JPH1145000A - 現像剤、プロセスカートリッジ、画像形成装置 - Google Patents

現像剤、プロセスカートリッジ、画像形成装置

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JPH1145000A
JPH1145000A JP14400298A JP14400298A JPH1145000A JP H1145000 A JPH1145000 A JP H1145000A JP 14400298 A JP14400298 A JP 14400298A JP 14400298 A JP14400298 A JP 14400298A JP H1145000 A JPH1145000 A JP H1145000A
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JP
Japan
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charging brush
additive
brush
photoreceptor
developer
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JP14400298A
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English (en)
Inventor
Mugijirou Uno
麦二郎 宇野
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像領域に白斑点が発生しないようにして画
像品質を高める。 【解決手段】 現像剤32に含まれる絶縁性の添加剤の
付着により帯電ブラシ10のブラシ繊維10bが汚れる
と、添加剤が付着しないブラシ繊維10bから集中的に
放電(異常放電)して画像領域に白斑点が発生する。こ
れを防止するために、添加剤の含有率を0.1〜0.6
wt%に規制したり、予め帯電ブラシ10の抵抗値を0.
044MΩ/cm〜0.632MΩ/cmの範囲まで高
めて設定したり、帯電ブラシ10に印加する直流電圧に
交流電圧を重畳させて帯電ブラシ10を振動させて付着
する添加剤を振るい落したり、帯電ブラシ10に付着す
る添加剤をスクレーパ40により掻き落すようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現像剤、プロセス
カートリッジ、画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の画像形成装置では、回転
する感光体の表面を帯電させてその帯電部分に静電潜像
を形成し、その静電潜像を現像して用紙に転写し、用紙
上の転写画像を定着するプロセスにより印刷を行う。感
光体の表面を帯電させる方式として帯電チャージャを用
いる非接触方式と、導電性の帯電ブラシや帯電ローラを
感光体に接触させる接触方式とがある。
【0003】帯電チャージャを用いる方式は、感光体を
均一に帯電させることができるが、人体に有害なコロナ
が発生する。帯電ブラシや帯電ローラは一部が感光体に
接触する直前及び感光体から離反する直後の放電作用に
より感光体を帯電させるので、コロナを発生させるがそ
の量は微量であり、構造も簡略化されるので普及機等で
は多く用いられている。
【0004】一方、感光体の表面に作像された静電潜像
を現像する粉末の現像剤は、樹脂と極性制御剤と着色剤
とを混練したトナー母体に、このトナー母体の流動性を
促進する添加剤が混合されている。この添加剤の粒径は
トナー母体の粒径に比して極めて小さい。具体的には、
トナー母体の平均粒径が5〜20μm程度であるのに対
し、添加剤の1次粒径は0.01〜0.05μm程度で
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、感光体上の
現像画像を用紙に転写した後に、次の画像形成のために
感光体上に残存する現像剤をブレードにより払拭するこ
とが行われている。しかし、現像剤に含まれる添加剤は
粒径が小さいのでブレードを潜り抜け易い。このため、
帯電ブラシを用いた場合にはブレードでは払拭しきれな
い絶縁性の添加剤が帯電ブラシのブラシ繊維に付着す
る。感光体の周囲に浮遊する現像剤を添加剤とともに現
像部の現像ローラにより回収することはできるが、添加
剤の量が多いとブレードを潜り抜けて帯電ブラシに付着
する添加剤の量も多くなるので、寿命期間が経過する以
前に帯電ブラシが絶縁性の添加剤で汚れてしまう。
【0006】これにより、帯電ブラシのブラシ繊維は導
電性であるが添加剤の付着により見掛け上の抵抗値が高
くなる。添加剤で汚れたブラシ繊維の中に汚れの少ない
抵抗値の小さなブラシ繊維があると、その抵抗値の小さ
なブラシ繊維から集中的に放電が行われるため局部的に
異常放電が発生する。例えば、感光体の帯電電位の正規
値を−750Vとした場合、異常放電により感光体の表
面電位が−1200V程になってしまう。この−120
0Vの異常な帯電電位の部分を露光して静電潜像を形成
すると、その静電潜像の電位は感光体の潜像形成部分以
外の部分の電位(−750V)との差が少なくなり、そ
