JPH1148459A - 洗浄液再生装置 - Google Patents
洗浄液再生装置Info
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- JPH1148459A JPH1148459A JP9214633A JP21463397A JPH1148459A JP H1148459 A JPH1148459 A JP H1148459A JP 9214633 A JP9214633 A JP 9214633A JP 21463397 A JP21463397 A JP 21463397A JP H1148459 A JPH1148459 A JP H1148459A
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- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41P—INDEXING SCHEME RELATING TO PRINTING, LINING MACHINES, TYPEWRITERS, AND TO STAMPS
- B41P2235/00—Cleaning
- B41P2235/30—Recovering used solvents or residues
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- Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 印刷機の洗浄液を再生させるためのエネルギ
ーを殆ど必要としない洗浄液再生装置を提供すること。 【解決手段】 洗浄液再生装置３０の上流側に配設され
ている分離槽１６は、排液管８との接続口に粗いフィル
タ１１を設けている。フィルタ１１の下方には、傾斜面
を有する複数の案内板１４ａが取付けられ、分離槽１６
の下部にはドレン抜き２３が設けられている。フィルタ
槽１７には、下方に延在する案内板１４ｂが取付けら
れ、出口側に密フィルタ１５を設けている。最上流側に
配設されているフィルタ槽１７の下流側に配設されてい
る２つのフィルタ槽１７も同じ構成である。フィルタ槽
１７の下流側には、これに隣接して再生液を貯溜する再
生液槽１８が配設され、再生液槽１８は、供給槽４に接
続されている。
ーを殆ど必要としない洗浄液再生装置を提供すること。 【解決手段】 洗浄液再生装置３０の上流側に配設され
ている分離槽１６は、排液管８との接続口に粗いフィル
タ１１を設けている。フィルタ１１の下方には、傾斜面
を有する複数の案内板１４ａが取付けられ、分離槽１６
の下部にはドレン抜き２３が設けられている。フィルタ
槽１７には、下方に延在する案内板１４ｂが取付けら
れ、出口側に密フィルタ１５を設けている。最上流側に
配設されているフィルタ槽１７の下流側に配設されてい
る２つのフィルタ槽１７も同じ構成である。フィルタ槽
１７の下流側には、これに隣接して再生液を貯溜する再
生液槽１８が配設され、再生液槽１８は、供給槽４に接
続されている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷機の洗浄装置
において、洗浄液でインキ等を洗浄する洗浄装置の排液
を再生する洗浄液再生装置に関する。
において、洗浄液でインキ等を洗浄する洗浄装置の排液
を再生する洗浄液再生装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】図５は、従来の洗浄液再生装置等を示
す。印刷機１の洗浄装置６は、使用後または長期連続運
転の途中で、印刷機１の図示しない版胴、ブランケット
胴、圧胴等を洗浄液９を用いて洗浄する。洗浄時では、
供給槽４の洗浄液９を供給ポンプ５を介して、供給管７
により洗浄装置６へ供給する。洗浄後の排液はそのまま
廃棄する場合や、図５に示すように排液を再生使用する
場合がある。従来では排液を再生使用する場合に、蒸留
槽３で蒸留して使用するものが公知である。これは洗浄
後の排液を排液管８で集め、それを蒸留槽３に導き蒸留
し、溶剤と水を供給槽４に戻し、再使用している。
す。印刷機１の洗浄装置６は、使用後または長期連続運
転の途中で、印刷機１の図示しない版胴、ブランケット
胴、圧胴等を洗浄液９を用いて洗浄する。洗浄時では、
供給槽４の洗浄液９を供給ポンプ５を介して、供給管７
