JPH114512A - グロメットへの電線挿通装置及び電線挿通方法 - Google Patents

グロメットへの電線挿通装置及び電線挿通方法

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JPH114512A
JPH114512A JP9153620A JP15362097A JPH114512A JP H114512 A JPH114512 A JP H114512A JP 9153620 A JP9153620 A JP 9153620A JP 15362097 A JP15362097 A JP 15362097A JP H114512 A JPH114512 A JP H114512A
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JP
Japan
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electric wire
grommet
wire
connector
elements
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JP9153620A
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Seiichi Kurihara
清一 栗原
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電線の損傷および変形の可能性を無し、少な
くとも1本の電線をそれを収容する開口を有するグロメ
ットに挿通する装置および方法を提供する。 【解決手段】 コネクタ20に接続された少なくとも1
本の電線Cをこの電線Cの挿通用開口を有するグロメッ
ト30に挿通する装置であって、電線Cとコネクタ20
を少なくとも部分的に収容する第2要素12と、電線C
とグロメット30を少なくとも部分的に収容する第1要
素18を備えており、要素12、18は電線Cをその全
長に亘って囲みつつ、かつコネクタ20およびグロメッ
ト30を各々の所定位置に保持しつつ、相対的に移動可
能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電線をグロメットに
挿通するためのグロメットへの電線挿通装置及び挿通方
法に関する。特に、本発明はチューブに挿入された電線
へのグロメット挿着に関する。
【0002】
【従来の技術】実開平6ー88127は複数本の電線を
同時にグロメットに挿通することのできる装置を開示す
る。この装置は固定ベース上にグロメットを保持する保
持部と、電線位置決め部、および操作レバーを備える。
電線位置決め部は電線を電線揃え台に押さえる電線押さ
え部からなり、この電線押さえ部は開閉可能である。操
作レバーはグロメット保持具を電線位置決め部に接離す
るように操作すためのものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来装置では、電
線をグロメットに挿通する時に電線被覆を傷つけたりま
たは変形させる可能性がある。特にポリフッ化エチレン
系樹脂被覆の電線では屈曲させた場合、その曲げ癖が除
去できずグロメットとの気密性能が低下し所定の防水性
が損なわれる可能性がある。
【0004】またチューブに挿入された電線に従来装置
を適用した場合、チューブ内から電線を繰り出しながら
グロメットに挿通する必要があった。更に従来装置で
は、電線をグロメットに挿通する時に電線位置決め部の
電線押さえの開閉動作と、グロメット保持具側の操作レ
バーの動作とのタイミングを取りながら数回に渡っての
操作が必要で、かなり煩わしい作業が強いられていた。
【0005】本発明のは上記不具合に鑑みてなされたも
のであり、第一の目的は、電線およびグロメットの損傷
または変形を防止しながら、電線をグロメットに挿入す
ることができる装置及び方法を提供する事にある。
【0006】本発明の第二の目的は、取り扱いの簡単な
自動化に適した電線挿通装置および方法を提供すること
にある。本発明の第三の目的は、グロメットに挿通する
電線の挿入長さが長くとも1回の工程で挿通することの
できる電線挿通装置および方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によると、コネク
タに接続された少なくとも1本の電線をこの電線を収容
または挿通させる開口を有するグロメットに挿通する電
線挿通装置は、該電線と該コネクタを少なくとも部分的
に収容する少なくとも1つの要素と、該電線と該グロメ
ットを少なくとも部分的に収容する少なくとも1つの要
素を備えており、該要素は該電線をその全長に亘って囲
みつつ、かつグロメットまたはコネクタを各位置に保持
しつつ、相対的に移動可能であることを特徴とする。
【0008】従って、電線をその全長に亘って囲む両要
