JPH1148466A - コーティング装置 - Google Patents
コーティング装置Info
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- JPH1148466A JPH1148466A JP20911997A JP20911997A JPH1148466A JP H1148466 A JPH1148466 A JP H1148466A JP 20911997 A JP20911997 A JP 20911997A JP 20911997 A JP20911997 A JP 20911997A JP H1148466 A JPH1148466 A JP H1148466A
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Abstract
液を選択的に且つ大量に使用可能なコーティング操作性
に優れたコーティング装置を提供する。 【解決手段】コーティングヘッドユニットと、このコー
ティングヘッドユニットをガイドレール13に沿って移
動させることが可能な移動支持台12と、一端がコーテ
ィング装置本体に固定され且つ他端が移動支持台又はコ
ーティングヘッドユニットに固定された中空の環状ガイ
ドチューブ51と、コーティング装置本体に支持された
コーティング液容器48と、コーティング液容器とコー
ティングヘッドユニットとを繋ぐフレキシブルチューブ
55とを備えている。フレキシブルチューブは、コーテ
ィングヘッドユニット及びコーティング液容器の少なく
とも一方に対して着脱可能であって、且つ、環状ガイド
チューブの内部を通して抜き挿し可能に構成されてい
る。
Description
噴射することによって、媒体に所定のコーティングを施
すためのコーティング装置に関する。
布等の各種のプリント媒体にプリント画像を形成する簡
易な手段として、種々の原理に基づくプリンタが実用化
されている。
面プリントを簡易に作成可能なプリンタとして、液状イ
ンクを用いるインクジェットプリンタ、熱溶触性インク
を用いるリソッドインクジェットプリンタ、ワックスイ
ンクリボンを用いるサーマルプリンタ、昇華染料リボン
を用いるサーマルプリンタ、液体現像液を用いるカラー
静電プリンタ等が公知であり、広く実用化されている。
にプリント画像を作成することができるものの、作成さ
れた画像は種々の耐性が劣る問題がある。即ち、あるも
のは画像の色材に耐水性がなく、且つ記録媒体の表面の
コーティング記録層に耐水性がない。また、あるものは
画像の強度が小さく、容易にスクラッチを生じてしま
う。また、あるものは色材が化学的に不安定で脂紋で退
色する。
光性が悪く、容易に褪色してしまうといった問題があっ
た。また、長期的に屋外等で使用されるプリントは、そ
の画像は褪色しなくとも汚れが付着してしまうといった
問題もあった。
等かの表面保護用後加工が必要である。更に、後加工を
必要とする他の例としては、例えば、プリント済みシー
トの裏面に粘着性接着剤層を設ける場合や、公共施設の
屋内で使用されるシート状部材に難燃化処理剤を塗工す
る場合等をがあり、このような場合を含めてコーティン
グ処理の簡易化が望まれてる。
て、例えば透明なラミネートフィルムを画像表面に接着
して保護する技術が提案されている。しかしながら、ラ
ミネート材は高価であり、且つ画像表面が厚いプラスチ
ックシートで覆われるために、表面の質感が著しく変化
してしまう。
りな装置を必要とし、特に大画面のラミネートを正確に
行うには熱練を要する。別の技術として、例えば特開昭
62−101482号公報等では、プリント画像の表面
に熱溶触性の透明なコーティングを施す方法が開示され
ている。
ミネートよりも軽微である。しかし、この方法による
と、コーティングのための特殊なリボンや装置を必要と
し、高コストであり、またコーティングされる表面の平
面性が良くなければならないといった制約がある。
して、例えば特開昭61−47284号公報には、プリ
ント済み媒体のプリント表面上にスプレーコーティング
する技術が開示されている。
選択することによって、種々の目的に応じたコーティン
グを行うことができ、しかもプリント表面に凹凸があっ
ても問題なく、プリント表面の質感の変化も最小限にお
さえることができる。
開示されたコーティング装置を組み込んだプリント装置
の構成及び動作について、図6を参照して説明する。図
6に示すように、走査ドラム206は、その外周面にプ
リント媒体を巻回保持することができるように構成され
ている。
副走査のガイドレール204及び送りネジ205によっ
て副走査方向に移動可能に構成されている。スプレー装