により洗浄装置６へ供給する。洗浄後の排液はそのまま
廃棄する場合や、図５に示すように排液を再生使用する
場合がある。従来では排液を再生使用する場合に、蒸留
槽３で蒸留して使用するものが公知である。これは洗浄
後の排液を排液管８で集め、それを蒸留槽３に導き蒸留
し、溶剤と水を供給槽４に戻し、再使用している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
の洗浄装置では、排液をそのまま廃棄する場合に、産業
廃棄物処理業者等に依頼して廃棄処理をする必要があ
り、洗浄液の消費量が大きい。また、蒸留装置を設けて
蒸留により異物を分離し、再生使用するものは、加熱・
冷却する装置等が必要となり、それを稼働するために必
要なエネルギーも大きなものとなる。これもランニング
コストが高く、エネルギーの無駄が多い。本発明はこの
ような従来のものにおける諸問題点を解消し、供給エネ
ルギーを殆ど必要とせず、しかも再生使用ができる洗浄
液再生装置を提供することを目的とする。
の洗浄装置では、排液をそのまま廃棄する場合に、産業
廃棄物処理業者等に依頼して廃棄処理をする必要があ
り、洗浄液の消費量が大きい。また、蒸留装置を設けて
蒸留により異物を分離し、再生使用するものは、加熱・
冷却する装置等が必要となり、それを稼働するために必
要なエネルギーも大きなものとなる。これもランニング
コストが高く、エネルギーの無駄が多い。本発明はこの
ような従来のものにおける諸問題点を解消し、供給エネ
ルギーを殆ど必要とせず、しかも再生使用ができる洗浄
液再生装置を提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、印刷機の洗浄すべき部材を洗浄する洗浄
装置から排出された洗浄液の排液を回収して再生する洗
浄液再生装置において、回収した洗浄液の排液から異物
を除去するフィルタと、該フィルタを配設するととも
に、排液に含まれる比重の重い異物を沈澱分離させる仕
切板を設けたフィルタ槽と、該フィルタ槽から供給され
た再生洗浄液を貯溜する再生液槽と、該再生液槽の洗浄
液を上記洗浄装置へ給送するポンプとからなることを特
徴とする。
に、本発明は、印刷機の洗浄すべき部材を洗浄する洗浄
装置から排出された洗浄液の排液を回収して再生する洗
浄液再生装置において、回収した洗浄液の排液から異物
を除去するフィルタと、該フィルタを配設するととも
に、排液に含まれる比重の重い異物を沈澱分離させる仕
切板を設けたフィルタ槽と、該フィルタ槽から供給され
た再生洗浄液を貯溜する再生液槽と、該再生液槽の洗浄
液を上記洗浄装置へ給送するポンプとからなることを特
徴とする。
【０００５】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第１の実施の形態
による洗浄液再生装置について、図面を参照しながら説
明する。なお、従来技術と同一の構成については、同一
の符号を付し、その説明を省略する。洗浄液再生装置３
０は、洗浄装置６の下流側に排液管８を介して接続され
ている。洗浄液再生装置３０は、主として分離槽１６、
３連のフィルタ槽１７及び再生液槽１８等から構成され
ている。上流側に配設されている分離槽１６は、排液管
８との接続口に目の粗さが１００〜２００μ以上の粗い
フィルタ１１を設けている。フィルタ１１の下方には、
傾斜面を有する複数の案内板１４ａが取付けられ、分離
槽１６の下部にはドレン抜き２３が設けられている。
による洗浄液再生装置について、図面を参照しながら説
明する。なお、従来技術と同一の構成については、同一
の符号を付し、その説明を省略する。洗浄液再生装置３
０は、洗浄装置６の下流側に排液管８を介して接続され
ている。洗浄液再生装置３０は、主として分離槽１６、
３連のフィルタ槽１７及び再生液槽１８等から構成され
ている。上流側に配設されている分離槽１６は、排液管
８との接続口に目の粗さが１００〜２００μ以上の粗い
フィルタ１１を設けている。フィルタ１１の下方には、
傾斜面を有する複数の案内板１４ａが取付けられ、分離
槽１６の下部にはドレン抜き２３が設けられている。
【０００６】分離槽１６の下流側には、これに隣接して
３連のフィルタ槽１７が配設されている。フィルタ槽１
７は、分離槽１６の排出口と連通する入口側に、下方に
延在する仕切板である案内板１４ｂが取付けられ、出口
