JPH1148327A - 2軸延伸吹込成形法におけるプリフォーム温度制御方法及びその装置 - Google Patents

2軸延伸吹込成形法におけるプリフォーム温度制御方法及びその装置

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JPH1148327A
JPH1148327A JP9211474A JP21147497A JPH1148327A JP H1148327 A JPH1148327 A JP H1148327A JP 9211474 A JP9211474 A JP 9211474A JP 21147497 A JP21147497 A JP 21147497A JP H1148327 A JPH1148327 A JP H1148327A
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JP
Japan
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preform
temperature
heating
line
stretch blow
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JP9211474A
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Mikio Uchiyama
幹夫 内山
Tatsuo Suzuki
達雄 鈴木
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Tahara KK
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Tahara KK
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    • B29C49/00Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
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    • B29C49/78Measuring, controlling or regulating
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加熱ラインにおけるプリフォーム加熱を制御
することにより、プリフォームの投入温度が変わっても
歩留りの良好な成形ができる2軸延伸吹込成形法におけ
るプリフォーム温度制御方法及びその装置を提供する。 【解決手段】 加熱ライン1にプリフォームを供給する
付近におけるプリフォームの温度をセンサーAで、ま
た、延伸ブローライン2にプリフォームを供給する付近
におけるプリフォームの温度をセンサーBでそれぞれ測
定して、加熱ライン2におけるプリフォーム温度を常に
一定に制御する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、2軸延伸吹込成
形方法及びその装置に関し、プリフォームの加熱前と加
熱後の温度を測定し、この温度差に応じて加熱ヒータや
加熱金型等を制御し、常にブロー金型に供給する時のプ
リフォーム温度を一定にさせ、品質の安定した製品を得
ようとするものである。
【0002】
【従来の技術】近時普及しているペットボトル等の樹脂
製瓶は、溶融樹脂を成形した中間素材としてのプリフォ
ームを型締装置にて2軸延伸吹込法でブロー成形してい
るが、この成形方法では、プリフォームの加熱ラインと
延伸ブローラインとを一連にして生産効率を高めるよう
にしている。
【0003】例えば、特開平9−29283号公報によ
れば、アームを有する特殊構造のチェーンベルトとスプ
ロケットを用いてキャリアを有する無端プリフォーム搬
送路を形成し、その片側の往搬送路に加熱ラインを、他
方の片側の復搬送路に延伸ブローラインを配置し、加熱
ラインに面してチェーンベルトは互いにアームを引き寄
せてキャリアのピッチ間隔を小さくし、延伸ブローライ
ンでは製品がプリフォームよりも拡大するから、アーム
を拡げてキャリアのピッチ間隔を大きくするという成形
装置が提供されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の成形装置によれば、加熱ラインについて格別の記載
をしていないので、これを公知技術によるものと解して
当業者の通例によれば、電熱ヒーター群をプリフォーム
搬送ラインに向けてその両側に配置したものが用いられ
