JPH1149991A - 液状組成物 - Google Patents

液状組成物

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JPH1149991A
JPH1149991A JP22015697A JP22015697A JPH1149991A JP H1149991 A JPH1149991 A JP H1149991A JP 22015697 A JP22015697 A JP 22015697A JP 22015697 A JP22015697 A JP 22015697A JP H1149991 A JPH1149991 A JP H1149991A
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JP
Japan
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water
blue
parts
dispersion
yellow
Prior art date
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Application number
JP22015697A
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English (en)
Inventor
Asuka Ogawa
明日香 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pentel Co Ltd
Original Assignee
Pentel Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 様々な液状組成物に対する一般的な要求を満
足し、且つ樹脂の分散不良やそれによる各成分の分散・
溶解不良を抑制し、液状組成物を用いた製品を製造する
際に遠心分離処理工程を経てもチキソ性、粘度等の性質
の減衰・損失が少ないことを可能となした水性液状物。 【解決手段】液状組成物において、架橋型N−ビニルカ
ルボン酸アミドと水溶性多糖類を併用して使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アイライナー、マ
スカラ、皮膚の汚れを除去するためのパック剤等の化粧
料、絵の具、ポスターカラー、墨汁等の描画材、ボール
ペン、修正液等の筆記具、インキ内蔵方式スタンプ用イ
ンキ、スタンプパッド用インキ、印刷インキ、塗料等の
液状の水性組成物に関し、チキソ性を利用することによ
り、液状物の流動性やレベリング性などの取り扱い性を
考慮した液状組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液状化粧料、筆記具用インキや絵の具な
どの常温で液状の組成物は、水及び/又は水溶性有機溶
剤を主成分としている。これら液状組成物の使用形態は
目的によって種々のものが知られているが、いずれにし
ても共通して容器よりの吐出性が良好であるということ
が望ましい。従来、吐出性を向上させるためには、低粘
度の水溶性有機溶剤を選択したり、その添加量を減らす
ことによって低粘度の液状組成物としたり、各種界面活
性剤を使用して液状組成物の表面張力を下げたりするこ
とが行なわれてきた。
【0003】しかしながら、液状組成物の低粘度化や表
面張力の低下は、液状組成物が組成物の吐出口等から漏
れたりする(以下、液洩れという)や、被塗布面が立て
られた状態となる場合の多いものでは、塗布跡が留まら
ず、垂れてしまう(以下、レベリング性不良という)
や、被筆記面または被塗布面が、紙や布のような吸収面
である場合、筆跡や塗布跡がにじみ易くなるという新た
な問題が発生する恐れの高いものであった。よって、こ
れらの問題点を解決するために、液状組成物にチキソ性
を付与することが行われた。たとえば、架橋型N−ビニ
ルカルボン酸アミドは、液状組成物に強いチキソ性を付
与し、この液状組成物が容器内に静的に収容された状態
では非流動性となり、使用する際に力を加えて流動性を
付与することができ、上記問題点を解決することができ
たものである。架橋型N−ビニルカルボン酸アミドは微
粒子で、液状組成物中で水及び/又は水溶性有機溶剤に
膨潤してミクロゲルを形成し、それが分散することによ
って液状組成物に強いチキソ性が付与される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、樹脂として架
橋型N−ビニルカルボン酸アミドを添加した液状組成物
は強いチキソ性が付与されるが、液状組成物を調整する