側に目の粗さが５〜２０μ程度の密フィルタ１５を設け
ている。フィルタ槽１７の下部にはドレン抜き２３が設
けられている。この最上流側に配設されているフィルタ
槽１７の下流側に配設されている２つのフィルタ槽１７
も、それと同じ構成である。フィルタ槽１７の下流側に
は、これに隣接して再生液を貯溜する再生液槽１８が配
設され、再生液槽１８は、供給槽４に接続されている。
なお、図１に示すように、分離槽１６の排出口、各フィ
ルタ槽１７の入り口及び排出口、再生液槽１８の入口の
高さは等しく、各密フィルタ１５の高さも等しい。供給
槽４には、洗浄液を補給する補給管２２、洗浄液９の液
面高さを測る液面検知器１９が設けられている。供給槽
４には、供給管７を介在して洗浄装置６に洗浄液を給送
する供給ポンプ５が接続されている。
３連のフィルタ槽１７が配設されている。フィルタ槽１
７は、分離槽１６の排出口と連通する入口側に、下方に
延在する仕切板である案内板１４ｂが取付けられ、出口
側に目の粗さが５〜２０μ程度の密フィルタ１５を設け
ている。フィルタ槽１７の下部にはドレン抜き２３が設
けられている。この最上流側に配設されているフィルタ
槽１７の下流側に配設されている２つのフィルタ槽１７
も、それと同じ構成である。フィルタ槽１７の下流側に
は、これに隣接して再生液を貯溜する再生液槽１８が配
設され、再生液槽１８は、供給槽４に接続されている。
なお、図１に示すように、分離槽１６の排出口、各フィ
ルタ槽１７の入り口及び排出口、再生液槽１８の入口の
高さは等しく、各密フィルタ１５の高さも等しい。供給
槽４には、洗浄液を補給する補給管２２、洗浄液９の液
面高さを測る液面検知器１９が設けられている。供給槽
４には、供給管７を介在して洗浄装置６に洗浄液を給送
する供給ポンプ５が接続されている。
【０００７】次に、洗浄液再生装置３０の作用について
説明する。洗浄液９は、洗浄液供給槽４から供給ポンプ
５で給送され、供給管７を通り洗浄装置６へ供給する。
洗浄を終えた排液１０は、洗浄装置６から排液管８で集
められ、分離槽１６に送られる。分離槽１６に送られた
排液１０は、粗いフィルタ１１でインキの塊や混入した
紙粉、紙片、繊維及びその他の比較的大きな異物を捕捉
する。粗いフィルタ１１を通過した排液１０の比重の重
い異物は、案内板１４ａの傾斜面を自重で落ち流れ、分
離槽１６内の沈降分離部１２に沈降する。
説明する。洗浄液９は、洗浄液供給槽４から供給ポンプ
５で給送され、供給管７を通り洗浄装置６へ供給する。
洗浄を終えた排液１０は、洗浄装置６から排液管８で集
められ、分離槽１６に送られる。分離槽１６に送られた
排液１０は、粗いフィルタ１１でインキの塊や混入した
紙粉、紙片、繊維及びその他の比較的大きな異物を捕捉
する。粗いフィルタ１１を通過した排液１０の比重の重
い異物は、案内板１４ａの傾斜面を自重で落ち流れ、分
離槽１６内の沈降分離部１２に沈降する。
【０００８】比較的大きな異物を除去した分離槽１６内
の上澄液は、フィルタ槽１７に流出する。上澄液はフィ
ルタ槽１７では案内板１４ｂの下端を通らなければ、下
流側の次のフィルタ槽１７に流出できない。そのため、
比重の重い粒子は、案内板１４ｂで下部へ流れ着くと、
自重で上昇できず沈降分離する。フィルタ槽１７の上澄
液は、上部に設けた密フィルタ１５を下部から上部へ通
過し、同様に次のフィルタ槽１７へ導かれ同様の処理を
行い、最下流側のフィルタ槽１７の上澄液を再生液槽１
８に流入させ再生された洗浄液を蓄える。
の上澄液は、フィルタ槽１７に流出する。上澄液はフィ
ルタ槽１７では案内板１４ｂの下端を通らなければ、下
流側の次のフィルタ槽１７に流出できない。そのため、
比重の重い粒子は、案内板１４ｂで下部へ流れ着くと、
自重で上昇できず沈降分離する。フィルタ槽１７の上澄
液は、上部に設けた密フィルタ１５を下部から上部へ通
過し、同様に次のフィルタ槽１７へ導かれ同様の処理を
行い、最下流側のフィルタ槽１７の上澄液を再生液槽１
８に流入させ再生された洗浄液を蓄える。
【０００９】なお、このフィルタ槽１７内で上澄液が上
昇するとき、上昇速度と異物の沈降速度の関係を考慮し
て槽の容量は決められている。したがって、フィルタ槽
１７で比重の大きい粒子を沈降させながら、上澄液を密
フィルタ１５を通して、フィルタ槽１７に送っているの
で、数個のフィルタ槽１７を通過すれば、インキが混濁
