JPH1147944A - 溶接ガン - Google Patents
溶接ガンInfo
- Publication number
- JPH1147944A JPH1147944A JP9210786A JP21078697A JPH1147944A JP H1147944 A JPH1147944 A JP H1147944A JP 9210786 A JP9210786 A JP 9210786A JP 21078697 A JP21078697 A JP 21078697A JP H1147944 A JPH1147944 A JP H1147944A
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- JP
- Japan
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- piston rod
- gun
- electrode tip
- tip
- rod
- Prior art date
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- Pending
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- Resistance Welding (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 溶接作業を行ってもワークＷを変形させるこ
となく、しかもガン閉じ時間を短縮できる溶接ガンを提
供する。 【解決手段】 ガンブラケット１にイコライズ動作自在
に支持される加圧シリンダ３と、加圧シリンダ３に固定
されるガンアーム６と、ピストンロッド３ａの先端の可
動電極チップ５と、ガンアーム６の先端の、可動電極チ
ップ５に対向する固定電極チップ８とを備える溶接ガン
において、両ロッドシリンダたる加圧シリンダ３のピス
トンロッド３ａに、該ロッド３ａの尾端に開口する中空
部３ｂを形成し、ガンブラケット１にピストンロッド３
ａの尾端に対向するストッパ部１３を設け、ストッパ部
１３にピストンロッド３ａの中空部３ｂに尾端側から挿
入されるボルト１４を取付け、ボルト１４にコイルばね
１５を外挿し、ボルトヘッド１４ａ及びピストンロッド
３ａの尾端のプラグ１６でコイルばね１５を受ける。
となく、しかもガン閉じ時間を短縮できる溶接ガンを提
供する。 【解決手段】 ガンブラケット１にイコライズ動作自在
に支持される加圧シリンダ３と、加圧シリンダ３に固定
されるガンアーム６と、ピストンロッド３ａの先端の可
動電極チップ５と、ガンアーム６の先端の、可動電極チ
ップ５に対向する固定電極チップ８とを備える溶接ガン
において、両ロッドシリンダたる加圧シリンダ３のピス
トンロッド３ａに、該ロッド３ａの尾端に開口する中空
部３ｂを形成し、ガンブラケット１にピストンロッド３
ａの尾端に対向するストッパ部１３を設け、ストッパ部
１３にピストンロッド３ａの中空部３ｂに尾端側から挿
入されるボルト１４を取付け、ボルト１４にコイルばね
１５を外挿し、ボルトヘッド１４ａ及びピストンロッド
３ａの尾端のプラグ１６でコイルばね１５を受ける。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガンブラケットに
イコライズ動作自在に支持される加圧シリンダと、加圧
シリンダに固定されるＣ形のガンアームとを備え、加圧
シリンダの先端から突出するピストンロッドの先端部に
可動電極チップを取り付けると共に、ガンアームの先端
部に可動電極チップに対向する固定電極チップを取り付
けてなるＣ形の溶接ガンに関する。
イコライズ動作自在に支持される加圧シリンダと、加圧
シリンダに固定されるＣ形のガンアームとを備え、加圧
シリンダの先端から突出するピストンロッドの先端部に
可動電極チップを取り付けると共に、ガンアームの先端
部に可動電極チップに対向する固定電極チップを取り付
けてなるＣ形の溶接ガンに関する。
【０００２】
【従来の技術】この種の溶接ガンでは、加圧シリンダに
エアを供給すると、まず両電極チップのうちの可動電極
チップがピストンロッドの動きでワークに当接し、その