素により保護、特に保持または案内しつつグロメットと
コネクタ間の距離を縮めることができる。特に、該少な
くとも1本の電線が損傷または変形する可能性を電線を
囲む少なくとも1つの要素の保護、保持または案内動作
により無くすことができるので、電線のグロメットへの
挿通量は制限されない。
【0009】また、そのような装置を使用すると、チュ
ーブに覆われる電線を容易に扱ったり、処理することが
でき、電線をグロメットに挿通する際にチューブはその
両端に当接する2つの部品の動作によって圧縮される。
なお、例えばピン等のチューブ保持手段をチューブの圧
縮復元力に反して維持するために設けてもよい。各要素
のグロメットおよびコネクタを収容するための空間は、
その動きを十分に禁じるように保持要素の形状に正確に
対応するのが好ましい。
【0010】各要素は、電線を保護または案内しつつそ
の相対移動を同時に許容する簡単な構成としてはめ込み
式に伸縮自在な機構、いわゆるテレスコ機構を用いても
良い。この意味で、例えばロッドアンテナと同様の構造
またはそれと同様の機能を有する異なる構造を採用する
ことができる。グロメットおよびコネクタは好ましくは
完全に各要素内に収容されているので、本発明にかかる
電線挿通装置は3部構成グロメット等の多数のサブ部品
から構成されるグロメットを扱うのに特に適してる。従
来例と異なり、電線にクランプ力を与える必要は全くな
い。このため、本発明にかかる電線挿通装置は電線にと
って最適の保護を与え、これはポリフッ化エチレン系樹
脂被覆の電線のを扱う時または、電線とグロメットの強
固な係合が要される時に特に適している。
【0011】要素の一方は相対移動の際中に他方の要素
に少なくとも部分的に進入可能であるのが好ましい。従
って、簡単な構造により囲まれた電線をグロメットに案
内および保持しながら通しつつ、該要素を相対的に移動
することができる。一方の要素の他方の要素への進入を
許容することによって、要素を適宜に案内することがで
きる。勿論、一方の要素の他方への進入量は当接面また
は係止部材を設けることにより制限でき、これにより電
線がその相対移動の始めに既にグロメットに仮挿入され
ている場合、そのグロメットへの挿通量が決められる。
このため、一方の要素が進入可能な他方の要素を、一方
の要素の挿入部を収容する空間を形成するように設計お
よび構成するとよい。
【0012】好ましくは、電線挿通装置は囲まれた電線
を案内する電線案内手段を更に備える。この案内手段は
特に電線を囲む要素、またはその近辺に設けるとよい。
この案内手段は要素の1つの制限部または該テレスコ手
段として設けてもよい。追加案内手段を設けることによ
って、覆われた電線は要素の内壁だけでなく、特に一方
または双方の要素から離れている案内手段によって支持
される。案内手段は、好ましくは電線の長さ方向の動き
を制限することなしに電線を案内するように設けられて
いる。従って、案内手段をコロや電線収容空間に突出す
る突起によって構成してもよい。
【0013】本発明の電線挿通装置において、該要素は
電線、コネクタ、およびグロメットの挿入および取り出
し用に開閉可能に構成されていることが好ましい。特
に、各要素を開閉可能にヒンジを介して接続される上部
および基部で構成するとよい。該上部および基部にはコ
ネクタ、グロメットおよび電線を収容する凹部を形成
し、それによって特に要素の閉位置でコネクタ、グロメ
ットおよび電線用の空間を形成するとよい。コネクタ、
グロメット等の収容空間は動きを妨げるように形成する
のが好ましいが、グロメットの挿入および配置を容易に
するように少しの遊びまたは余剰空間を設けてもよい。
【0014】電線を収容、特に完全に囲む要素の一方ま
たは双方によって形成される空間では、電線と要素との
かなり大きな面接触により電線の折れが防止される。な
お、電線がチューブ等で覆われている場合はこの空間を
それに対応するように変更しなければならない。取り扱
いをより容易にするために該要素を開または閉位置に付
勢してもよい。また、各要素をその閉位置に係止する係
止手段を設けてもよい。
【0015】好ましくは、グロメットを収容している要
素にはグロメットを通過した電線を通す貫通孔が形成さ
れている。従って、グロメットを通過した電線は変形お
よび損傷に対して保護されており、特に次処理用に案内
および保持される。
【0016】少なくとも一方の要素、特に電線を収容す
る空間は少なくとも1本の電線を覆うチューブの波状の
撓みを許容する少なくとも1つの空間を備える。そのよ
うな空間を設けることにより、少なくとも1本の電線を
該空間以外の場所でより正確に保持、案内および保護す
ることができる。従って、チューブが装着された電線を
をより簡単に扱うことができる。
【0017】本発明にかかる電線挿通装置はさらに、特
に比較的小さな力を直接的に電線に与えられることによ
りまたは電線を覆うチューブに力を与えることにより覆
われた電線の部分を保持する電線保持手段を備えるのが