置217は、スプレーガン218及びコーティング液タ
ンク219を備えており、ガイドレール220に沿って
移動可能に構成されている。
9にセットされたプリント媒体は、給紙ローラ対210
から給紙ガイド211を介して走査ドラム206の外周
面に巻回保持される。走査ドラム206が回転している
間に、インクジェットプリントヘッド203によって、
プリント媒体には、その表面に所定のプリント処理が施
される。プリント処理が施されたプリント媒体の表面に
は、スプレーガン218によってコーティング液が噴射
されコーティング処理が施される。そして、コーティン
グ処理が施されたプリント媒体は、排紙機構212,2
13から排紙ローラ対214を介して排紙トレイ215
上に排出される。
縮空気と共にコーティング液を飛散させるスプレーガ
ン、或いは超音波振動子でミストを発生させる装置等が
用いられている。
た装置では、プリント媒体を走査ドラムの外周面に巻回
保持した状態でコーティング処理が行われるため、走査
ドラムの外周長以上の長さを有する長尺プリント媒体へ
のコーティング処理を行うことはできないといった問題
があると共に、走査ドラムに対するプリント媒体の装着
にある程度の時間が必要となるため、コーティング操作
性を向上させることが困難であるといった問題もある。
にコーティング液タンクが内蔵されているため、このタ
ンクの容量以上の大量のコーティング液を使用するよう
なコーティング処理を行う場合には、その装置構成上無
理であると共に、コーティング目的や用途に応じてコー
ティング液の種類を容易に変更することができるような
手段が講せられていないといった問題がある。
は、コーティング液の飛行方向を一定方向に定めること
が困難であるため、プリント媒体の表面に均等なコーテ
ィング処理を施すことが困難になってしまう場合がある
と共に、コーティング液がプリント媒体の周辺に飛散す
ることによって、周辺がコーティング液で汚れてしまう
場合があるといった問題が生じる。
めに成されており、その目的は、媒体の長さ寸法を問わ
ず、任意のコーティング液を選択的に且つ大量に使用可
能なコーティング操作性に優れたコーティング装置を提
供することにある。
るために、本発明のコーティング装置は、所定のコーテ
ィング液を噴射することによって、媒体上にコーティン
グを施すコーティングヘッドが設けられたコーティング
ヘッドユニットと、このコーティングヘッドユニットを
前記媒体を横断する方向に沿って往復移動させることが
可能な移動支持台と、一端が前記移動支持台又は前記コ
ーティングヘッドユニットに支持され且つ他端がコーテ
ィング装置本体に支持された中空の環状ガイドチューブ
と、前記コーティング装置本体に支持されたコーティン
グ液容器と、このコーティング液容器と前記コーティン
グヘッドユニットとを繋ぐフレキシブルチューブとを備
えており、前記フレキシブルチューブは、前記コーティ
ングヘッドユニット及び前記コーティング液容器の少な
くとも一方に対して着脱可能であって、且つ、前記環状
ガイドチューブの内部を通して抜き挿し可能に構成され
ている。
に係るコーティング装置について、図1〜図4を参照し
て説明する。図1(a),(b)に示すように、プリン
ト済みの媒体P(以下、プリント媒体という)は、搬送
ローラ1,2及びこれら搬送ローラ1,2に圧接した圧
接ローラ3,4によって保持されつつ、図中の矢印方向
に搬送されるようになっており、符号E1,E2は、搬
送方向に平行なプリント媒体Pの両側エッジを夫々示し
ている。なお、搬送ローラ1は、駆動モータ15によっ
て、駆動制御されている。
対向する位置には、オンディマンドコーティングヘッド
6が配設されており、オンディマンドコーティングヘッ
ド6には、エッジE1,E2と平行に配列した複数の噴
射部7が設けられている。
は、コーティング液を供給するための供給チューブ8
と、給電用のコネクタ9が接続されている。また、プリ
ント媒体Pの表面(即ち、印刷面)に対向する位置に
は、プリント媒体PのエッジE1,E2を検出可能なエ
ッジセンサ10が配置されており、このエッジセンサ1
0には、給電用のコネクタ11が接続されている。
ッジセンサ10は、共に、移動支持台12に保持されて
おり、移動支持台12は、プリント媒体Pの搬送方向Y
を横断する方向Xに延出したガイドレール13に沿って
移動制御されている。
6及びエッジセンサ10の移動範囲は、コーティングを
確実に行うことができるように、少なくともプリント媒
体Pの幅寸法(即ち、エッジE1,E2相互間の距離)
よりも大きく設定しておくことが好ましい。