後固定電極チップがＣ形アームの動きでワークに当接し
てワークが加圧される。
エアを供給すると、まず両電極チップのうちの可動電極
チップがピストンロッドの動きでワークに当接し、その
後固定電極チップがＣ形アームの動きでワークに当接し
てワークが加圧される。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
溶接ガンにおいて溶接工程のサイクルタイムを短縮する
方法として、加圧シリンダの動作速度を速くし、両電極
チップを相互に離間した状態からワークを加圧するまで
に要するガン閉じ時間を短縮することが考えられる。し
かし、これでは、可動電極チップのワーク当接時の移動
速度が速くなって当接時の衝撃が大きくなりワークが変
形してしまう。
溶接ガンにおいて溶接工程のサイクルタイムを短縮する
方法として、加圧シリンダの動作速度を速くし、両電極
チップを相互に離間した状態からワークを加圧するまで
に要するガン閉じ時間を短縮することが考えられる。し
かし、これでは、可動電極チップのワーク当接時の移動
速度が速くなって当接時の衝撃が大きくなりワークが変
形してしまう。
【０００４】本発明は、上記問題点に鑑み、ワークを変
形させることなくガン閉じ時間を短縮できるようにした
溶接ガンを提供することを課題とする。
形させることなくガン閉じ時間を短縮できるようにした
溶接ガンを提供することを課題とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
本発明は、ガンブラケットにイコライズ動作自在に支持
される加圧シリンダと、加圧シリンダに固定されるＣ形
のガンアームとを備え、加圧シリンダの先端から突出す
るピストンロッドの先端部に可動電極チップを取り付け
ると共に、ガンアームの先端部に可動電極チップに対向
する固定電極チップを取り付けてなるＣ形溶接ガンにお
いて、加圧シリンダを両ロッドシリンダで構成して、加
圧シリンダのピストンロッドに該ピストンロッドの尾端
に開口する中空部を形成し、ガンブラケットにピストン
ロッドの尾端に対向するストッパ部を設けると共に、ス
トッパ部にピストンロッドの中空部に該ピストンロッド
の尾端側から挿入される棒部材を取り付けて、棒部材に
ばね部材を外挿し、棒部材の先端にばね部材の先端に当
接するばね受けを設けると共に、ピストンロッドの尾端
にばね部材の尾端に当接するばね受けを設ける。
本発明は、ガンブラケットにイコライズ動作自在に支持
される加圧シリンダと、加圧シリンダに固定されるＣ形
のガンアームとを備え、加圧シリンダの先端から突出す
るピストンロッドの先端部に可動電極チップを取り付け
ると共に、ガンアームの先端部に可動電極チップに対向
する固定電極チップを取り付けてなるＣ形溶接ガンにお
いて、加圧シリンダを両ロッドシリンダで構成して、加
圧シリンダのピストンロッドに該ピストンロッドの尾端
に開口する中空部を形成し、ガンブラケットにピストン
ロッドの尾端に対向するストッパ部を設けると共に、ス
トッパ部にピストンロッドの中空部に該ピストンロッド
の尾端側から挿入される棒部材を取り付けて、棒部材に
ばね部材を外挿し、棒部材の先端にばね部材の先端に当
接するばね受けを設けると共に、ピストンロッドの尾端
にばね部材の尾端に当接するばね受けを設ける。
【０００６】このように構成すれば、両電極チップによ
りワークを加圧するために加圧シリンダを作動させる
と、可動電極チップが取り付けられたピストンロッドが
先方に移動すると共にばね部材が圧縮されて該ばね部材
からピストンロッドに尾方への付勢力が加わり、ピスト
ンロッドの移動速度が減速されるため、可動電極チップ
がワークに当接する際の衝撃が、ばね部材がない場合に
比べて緩和される。可動電極チップがワークに当接する
と、ピストンロッドに対し加圧シリンダが尾方に移動
し、これと一体にガンアーム、即ち固定電極チップが尾
方へ移動してワークに当接し、ワークが両電極チップに
より加圧される。ここで、加圧シリンダが尾方へ移動し
ても前記ばね部材は圧縮されないため、固定電極チップ
の移動速度がばね部材によって減速されることはない。
したがって、加圧シリンダへの単位時間当たりのエアの
供給量を増大させるなどして加圧シリンダの動作速度を
速くすると、固定電極チップの移動速度が速くなり、ガ
