JPH1144983A - 荷電装置 - Google Patents

荷電装置

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JPH1144983A
JPH1144983A JP20124497A JP20124497A JPH1144983A JP H1144983 A JPH1144983 A JP H1144983A JP 20124497 A JP20124497 A JP 20124497A JP 20124497 A JP20124497 A JP 20124497A JP H1144983 A JPH1144983 A JP H1144983A
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JP
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sheet
charging member
image forming
shaped charging
photosensitive drum
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JP20124497A
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English (en)
Inventor
Futoshi Okazaki
太 岡崎
Masayasu Haga
正安 芳賀
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 被荷電体にシート状荷電部材を接触して荷電
する際に,電荷の集中を防止して均一な放電を可能にす
ることを目的とする。 【解決手段】 感光体ドラムD1とシート状荷電部材2
0とが中央部で,ほぼ均一に接触するとともに,その長
手方向端部,すなわち,円弧部23で感光体ドラムD1
とシート状荷電部材20との離間距離が徐々に大きくな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,シート状荷電部材
を有し,前記シート状荷電部材の一辺の少なくとも中央
が被荷電体に接触する荷電装置に関し,特に,電子写真
方式の画像形成装置における像担持体等の被荷電体にシ
ート状荷電部材を接触させて電荷を付与する荷電装置に
関する。さらに詳細には,電荷の集中を防止して均一な
放電を可能にする荷電装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の被荷電体を荷電させる方法とし
て,例えば,被荷電体にシート状荷電部材を接触させる
ことにより荷電するものがある。その荷電装置のシート
状荷電部材は,例えば,特開平4ー249270号公報
に示されるように,可撓性フィルムとその片側を支持す
る支持板とから構成され,その可撓性フィルムを被荷電
体に接触保持しながら,可撓性フィルムに電圧を印加し
て接触面で放電させることにより,被荷電体を荷電する
ものである。このような荷電装置は,コロナ放電装置に
比べて,構造が簡単であるとともに,オゾンの発生がほ
とんどないという利点があることから,近年,荷電装置
として特に使用されるようになった。しかし,この荷電
装置のシート状荷電部材の場合,その長手方向に延びる
可撓性フィルムの両端部で,たわみやそりなどが生じ
て,被荷電体と均一に接触しなかったり,あるいは,接
触しても接触圧が一定でなかったりする。このため,電
位の不均一が問題となっていた。
【0003】ところで,被荷電体と,これに接触して配
設された導電性部材との間に,電界が与えられたとき,
導電性部材から被荷電体に対して放電が開始されるが,
その放電特性として,被荷電体と導電性部材とのなす角
度が鋭角であればあるほど,放電しやすい性質があるこ
とが知られている。そのため,導電性部材から被荷電体
に向かって,まず放電が開始され,そこから被荷電体と
導電性部材とが接触している全面にわたって放電するの
で,鋭角をなした部分と接触する部分に,最も放電電流
が集中することになる。そして,鋭角をなした部分か
ら,更に多くの電荷が被荷電体に注入されることによっ
て,その部分の電位が最も高くなるという現象が生じ
る。その被荷電体にシート状荷電部材が接触する場合,
一般に,シート状荷電部材の両端部は,接触面に対して
ほぼ垂直となるように加工されるので,その各端部が鋭
角をなして,その部位に電荷が集中し,電位が高くなる
