JPH1145060A - 可逆性磁気記録媒体の記録消去装置 - Google Patents

可逆性磁気記録媒体の記録消去装置

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JPH1145060A
JPH1145060A JP9198977A JP19897797A JPH1145060A JP H1145060 A JPH1145060 A JP H1145060A JP 9198977 A JP9198977 A JP 9198977A JP 19897797 A JP19897797 A JP 19897797A JP H1145060 A JPH1145060 A JP H1145060A
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magnetic
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JP9198977A
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Kaoru Yasukawa
薫 安川
Kensuke Ito
健介 伊藤
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストで構造の単純化及び小型化が可能な
可逆性磁気記録媒体の記録消去装置を得る。 【解決手段】 制御装置16から出力された電流信号が
コイル7に供給されることによって、磁界が発生する。
その磁界は、磁性体8の中で交流磁界を生じ、交流磁界
は媒体F内部の磁性粒子3を通過して、磁性粒子3の内
部に渦電流が流れる。この渦電流は、磁性粒子3の内部
にジュール熱を発生させ、分散媒4を粘度低下させる。
コイル7の通電により磁性体8は磁化され、磁性体8の
近傍に強い磁界が発生し、粘度低下した分散媒4内部に
ある磁性粒子3が発生した磁界により、媒体Fの表面側
に移動し画像情報が印字される。このように、印字消去
ヘッドは、一つのヘッドで媒体Fを加熱すると共に、磁
性粒子3を吸引できる構造を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可逆性磁気記録媒
体の記録消去装置にかかり、特に、加熱とともに磁気に
よって画像を印字、消去できる可逆性記録媒体に、熱と
磁界を利用して印字消去する可逆性磁気記録媒体の記録
消去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、非磁性材料からなる支持体上に、
磁性粒子及び顔料と、これらを分散してなる常温で固相
状態を示す分散媒とを内包するカプセルをバインダー中
に分散配置して記録層を形成し、加熱手段及び磁界発生
手段を有する印字消去ヘッドにより部分的に加熱磁気記
録できる可逆性磁気記録媒体が提案されている(特開平
7ー261684号、特開平7−271315号公報参
照)。この技術では、常温で固相状態を示す分散媒を用
いて、可逆性磁気記録媒体(つまり、常温で液状状態を
示す分散媒)が有していた磁性粒子の沈降による表示の
不安定性や外部磁気の影響などを回避することによって
表示媒体としての安定性を向上させている。
【0003】一方、印字消去時には、常温で固相状態を
示す分散媒を用いるために、磁界発生手段に加えて分散
媒の粘度を低下させる加熱手段が必要である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
可逆性磁気記録媒体に用いられる印字消去ヘッド、記入
用具は、磁界発生手段のみを構成とすれば十分であり、
また、感熱記録媒体に用いられるサーマルヘッドや渦電
流損利用した加熱筆記器具には、加熱手段のみを構成と
すれば十分であった。従って、加熱手段と磁界発生手段
とは独立した構成で十分であった。このため、加熱磁気
記録できる可逆性磁気記録媒体に対して、印字及び消去
するためには、印字消去ヘッドとして、磁界発生手段に
加えてヒーターや赤外線レーザーなどの加熱手段を設け
る必要があった。このように、加熱手段を別個に設ける
印字消去ヘッドは、ヘッド自体が大型になったり、構造
が複雑になったりするため、大幅なコスト上昇が避けら
れなかった。
