音遮断材料に作用する空気圧の値を制御するようになされる。押出し装置 に供給される空気圧は変化でき、押出しヘッドの速度、押出し室内の電磁妨害雑 音遮断材料の量、その材料の流量特性、および電磁妨害雑音遮断材料の粘性に応 じて調整される。ビード形成は空気圧を変化させることによって非常に素早く正 確に制御することができる。ビード形成を終えるために、流動性の重合体材料に 加えられた圧力は真空ゲージ圧力に導管を連結することで素早く低下される。ビ ードが一旦基体上に形成されたならば、導電性材料は電磁妨害雑音遮断材料を硬 化させるために硬化処理を受けるようになされる。 第6図は、形成後に硬化されるビードを基体上に形成するための、全体を符号 110で示された装置の概略線図を示している。この装置は押出し装置140と 、全体を符号120で示された圧力供給装置と、全体を符号50で示された材料 供給装置とを有する。 装置110は、室141を有する押出し装置140に供給された流動性の重合 体材料111の予め定められた量を与える。流動性の重合体材料111は圧力供 給装置20によってその重合体材料111の表面上に加えられた空気圧によって 押出し室141から押出しヘッド142のオリフィス142aを経て押出される 。押出し室141に供給される圧力は制御モジュール126で調整され、変化さ れることができる。流動性の重合体材料が押出しヘッド142を通して押出され るとき、ヘッドは予め定められた経路に沿って移動されて重合体材料ビード11 2を形成するようになされる。所望の経路に沿って形成されたビード112は硬 化されて電磁妨害雑音遮断ガスケットを形成する。このビード形成は連続する円 周状のガスケットが完成されたときに室141の圧力を、好ましくは素早く、負 圧まで低下させることで終了され、この負圧は−0.9気圧以下にできる。 押出し装置140は一般に購入できるプログラム可能なX,Y,Z座標式機械 であるロボット付与機に取付けられる。好ましい実施例では、ヘッドは押出し工 程時に所定位置に固定される基体115の位置に相対的に移動し、ロボット制御 ユニット117がロボットおよび押出し装置の移動を制御する。適当なロボット 付与機は米国ニューヨーク州ボールストン・スパに所在のロボティック・インコ ーポレーテッド社から購入できる。 材料供給装置50は予め定められた量の材料を押出し室141に給送するよう に設計されている。押出される材料は硬化性で流動性の重合体材料である。この 定義は、粘性特性が上述したような重合体材料で、押出しノズルから容易に押出 すことができ、また熱硬化性の熱可塑性またはこれ以外の硬化性の重合体材料が 意味される。この材料は、熱、湿気、光または化学手段で硬化される一成分エラ ストマーすなわち樹脂とすることができる。いずれの可撓性の硬化性樹脂、例え ばEPDM共重合体、シリコーンゴム、フルオロシリコーンゴム、ウレタンゴム 、ニトリルゴム、ブチルゴム、およびそれらの混合物も本発明で使用するのに適 している。熱硬化性または熱可塑性材料を使用することができる。選択された材 料は十分に粘性で、および(または)形状安定性で、付与時と硬化時との間にダ レ、緩みまたは流れを生じないものでなければならない。ペースト、コーキング 、ゲルまたは粘性流体の形態とされ得る。この代りに、材料が急速な硬化サイク ルを有するか、付与することでゲルのような、または被覆されるか発泡構造のよ うな初期安定材料を生じる場合には、付与される材料は比較的希薄な、すなわち 非粘性の流体とされることができる。 選択された樹脂は、使用されるならば導電性充填材の比較的多量な添加量を追 加されても、柔軟で、弾性的で、圧縮永久歪みのないガスケットを形成しなけれ ばならない。最終状態のガスケットはエラストメリックで、周状に連続した形状 でなければならない。重合体材料が流動性の状態にあるとき、機械の作動範囲の 正のゲージ圧力が付加されたときに非圧縮状態の体積の約95%まで圧縮できる ことが好ましい。重合体材料が圧縮されたときには、その押出し作動時に押出し 室に付加された圧力の一部はその材料の圧縮によって吸収される。この結果、押 出し工程において圧力付加に対する遅れ時間および応答性の鈍化が生じる。応答 性の鈍化はさらにビードの押出しの終了を複雑にする。何故なら、圧縮材料にエ ネルギーが蓄積されるからである。勿論、本発明の方法および装置は非圧縮性の 流動性重合体材料を使用してすることが実施できる。 流動性の重合体材料は、以下に説明するような代表的な流量特性を有すること が好ましい。すなわち、材料が0.838ミリメートル(0.033インチ)径 のオリフィス(18番ゲージのニードル)を通して押出されるとき、1.406 kg/cm2(20psi)の圧力では流量範囲(粘性の変化によって決る)が 0.03〜0.14gm/分であり、2.812kg/cm2(40psi)の 圧力では流量範囲が0.05〜0.25gm/分、4.218kg/cm2(6 0psi)の圧力では流量範囲が0.10〜0.46gm/分である。この材料 は、1.372ミリメートル(0.054インチ)径のオリフィス(15番のニ ードル)を通して押出されるとき、1.406kg/cm2(20psi)の圧 力では粘性流量の範囲が0.06〜0.49gm/分であり、2.812kg/ cm2(40psi)の圧力では0.19〜1.25gm/分、4.218kg /cm2(60psi)の圧力では0.36〜2.62gm/分である。 この流動性充填材料の粘性は、約100000〜約10000000センチポ アズの範囲である。好ましくは、約1000000〜約4000000の範囲で ある。