サ10の出力信号に基づいて、コーティングヘッド6の
噴射制御を行うと共に、併せて副コーティング走査制御
回路17を制御するか、あるいは、副コーティング走査
制御回路17の出力信号に基づいて、オンディマンドコ
ーティングヘッド6を噴射制御する。
ーティングヘッド6としては、電気信号エネルギーを物
理的な作用力に変換し、この作用力を直接コーティング
液に作用させることによって得た噴射力に基づいて、圧
縮気体流を伴うこと無く複数の噴射開口からコーティン
グ液のみを噴射することができるように構成されている
ことが好ましい。
形態に適用したオンディマンドコーティングヘッド6
は、そのコーティング液室Cがピエゾ振動板24とオリ
フィス板21と側壁20とから構成されており、このよ
うなコーティング液室Cは、支持台26に支持されてい
る。
6に設けられた供給口25を介して供給チューブ8が接
続されている。オリフィス板21には、複数の開口23
が直線状に単列又は複数列で穿孔されている。
れた高周波振動素子が適用されており、その両面には電
極(図示しない)が取り付けられている。また、ピエゾ
振動板24は、例えば、分極方向と電圧印加方向とを適
宜選択的に組み合わせたり、或いは、このピエゾ振動板
24に電界非応答性板(図示しない)を組合わせてバイ
モフィル構造とすることによって、電圧印加時に、図中
点線で示すような変形を瞬時に生ずる構造となってい
る。
て瞬時にピエゾ振動板24が変形すると、コーティング
液室C内の圧力が高まるため、コーティング液は、オリ
フィス板21の開口23から噴射される。
圧を高周波パルス又は高周波交替電圧とすれば、コーテ
ィング液の噴射は高速で繰り返され、コーティングヘッ
ドとして動作する。
は、供給チューブ8から供給口25を介してコーティン
グ液室C内に補給される。オリフィス板21の開口23
から噴射したコーティング液は、オリフィス板21に対
して垂直方向に飛行するが、その飛行方向は限定され且
つ強い方向性を有するため、その着滴位置を正確に位置
決めすることができる。
グは、ピエゾ振動板24に対する電圧印加をON/OF
F制御することによって、極めて高速に制御することが
できる。
百から数千Hzに設定することが最適であり、コーティ
ング液滴の直径は、数ミクロンから数百ミクロンとなる
ように開口23の直径を設定しておくことが好ましい。
変更すれば、噴出するコーティング液量を制御すること
ができ、周波数を変更すればコーティング液の噴出量を
変えることができる。
グ液の粘度や要求するコーティング噴射量によって決ま
る設計的な事項となる。次に、本実施の形態に適用可能
なオンディマンドコーティングヘッド6の他の変形例の
構成及びその動作について、図2を参照して説明する。
形例のオンディマンドコーティングヘッド6は、液容器
31に収容されているコーティング液32が、毛細管3
3を介して多孔膜35に供給されるように構成されてい
る。
38から電圧印加を受けることにより振動し、多孔膜3
5の開口23´からコーティング液32を小滴口として
噴出する。
は、多孔膜35の開口23´位置からコーティング液滴
が噴射され、且つ噴射方向が開口軸方向に規制されるた
めに、領域を限定してコーティングするのに好適であ
る。
ミクロンの微小なものから数百ミクロンの大径のものま
で設定により作成可能であるが、上記一実施の形態に適
用する場合、サブミクロンの微少なものであると飛行方
向が不規則にずれ易くなるので、ミクロン台かそれ以上
の液滴径とし、飛行方向を限定するようにする。
は複数列(図2(b)参照)の列状に配置して、コーテ
ィング境界がシャープで且つ開口23´の配列に沿った
帯状のコーティング領域が形成できるように構成されて
いる。
については、上記第1の実施の形態やその変形例の構成
に限定されず、例えば発熱抵抗体に通電して瞬間的に発
熱させることによって、水性溶剤を瞬時に気化させて気
泡を発生させ、その膨張圧力でコーティング液を飛翔さ
せることができるように構成しても良い。
実施の形態に係るコーティング装置の動作について詳細
に説明する。副コーティング走査制御回路17の出力信
号に基づいて、搬送モータ15が搬送ローラ1を所定方
向に回転制御することによって、プリント済みのプリン
ト媒体Pを矢印Y方向に連続的又は断続的に搬送させ
る。
出力信号に基づいて、コーティング制御回路16が図示
しないモータを回転制御することによって、移動支持台
12を矢印X方向に移動させて、主コーティング走査を
開始させる。
位置からプリント媒体Pを横断するように矢印X方向に
移動すると、まず、エッジセンサ10がプリント媒体P
のエッジE1を検出する。そして、オンディマンドコー