の結果現像剤が付着しなくなる。これにより、画像領域
に現像剤が付着しなくなり、画像領域に白斑点が発生す
る。
【0007】本発明はこのような点に鑑みなされたもの
で、画像領域における白斑点の発生を抑制して画像品質
を高めることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の現像剤
は、樹脂と極性制御剤と着色剤とを混練したトナー母体
と、このトナー母体の流動性を促進する添加剤とよりな
り、この添加剤の含有率が重量比にして0.1〜0.6
%に設定されている。
【0009】この添加剤の含有率は、一方ではトナーに
流動性を与えることを満足し、他方では寿命期間に達す
る前の期間における帯電ブラシの添加剤による汚れを許
容範囲内に抑制し得る値である。従って、帯電ブラシか
らの異常放電の発生が防止される。
【0010】請求項2記載のプロセスカートリッジは、
感光体と、この感光体の表面を帯電させる帯電ブラシ
と、前記感光体の表面に形成される静電潜像を請求項1
記載の現像剤を用いて現像する現像部と、前記感光体の
表面に残存する現像剤を払拭するブレードとを具備す
る。
【0011】従って、感光体の表面に形成された静電潜
像は現像部で現像されるが、この現像部で用いる現像剤
は、添加剤の含有率が適性に設定されているため、帯電
ブラシからの異常放電の発生が防止される。
【0012】請求項3記載の画像形成装置は、感光体
と、この感光体の表面を帯電させる帯電ブラシと、前記
感光体の表面に静電潜像を形成する潜像形成部と、前記
感光体上の静電潜像を現像する現像部と、前記感光体上
の現像画像を用紙に転写する転写部と、用紙に転写され
た転写画像を定着する定着部と、前記感光体の表面に残
存する現像剤を払拭するブレードと、前記帯電ブラシに
直流電圧と交流電圧とを重畳させて印加する電圧印加手
段とを具備する。
【0013】従って、感光体の周囲に浮遊するトナー母
体及び添加剤は交流電源により電位が変化し、静電作用
により感光体側に吸引されるものと帯電ブラシに吸引さ
れるものとに分かれ、この段階で略半分程が感光体によ
り吸引される。また、帯電ブラシのブラシ繊維は交流電
圧の印加により感光体から離反しているときに振動する
ため、付着したトナー母体及び添加剤が感光体の表面に
落下する。感光体側に付着するトナー母体及び添加剤は
静電作用によって現像ローラにより現像部側に回収され
る。このように帯電ブラシから添加剤を除去することが
可能となるため、帯電ブラシからの異常放電を防止する
ことができる。
【0014】請求項4記載のプロセスカートリッジは、
感光体と、この感光体の表面を帯電させる帯電ブラシ
と、前記感光体の表面に形成される静電潜像を現像する
現像部と、前記感光体の表面に残存する現像剤を払拭す
るブレードとを具備するプロセスカートリッジにおい
て、前記帯電ブラシの抵抗値Rを0.044MΩ/cm
〜0.632MΩ/cmに設定した。
【0015】従って、添加剤により帯電ブラシの汚れが
進行すると、電流は添加剤が付着していないブラシ繊維
に流れ易くなるが、ブラシ繊維には少なくとも0.04
4MΩ/cmの抵抗値が与えられているため、添加剤が
付着していないブラシ繊維からの集中的放電に起因する
異常放電の発生が防止される。また、ブラシ繊維に与え
られる抵抗値は上限値が0.632MΩ/cmと定めら
れているため、放電作用が損なわれることはない。この
場合、添加剤の含有率は重量比にして0.8%に設定さ
れても(請求項5)、異常放電の発生が防止されるとと
もに、放電作用も損なわれることがない。
【0016】請求項6記載のプロセスカートリッジは、
感光体と、この感光体の表面を帯電させる帯電ブラシ
と、前記感光体の表面に形成される静電潜像を現像する
現像部と、前記感光体の表面に残存する現像剤を払拭す
るブレードと、前記帯電ブラシに付着する現像剤を掻き
落すスクレーパとを具備する。
【0017】従って、感光体とブレードとの間を潜り抜
けて帯電ブラシに付着した添加剤や添加剤を含む現像剤
はスクレーパにより掻き落される。これにより、帯電ブ
ラシからの異常放電を防止することが可能となる。スク
レーパにより掻き落されて感光体の表面に付着する現像
剤は静電作用によって現像ローラにより現像部に回収す
ることが可能となる。
【0018】請求項7記載のプロセスカートリッジは、
請求項6記載の発明において、スクレーパの帯電ブラシ
と接触する部分には現像剤の固着を阻止する離型層が形
成されている。請求項8記載のプロセスカートリッジで
は、離型層はフッ素樹脂により形成されている。
【0019】従って、現像剤が帯電ブラシに付着したと
しても、その現像剤がスクレーパに固着することを防止
することが可能となる。これにより、帯電ブラシに付着
する現像剤の掻き落しを正常に行うことが可能となる。
【0020】請求項9記載のプロセスカートリッジは、
請求項6,7又は8記載の発明において、スクレーパの
帯電ブラシと接触する接触縁には曲面が形成されてい
る。
【0021】従って、スクレーパによりブラシ繊維の先
端に傷をつけることがなく、これにより、傷によりブラ
シ繊維の先端が尖鋭になることに起因する異常放電の発
生が防止される。
【0022】請求項10記載のプロセスカートリッジ