過程において、気泡を除去する等の目的で遠心分離処理
を行うと、前述のミクロゲルが強い遠心力を受けて分散
状態が不良となり、液状組成物のチキソ性が喪失し、液
洩れやレベリング性不良を抑制できなくなり、また、分
散状態が不良となることから、液状物全体の粘度の偏り
(組成物上部の粘度低下)、液状組成物中の各成分の分
散・溶解状態の不良化などが発生し、筆記感劣化、塗布
具の塗布先での組成物の目詰まりによる塗布不良などの
各種不具合が発生するという問題があった。
【0005】本発明は、様々な液状組成物に対する一般
的な要求を満足し、且つ樹脂の分散不良やそれによる各
成分の分散・溶解不良を抑制し、液状組成物を調整する
工程において遠心分離処理を行ってもチキソ性を維持
し、液洩れやレベリング性不良が発生することを極力抑
制し得る液状組成物に関するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、水と樹脂とか
ら少なくともなる液状組成物において、前記樹脂が架橋
型N−ビニルカルボン酸アミド及び水溶性多糖類を少な
くとも含むことを特徴とした液状組成物を要旨とするも
のである。
【0007】着色剤は、筆跡や塗布跡を形成したり、被
塗布面に対して組成物の塗布跡を明確にする、隠蔽性を
付与する等の目的で組成物に添加される。従来、インキ
や塗料、化粧料などの液状組成物に用いられている染
料、顔料ともに限定無く使用可能であるが、その具体例
を挙げると、染料としては、ジャパノールファストブラ
ックDコンク(C.I.ダイレクトブラック17)、ウ
ォーターブラック100L(同19)、ウォーターブラ
ックL−200(同19)、ウォーターブラック#7
(同19)、カヤセットブラックW9(同19)、ダイ
レクトファストブラックB(同22)、ダイレクトファ
ストブラックAB(同32)、ダイレクトディープブラ
ックEX(同38)、ダイレクトディープブラック(同
38類似品)、ダイレクトファストブラックコンク(同
51)、カヤラススプラグレイVGN(同71)、カヤ
クダイレクトブリリアントエローG(C.I.ダイレク
トエロー4)ダイレクトファストエロー5GL(同2
6)、アイゼンブリムラエローGCLH(同44)、ダ
イレクトファストエローR(同50)、アイゼンダイレ
クトファストレッドFH(C.I.ダイレクトレッド
1)、ニッポンファストスカーレットGSX(同4)、
ダイレクトファストスカーレット4BS(同23)、ア
イゼンダイレクトデュリンBH(同31)、ダイレクト
スカーレットB(同37)、カヤクダイレクトスカーレ
ット3B(同39)、アイゼンブリムラビンコンク2B
LH(同75)、スミライトレッドF3B(同80)、
アイゼンブリムラレッド4BH(同81)カヤラススプ
ラルビンBL(同83)、カヤラスライトレッドF5G
(同225)、カヤラスライトレッドF5B(同22
6)、カヤラスライトローズFR(同227)ダイレク
トスカイブルー6B(C.I.ダイレクトブルー1)、
ダイレクトスカイブルー5B(同15)、ベンゾブリリ
アントスカイブルー8GS(同41)、スミライトスプ
ラブルーBRRコンク(同71)、ダイボーゲンターコ
イズブルーS(同86)、ウォーターブルー#3(同8
6)、カヤラスターコイズブルーGL(同86)、ダイ
ワブルー215H(同87)、カヤラススプラブルーF
F2GL(同106)、カヤラススプラブルーFFRL
(同108)カヤラススプラターコイズブルーFBL
(同199)などの直接染料や、アシッドブルーブラッ
ク10B(C.I.アシッドブラック1)、ニグロシン
(同2)、ウォーターブラックR455(同2)、ウォ
ーターブラックR510(同2)、スミノールミリング
ブラック8BX(同24)、カヤノールミリングブラッ
クVLG(同26)、カヤノールミリングブラックBR
コンク(同31)、ミツイナイロンブラックGL(同5
2)、アイゼンオパールブラックWHエクストラコンク
(同52)、スミランブラックWA(同52)、ラニル
ブラックBGエクストラコンク(同107)、カヤノー
ルミリングブラックTLB(同109)、スミノールミ
リングブラックB(同109)、カヤノールミリングブ
ラックTLR(同110)、アイゼンオパールブラック
ニューコンク(同119)、ウォーターブラック187
−L(同154)アシッドイエロー#10(C.I.ア
シッドエロー1)、カヤクアシッドブリリアントフラビ
ンFF(同7:1)、カヤシルエローGG(同17)、
キシレンライトエロー2G140%(同17)、スミノ
ールレベリングエローNR(同19)、ウォーターイエ
ロー#1(同23)、ダイワタートラジン(同25)、
カヤクタートラジン(同23)、スミノールファストエ