ティングヘッド6がエッジE1部分を通過した後、少し
遅れて、コーティング制御回路16は、オンディマンド
コーティングヘッド6を始動(コーティングON制御)
させる。
のエッジE2を通過する際、まず、エッジセンサ10が
エッジE2を検出する。そして、オンディマンドコーテ
ィングヘッド6のコーティング位置がエッジE2を通過
する前に、コーティング制御回路16は、オンディマン
ドコーティングヘッド6を停止制御(コーティングOF
F制御)させる。
ィングを行う場合には、予めエッジE1,E2の位置を
記憶しておいて、その記憶位置に基づいて、コーティン
グ制御回路16が、コーティング制御するように構成す
れば良い。
ば、エッジセンサ10に加えて、更に別のエッジセンサ
(図示しない)をコーティングヘッド6の噴射部7を挟
んで反対側に設け、往復の主コーティング走査におい
て、両センサのセンサ信号を切り換えることによって、
上記コーティング制御を行うように構成しても良い。
ント媒体Pには、複数の噴射部7に対応した幅を有する
細長い帯状のコーティング領域が形成される。この場
合、プリント媒体Pの矢印Y方向の送り幅とコーティン
グ幅が整合するようにコーティング制御回路16によっ
て主コーティング走査を制御するか、或いは、主コーテ
ィング走査に整合するように副コーティング走査時のプ
リント媒体Pの送り量を制御すれば良い。
するためには、オンディマンドコーティングヘッド6
は、コーティング制御回路16の出力信号に基づいて、
高速にON/OFF制御可能であることが要求される。
体Pの表面(即ち、印刷面)の所望の領域のみに付着し
且つ飛散浮遊して他の領域を汚染することがないよう
に、その噴射飛行方向を限定させる必要がある。
は、電気信号エネルギーを物理的な作用力に変換し、こ
の作用力を直接コーティング液に作用させることによっ
て得た噴射力に基づいて、圧縮気体流を伴うこと無く複
数の噴射開口からコーティング液のみを噴射することが
可能なオンディマンドコーティングヘッドが用いられて
いる。最適な具体例としては、図1(c)に示すよう
に、高周波振動素子たるピエゾ振動板24を振動させる
ことによって、加圧気体流の噴射を伴うこと無く、特定
した噴射部即ちオリフィス板21の開口23から所定方
向に最適な液滴径を有するコーティング液滴のみを噴射
することが可能なオンディマンドコーティングヘッドを
挙げることができる。
2を検出する手段としては、上記のエッジセンサ10に
限定されることは無く、例えばオペレーションパネル等
の手動操作による位置入力手段や、スライドスケール等
の機械的手段によって、両エッジE1,E2を設定する
ことも可能である。
6のコーティング領域は、プリント媒体PのエッジE
1,E2に基づいて設定する場合の他に、例えば、プリ
ント媒体Pの表面(即ち、印刷面)の有効画面領域に基
づいて設定することも可能である。なお、後者の場合の
位置設定は、プリント媒体PのエッジE1,E2からの
距離に基づいて設定するか、或いは、他の設定手段によ
って座標値として入力してもよい。
6の主コーティング走査送りの量をコーティング領域と
一致させ、オンディマンドコーディングヘッド6は連続
的にON状態として運転することも可能であるが、コー
ティング領域を越えて往復動させて、コーティング領域
のみコーティングするように制御する方が装置を構成し
易く、かつ均一なコーティングが得られる。
表面(即ち、印刷面)にコーティングを必要とする理由
は種々あり、それにより異なったコーティング液が必要
とされる。
ェットプリントシートにおいては、耐水性向上の為の耐
水コーティングが必要となる。また、ほとんどの染料、
顔料インクやトナーを用いた各種プリンタの出力画像
は、UV耐光性が不足しており、UVカットコーティン
グが必要とされている。
ズがあり、一部のプリント方式においては達成されてい
るが、高価なプリント媒体Pを必要とし、プリントに長
時間を要したり、付加的な装置を必要とする問題があ
る。このため、十分に要求に応えられない状況にあり、
プリント媒体Pへ光沢付与のための樹脂等のコーティン
グが要望されている。
汚れ付着防止のシリコン系表面処理剤やフッソ系表面処
理剤等の適用が要望される。また、ワックス系のインク
を用いたプリント画像はスクラッチ等が生じ易く、表面
の強度を高めるためのコーティングが要望される。
プリンタのプリント画像は、定着性が不足する場合があ
り、定着性向上のコーティングが要望される。更に、捺
染用プリンタにおいては、中間形態の色剤でプリントを
行った後に色材を顕色化したり安定化させるために、助
剤のコーティングが要望される場合がある。また、機密