は、請求項6,7,8又は9記載の発明において、スク
レーパとブレードとは共通の支持部材により支持されて
いる。
【0023】従って、スクレーパとブレードとを支持す
るための部品点数及び、組立工数が少なくなる。
【0024】請求項11記載の画像形成装置は、請求項
2,4,5,6,7,8,9又は10の何れか一記載の
プロセスカートリッジと、感光体に静電潜像を形成する
潜像形成部と、前記感光体上の現像画像を用紙に転写す
る転写部と、用紙に転写された転写画像を定着する定着
部とを具備する。
【0025】従って、帯電ブラシが添加剤で汚れること
による異常放電の発生が防止される。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の実施の第一の形態を図面
に基づいて説明する。まず、画像形成装置の構造につい
て説明する。図2において、1は装置本体である。この
装置本体1の上部には原稿の画像を読み取る画像読取装
置2が装着され、内部にはプロセスカートリッジ3が設
けられている。このプロセスカートリッジ3の下方には
用紙を案内する用紙搬送路4が形成されている。
【0027】前記画像読取装置2は、原稿画像を読み取
る読取部5と、この読取部5に供給する原稿を載置する
原稿トレイ6とを有し、この原稿トレイ6は、支点軸7
を中心に水平位置から仮想線Bで示す位置まで上方に回
動し得るように支持されている。なお、原稿トレイ6は
図示しないストッパにより水平位置と仮想線Bで示す位
置とで安定するように構成されている。
【0028】前記プロセスカートリッジ3は、ケース状
に形成されたユニット本体8に、感光体9を回転自在に
設けるとともに、ロール状の帯電ブラシ10と現像部1
1とを感光体9の周囲に配置して取り付けることにより
形成されている。感光体9の下方には用紙搬送路4を間
にして転写部12が対向配置されている。現像部11
は、ユニット本体8に一体に形成された現像剤容器13
と、この現像剤容器13の内部に収納された現像剤を撹
拌する回転自在の撹拌器14と、感光体9に接触する現
像ローラ15と、この現像ローラ15に現像剤を供給す
る供給ローラ16と、現像ローラ15に接触されたブレ
ード17とを有する。さらに、プロセスカートリッジ3
の上部には、画像信号に基づいて変調されたレーザ光を
感光体9の帯電部分に走査することにより静電潜像を形
成する潜像形成部18が設けられている。
【0029】また、装置本体1の一側には、画像読取装
置2により読み取られた原稿を支持するとともに、用紙
Sを斜めに載置状態で支えるトレイ19が設けられ、こ
のトレイ19の下方には、回転駆動される給紙ローラ2
0と、一方向に付勢されてトレイ19上の用紙Sを給紙
ローラ20に圧接する押圧板21と、それぞれ給紙ロー
ラ20に弾性的に接触することにより用紙Sの重送を阻
止する分離パッド22及びピンチローラ23とが設けら
れている。
【0030】給紙ローラ20、分離パッド22、ピンチ
ローラ23は用紙搬送路4の入口側に配置されている。
この用紙搬送路4には、給紙ローラ20よりも下流側に
位置するボトムパス24が連通されている。さらに、用
紙搬送路4の下流側には、用紙S上に転写された画像を
定着する定着部25が配置されている。
【0031】さらに、装置本体1には、定着部25の上
方と原稿トレイ6との間に配置された用紙スタッカ26
が形成されている。この用紙スタッカ26は、原稿トレ
イ6を仮想線B上に回動させたときに、その原稿トレイ
6の延長面上に位置して用紙Sを支える受け板27を有
している。さらに、トレイ19とは反対側の装置本体1
の側面付近には、定着部25から排紙された用紙Sを水
平方向に排紙する排紙口28と、定着部25から排紙さ
れた用紙Sを反転させて用紙スタッカ26に導く反転排
紙路29とが形成されている。この反転排紙路29の上
部と下部とには、それぞれ対をなす排紙ローラ30が配
置され、また、反転排紙路29と排紙口28との分岐点
には、用紙Sの排出方向を切り替える切替爪31が回動
自在に設けられている。
【0032】図1に示すように、帯電ブラシ10は、図
示しない電圧印加手段により電圧が印加される導電性の
芯金10aと、この芯金10aの外周を覆うブラシ繊維
10bとよりなる。このブラシ繊維10bは、図示しな
いが導電性の基布に織り込まれ、その基布の裏面と芯金
10aとの間は導電性のコーティング層により導通され
ている。また、現像ローラ15、供給ローラ16、ブレ
ード17は図示しないバイアス印加手段により電圧が印
加されるように構成されている。
【0033】さらに、プロセスカートリッジ3のユニッ
ト本体8はトナー回収室33を仕切る仕切板34を有
し、この仕切板34には支持部材35が螺子36により
取り付けられている。この支持部材35には平行に垂下
する二つの支持片37,38が形成され、一方の支持片
37には下端が感光体9に接触されたブレード39が、
他方の支持片38には帯電ブラシ10のブラシ繊維10
bに接触する板状のスクレーパ40が固定されている。
これらのブレード39とスクレーパ40とは、支持片3
7,38に対して両面接着テープにより固定されている
が、ブレード39は感光体9から受ける抵抗が大きいた