した不透明な洗浄液も殆ど透明な再使用可能な洗浄液が
得られ、これを再生液槽に蓄える。得られた再生液は、
ポンプにより洗浄装置へ供給し、再使用する。
昇するとき、上昇速度と異物の沈降速度の関係を考慮し
て槽の容量は決められている。したがって、フィルタ槽
１７で比重の大きい粒子を沈降させながら、上澄液を密
フィルタ１５を通して、フィルタ槽１７に送っているの
で、数個のフィルタ槽１７を通過すれば、インキが混濁
した不透明な洗浄液も殆ど透明な再使用可能な洗浄液が
得られ、これを再生液槽に蓄える。得られた再生液は、
ポンプにより洗浄装置へ供給し、再使用する。
【００１０】分離槽１６またはフィルタ槽１７の下部に
溜まった沈降物は、適当な時期にドレン抜き２３により
排出させる。この洗浄液の排出と他での飛散、蒸発等が
洗浄液の消費量となり、全部廃却するものに比べ、消費
量を極めて少なくすることができる。そして、供給槽４
の液面を規定範囲に保ち、洗浄液９の消費量に見合う新
しい洗浄液を、補給管２２から供給する。以上の方法で
再生すれば、何回でも排液１０を繰り返し使用できる。
溜まった沈降物は、適当な時期にドレン抜き２３により
排出させる。この洗浄液の排出と他での飛散、蒸発等が
洗浄液の消費量となり、全部廃却するものに比べ、消費
量を極めて少なくすることができる。そして、供給槽４
の液面を規定範囲に保ち、洗浄液９の消費量に見合う新
しい洗浄液を、補給管２２から供給する。以上の方法で
再生すれば、何回でも排液１０を繰り返し使用できる。
【００１１】以上の構成によれば、洗浄液で洗い落とさ
れた印刷胴表面等のインキ汚れ、紙粉、紙断片その他の
異物はフィルタで捕捉または沈降により分離されて、再
び透明の再使用可能な洗浄液となり、通常の洗浄は何回
でも繰り返し使用できる。したがって、汚濁液を大量に
廃棄し、環境を汚すことなく、処理すべく廃棄量が極め
て少なく、かつ、再使用の為のエネルギーも極少です
む。したがって、環境にやさしく費用が少なくてすむ。
また、フィルタ槽１７で、一旦異物を沈降させてから密
フィルタ１５に通すようにしているので、密フィルタ１
５が詰まりにくい。
れた印刷胴表面等のインキ汚れ、紙粉、紙断片その他の
異物はフィルタで捕捉または沈降により分離されて、再
び透明の再使用可能な洗浄液となり、通常の洗浄は何回
でも繰り返し使用できる。したがって、汚濁液を大量に
廃棄し、環境を汚すことなく、処理すべく廃棄量が極め
て少なく、かつ、再使用の為のエネルギーも極少です
む。したがって、環境にやさしく費用が少なくてすむ。
また、フィルタ槽１７で、一旦異物を沈降させてから密
フィルタ１５に通すようにしているので、密フィルタ１
５が詰まりにくい。
【００１２】本実施の形態では、図２に示すように、再
生液槽１８と供給槽は一体にしてもよい。そして、再生
液槽１８の液面を液面検知器１９により、規定範囲に保
ち、供給ポンプ５で洗浄液を洗浄装置６に送ってもよ
い。また、再生液槽１８から供給槽４への移送はポンプ
で行ってもよい。フィルタ槽１７の排出口側に密フィル
タ１５を設けたが、入口側にフィルタを設け、その後沈
降部を通過するようにしてもよい。フィルタ槽１７につ
いては、密フィルタ１５の目の大きさを、順次小さくす
ることが可能である。
生液槽１８と供給槽は一体にしてもよい。そして、再生
液槽１８の液面を液面検知器１９により、規定範囲に保
ち、供給ポンプ５で洗浄液を洗浄装置６に送ってもよ
い。また、再生液槽１８から供給槽４への移送はポンプ
で行ってもよい。フィルタ槽１７の排出口側に密フィル
タ１５を設けたが、入口側にフィルタを設け、その後沈
降部を通過するようにしてもよい。フィルタ槽１７につ
いては、密フィルタ１５の目の大きさを、順次小さくす
ることが可能である。
【００１３】次に、本発明の第２の実施の形態による洗
浄液再生装置について、図３を参照しながら説明する。
なお、従来技術及び第１の実施の形態と同一の構成につ
いては、同一の符号を付し、その説明を省略する。洗浄
液再生装置３０は、第１の実施の形態における分離槽の
代わりに、中継タンク２０を配設している。中継タンク
２０は、洗浄装置６よりも低い位置に配置され、排液管
８との接続部には、粗いフィルタ１１を設けている。中
継タンク２０は、上部に開口を有する仕切板である案内
板１４ｃを設け、その内部を２つに区画している。一方
の沈澱分離部１２には、ドレン抜き２３が設けられ、他