文書を印刷又はプリントした表面に、複写防止或いは機
密文書である旨を示すための特殊コーティングが要求さ
れる場合もある。
面(即ち、印刷面)に対するコーティングに限定されな
いコーティング用途としては、印刷面以外の面例えばプ
リント媒体Pの裏面への接着剤のコーティング加工や、
プリント媒体Pの表裏面への難燃処理剤のコーティング
等を挙げることができ、本実施の形態のコーティング装
置は、このような用途への適用も包含している。
は、図1及び図2に示された構成に加えて、図3及び図
4に示すように、コーティングヘッドユニットと、この
コーティングヘッドユニットをガイドレール13に沿っ
て移動させることが可能な移動支持台12と、一端が移
動支持台12又はコーティングヘッドユニットに支持さ
れ且つ他端がコーティング装置本体39に支持された中
空の環状ガイドチューブ51と、コーティング装置本体
39に支持されたコーティング液容器48と、コーティ
ング液容器48とコーティングヘッドユニットとを繋ぐ
フレキシブルチューブ55とを備えている。
グヘッドユニット及びコーティング液容器48の少なく
とも一方に対して着脱可能であって、且つ、環状ガイド
チューブ51の内部を通して抜き挿し可能に構成されて
いる。
2と、バッファー容器43と、コーティングヘッド44
と、これらを一体的支持するコーティングヘッドユニッ
ト台41とから構成されており、使用目的に対応してコ
ーティングヘッドユニット台41ごと移動支持台12に
対して着脱することができるようになっている。
クタ45に接続可能な配線コード50と共に、多関節ガ
イド49b(図5(a)参照)によって保持されてお
り、この多関節ガイド49bは、その一端49aが移動
支持台12に固定され、その他端49c(図5(a)参
照)がコーティング装置本体39に固定されている。
端が止め具52を介して移動支持台12又はコーティン
グヘッドユニットに支持されており、その他端が止め金
58(図5(a)参照)を介してコーティング装置本体
39に支持されている。
キシブルチューブ55は、ジョイント56を介してコー
ティングヘッドユニットに脱着可能に接続されている。
フレキシブルチューブ55は、環状ガイドチューブ51
の内部を通してコーティングヘッドユニットに装着され
るため、コーティング走査時において、環状ガイドチュ
ーブ51によって保護及びガイドされる。
ーブ51は、例えば中空の円形状又は楕円形状の環状構
造を成しており、フレキシブルチューブ55を抜き挿し
する際に、フレキシブルチューブ55を自動的にガイド
することができるように構成されている。
ョイント56に係合可能なカプラー57が取り付けられ
ており、このカプラー57をジョイント56に対して係
合させることによって、フレキシブルチューブ55をコ
ーティングヘッドユニットに対して脱着可能に接続させ
ることができる。
ブ51の内部を円滑に抜き挿しすることができるよう
に、環状ガイドチューブ51の内径よりも小径に構成す
ることが好ましい。
フレキシブルチューブ55やカプラー57を円滑に抜き
挿しできるように、ある程度の潤滑性にを持たせること
が好ましい。このため、例えば図4(c)に示すよう
に、金属ワイヤ51aを密着して巻き付けて形成した環
状ガイドチューブ51´を用いことも好ましい。
供給される電気信号(電流)をポンプ42及びコーティ
ングヘッド44へ給電するように構成されており、この
コネクタ45と上記ジョイント56をコーティング装置
から切り離すことによって、コーティングヘッドユニッ
トをコーティングヘッドユニット台41ごと取り外すこ
とが可能となる。
ント56から抜き取ることができるように構成すれば、
このフレキシブルチューブ55を環状ガイドチューブ5
1から抜き出すことが可能となる。この場合、フレキシ
ブルチューブ55をコーティング液容器48と一体のま
まで環状ガイドチューブ51の内部を通して抜き挿しす
ることが可能となる。
体Pを搬送方向Yに直線上に搬送させながらコーティン
グが行われるため、長さ寸法の制約を受けること無く、
長尺のプリント媒体Pに対するコーティングを行うこと
が可能となると共に、装置の搬送経路に対するプリント
媒体Pの装着も容易に行うことが可能となる。
も、フレキシブルチューブ55をジョイント56から抜
き取ったり、或いは、コーティングヘッドユニット台4
1ごと取り外すことによって、コーティング液容器48
内のコーティング液を容易に更新することができる。こ
のため、大量のコーティング液を使用することができる
ため、長尺のプリント媒体Pに対しても効率的にコーテ
ィングすることが可能となる。