る。そして、この電熱ヒーターは常に一定出力の一定温
度で加熱する構成であるから、加熱ラインへのプリフォ
ームの投入温度が変わると、加熱エネルギーは一定であ
るため、ストレッチブロー成形するときのプリフォーム
温度が変わり、品質が安定せず、歩留りの悪い成形とな
る不都合がある。
【0005】そこで、この発明は、これらの不都合を解
決することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる2軸延
伸吹込成形法におけるプリフォーム温度制御方法は、請
求項1によれば、プリフォームを加熱して延伸ブローさ
せる2軸延伸吹込成形法において、プリフォームを供給
する付近におけるプリフォームの加熱前温度と、延伸ブ
ロー型締にプリフォームを供給する付近におけるプリフ
ォームの加熱後温度とを測定し、該加熱後のプリフォー
ムの温度を常に一定に制御することを特徴とする。
【0007】請求項2、プリフォームを加熱して延伸ブ
ローさせる2軸延伸吹込成形法において、プリフォーム
を供給する付近におけるプリフォームの加熱前温度と、
延伸ブロー型締にプリフォームを供給する付近における
プリフォームの加熱後温度とを測定して比較演算し、そ
の差分に応じてプリフォーム加熱を制御することを特徴
とする。
【0008】そして、この発明にかかる2軸延伸吹込成
形法におけるプリフォーム温度制御装置は、請求項3に
よれば、第1のプリフォーム搬送路に加熱金型と加熱ヒ
ーターとを配設して加熱ラインを形成し、第2のプリフ
ォーム搬送路に型締装置と取出装置とを配設して延伸ブ
ローラインを形成し、前記第1のプリフォーム搬送路に
プリフォームを供給する供給ラインを配設し、前記第1
のプリフォーム搬送路における加熱されたプリフォーム
を前記第2のプリフォーム搬送路に移送する移載装置と
を配設し、かつ、前記第1のプリフォーム搬送ラインに
おける前記供給ラインの入口付近と前記移載装置の出口
付近に、それぞれ温度センサーを配設したことを特徴と
する。
【0009】したがって、加熱ラインにおけるプリフォ
ーム入口と出口での温度をそれぞれ測定し、それに基づ
いて加熱を一定又は可変に制御することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態を図に
基づき説明する。この発明の2軸延伸吹込成形装置は、
図1に示すように、プリフォームの加熱ライン1と延伸
ブローライン2とを、装置としてはそれぞれ独立して形
成し、加熱ライン1にプリフォーム供給ライン3を接続
するとともに、複数の加熱金型4と加熱ヒーター5を配
設し、加熱ライン1から延伸ブローライン2へのプリフ
ォームの供給に移載装置6を配設し、かつ、延伸ブロー
ライン2には型締装置7と製品取出装置8とを配設する
とともに、加熱ライン1において、プリフォーム供給ラ
イン3の付近と移載装置6の付近に、それぞれ温度セン
サーA,Bを配設した。ここで、プリフォームPは周知
であるが、図2〜5に示すように、例えばペットボトル
等の成形品のねじ口部及び首部が既に成形された有底筒
体であって、首部にはサポートリング9が成形されてい
る。このサポートリング9の下部(ねじ口部に対向する
側)をチャック等にて把持又は挟持して加熱ライン1に
供給され、又は、延伸ブローライン2に供給される。
【0011】加熱ライン1は、適宜の基台10上に4基
のスプロケット11がそれぞれ回転自在に立設され、こ
れらのスプロケット11を略矩形に配置したそれぞれ
に、第1のプリフォーム搬送路としてのチェーンコンベ
ア12が回動自在に掛回され、スプロケット11のいず
れか一つにサーボモーター等による駆動源13を接続
し、チェーンコンベア12は間欠送り及び非間欠送りの
いずれも制御自在である。チェーンコンベア12は、図
2に示すように、所定長さの一対のリンクプレート12
a,12aを所定の間隔で相対面させてその両端部をシ
ャフト14で回動可能に両隣りの一対のリンクプレート
12a,12aと連結してなる無端コンベアであり、図
3に示すように、対面する上下のリンクプレート12
a,12a間にガイドレール15,15が進入してい
る。ガイドレール15,15は基台10の少なくとも直
交する二辺に固定されたベース16の上面に固定されて
おり、したがって、チェーンコンベア12は下方へ撓む
ことなく水平に支持され、リンクプレート12a,12
aはガイドレール15,15の先端部上面及び下面を摺
動することができる。なお、チェーンコンベア12には
テンション用のスプロケット11aが圧接して設けられ
る。
【0012】図2,3に示すように、前記チェーンコン
ベア12のシャフト14と同軸でキャリア17が回転自