め、さらに端縁がホットメルトにより支持片37に固定
されている。
【0034】ところで、現像剤容器13には粉末の現像
剤32が収納されているが、本実施の形態では、この現
像剤32は、樹脂に極性制御剤や着色剤を混練して平均
粒径が5〜20μmの粉体にしたトナー母体に1次粒径
が0.01〜0.05μmに定められた添加剤を混合し
たものである。
【0035】トナー母体の成分として用いる樹脂は、下
記のものが用いられる。ポリスチレン、ポリp−クロロ
スチレン、ポリビニルトルエン等のスチレン及びその置
換体の単重合体 スチレン−p−クロロスチレン共重合体、スチレン−プ
ロピレン共重合体、スチレン−ビニルトルエン共重合
体、スチレン−ビニルナフタリン共重合体、スチレン−
アクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリル酸エチ
ル共重合体、スチレン−アクリル酸ブチル共重合体、ス
チレン−アクリル酸オクチル共重合体、スチレン−メタ
クリル酸メチル共重合体、スチレン−メタクリル酸エチ
ル共重合体、スチレン−メタクリル酸ブチル共重合体、
スチレン−α−クロルメタクリル酸メチル共重合体、ス
チレン−アクリルニトリル共重合体、スチレン−ビニル
メチルケトン共重合体、スチレン−ブタジエン共重合
体、スチレン−イソプレン共重合体、スチレン−アクリ
ロニトリル−インデン共重合体、スチレン−マレイン酸
共重合体、スチレン−マレイン酸エステル共重合体等の
スチレン系共重合体 ポリメチルメタクリレート、ポリブチルメチルメタクリ
レート、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリウレタン、ポ
リアミド、エポキシ樹脂、ポリビニルプチラール、ポリ
アクリル酸樹脂、ロジン、変性ロジン、テルペン樹脂、
脂肪族又は脂環族炭化水素樹脂、芳香族系石油樹脂、塩
素化パラフィン、パラフィンワックス等が挙げられる。
これらは単独或いは混合して使用できるが、上記の例に
限定されるものではない。
【0036】現像剤32に含有される添加剤は公知のも
のが用いられるが、帯電安定性、現像性、トナー母体の
流動性、保存性の向上のために用いるものである。ここ
で、トナー母体100重量部に対し、添加剤が0.05
重量部未満の場合にはトナー母体の流動性が著しく低下
してしまい、添加物の含有量が5重量部を越える場合に
は、トナー母体に付着せずに浮遊したものがキャリア表
面を汚染して、トナー母体の帯電性を低下させてしまう
ので、添加剤の含有率は重量比にして0.1〜0.6%
に定めた。好ましくは0.4%である。添加剤として
は、シリカ、酸化チタン、アルミナ或いはその複酸化物
等の中から1種類以上使うことができる。この中で、ト
ナー母体の流動性を確保し、トナー母体に帯電性を付与
するため、少なくとも一部はシリカを選定することがよ
り望ましい。
【0037】酸化チタンは、トナー母体の帯電性、特に
経時の帯電上昇を抑制する効果があり、シリカと酸化チ
タンを1:5〜10:1の割合で用いることが好まし
い。酸化チタンは、アナターゼ型、ルチル型という結晶
性のものはもちろん、非結晶性のものも使用できる。ま
た、本発明に用いられる添加剤は、現像剤の環境安定性
を実現するため、疎水化処理が施されていることが好ま
しい。極性制御剤は現像剤32をマイナスに帯電させる
物質である。
【0038】次に、画像読取動作と印刷動作について説
明する。原稿の画像を読み取る場合には、図2に実線で
示すように、原稿トレイ6を水平状態に維持して原稿を
読取部5に供給する。供給された原稿は読取部5により
画像が読み取られ、トレイ19の上部に立てかけ状態で
支持される。このようにして読み取った画像は、外部に
送信(ファクシミリの送信モードとしての使用形態)
し、或いは、トレイ19から用紙Sを給紙してこの用紙
Sに読取画像を印刷(複写機としての使用形態)するこ
とができる。或いは、外部から送信された画像を用紙S
に印刷(ファクシミリの受信モードとしての使用形態)
することができる。
【0039】印刷の場合は、図1において、感光体9を
時計方向に回転させる過程でその表面を帯電ブラシ10
により帯電する。すなわち、電圧印加手段により帯電ブ
ラシ10に電圧を印加すると、ブラシ繊維10bが感光
体9に接触する直前及び感光体9から離れた直後にブラ
シ繊維10bと感光体9の表面との間で放電が行われる
ため、感光体9の表面が帯電される。この帯電部分に原
稿の読取画像又は外部から受信した画像に基づいて潜像
形成部18によって感光体9の帯電部分に静電潜像が形
成される。この静電潜像は現像部11により現像され
る。この現像画像は、給紙ローラ20によりトレイ19
から給紙された用紙Sに転写される。画像が転写された
用紙Sは定着部25を通過するときに定着され、切替爪
31の向きによって排紙口28又は用紙スタッカ26に
排紙される。
【0040】感光体9の表面に残る現像剤はブレード3
9により払拭されてトナー回収室33に回収されるが、
シリカ等の添加剤は粒径が小さいのでブレード39では
払拭しきれないことがある。感光体9の周囲に浮遊する
現像剤32を添加剤とともに現像ローラ15により現像
部11に回収することはできるが、ブレード39により