【0005】本発明は、上記事実を考慮して、低コスト
で構造の単純化及び小型化が可能な可逆性磁気記録媒体
の記録消去装置を得ることが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明者等は、常温で固相状態の分散媒を有する可逆
性磁気記録媒体の印字消去ヘッドについて研究した結
果、磁界発生手段と加熱手段を兼ね備えた印字消去ヘッ
ドを見いだし本発明に至った。
【0007】即ち、本発明の可逆性磁気記録媒体の記録
消去装置は、常温で固相状態を示す分散媒中に磁性粒子
及び顔料が分散してなる記録層を、支持体上に形成した
可逆性磁気記録媒体に、磁界及び加熱によって印字また
は消去する可逆性磁気記録媒体の記録消去装置におい
て、磁界を発生すると共に、発生した磁界により前記磁
性粒子内部に随伴的磁界を発生させ、かつ前記発生した
磁界により前記磁性粒子内部に熱を生成させる磁界・熱
誘発手段を有する印字消去ヘッドを備えたことを特徴と
する。
【0008】また、前記磁界・熱誘発手段は、予め設定
した範囲で変動する磁界を発生することができる。
【0009】本発明の可逆性磁気記録媒体の記録消去装
置では、磁界・熱誘発手段から発する磁界または変動す
る磁界に基づいて、磁性粒子内部から発生させ、常温で
固相状態を示す分散媒を粘度低下させ、その同じ磁界に
よって磁性粒子を記録側(例えば媒体表面)に移動させ
ることで画像情報を記録(例えば、印字や表示)する。
一方、消去は、記録時と同様の熱によって分散媒を粘度
低下させ、磁界・熱誘発手段から発する磁界によって、
磁性粒子が媒体の消去側(例えば裏面側)に向かうよう
な磁界を発生させ、磁性粒子を媒体の消去側(例えば裏
面)に移動させることによって可能となる。このように
記録消去ともに、熱と磁界との両方を発生させ得る磁界
・熱誘発手段によって、実行可能である。即ち、本発明
における記録消去装置の印字消去ヘッドは、加熱手段
と、磁界発生手段とを兼ね備えた磁界・熱誘発手段を含
んでいる。
【0010】磁界・熱誘発手段は、代表的には、電流信
号を通電できる導体で構成されたコイルや直線上の導体
をいい、例えば、コイルの中に、磁性体を配置すること
で、より強い磁界を発生できる。特に、その磁性体が酸
化物(フェライトなど)であれば、コイル内部の磁性体
で生じる渦電流損が非常に小さくでき、磁性体はほとん
ど発熱しない。
【0011】本発明の可逆性磁気記録媒体の記録消去装
置は、前記磁界・熱誘発手段へ交流の電流信号を出力す
る送電手段をさらに備えることができる。
【0012】印字消去ヘッドの磁界・熱誘発手段による
磁界によって、可逆性磁気記録媒体中の磁性粒子内部に
発生する熱としては、磁性粒子を交流により磁化したと
きに生じる渦電流損を主に利用するのが好ましい。この
ため、磁界・熱誘発手段に通電する電流信号の一部また
は全部に任意の交流信号が含まれているとよい。渦電流
損失は、磁性粒子内部に渦電流が流れて生じるので、良
導体の磁性粒子を用いたほうが発熱効率がよい。
【0013】また、本発明の可逆性磁気記録媒体の記録
消去装置は、前記磁界・熱誘発手段へ直流成分及び交流
成分からなる電流信号を出力する送電手段と、前記磁界
・熱誘発手段に送電する電流信号の交流成分の周波数を
制御して前記磁性粒子の発熱量を制御すると共に、前記
磁界・熱誘発手段に送電する電流信号の直流成分の振幅
を制御して前記磁界・熱誘発手段で発生する磁界強度を
制御する制御手段と、をさらに備えることができる。
【0014】送電手段は、直流成分及び交流成分からな
る電流信号を前記磁界・熱誘発手段へ出力が可能であ
る。制御手段は、磁界・熱誘発手段に送電する電流信号
の交流成分の周波数を制御して前記磁性粒子の発熱量を
制御する。これと共に、制御手段は磁界・熱誘発手段に
送電する電流信号の直流成分の振幅を制御して磁界・熱
誘発手段で発生する磁界強度を制御する。このようにす
ることによって、磁性粒子からの発熱量及び磁界強度の
各々を制御することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態の一例を詳細に説明する。本実施の形態は、可
逆性磁気記録媒体の記録または消去をするための印字消
去ヘッドに本発明を適用したものである。