粘性は、ブルックフィールド粘度計(RVシリーズ)ヘリオパス・スタン ド、「F」T−スピンドル(1〜2.5rpm)を使用して測定された。この粘 度計は米国マサチューセッツ州ストウトンのブルックフィールド・エンジニアリ ング・ラボス・インコーポレーテッド社から購入できる。重合体材料の供給装置 この材料は三つの構成部分として供給されることができ、これらは押出し前に 混合される。上述したように、これらの成分は限られた貯蔵寿命を有し、押出し 工程の少し前に混合されると最高の品質のビードを形成する。成分はライン上で 混合できる、すなわち各成分として押出し装置に供給され、その後装置内で混合 されることができる。この代りに、成分はライン上ではなく別に混合され、その 後押出し装置に供給されて押出しに備えられることができる。この代りに、本発 明は単一成分の流動性材料で実施でき、この単一成分の流動性材料が押出し室に 注入される。 第6図に示されるように、構成材料A,BおよびCが細長いチューブの円筒室 62,64および66にそれぞれ注入される。流動性重合体材料を形成するよう に組合わされる三構成要素の組合せの例として、Aは樹脂を含み、Bは架橋剤を 含み、Cは樹脂または架橋剤を含む適当なキャリヤに担持された重合体微粒体、 シリコーン流体、硬化抑制剤、触媒的な硬化促進剤、煙霧化されたシリカ、顔料 などのような1以上の添加剤を含むことができる。シロキサン基樹脂および架橋 剤のような樹脂および架橋剤は周知である。プロポーショニング空気シリンダ( proportioning pneumatic cylinder)81がそれぞれ室62,64,66の内部 を滑動する三つのラム82,83,84の移動を制御する。プロポーショニング 空気シリンダ81はロボット制御ユニット117で制御される。各ラムは、個個 に独立してシリンダ内部を移動して予め定められた量の成分材料をシリンダ82 ,83および84のそれぞれのオリフィス63,65および67を通して押出す ようになされる。導管72,74および76はそれぞれオリフィス63,65お よび67を細長い円筒形の混合室78に連結している。 構成材料はその後混合室78内において動的混合装置79により混合されるの であり、この混合装置は好ましい実施例では細長い螺旋スクリューである。動的 混合装置79はモーター77で回転され、モーターはロボット制御ユニット11 7で制御される。混合室78は導管65で押出し室141に連結されている。バ ルブ66が導管65に沿って配置され、材料の流量を制御して予め定められた量 の重合体材料が室を充填するようになす。バルブ66はピンチバルブとして示さ れているが、勿論当業者は導管65を通る流体流量を制御する目的に好適で、予 め定められた量の流動性重合体材料が押出し室141に流入するのを保証するの に好適な広く各種のバルブのあることを認識するであろう。バルブ66と円筒押 出し室141との間に配置された圧力変換器67はその押出し室の圧力を監視す る。 押出し装置の第2の作動モードでは、材料111は二つだけの組合わされた成 分から形成される。これらの二つの成分は62および64のような円筒室内に配 置され、その後混合室78内で動的混合装置79により混合される。二つの成分 が流動性の重合体材料を形成するのに使用される場合、一方の成分は樹脂と架橋 剤との混合物、そして他方の成分は触媒とされるか、または一方の成分は樹脂、 他方は架橋剤および触媒の混合物とされることができ、あるいは他の構成とされ る。 押出し装置の第3の作動モードは、単一成分系である。この作動モードでは、 単一成分は一つの円筒室内に配置され、導管65を通して直接に給送される。幾 つかの例では、混合室78を通して単一成分材料を給送し、動的混合装置79で 混合して、均質混合物が押出し室141へ給送されることを保証することが有利 である。押出し装置 円筒押出し室141は流動性重合体材料を保持するようになされている。空気 導管129がシリンダの上側部分に流体連結され、空気圧を押出し室141に与 える。キャップ143がこの室に滑動可能に受入れられて、加圧空気と流動性重 合体材料とを隔離して、空気中に存在し得る異物粒体が流動性重合体材料に存在 しないように保つ。この室はまた入口144を有し、この入口を通して流動性材 料が導管65から流動する。第6図の好ましい実施例では、押出し室141は約 30ccの容積を有している。 押出し装置140の下端には、押出しヘッド142があり、押出しヘッドは材 料が押出されてビードを形成するようになされるオリフィス142aを有する。 押出しヘッドはニードルとしても知られており、約0.635mm(0.025 インチ)〜約2.286mm(0.090インチ)径のオリフィスを有する。こ のニードルはオリフィスヘ向かって軸線方向の長さに沿って直径が減少し、その ニードルを通る材料の流れ性を向上させている。圧力供給装置 再び第6図を参照すれば、重合体材料111の押出しは圧力供給装置120に よって制御され、この圧力供給装置は押出し室141に正圧および負圧の両方を 与えられるようになされている。空気圧縮機121のような外部供給源がこの装 置の正圧供給源をなしている。11.25kg/cm2(160psi)の圧力 を供給できるいずれの購入可能な空気圧縮機も使用に適している。空気圧縮機は ガス圧力調整器123に流体連結され、この圧力調整器は装置に供給する空気圧 力を制御する。この圧力調整器123は装置に供給される広い範囲の圧力を供給 するのに使用され、また一般に押出し工程の作動中に変化することはない。