払拭しきれずにブラシ繊維10bの先端に付着する添加
剤もある。この添加剤は絶縁体であるため、添加剤の付
着により帯電ブラシ10の汚れが進行すると、前述のよ
うに異常放電を起こす。このように異常放電の原因をな
すブラシ繊維10bへの添加剤の付着量がある限度以下
の場合にはドット状の白い斑点は目立たないが、添加剤
の付着量が限度を越えると、白い斑点の領域が多くなる
ので画像が劣化する。
【0041】しかし、本実施の形態によれば、トナー母
体から分離した添加剤や添加剤を含む現像剤32が帯電
ブラシ40に付着したとしても、回転する帯電ブラシ1
0にスクレーパ40を接触させることにより、添加剤及
び添加剤を含む現像剤32を帯電ブラシ10から掻き落
すことができる。掻き落された添加剤や添加剤を含む現
像剤32は前述のように現像ローラ15により回収する
ことができる。
【0042】さらに、重量比にして0.1〜0.6%に
設定された添加剤の含有率は、一方ではトナーに流動性
を与えることを満足し、他方では寿命期間に達する前の
期間における帯電ブラシ10の添加剤による汚れを許容
範囲内に抑制し得る値である。従って、帯電ブラシ10
からの異常放電の発生を防止することができる。
【0043】すなわち、ブレード39の下を潜り抜けた
添加剤は回転する帯電ブラシ10により感光体9から剥
離されて感光体9の周囲に浮遊し、或いは、帯電ブラシ
10付着しても帯電ブラシ10の回転により感光体9の
表面に振るい落され、或いは、スクレーパ40により帯
電ブラシ10から感光体9の表面に掻き落されるが、感
光体9の表面に浮遊する添加剤を現像ローラ15により
現像部11に回収することができるので、この回収量に
対して新たに帯電ブラシ10に付着する添加剤の付着量
が越えなければ添加剤による帯電ブラシ10の汚れが一
定のレベルより進行しないことになる。この条件が前述
した添加剤の含有量(重量比にして0.1〜0.6%)
である。
【0044】ここで、添加剤の含有率が白斑点の発生に
どのように影響しているかの実験を試みた。その結果を
図3に示す。横軸が添加剤の含有率、縦軸が白斑点の発
生度合いである。この発生度合いを5段階のランクに分
けて評価する。Aのランクは白斑点の発生が最も少ない
評価、Bのランクは少ない評価、Cのランクは中間の評
価、Dのランクは多い評価、Eのランクは非常に多い評
価である。添加剤の含有率が0.6wt%を越えると白斑
点の発生度合いが急激に多くなることが分かる。良好な
画像品質として認められる評価はA及びBのランクであ
る。
【0045】また、現像剤32がスクレーパ40に固着
し、その固着量が増えていくと、スクレーパ40は帯電
ブラシ10の抵抗により屈撓して退避するので、その分
だけ帯電ブラシ10に付着する添加剤がスクレーパ40
の下を通過してしまう。すなわち、スクレーパ40によ
る掻き落し作用が低下することになる。また、スクレー
パ40に現像剤32が固着すると、その固着物はヤスリ
のように粗く硬くなるため、ブラシ繊維10bの先端に
傷をつけてしまう。この傷によりブラシ繊維10bの先
端が尖鋭になると、その先端から集中的に放電が行われ
るため異常放電の原因になる。
【0046】そこで、スクレーパ40の帯電ブラシ10
と接触する部分に離型層を形成することにより、帯電ブ
ラシ10に付着する添加剤やトナー母体がスクレーパ4
0に固着することを防止することができる。なお、離型
層はフッ素樹脂により形成されるが、実施の形態として
は、スクレーパ40にフッ素樹脂のテープを貼付したり
フッ素樹脂をコーティングすることにより離型層を容易
に形成することができる。
【0047】さらに、スクレーパ40の製作方法によっ
ては帯電ブラシ10と接触する接触縁(下縁)が粗くな
りブラシ繊維10bの先端に傷をつけるおそれがある。
これもブラシ繊維10bの先端を尖鋭にするため異常放
電の原因になるが、図4に示すように、スクレーパ40
の下端に曲面40aを形成することにより、ブラシ繊維
10bに傷をつけてしまうこと及びそれに起因する異常
放電の発生を防止することができる。なお、曲面40a
は曲げ加工により容易に形成することができるが、研磨
等により面取程度に形成することもできる。
【0048】さらに、ブレード39とスクレーパ40と
は共通の支持部材35により支持されているので、ブレ
ード39とスクレーパ40とを支持するための構造体の
部品点数及び組立工数を少なくすることができる。
【0049】なお、感光体9の表面を帯電させる場合
に、帯電ブラシ10を停止させても回転させてもよい。
帯電ブラシ10を停止して帯電する場合は、付着する添
加部を掻き落すときにのみ帯電ブラシ10を回転させて
もよい。
【0050】次に、本発明の実施の第二の形態を図5に
基づいて説明する。本実施の形態及びこれに続く実施の
形態において、これまで述べた実施の形態と同一部分は
同一符号を用い説明も省略する。本実施の形態では、帯
電ブラシ10に直流電圧と交流電圧とを重畳させて印加
する電圧印加手段41を具備する。
【0051】従って、感光体9の周囲に浮遊するトナー
母体及び添加剤は交流電源により電位が変化し、静電作
用により感光体9側に吸引されるものと帯電ブラシ10
に吸引されるものとに分かれ、この段階で略半分程が感