在に係合し、キャリア17の上端部にはプリフォームP
の嵌合用マンドレル18が冠着して結合され、下端部に
はベース16内において回転自在にスプロケット19が
軸着されている。スプロケット19はベース16の内側
にベース16の長手方向(図の奥行き方向)に固定又は
移動するチェーン又はタイミングベルト20に係合する
もので、チェーン又はタイミングベルト20はベース1
6内で回転自在に軸支されたプーリー21に掛け回され
ている。プーリー21は所定長さのベース16の両端部
付近に設置され、必要によっては、このプーリー21の
一つを回転させてチェーン又はタイミングベルト20を
加熱ライン1の移動方向とは逆方向へ移動させることが
できる。なお、21aはチェーン又はタイミングベルト
20を直線上にサポートしているガイダーである。ベー
ス16はチェーンコンベア12のリンクプレート12
a,12aを収容する凹部22を上面に形成し、この凹
部22の略中央部にキャリア17のローラ23を嵌合さ
せる溝24を形成した中空体である。また、シャフト1
4とキャリア17との回転を良好にし、かつ、ガタ(不
整合)の発生を阻止するためにブッシュ25を介在させ
てある。
【0013】延伸ブローライン2は、図1に示すよう
に、第2のプリフォーム搬送路として、前記チェーンコ
ンベア12とほぼ同じ構造であるがシャフト31の間隔
を長くしたリンクプレート30a,30aを所定の間隔
で相対面させてその両端部をシャフト31で回動可能に
両隣の一対のリンクプレート30a,30aと連結して
なる第2チェーンコンベア30を、基台28上に軸支し
たスプロケット29,29に掛け回した無端チェーンコ
ンベアであり、図4,5に示すように、そのシャフト3
1が中空軸からなり、その中空軸内に第2キャリア32
が嵌合して固定され、このキャリア32の上端部には加
熱されたプリフォームPの第2嵌合用マンドレル33が
嵌合して結合され、シャフト31を貫通した下端部には
接触ヘッド34が結合されている。嵌合用マンドレル3
3及び第2キャリア32はそれぞれ中心部に軸孔35,
36を有して互いに連通し、軸芯部に管部が形成されて
いる。接触ヘッド34とシャフト31との間に、それら
間を一定距離に保持するばね37が介在している。な
お、シャフト31と第2キャリア32間にはブッシュ3
8を介在させてガタ(不整合)の発生を防止してある。そ
して、第2チェーンコンベア30は、図5に示すよう
に、基台28上に固定したベース71に支持されるガイ
ドレール72,72に移動移動可能に挟持されており、
加熱ライン1におけるチェーンコンベア12と同様の構
成(但し、プリフォームPを回転させる手段は有しな
い)が採用されている。ベース71は、図6に示すよう
に、ストレッチロッド95が進退できる開溝71aを下
面に有する。
【0014】型締装置7は、図6に示すように、第2チ
ェーンコンベア30を一対の二つ割りのキャビティ70
a,70aを有する金型70,70間の中央下部に配置
するようにベース71を配設してある。ベース71の下
方に一対の下部タイロッド73,73が配設され、下部
タイロッド73,73と同様の上部タイロッド74,7
4の一端部に、一方の金型70を固定したプレート75
が固定され、このプレート75に対面して他方の金型7
0を固定したプレート76がタイロッド73,74にス
ライド可能に挿通され、タイロッド73,74の他端部
は型締基台77を貫通してプレート78に一体結合され
ている。型締基台77には回転円板79が回転自在に軸
支され、この回転円板79にリンク80,80の一端部
が180度で相対向して回転可能に軸着され、リンク8
0,80の他端部はそれぞれ前記プレート76,78に
それぞれ回転可能に軸着されている。なお、プレート7
5,76の下部はそれぞれスライダー81を介して所定
距離を有するレール82に支承され、スライダー81を
介してプレート75,76は該レール82に沿って移動
できる。したがって、サーボモーター駆動のシャフト7
9aで回転円板79を回転させてリンク80,80がほ
ぼ一直線状に整列するとプレート75,76が互いに近
接して対面する一対の金型70,70が接触し、それぞ
れキャビティが形成される。この回転円板79が逆回転
すれば対面する一対の金型70,70は開くことができ
る。
【0015】型締装置7の対面する金型70,70間の
中央下部に延伸装置90が配置される。この延伸装置9
0は、図7に示すように、前記ベース71の下面に形成
された開溝71aに対面して所定寸法で侵入して前記一
対の第2キャリア32の接触ヘッド34,34とそれぞ
れ接触すべき一対のヘッド部91,91を有するシリン