方の貯溜部１２ａには、液面検知器１９と、排液をフィ
ルタ槽１７に供給する移送ポンプ２１を設けている。
浄液再生装置について、図３を参照しながら説明する。
なお、従来技術及び第１の実施の形態と同一の構成につ
いては、同一の符号を付し、その説明を省略する。洗浄
液再生装置３０は、第１の実施の形態における分離槽の
代わりに、中継タンク２０を配設している。中継タンク
２０は、洗浄装置６よりも低い位置に配置され、排液管
８との接続部には、粗いフィルタ１１を設けている。中
継タンク２０は、上部に開口を有する仕切板である案内
板１４ｃを設け、その内部を２つに区画している。一方
の沈澱分離部１２には、ドレン抜き２３が設けられ、他
方の貯溜部１２ａには、液面検知器１９と、排液をフィ
ルタ槽１７に供給する移送ポンプ２１を設けている。
【００１４】次に、本実施の形態の作用について説明す
る。洗浄装置６からの排液を、中継タンク２０に給送す
る。中継タンク２０には粗フィルタ１１を設けているの
で、ここで大きな異物は除去される。そして、案内板１
４ｃにより比重の重い異物を、沈降分離部１２に分離す
る。貯溜部１２ａの上澄液は、移送ポンプ２１によりフ
ィルタ槽１７に供給される。その後の処理は、第１の実
施の形態と同じである。
る。洗浄装置６からの排液を、中継タンク２０に給送す
る。中継タンク２０には粗フィルタ１１を設けているの
で、ここで大きな異物は除去される。そして、案内板１
４ｃにより比重の重い異物を、沈降分離部１２に分離す
る。貯溜部１２ａの上澄液は、移送ポンプ２１によりフ
ィルタ槽１７に供給される。その後の処理は、第１の実
施の形態と同じである。
【００１５】本実施の形態では、第１の実施の形態にお
ける効果の他に、最も低い位置に配置されている洗浄装
置６から床までの寸法が小さい場合でも、その間に中継
タンク２０を設け、移送ポンプ２１でフィルタ槽１７群
を他の装置から離れた、都合の良い位置に設置すること
ができる。そのうえ、フィルタ槽１７の高さ方向での設
置上の自由度が大きくなる。さらに、沈降分離部１２を
横並びに設けたので、中継タンクの高さが大きくなら
ず、洗浄装置６と床までの間が小さくとも容易に、それ
を配設できる。なお、第１の実施の形態では、フィルタ
槽１７の形状については、沈降分離部１２をフィルタ槽
１７の下部に設けたが、それを中継タンク２０のような
形状にして、横部に設けてもよいし、さらにフィルタ槽
１７の前に第１の実施の形態の分離槽１６を加えてもよ
い。
ける効果の他に、最も低い位置に配置されている洗浄装
置６から床までの寸法が小さい場合でも、その間に中継
タンク２０を設け、移送ポンプ２１でフィルタ槽１７群
を他の装置から離れた、都合の良い位置に設置すること
ができる。そのうえ、フィルタ槽１７の高さ方向での設
置上の自由度が大きくなる。さらに、沈降分離部１２を
横並びに設けたので、中継タンクの高さが大きくなら
ず、洗浄装置６と床までの間が小さくとも容易に、それ
を配設できる。なお、第１の実施の形態では、フィルタ
槽１７の形状については、沈降分離部１２をフィルタ槽
１７の下部に設けたが、それを中継タンク２０のような
形状にして、横部に設けてもよいし、さらにフィルタ槽
１７の前に第１の実施の形態の分離槽１６を加えてもよ
い。
【００１６】次に、本発明の第３の実施の形態による洗
浄液再生装置について、図４を参照しながら説明する。
第２の実施の形態と同一の構成については、同一の符号
を付し、その説明を省略する。本実施の形態では、フィ
ルタ槽１７の入口側に密フィルタ１５を配設し、フィル
タ槽１７が下流側になるにしたがって、排出口及び入口
の位置が低くなっている。本実施の形態では、洗浄後の
洗浄液を受ける中継タンク２０から送られた洗浄液をフ
ィルタ槽１７に給送する。フィルタ槽１７は入口に密フ
ィルタ１５を設け、液を案内板１４によりフィルタ槽１
７の下部に導き、沈降分離部１２を通過後、次のフィル
タ槽１７に上澄液を、順次流出させる。そして、再使用
できる状態になった洗浄液を再生液槽１８に蓄え、再び
供給ポンプ５で洗浄装置６へ給送するようにした。本実
施の形態では、上記第１及び第２の実施の形態と同様の
効果の他に、異物の沈降分離よりも先に、排液をフィル
タ１５で濾すので異物捕捉効果率が上がる。なお、フィ
ルタ槽１７に分離槽１６を追加することもできる。ま
た、最下流側のフィルタ槽１７は、再生液槽１８または