光体9により吸引される。また、帯電ブラシ10のブラ
シ繊維10bは交流電圧の印加により感光体9から離反
しているときに振動するため、付着したトナー母体及び
添加剤が感光体9の表面に落下する。このようにして感
光体9側に付着するトナー母体及び添加剤を静電作用に
よって現像ローラ15により現像部11側に回収するこ
とが可能となるため、帯電ブラシ10からの異常放電を
防止することができる。
【0052】本実施の形態においては、図1において、
感光体9と帯電ブラシ10とは時計方向に回転する。こ
れから感光体9に接触しようとしているブラシ繊維10
bに着目すると、そのブラシ繊維10bは感光体9に接
触する前に交流電圧の印加によって振動し、感光体9に
接触したときに振動を停止し或いは振幅が小さくなる。
感光体9に接触する前の振動により添加剤を感光体9の
表面に振るい落したとすれば、その添加剤は再び帯電ブ
ラシ10に捕捉されることなく時計方向に回転する感光
体9により現像部11側に運ばれるので、効率的に添加
剤を回収することができる。
【0053】次に、本発明の実施の第三の形態について
説明する。本実施の形態のプロセスカートリッジ3は、
感光体9と帯電ブラシ10と現像部11とブレード39
とを具備する。ところで、添加剤により帯電ブラシ10
の汚れが進行すると、添加剤が付着したブラシ繊維10
aの抵抗値が高くなり、添加剤が付着せず比較的抵抗値
の低いブラシ繊維10bに電流が流れ易くなり、集中放
電により白班点が発生するので、抵抗値の異なる帯電ブ
ラシ10を幾つか用意し、それぞれの帯電ブラシ10を
用いた場合における白班点の発生度合い及び放電作用に
ついて、実験により調べた。
【0054】この実験では、添加剤としてシリカを用
い、その含有量を重量比にして0.8%に定めた。その
実験結果を図7に示す。横軸が帯電ブラシ10の抵抗
値、縦軸が白斑点の発生度合いである。この発生度合い
を5段階のランクに分けて評価すると、Aのランクは白
斑点の発生が最も少ない評価、Bのランクは少ない評
価、Cのランクは中間の評価、Dのランクは多い評価、
Eのランクは非常に多い評価である。この評価によれ
ば、帯電ブラシ10の抵抗値が0.044MΩ/cmよ
り小さくなると白斑点の発生度合いが急激に多くなるこ
とが分かる。また、帯電ブラシ10の抵抗値が一定以上
に高くなると放電作用が損なわれるが、0.632MΩ
/cm以下良好な放電作用が得られることが確認され
た。良好な画像品質として認められる評価はA及びBで
ある。さらに、この実験では、帯電ブラシ10の抵抗値
が0.044MΩ/cm〜0.632MΩ/cmの範囲
であれば、重量比にして0.8%のシリカが含有されて
いても、白班点の発生度合い及び放電作用について良好
な結果が得られることが確認された。そこで、帯電ブラ
シ10の抵抗値Rを0.044MΩ/cm〜0.632
MΩ/cmに設定した。
【0055】なお、上記の実験のために抵抗値の異なる
帯電ブラシ10を幾つか用意する場合、帯電ブラシ10
の抵抗値は測定条件によって異なるので、次の条件によ
って測定した。
【0056】まず、図6に示すように、直径が24mm
のアルミニウム素管101と直径が14mmのロール状
の帯電ブラシ102とを用意する。そして、温度を22
℃、湿度を50%の環境に設定し、両者の外周を0.2
mmのニップ深さをもって接触させる。この0.2mm
のニップ深さをもって接触する状態とは、帯電ブラシ1
02のブラシ繊維の先端がアルミニウム素管101によ
り0.2mm押されて撓んだ状態でアルミニウム素管1
01に弾性的に接触する状態を言う。続いて、帯電ブラ
シ102の芯金102aに電源103の負極を接続し、
アルミニウム素管101と電源103の陽極との間に電
流計104を接続し、帯電ブラシ102に電源103か
ら−75Vの電圧Vを印加する。この状態で、アルミニ
ウム素管101を毎分30回転の回転速度で回転させる
とともに、帯電ブラシ102を毎分75回転の回転速度
でアルミニウム素管と同方向(図6において何れも時計
方向)に回転させ、アルミニウム素管102から電源1
03に戻る電流Iを電流計104により測定する。
【0057】そして、帯電ブラシ102の抵抗値をR、
アルミニウム素管101に対する帯電ブラシ102の軸
方向の接触長さをLとし、R=V/I/Lの計算式によ
り帯電ブラシ102の抵抗値Rを計算する。なお、帯電
ブラシ10の抵抗値の測定条件は、帯電ブラシ10、プ
ロセスカートリッジ3、画像形成装置の構成を限定する
ものではない。
【0058】
【発明の効果】請求項1記載の現像剤は、樹脂と極性制
御剤と着色剤とを混練したトナー母体と、このトナー母
体の流動性を促進する添加剤とよりなり、この添加剤の
含有率が重量比にして0.1〜0.6%に設定されてい
るので、一方ではトナーに流動性を与えることを満足
し、他方では寿命期間に達する前の期間における帯電ブ
ラシの添加剤による汚れを許容範囲内に抑制することが
できる。従って、帯電ブラシからの異常放電の発生を防
止し、高い画像品質を得ることができる。
【0059】請求項2記載のプロセスカートリッジは、
請求項1記載の現像剤を用いる現像部を具備するので、
感光体の表面に形成された静電潜像は現像部されるが、