ダブロック91aを固定した所定長さのプレート92
と、これに平行なプレート93,94との間に、一対の
ストレッチロッド95,95とボールねじ96,96及
びガイドロッド97,97とを所定間隔で配設したもの
である。プレート92はフレーム98に水平に支持され
ている。ストレッチロッド95の上端部は前記ヘッド部
91を貫通し、他端部はプレート93に連結固定してあ
る。ボールねじ96はフレーム98とプレート94に両
端部がそれぞれ回転可能に連結され、プレート93にナ
ットブロック101で係合し、プレート94の外部でプ
ーリー102が軸着されている。プーリー102には無
端ベルト103が捲回され、プーリー102は無端ベル
ト103を介してサーボモーター等の回転駆動源105
の出力プーリー104で回転駆動される。ガイドロッド
97の下端部はプレート94に、上端部はフレーム98
にそれぞれ固定され、プレート93はスライドブロック
106を介して摺動可能に係合している。なお、ストレ
ッチロッド95,95にはエア供給口部107が設けら
れ、ヘッド部91にはプリフォームP内に空気を吹き込
むべき隙間がストレッチロッド95との間に形成されて
いる。接触ヘッド34とヘッド部91との間にはOリン
グ等のシールが介在するように、図示しないが、ヘッド
部91,91の上面に固定されている。
【0016】型締装置7の金型70,70間の中央上部
に底形昇降装置110が配置される。この装置110
は、図6に示すように、成形製品の底面を形成すべき金
型111を、対面する金型70,70間の中央部におい
て昇降可能に、支持パイプ112の下端部に連結したも
ので、支持パイプ112は昇降プレート113に固定さ
れ、昇降プレート113は固定プレート114に固定し
たシリンダ115のピストンロッド116に吊支されて
いる。一方、金型111の中心部を貫通して押え棒11
7が昇降可能に、支持パイプ112を貫通して上方へ延
伸し、固定プレート114aに固定したシリンダ118
のピストンロッド119に連結されている。シリンダ1
15は金型111を対面する金型70,70間の上部に
挟持させ、また、シリンダ118はプリフォームの底部
を押えながらストレッチするための押え棒117を所定
のストロークにて軸方向へ往復移動させる。
【0017】加熱金型4は、図8に示すように、プリフ
ォームPの形状に合わせた金型50にプリフォームPを
装着し、金型50に与える交番磁束の強弱により金型5
0の温度を調節してプリフォームPを加熱するものであ
る。すなわち、プリフォームPを収納するキャビティ5
0aを有して二つ割りにした金型50を軸方向移動によ
り開閉可能に収納するとともに、外周面に高周波電流を
通じることができる加熱コイル51を捲回した断熱ポッ
ト52と、断熱ポット52を昇降可能に支持する昇降用
ロッド53と、断熱ポット52を載置する基準プレート
55とを有し、金型50の上部に逆円錐形状のヘッド5
6を形成して断熱ポット52にはこれを嵌合する円錐形
のガイド孔57を形成し、かつ、金型50の底部にテー
パー周面58を形成して断熱ポット52にはこれを嵌合
するガイド孔59を形成するとともに、パーティング面
を離反させるべく付勢する弾機60,61を金型に介在
し、断熱ポット52が基準プレート55に載置されたと
きは金型50が昇降用ロッド53にて押し下げられ、断
熱ポット52の軸方向下方へ移動してパーティング面が
接触するようにしてある。
【0018】したがって、図8において、昇降用ロッド
53を操作することにより、昇降用ロッド53及び接続
金具62が一体で上昇してボルト63,63に沿って引
き上げ、弾機60,61の力が作用して接続金具62と
断熱ポット52との間に隙間が形成されると、断熱ポッ
ト52に嵌合する金型50は弾機60,61の力でパー
ティング面を互いに離反させる。そのため、金型50は
ガイド孔57,59を介しパーティング面が開く。そこ
で、昇降用ロッド53を更に上方へ引き上げボルト6
3,63の頭部に引っ掛け、断熱ポット52及び金型5
0を引き上げてプリフォームPから引き抜く。そして、
新たなプリフォームPを加熱するに当たり、昇降用ロッ
ド13を下降させ、パーティング面が開いたままの金型
50を保持した断熱ポット52が下降し、プリフォーム
Pが金型50のキャビティ内に収納される。断熱ポット
52が基準プレート55に載置され、隙間がボルト6
3,63の頭部と接続金具62との間に移った段階で金
型50は接続金具62に押し付けられて下方へ移動する
ため、ヘッド56がガイド孔57を、テーパー周面58
がガイド孔59を、それぞれ滑り移動して弾機60,6
1を圧縮しながらパーティング面は互いに接触する。か