供給槽４と共通にできる。
浄液再生装置について、図４を参照しながら説明する。
第２の実施の形態と同一の構成については、同一の符号
を付し、その説明を省略する。本実施の形態では、フィ
ルタ槽１７の入口側に密フィルタ１５を配設し、フィル
タ槽１７が下流側になるにしたがって、排出口及び入口
の位置が低くなっている。本実施の形態では、洗浄後の
洗浄液を受ける中継タンク２０から送られた洗浄液をフ
ィルタ槽１７に給送する。フィルタ槽１７は入口に密フ
ィルタ１５を設け、液を案内板１４によりフィルタ槽１
７の下部に導き、沈降分離部１２を通過後、次のフィル
タ槽１７に上澄液を、順次流出させる。そして、再使用
できる状態になった洗浄液を再生液槽１８に蓄え、再び
供給ポンプ５で洗浄装置６へ給送するようにした。本実
施の形態では、上記第１及び第２の実施の形態と同様の
効果の他に、異物の沈降分離よりも先に、排液をフィル
タ１５で濾すので異物捕捉効果率が上がる。なお、フィ
ルタ槽１７に分離槽１６を追加することもできる。ま
た、最下流側のフィルタ槽１７は、再生液槽１８または
供給槽４と共通にできる。
【００１７】以上本発明の各実施の形態について説明し
たが、本発明はこれらに限定されることなく、本発明の
技術的思想に基づいて種々の変更が可能である。例え
ば、本実施の形態では粗いフィルタ１１を１００〜２０
０μ以上のものを用い、密フィルタ５を５〜２０μ程度
のものを用いたが、フィルタの目の大きさは、インキの
種類や使用する紙、印刷機等の特性などを考慮して定め
る。また、フィルタ槽１７の数について、各実施の形態
では３槽としたが、これ以下であっても以上であっても
よい。さらに、第１の実施の形態における分離槽１６の
案内板１４ａと、フィルタ槽１７の案内板１４ｂについ
ては、その形状が異なるが、相互に交換使用することも
可能である。
たが、本発明はこれらに限定されることなく、本発明の
技術的思想に基づいて種々の変更が可能である。例え
ば、本実施の形態では粗いフィルタ１１を１００〜２０
０μ以上のものを用い、密フィルタ５を５〜２０μ程度
のものを用いたが、フィルタの目の大きさは、インキの
種類や使用する紙、印刷機等の特性などを考慮して定め
る。また、フィルタ槽１７の数について、各実施の形態
では３槽としたが、これ以下であっても以上であっても
よい。さらに、第１の実施の形態における分離槽１６の
案内板１４ａと、フィルタ槽１７の案内板１４ｂについ
ては、その形状が異なるが、相互に交換使用することも
可能である。
【００１８】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、洗
浄液を再生を多数回繰り返して再生利用でき、大量の汚
濁液を排出することがないので洗浄液の消耗が少ない。
また、再生のめのエネルギーも極く僅かで済む。したが
って、維持費用も安価である。蒸留するもののような加
熱・冷却がないため準備運転の必要もなく直運転できる
と共に、温度による人体への安全保護装置等の必要もな
い。以上のように無駄なエネルギーを使うことなく、地
球にやさしい装置を提供することができる。
浄液を再生を多数回繰り返して再生利用でき、大量の汚
濁液を排出することがないので洗浄液の消耗が少ない。
また、再生のめのエネルギーも極く僅かで済む。したが
って、維持費用も安価である。蒸留するもののような加
熱・冷却がないため準備運転の必要もなく直運転できる
と共に、温度による人体への安全保護装置等の必要もな
い。以上のように無駄なエネルギーを使うことなく、地
球にやさしい装置を提供することができる。
【図１】本発明の第１の実施の形態による洗浄液再生装
置の概略断面図である。
置の概略断面図である。
【図２】本発明の第１の実施の形態による洗浄液再生装
置の変形例を示す概略断面図である。
置の変形例を示す概略断面図である。
【図３】本発明の第２の実施の形態による洗浄液再生装
置の概略断面図である。
置の概略断面図である。
【図４】本発明の第３の実施の形態による洗浄液再生装
置の概略断面図である。
置の概略断面図である。
【図５】従来の洗浄液再生装置の概略断面図である。
１ 印刷機 ４ 供給槽 ５ 供給ポンプ ６ 洗浄装置 ７ 供給管 ８ 排液管 ９ 洗浄液 １０ 排液 １１ 粗いフィルタ １２ 沈降分離部 １４ａ〜１４ｃ 案内板 １５ 密フィルタ １６ 分離槽 １７ フィルタ槽 １８ 再生液槽 ２０ 中継タンク ２１ 移送ポンプ ３０ 洗浄液再生装置
Claims (2)
- 【請求項１】 印刷機の洗浄すべき部材を洗浄する洗浄
装置から排出された洗浄液の排液を回収して再生する洗
浄液再生装置において、回収した洗浄液の排液から異物
を除去するフィルタと、該フィルタを配設するととも
に、排液に含まれる比重の重い異物を沈澱分離させる仕
切板を設けたフィルタ槽と、該フィルタ槽から供給され
た再生洗浄液を貯溜する再生液槽と、該再生液槽の洗浄
液を上記洗浄装置へ給送するポンプとからなることを特
徴とする洗浄液再生装置。 - 【請求項２】 上記洗浄装置とフィルタ槽との間に、か
つ、洗浄装置よりも下方の位置に中継タンクを設け、該
中継タンクに、洗浄液の排液から異物を除去する上記フ
ィルタよりも目の粗いフィルタを設けるとともに、中継
タンク内に供給された洗浄液の排液を、上記フィルタ槽
に給送するポンプを設けた請求項１に記載の洗浄液再生
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9214633A JPH1148459A (ja) | 1997-08-08 | 1997-08-08 | 洗浄液再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9214633A JPH1148459A (ja) | 1997-08-08 | 1997-08-08 | 洗浄液再生装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1148459A true JPH1148459A (ja) | 1999-02-23 |
Family
ID=16658980
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9214633A Withdrawn JPH1148459A (ja) | 1997-08-08 | 1997-08-08 | 洗浄液再生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1148459A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1632352A3 (en) * | 2004-09-03 | 2007-03-21 | Ecografica S.r.l. | Apparatus and method for improving the characteristics of wetting water in offset printing machines |
| WO2009010295A2 (de) | 2007-07-17 | 2009-01-22 | Technotrans Ag | Filtration für druckmaschinen |
-
1997
- 1997-08-08 JP JP9214633A patent/JPH1148459A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1632352A3 (en) * | 2004-09-03 | 2007-03-21 | Ecografica S.r.l. | Apparatus and method for improving the characteristics of wetting water in offset printing machines |
| WO2009010295A2 (de) | 2007-07-17 | 2009-01-22 | Technotrans Ag | Filtration für druckmaschinen |
| WO2009010295A3 (de) * | 2007-07-17 | 2009-04-02 | Technotrans Ag | Filtration für druckmaschinen |
| US20100199866A1 (en) * | 2007-07-17 | 2010-08-12 | Technotrans Ag | Filtration for Printing Presses |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20041102 |