【0016】まず、本発明の記録消去装置に適用可能な
印字消去ヘッドは、可逆性記録媒体の印字消去に用いら
れるものであるので、印字消去ヘッドの構成に先立ち、
可逆性記録媒体について簡単に説明する。
【0017】本実施の形態に用いる可逆性記録媒体F
は、図2に断面図で示すように、支持層である支持体6
A、カプセル2をバインダー5に分散して形成された磁
気記録層G、及び保護層である支持体6Bが順次積層さ
れ、フィルム状に形成されたものである。なお、カプセ
ル2は磁性粒子3、顔料1、及び分散媒4を含んでい
る。
【0018】磁性粒子3としては、マグネタイト、フェ
ライト、鉄などの強磁性を示す金属、合金または酸化物
の粉末を用いることが可能である。なお、発熱効率を考
慮すると、磁性粒子3には鉄の粉末を用いることが好ま
しい。顔料1としては、磁性粒子の色とできるだけ対照
的な色のものを用いることが好ましく、通常、白色系の
顔料(例えば、酸化チタン、硫化亜鉛、鉛白など)の単
体、または2種類の以上の混合物が用いられる。分散媒
4としては、常温(例えば約10〜40°Cの範囲)で
固体状態であり、常温以上の温度(例えば約50〜80
°C)に加熱させれると流動状態になるもの、例えば、
ワックスや天然の合成樹脂を用いることができる。これ
ら磁性粒子3、顔料1、分散媒4等をポリマー等の殻物
質で覆いカプセル化することによって、カプセル2を形
成する。
【0019】この可逆性記録媒体Fは、支持体6Aの上
にカプセル2をバインダー5と共に塗布し磁気記録層G
を形成し、さらにその上部に、保護のためのもう1つの
支持体6Bを設けて作製される。なお、図2に示す可逆
性記録媒体Fは、磁性粒子3、顔料1、分散媒4などを
ポリマー等の殻物質で覆いカプセル化した例を示した
が、図4に示すように、カプセル2を有させることな
く、カプセル2の代わりに支持体6A,6Bの間を隔壁
9で仕切ったセルも使うことができる。この技術も、当
業者には、容易に実施可能である。
【0020】上記可逆性記録媒体Fへの画像情報の印字
・消去方法を図3を参照して説明する。印字(表示)
は、磁界または変動する磁界が供与(詳細は後述)され
て磁性粒子3内部に発生した熱によってカプセル2内部
の分散媒4を粘度低下させる。この磁界の供与は、媒体
Fの表面側(支持体6B側)からなされるのが好まし
い。これと共に、供与された(発生された)磁界によっ
て、媒体Fの表面まで磁性粒子3を移動させる。例え
ば、熱によってカプセル2内部の分散媒4を粘度低下さ
せることにより、磁性粒子3を移動可能な状態にして、
図3に矢印Eで示す方向の磁力が供与されるように、例
えば表面側(支持体6B側)から磁界を発生させ(図3
の矢印Eに向かうような磁界を発生させ)、その磁界に
よって磁性粒子3を記録側(支持体6Bの表面側)に移
動させることで画像情報を記録(例えば、印字や表示)
する。図3の場合、紙面左側から4つのカプセル3につ
いて、上記の印字を行った状態を示し、紙面左側から4
つのカプセル3を含む印字領域Aでは、磁性粒子3が表
面側(支持体6B側)に集まっている。
【0021】一方、消去は、印字の場合と同様の加熱に
よってカプセル2内部の分散媒4を粘度低下させる。消
去時の磁界の供与は、媒体Fの裏面側(支持体6A側)
からなされるのが好ましい。これと共に、裏面からの磁
界の作用により、磁性粒子3を媒体の裏面まで移動させ
ることによって消去が可能となる。例えば、熱によって
カプセル2内部の分散媒4を粘度低下させることによ
り、磁性粒子3を移動可能な状態にして、図3に矢印R
で示す方向の磁力が供与されるように、例えば裏面側
(支持体6A側)から磁界を発生させ(図3の矢印Rに
向かうような磁界を発生させ)、その磁界によって磁性
粒子3を消去側(支持体6Aの表面側)に移動させるこ
とで画像情報を消去する。図3の場合、紙面右側から3
つのカプセル3について、上記の消去を行った状態を示
し、紙面右側から3つのカプセル3を含む消去領域Bで
は、磁性粒子3が裏面側に集まっている。
【0022】以上説明した可逆性磁気記録媒体に適用で
きる、本発明の印字消去ヘッドの代表的実施の形態を、
その模式的構造として、図1に示す。なお、磁性体を用
いない構成も可能であるが、より好ましい形態として磁
性体を使った場合について説明する。