ローR(同25)ダイアシッドライトエロー2GP(同
29)、スミノールミリングエローO(同38)、スミ
ノールミリングエローMR(同42)、ウォ−ターイエ
ロー#6(同42)、カヤノールエローNFG(同4
9)、スミノールミリングエロー3G(同72)、スミ
ノールファストエローG(同61)、スミノールミリン
グエローG(同78)、カヤノールエローN5G(同1
10)、スミノールミリングエロー4G200%(同1
41)、カヤノールエローNG(同135)、カヤノー
ルミリングエロー5GW(同127)、カヤノ−ルミリ
ングエロー6GW(同142)、スミトモファストスカ
ーレットA(C.I.アシッドレッド8)、カヤクシル
クスカーレット(同9)、ソーラールビンエクストラ
(同14)、ダイワニューコクシン(同18)、ウォー
タースカーレット(同18)、ダイワ赤色102号(同
18)、アイゼンボンソーRH(同26)、ダイワ赤色
2号(同27)、スミノールレベリングブリリアントレ
ッドS3B(同35)、カヤシルルビノール3GS(同
37)、アイゼンエリスロシン(同51)、カヤクアシ
ッドローダミンFB(同52)、ダイワ赤色106号
(同52)、スミノールレベリングルビノール3GP
(同57)、ダイアシッドアリザリンルビノールF3G
200%(同82)、アリザリンルビノール5G(同8
3)、アイゼンエオシンGH(同87)、ウォーターレ
ッド#2(同87)、ダイワ赤色103WB(同8
7)、ウォーターピンク#2(同92)、アイゼンアシ
ッドフロキシンPB(同92)、ダイワ赤色104号
(同92)、ローズベンガル(同94)、カヤノールミ
リングスカーレットFGW(同111)、カヤノールミ
リングルビン3BW(同129)、スミノールミリング
ブリリアントレッド3BNコンク(同131)、スミノ
ールミリングブリリアントレッドBS(同138)、ア
イゼンオパールピンクBH(同186)、スミノールブ
リリアントレッドBコンク(同249)、カヤクアシッ
ドブリリアントレッド3BL(同254)、カヤクアシ
ッドブリリアントレッドBL(同265)、カヤノール
ミリングレッドGW(同276)、ミツイアシッドバイ
オレット6BN(C.I.アシッドバイオレット1
5)、ミツイアシッドバイオレットBN(同17)、ウ
ォーターバイオレット#1(同49)、ウォーターバイ
オレット#5(同49)、ダイワ紫1号(同49)、イ
ンキバイオレットL10(同49)、スミトモパテント
ピュァブルーVX(C.I.アシッドブルー1)、ウォ
ーターブルー#106(同1)、パテントブルーAF
(同7)、ウォーターブルー#9(同9)、ダイワ青色
1号(同9)、インキブルーL20(同9)、スプラノ
ールブルーB(同15)、ウォーターブルー#116
(同15)、オリエントソルブルブルーOBC(同2
2)、オリエントソルブルブル−OBX(同22)、ス
ミノ−ルレベリングブルー4GL(同23)、ミツイナ
イロンファストブルーG(同25)、カヤシルブルーA
GG(同40)、カヤシルブルーBR(同41)、ミツ
イアリザリンサフィロールSE(同43)、スミノール
レベリングスカイブルーRエクストラコンク(同6
2)、ミツイナイロンファストスカイブルーR(同7
8)、スミトモブリリアントインドシアニン6Bh/e
(同83)、サンドランシアニンN−6B350%(同
90)、ウォーターブルー#115(同90)、ウォー
ターブルー#105(同90)、オリエントソルブルブ
ルーOBB(同93)、スプラノールシアニン7BF
(同100)、スミトモブリリアントブルー5G(同1
03)、アシッドブルー(同103)、アシランブリリ
アントブルーFFR(同104)、カヤノールミリング
ウルトラスカイSE(同112)、カヤノールミリング
シアニン5R(同113)、アイゼンオパ−ルシアニン
2GLH(同158)、ダイワギニアグリーンB(C.
I.アシッドグリ−ン3)アシッドブリリアントミリン
ググリーン(同9)、ダイワグリーン#70(同1
6)、カヤノールシアニングリーンG(同25)、スミ
ノールミリンググリーンG(同27)、ウォーターオレ
ンジ#17(C.I.アシッドオレンジ56)などの酸
性染料、ウォーターイエロー#2(C.I.フードエロ
−3)、食品用黄色5号(C.I.フードエロー3)食
品用赤色3号(C.I.フードレッド14)、食品用青
色2号(C.I.アシッドブルー74)、食品用緑色2
号(C.I.アシッドグリーン5)などの食用染料、マ
ラカイトグリーン(C.I.42000)、ビクトリア
ブルーFB(C.I.44045)、メチルバイオレッ
トFN(C.I.42535)、ローダミンF4G
(C.I.45160)、ローダミン6GCP(C.