という現象が生じる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる荷電装置を電子
写真装置の帯電装置に採用した場合,鋭角をなした両端
部分のところの画像に,白または黒ノイズが生じたり,
あるいは,画像濃度のムラが生じ,画像全体の濃度の均
一化が図れないという問題が発生していた。
【0005】本発明は,前記した従来の荷電装置が有す
る問題点を解決するためになされたものである。すなわ
ちその課題とするところは,被荷電体にシート状荷電部
材を接触して荷電する際に,電荷の集中を防止して均一
な放電を可能にする荷電装置を提供することにある。更
に,荷電装置を画像形成装置に使用して,被荷電体に画
像形成領域を設けた場合,その画像形成領域の画像全体
の濃度の均一化を図ることができる荷電装置を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題の解決を目的と
してなされた請求項1に係る発明は,シート状荷電部材
を有し,前記シート状荷電部材の一辺の少なくとも中央
が被荷電体に接触する荷電装置において,前記一辺の両
端を含む範囲に,前記被荷電体から離間している離間部
が設けられており,前記離間部では,前記シート状荷電
部材と前記被荷電体との間の距離が,両端に近づくほど
大きくなっていることを特徴として特定される。
【0007】被荷電体とシート状荷電部材とが,シート
状荷電部材の中央で接触するとともに,シート状荷電部
材の一辺の両端を含む離間部は,前記被荷電体から離間
している。その離間部では,前記シート状荷電部材と前
記被荷電体との間の距離が,両端に近づくほど大きくな
っているので,従来のシート状荷電部材の端部において
集中した放電が発生しなくなって,放電集中を防止でき
る。そして,被荷電体とシート状荷電部材とが離間する
ことにより,シート状荷電部材の長手方向端部で,たわ
みやそりなどが生じても,問題が生じない。
【0008】請求項2に係る発明は,請求項1に記載の
荷電装置において,前記離間部が,前記被荷電体の画像
形成領域の外側に位置することを特徴として特定され
る。
【0009】離間部が,前記被荷電体の画像形成領域以
外において設けられているので,画像形成領域には,本
来の画像とは異なった白または黒ノイズが生じない。ま
た画像形成領域で,被荷電体とシート状荷電部材とが均
一に接触する場合,均一に荷電するため,画像濃度のム
ラが生じずに,画像全体の濃度の均一化が図れる。
【0010】請求項3に係る発明は,請求項1または2
に記載の荷電装置において,離間部における前記シート
状荷電部材の長さが,両端に近づくほど小さくなってい
ることを特徴として特定される。
【0011】離間部における前記シート状荷電部材の長
さが,両端に近づくほど小さくなっているので,被荷電
体とシート状荷電部材との離間距離が正確に大きくな
る。
【0012】請求項4に係る発明は,請求項1または請
求項2に記載の荷電装置において,シート状荷電部材に
おける前記離間部は,それ以外の部分に対し,前記被荷
電体から離間する方向に角度がつけられた屈折部である
ことを特徴として特定される。
【0013】離間部が被荷電体から離間する方向に角度
がつけられた屈折部であるので,被荷電体とシート状荷
電部材との離間距離が確実に大きくなる。
【0014】請求項5に係る発明は,請求項1または請
求項2に記載の荷電装置において,前記シート状荷電部
材における前記一辺と反対側の辺を保持する保持部材を
有し,前記保持部材には,前記離間部を前記被荷電体か
ら離間させる変形部が設けられていることを特徴として
特定される。
【0015】保持部材は,シート状荷電部材における前
記一辺と反対側の辺を保持するが,変形部が前記離間部
を前記被荷電体から離間させるので,被荷電体とシート
状荷電部材との離間距離が確実に大きくなる。
【0016】請求項6に係る発明は,請求項4に記載の
荷電装置において,前記シート状荷電部材の屈折部を,
前記被荷電体の表面から離間した状態にする支持部材を
配設したことを特徴として特定される。
【0017】支持部材は,シート状荷電部材の屈折部
を,前記被荷電体の表面から離間した状態にするので,
被荷電体とシート状荷電部材との離間距離が確実に大き
くなる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下,本発明に係る荷電装置を具
体化した実施の形態について,図面を参照しつつ詳細に
説明する。本実施の形態は,例えば,カラーもしくはモ