でも、例えばコーティング液容器48をフレキシブルチ
ューブ55と一体のまま取り外すことによって、コーテ
ィング液容器48内のコーティング液の種類を容易に変
えることができる。
合、コーティング液容器48のみを取り換えて、コーテ
ィングヘッドユニットは、共用することも不可能ではな
いが、この場合には、コーティング液が相互に混じり合
って障害を引き起こさないように、使用に先立ってプレ
噴射を行って、交換前のコーティング液をポンプ42、
バッファー容器43、コーティングヘッド44等から除
去して、交換後のコーティング液で満たされるように操
作する必要がある。
っては、異なるコーティング液が相互に混じり合うこと
によって、液分離が生じたり、コーティング液中に折出
物が生じたり、或いは、コーティング液の硬化や増粘等
の変化が生じたりする場合がある。
ーティング液容器48と共にコーティングヘッドユニッ
トも交換できるように構成することがより好ましい。次
に、本発明の第2の実施の形態に係るコーティング装置
について、図5(a)を参照して説明する。なお、本実
施の形態の説明に際し、第1の実施の形態と同一の構成
には、同一符号を付して、その説明を省略する。
コーティング装置は、コーティングヘッドユニット及び
コーティング液容器48を共に着脱可能に支持するよう
に構成されている。
置において、コーティング液容器48は、着脱操作性の
良いコーティング装置本体39上の任意の位置に支持さ
れている。
と同様であるため、その説明は省略する。このような構
成において、種類の異なったコーティング液をに交換す
る場合、まず、フレキシブルチューブ55をジョイント
56から抜き取ると共に、コネクタ45をコーティング
装置から外した後、コーティングヘッドユニット台41
ごとコーティングヘッドユニットを取り外す。そして、
交換用の別のコーティングヘッドユニットを取り付け
る。
装置本体39からフレキシブルチューブ55ごと取り外
し、交換用の別のコーティング液容器48を新たなフレ
キシブルチューブ55ごと取り付ける。
をジョイント56に接続した後、コネクタ45を再度コ
ーティング装置に差し込むことによって、交換作業が終
了する。
グ液が相互に混じり合うことによって、液分離が生じた
り、コーティング液中に折出物が生じたり、或いは、コ
ーティング液の硬化や増粘等の変化が生じたりするとい
った事態を未然に回避することが可能となる。
施の形態と同様であるため、その説明は省略する。次
に、本発明の第3の実施の形態に係るコーティング装置
について、図5(b)を参照して説明する。なお、本実
施の形態の説明に際し、第1の実施の形態と同一の構成
には、同一符号を付して、その説明を省略する。
コーティング装置において、環状ガイドチューブ51
は、その一端が移動支持台12又はコーティングヘッド
ユニットに対して着脱可能に支持されている。
と同様であるため、その説明は省略する。図5(b)の
点線で示した状態は、環状ガイドチューブ51を留め具
52と共に移動支持台12から外すと共に、多関節ガイ
ド49bの一端49aを移動支持台12から外すことに
よって、環状ガイドチューブ51をコーティング装置本
体39上にフラットに置いた状態である。
ーブ51は、屈曲していないので、その内部にフレキシ
ブルチューブ55を極めて容易に抜き挿しすることが可
能となる。
施の形態と同様であるため、その説明は省略する。ま
た、本発明は、上述した各実施の形態の構成に限定され
ることは無く、新規事項を追加しない範囲で種々変更す
ることが可能である。
容易に交換できるように構成することは、コーティング
装置にとって極めて好ましいが、その一方では、コーテ
ィングヘッドユニットとコーティング液容器48との組
合わせミスを生ずる危険性も含んでいる。
ために、例えば、ジョイント56とカプラー57の形状
をコーティング液の種類に対応して異なるように設計し
ておくことが好ましい。
ィング液容器48とコーティングヘッドユニットが適合
しないもの同士を接続することができないため、組合わ
せミスは完全に防止される。
57の色をコーティング液の種類に対応して異なったも
のとすることも好ましい。このような構成にすれば、ジ
ョイント56とカプラー57の色同士を比較するだけで
容易に組み合わせミスを事前にチェックすることができ
るため、誤った組み合わせを未然に防止することができ
る。
れる。 (1)所定のコーティング液を噴射することによって、
媒体上にコーティングを施すコーティングヘッドが設け
られたコーティングヘッドユニットと、このコーティン
グヘッドユニットを前記媒体を横断する方向に沿って往
復移動させることが可能な移動支持台と、一端が前記移