くして、プリフォームPを均一又は温度分布を自在に、
かつ、短時間で加熱し温度調節をすることができる。
【0019】加熱ヒーター5は、基台10上にチェーン
コンベア12に対面して垂設されたヒーター群であっ
て、チェーンコンベア12のキャリア17にて自転しな
がら搬送されるプリフォームPを満遍なく加熱するもの
であり、これ自体は公知のもので足りるから詳細な説明
を要しない。
【0020】移載装置6は、第2チェーンコンベア30
と前記チェーンコンベア12の上部に延伸して架設配置
され、キャリア17に装填されたプリフォームPを把持
して垂直上方へ移動し、かつ、水平方向へ移動した後さ
らに垂直下方へ移動して第2チェーンコンベア30の第
2キャリア32の第2嵌合用マンドレル33にそのプリ
フォームPを装填させるもので、例えば、後記するプリ
フォーム供給ライン3又は製品取出装置8のような機構
を採用できる。この移載装置6としては、図示はしない
が、プリフォームを把持して所定高さで垂直上方へ移動
した後、水平方向又は水平反転移動し、そして垂直下方
へ移動すると云う機構が好ましい。
【0021】製品取出装置8は、前記プリフォーム供給
ラインにおける把持反転装置42と似ており、図1に示
すように、一対のチャック130を、その中心間距離を
第2チェーンコンベア30のシャフトの中心間距離と同
じくしてシャフト131に回転可能に軸支し、チャック
130が成形品を延伸ブローライン2上で把持するとシ
ャフト131が回転してその対面側上でチャック130
を開いて落とすようにしてある。
【0022】プリフォーム供給ライン3は、図9〜11
に示すように、ベルトコンベア39から搬送されるプリ
フォームPの直径と略同じ幅で相対向する一対のロッド
又は細長板40,40を傾斜して配置したガイドとその
下端部付近において水平状態で回転するターレット盤状
の円板41と、円板41の周縁部に所定間隔で形成され
た略半円形の切欠部42にて受けたプリフォームPを加
熱ライン1におけるキャリア17の嵌合用マンドレル1
8に冠して装着する把持反転装置43とからなる。把持
反転装置43は、間欠駆動機41aで回転する円板41
が受け取った二つのプリフォームPの前記サポートリン
グ9の下部を、チャック44,44でそれぞれ同時に把
持し、その支持部46がシリンダー43aにて上方へ押
し上げられ、ガイドレール47a,47aに沿って加熱
ライン1よりも高い位置の垂直方向へ上昇し、その位置
からシャフト45を中心として180度下方へ回転して
当初の状態とは反転させた状態で垂直方向へ下降させ、
加熱ライン1のチェーンコンベア12上の一対のキャリ
ア17,17における嵌合用マンドレル18,18に嵌
合させるもので、円板41が加熱ライン1よりも下位に
配置されているため、円板41の付近に立設したポスト
47に支持されたガイドレール47a,47aを摺動し
て昇降するスライダー46にシャフト45,45が支持
されている。なお、チャック44,44の中心間距離は
チェーンコンベア12のシャフト14,14の中心間距
離と同じにしてある。
【0023】したがって、加熱ライン1は、プリフォー
ム供給ライン3からプリフォームPを受け取り、これを
把持反転装置43で加熱ライン1のキャリア17,17
における嵌合用マンドレル18,18にそれぞれ装填
し、チェーンコンベア12がサーボモーター等の駆動源
13にて図1中矢示(イ)方向へ間欠回動し、プリフォ
ームPが加熱金型50にて所要の温度に加熱され、その
温度は加熱ヒーター5にて保持しつつ移送され、移載装
置6にて延伸ブローライン2に供給されるというもので
ある。そして、プリフォームPがプリフォーム供給ライ
ン3から加熱ライン1に搬送されると、温度センサーA
がその温度を測定し、これをコンピュータに記憶させ
る。一方、プリフォームPが移載装置6に搬送される
と、温度センサーBがその温度を測定し、温度センサー
A,Bの測定温度を比較し、延伸ブローライン2におけ
る成形に必要な温度にするための、加熱金型4及加熱ヒ
ーター5での加熱をその差分に応じた駆動をするために
必要な指令を自動的に与えるのである。
【0024】また、延伸ブローライン2は、移載装置6
にて受け取ったプリフォームPを第2キャリア32に
て、図1中矢示(ロ)方向へ間欠駆動される第2チェー
ンコンベア30にて移送し、型締装置7において金型7
0,70が互いに合致して延伸装置90と底型昇降装置
110が金型70,70に挟持されて2軸延伸吹込成形
がなされ、吹込時にストレッチロッド95がプリフォー
ムPを延伸するとともに、空気が吹き込まれてプリフォ
ームPがキャビティ70aに沿って成形される。この時
のストレッチロッド95の駆動速度を制御し、また、成
形装置の設定画面でストレッチロッドの位置、速度及び
時間を任意に設定できるようにする。ストレッチロッド
95がヘッド部91内に引き込まれて延伸吹込が終了す
ると、金型70,70が互いに離反し第2チェーンコン
ベア30の間欠移動にて一対の成形品が型締装置7から
離れ、製品取出装置8にて延伸ブローライン2から外さ
れて製品出口へと移送されるというものである。
【0025】
【発明の効果】以上説明したこの発明によれば、プリフ
ォームの加熱ラインにおけるプリフォーム入口と出口と
でそれぞれプリフォームの温度を測定し、それに基づい
て加熱を一定又は可変に制御することができるから、プ
リフォームの入口温度や、室温の変化等により延伸ブロ
ー成形時のプリフォーム温度が変化するのを防止するこ
とができ、延伸ブロー成形品の品質が安定する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示す平面全体図
【図2】プリフォーム搬送ライン(加熱ライン)の断面
側面図
【図3】ガイドされたプリフォーム搬送ライン(加熱ラ
イン)の断面正面図
【図4】プリフォーム搬送ライン(延伸ブローライン)
の断面側面図
【図5】ガイドされたプリフォーム搬送ライン(延伸ブ
ローライン)の断面正面図
【図6】延伸装置と底形昇降装置を付随する型締装置の
側面図
【図7】延伸装置の正面図
【図8】加熱金型の断面正面図
【図9】プリフォーム供給装置の概略側面図
【図10】プリフォーム供給装置の平面図
【図11】プリフォーム供給装置の正面図
【符号の説明】
A,B…温度センサー 1…加熱ライン 2…延伸ブローライン 3…プリフォーム供給ライン 4…加熱金型 5…電熱ヒーター 6…移載装置 7…型締装置 8…製品取出し装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリフォームを加熱して延伸ブローさせ
    る2軸延伸吹込成形法において、プリフォームを供給す
    る付近におけるプリフォームの加熱前温度と、延伸ブロ
    ー型締にプリフォームを供給する付近におけるプリフォ
    ームの加熱後温度とを測定し、該加熱後のプリフォーム
    の温度を常に一定に制御することを特徴とする2軸延伸
    吹込成形法におけるプリフォーム温度制御方法。
  2. 【請求項2】 プリフォームを加熱して延伸ブローさせ
    る2軸延伸吹込成形法において、プリフォームを供給す
    る付近におけるプリフォームの加熱前温度と、延伸ブロ
    ー型締にプリフォームを供給する付近におけるプリフォ
    ームの加熱後温度とを測定して比較演算し、その差分に
    応じてプリフォーム加熱を制御することを特徴とする2
    軸延伸吹込成形法におけるプリフォーム温度制御方法。
  3. 【請求項3】 第1のプリフォーム搬送路に加熱金型と
    加熱ヒーターとを配設して加熱ラインを形成し、第2の
    プリフォーム搬送路に型締装置と取出装置とを配設して
    延伸ブローラインを形成し、前記第1のプリフォーム搬
    送路にプリフォームを供給する供給ラインを配設し、前
    記第1のプリフォーム搬送路における加熱されたプリフ
    ォームを前記第2のプリフォーム搬送路に移送する移載
    装置とを配設し、かつ、前記第1のプリフォーム搬送ラ
    インにおける前記供給ラインの入口付近と前記移載装置
    の出口付近に、それぞれ温度センサーを配設したことを
    特徴とする2軸延伸吹込成形法におけるプリフォーム温
    度制御装置。
JP9211474A 1997-08-06 1997-08-06 2軸延伸吹込成形法におけるプリフォーム温度制御方法及びその装置 Pending JPH1148327A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1574445A1 (en) 2004-03-12 2005-09-14 Gohsho Company, Ltd. Pet bottle and method of manufacturing the same
JP2011529808A (ja) * 2008-08-04 2011-12-15 カーハーエス コーポプラスト ゲーエムベーハー ウント コンパニー カーゲー 容器をブロー成形するための方法および装置
CN113172863A (zh) * 2021-05-08 2021-07-27 台州市黄岩同鑫机械模具厂 双定位全自动太空杯吹瓶机

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