【0023】図1に示すように、印字ヘッドの先端部
は、円柱状の磁性体8(フェライト系磁性体等)と磁界
・熱誘発手段であるコイル7(ポリウレタン被覆の銅
線)とで基本的に構成されされている。この印字ヘッド
は、コイル7への通電によって発生する磁界が磁性体8
内部を通過するように、図示を省略した記録消去装置に
配置され固定される。図1では、円柱状の磁性体8の長
手方向に磁化されるようにコイル7が配置されている。
このような配置のほうが磁性体8の形状による反磁界が
小さくでき磁化が容易になる。また、可逆性磁気記録媒
体Fは、磁性体8の長手方向と交差するように配置され
る。
【0024】コイル7は、そこから伸びる導線9を介し
て、電流制御及び周波数制御装置16(本発明の送電手
段の一形態、以下、制御装置16という。)に接続又は
接続可能とされている。電流制御及び周波数制御装置1
6は、どのような形態のものであってもよいが、CP
U,ROM,RAMなどから周知の制御系によって、電
流及び周波数を制御する装置が代表例である。
【0025】図9には、制御装置16の一例を示した。
制御装置16は、CPU20、RAM22、ROM2
4、入出力装置(I/O装置)26を含んだマイクロコ
ンピュータで構成されており、これらはバス28によっ
てコマンドやデータを授受できるように接続されてい
る。なお、ROM24には、電流信号をコイル7に供給
して磁界を発生させるための処理ルーチンが予め記憶さ
れている。I/O装置26は電流値設定回路32、周波
数設定回路36、及び波形設定回路38の各々の制御側
に接続されると共に、ドライバ40の入力側に接続され
ている。
【0026】また、制御装置16は、コイル7に電流を
供給するための元となる電流源30、及びその電流信号
に交流成分を重畳するための周波数の元となる発振器3
4を備えている。電流源30は、予め定めた電流値I0
の電流を出力する電流出力装置である。この電流源30
は電流値設定回路32の入力側に接続されており、電流
値設定回路32の出力側は合成回路42の一方の入力側
に接続されている。電流値設定回路32は、入力された
電流値I0 の電流のうち制御側から入力された制御信号
により、出力する電流値It を設定するための設定回路
である。
【0027】一方、発振器34は、交流信号等を発生す
るための基準となる周波数f0 の周波数信号を出力する
出力装置である。この発振器34は、周波数設定回路3
6の入力側に接続され、周波数設定回路36の出力側は
波形設定回路38の入力側に接続されている。周波数設
定回路36は、入力された周波数f0 の周波数を用いて
制御側から入力された制御信号により、出力する周波数
t を設定するための設定回路である。また、波形設定
回路38は、予め複数の波形信号を生成可能な回路を複
数有しており、制御側から入力された波形を表す制御信
号により、それらの回路を切り換えることによって、出
力する信号の波形を設定するための設定回路である。こ
れらの予め定めた波形信号には、例えば、図6(1)に
示す正弦波信号、及び図6(2)に示す矩形波信号があ
り、この他に、三角波等の交流信号がある。この波形設
定回路38の出力側は合成回路の他方の入力側に接続さ
れている。
【0028】合成回路42は、入力された2つの信号、
すなわち、電流値設定回路32からの電流値It の電流
信号及び波形設定回路38から出力された所定波形で周
波数ft の周波数信号を合成して1つの信号として出力
するための回路である。この合成回路42の出力側は、
出力回路44の入力側に接続されており、出力回路44
の出力側は導線9を介してコイル7に接続されている。
【0029】なお、出力回路44のデータ入力側には、
ドライバ40の出力側が接続されている。ドライバ40
に入力される信号は、コイル7に電流を供給するオン信
号または供給しないオフ信号であり、ドライバ40はこ
れらのオンオフ信号を出力回路44の入力に整合させて
出力する。従って、出力回路44は、合成回路42から
出力された電流値It で所定波形による周波数ft の電
流信号を、ドライバ40からのオンオフ信号によりオン
オフして出力する。
【0030】制御装置16から出力された電流信号がコ
イル7に供給されることによって、磁界が発生する。そ
の磁界は、図5に示すように、さらに磁性体8の中で、