この像部で用いる現像剤は、添加剤の含有率が適性に設
定されているため、帯電ブラシからの異常放電の発生を
防止し、高い画像品質を得ることができる。
【0060】請求項3記載の画像形成装置は、帯電ブラ
シに直流電圧と交流電圧とを重畳させて印加する電圧印
加手段を具備するので、感光体の周囲に浮遊するトナー
母体及び添加剤は交流電源により電位が変化するため、
静電作用により感光体側に吸引されるものと帯電ブラシ
10に吸引されるものとに分かれ、この段階で略半分程
が感光体により吸引され、また、帯電ブラシのブラシ繊
維は交流電圧の印加により感光体から離反したときに振
動するため、付着したトナー母体及び添加剤が感光体の
表面に落下する。感光体側に付着するトナー母体及び添
加剤を静電作用によって現像ローラにより現像部側に回
収することが可能となる。このように帯電ブラシに付着
するトナー母体や添加剤を除去することができるため、
帯電ブラシからの異常放電を防止することができる。
【0061】請求項4記載のプロセスカートリッジは、
帯電ブラシの抵抗値Rを0.044MΩ/cm〜0.6
32MΩ/cmに設定したので、添加剤により帯電ブラ
シの汚れが進行すると、電流が添加剤が付着していない
ブラシ繊維に流れ易くなるが、ブラシ繊維には少なくと
も0.044MΩ/cmの抵抗値が与えられているた
め、周囲に添加剤で汚れているブラシ繊維が存在して
も、添加剤が付着していないブラシ繊維からの集中放電
による異常放電の発生を防止することができる。また、
ブラシ繊維に与えられる抵抗値は上限値が0.632M
Ω/cmと定められているため、放電作用が損なわれる
ことはない。この場合、添加剤の含有率は重量比にして
0.8%に設定されても(請求項5)、異常放電の発生
が防止されるとともに、放電作用も損なわれることがな
い。
【0062】請求項6記載のプロセスカートリッジは、
帯電ブラシに付着する現像剤を掻き落すスクレーパを具
備するので、感光体とブレードとの間を潜り抜けて帯電
ブラシに付着した添加剤や添加剤を含む現像剤はスクレ
ーパにより掻き落すことができる。これにより、帯電ブ
ラシからの異常放電を防止することができる。また、ス
クレーパにより掻き落されて感光体の表面に付着する現
像剤を静電作用によって現像ローラにより現像部に回収
することができる。
【0063】請求項7記載のプロセスカートリッジは、
請求項6記載の発明において、スクレーパの帯電ブラシ
と接触する部分には現像剤の固着を阻止する離型層が形
成され、請求項8記載のプロセスカートリッジは、離型
層がフッ素樹脂により形成されているので、現像剤が帯
電ブラシに付着したとしても、それがスクレーパに固着
することを防止することができ、これにより、帯電ブラ
シに付着する現像剤の掻き落しを正常に行うことができ
る。
【0064】請求項9記載のプロセスカートリッジは、
請求項6,7又は8記載の発明において、スクレーパの
帯電ブラシと接触する接触縁には曲面が形成されている
ので、スクレーパのエッジで帯電ブラシのブラシ繊維の
先端に傷をつけることがなく、これにより、ブラシ繊維
の先端が尖鋭になることを防止することができ、これに
より、帯電ブラシからの異常放電の発生を効果的に防止
することができる。
【0065】請求項10記載のプロセスカートリッジ
は、請求項6,7,8又は9記載の発明において、スク
レーパとブレードとは共通の支持部材により支持されて
いるので、スクレーパとブレードとを支持するための構
造物の部品点数及び、組立工数を少なくし、コストダウ
ンを図ることができる。
【0066】請求項11記載の画像形成装置は、請求項
2,4,5,6,7,8,9又は10の何れか一記載の
プロセスカートリッジと、感光体に静電潜像を形成する
潜像形成部と、前記感光体上の現像画像を用紙に転写す
る転写部と、用紙に転写された転写画像を定着する定着
部とを具備するので、帯電ブラシが添加剤で汚れること
による異常放電の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第一の形態におけるプロセスカ
ートリッジの縦断側面図である。
【図2】画像形成装置の内部構成を概略的に示す縦断側
面図である。
【図3】現像剤に含まれる添加剤の含有率と、白斑点の
発生度合いとの関係を実験により示すグラフである。
【図4】スクレーパに曲面を形成した例を示す側面図で
ある。
【図5】帯電ブラシを電圧印加手段に接続した状態を示
す説明図である。
【図6】本発明の実施の第三の形態を示すもので、帯電
ブラシの抵抗値を測定するための設備を示す説明図であ
る。
【図7】帯電ブラシの抵抗値と、白斑点の発生度合いと
の関係を実験により示すグラフである。
【符号の説明】
3 プロセスカートリッジ 9 感光体 10 帯電ブラシ 11 現像部 12 転写部 18 潜像形成部 25 定着部 32 現像剤 35 支持部材 39 ブレード 40 スクレーパ 40a 曲面 41 電圧印加手段

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂と極性制御剤と着色剤とを混練した
    トナー母体と、このトナー母体の流動性を促進する添加
    剤とよりなり、この添加剤の含有率が重量比にして0.