ノクロのコピー機や,プリンター,あるいはファクス機
等に用いられる電子写真方式の画像形成装置であり,こ
の画像形成装置には,本発明に係る荷電装置が組み込ま
れている。図1は,第1の実施の形態の画像形成装置の
要部を示す斜視図であり,図2は図1の平面図であり,
図3は図1の正面図である。
【0019】第1の実施の形態の画像形成装置は,図1
にその概略構成を示すように,表面に感光層が形成され
た円筒状の感光体ドラムD1(図には,その一部にのみ
を表示する)を中心に,帯電装置2,レーザ露光部R1
が配設されている。そして,その他の画像形成装置を構
成する周知の部材として,例えば,感光体ドラム1の静
電潜像にトナーを付与して,トナー像を形成する現像装
置が配置され,この現像装置の下流側には,転写装置,
クリーナ等が配置されている。
【0020】また,装置全体を統括制御するコントロー
ラ(図示せず)が設けられており,このコントローラの
制御により,その感光体ドラムD1は,図1中時計回り
(矢印B方向)に回転できるようになっている。そし
て,コントローラは,公知のCPU,ROM,RAM等
を組み合わせてなるマイコンであり,前記したような感
光体ドラムD1の回転駆動の制御の他に,帯電装置2へ
所定電圧を印加する等の役割を果たしている。その感光
体ドラムD1のレーザ露光部R1は,帯電装置2で所定
電位に帯電させられた感光層に静電潜像を形成する場所
であり,画像データに従ったレーザ光の照射を受けるよ
うになっている。
【0021】前記帯電装置2は,被荷電体としての感光
体ドラムD1の感光層を所定電位に帯電させるものであ
り,以下の構成からなる。すなわち,帯電装置2は,シ
ート状荷電部材20を有しており,このシート状荷電部
材2は,その一辺(直線状放電面22)の中央に位置す
る直線状放電面22が感光体ドラムD1に接触する構成
を有する他に,シート状荷電部材20の一辺(直線状放
電面22)の両端T1を含む範囲に,感光体ドラムD1
から離間している離間部としての円弧部23を有してい
る。
【0022】具体的には,感光体ドラムD1の長手方向
(矢印C方向)に延びるシート状荷電部材20は,締め
込み部材等の固着手段を介して,支持材21に取り付け
られている。シート状荷電部材20の自由端側は,角度
K1をなして感光体ドラムD1の感光層と接触してい
る。そのシート状荷電部材20の自由端側は,図2に示
されるように,感光体ドラムD1と接触する直線状放電
面22と,この直線状放電面22の両側で一定の曲率を
有する円弧部23とからなる。この円弧部23は,例え
ば,カット処理等により,一定の曲率を有してなるの
で,シート状荷電部材20の端部T1にいくに従って,
感光体ドラムD1から徐々に離間して,その端部T1で
前記感光体ドラムD1から完全に離間する。
【0023】そして,コントローラが,帯電装置2のシ
ート状荷電部材20に所定の電圧を印加することによ
り,前記シート状荷電部材20に,感光体ドラムD1が
荷電するのに十分な電界を発生させ,シート状荷電部材
20の直線状放電面22から放電させることによって,
感光体ドラムD1の表面に電荷を注入するが,パッシェ
ンの法則により,シート状荷電部材20の自由端部と感
光体ドラムD1との離間距離が一定以上開いて,ある放
電距離以上になったところで,放電現象が発生しなくな
る。それにより,シート状荷電部材20の直線状放電面
22から感光体ドラムD1へ,均一に電荷が全領域にわ
たって供給されるのに対し,前記端部T1付近では,放
電が発生しなくなる。
【0024】従って,前記円弧部23では,前記シート
状荷電部材20と前記感光体ドラムD1との間の距離
が,シート状荷電部材20の両端T1に近づくほど大き
くなっているので,従来のシート状荷電部材において発
生した放電集中が防止できるとともに,その長手方向の
両端部において発生しやすかった応力変形がなくなる。
【0025】その結果,この実施の形態の画像形成装置
においては,本来の画像とは異なった白または黒ノイズ
が生じない。また,図3の斜線部で示される画像形成領
域G1(すなわち,感光体ドラムD1の表面で所定電荷
が発生している領域)では,画像濃度のムラが生じて,
画像全体の濃度の均一化を図れないという問題が生じな
い。この場合,画像形成領域G1では,シート状荷電部
材20の直線状放電面22が感光体ドラムD1と均一に
接触するのに対し,画像形成領域G1から外れた領域で
は,シート状荷電部材20が感光体ドラムD1から徐々
に離間しはじめた後に,完全に離間する形状である。そ
れにより,画像形成領域G1では,感光体ドラムD1に
対して均一な電荷注入できるが,完全に離間したところ
では,放電集中は発生しない。
【0026】次に,第2の実施の形態の画像形成装置に
ついて,図4を参照して説明する。なお,第2の実施の
形態の画像形成装置における第1の実施の形態の画像形
成装置と同一の部材については,同一の符号を付けて詳
細な説明を省略する。図4は,第2の実施の形態の画像
形成装置の正面図である。第2の実施の形態の画像形成
装置は,第1の実施の形態の画像形成装置と,そのシー
ト状荷電部材20の前記直線状放電面22の両側におけ
る形状が異なる。すなわち,第2の実施の形態の画像形
成装置では,シート状荷電部材20の前記直線状放電面
22の両側は,感光体ドラムD1から離れるように,直
線状放電面22から角度K2をなしてカット処理されて
いるカット部24が,離間部として設けられている。そ
して,このカット部24における前記シート状荷電部材
20の長さ24aが,シート状荷電部材20の両端T1
に近づくほど小さくなっている。
【0027】この場合も,カット部24では,シート状
荷電部材20と前記感光体ドラムD1との間の距離が,
両端T1に近づくほど大きくなっているので,パッシェ
ンの法則により,シート状荷電部材20の自由端部と感
光体ドラムD1との離間距離が一定以上開いて,ある放
電距離以上になったところで,放電現象が発生しなくな
る。それにより,前記カット部24の一部では,放電が
発生しなくなる。従って,従来のシート状荷電部材にお
いて発生した放電集中が防止できるとともに,その長手
方向の両端部において発生しやすかった応力変形がなく
なる。また,シート状荷電部材20の直線状放電面22
から感光体ドラムD1へ均一に電荷が全領域にわたって
供給される。
【0028】次に,第3の実施の形態の画像形成装置に
ついて,図5を参照して説明する。なお,第3の実施の
形態の画像形成装置における第1の実施の形態の画像形
成装置と同一の部材については,同一の符号を付けて詳
細な説明を省略する。図5は,第3の実施の形態の画像
形成装置の図4相当図である。第3の実施の形態の画像
形成装置は,第1の実施の形態の画像形成装置と,その
シート状荷電部材20の放電面25の形状が異なる。す
なわち,第3の実施の形態の画像形成装置では,シート
状荷電部材20の前記放電面25は,感光体ドラムD1
から離れるような緩やかな曲面形状をなし,前記放電面
25の中央部は,前記感光体ドラムD1と接触するが,
シート状荷電部材20の両端部T1に近づくと,前記感
光体ドラムD1と非接触となる形状となっているので,
シート状荷電部材20の両端T1を含む広範囲の部分
が,感光体ドラムD1から離間する離間部をなし,この
離間部では,シート状荷電部材20と前記感光体ドラム
D1との間の距離は,シート状荷電部材20の両端部T
1に近づくほど大きくなっている。
【0029】この場合,前記シート状荷電部材20の端
部T1にいくに従って,シート状荷電部材20が,感光
体ドラムD1から徐々に離間することになるので,パッ
シェンの法則により,シート状荷電部材20の自由端部
と感光体ドラムD1との離間距離が一定以上開いて,あ
る放電距離以上になったところで,放電現象が発生しな
くなる。それにより,前記放電面25の一部では,放電
が発生しなくなる。従って,従来のシート状荷電部材に
おいて発生した放電集中が防止できるとともに,その長
手方向の両端部において発生しやすかった応力変形がな
くなる。
【0030】次に,第4の実施の形態の画像形成装置に
ついて,図6,7を参照して説明する。なお,第4の実
施の形態の画像形成装置における第1の実施の形態の画
像形成装置と同一の部材については,同一の符号を付け
て詳細な説明を省略する。図6は,第4の実施の形態の
画像形成装置の図1相当図であり,図7は,第4の実施
の形態の画像形成装置の図2相当図である。第4の実施
の形態の画像形成装置は,第1の実施の形態の画像形成
装置と,そのシート状荷電部材20の前記直線状放電面
22の両側における形状,及び,保持部材28の長手方
向における両端部の形状が異なる。すなわち,第4の実
施の形態の画像形成装置では,シート状荷電部材20の
前記直線状放電面22の両側には,直線状放電面22に
対し,感光体ドラムD1から離間する方向に角度K3が
つけられた屈曲部27が設けられている。そして,前記
屈曲部27を保持するため,保持部材28も,その両端
側で角度K3をなして上方へ折れ曲がっている。
【0031】この場合も,シート状荷電部材20の端部
T1にいくに従って,感光体ドラムD1から徐々に離間
して,シート状荷電部材20と前記感光体ドラムD1と
の間の距離が,両端T1に近づくほど大きくなっている
ので,パッシェンの法則により,シート状荷電部材20
の自由端部と感光体ドラムD1との離間距離が一定以上
開いて,ある放電距離以上になったところで,放電現象
が発生しなくなる。それにより,シート状荷電部材20
の直線状放電面22から感光体ドラムD1へ,均一な電
荷が全領域にわたって供給されるのに対し,前記屈曲部
27では,放電が発生しなくなる。従って,従来のシー
ト状荷電部材において発生した放電集中が防止できると
ともに,その長手方向の両端部において発生しやすかっ
た応力変形がなくなる。
【0032】次に,第5の実施の形態の画像形成装置に
ついて,図8を参照して説明する。なお,第5の実施の
形態の画像形成装置における第1の実施の形態の画像形
成装置と同一の部材については,同一の符号を付けて詳
細な説明を省略する。図8は,第5の実施の形態の画像
形成装置の正面図である。第5の実施の形態の画像形成
装置は,第1の実施の形態の画像形成装置と,そのシー
ト状荷電部材20の放電面29の形状及びシート状荷電
部材20を保持する保持部材S1の形状が異なる。すな
わち,第5の実施の形態の画像形成装置では,第2のシ
ート状荷電部材20の放電面29は,感光体ドラムD1
から離れるように,緩やかな曲面形状をなしており,ま
た,シート状荷電部材20における前記放電面29(一
辺)と反対側の辺を保持する保持部材S1を有してい
る。その保持部材S1には,前記シート状荷電部材20
から離間させる変形部S3が設けられており,この変形
部S3は,前記放電面29の形状を保持するため,シー
ト状荷電部材20に当接する面を,両端T1に近づくに
従って感光体ドラムD1から離れるような緩やかな曲面
にしている。具体的には,シート状荷電部材20を支持
する支持部材S1は,前記感光体ドラムD1から徐々に
離間するように,シート状荷電部材20の両端T1に近
づくに従って,その長さS2が徐々に短くなる。従っ
て,前記放電面29の中央部は,前記感光体ドラムD1
と接触するが,その両端部T1に近づくと,前記感光体
ドラムD1と接触しない形状となっているので,シート
状荷電部材20の両端T1を含む広範囲の部分が,感光
体ドラムD1から離間する離間部をなし,この離間部で
は,シート状荷電部材20と前記感光体ドラムD1との
間の距離は,シート状荷電部材20の両端部T1に近づ
くほど大きくなる。
【0033】この場合も,シート状荷電部材20と前記
感光体ドラムD1との間の距離が,両端T1に近づくほ
ど大きくなっているので,パッシェンの法則により,シ
ート状荷電部材20の自由端部と感光体ドラムD1との
離間距離が一定以上開いて,ある放電距離以上になった
ところで,放電現象が発生しなくなる。それにより,前
記放電面29の一部では,放電が発生しなくなる。従っ
て,従来のシート状荷電部材において発生した放電集中
が防止できるとともに,その長手方向の両端部において
発生しやすかった応力変形がなくなる。
【0034】次に,第6の実施の形態の画像形成装置に
ついて,図9を参照して説明する。なお,第6の実施の
形態の画像形成装置における第1の実施の形態の画像形
成装置と同一の部材については,同一の符号を付けて詳
細な説明を省略する。図9は,第6の実施の形態の画像
形成装置の図1相当図である。第6の実施の形態の画像
形成装置は,第1の実施の形態の画像形成装置と,その
シート状荷電部材30の支持構造で異なっている。すな
わち,第6の実施の形態の画像形成装置では,そのシー
ト状荷電部材30は,前記被荷電体(感光体ドラムD
1)から離間する方向に角度がつけられた屈折部31
(離間部)を有し,その端部T1を含んだ屈折部31
は,感光体ドラムD1から離れるように,ほぼ90度に
折れ曲がっている。これら屈折部31に挟まれる内側に
は,保持部材32が取り付けられる他,これら屈折部3
1の外側に,屈折部31を前記感光体ドラムD1の表面
から離間した状態にする支持部材33を配設した。
【0035】そして,支持部材33の底面が,感光体ド
ラムD1の表面に密着するように,支持部材33を配設
して,シート状荷電部材30の屈折部31の近傍を,感
光体ドラムD1の表面から離間した状態にする。その結
果,屈折部31ではシート状荷電部材30の端部T1に
向かって,前記シート状荷電部材30が感光体ドラムD
1から徐々に離間する。
【0036】この場合も,前記屈折部31で,シート状
荷電部材30と前記感光体ドラムD1との間の距離が,
シート状荷電部材30の両端T1に近づくほど大きくな
っているので,パッシェンの法則により,シート状荷電
部材30の自由端部と感光体ドラムD1との離間距離が
一定以上開いて,ある放電距離以上になったところで,
放電現象が発生しなくなる。それにより,前記シート状
荷電部材30の屈折部31付近では,放電が発生しなく
なる。従って,従来のシート状荷電部材において発生し
た放電集中が防止できるとともに,その長手方向の両端
部において発生しやすかった応力変形がなくなる。この
ように支持部材33が,屈折部31を前記感光体ドラム
D1から徐々に離間する状態に保持するので,感光体ド
ラムD1とシート状荷電部材30との離間距離が確実に
大きくなる。
【0037】次に,第7の実施の形態の画像形成装置に
ついて,図10,11を参照して説明する。なお,第7
の実施の形態の画像形成装置における第1の実施の形態
の画像形成装置と同一の部材については,同一の符号を
付けて詳細な説明を省略する。図10は,第7の実施の
形態の画像形成装置の図1相当図であり,図11は,第
7の実施の形態の画像形成装置の図2相当図である。第
7の実施の形態の画像形成装置は,第1の実施の形態の
画像形成装置と,そのシート状荷電部材35の支持構造
で異なっている。すなわち,第7の実施の形態の画像形
成装置では,そのシート状荷電部材35は,被荷電体
(感光体ドラムD1)から離間する方向に角度がつけら
れた屈折部36(離間部)を有しており,その端部T1
を含んだ屈折部36は,感光体ドラムD1から離れるよ
うに,角度K4をなして折れ曲がっている。これらシー
ト状荷電部材35及び屈折部36の上方側に,保持部材
37が取り付けられている他に,これら屈折部36を,
前記感光体ドラムD1の表面から離間した被荷電体(感
光体ドラムD1)から離間する方向に角度がつけられた
状態にする支持部材38がそれぞれ配設されている。
【0038】そして,支持部材38の底面が,感光体ド
ラムD1の表面に密着するように,支持部材38を配設
して,シート状荷電部材35の屈折部36を,感光体ド
ラムD1の表面から離間した状態にする。その結果,屈
折部36ではシート状荷電部材35の端部T1に向かっ
て,前記シート状荷電部材35が感光体ドラムD1から
徐々に離間する。
【0039】この場合も,前記シート状荷電部材35の
屈折部36で,シート状荷電部材35と前記感光体ドラ
ムD1との間の距離が,両端T1に近づくほど大きくな
っているので,パッシェンの法則により,シート状荷電
部材35の自由端部と感光体ドラムD1との離間距離が
一定以上開いて,ある放電距離以上になったところで,
放電現象が発生しなくなる。それにより,前記屈折部3
6の一部では,放電が発生しなくなる。従って,従来の
シート状荷電部材において発生した放電集中が防止でき
るとともに,その長手方向の両端部において発生しやす
かった応力変形がなくなる。
【0040】以上詳細に説明したように,この実施の形
態の画像形成装置によれば,感光体ドラムD1とシート
状荷電部材20等とが中央部で均一に接触するととも
に,その長手方向端部,すなわち,円弧部23,カット
部24等の離間部で,シート状荷電部材20と前記感光
体ドラムD1との間の距離が,両端T1に近づくほど大
きくなっていることにより,感光体ドラムD1とシート
状荷電部材20等とを接触して荷電する際に,画像形成
領域G1では均一な放電が可能になるとともに,円弧部
23,カット部24等の離間部では,放電が発生しなく
なる。従って,従来のシート状荷電部材において発生し
た放電集中が防止できるとともに,その長手方向の両端
部において発生しやすかった応力変形がなくなる。
【0041】なお,本実施の形態は単なる例示にすぎ
ず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本
発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改
良,変形が可能である。例えば,本発明に係る荷電装置
を,帯電装置以外の,転写装置,除電装置等において使
用しても構わない。更に,本発明は,画像形成装置以外
の装置に用いても何ら問題がない。また,被荷電体は感
光体ドラム以外であってもよい。
【0042】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように,本発明
の荷電装置によれば,シート状荷電部材の一辺の少なく
とも中央が被荷電体に接触するに場合,一辺の両端を含
む範囲に,前記被荷電体から離間している離間部が設け
られ,この離間部では,前記シート状荷電部材と前記被
荷電体との間の距離が,両端に近づくほど大きくなって
いることにより,被荷電体にシート状荷電部材を接触し
て荷電する際に,電荷の集中を防止するとともに均一な
放電が可能になる。更に,荷電装置を画像形成装置に使
用して,被荷電体に画像形成領域を設定した場合,その
画像形成領域の画像全体の濃度の均一化を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る画像形成装置の概略構
成を示す斜視図である。
【図2】図1の画像形成装置の要部を拡大して示す正面
図である。
【図3】図1の画像形成装置の要部を拡大して示す平面
図である。
【図4】第2の実施の形態の画像形成装置の要部を拡大
して示す正面図である。
【図5】第3の実施の形態の画像形成装置の要部を拡大
して示す正面図である。
【図6】第4の実施の形態に係る画像形成装置の概略構
成を示す斜視図である。
【図7】図6の画像形成装置の要部を拡大して示す正面
図である。
【図8】第5の画像形成装置の要部を拡大して示す正面
図である。
【図9】第6の実施の形態に係る画像形成装置の概略構
成を示す斜視図である。
【図10】第7の実施の形態に係る画像形成装置の概略
構成を示す斜視図である。
【図11】図10の画像形成装置の要部を拡大して示す
正面図である。
【符号の説明】
D1 感光体ドラム(被荷電体) 2 帯電装置(荷電装置) R1 レーザ露光部 20,30,35 シート状荷電部材 T1 端部 22 直線状放電面 29 放電面(一辺) 23 円弧部(離間部) 24 カット部(離間部) 24a,S2 長さ G1 画像形成領域 27,31,36 屈折部(離間部) 28,S1,32,37 保持部材 33,38 支持部材 S3 変形部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状荷電部材を有し,前記シート状
    荷電部材の一辺の少なくとも中央が被荷電体に接触する
    荷電装置において,前記一辺の両端を含む範囲に,前記
    被荷電体から離間している離間部が設けられており,前
    記離間部では,前記シート状荷電部材と前記被荷電体と
    の間の距離が,両端に近づくほど大きくなっていること
    を特徴とする荷電装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の荷電装置において,前
    記離間部が,前記被荷電体の画像形成領域の外側に位置
    することを特徴とする荷電装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の荷電装
    置において,前記離間部における前記シート状荷電部材
    の長さが,両端に近づくほど小さくなっていることを特
    徴とする荷電装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2に記載の荷電装
    置において,前記シート状荷電部材における前記離間部
    は,それ以外の部分に対し,前記被荷電体から離間する
    方向に角度がつけられた屈折部であることを特徴とする
    荷電装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項2に記載の荷電装
    置において,前記シート状荷電部材における前記一辺と
    反対側の辺を保持する保持部材を有し,前記保持部材に
    は,前記離間部を前記被荷電体から離間させる変形部が
    設けられていることを特徴とする荷電装置。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の荷電装置において,前
    記シート状荷電部材の屈折部を,前記被荷電体の表面か
    ら離間した状態にする支持部材を配設したことを特徴と
    する荷電装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006243443A (ja) * 2005-03-04 2006-09-14 Fuji Xerox Co Ltd 現像カートリッジ及び画像形成装置
JP2009063742A (ja) * 2007-09-05 2009-03-26 Canon Inc 画像形成装置

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