好ましい。電線保持手段は電線収容空間に突出する突起
により構成するとよい。
【0018】囲まれた電線を、特に撓み収容空間内に位
置する撓んだまたは圧縮されたチューブの作用により保
持することもできる。すなわち、撓んだチューブの内面
が覆っている電線に作用し、その外部または外面が撓み
収容空間の内面に作用することにより覆われた電線を保
持する。
【0019】該装置は、要素の相対移動を案内する案内
手段を更に備えることが好ましい。ガイドレール等の案
内手段を設けることにより、各要素をより正確に配置す
ることができ、それにより電線挿通装置はより正確に作
動し、その信頼性が向上する。各要素はガイドロッドを
介して互いに接続されているのが好ましく、それにより
各要素を略同時に開閉することができ、接続ロッドは要
素の相対移動を案内する案内手段として働く。従って、
両要素を1度に開閉できると同時に、動きを案内するこ
とによって両要素を大きく離間することができる。
【0020】電線のグロメットに対する挿通長さは、異
なる大きさの要素、または異なる数の要素を使用するこ
とによって調節または設定してもよい。この意味で、電
線を囲み、または要素の相対移動を許容する補助空間を
形成する中間要素を使用するのが好ましい。
【0021】最後に、本発明にかかる電線挿通装置は要
素を相対移動させる作動手段を更に備えることが好まし
い。作動手段は、油圧または気圧シリンダー装置、ハン
ドルまたはレバー、電動モータ、スピンドルギア手段、
ギアロッド等、要素を相対移動、特に相対滑動させるこ
とのできる任意の装置でよい。従って、この装置は保持
または覆われた電線の保護をより向上させる高度の自動
化を可能にする。
【0022】本発明にかかる挿通方法は、少なくとも1
本の電線を挿通すべきグロメットに仮挿入後、該電線が
挿通されるグロメット、電線およびコネクタを、電線が
略全長に亘って開閉可能なハウジング要素に収容される
ようにハウジング要素に配設する工程と、要素を閉じる
工程と、要素を互いに向かって移動させて該電線をグロ
メットに挿通させる工程とからなることを特徴とする。
【0023】従って、この方法によると、かなりの長さ
に亘って電線をグロメットに1度に挿通することができ
る。拠って、この方法は自動化をより可能にし、電線に
対する保護を向上させることができる。なお、本発明に
かかる電線挿通装置またその特徴を利用することにより
この方法をより良く実施することができる。グロメット
に挿通される電線の端部がコネクタと接続されているこ
とが好ましいが、本発明にかかる電線挿通装置および方
法はコネクタが削除された場合でも略同様の利点および
効果をもたらすことができる。すなわち、要素の1つ
は、囲まれ、保持または案内された電線の1端に接続さ
れたコネクタに作用する代わりに電線の1端に直接作用
することができる。
【0024】上記また更なる特徴および利点は、添付の
図面を参照して考慮されるべきである下記の発明の好ま
しい実施形態の説明を読むとより明確になる。本発明に
かかる電線挿通装置および方法の好ましい実施形態は添
付の図面を参照して説明する。
【0025】
【発明の実施の形態】図1に示す電線挿通装置の好まし
い実施例は第1要素18が固定、すなわち強固に装着さ
れる基板62を有する。第1要素18は基部218およ
び上部118からなる。基部218および上部118は
ヒンジを介して互いに接続されており、図1に示すグロ
メット30を収容するために設けられている。図示のグ
ロメットは、電線Cが挿通される貫通路または貫通孔を
備える3部構成のグロメットである。
【0026】第1要素18の一側には、電線Cを外に出
させる通路132が形成されている。この通路132は
第1要素18の上部118、基部218に形成された凹
部から構成される。第1要素18の他側には、テレスコ
手段19が備えられている。図示の実施例では、テレス
コ手段19は、各々上部118、基部218と一体的に
形成された上部、下部からなる。このため、上部11
8、基部218が互いに閉じられると、テレスコ手段1
9も閉じられることになる。テレスコ手段19は2分割
されたパイプによって最も簡単に構成することができ
る。図示されていないが、テーパー状のテレスコ手段を
使用すると、後述するように電線Cまたは電線Cを覆う
チューブをより正確に案内できるという利点がある。
【0027】本実施例にかかる装置はさらに基板62に
対して摺動可能に設けられた第2要素を有する。好まし
くは、第2要素12を第1要素18に対して直線的に摺
動させる不図示のガイドレイルによって第2要素12を
案内してもよい。図示の実施例では、第2要素12もま
たヒンジを介して互いに接続された基部212および上
部112から構成される。第2要素12の上部112、
基部212には、各々、コネクタ20または電線Cを収
容する凹み部120を構成する凹部が形成されている。
凹み部120の左側には、電線Cの挿入後のグロメット