I.45160)などの塩基性染料がある。
【0008】顔料としては、Special Blac
k 6、同S170、同S610、同5、同4、同4
A、同550、同35、同250、同100、Prin
tex150T、同U、同V、同140U、同140
V、同95、同90、同85、同80、同75、同5
5、同45、同P、同XE2、同L6、同L、同30
0、同30、同3、同35、同25、同200、同A、
同G(以上、デグサ・ジャパン(株)製)、#2400
B、#2350、#2300、#2200B、#100
0、#950、#900、#850、#MCF88,M
A600、MA100、MA7、MA11、#50、#
52、#45、#44、#40、#33、#32、#3
0、CF9、#20B、#4000B(以上、三菱化成
工業(株)製)、MONARCH 1300、同110
0、同1000、同900、同880、同800、同7
00、MOGUL L、REGAL 400R、同66
0R、同500R、同330R、同300R、同99
R、ELFTEX 8、同12、BLACK PEAR
LS 2000(以上、米国、キャボットCo.LTD
製)、Raven7000、同5750、同5250、
同5000、同3500、同2000、同1500、同
1255、同1250、同1200、同1170、同1
060、同1040、同1035、同1020、同10
00、同890H、同890、同850、同790、同
780、同760、同500、同450、同430、同
420、同410、同22、同16、同14、同825
Oil Beads 、同H20、同C、Conduc
tex 975、同900、同SC(以上、コロンビヤ
ン・カーボン日本(株)製)などのカーボンブラック、
KA−10、同10P、同15、同20、同30、同3
5、同60、同80、同90、KR−310、同38
0、同460、同480(以上、チタン工業(株)
製)、P25(日本アエロジル(株)製)などの酸化チ
タン、BS−605、同607(以上、東洋アルミ
(株)製)、ブロンズパウダーP−555、同P−77
7(以上、中島金属箔工業(株)製)、ブロンズパウダ
ー3L5、同3L7(以上、福田金属箔工業(株)製)
などの金属粉顔料、また、黒色酸化鉄、黄色酸化鉄、赤
色酸化鉄、群青、紺青、コバルトブルー、クロムグリー
ン、酸化クロムなどの無機顔料、ハンザエー−10G、
同5G、同3G、同4、同GR、同A、ベンジジンエロ
ー、パ−マネントエローNCG、タートラジンレーキ、
キノリンエロー、スダーン1、パ−マネントオレンジ、
インダスレンブリリアントオレンジGN、パーマネント
ブラウンFG、パラブラウン、パーマネントレッド4
R、ファイヤーレッド、ブリリアントカーミンBS、ピ
ラゾロンレッド、レーキレッドC、キナクリドンレッ
ド、ブリリアントカーミン6B、ボルドー5B、チオイ
ンジゴレッド、ファストバイオレットB、ジオキサンバ
イオレット、アルカリブルーレーキ、フタロシアニンブ
ルー、インジゴ、アシッドグリーンレーキ、フタロシア
ニングリーンなどの有機顔料などが挙げられる。また、
この他に硫化亜鉛、珪酸亜鉛、硫酸亜鉛カドミウム、硫
化カルシウム、硫化ストロンチウム、タングステン酸カ
ルシウムなどの無機蛍光顔料、その他公知の有機蛍光顔
料が挙げられる。また、これら着色剤は、単独或いは、
他との組み合わせにより使用でき、その使用量は色調な
どによっても異なるが、少ない場合は液状物の発色が悪
くなり、多い場合は着色剤が溶解・分散不足となり各種
不具合が発生するため、液状組成物全量に対して0.1
〜50重量%が好ましい。
【0009】ここで着色剤として顔料を用いた場合は、
分散剤を併用することができるが分散剤としては、従来
一般に用いられている水溶性もしくは水可溶性樹脂や、
アニオン系もしくはノニオン系の界面活性剤などの顔料
の分散剤として用いられるものが使用可能である。例示
すれば、水可溶性樹脂として、リグニンスルホン酸塩、
セラックなどの天然高分子、ポリアクリル酸塩、スチレ
ン−アクリル酸共重合物の塩、ビニルナフタレン−マレ
イン酸共重合物の塩、β−ナフタレンスルホン酸ホルマ
リン縮合物のナトリウム塩、リン酸塩、などの陰イオン
性高分子やポリビニルアルコール、ポリビニルピロリド
ン、ポリエチレングリコールなどの非イオン性高分子な
どが挙げられる。また、界面活性剤として、アルキル硫
酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、N
−アシルアミノ酸及びその塩、N−アシルメチルタウリ
ン塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸塩、ア
ルキルスルホカルボン酸塩、α−オレフィンスルホン酸
塩、アルキルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエ
ーテルリン酸塩などの陰イオン界面活性剤、ポリオキシ
エチレンアルキルエーテル類、ソルビタンアルキルエス
テル類、ポリオキシエチレンソルビタンアルキルエステ