動支持台又は前記コーティングヘッドユニットに支持さ
れ且つ他端がコーティング装置本体に支持された中空の
環状ガイドチューブと、前記コーティング装置本体に支
持されたコーティング液容器と、このコーティング液容
器と前記コーティングヘッドユニットとを繋ぐフレキシ
ブルチューブとを備えており、前記フレキシブルチュー
ブは、前記コーティングヘッドユニット及び前記コーテ
ィング液容器の少なくとも一方に対して着脱可能であっ
て、且つ、前記環状ガイドチューブの内部を通して抜き
挿し可能に構成されていることを特徴とするコーティン
グ装置。 (構成)この発明は、全ての実施の形態に対応してい
る。 (作用効果)この発明によれば、フレキシブルチューブ
をコーティングヘッドユニット及びコーティング液容器
の少なくとも一方に対して着脱可能であって、且つ、環
状ガイドチューブの内部を通して抜き挿し可能に構成し
たことによって、プリント媒体の長さ寸法を問わず、任
意のコーティング液を選択的に且つ大量に使用可能なコ
ーティング操作性に優れたコーティング装置を提供する
ことが可能となる。 (2)前記コーティングヘッドユニット及び前記コーテ
ィング液容器は、共に、着脱可能に支持されていること
を特徴とする上記(1)に記載のコーティング装置。 (構成)この発明は、第2の実施の形態に対応してい
る。 (作用効果)この発明によれば、異なるコーティング液
が相互に混じり合うことによって、液分離が生じたり、
コーティング液中に折出物が生じたり、或いは、コーテ
ィング液の硬化や増粘等の変化が生じたりするといった
事態を未然に回避することが可能となる。 (3)前記環状ガイドチューブは、その一端が前記移動
支持台又は前記コーティングヘッドユニットに対して着
脱可能に支持されていることを特徴とする上記(1)に
記載のコーティング装置。 (構成)この発明は、第3の実施の形態に対応してい
る。 (作用効果)この発明によれば、環状ガイドチューブを
移動支持台又はコーティングヘッドユニットから外して
フラットにした状態において、環状ガイドチューブは、
屈曲していないので、その内部にフレキシブルチューブ
を極めて容易に抜き挿しすることが可能となる。 (4)前記環状ガイドチューブの内部には、少なくとも
前記フレキシブルチューブに接触する部分に、環状に密
着巻きした金属ワイヤが設けられていることを特徴とす
る上記(1)に記載のコーティング装置。 (構成)この発明は、図4(c)に示された実施の形態
に対応している。
イヤ51aを密着して巻き付けて形成した環状ガイドチ
ューブ51´が対応している。 (作用効果)フレキシブルチューブを円滑に抜き挿しで
きるように、ある程度の潤滑性にを持たせることができ
る。 (5)前記フレキシブルチューブを着脱させるためのコ
ネクタの形状は、コーティング液の種類に対応して異な
っていることを特徴とする上記(1)に記載のコーティ
ング装置。 (構成)この発明は、図4(b)に示された実施の形態
に対応している。
びカプラー57が対応している。 (作用効果)コーティングヘッドユニットとコーティン
グ液容器との組合わせミスを完全に防止することができ
る。 (6)前記フレキシブルチューブを着脱させるためのコ
ネクタの着色は、コーティング液の種類に対応して異な
っていることを特徴とする上記(1)に記載のコーティ
ング装置。 (構成)この発明は、図4(b)に示された実施の形態
に対応している。
びカプラー57が対応している。 (作用効果)コーティングヘッドユニットとコーティン
グ液容器との組合わせミスを完全に防止することができ
る。
ず、任意のコーティング液を選択的に且つ大量に使用可
能なコーティング操作性に優れたコーティング装置を提
供することができる。
ーティング装置の構成を概略的に示す図、(b)は、同
図(a)に示されたコーティング装置の正面図、(c)
は、オンディマンドコーティングヘッドの構成を示す断
面図。
ディマンドコーティングヘッドの他の変形例の構成を示
す図、(b)は、同図(a)のオンディマンドコーティ
ングヘッドに設けられた多孔膜の構成を示す図。
構成を示す図。
側面図、(b)は、環状ガイドチューブ及びフレキシブ
ルチューブの接続関係を示す図、(c)は、環状ガイド
チューブの他の例を示す図。
ーティング装置の構成を概略的に示す図、(b)は、本
発明の第3の実施の形態に係るコーティング装置の構成
を概略的に示す図。
Claims (3)
- 【請求項1】 所定のコーティング液を噴射することに
よって、媒体上にコーティングを施すコーティングヘッ
ドが設けられたコーティングヘッドユニットと、 このコーティングヘッドユニットを前記媒体を横断する