ン閉じ時間が短縮される。
りワークを加圧するために加圧シリンダを作動させる
と、可動電極チップが取り付けられたピストンロッドが
先方に移動すると共にばね部材が圧縮されて該ばね部材
からピストンロッドに尾方への付勢力が加わり、ピスト
ンロッドの移動速度が減速されるため、可動電極チップ
がワークに当接する際の衝撃が、ばね部材がない場合に
比べて緩和される。可動電極チップがワークに当接する
と、ピストンロッドに対し加圧シリンダが尾方に移動
し、これと一体にガンアーム、即ち固定電極チップが尾
方へ移動してワークに当接し、ワークが両電極チップに
より加圧される。ここで、加圧シリンダが尾方へ移動し
ても前記ばね部材は圧縮されないため、固定電極チップ
の移動速度がばね部材によって減速されることはない。
したがって、加圧シリンダへの単位時間当たりのエアの
供給量を増大させるなどして加圧シリンダの動作速度を
速くすると、固定電極チップの移動速度が速くなり、ガ
ン閉じ時間が短縮される。
【０００７】
【発明の実施の形態】図１はＣ形溶接ガンを示してい
る。この溶接ガンは、図外のロボットアームに連結され
るガンブラケット１にガイドバー２を介してイコライズ
動作自在に支持される加圧シリンダ３を備えており、加
圧シリンダ３のピストンロッド３ａの先端にチップホル
ダ４を介して可動電極チップ５を取り付けている。ま
た、加圧シリンダ３の端部にＣ形のガンアーム６を取付
け、該アーム６の先端にチップホルダ７を介して固定電
極チップ８を取付けている。そして、加圧シリンダ３の
動作により、前記両電極チップ５，８間にワークＷを挟
圧し、この状態で通電してワークＷのスポット溶接を行
う。尚、本実施形態では、溶接ガンを起立姿勢にして可
動電極チップ５と固定電極チップ８とでワークを上下か
ら挟圧している。
る。この溶接ガンは、図外のロボットアームに連結され
るガンブラケット１にガイドバー２を介してイコライズ
動作自在に支持される加圧シリンダ３を備えており、加
圧シリンダ３のピストンロッド３ａの先端にチップホル
ダ４を介して可動電極チップ５を取り付けている。ま
た、加圧シリンダ３の端部にＣ形のガンアーム６を取付
け、該アーム６の先端にチップホルダ７を介して固定電
極チップ８を取付けている。そして、加圧シリンダ３の
動作により、前記両電極チップ５，８間にワークＷを挟
圧し、この状態で通電してワークＷのスポット溶接を行
う。尚、本実施形態では、溶接ガンを起立姿勢にして可
動電極チップ５と固定電極チップ８とでワークを上下か
ら挟圧している。
【０００８】尚、チップホルダ４は絶縁材（図示せず）
を介してピストンロッド３ａに取付けられており、可動
電極チップ５にはチップホルダ４を経由して電力が給電
され、冷却水が循環されている。また、ガンアーム６は
絶縁材（図示せず）を介して加圧シリンダ３の端部に取
付けられており、固定電極チップ８にはガンアーム６及
びチップホルダ７を経由して電力が給電され、冷却水が
循環されている。
を介してピストンロッド３ａに取付けられており、可動
電極チップ５にはチップホルダ４を経由して電力が給電
され、冷却水が循環されている。また、ガンアーム６は
絶縁材（図示せず）を介して加圧シリンダ３の端部に取
付けられており、固定電極チップ８にはガンアーム６及
びチップホルダ７を経由して電力が給電され、冷却水が
循環されている。
【０００９】加圧シリンダ３は、ピストンロッド３ａが
該加圧シリンダ３の先端（下端）と尾端（上端）とから
突出する両ロッドシリンダで構成されている。即ち、ピ
ストンロッド３ａは、ピストン部３ａ1 から先方に延び
て加圧シリンダ３の先端から突出する先方ロッド部３ａ
2 と、ピストン部３ａ1 から尾方に延びて加圧シリンダ
３の尾端から突出する尾方ロッド部３ａ3 とを備えてい
る。そしてピストンロッド３ａには尾方ロッド部３ａ3
の尾端に開口する中空部３ｂが形成されている。また加
圧シリンダ３の尾端部には第１エアパイプ１０が連通さ
れ、先端部には第２エアパイプ１１が連通されており、
第１エアパイプ１０によりエアを供給するとピストン部
３ａ1 が加圧シリンダ３に対して先方（下方）に移動し
て両電極チップ５，８によりワークＷが加圧される（図
３参照）。他方、第２エアパイプ１１によりエアを供給