を覆う金属製保護キャップ31を収容する小径の凹み部
が形成されている。さらに、第2要素12の上部11
2、基部212の内壁には、テレスコ手段19が摺動可
能な凹部119が形成されている。
【0028】第1および第2要素18、12は略一列に
配設されており、テレスコ手段19が少し第2要素12
の凹部119に収容される程度に離間されている。第2
要素12は、第2要素12を第1要素に対して相対移動
させる作動手段60が備えられている。
【0029】コネクタ20と接続された電線Cは第1、
第2要素18、12の下部の凹部に配置される。コネク
タ20に接続された電線Cはそれを保護するチューブお
よび金属製保護キャップ31に覆われている。電線Cの
コネクタ20とは反対側の端部には、第1要素18の基
部218の凹部に収容されるグロメット30が装着され
ている。図1では、電線Cは既に少しグロメット30に
形成された電線挿入用の開口に挿入されている。
【0030】図2では、図1の実施例が長さ方向の断面
図として示されおり、同じ部品には同じ参照番号が付与
されている。図2から明らかなように、第1、第2要素
18、12の上部118、112および基部218、2
12は互いに閉じられており、その状態でコネクタ20
は凹み部120でクランプされることなく、しかもその
動きを禁ずるように保持されている。コネクタ20の隣
には、金属製保護キャップ31が第2要素12の上部1
12、基部212により形成される空間に収容されてお
り、この空間は凹み部120より小径で、テレスコ手段
19を収容する凹部119より大径である。グロメット
30が第1要素18に収容された状態で、全部品が正し
く、特に電線が延在する方向に配設されていることが明
確に分かる。図2では、電線Cは既にグロメット30に
少し挿入されている。1本またはそれ以上の電線Cをグ
ロメット30に対して正しく保持および位置決めする電
線保持具または位置決め手段を更に備えてもよい。これ
は、例えば、テーパー状等の特定な形状を有するテレス
コ手段19を設けることにより、または電線Cの長さ方
向への動きを制限しないようなガイド突起を設けること
により容易に達成することができる。図示されていない
が、基部218、212に対する開閉が容易に同時に行
われるように上部118、112は連結されている。こ
の連結は、例えば、第1要素18の上部118に、第2
要素12に形成された孔に摺動可能に受け止められるピ
ンを設けることにより達成することができる。
【0031】図3において、電線挿通装置は図2対応す
る断面図で示されており、第2要素12が作動手段60
によって第1要素18側に移動させられた状態を示す。
図3に示すように、第1、第2要素18、12は隣接
し、テレスコ手段19はほぼ全面的に第2要素12の凹
部119に収容されている。第2要素12の移動によっ
て、電線Cはグロメット30に通され、通路132を介
して第1要素18の外に出る。要素12、18の相対移
動中に、電線Cを覆うチューブは波状に変形しながら、
圧縮される。好ましくは、要素12、18の相対移動を
妨げないようにチューブの波状変形を許容する空間21
9を設けるとよい。図3で環状突起として示されるチュ
ーブ保持案内手段319がさらに設けられている。環状
突起319は電線Cを覆うチューブがより確実に位置決
め、案内されるようにテレスコ手段19のほぼ全長に亘
るように形成してもよい。環状突起319の更なる利点
は特定空間219でのみチューブの波状変形を許すこと
である。
【0032】図2、3から分かるように、電線挿通装置
内の電線Cは第1、第2要素18、12によってほぼ全
長に亘って囲まれている。このように、電線Cは変形、
特に折れまたはその他の損傷が起こらないように全長に
亘って保護、案内されている。
【0033】図4において、図1乃至3の電線挿通装置
が開状態で示されており、両要素12、18は図3の位
置関係に配されている。図示の実施例では両要素12、
18は各々上部、基部で構成されているが、1つの要素
を特に電線Cの長さ方向に数個のサブ要素に分割された
多分割要素で構成することもできる。異なるサブ要素を
備えることによって、各要素は、特に異なる長さの電線
組立体を形成する等の異なるニーズに対応することがで
きる。作動手段60は電動モータ、油圧または空圧シリ
ンダ、2要素を相対移動させる簡単な機械的なハンドル
等の公知の手段で構成するとよい。また、第1要素18
を第2要素12に移動させる構成でもよい。
【0034】次に、本発明にかかるグロメット挿通方法
の好ましい実施例、特に好ましい電線挿通装置の使用に
ついて図1乃至4を参照して説明する。まず電線Cの一
端にコネクタ20が接続され、電線CにチューブSおよ
び金属製保護キャップ31が装着された状態で、グロメ
ット30が電線Cの他端に仮挿入される。その後、電線
Cに接続されたグロメット30、コネクタ20、チュー
ブSおよびキャップ31を特別に設計された第1要素1