ル類などの非イオン性界面活性剤が挙げられる。これら
の1種または2種以上を選択し、併用しても使用でき
る。その使用量は、少ない場合は添加する目的である分
散効果が弱く、多い場合は組成物中の各成分の溶解バラ
ンスを崩してしまい各種不具合が発生するため、液状組
成物全量に対して1〜20重量%が好ましい。
【0010】更に、顔料を使用する場合、顔料を水性媒
体に分散した水性ベースを用いることは、顔料使用組成
物の製造上有利なことである。具体的には、Fuji
SPBlack 8031、同8119、同8167、
同8276、同8381、同8406、Fuji SP
Red 5096、同5111、同5193、同52
20、Fuji SP Bordeaux 5500、
Fuji SP Blue 6062、同6133、同
6134、Fuji SP Green 7051、F
uji SP Yellow 4060、Fuji S
P Violet 9011、Fuji SP Pin
k 9524、同9527、FujiSP Orang
e 534、FUji SP Brown 3074
(以上、富士色素(株)製)、Emacol Blac
k CN、Emacol Blue FBB、同FB、
同KR、Emacol Green LXB、Emac
ol Violet BL、Emacol Brown
3101、Emacol Carmmine FB、
Emacol Red BS、Emacol Oran
ge R、Emacol Yellow FD、同IR
N、同3601、同FGN、同GN、同GG、同F5
G、同F7G、同10GN、同10G、Sandye
Super Black K、同C、Sandye S
uper Grey B、Sandye Super
Brown SB、同FRL、同RR、Sandye
Super Green L5G、同GXB、Sand
yeSuper Navy Blue HRL、同GL
L、同HB、同FBL−H、同FBL−160、同FB
B、Sandye Super Violet BLH
/C、同BL、Sandye Super Borde
aux FR、Sandye Super Pink
FBL、同F5B、Sandye Super Rub
ine FR、Sandye super Carmm
ine FB、Sandye Super Red F
FG、同RR、同BS、SandyeSuper Or
ange FL、同R、同BO、Sandye Gol
dYellow 5GR、同R、同3R、Sandye
Ywllow GG、同F3R、同IRC、同FG
N、同GN、同GRS、同GSR−130、同GSN−
130、同GSN、同10GN(以上、山陽色素(株)
製)、Rio Fast Black Fx 801
2、同8313、同8169、Rio FastRed
Fx 8209、同8172、Rio Fast R
ed S Fx8315、同8316、Rio Fas
t Blue Fx 8170、Rio Fast B
lue FX 8170、Rio Fast Blue
SFx 8312、Rio Fast Green
S Fx 8314(以上、東洋インキ(株)製)、N
KW−2101、同2102、同2103、同210
4、同2105、同2106、同2107、同210
8、同2117、同2127、同2137、同216
7、同2101P、同2102P、同2103P、同2
104P、同2105P、同2106P、同2107
P、同2108P、同2117P、同2127P、同2
137P、同2167P、NKW−3002、同300
3、同3004、同3005、同3007、同307
7、同3008、同3402、同3404、同340
5、同3407、同3408、同3477、同360
2、同3603、同3604、同3605、同360
7、同3677、同3608、同3702、同370
3、同3704、同3705、同3777、同370
8、同6013、同6038、同6559(以上、日本
蛍光(株)製)、コスモカラーS 1000Fシリーズ
(東洋ソーダ(株)製)、ビクトリアエロー G−1
1、同G−20、ビクトリアオレンジ G−16、同G
−21、ビクトリアレッド G−19、同G−22、ビ
クトリアピンク G−17、同G−23、ビクトリアグ
リーン G−18、同G−24、ビクトリアブルー G
−15、同G−25(以上、御国色素(株)製)などが
挙げられるものであり、これらは1種又は2種以上選択
して併用できるものである。
【0011】溶媒又は分散媒は、必須要件である水の他
に各種の水溶性有機溶剤が使用可能であり、これらは液
状組成物としての種々の品質、例えば、液状組成物が空
気に接触する部分での組成物の乾燥防止、低温時での組
成物の凍結防止などの目的で使用するものである。具体
的には、エチレングリコール、ジエチレングリコール、
トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ポリ
エチレングリコール、1、3−ブチレングリコール、チ
オジエチレングリコール、グリセリンなどのグリコ−ル
類や、エチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチ
レングリコールモノメチルエーテル、2−ピロリドンな
どが使用でき、これらは1種又は2種以上選択して併用
できるものである。また、その使用量は、少ない場合は
液状組成物中の各成分の溶解不足や分散不足により不溶
・凝集物が発生し、多い場合は組成物中の各成分の濃度
が小さくなってその効果が小さくなり、各種不具合が発
生するため、組成物全量に対して5〜40重量%が好ま
しい。
【0012】架橋型N−ビニルカルボン酸アミドは液状
組成物にチキソ性を付与し、前記の様々な液状組成物に
対する一般的な要求を満足するために使用するものであ
る。また、水溶性多糖類は架橋型N−ビニルカルボン酸
アミド微粒子の分散を安定化させ、組成物全体のチキソ
性及び各成分の分散・溶解の安定化するために使用する
ものである。両者とも組成物中で水溶性増粘剤としても
働くため、組成物全体の粘度を上昇させて、各成分を保
持することによる分散安定化、もしくは組成物全体の流
動性を低くすることによる液漏れ防止、レベリング性向
上など、チキソ性付与による効果の一端を担い、各種不
具合を発生しにくくすることもできる。具体的には、架
橋型N−ビニルカルボン酸アミドと水溶性多糖類の相互
座用による効果が高くなるため、水溶性多糖類はヘテロ
グリカン及び/またはその誘導体であることが好まし
い。架橋型N−ビニルカルボン酸アミドと水溶性多糖類
の総使用量は、少ない場合はチキソ性が付与されること
による各種効果や、架橋型N−ビニルカルボン酸アミド
及び各成分の分散安定効果が弱くなり、多い場合には組
成物が増粘しすぎて流動性が低くなり、化粧料、インキ
等の各種用途で使用しにくくなってしまうため、組成物
全量に対して0.01〜15.0重量%が好ましい。
【0013】架橋型N−ビニルカルボン酸アミド及び水
溶性多糖類の他に、組成物の粘度調整のため、又は各成
分の分散安定化のために、水溶性高分子を併用すること
もできる。具体的には、ポリビニルアルコール、ポリビ
ニルメチルエーテル、ポリアクリル酸ナトリウム、カル
ボキシビニルポリマー、ポリエチレンオキサイド、酢酸
ビニルとポリビニルピロリドンの共重合体、アクリル樹
脂のアルカリ金属塩、アクリル酸とアルキルメタクリレ
ートの共重合体などが挙げられる。
【0014】また、黴の発生による容器の液状組成物の
流通路における流出阻害、液状組成物が化粧料である場
合の皮膚への影響、黴と各成分との化学反応による組成
物の粘度低下、チキソ性低下等を抑制するためにデヒド
ロ酢酸ナトリウム、1,2−ベンゾチアザリン−3−オ
ン、安息香酸ナトリウムなどの防腐防黴剤を適量加える
こともできる。
【0015】更に、組成物と接触する部分に金属を使用
している筆記具や絵の具の場合、金属の腐食防止のため
にベンゾトリアゾール、エチレンジアミン四酢酸などの
防蝕剤や、可溶化剤としてオレイン酸のような脂肪酸も
添加することが出来る。
【0016】本発明の液状組成物を製造するに際して
は、従来知られている種々の方法が採用できる。例え
ば、着色材として染料を用いた場合にはターボミキサー
などの撹拌機により撹拌混合することによって、着色材
として顔料を用いた場合にはボールミル、サンドグライ
ンダー、スピードラインミル、ロールミル等の分散機に
より混合摩砕することによって容易に得られる。
【0017】
【作用】架橋型N−ビニルカルボン酸アミドと水溶性多
糖類を組成物に併用することが何故架橋型N−ビニルカ
ルボン酸アミド微粒子及び各成分の分散安定化に効果が
あるかについては以下のように推察される。水溶性多糖
類はその分子中に複数の水酸基を持ち、また水及び/又
は水溶性有機溶剤中で網目状、もしくは層状に広がって
増粘構造を構築する。また架橋型N−ビニルカルボン酸
アミドは水及び/又は水溶性有機溶剤中で膨潤し、微粒
子状のミクロゲルとなって分散することで強いチキソ性
を組成物に付与する。架橋型N−ビニルカルボン酸アミ
ド微粒子を攪拌条件、分散剤等を適切に選択するなどし
て1次粒子が多い状態で分散させ、そこに水溶性多糖類
が存在すると、混合・攪拌時に水溶性多糖類と共に均一
に分散され、やがて水溶性多糖類が増粘構造を構築する
際にその構造の中に、均一に分散されたまま取り込まれ
る。このとき架橋型N−ビニルカルボン酸アミドのアミ
ド基と水溶性多糖類の水酸基が水素結合し、架橋型N−
ビニルカルボン酸アミド微粒子の分散状態は強固に保持
される。故に、遠心分離処理において該微粒子状ミクロ
ゲルが強い遠心力を受けても、その分散状態が不良とな
ることはなく、液状組成物のチキソ性や、液状組成物中
の各成分の分散・溶解状態を良好に保持することが出来
るのである。
【0018】
【実施例】以下、本発明を実施例により詳細に説明す
る。実施例、比較例中の各インキの粘度は、50cp未
満は(株)トキメック製ELD型粘度計標準コーンロー
ター10rpmにて測定、50cp以上600cp未満
は(株)トキメック製ELD型粘度計標準コ−ンロ−タ
−1rpmにて測定、600cp以上2000cp未満
は(株)トキメック製ELD型粘度計STロ−タ−10
rpmにて測定、2000cp以上20000cp未満
は(株)トキメック製ELD型粘度計STロ−タ−1r
pmにて測定、20000cp以上は(株)トキメック
製ELD型粘度計STロ−タ−0.5rpmにて測定し
た。測定時の温度は25℃であった。尚、各実施例中単
に「部」とあるのは「重量部」を表す。
【0019】 実施例1(ボールペン用インキ) NKW−2105(黄色水性顔料ベース、日本蛍光化学(株)製) 60.00部 キサンタンガム 0.24部 架橋型N−ビニルカルボン酸アミド 0.23部 サルコシネートOH(オレオイルサルコシン、日光ケミカルズ(株)製) 0.80部 プロクセルGXL(防腐剤、ICIジャパン(株)製) 0.10部 グリセリン 4.00部 水 34.13部 25%水酸化ナトリウム 0.50部 上記各成分中キサンタンガム、25%水酸化ナトリウム
以外を撹拌機にて2時間混合撹拌を行い、その後キサン
タンガムを添加して再度1時間撹拌を行った後、25%
水酸化ナトリウムを添加して、粘度480cpのボール
ペン用黄色インキを得た。
【0020】 実施例2(マスカラ液) 酸化鉄(黒) 12.00部 カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.10部 架橋型N−ビニルカルボン酸アミド 1.00部 デヒドロ酢酸ナトリウム(防腐剤) 0.20部 ブチレングリコール 3.00部 水 83.70部 上記各成分中カルボキシメチルセルロースナトリウム、
架橋型N−ビニルカルボン酸アミド以外の成分を撹拌機
にて1時間混合撹拌した後、架橋型N−ビニルカルボン
酸アミドを加えて再度1時間撹拌、その後カルボキシメ
チルセルロースナトリウムを加えて再度3時間攪拌を行
い、粘度3000cpの黒色水性マスカラ液を得た。
【0021】 実施例3(パック剤) 酸化チタン 5.00部 ポリビニルアルコール 9.00部 架橋型N−ビニルカルボン酸アミド 0.80部 ポリヒドロキシプロピル化グァーガム 3.20部 セラキルアルコール(α−グリセリンオレイルエーテル、日光ケミカルズ(株 )製) 1.50 部 エタノール 8.00部 安息香酸ナトリウム 0.15部 水 72.35部 上記各成分中、架橋型N−ビニルカルボン酸アミド、ポ
リヒドロキシプロピル化グァーガム以外を3時間混合撹
拌した後、架橋型N−ビニルカルボン酸アミド、ポリヒ
ドロキシプロピル化グァーガムを加えて撹拌機にて3時
間攪拌して、粘度38000cpの白色水性パック剤を
得た。
【0022】 実施例4(スタンプ台用インキ) ウォーターピンク#2(染料、オリエント化学工業(株)製) 2.00部 ヒドロキシプロピルセルロース 0.05部 架橋型N−ビニルカルボン酸アミド 0.10部 エチレングリコ−ル 35.00部 ポリオキシエチレンオレイルエーテル 0.50部 デヒドロ酢酸ナトリウム(防腐剤) 0.15部 水 62.20部 上記各成分中ヒドロキシプロピルセルロース以外の成分
を4時間混合撹拌した後、ヒドロキシプロピルセルロー
スを加えて再度2時間撹拌を行い、粘度70cpのスタ
ンプ台用ピンク色水性インキを得た。
【0023】 実施例5(水性絵の具) 群青 30.00部 炭酸カルシウム 10.00部 ローカストビーンガム 3.00部 デキストリン 0.80部 架橋型N−ビニルカルボン酸アミド 1.00部 グリセリン 8.00部 石炭酸(防腐剤) 0.60部 水 46.60部 上記の成分を撹拌機にて3時間混合撹拌して、粘度18
000cpの青色水性絵の具を得た。
【0024】 実施例6(ボールペン用赤色インキ) ウォーターレッド#2(染料、オリエント化学工業(株)製) 0.10部 架橋型N−ビニルカルボン酸アミド 3.00部 キサンタンガム 0.08部 グァーガム 0.22部 グリシンベタイン 2.00部 グリセリン 4.00部 水 89.60部 上記成分中、キサンタンガム、グァーガム以外の各成分
を攪拌機にて1時間攪拌、混合した後、キサンタンガ
ム、グァーガムを加えて再度2時間攪拌し、粘度102
0cpのボールペン用赤色インキを得た。
【0025】 実施例7(ボールペン用青色インキ) フタロシアニンブルー 20.00部 酸化チタン 30.00部 架橋型N−ビニルカルボン酸アミド 0.20部 カルボキシメチルセルロースナトリウム 2.00部 リポミンLA(界面活性剤、ライオン(株)製) 1.50部 プロピレングリコール 7.00部 プロクセルGXL 0.25部 水 38.50部 上記成分中、架橋型N−ビニルカルボン酸アミド及びカ
ルボキシメチルセルロースナトリウム以外の各成分を攪
拌機にて3時間攪拌、混合した後、架橋型N−ビニルカ
ルボン酸アミド及びカルボキシメチルセルロースナトリ
ウムを加えて更に3時間攪拌し、12000cpのボー
ルペン用青インキを得た。
【0026】比較例1 実施例1のキサンタンガムを除き、その量だけ水を加え
た以外は、実施例1と同様になして粘度125cpのボ
ールペン用黄色水性インキを得た。
【0027】比較例2 実施例2のカルボキシメチルセルロースを除きその量だ