磁性体8の透磁率に応じて大きな磁束密度の交流磁界を
生じ、その交流磁界は媒体F内部の磁性粒子3を通過し
て、磁性粒子3の内部に渦電流が流れる。この渦電流1
1は、磁性粒子3の内部にジュール熱を発生させる。こ
の熱により、分散媒4は粘度低下する。なお、磁性体8
は絶縁体のため、発熱はほとんど生じない。
【0031】一方、コイル7に通電した同じ電流信号に
よって磁性体8は磁化されるので、その磁性体8の近傍
に強い磁界が発生している。粘度低下した分散媒4内部
にある磁性粒子3は、その磁性体8から発生した磁界
(又はその空間勾配)によって力を受け、媒体Fの表面
側に移動し画像情報が印字(表示)される。
【0032】このように、本実施の形態の可逆性磁気記
録媒体の印字消去ヘッドは、磁性体8からの強い磁界が
発生すると同時に磁性粒子3自体が発熱し、一つのヘッ
ドで媒体Fを加熱すると共に、磁性粒子3を吸引できる
構造を有している。
【0033】なお、磁性粒子3の加熱については、磁性
粒子のヒステリシス損も利用できる。しかし、ヒステリ
シス損を利用する場合、磁性粒子3として保持力の大き
な硬磁性体を用いることが必要なため、磁性粒子3を十
分に磁化させるためには大電流が必要となる。一方、渦
電流損を利用する場合には、磁性粒子3として保持力の
小さな軟磁性体(純鉄、低炭素鋼、珪素鋼など)を用い
ればよいため、より小さな電流で磁化することができる
ので装置を小型化できる利点がある。ただし、渦電流が
磁性粒子3内部を流れるため、磁性粒子自体が導体また
は導体に近いことが必要になる。
【0034】ところで、コイル7に通電する電流信号
は、原理的には任意の交流電流であれば、磁性粒子3に
渦電流が発生し磁性粒子3は発熱する。図6(1)に示
すように、特に電流波形が正弦波の場合、発熱量が周波
数に比例するので、発熱量の制御が容易となる。また、
図6(2)に示すように、電流波形が方形波の場合、最
大の電流値が同じであれば、高調波を含んでいるので、
正弦波の場合より発熱効率がよい。従って、使用用途に
応じて電流波形を選択すれば、発熱量の制御を容易にす
ることや発熱効率を向上させることができる。
【0035】次に、本実施の形態における印字消去ヘッ
ドにより、可逆性磁気記録媒体Fに情報を記録または可
逆性磁気記録媒体Fから情報を消去する作動を図10の
フローチャートを参照してさらに説明する。
【0036】まず、制御装置16は、ステップ100に
おいて、印字消去ヘッドを印字状態または消去状態に設
定する。本実施の形態のステップ100では、可逆性磁
気記録媒体Fの表面側(支持体16B側)に印字消去ヘ
ッドを設置することが印字状態に設定することに相当さ
れ、可逆性磁気記録媒体Fの裏面側(支持体16A側)
に印字消去ヘッドを設置することが消去状態に設定する
ことに相当される。
【0037】次のステップ102では、電流値設定回路
32へ電流値It を出力することによって、印字消去ヘ
ッドを駆動させるためにコイル7へ流すための電流値I
t を設定する。次のステップ104では、周波数設定回
路36へ周波数ft を出力することによって、印字消去
ヘッドを交流駆動させるための周波数ft を設定する。
次のステップ106では、交流駆動させるときの信号波
形である電流波形を設定する。これによって、制御装置
16では、図6(1)または図6(2)に示した電流信
号を出力可能な状態に設定される。
【0038】次のステップ108では、ドライバ40へ
データを出力する。すなわち、画像情報に応じたオンオ
フ信号を出力する。従って、オン信号が出力されたとき
には、導線9を介してコイル7へ交流の電流信号が出力
され、上記説明したようにして媒体Fにおいて生じた熱
と磁界によって、印字される。一方、消去状態の場合に
は、このステップ108において既に印字された情報が
消去される。
【0039】ここで、磁性体8は電流信号によって磁化
され、磁性体8近傍に強い磁界が発生される。磁性粒子
3に働く力は、磁性粒子3の磁気モーメントと磁性粒子
3の位置での磁界の強さの空間勾配との積に比例するこ
とがよく知られている。磁性体8近傍の磁界の強度(若
しくはその空間勾配)は、コイル7に通電する電流値に
依存するので、その値を変えることによって制御可能と
なる。ところが、上記で述べたように発熱量を制御する
ために、コイル7に通電する信号の電流値を変化させた
場合、磁性体8近傍の磁界の強度(又はその空間勾配)
が変化する。このように、発熱量制御と磁界強度制御と
は、関連された制御となる。
【0040】そこで、本発明者等は、コイル7へ通電す
る電流信号を、直流成分とその直流成分の電流に交流成
分を重畳させたものとすることで、電流信号を直流成分
と交流成分とに分離して扱うことを可能とし、発熱量と
磁界の強さを独立制御できるという知見を得た。つま
り、磁性粒子3の発熱量をコイル7に通電する信号の交
流成分の周波数を変えて制御し、磁性体8の外部磁界の
強度(若しくはその空間勾配)をコイル7に通電する信
号の直流成分の電流値を変化させて制御すれば、発熱量
と磁界の強さをほぼ独立に制御できる。
【0041】すなわち、コイル7に通電する電流信号に
交流信号が含まれる場合(例えば、図6に示す信号)に
は、磁性粒子3に働く吸引力は一定ではなく、その信号
の周波数に応じて強くなったり、弱くなったりする。こ
の磁性粒子3に働く吸引力の変化は、磁性粒子3が分散
媒4の中を移動する過程で、磁性粒子3の分散安定性を
促進する利点がある反面、磁性粒子3が媒体F表面に移
動する時間を増大させ、画像情報の印字消去に時間を要
する原因にもなる。そこで、図7に示すように、比較的
大きな直流電流(直流成分の電流値Ita)を交流信号
(交流成分の電流値Itb)に加算してコイル7に通電す
ることで、発熱と共に、安定な強い磁界(又は磁界の勾
配)を得ることができる。その強い磁界(又は磁界の勾
配)によりその磁性粒子3を媒体表面まで高速に移動さ
せることで、印字消去時間を大幅に短縮できる。図7で
は、加熱は交流成分の周波数で発熱量が、直流成分の電
流値で磁界の強さがほぼ決定される。この方法では、印
字消去の高速化のために直流の電流値を大きくとって
も、直流電流は発熱にほとんど寄与しないので、磁性体
8の過発熱による媒体Fの溶融を回避することができ
る。
【0042】このように、発熱量と磁界の強さを独立し
て制御する場合の作動を図11のフローチャートを参照
してさらに説明する。
【0043】まず、制御装置16は、ステップ100に
おいて、印字消去ヘッドを印字状態または消去状態に設
定する。次のステップ103では、電流値設定回路32
へ電流値It を出力することによって、印字消去ヘッド
を駆動させるためにコイル7へ流すための電流値It
設定する。このステップ103では、直流成分の電流値
ta、及び交流成分の電流値Itbを電流値It として設
定する。次のステップ104では、周波数設定回路36
へ周波数ft を出力することによって、印字消去ヘッド
を交流駆動させるための周波数ft を設定する。次のス
テップ106では、交流駆動させるときの信号波形であ
る電流波形を設定する。これによって、制御装置16の
合成回路42において、図7に示した電流信号を出力可
能な状態に設定される。すなわち、直流成分の電流値I
taを中心として、交流成分の電流値Itbを振幅幅とした
電流信号が合成回路42から出力される。次のステップ
108では、ドライバ40へデータを出力する。すなわ
ち、画像情報に応じたオンオフ信号を出力する。従っ
て、オン信号が出力されたときには、導線9を介してコ
イル7へ交流の電流信号が出力され、上記説明したよう
にして媒体Fにおいて生じた熱と磁界によって、印字さ
れる。一方、消去状態の場合には、このステップ108
において既に印字された情報が消去される。
【0044】このように、直流成分の電流値Ita、及び
交流成分の電流値Itbの各々を独立して設定が可能であ
るので、発熱量と磁界の強さを独立して制御することが
可能となる。
【0045】これにより、磁性粒子3の発熱量をコイル
7に通電する信号の交流成分の周波数を変えて制御し、
磁性体8の外部磁界の強度(若しくはその空間勾配)を
コイル7に通電する信号の直流成分の電流値を変化させ
て制御すれば、発熱量及び磁界の強さを最適化すること
ができる。従って、可逆性磁気記録媒体の印字消去ヘッ
ドにおける消費電力を抑制することができる。
【0046】なお、本実施の形態では、印字するデータ
によって電流出力をオンオフするために出力回路44の
出力をオンオフする構成を一例として説明したが、本発
明は、これに限定されるものではなく、印字するときに
のみ制御装置16そのものをオンするようにしてもよ
い。この場合、ドライバ40及び出力回路44は不要と
なり、構成が簡略化する。このような制御装置16その
ものをオンするためのものとしては、押圧スイッチや他
の制御装置からの制御信号によって電源オンオフする制
御スイッチ等がある。
【0047】次に、第2実施の形態を説明する。第2実
施の形態は、本発明を手書きのペンに応用したものであ
る。なお、本実施の形態は、上記実施の形態と略同様の
構成のため、同一部分には同一符号を付して詳細な説明
を省略する。
【0048】図8に示すように、本実施の形態の手書き
ペンは、その外側を覆うペンケース14を備えており、
ペンケース14の内部には電源としての電池12、制御
装置(電流制御装置及び周波数制御装置)17、コイル
7、磁性体8、加熱・磁界発生をオンまたはオフするス
イッチ13が内蔵されている。制御装置16には、電池
12、導線9を介してコイル7、及びスイッチ13が接
続されている。
【0049】なお、本実施の形態の制御装置17は、電
源供給がなされたときに動作する構成であり、図9の制
御装置16の構成より簡略化が図れる。図12に示すよ
うに、制御装置17は、電流生成回路31、発振器3
5、波形成形回路37、及び合成回路42から構成され
る。制御装置17はスイッチ13を介して電池12に接
続されている。スイッチ13がオン(導通状態)される
と、これらの電流生成回路31、発振器35、波形成形
回路37、及び合成回路42に電力が供給される。電流
生成回路31は、予め定めた電流値の電流を生成するた
めの回路である。発振器35は、予め定めた周波数ft
の交流信号を発生するための回路である。波形成形回路
37は、発振器35からの出力信号(交流信号)を予め
定めた波形の信号に成形するための回路である。なお、
図9の制御装置16を用いる場合には、ドライバ40及
び出力回路44を不要とし、合成回路42の出力側が導
線9を介してコイル7に接続する構成で可能である。
【0050】次に、本実施の形態の手書きペンの作動を
説明する。本実施の形態の手書きペンは、スイッチ13
が押圧されることによって電池12から制御装置17に
電力が供給される。制御装置17では、予め設定された
電流値でかつ予め定めた周波数の電流信号が生成される
と共に出力され、コイル7に供給される。コイル7に電
流が流れることによって、磁性体8が磁化される。この
電流信号の交流成分によって、媒体F内部にある磁性粒
子3に渦電流が流れ、磁性粒子3が加熱され、カプセル
2内部の分散媒の粘度が低下する。また、磁性体8は同
じ信号で磁化されているので、手書きペンの先端部15
の近傍に強い磁界を発生する。粘度低下した分散媒内に
ある磁性粒子は、ペン先端部15へ吸引され、媒体Fの
表面側(支持体6B側)に集まり、画像情報が印字(表
示)される。
【0051】このように、本実施の形態の手書きペンは
ペンケース14側面にスイッチ13が配置されることに
よって、適宜、加熱、磁界発生をオンオフすることがで
きる。従って、オペレータが目視しながら、確実に画像
の印字(表示)を行うことができる。
【0052】また、本実施の形態では、手書きペン内部
に電源(電池12)を内蔵した構成として、手書きペン
自体で印字及び消去が可能となり、持ち運びを可能と
し、場所を設定することがない可逆性磁気記録媒体の印
字用具として使用することができる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、常
温固相状態を示す分散媒中に磁性粒子及び顔料が分散し
てなる記録層を、支持体上に形成した可逆性磁気記録媒
体に、磁界・熱誘発手段によって、磁界を発生する共
に、発生した磁界により磁性粒子内部に随伴的磁界を発
生させ、かつ発生した磁界により磁性粒子内部に熱を生
成させるので、印字または消去するための加熱と磁界発
生とを一体構造にでき、小型かつ単純な構成にすること
ができると共に低コストの記録消去装置を得ることがで
きる、という効果がある。
【0054】また、磁界・熱誘発手段で発生される磁界
を予め定めた範囲で変動させることができ、磁性粒子を
渦電流損により加熱させると共に、その磁性体近傍に磁
界を発生させて磁性粒子に働く吸引力を変化させること
ができるので、容易に磁性粒子を分散媒の中を移動させ
ることができる、という効果がある。
【0055】さらに、磁界・熱誘発手段に送電する電流
信号の交流成分の周波数を制御して磁性粒子の発熱量を
制御すると共に、磁界・熱誘発手段に送電する電流信号
の直流成分の振幅を制御して磁界・熱誘発手段で発生す
る磁界強度を制御することができるので、発熱量と磁界
の強さを独立して制御することができ、可逆性磁気記録
媒体の印字消去ヘッドで消費電力を抑制することができ
る、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態にかかる、印字消去ヘ
ッドの一例を示す模式図である。
【図2】可逆性磁気記録媒体の構成を示す断面図であ
る。
【図3】可逆性磁気記録媒体の印字状態と消去状態を説
明するためのイメージ図である。
【図4】可逆性磁気記録媒体の他の構成例を示す断面図
である。
【図5】印字消去ヘッドの発熱の原理を説明するための
イメージ図である。
【図6】コイルに通電する電流信号波形を示す線図であ
り、(1)は正弦波形を示し、(2)は矩形波形を示し
ている。
【図7】直流成分と交流成分が重畳された電流信号を示
す線図である。
【図8】本発明の第2実施の形態にかかる、手書き用ペ
ンの概略構成を示す模式図である。
【図9】第1実施の形態の制御装置の概略構成を示すブ
ロック図である。
【図10】印字または消去の作動の流れを示すフローチ
ャートである。
【図11】直流成分と交流成分が重畳された電流信号に
よる印字または消去の作動の流れを示すフローチャート
である。
【図12】第2実施の形態の制御装置の概略構成を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
1 顔料 2 カプセル 3 磁性粒子 4 分散媒 5 バインダー 6 支持体 7 コイル 8 磁性体 10 交流磁界 11 渦電流 16 制御装置 32 電流値設定回路 36 周波数設定回路 38 波形設定回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 常温で固相状態を示す分散媒中に磁性粒
    子及び顔料が分散してなる記録層を、支持体上に形成し
    た可逆性磁気記録媒体に、磁界及び加熱によって印字ま
    たは消去する可逆性磁気記録媒体の記録消去装置におい
    て、 磁界を発生すると共に、発生した磁界により前記磁性粒
    子内部に随伴的磁界を発生させ、かつ前記発生した磁界
    により前記磁性粒子内部に熱を生成させる磁界・熱誘発
    手段を有する印字消去ヘッドを備えたことを特徴とする
    可逆性磁気記録媒体の記録消去装置。
  2. 【請求項2】 前記磁界・熱誘発手段は、予め設定した
    範囲で変動する磁界を発生することを特徴とする請求項
    1に記載の可逆性磁気記録媒体の記録消去装置。
  3. 【請求項3】 前記磁界・熱誘発手段へ交流の電流信号
    を出力する送電手段をさらに備えたことを特徴とする請
    求項2に記載の可逆性磁気記録媒体の記録消去装置。
  4. 【請求項4】 前記磁界・熱誘発手段へ直流成分及び交
    流成分からなる電流信号を出力する送電手段と、前記磁
    界・熱誘発手段に送電する電流信号の交流成分の周波数
    を制御して前記磁性粒子の発熱量を制御すると共に、前
    記磁界・熱誘発手段に送電する電流信号の直流成分の振
    幅を制御して前記磁界・熱誘発手段で発生する磁界強度
    を制御する制御手段と、をさらに備えたことを特徴とす
    る請求項2記載の可逆性磁気記録媒体の記録消去装置。
JP9198977A 1997-07-24 1997-07-24 可逆性磁気記録媒体の記録消去装置 Pending JPH1145060A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017504884A (ja) * 2014-02-17 2017-02-09 サムスン ペイ、インコーポレイテッド ベースバンド近距離磁気ストライプ・データ送信機

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