空気 フィルタ122が空気圧縮機と圧力調整器との間に配置され、装置に供給される 空気を浄化するようになされている。ソレノイドバルブ124が圧力ラインに備 えられ、ビードの押出し工程時に所望される時間間隔で装置から圧力を切離すよ うになす。 真空ポンプ125は装置120に備えられており、押出し工程時に予め定めら れた時間間隔で、例えばガスケットとして形成されるように硬化される円周状の 連続ビードが形成された後のビード形成を終了させる時に、負圧すなわち真空圧 を押出し室に供給するようになされる。真空ポンプは購入可能であり、約−0. 9気圧の真空を与える。真空ポンプは当業者に周知の方法で空気圧縮機からの圧 力を使用して駆動される。 制御モジュール126は空気圧縮機121から供給された正圧と、真空ポンプ 125から供給された負圧との両方を受け、選択した圧力を流体ライン29を通 して押出し室141へ供給する。圧力ゲージ(符号を付していない)が制御モジ ュールと押出し室との間に配置される。制御モジュールはロボット制御パネルか らの信号に応答し、24ボルトDC電源のバイナリー圧力変換器である。好まし い実施例に使用されているこの制御モジュールはABR Regulating (登録商標)バルブであり、米国オハイオ州クリーブランドのパーカー・ハンニ フィン社から購入できる。制御モジュールにより押出し室に供給される圧力は、 25段階の増分的正圧、および25段階の増分的負圧で変化される。制御モジュ ールの応答時間は20ミリ秒であり、ロボット制御ユニットからの始動または停 止指令に対する素早い応答を容易にする。 制御モジュール126と、および押出しヘッド142の位置とは両方ともロボ ット制御ユニット117によって制御されるので、この制御ユニットは押出しヘ ッドの位置または速度を変化させる間に圧力制御モジュールによって材料に加え られる圧力を変化させることができる。例えば、ロボット付与機のヘッドがビー ドを基体の湾曲部に付与するために減速するとき、コマンドモジュールは押出し 室111内の材料に対して加えられる圧力を低下させ、押出しヘッドから押出さ れる材料の流量をその減速に対応させることができる。さらにこの制御モジュー ルは、材料が押出されるときの押出し室141内の材料量の消費によって生じる 必要供給圧力の変化を考慮して、一定した所望の押出し圧力を好ましく保つため に圧力を制御することができる。典型的に、流動性の重合体材料を0.838ミ リメートル(0.033インチ)径のニードルから押出すのに必要な力は、2. 812〜11.25kg/cm2(40〜160psi)の範囲である。 ビードの形成を終了することが望まれたときは、制御モジュール126が室に 真空ポンプ125を連結させ、流動性重合体材料111に加えられる圧力を低下 させる。制御モジュールは25段階の増分量で負ゲージ圧力の値を制御して、真 空度ゼロから真空ポンプで利用できる最大真空圧まで変化させることができる。 真空ポンプはビード形成の終了を非常に正確に制御することができる。 装置を説明したので、作動の代表的な方法をここで説明する。流体重合体の構 成要素が室62,64および(または)66に配置される。例えば、室62はビ ニル末端シロキサン重合体、触媒および導電性粒体を含んでなる第1の予備混合 された成分を収容することができる。室64は水素化物末端シロキサン重合体お よびビニル末端シロキサン重合体、および導電性粒体を含んでなる第2の予備混 合された成分を収容する。例とした第1および第2成分は、導電性粒体のない状 態で、ダウ・コーニング・コーポレーション社からSYLGARD(登録商標) 527Aおよび527Bとして一般に購入できる。室66は上述したように1以 上の添加剤(微粒体、煙霧化シリカ、粘度調整剤、導電性粒体、硬化抑制剤、硬 化促進剤など)を含むことができる。 適当な空気シリンダがロボット制御ユニットによって与えられる指令信号に応 答して、ラム82,83および(または)84を室62,64および(または) 66内を滑動するように活動させ、予め定められた量の材料を混合室78に給送 して混合装置79による動的混合工程で混合し、硬化性の流動性重合体材料を形 成するようになすのであり、この材料は好ましい実施例によれば押出し後に熱で 硬化されることができる。 この材料はその後、ロボット制御ユニットによってバルブ66が開かれたとき に導管65を通して流される。バルブ66は押出し室141に流入される材料の 量を制御する。予め定められた量の材料が押出し室141に給送されると、バル ブ66は遮断される。典型的には、押出し室141に給送された材料の量は、少 なくとも数分間に及ぶ機械の作動のために十分な量とされる。一旦バルブ66が 遮断されると、空気圧縮機からの圧力が制御モジュール126の作動によって押 出し室に供給される。圧力が十分に上昇すると、材料が押出しヘッドから押出さ れ、押出しヘッドはそれと同時に、連続した円周ビードが形成されるようになさ れる予め定められた経路に沿って移動される。上述で示したように、押出しヘッ ドの速度は変化されることができ、これと同時に制御モジュール126によって 押出し室内の圧力の後方圧力が変化されて、これがビード形成工程の正確な制御 を与える。 本発明の好ましい実施例では、例えば上述した装置を使用して、FIP導電性 電磁妨害雑音遮断ガスケットを形成するこの方法は、約0.00129cm2〜 0.101cm2(0.0002平方インチ〜0.01563平方インチ)であ るのが好ましい横断面を有するガスケットを形成し、このガスケットは導電性粒 体を内部に分散された流動性有機重合体材料を押出すことで形成されるのであり 、重合体材料は結合剤として作用している。