方向に沿って往復移動させることが可能な移動支持台
と、 一端が前記移動支持台又は前記コーティングヘッドユニ
ットに支持され且つ他端がコーティング装置本体に支持
された中空の環状ガイドチューブと、 前記コーティング装置本体に支持されたコーティング液
容器と、 このコーティング液容器と前記コーティングヘッドユニ
ットとを繋ぐフレキシブルチューブとを備えており、 前記フレキシブルチューブは、前記コーティングヘッド
ユニット及び前記コーティング液容器の少なくとも一方
に対して着脱可能であって、且つ、前記環状ガイドチュ
ーブの内部を通して抜き挿し可能に構成されていること
を特徴とするコーティング装置。 - 【請求項2】 前記コーティングヘッドユニット及び前
記コーティング液容器は、共に、着脱可能に支持されて
いることを特徴とする請求項1に記載のコーティング装
置。 - 【請求項3】 前記環状ガイドチューブは、その一端が
前記移動支持台又は前記コーティングヘッドユニットに
対して着脱可能に支持されていることを特徴とする請求
項1に記載のコーティング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20911997A JPH1148466A (ja) | 1997-08-04 | 1997-08-04 | コーティング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20911997A JPH1148466A (ja) | 1997-08-04 | 1997-08-04 | コーティング装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1148466A true JPH1148466A (ja) | 1999-02-23 |
Family
ID=16567611
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20911997A Pending JPH1148466A (ja) | 1997-08-04 | 1997-08-04 | コーティング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1148466A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001018380A (ja) * | 1999-06-03 | 2001-01-23 | Eastman Kodak Co | 画像上にテクスチャ化された層を形成する装置 |
JP2003088782A (ja) * | 2001-09-18 | 2003-03-25 | Kyokuto Sanki Co Ltd | ラミネート装置 |
-
1997
- 1997-08-04 JP JP20911997A patent/JPH1148466A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001018380A (ja) * | 1999-06-03 | 2001-01-23 | Eastman Kodak Co | 画像上にテクスチャ化された層を形成する装置 |
JP2003088782A (ja) * | 2001-09-18 | 2003-03-25 | Kyokuto Sanki Co Ltd | ラミネート装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040804 |
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A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20040804 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
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A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20060403 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20060509 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20060912 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |