JPH1146347A - マルチメディアソフトウエアの仮編集方法および仮編集装置 - Google Patents

マルチメディアソフトウエアの仮編集方法および仮編集装置

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JPH1146347A
JPH1146347A JP10011346A JP1134698A JPH1146347A JP H1146347 A JPH1146347 A JP H1146347A JP 10011346 A JP10011346 A JP 10011346A JP 1134698 A JP1134698 A JP 1134698A JP H1146347 A JPH1146347 A JP H1146347A
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JP10011346A
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Atsushi Yamada
淳 山田
Kouji Makinouchi
浩二 牧之内
Minoru Ota
稔 太田
Masaaki Ono
政昭 大野
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】デザイナー等が簡単に修正でき、短時間で、正
確に作成し、コストダウンを達成することができるマル
チメディアソフトウエアの仮編集方法、および、マルチ
メディアソフトウエアの仮編集装置を提供することを目
的としている。 【解決手段】音と画像とを含む複数のメディア素材をコ
ンピュータで利用可能な形式に加工・編集することによ
り作成されるマルチメディアソフトウエアの仮編集方法
であり、音と画像をタイムコードとともに記録する工程
と、記録された音と画像から必要な音と画像を抽出して
タイムコードの時間軸上でレイアウトする仮編集工程
と、仮編集によりレイアウトされた音と画像が当該ソフ
トウエアに使用されるフォーマットに適合するか否かを
チェックする工程と、仮編集によりレイアウトされた音
と画像に基づいてタイミングデータを抽出する工程とを
含むことを特徴とするマルチメディアソフトウエアの仮
編集方法及びその装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CD−Iソフト
(タイトル)、CD−ROMソフト、CD−ROMXA
ソフト等のマルチメディアソフトウェアの作成方法、お
よび、そのマルチメディアソフトウェアの作成装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】マルチメディアソフトウェアは、CD−
I、CD−ROM等の大容量記録媒体とコンピュータの
演算能力とを利用して、表現形式の異なる文字コードデ
ータ、画像データ、音データ等について統一的に取り扱
うことによって、高度な情報伝達を行うことができるマ
ルチメディア出力が可能なソフトウェアである。例えば
CD−ROMXAディスクの制作は、図9に示すような
過程を経て行われる。まず、どのようなディスクを制作
するかについての企画がなされ(S901)、製作のコ
ンセプトが決定される。そして、その企画に基づいてデ
ザイナーによりシナリオが作成される(S902)。こ
の場合、マルチメディアソフトウェアの作成において、
その設計図たるシナリオは、デザイナーが紙の上で手書
きで作成している。このマルチメディアソフトウェア、
音の進行と正確にタイミングをとって画像、文字の表示
およびその変化を、コンピュータプログラム(再生プロ
グラム)でコントロールするソフトウェアとなるもので
ある。しかし、その表示タイミングや各種ビジュアルエ
フェクトを予め正確に設計することは、熟練したデザイ
ナーにとっても困難であった。
【0003】そこで、実際には、概念的なシナリオが紙
に書かれた後(S902)、素材収集工程(S903)
を経て、コンピュータ技術者が適当な判断を加えて、各
素材についてデータ加工(S904)、および、そのプ
ログラム開発を行う(S905)。さらに、このように
してできあがったものを再生してこれを見ながら、再度
修正の指示を与えるという修正フィードバックループを
繰り返している。このデータ加工(S904)では、音
データはアナログ素材についてはディジタル変換し、デ
ータ圧縮処理を行う(S906)。画像データは写真等
のアナログ素材についてディジタル変換した後(S90
7)、データ圧縮処理を行うものである。また、これら
画像データはレイアウト編集工程(S908)の後、音
データとインターリーブされる(S909)。また、素
材としての文書は例えばCTS(コンピュータータイプ
セッティングシステム)処理(S910)、データベー
ス化(S911)を経る。更に、プログラムについて
は、変更後、コンパイルし、リンケージするものであ
る。そして、このようにしてデータ加工、編集等された
各データは搭載されるメディアに対してフォーマッティ
ングされ(S912)、プリマスタリングされ(S91
3)を経て、そのメディア、例えばCD−ROMXAデ
ィスクに格納される。そして、このCD−ROMXAデ
ィスクはCD−ROM再生装置により駆動され、その格
納データはプログラムに基づいてモニタまたはスピーカ
等により再生表示される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のマル
チメディアソフトウェアの作成方法においては、素材加
工(データ加工)の工程が煩雑で大変長いため、ソフト
ウェアの一部のわずかな変更でもその修正作業に長い時
間がかかるという問題が生じていた。このように修正フ
ィールドバックループが収束してソフトウェアができる
までに時間がかかりすぎると、コストが高くなり、また
内容的にもよい作品ができないという課題も派生してい
た。そこで、この課題を解決するために以下の方法が考
えられる。ひとつは上記素材加工工程の短縮である。例
えば音のデジタイズ処理とADPCM圧縮処理の同時処
理化等である。または、編集処理の簡略化である。特
に、CD−ROMXAディスク、CD−I用ディスクに
おけるデータ編集では、画像データと圧縮された音デー
タとを適切にインターリーブすることによって、高度な
マルチメディア表現が可能である。
【0005】しかし、このインターリーブ処理に時間が
かかるために、実際にはインターリーブ処理を行わず
に、仮想的にインターリーブした状況を作り、上記フィ
ールドバックループを短くしようとするものである。し
かしながら、これらの方法にあっても、依然として以下
の欠点が生じていた。すなわち、以上の改良がなされた
としても、一度コンピュータ上で再生可能な状態(上記
S913)にした後に、その再生の結果を見て、音の素
材や画像(絵柄、文字等)の素材を一部入れ替えたい場
合がフィールドバックループの中では多く発生する。こ
の場合、毎回素材のディジタル化や圧縮処理(データ加
工)を行う必要がある。従来の作成方法では、デザイナ
ーの目の前で、その場で変更してその結果を表示、生成
することはできない。また、単に表示のタイミングを変
更したり、絵の表示方法を変更するだけでも同時にプロ
グラムの修正が必要となる。
【0006】また、マルチメディアソフトウエアを使用
する装置やマルチメディアソフトウエアを使用するアプ
リケーションソフトウエアに適合したフォーマット合わ
してマルチメディアソフトウエアが変更されていな場合
は、装置やアプリケーションソフトウエアでマルチメデ
ィアソフトウエアが使用できな場合がある。そのため、
マルチメディアソフトウエアに記憶される全データのフ
ォーマットを変更が必要となる。
【0007】そこで、本発明は、素材の加工処理を行う
ことなく仮編集をタイムコードの時間軸上で行うことに
より、デザイナー等が簡単に修正でき、短時間でかつ正
確に作成することができ、さらにコストダウンを達成す
ることができるマルチメディアソフトウエアの仮編集方
法、および、マルチメディアソフトウエアの仮編集装置
を提供することを目的としている。
【0008】また、本発明は、素材の加工処理を行うこ
となくビデオイメージで仮編集を行うことにより、デザ
イナー等が簡単に修正等ができ、短時間でかつ正確に作
成することができ、さらにはコストダウンを達成するこ
とができるマルチメディアソフトウェアの仮編集方法、
および、マルチメディアソフトウェアの仮編集装置を提
供することを、その目的としている。
【0009】また、マルチメディアソフトウエアに記録
されている全データがマルチメディアソフトウエアを使
用する装置やマルチメディアソフトウエアを使用するア
プリケーションソフトウエアに適合したフォーマットで
格納されているかをチェックすることができる、マルチ
メディアソフトウェアの作成方法、および、マルチメデ
ィアソフトウェアの作成装置を提供することを、その目
的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
された発明は、音と画像とを含む複数のメディア素材を
コンピュータで利用可能な形式に加工・編集することに
より作成されるマルチメディアソフトウエアの仮編集方
法であって、音をタイムコードともに記録する工程と、
画像をタイムコードとともに記録する工程と、該記録さ
れた音と画像から必要な音と画像とを抽出してタイムコ
ードの時間軸上でレイアウトする仮編集工程と、該仮編
集によりレイアウトされた音と画像が当該ソフトウエア
に使用されるフォーマットに適合するか否かをチェック
する工程と、該仮編集によりレイアウトされた音と画像
に基づいてタイミングデータを抽出する工程とを含むこ
とを特徴とするマルチメディアソフトウエアの仮編集方
法である。
【0011】本発明の請求項2に記載された発明は、音
と画像とを含む複数のメディア素材をコンピュータで利
用可能な形式に加工・編集することにより作成されるマ
ルチメディアソフトウエアの仮編集装置であって、音を
タイムデータとともに入力する音入力手段と、画像をタ
イムコードとともに入力する画像入力手段と、該入力さ
れた音と画像から必要な音と画像とを抽出してタイムコ
ードの時間軸上でレイアウトする仮編集手段と、該レイ
アウトされた音と画像が当該ソフトウエアに使用される
フォーマットに適合するか否かをチェックするフォーマ
ットチェック手段と、該仮編集手段からタイミングデー
タを抽出するタイミングデータ抽出手段とを具備するこ
とを特徴とするマルチメディアソフトウエアの仮編集装
置である。
【0012】また、例えば、画像をビデオ信号に変換し
た例を、上記請求項1、請求項2に当てはめて以下に記
載する。なお、実施の形態においても画像をビデオ信号
に変換した例を記載することとする。ただし、画像の変
換形態は、ビデを信号に限定されることはない。例え
ば、請求項1に記載された発明は、音と画像とを含む複
数のメディア素材をコンピューターで利用可能な形式に
加工・編集することにより作成されるマルチメディアソ
フトウェアり仮編集方法であって、音をタイムコードと
ともに記録する工程と、画像をビテオ信号としてタイム
コードとともに記録する工程と、該記録された画像と音
を再生させつつ、必要な音と画像を抽出してタイムコー
ドの時間軸上でレイアウトする仮編集工程と、該仮編集
によりレイアウトされた音と画像が該ソフトウェアに使
用されるフォーマットに適合するか否かをチェックする
工程と、該仮編集によりレイアウトされた音と画像とに
基づいてタイミングデータを抽出する工程とを含むこと
を特徴とするマルチメディアソフトウェアの仮編集方法
となる。
【0013】また、本発明の請求項2に記載された発明
は、音と画像とを含む複数のメディア素材をコンピュー
タで利用可能な形式に加工・編集することにより作成さ
れるマルチメディアソフトウェアの仮編集装置であっ
て、音をタイムコードとともに入力する音入力手段と、
画像をビデオ信号としてタイムコードとともに入力する
画像入力手段と、該入力された音と画像の再生装置を有
し、必要な音と画像とを抽出してタイムコードの時間軸
上でレイアウトする仮編集手段と、該レイアウトされた
音と画像が当該ソフトウエアに使用されるフォーマット
に適合するか否かをチェックするフォーマットチック手
段と、前記仮編集手段からタイミングデータを抽出する
タイミングデータ抽出手段とを具備することを特徴とす
るマルチメディアソフトウェアの仮編集装置である。
【0014】上述された本発明に係るマルチメディアソ
フトウエアの仮編集方法および仮編集装置では、音や画
像などのメディア素材をタイムコードとともに記憶す
る。そしてこれらの記録されたメディア素材から必要な
メディア素材を抽出して、タイムコードの時間軸上でレ
イアウトする(仮編集する)。つまり、タイムコードと
いう基準軸上で仮編集することができるので、正確に短
時間で編集することができる。
【0015】あるいは、本発明に係わるマルチメディア
ソフトウエアの仮編集方法および仮編集装置では、メデ
ィア素材がビデオ信号化されていない場合についても画
像をビデオ信号へ変換しタイムコードとともに記録する
とともに、音をタイムコードとともに記録する。これら
の記録された画像と音とを再生させつつ、必要な音と画
像とを抽出してタイムコードの時間軸上でレイアウトす
る(仮編集する)。
【0016】そして、レイアウトされた音と画像とに基
づいてタイミングデータを抽出し、このタイミングデー
タに基づいて、各メディア素材を当該ソフトウェアに使
用されるデータ形式に加工・編集する。
【0017】したがって、従来工程における厳密なシナ
リオは不必要となり、仮編集工程でシュミレーションを
行いながら必要な情報を定義することができる。また、
本発明に係わるマルチメディアソフトウェアの作成装置
では、音と画像とをいったん記録し、再生させながらこ
れらをタイムコードの時間軸上でレイアウトする。そし
て、タイミングデータを抽出し、このタイミングデータ
に基づいてメディア素材を加工・編集する。さらに、本
発明に係わるマルチメディアソフトウェアの作成装置で
は、タイミングデータに基づいて加工・編集されたデー
タをインターリーブするものである。
【0018】また、上述したマルチメディアソフトウエ
アに格納される全データは、このマルチメディアソフト
ウエアを使用する装置やマルチメディアソフトウエアを
使用するアプリケーションソフトウエアに適合したフォ
ーマットで形式されているかをチェックすることができ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照して説明する。図1〜図8は本発明に係わるマルチメ
ディアソフトウェアの作成方法の一例を説明するための
図である。図1に示すように、マルチメディアソフトウ
ェアの作成方法は、企画工程の後に、ラフシナリオ作成
工程(S101)、素材収集工程(S102)、仮編集
工程(S103)、素材加工工程(S104)等を経て
行われる。ラフシナリオ作成工程(S101)は、音及
び画像が経時的に変化するシナリオを作成する工程であ
る。この場合のシナリオとしては厳密なものでなくても
よく、概念を表す程度のストーリを展開させる程度のも
のでもよい。素材収集工程(S102)は、上記シナリ
オに基づいて複数のメディアデータである音データおよ
び画像データを収集するものであり、例えば図9に示し
たようにPCM音源(磁気テープ)、ビデオテープ、カ
ラー写真(ポジフィルム)、写植文字、描き絵、あるい
は文字データ(文書、CTSテープ)等をシナリオの主
題に沿って収集する。これらはその素材に応じてスキャ
ナ等により取り込まれる。
【0020】仮編集工程(S103)では、これらの画
像に関する素材についてはビデオイメージにより、音に
関する素材についてはビデオイメージと同期した音声に
より、出力可能でかつ経時的に編集可能な仮編集装置を
使用して、これらの素材の時間軸上でのレイアウトのシ
ミュレーションを行うものである。また。素材加工工程
(S104)は、この仮編集工程において仮編集した素
材を、当該ソフトウエアが使用されるメディアに対応し
て加工するものである。例えばCD−ROMXA 用デ
ィスクを作成する場合は、音データについてはADPC
Mエンコードを、ビデオテープ、カラー写真等はCLU
Tデータ等とするものである。
【0021】図2は上記仮編集工程(S103)におい
て使用される仮編集装置の概念を説明する図である。こ
の図において示すように、絵、フィルムなどは、カメラ
21によりビデオ信号による画像データとして記録され
コンピュータで構成される制御装置22に入力され記憶
される。また、文字は、ビデオテロッパー23によりビ
デオ信号による画像データとして記録され、このコンピ
ュータ22に入力され記憶される。また、その他の動画
等が記録されたビデオテープは、ビデオテープレコーダ
24によりタイムコードとともにコンピュータ22に入
力されている。音(磁気テープ)は、オーディオレコー
ダ25によりタイムコードと音データとがコンピュータ
22に入力されている。このコンピュータ22は、例え
ば8MGのRAN、ビデオフレームバッファ、ビデオデ
ィジタイザ、1.2Gのハードディスク等を含むもので
ある。
【0022】したがって、このコンピュータ22に入力
された各メディアデータは、コンピュータ22において
選択、抽出することができ、画像データはモニタ26、
27により表示され、音データは図示していないがスピ
ーカにより再生されることとなる。そして、これらのビ
デオデータ、音データをリアルタイムで再生出力しなが
ら、これらの編集を行うものである。例えば各ビデオお
よび音データからの必要部分の抽出、レイアウト編集を
タイムコード( コンピュータ22にて自動的に管理され
ている)に基づいて行い、ビデオ効果装置28等により
効果を付与している。したがって、デザイナー等は、上
記ラフシナリオに基づいてこの仮編集システムを使用し
てモニタ表示、オーディオ出力を参照し、簡単にシミュ
レーションしながらリアルタイムでの仮編集を行うこと
ができることとなる。そして、この仮編集システムにお
いては、このようにして仮編集、作成したデータからタ
イミングデータをビデオ効果装置操作モニタ手段29を
介してフロッピ30として出力する。ここで、タイミン
グデータとは、どの種類の素材のどの部分を利用するの
かを指定し、その指定された素材が、どのタイミングで
利用されるのかを示すものである。
【0023】また、この仮編集システムではタイミング
データ30の作成と同時に、ビデオ録画装置31により
仮編集した校正用ビデオテープ32を作成することもで
きる。なお、この仮編集システムにおいては、CD−I
メディア、CD−ROMメディア等のためのデータ加工
(データ圧縮、フォ−マッティング等)、処理は行わな
い。
【0024】図3はビデオによる仮編集終了後の各情報
の抽出の工程を示すための概念図である。上記タイミン
グデータ30に基づいて、素材リスト作成手段331
は、以下の編集用リストを抽出する。例えば、絵、フィ
ルム等の表示素材を示すリストを格納したフロッピディ
スク34、表示する文字素材を示すリストを格納したフ
ロッピディスク35、抽出すべきビデオ画像のビデオフ
レームを示すリストを格納したフロッピディスク36を
作成する。また、音は、抽出すべき音素材を示すリスト
(タイムコードで指定)を格納したフロッピディスク3
7を作成する。更に、インターリーブパラメータ作成手
段332は、インターリーブのためのパラメータを格納
したフロッピディスク38を作成する。
【0025】図4は素材加工の工程示す概念図である。
この素材加工の工程では、上記各素材のリストを用い
て、ビデオテープ、音用磁気テープ等の素材については
タイムコードを基に実際に使用する部分のみを抽出し
て、データのディジタル化、ディジタル圧縮を行う。フ
ィルムについては、仮編集時に付与したタイムコードか
ら実際に使用するフィルム番号を選択し、データのディ
ジタル化、データ圧縮等を行う。例えば、絵41はリス
ト34により抽出し、スキャナ42でディジタル化した
後、DYUV信号に圧縮して磁気ディスク45に保持す
る。43はディジタル化されたデータを保持する磁気デ
ィスクを、44はこの磁気ディスク43のデータをDY
UV信号に圧縮する工程を示している。また、音テープ
46は、上記リスト36、37により抽出した後ディジ
タル化47して、PCM音源等を使用したテープ48と
し、更に工程49でADPCM信号に圧縮する。50は
この圧縮した信号を格納する磁気ディスクである。文書
等に記載された文字51は、上記リスト35により文字
頁を抽出し、ワープロ52またはCTSにより、ディジ
タル化してフロッピディスク53に格納する。このディ
スク53の文字データは、キャラクタデータとして取り
扱う場合は、CD−I用、または、CD−ROM用にコ
ード変換、フォント抽出等の工程54を経て磁気ディス
ク55を作成する。また、ディスク53の文字データを
絵(画像データ)として取り扱う場合は、写真植字後テ
ロップのカメラ撮り工程56を経て、ディジタイズ、C
LUT化工程57で磁気ディスク58に格納する。ビデ
オテープ等からリスト36により抽出されたビデオフレ
ーム59、コンピュータのフレームバッファ60に格納
された後、磁気ディスク61に格納されて、DYUVデ
ータに圧縮62され、磁気ディスク63に保持される。
【0026】第5図はデータ編集の工程を概念的に示し
ている。上記素材加工工程で加工された各ディジタルデ
ータを各磁気ディスク45、50、55(または5
8)、63から読み出し、上記インターリーブパラメー
タ38を使用して、これらのデータを自動インターリー
ブ処理工程65、また、ファイル編集処理工程66、ま
た、ファイル編集処理工程66においてそれぞれ処理す
る。この自動インターリーブ処理は、以下のように行
う。まず、CD−Iディスクでのリアルタイムファイル
のファイル名は予め決めておく。時間データは、仮編集
のタイミングデータ30上のSAMPTEタイムコード
(30フレーム/秒) をCD−Iディスクのセクタ数(7
5セクタ/ 秒) に変換計算する。そして、コーディング
インフォメ−ションを自動発生する。素材を加工した
際、素材データに以下の情報を付加しておく。画像デー
タであれば、画像圧縮形式、種類(例えばDYUV、C
LUTなど)であり、音データであれば、音の圧縮形
式、種類(例えばBレベルステレオなど)である。さら
に、音はその圧縮レベルが決まると、そのレイアウトピ
ッチは一義的に定められる。これは音が途切れないよう
に出力させる必要があるからであり、例えばBレベルス
テレオでは4セクタ毎に1セクタは音データが格納され
る。また、画像は、この音セクタの間の空きセクタに分
割されてレイアウト、格納される。この場合、画像とし
て表示される時点より前に全ての画像がレイアウトされ
なければならない。このレイアウトができない場合に
は、エラーとなる。また、分割された最後のセクタには
当該ファイルのエンドを示すマークを付すものとする。
【0027】さらに、この自動インターリーブ工程より
前の上記仮編集工程において、指定した画像表示時間以
前に、当該画像データがディスクから読み取りを終了す
ることができるか否かをチェックすることもできる。ま
ず、タイミングパラメータによる画像表示のタイミン
グ、例えばA画像表示からB画像表示までの間の時間
を、SAMPTEタイムコードで算出し、この算出値を
CD−ROMディスクのセクタ数に換算する。この換算
した値がB画像データをすべて収納することができるか
を計算する。例えばB画像データが300Kバイトとす
ると、(300×1024)÷2324=133セクタ
の計算を行う(1セクタは2324バイトで構成されてい
る)。そして、この間に音を格納するためのセクタが必
要であり、上記Bレベルステレオではそのセクタのうち
の25%を音用のセクタとする。133×1.25=1
67セクタである。さらに、167÷75=2.23秒
である。したがって、音のレベルと画像のタイプとを予
め入力しておき、上記間隔(A画像表示とB画像表示と
の時間)が2.23秒以下なら例えばウォーニングメッ
セージを発し、オペレータに当該ソフトウェアについて
は、CD−IまたはCD−ROMXAのメディアは作成
することができないことを警告する。この結果、インタ
ーリーブ処理が行われる以前に仮編集工程においてその
場でシナリオを厳密化することができ、このチェックを
行わない場合に比べてその作業効率を格段に向上させる
ことができる。以上のようにしてこれらのデータがイン
ターリーブされ、編集されると、プリマスタリング処理
工程67でさらにCD−I、CD−ROMXA等に必要
なエラー補正データの付加処理等が行われ、ディスク作
成工程68においてCD−I用またはCD−ROM用の
テストディスク69が作成される。
【0028】図6はCD−IまたはCD−ROMについ
ての再生装置上で動作させるためのマルチメディア再生
プログラムに上記インターリーブされたデータの表示タ
イミングを与える再生パラメータの生成工程を示すもの
である。再生パラメータ生成手段71は、上記タイミン
グデータ30で得られたビデオフレーム単位のタイムコ
ード( 例えば30フレーム/秒のSAMPTEタイムコ
ード)を、CD−IまたはCD−ROM等で利用する異
なったタイムコード(例えば75セクター/秒のトリガ
ーカウント)に変換する手段を含み、このタイムコード
と画像の表示方法(ビジュアルエフェクト等)のリスト
よりなる再生パラメータを生成し、この再生パラメータ
をディスク72に格納する。このように、再生パラメー
タはマルチメディア再生プログラムとは別個に生成、保
持され、該マルチメディア再生プログラムの処理シーケ
ンス(画像表示タイミングや表示方法等)を規定するも
のである。この結果、図7に示すように、デストディス
ク69の再生テストにおいては、CD−Iプレーヤー7
3等に、マルチメディア再生プログラム74と、この表
示方法タイミングを含む再生パラメータ72と、をロー
ドし、再生手続をつくり、この後テストディスク69コ
ントロールして最終的な再生のテストを行うものであ
る。またこの場合、仮編集装置でシミュレーションした
ビデオメディアとCD−ROMメディア、CD−Iメデ
ィアとはデータ、ハードウェアの仕様等が異なるため、
再生、表示において多少タイミングの誤差が生じる可能
性がある。このとき、上記校正用ビデオテープ32と比
較してこの時間のずれをビデオフレーム上のフレーム数
としてカウントし、再生パラメータ72をエディタにて
修正するだけで簡単にタイミングの調整が可能である。
【0029】図8はデータの本編集工程を示す概念図で
ある。以上のテスト工程でタイミングが合ったらデCD
−I、CD−ROMディスクのマスタディスクを製作す
る。これは、修正済みの再生パラメータ81と、テスト
ディスク69と、マルチメディアプログラム74を使用
して最終編集する。そして、再度プリマスタリングを行
い、最後に例えば3/4インチUマチックテープにPC
M1630フォーマットで出力し、マスタリング工場で
ディスク82をプレスする。
【0030】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、素材加工前にこれらの素材を仮編集することができ
るため、従来の紙に書かれたシナリオでは表現すること
ができなかった正確なタイミングでデータ処理について
の指示を与えることが可能となる。その結果、ソフトウ
ェアの作品としての質(内容)を高めることができる。
【0031】また、編集に際してシナリオの一部を変更
などする場合、その度に長時間の素材加工の作業を行う
必要がなくなり、全体として簡単にソフトウェアの修正
などを行うことができる。したがって、ソフトウェアの
作成について大幅なコストダウンを達成することができ
る。さらに、素材についての編集作業はシナリオを作成
したデザイナー自身が行うことができ、作品の仕上がり
を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わるマルチメディアソフ
トウェアの作成方法におけるその作成手順を示すフロー
チャートである。
【図2】一実施例に係わる仮編集装置を説明するための
概念図である。
【図3】一実施例に係わる素材リストとインターリーブ
パラメータ作成工程を示す概念図である。
【図4】一実施例に係わる素材加工工程を示すその概念
図である。
【図5】一実施例に係わるデータ編集からテストディス
クの作成までを説明するための概念図である。
【図6】一実施例に係わる再生パラメータ生成工程を示
す概念図である。
【図7】一実施例に係わる再生テスト工程を説明するた
めの概念図である。
【図8】一実施例に係わるデータ本編集工程を説明する
ための概念図である。
【図9】従来のCD−ROMXAタイトルの製作過程を
示す工程図である。
【符号の説明】
S101……ラフシナリオ作成工程、 S102……素材収集工程、 S103……仮編集工程、 S104……素材加工工程。
フロントページの続き (72)発明者 大野 政昭 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】音と画像とを含む複数のメディア素材をコ
    ンピュータで利用可能な形式に加工・編集することによ
    り作成されるマルチメディアソフトウエアの仮編集方法
    であって、 音をタイムコードとともに記録する工程と、 画像をタイムコードとともに記録する工程と、 該記録された音と画像から必要な音とを画像を抽出して
    タイムコードの時間軸上でレイアウトする仮編集工程
    と、 該仮編集によりレイアウトされた音と画像が当該ソフト
    ウエアに使用されるフォーマットに適合するか否かをチ
    ェックする工程と、 該仮編集によりレイアウトされた音と画像に基づいてタ
    イミングデータを抽出する工程と、を含むことを特徴と
    するマルチメディアソフトウエアの仮編集方法。
  2. 【請求項2】音と画像とを含む複数のメディア素材をコ
    ンピュータで利用可能な形式に加工・編集することによ
    り作成されるマルチメディアソフトウエアの仮編集装置
    であって、 音をタイムデータとともに入力する音入力手段と、 画像をタイムコードとともに入力する画像入力手段と、 該入力された音と画像から必要な音と画像とを抽出して
    タイムコードの時間軸上でレイアウトする仮編集手段
    と、 該レイアウトされた音と画像が当該ソフトウエアに使用
    されるフォーマットに適合するか否かをチェックするフ
    ォーマットチェック手段と、 該仮編集手段からタイミングデータを抽出するタイミン
    グデータ抽出手段と、を具備することを特徴とするマル
    チメディアソフトウエアの仮編集装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1148193A2 (en) 2000-04-17 2001-10-24 Kabushiki Kaisha Juken Sangyo Double hinged door system

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