    1〜0.6%に設定されていることを特徴とする現像
    剤。
  2. 【請求項2】 感光体と、この感光体の表面を帯電させ
    る帯電ブラシと、前記感光体の表面に形成される静電潜
    像を請求項1記載の現像剤を用いて現像する現像部と、
    前記感光体の表面に残存する現像剤を払拭するブレード
    とを具備することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  3. 【請求項3】 感光体と、この感光体の表面を帯電させ
    る帯電ブラシと、前記感光体の表面に静電潜像を形成す
    る潜像形成部と、前記感光体上の静電潜像を現像する現
    像部と、前記感光体上の現像画像を用紙に転写する転写
    部と、用紙に転写された転写画像を定着する定着部と、
    前記感光体の表面に残存する現像剤を払拭するブレード
    と、前記帯電ブラシに直流電圧と交流電圧とを重畳させ
    て印加する電圧印加手段とを具備することを特徴とする
    画像形成装置。
  4. 【請求項4】 感光体と、この感光体の表面を帯電させ
    る帯電ブラシと、前記感光体の表面に形成される静電潜
    像を現像する現像部と、前記感光体の表面に残存する現
    像剤を払拭するブレードとを具備するプロセスカートリ
    ッジにおいて、 前記帯電ブラシの抵抗値Rを0.044MΩ/cm〜
    0.632MΩ/cmに設定したことを特徴とするプロ
    セスカートリッジ。
  5. 【請求項5】 樹脂と極性制御剤と着色剤とを混練した
    トナー母体に、このトナー母体の流動性を促進する添加
    剤を重量比にして0.8%の含有率で含有された現像剤
    を用いることを特徴とする請求項4記載のプロセスカー
    トリッジ。
  6. 【請求項6】 感光体と、この感光体の表面を帯電させ
    る帯電ブラシと、前記感光体の表面に形成される静電潜
    像を現像する現像部と、前記感光体の表面に残存する現
    像剤を払拭するブレードと、前記帯電ブラシに付着する
    現像剤を掻き落すスクレーパとを具備することを特徴と
    するプロセスカートリッジ。
  7. 【請求項7】 スクレーパの帯電ブラシと接触する部分
    には現像剤の固着を阻止する離型層が形成されているこ
    とを特徴とする請求項6記載のプロセスカートリッジ。
  8. 【請求項8】 離型層はフッ素樹脂により形成されてい
    ることを特徴とする請求項7記載のプロセスカートリッ
    ジ。
  9. 【請求項9】 スクレーパの帯電ブラシと接触する接触
    縁には曲面が形成されていることを特徴とする請求項
    6,7又は8記載のプロセスカートリッジ。
  10. 【請求項10】 スクレーパとブレードとは共通の支持
    部材により支持されていることを特徴とする請求項6,
    7,8又は9記載のプロセスカートリッジ。
  11. 【請求項11】 請求項2,4,5,6,7,8,9又
    は10の何れか一記載のプロセスカートリッジと、感光
    体に静電潜像を形成する潜像形成部と、前記感光体上の
    現像画像を用紙に転写する転写部と、用紙に転写された
    転写画像を定着する定着部とを具備することを特徴とす
    る画像形成装置。
JP14400298A 1997-05-30 1998-05-26 現像剤、プロセスカートリッジ、画像形成装置 Pending JPH1145000A (ja)

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JP14166397 1997-05-30
JP9-141663 1997-05-30
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6512901B2 (en) * 2000-02-18 2003-01-28 Ricoh Company, Ltd. Method and apparatus for image forming capable of preventing a contamination of a brush-roller charger

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6512901B2 (en) * 2000-02-18 2003-01-28 Ricoh Company, Ltd. Method and apparatus for image forming capable of preventing a contamination of a brush-roller charger

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