するとピストン部３ａ1 が加圧シリンダ３に対して尾方
（下方）に移動して両電極チップ５，８が離間した状態
になる。
該加圧シリンダ３の先端（下端）と尾端（上端）とから
突出する両ロッドシリンダで構成されている。即ち、ピ
ストンロッド３ａは、ピストン部３ａ1 から先方に延び
て加圧シリンダ３の先端から突出する先方ロッド部３ａ
2 と、ピストン部３ａ1 から尾方に延びて加圧シリンダ
３の尾端から突出する尾方ロッド部３ａ3 とを備えてい
る。そしてピストンロッド３ａには尾方ロッド部３ａ3
の尾端に開口する中空部３ｂが形成されている。また加
圧シリンダ３の尾端部には第１エアパイプ１０が連通さ
れ、先端部には第２エアパイプ１１が連通されており、
第１エアパイプ１０によりエアを供給するとピストン部
３ａ1 が加圧シリンダ３に対して先方（下方）に移動し
て両電極チップ５，８によりワークＷが加圧される（図
３参照）。他方、第２エアパイプ１１によりエアを供給
するとピストン部３ａ1 が加圧シリンダ３に対して尾方
（下方）に移動して両電極チップ５，８が離間した状態
になる。
【００１０】ピストンロッド３ａの尾方ロッド部３ａ3
の尾端は、ガンブラケット１に設けられた円筒部１２に
挿入されている。該円筒部１２はピストンロッド３ａと
同軸となるように配置されており、円筒部１２の尾端に
はピストンロッド３ａの後退移動を規制するストッパ部
１３が設けられている。ストッパ部１３には、該ストッ
パ部１３から先方に延びる棒部材たるボルト１４が取り
付けられている。該ボルト１４も円筒部１２と同様にピ
ストンロッド３ａと同軸であり、先端のボルトヘッド１
４ａはピストンロッド３ａの中空部３ｂに挿入されてい
る。ボルト１４の外周にはばね部材たるコイルばね１５
が外挿されており、コイルばね１５の先端はばね受けと
して機能するボルトヘッド１４ａに当接している。他
方、コイルばね１５の尾端は、ピストンロッド３ａの尾
端に螺着されたばね受けたるプラグ１６に当接してい
る。したがって、ピストンロッド３ａがガンブラケット
１に対して先方（下方）に移動すると、該ピストンロッ
ド３ａの尾端のプラグ１６とボルトヘッド１４ａとの間
隔が狭まってコイルばね１５が圧縮され、該圧縮により
生じた弾発力がピストンロッド３ａに加わる。
の尾端は、ガンブラケット１に設けられた円筒部１２に
挿入されている。該円筒部１２はピストンロッド３ａと
同軸となるように配置されており、円筒部１２の尾端に
はピストンロッド３ａの後退移動を規制するストッパ部
１３が設けられている。ストッパ部１３には、該ストッ
パ部１３から先方に延びる棒部材たるボルト１４が取り
付けられている。該ボルト１４も円筒部１２と同様にピ
ストンロッド３ａと同軸であり、先端のボルトヘッド１
４ａはピストンロッド３ａの中空部３ｂに挿入されてい
る。ボルト１４の外周にはばね部材たるコイルばね１５
が外挿されており、コイルばね１５の先端はばね受けと
して機能するボルトヘッド１４ａに当接している。他
方、コイルばね１５の尾端は、ピストンロッド３ａの尾
端に螺着されたばね受けたるプラグ１６に当接してい
る。したがって、ピストンロッド３ａがガンブラケット
１に対して先方（下方）に移動すると、該ピストンロッ
ド３ａの尾端のプラグ１６とボルトヘッド１４ａとの間
隔が狭まってコイルばね１５が圧縮され、該圧縮により
生じた弾発力がピストンロッド３ａに加わる。
【００１１】このように構成したものでは、両電極チッ
プ５，８によりワークＷを加圧するために第１エアパイ
プ１０によりエアを供給してピストンロッド３ａを先方
（下方）に移動させると、コイルばね１５が圧縮され、
圧縮により生じた弾発力がピストンロッド３ａに加わる
ため、ピストンロッド３ａは先方（下方）に移動すれば
するほど大きな弾発力を受けて減速される。
プ５，８によりワークＷを加圧するために第１エアパイ
プ１０によりエアを供給してピストンロッド３ａを先方
（下方）に移動させると、コイルばね１５が圧縮され、
圧縮により生じた弾発力がピストンロッド３ａに加わる
ため、ピストンロッド３ａは先方（下方）に移動すれば
するほど大きな弾発力を受けて減速される。
【００１２】したがって、ガン閉じ時間を短縮しようと
して加圧シリンダ３へのエアの単位時間当たりの供給量