け架橋型N−ビニルカルボン酸アミドを加えた以外は実
施例2と同様になして、粘度2800cpの黒色水性マ
スカラを得た。
【0028】比較例3 実施例3の架橋型N−ビニルカルボン酸アミドを除きそ
の量だけポリヒドロキシプロピル化グァーガムを加えた
以外は、実施例3と同様になして粘度41600cpの
白色水性パック剤を得た。
【0029】比較例4 実施例4のヒドロキシプロピルセルロースを除きその量
だけ架橋型N−ビニルカルボン酸アミドを加えた以外
は、実施例4と同様になして粘度30cpのスタンプパ
ッド用ピンク色水性インキを得た。
【0030】比較例5 実施例5の架橋型N−ビニルカルボン酸アミドを除きそ
の量だけデキストリンを加えた以外は、実施例5と同様
になして粘度22260cpの青色水性絵の具を得た。
【0031】
【発明の効果】以上、実施例1〜7及び比較例1〜5で
得られた液状組成物を、粘度を測定した後、遠心分離機
用ステンレス製のインキ収容管に充填し、遠心分離処理
した後、再度粘度を測定することにより、液状組成物の
チキソ性変化及び粘度変化、液洩れ、レベリング性につ
いて試験した。結果を表1〜表4に示す。
【0032】液洩れ試験 実施例1、6、7及び比較例1で得た液状組成物を遠心
分離処理した後、ポリプロピレン製のパイプ体の先端に
金属製のボールペンチップを取り付けたボールペンリフ
ィル(K105用リフィル、ぺんてる(株)製)に充填
し、50℃下でペン先を下向きで24時間放置した後、
ボールペンチップ先端から液洩れ(インキ洩れ)の有無
を目視観察した。
【0033】レベリング性試験 実施例2〜5及び比較例2〜5で得た液状組成物を遠心
分離処理した後、その2mlをガラス板上に5cm×5
cmの大きさにムラなく塗布し、室温25℃下でガラス
板を垂直に立て1時間放置後、塗布した液の流動した距
離を測定した。
【0034】遠心分離処理 遠心分離機用ステンレス製のインキ収容管に水性液状物
を10.0g充填し、日立工機(株)製高速冷却遠心機
にて25℃、10000rpmで1時間遠心分離処理を
行った。
【0035】チキソ性変化 水性液状物を配合後すぐに、50cp未満は(株)トキ
メック製ELD型粘度計標準コーンローター10rpm
及び50rpmにて測定、50cp以上600cp未満
は(株)トキメック製ELD型粘度計標準コ−ンロ−タ
−1rpm及び5rpmにて測定、600cp以上20
00cp未満は(株)トキメック製ELD型粘度計ST
ロ−タ−10rpm及び50rpmにて測定、2000
cp以上20000cp未満は(株)トキメック製EL
D型粘度計STロ−タ−1rpm及び5rpmにて測
定、20000cp以上は(株)トキメック製ELD型
粘度計STロ−タ−0.5rpm及び2.5rpmにて
測定し(測定時の温度は25℃)、下記の式1にて算出
した数値をチキソ性の尺度とした。
【0036】
【式1】チキソ性=高回転での粘度測定値/低回転での
粘度測定値
【0037】そして遠心分離処理後に再度同じ条件で粘
度を測定し、チキソ性の変化の大きさを比較した。
【0038】粘度低下 チキソ性変化の項で測定した粘度のうち、ローターの回
転が低回転の方の測定値について、遠心分離処理前後の
測定値を用いて粘度が低下した割合を下記の式2にて算
出し、比較した。
【0039】
【式2】粘度低下率(%)=(1−遠心処理後の粘度/
遠心処理前の粘度)×100
【0040】
【表1】
【0041】
【表2】
【0042】
【表3】
【0043】
【表4】
【0044】以上、詳細に説明したように、本発明に係
る液状組成物は、様々な液状組成物に対する一般的な要
求を満足し、且つ樹脂の分散不良やそれによる各成分の
分散・溶解不良を抑制し、液状組成物を用いた製品を製
造する際に遠心分離処理工程を経てもチキソ性、粘度等
の性質の減衰・損失が少なく、液洩れやレべリング性不
良を極力抑制することができるものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水と樹脂とから少なくともなる液状組成
    物において、前記樹脂が架橋型N−ビニルカルボン酸ア
    ミド及び水溶性多糖類を少なくとも含むことを特徴とし
    た液状組成物。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008163147A (ja) * 2006-12-27 2008-07-17 Hodogaya Chem Co Ltd 水消去性書画用墨汁組成物
JP2013166779A (ja) * 2013-04-26 2013-08-29 Medion Research Laboratories Inc 二酸化炭素経皮・経粘膜吸収用組成物
US9375639B2 (en) 2013-03-11 2016-06-28 Seiko Epson Corporation Image display system and head-mounted display device

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