8と第2要素12に配設する。各部品は第1要素18お
よび第2要素12の基部218と212に形成された対
応の凹部にテレスコ手段19を介して配される。
【0035】コネクタ20、電線C、チューブS、キャ
ップ31およびグロメット30が図1に示すように各基
部218、212に正しく位置決めされると、上部11
2、118を基部212、218に対して閉じる。上述
のように、両上部112、118が連結されている場
合、この動作を1度に行うことができる。従って、電線
Cは図2に示すように両要素12、18によってほぼ全
長に亘って囲まれている。図示されてはいないが、各上
部、基部はこの位置で係止されるのが好ましい。その
後、作動手段60を作動して、電線Cがグロメット30
を通って、それから通路132を介して第1要素18外
に出るように第2要素12を第1要素18側に移動させ
る。
【0036】この相対移動中、テレスコ手段19は、第
2要素12、特にこの目的のために設けられている凹部
119にさらに受け止められる。また、この相対移動
中、チューブSはグロメット30の端面に到達するまで
は圧縮されない。あるいは、チューブSを図3に示すよ
うに環状突起319で保持し、チューブSの第1要素1
8側への動きを妨げることもできる。環状突起319に
よって、またはグロメット30に当接することによって
その動きを制限されつつ、チューブSは波状に変形、圧
縮される。好ましくは、波状変形を図3に示す空間21
9等の特定空間で起こさせるとよい。
【0037】電線Cのグロメット30への所要挿通量に
ほぼ対応する分2要素12、18を相対移動させた後、
図3の状態を得ることができる。従って、相対移動中は
ずっと電線Cは要素12、18によりほぼ全面的に囲ま
れており、それにより電線Cの変形および損傷を防ぐこ
とができる。このため、長いテレスコ手段19および相
対移動量を増やすことによって、電線Cのグロメット3
0への挿通長さはほぼ無制限になる。
【0038】図3の工程で、グロメット30は電線Cに
対して規定の挿着位置まで正確に挿入されていることに
なる。従って、その後は、本発明の電線挿通装置を図4
に示すように開けて、このように形成された電線組立体
を取り出すだけでよい。最後に、装置を初期位置に戻し
て次の電線組立体の形成に供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】要素が離間し、開放された状態の電線挿通装置
の斜視図である。
【図2】要素が閉じた状態での図1の装置の縦断面図で
ある。
【図3】図2に対応する相対移動後の要素を示す縦断面
図である。
【図4】図1に対応する相対移動後の要素を示す斜視図
である。
【符号の説明】
12 第2要素 112 上部 212 基部 18 第1要素 118 上部 218 基部 19 テレスコ手段 20 コネクタ 30 グロメット 60 作動手段 62 基板 C 電線 S チューブ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクタに接続された少なくとも1本の
    電線をこの電線の挿通用開口を有するグロメットに挿通
    する装置であって、 該電線と該コネクタを少なくとも部分的に収容する少な
    くとも1つの要素と、該電線と該グロメットを少なくと
    も部分的に収容する少なくとも1つの要素を備えてお
    り、該要素は該電線をその全長に亘って囲みつつ、かつ
    コネクタおよびグロメットを各々の所定位置に保持しつ
    つ、相対的に移動可能であることを特徴とするグロメッ
    トへの電線挿通装置。
  2. 【請求項2】 一方の要素は相対移動の際中に他方の要
    素に進入可能であることを特徴とする請求項1記載のグ
    ロメットへの電線挿通装置。
  3. 【請求項3】 電線案内手段を更に備えることを特徴と
    する請求項1または2記載のグロメットへの電線挿通装
    置。
  4. 【請求項4】 少なくとも一方の要素は少なくとも1本
    の電線を覆うチューブの波状の撓みを許容する少なくと
    も1つの空間を備えることを特徴とする請求項1,2ま
    たは3記載のグロメットへの電線挿通装置。
  5. 【請求項5】 少なくとも1本の電線をグロメットに挿
    通する方法であって、 電線が挿通されるグロメット、電線およびコネクタを、
    電線が略全長に亘って開閉可能なハウジング要素に収容
    されるようにハウジング要素に配設する工程と、 要素を閉じる工程と、 要素を互いに向かって移動させて該電線をグロメットに
    挿通させる工程とからなることを特徴とするグロメット
    への挿通方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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