を増加し、加圧シリンダ３の動作速度を速くしても、可
動電極チップ５の移動速度は、移動開始直後の段階で速
くなるだけで、図２に示す如くワークＷに当接する時点
ではコイルばね１５の弾発力により充分に減速されるた
め、衝撃が緩和され、衝撃によるワークＷの変形が防止
される。
して加圧シリンダ３へのエアの単位時間当たりの供給量
を増加し、加圧シリンダ３の動作速度を速くしても、可
動電極チップ５の移動速度は、移動開始直後の段階で速
くなるだけで、図２に示す如くワークＷに当接する時点
ではコイルばね１５の弾発力により充分に減速されるた
め、衝撃が緩和され、衝撃によるワークＷの変形が防止
される。
【００１３】そして、可動電極チップ５がワークＷに当
接してピストンロッド３ａの先方（下方）への移動が停
止すると、ピストンロッド３ａに対し加圧シリンダ３が
尾方（上方）に移動して、固定電極チップ８がワークＷ
に近づくように尾方（上方）に移動し、固定電極チップ
８が図３に示す如くワークＷに当接してワークＷが両電
極チップ５，８により加圧される。ここでは加圧シリン
ダ３が尾方（上方）へ移動しても、コイルばね１５は圧
縮されないため、圧縮により生ずる弾発力が加圧シリン
ダ３に加わって移動速度が減速されることはなく、加圧
シリンダ３の動作速度を速くした分、固定電極チップ８
の移動速度が速くなり、ガン閉じ時間が短縮する。尚、
固定電極チップ８がワークＷに当接するときには、既に
可動電極チップ５がワークＷの反対側の面に当接してい
るため、固定電極チップ８がワークＷに速い速度で当接
しても、ワークＷが固定電極チップ８の移動方向つまり
上方に押されて変形するといったことはない。
接してピストンロッド３ａの先方（下方）への移動が停
止すると、ピストンロッド３ａに対し加圧シリンダ３が
尾方（上方）に移動して、固定電極チップ８がワークＷ
に近づくように尾方（上方）に移動し、固定電極チップ
８が図３に示す如くワークＷに当接してワークＷが両電
極チップ５，８により加圧される。ここでは加圧シリン
ダ３が尾方（上方）へ移動しても、コイルばね１５は圧
縮されないため、圧縮により生ずる弾発力が加圧シリン
ダ３に加わって移動速度が減速されることはなく、加圧
シリンダ３の動作速度を速くした分、固定電極チップ８
の移動速度が速くなり、ガン閉じ時間が短縮する。尚、
固定電極チップ８がワークＷに当接するときには、既に
可動電極チップ５がワークＷの反対側の面に当接してい
るため、固定電極チップ８がワークＷに速い速度で当接
しても、ワークＷが固定電極チップ８の移動方向つまり
上方に押されて変形するといったことはない。
【００１４】溶接後は、第２エアパイプ１１からエアを
供給して、溶接ガンを両電極チップ５，８が相互に離間
された開放状態にする。この場合、まず加圧シリンダ３
及びガンアーム６がその重量で下降して固定電極チップ
８がワークＷの下方に離れ、加圧シリンダ３が下降端位
置に達した後にピストンロッド３ａが上昇して可動電極
チップ５がワークＷの上方に離れる。また、固定電極チ
ップ８がワークＷに溶着していて、加圧シリンダ３及び
ガンアーム６が下降しなくても、ピストンロッド３ａの
上昇で、その上端がストッパ部１３に当接したとき、加
圧シリンダ３がエア圧により強制的に押下げられ、固定
電極チップ８はワークＷから引離される。したがって、
チップ溶着を生じても溶接ガンを確実に開放できる。
供給して、溶接ガンを両電極チップ５，８が相互に離間
された開放状態にする。この場合、まず加圧シリンダ３
及びガンアーム６がその重量で下降して固定電極チップ
８がワークＷの下方に離れ、加圧シリンダ３が下降端位
置に達した後にピストンロッド３ａが上昇して可動電極
チップ５がワークＷの上方に離れる。また、固定電極チ
ップ８がワークＷに溶着していて、加圧シリンダ３及び
ガンアーム６が下降しなくても、ピストンロッド３ａの
上昇で、その上端がストッパ部１３に当接したとき、加
圧シリンダ３がエア圧により強制的に押下げられ、固定
電極チップ８はワークＷから引離される。したがって、
チップ溶着を生じても溶接ガンを確実に開放できる。
【００１５】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ガン閉じ
時間を短縮するために加圧シリンダの動作速度を速くし
ても、可動電極チップのワーク当接時の移動速度が減速
されるため、これにより当接時の衝撃を緩和することが
でき、衝撃によるワークの変形を防止できる。
時間を短縮するために加圧シリンダの動作速度を速くし
ても、可動電極チップのワーク当接時の移動速度が減速
されるため、これにより当接時の衝撃を緩和することが
でき、衝撃によるワークの変形を防止できる。
【図１】 本発明の溶接ガンの一例を示す、一部に截断
面を有する側面図
面を有する側面図
【図２】 可動電極チップがワークに当接した状態の溶
接ガンを示す、一部に截断面を有する側面図
接ガンを示す、一部に截断面を有する側面図
【図３】 溶接ガンの閉じ動作の完了状態を示す、一部
に截断面を有する側面図
に截断面を有する側面図
【符号の説明】 １ ガンブラケット ３ 加圧シリンダ ３ａ ピストンロッド ３ｂ 中空部 ５ 可動電極チップ ６ ガンアーム ８ 固定電極チップ １３ ストッパ部 １４ ボルト（棒部材） １４ａ ボルトヘッド（ばね受け） １５ コイルばね（ばね部材） １６ プラグ（ばね受け） Ｗ ワーク
Claims (1)
- 【請求項１】 ガンブラケットにイコライズ動作自在に
支持される加圧シリンダと、加圧シリンダに固定される
Ｃ形のガンアームとを備え、加圧シリンダの先端から突
出するピストンロッドの先端部に可動電極チップを取り
付けると共に、ガンアームの先端部に可動電極チップに
対向する固定電極チップを取り付けてなるＣ形の溶接ガ
ンにおいて、 加圧シリンダを両ロッドシリンダで構成して、加圧シリ
ンダのピストンロッドに該ピストンロッドの尾端に開口
する中空部を形成し、ガンブラケットにピストンロッド
の尾端に対向するストッパ部を設けると共に、ストッパ
部にピストンロッドの中空部に該ピストンロッドの尾端
側から挿入される棒部材を取り付けて、棒部材にばね部
材を外挿し、棒部材の先端にばね部材の先端に当接する
ばね受けを設けると共に、ピストンロッドの尾端にばね
部材の尾端に当接するばね受けを設けることを特徴とす
る溶接ガン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9210786A JPH1147944A (ja) | 1997-08-05 | 1997-08-05 | 溶接ガン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9210786A JPH1147944A (ja) | 1997-08-05 | 1997-08-05 | 溶接ガン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1147944A true JPH1147944A (ja) | 1999-02-23 |
Family
ID=16595114
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9210786A Pending JPH1147944A (ja) | 1997-08-05 | 1997-08-05 | 溶接ガン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1147944A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8283591B2 (en) | 2007-03-30 | 2012-10-09 | Honda Motor Co., Ltd. | Welding apparatus and welding method |
-
1997
- 1997-08-05 JP JP9210786A patent/JPH1147944A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8283591B2 (en) | 2007-03-30 | 2012-10-09 | Honda Motor Co., Ltd. | Welding apparatus and welding method |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20031216 |