この材料は圧縮ガスの力によって押 出しヘッドを通して押出される。押出し速度は、押出しヘッド内の材料の表面に 加えられる空気圧力を変化させて制御される。押出されるように選択された有機 重合体材料はブルックフィールド粘度計によって25°Cで測定して10000 0〜10000000センチポアズの範囲の粘度を有すことが好ましい。材料が 押出しヘッドから押出されるとき、ヘッドは基体に対して相対的に移動され、ビ ードが基体上に形成される。ヘッドはビード形成の間に、約12.7mm/分( 0.5インチ/分)〜約152.4mm/分(6.0インチ/分)の範囲の速度 で基体に対して移動できるのが好ましい。ビードは、高さおよび幅が約0.05 08mm(0.002インチ)の精度で形成されるのが好ましい。ビードは、押 出しを開始および停止させるために流動性の重合体材料に加えられる約11.2 5kg/cm2(160psi)の正圧〜約−0.9気圧の負圧の範囲内で空気 圧力を変化させて正確に形成される。 第7図に示されるように、幾つかの別個の基体すなわち部品95がパレット9 9上に配置されることができ、ロボット押出しヘッド92は混合の部品の縁に沿 って予め定められた箇所にビードを形成するようにプログラムされることができ る。四つの部品95が第7図でパレット99上に示されているが、パレットに好 ましく取付けることができるならば1のように少ない部品または多数の部品が使 用できることを認識しなければならない。現在の設計では、ビードが押出しヘッ ドによって押出される間、パレットは静止される。認識すべきは、代替設計では パレットが予め定められた経路に沿って移動して静止ヘッドがビードを部品95 上に付着できるように、テーブルをプログラムできることである。部品95は第 7図ではXおよびY方向のみのビードを有するものとして示されているが、この 装置はビードをX,YおよびZ軸に沿ってビードを付着させることのできること を認識しなければならない。パレット上の各部品がビードを付与された後、パレ ットは炉96へ向けて移動されて、第8図に示されるよう熱硬化するようになさ れる。典型的には、熱硬化工程は温度150°Cで約30分間とされる。硬化温 度の範囲は、75°Cと低く、また180°Cと高くすることができる。硬化後 、これらの部品は引続き冷却される。 第9図は従来技術で基体92上に形成された非導電性のビード93を示してい る。「垂れ(drool)」すなわちドリップ94がビード93の先端に形成されてい る。何故ならこのビード形成工程は本発明の制御装置を備えていないからである 。 本発明を詳細に上述し、また図示したので、当業者はこの説明を読むことで多 くの変形例が発明の精神から逸脱せずになし得る。それ故に、発明の範囲が記載 した特定の実施例に限定されることは意図されない。例えば、上述したように、 押出しヘッドは静止されるように作ることができ、テーブルは予め定められた経 路に沿って移動してビードを基体上に供給するようにできる。当業者に周知のよ うに、各種の室、混合装置、バルブおよび他の構成要素が特定の応用例について 寸法、形状および構造を著しく変化することができる。或る種の材料が使用され る場合には形成されたビードは熱硬化されることができ、幾つかの場合には炉を 省略でき、或る材料の使用によれば湿気による硬化が使用される。さらに、ガス ケット材料のビームの押出しの開始および停止を行う正負ガス圧の使用は、広く 各種の材料で実施できる。 上述した説明は、以下に続くが、本発明の特に有利な実施例を説明するだけの ことを意味し、説明のためであって、限定するものではないことが意図される。例1 部品Aは、22.4部のシリコン樹脂(ダウ・コーニング527部品A)、7 7.6部の銀メッキしたガラス粒体(平均粒径30〜50ミクロン)を含んでな る。部品Bは22.3部のシリコーン樹脂(ダウ・コーニング527部品B)、 0.4部の水素化物末端シロキサン(ダウ・コーニング184部品B)、77. 3部の銀メッキしたガラス粒体(平均粒径30〜50ミクロン)を含んでなる。 部品Aおよび部品Bは互いに均質になるまで手で別個に混合される。等しい部 量が加えられて、均質になるまで手で混合された。 混合された材料は0.838ミリメートル(0.033インチ)径のニードル チップを備えた10ccの注入器に与えられた。この注入器はCOM−A−LO T(登録商標)型式1818x−y位置決め/分配装置の分配ヘッドに取付けら れた。この材料はプログラムされたパターンに基づいて、静止テーブル上に取付 けられているアルミニウムフランジ(7.62cm(3インチ)径で6.35m m(0.25インチ)厚)の上に約6.327kg/cm2(90psi)の空 気圧で注入器から押出された。この例は高温空気の循環炉で60分間にわたって 100°Cで硬化された。 このフランジは冷却され、修正されたASTM規格D−575圧縮試験装置の Instron(登録商標)機に置かれた。電極がアルミニウム面と反対側に向 けてフランジに配置され、このサンプルは本来のガスケット高さの50%まで総 合的に圧縮されるまで、0.127mm/分(0.005インチ/分)の速度で 圧縮された。この圧縮中に、応力、歪みおよび抵抗値が記録された。 圧縮試験に続いて、このフランジは取外され、ガスケットが本来のガスケット 高さの50%まで総合的に圧縮されるまで、第2フランジ(ガスケットなし)に ボトル固定された。この組立体は高温空気の循環炉で22時間にわたって85° Cで加熱された。このサンプルは取外され、分解され、30分間にわたって冷却 されて回復された。ガスケット高さが再度測定され、圧縮永久歪みが以下のよう に計算された。 %歪み=(元の高さ−最終高さ)/(元の高さ−撓んだ高さ) これらの試験結果は第1表に示されている。例2 導電性粒体の充填された発泡シリコーンガスケットが準備され、例1に説明し たのと同様に試験された。例2の成分は、部品Aは、21.6部のシリコーンR TVフォーム(ダウ・コーニングRTVシリコーンフォーム#3−6548A/ B)、75.7部のシルバー・パウダー(325メッシュ)、2.7部のトルエ ンを含んでなる。部品Bは、21.4部のシリコーンRTVフォーム(ダウ・コ ーニングRTVシリコーンフォーム#3−6548A/B)、74.9部のシル バー・パウダー、1.1部の水素化物末端シロキサン(ダウ・コーニング184 部品B)、2.6部のトルエンを含んでなる。この結果は第1表に示されている 。例3 下側に位置する非導電性の所定位置に作りつけのガスケットの上の導電性被覆 が以下の通に準備された。下側層は例1に教示したように準備されて付与される 。この下側層すなわちコアーは以下の成分を含む。すなわち、部品Aは、84. 2部のシリコーンRTVフォーム(ダウ・コーニングRTVシリコーンフォーム #3−6548A/B)、10.5部のCab−o−Sil(シリカ)、5.3 部のトルエンを含む。部品Bは、80.8部のシリコーンRTVフォーム(ダウ ・コーニングRTVシリコーンフォーム#3−6548A/B)、4.0部の水 素化物末端シロキサン(SYLGARD(登録商標),184B)、10.1部 のCab−o−Sil(シリカ)、5.1部のトルエンを含む。 形成して硬化した後、シリコーンRTV、触媒、溶剤、および銀メッキガラス 粒体の導電性充填材で構成された導電性被覆がブラシで下側層の外面上に付与さ れた。この被覆は二つの部品を含んで構成されている。部品Aは、11.5部の RTVシリコーン、4.71部のシルバー・パウダー、11.8部のシルバー・ フレーク、29.6部のトルエンを含む。部品Bは、100部のRTVシリコー ンである。 これらの部品は100部のAに対して1.21部の部品B(重量で)が混合さ れた。結果は第1表に示されている。例4 コメリクス社から購入でき、1.624mm(0.060インチ)径の導電性 充填材を含有するシリコーン棒の形状をしているCHO−SEAL(登録商標) 1350ガスケットとして知られた線形部片である導電性ガスケットのストック 材が圧縮値および抵抗値に関して試験された。結果は第1表に示されている。 例5 導電性の所定位置に作りつけのフロック部品(flocked form-in-place)が例1 に記載したように付与され硬化されたウレタン下側層によって形成された。ウレ タン下側層の外層はフロック接着剤で被覆され、この接着剤は参照することで全 てが本明細書に組入れられる米国特許第5115104号で教示されるように銀 メッキされたナイロンフロックで覆われた。このフロックガスケットは、高温空 気の循環炉で10分間にわたり93.3°C(200°F)のもとに置かれ、接 着剤を硬化された。このフロックガスケットは、広い周波数範囲で電磁妨害雑音 遮断性を与えることが見出された。例6 所定位置に作りつけのウレタンの導電性ガスケットが例1の手順にしたがって 準備され、組立てられ、試験された。このガスケットは100グラムのウレタン プレポリマー、3グラムの活性剤、360グラムのシルバー・パウダー、1.5 グラムのシリカ(強化充填材として)で構成された。このガスケットは基体に付 与されて接着された。ガスケットは広い周波数範囲にわたって適当な電磁妨害雑 音遮断性を与えることが見出された。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,SZ,U G),UA(AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM ),AL,AM,AT,AU,AZ,BB,BG,BR ,BY,CA,CH,CN,CZ,DE,DK,EE, ES,FI,GB,GE,HU,IS,JP,KE,K G,KP,KR,KZ,LK,LR,LS,LT,LU ,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO, NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,S I,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ ,VN (72)発明者 ルシア,ラッセル ティー. アメリカ合衆国 02180 マサチューセッ ツ州ストーンハム,ウエストウッド ロー ド 42 (72)発明者 ビランドル,ポール アール. アメリカ合衆国 03079 ニュー ハンプ シャー州サレム,ブラッフ ストリート 37 (72)発明者 ワッチコ,ジョージ アール. アメリカ合衆国 02180 マサチューセッ ツ州ストーンハム,キーン ストリート 24 (72)発明者 シュバーツマン,ルドルフ アイ. アメリカ合衆国 12019 ニューヨーク州 ボールストン レイク,チャンゴ ドライ ブ 4 (72)発明者 ソロン,ジョン イー. アメリカ合衆国 12309−2507 ニューヨ ーク州ニスカユナ,フォックス ホロウ ロード 1323

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.導電性粒体を含む流動性重合体材料に圧力を加えることで押出しヘッドか らオリフィスを通して押出される前記流動性重合体材料のビードを基体上に形成 する方法であって、 前記流動性重合体材料を前記押出しヘッドに供給する段階と、 前記流動性重合体材料に加える圧力を増大して、前記流動性重合体材料が押出 しヘッドから流れ出るようにさせると同時に、前記押出しヘッドを前記基体に対 して相対的に移動させ、押出しヘッドと基体との間の相対移動速度を変化させつ つ圧力値を変化させて所望断面積のビード形成を維持するようにして、前記重合 体材料のビードを前記基体上に形成する段階と、 1気圧未満に圧力を低下させてビード形成を中断する段階とを含む流動性重合 体材料ビードの形成方法。 2.請求の範囲第1項に記載された方法であって、前記圧力がガスで加えられ る方法。 3.請求の範囲第1項または第2項に記載された方法であって、前記基体が支 持部材に取付けられ、前記形成段階の間に前記押出しヘッドおよび前記基体が互 いにXおよびZ軸に沿って移動する方法。 4.請求の範囲第1項から第3項までのいずれか一項に記載された方法であっ て、流動性重合体材料が、 流動性重合体材料の第1成分を保持する第1容器を準備する段階と、 流動性重合体材料の第2成分を保持する第2容器を準備する段階と、 流動性重合体材料を押出しヘッドに供給する前に第1および第2成分を混合す る段階とによって押出しヘッドに供給される方法。 5.請求の範囲第1項から第4項までのいずれか一項に記載された方法であっ て、第1成分が重合体材料の硬化反応の触媒作用をはたす触媒作用を有する触媒 を含み、第2成分が触媒を抑制してその触媒反応に悪影響を及す導電性充填材を 含んでいる方法。 6.請求の範囲第1項から第5項までのいずれか一項に記載された方法であっ て、前記ビードが約1.27cm/秒(0.5インチ/秒)〜約15.24cm (6インチ/秒)の範囲の速度で基体に対して押出しヘッドが移動して、該基体 上に前記ビードが形成される方法。 7.請求の範囲第1項から第6項までのいずれか一項に記載された方法であっ て、ビードを形成するのに使用された前記流動性重合体材料が導電性粒体充填材 を有するエラストマーである方法。 8.請求の範囲第1項から第7項までのいずれか一項に記載された方法であっ て、ビードが約0.00129cm2〜0.101cm2(0.0002平方イン チ〜0.01563平方インチ)の横断面積を有し、流動性重合体材料が約10 0000〜約10000000センチポアズの粘度を有し、形成段階が前記押出 しヘッドを前記基体に対して約1.27cm/秒(0.5インチ/秒)〜約15 .24cm(6インチ/秒)の範囲の速度で移動させる間に基体上にビードを形 成する段階を含み、前記ビードは約±0.0508mm(0.002インチ)の 精度で形成される方法。 9.請求の範囲第1項から第8項までのいずれか一項に記載された方法であっ て、約11.25kg/cm2(160psi)〜約−0.9気圧の範囲内で前 記流動性重合体材料に加えられた前記圧力を変化させて、基体上でのビードの形 成を開始および停止させる段階を含む方法。 10.請求の範囲第1項から第9項までのいずれか一項に記載された方法であっ て、前記流動性重合体材料が圧縮性である方法。 11.請求の範囲第1項から第10項までのいずれか一項に記載された方法であ って、ビードを形成するのに使用された前記流動性重合体材料が導電性粒体充填 材を有するエラストマーである方法。 12.請求の範囲第1項から第11項までのいずれか一項に記載された方法であ って、導電性の電磁妨害雑音遮断ガスケットを形成するためにビードが基体上に 付着された後に流動性重合体材料を熱硬化させる段階をさらに含む方法。 13.請求の範囲第12項に記載された方法であって、いかなる接着促進プライ マーも存在しない状態のもとで基体に流動性重合体材料のビードを付与する段階 と、基体に接着された導電性の電磁妨害雑音遮断ガスケットを形成するために該 材料を熱硬化させる段階とを含む方法。 14.基体に導電性の電磁妨害雑音遮断ガスケットを形成する方法であって、 押出し室内の導電性充填材を含む流動性重合体材料に対して選択的に正圧および 負圧の空気圧を加える段階、および前記基体上で所望の横断面を有する前記材料 のビードを前記室から基体上へ押出す段階と、 前記流動性重合体材料を硬化させて電磁妨害雑音遮断ガスケットを形成するよ うに前記ビードを加熱する段階とを含む導電性の電磁妨害雑音遮断ガスケットの 形成方法。 15.請求の範囲第14項に記載された方法であって、押出し室を前記基体に対 して約1.27cm/秒(0.5インチ/秒)〜約15.24cm(6インチ/ 秒)の範囲の速度で移動させて前記基体上に前記ビードが形成され、前記ビード は約±0.0508mm(0.002インチ)の精度で形成される方法。 16.請求の範囲第14項または第15項に記載された方法であって、重合体材 料の硬化反応の触媒作用をはたす触媒作用を有する触媒を含む第1成分と、触媒 を抑制してその触媒反応に悪影響を及す導電性充填材を含む第2成分とを、前記 材料を前記室から押出す前に混合する段階をさらに含む方法。 17.請求の範囲第14項から第16項までのいずれか一項に記載された方法で あって、流動性重合体材料がいずれの接着促進プライマーも存在しない状態のも とで基体上に押出され、基体上で硬化されて基体に接着された電磁妨害雑音遮断 ガスケットを形成するようになされる方法。 18.導電性の重合体材料を押出す装置であって、 導電性の重合体材料を保持するための第1および第2端部を備えた室を有する 押出し装置と、 前記重合体材料を押出すために前記第1端部に取付けられた押出しヘッドと、 制御モジュールに連結されたガス圧供給源とを含み、 前記制御モジュールは前記室に制御されたガス圧を選択的に供給するための出 口端部を有しており、また 制御モジュールの出口を押出し室の第2端部に流体連結する導管とを含み、こ れにより押出しヘッドから押出された重合体材料の量が押出しヘッドの第2端部 に加えられた圧力値で変化されて、垂れを生じることなく、また所望の横断面積 を正確に有するビードが押出されるようになされている導電性の重合体材料の押 出し装置。 19.請求の範囲第18項に記載された装置であって、基体をさらに含み、約1 .27cm/秒(0.5インチ/秒)〜約15.24cm(6インチ/秒)の範 囲の速度で基体に対して押出しヘッドが可動であり、また約0.00129cm2 〜0.101cm2(0.0002平方インチ〜0.01563平方インチ)の 横断面積を有するビードを形成するようになされた装置。 20.請求の範囲第18項または第19項に記載された装置であって、押出し装 置が約0.00129cm2〜0.101cm2(0.0002平方インチ〜0. 01563平方インチ)の横断面積、および約±0.0508mm (0.002インチ)の精度を有するビードを形成する装置。 21.請求の範囲第18項から第20項までのいずれか一項に記載された装置で あって、約1.27cm/秒(0.5インチ/秒)〜約15.24cm(6イン チ/秒)の範囲の速度で押出しヘッドがXおよびY軸に沿って移動し、この間に 約0.508〜約3.175mm(0.020〜0.125インチ)の幅で、約 0.254〜3.175mm(0.01〜0.125インチ)の高さのビードを 形成するように取付けられている装置。 22.請求の範囲第18項から第21項までのいずれか一項に記載された装置で あって、押出しヘッドが約0.635mm〜約2.286mm(0.025〜0 .090インチ)径のオリフィスを有する装置。 23.請求の範囲第18項から第22項までのいずれか一項に記載された装置で あって、−0.9気圧〜11.25kg/cm2(160psi)で変化するガ ス圧を押出し室に供給するように制御モジュールが構成され配置された装置。 24.請求の範囲第18項から第23項までのいずれか一項に記載された装置で あって、流動性重合体材料が100000〜10000000センチポアズの粘 度を有する装置。 25.請求の範囲第18項から第24項までのいずれか一項に記載された装置で あって、基体上のビードを硬化させる熱硬化装置をさらに含む装置。 26.請求の範囲第18項から第25項までのいずれか一項に記載された装置で あって、 100000〜10000000センチポアズの粘度を有する導電性の流動性 重合体材料の供給源を保持する第1容器と、 押出し装置に流動性重合体材料を連続して供給するために前記第1容器を前記 押出し装置に連結する導管と、 押出し装置に対する材料の流量を制御するために第1導管に配置されたバルブ とを含み、 前記押出しヘッドはオリフィスを備えており、また前記流動性重合体材料のビ ードを前記基体上に押出すために前記室に連結されており、前記ヘッドは前記基 体に対して移動できるようになされており、また 1気圧を超える圧力を有するガス圧の第1供給源と、1気圧未満の圧力を有す ガス圧の第2供給源と、前記第1および第2ガス圧供給源に連結されて所望の出 口圧力を与えるようになされた制御モジュールとを含み、 前記制御モジュールは前記導電性の流動性重合体材料に作用する圧力値を制御 するようになされていて、これにより押出しヘッドから押出される流動性重合体 材料の量が押出し装置に供給されるガス圧値で制御され、材料の流れは押出し装 置の空気圧を1気圧未満に低下させることで停止できるようになされた装置。 27.請求の範囲第18項から第25項までのいずれか一項に記載された装置で あって、 導電性の流動性重合体材料の第1成分を保持する第1容器と、 導電性の流動性重合体材料の第2成分を保持する第2容器と、 第1容器および第2容器のそれぞれを、前記導電性の流動性重合体材料の各々 の成分の予め定められた量を混合するための混合箇所へ連結する導管と、 前記混合箇所を前記押出し装置に連結して、押出し装置に前記導電性の流動性 重合体材料を供給するようになす導管と、 前記基体を担持する支持部材とを含み、前記押出しヘッドが該支持部材に対し て可動であるようになされた装置。 28.請求の範囲第27項に記載された装置であって、第1成分が重合体材料の 硬化反応の触媒作用をはたす触媒作用を有する触媒を含み、第2成分が触媒を抑 制してその触媒反応に悪影響を及す導電性充填材を含んでいる装置。 29.電磁妨害雑音遮断材料であって、 熱付加硬化系の重合体と、 導電性充填材とを含み、 前記材料が約0.050オーム・センチメートル未満の体抵抗率を有し、容易 に押出すことができ、少なくとも1週間までの期間にわたってその性質を室温で 保持できるが、少なくとも85°Cの温度に少なくとも30分間にわたって露出 することで、本質的に熱硬化性となるような材料。 30.請求の範囲第29項に記載された電磁妨害雑音遮断材料であって、熱付加 硬化系の重合体が、 第1官能基を有する第1核種と、 触媒および熱の存在のもとで第1官能基と反応する第2官能基を有する第2核 種と、 熱の存在のもとで第1官能基および第2官能基の間の反応に触媒作用を及すよ うな触媒作用を有する触媒とを含み、 導電性充填材は触媒を抑制してその触媒作用に悪影響を与え、触媒は所望の触 媒作用能力を保持するのに十分な量で存在されている材料。 31.請求の範囲第29項または第30項に記載された電磁妨害雑音遮断材料で あって、 第1核種、導電性充填材および触媒を含む第1の予備混合された成分を収容す る第1容器と、 第1核種、第2核種および導電性充填材を含む第2の予備混合された成分を収 容する第2容器と、 触媒を収容する第3容器とを含むキットとしてパッケージされた電磁妨害雑音 遮断材料。 32.請求の範囲第29項から第31項までのいずれか一項に記載された電磁妨 害雑音遮断材料であって、導電性充填材が銀基充填材である電磁妨害雑音遮断材 料。 33.請求の範囲第29項から第32項までのいずれか一項に記載された電磁妨 害雑音遮断材料であって、第1核種がビニル官能基を含むシロキサン重合体を含 み、第2核種が反応性水素化物を含むシロキサン架橋剤を含んでいる電磁妨害雑 音遮断材料。 34.請求の範囲第29項から第33項までのいずれか一項に記載された電磁妨 害雑音遮断材料であって、触媒がプラチナ触媒である電磁妨害雑音遮断材料。 35.請求の範囲第29項から第34項までのいずれか一項に記載された電磁妨 害雑音遮断材料であって、材料が約100000〜約10000000センチポ アズの粘度を有する電磁妨害雑音遮断材料。 36.請求の範囲第29項から第35項までのいずれか一項に記載された電磁妨 害雑音遮断材料であって、25%撓みのときに10mΩ未満の抵抗値、50%撓 みのときに5mΩ未満の抵抗値を有し、遮断有効性が10MHz〜12GHzの 周波数で10〜120dBである硬化された電磁妨害雑音遮断ガスケットの形状 をしている電磁妨害雑音遮断材料。 37.請求の範囲第29項から第36項までのいずれか一項に記載された電磁妨 害雑音遮断材料であって、85°Cで22時間にわたり50%撓みに保持された 場合、138°Cで30分を経過後に50%未満の圧縮永久歪みを有し、ラップ せん断が7.03kg/cm2(100psi)を超え、ショアーA硬度が90 未満である硬化された電磁妨害雑音遮断ガスケットの形状をした電磁妨害雑音遮 断材料。 38.請求の範囲第29項から第37項までのいずれか一項に記載された電磁妨 害雑音遮断材料であって、硬化抑制剤をさらに含む電磁妨害雑音遮断材料。 39.請求の範囲第29項から第38項までのいずれか一項に記載された電磁妨 害雑音遮断材料であって、さらに重合体微粒体を含む電磁妨害雑音遮断材料。 40.電磁妨害雑音遮断材料であって、 硬化(hardeneable)可能な、熱付加硬化(cure)系の流動性重合体と、 導電性充填材と、 熱の存在のもとで該系の材料を硬化(cureおよびharden)させる熱付加硬化系 の重合体における反応に触媒作用を果す触媒作用を有す触媒とを含み、 導電性充填材が触媒を抑制してその触媒作用に悪影響を及すが、触媒は所望さ れる触媒作用を保つのに十分な量で存在される電磁妨害雑音遮断材料。 41.電磁妨害雑音遮断ガスケットを製造する方法であって、 約100000〜約10000000センチポアズの粘度を有し、導電性充填 材を含む自由形状の熱付加硬化系の重合体を基体上に押出す段階と、 該系の重合体をそれが硬化するのに十分な温度および時間で加熱し、これによ って約0.050オーム・センチメートル未満の体抵抗率を有するガスケットを 形成するようになす段階とを含む方法。 42.請求の範囲第41項に記載された方法であって、押出す段階の前に、 第1官能基を有する第1核種、触媒および熱の存在の元で第1官能基と反応す る第2官能基を有する第2核種、第1および第2官能基間の反応に触媒作用をは たす触媒、および導電性充填材の混合材で熱付加硬化系の重合体を形成する段階 を含む方法。 43.請求の範囲第41項または第42項に記載された方法であって、形成する 段階が、 第1核種、導電性充填材および触媒を含んでなる第1の予備混合された成分と 、 第1核種、第2核種、および導電性充填材を含んでなる第2の予備混合された 成分とを混合する段階を含む方法。 44.請求の範囲第41項から第43項までのいずれか一項に記載された方法で あって、 第1および第2成分を混合する前に、付加的な触媒を第1の予備混合された成 分に加える段階を含む方法。 45.請求の範囲第41項から第44項までのいずれか一項に記載された方法で あって、触媒は熱の存在のもとで第1および第2官能基間の反応に触媒作用をは たすような触媒作用を有しており、導電性充填材は触媒を抑制してその触媒作用 に悪影響を及すようになされている方法。 46.請求の範囲第41項から第45項までのいずれか一項に記載された方法で あって、第1核種がビニル官能基を含むシロキサン重合体を含み、第2核種が反 応性水素化物を含むシロキサン架橋剤を含み、導電性充填材が銀基導電性充填材 を含み、触媒がプラチナ触媒を含む方法。 47.請求の範囲第41項から第46項までのいずれか一項に記載された方法で あって、導電性充填材が銀基充填材である方法。 48.請求の範囲第41項から第47項までのいずれか一項に記載された方法で あって、触媒がプラチナ触媒である方法。 49.請求の範囲第41項から第48項までのいずれか一項に記載された方法で あって、この系の重合体が硬化抑制剤をさらに含む方法。 50.請求の範囲第41項から第49項までのいずれか一項に記載された方法で あって、この系の重合体が重合体の微粒体をさらに含む方法。
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