JPH1144781A - 発電装置付小型電子機器 - Google Patents

発電装置付小型電子機器

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JPH1144781A
JPH1144781A JP9200148A JP20014897A JPH1144781A JP H1144781 A JPH1144781 A JP H1144781A JP 9200148 A JP9200148 A JP 9200148A JP 20014897 A JP20014897 A JP 20014897A JP H1144781 A JPH1144781 A JP H1144781A
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JP
Japan
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gear
weight
power
electronic device
small electronic
Prior art date
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Pending
Application number
JP9200148A
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English (en)
Inventor
Noritoshi Suzuki
紀寿 鈴木
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Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Citizen Watch Co Ltd filed Critical Citizen Watch Co Ltd
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Publication of JPH1144781A publication Critical patent/JPH1144781A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 落下等により回転錘8に強い衝撃力を受けた
ときに、回転錘8の回転を発電ロ−タに伝える動力伝達
部の破壊防止構造を簡素化する。 【解決手段】 回転錘ブロック7は外輪15を基準に歯
車9を組み込み、磁石16が埋め込まれた回転錘8を固
く径合して組み立てる。前記磁石16により回転錘8と
歯車9は同回転を行なう。落下等により回転錘8に強い
衝撃力を受けた時に、前記回転錘8と歯車9の磁気結合
が切れ回転エネルギ−を吸収し、衝撃負荷トルクを低下
させる事により、回転錘8から発電ロ−タの間の動力伝
達部の歯車の支持部分、及び歯車、カナの歯等の破壊を
防止する事が出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は回転錘を有する小型
電子機器の発電装置の動力伝達機構に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】回転錘を有する電子腕時計用の発電装置
において、落下等により回転錘に強い衝撃力が加わる
と、回転錘の動力伝達部の歯車の支持部分、及び歯車、
カナの歯が破損するなど耐衝撃性能に問題が有った。従
って耐衝撃性能を向上させる手段として、例えば特許番
号第2525163号公報や特開平8−226981号
公報に見られるような方法が提案され、回転錘の動力伝
達部の破損防止を実現している。
【0003】即ち回転錘の動力伝達部に摩擦力で動力を
伝達するスリップ機構を設け、落下等の強い衝撃力が回
転錘に加わった時には、前記スリップ機構がスリップし
て動力伝達部に強い衝撃負荷トルクが伝わるのを回避し
ている。又回転錘の衝撃力によりロ−タが高速回転し、
発電用コイルに高電圧が誘起されて充電制御回路を破壊
することがないように、前記スリップ機構のスリップ作
用により、前記ロ−タへの回転速度を制御し、前記充電
制御回路を保護することが出来る。又、同様の方式が国
際公開特許番号WO89/06833号公報にも記載さ
れている。
【0004】又、特開平3−91992号公報第5図に
見られるように、回転錘の耐衝撃構造として、回転錘自
体にバネ性を有する形状を設けた方法が従来例として記
載されており、この方法は回転錘の回転方向の衝撃トル
クを吸収する効果が期待出来る。以上の方法により落下
衝撃に対する回転錘の動力伝達部の破壊を防止し、耐衝
撃性能に対する信頼性を保証することが可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
許番号第2525163号公報及び国際公開特許番号W
O89/06833号公報に見るような従来例におい
て、回転錘の動力伝達部にスリップ機構を設けた方式
は、スリップトルク値を車のホゾ、歯車等機械的な強度
限界よりも小さな値にする必要があり、従って安全性を
考慮するとスリップトルク値としてはかなり小さく設定
することになる。これは、部品加工上歯車とカナ車真の
固定力が低く、ある一定のスリップ力を安定して生産維
持し続ける事は難しい。
【0006】又、特開平3−91992号公報の第5図
に見られるように、回転錘自体にバネ性を有する形状を
設けた方式は、バネ部品の部品精度が要求された場合や
部品組み立て後の全体のバランス合わせが必要になり部
品作成は容易ではない。
【0007】本発明の目的は、上記課題を解決しようと
するもので、耐衝撃性に優れ、且つ部品加工を容易に作
成する事にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の要旨は、回転錘を有する電子機器用の発電装置
において、回転錘と動力伝達部を磁気結合手段で動力の
伝達を行なう構造を有する事を特徴とするものである。
【0009】更に具体的構成として、回転錘と、該回転
錘の回転を伝達する為の歯車と、回転中心として用いら
れるベアリング構造における内輪、外輪で構成される回
転錘ブロックにおいて、回転錘が固定されている外輪に
発電ロータへ駆動を伝える歯車とが回転自在に軸遊合さ
れ、且つ回転錘と外輪との間に一定の隙間を設けて歯車
が挟みこまれる構造をとる事で組み立て加工が容易に出
来る事を特徴とするものである。
【0010】また、上記目的を達成する為の他の本発明
の要旨は、前述の構造を持つ回転錘ブロックにおいて、
前記回転錘と前記歯車は磁気結合により引きつけられ同
一回転する事で前記回転錘の回転が前記歯車に伝達され
る事を特徴とするもので、これにより回転錘に強い衝撃
力を受けた時に、磁気結合の結合が切れる事で回転エネ
ルギ−を吸収し、回転錘の動力伝達部に伝わる衝撃負荷
トルクを低下させる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の代表的実施例として電子
腕時計を用いて説明するが、他の電子機器にも適用出来
るものである。
【0012】以下本発明を図によって説明する。図1及
び図2は、実施形態による本発明の回転錘を有する発電
装置付電子腕時計の平面図、断面図である。該発電装置
付電子腕時計は、一枚の大きな地板1の上に、回転錘の
運動エネルギ−を電気エネルギ−に変換する発電機と、
該発電機より発した電力を蓄積する蓄電池と、該蓄電池
を電源として駆動する電子時計からなる。図1に於いて
2は、前述の蓄電池、時計を駆動する時刻駆動用のモ−
タ、該モ−タの回転を時刻表示部に伝達する輪列部、該
輪列部における噛み合いの組み合わせを切り替えて指示
時刻の修正を行なう機構等の通常の電子時計が行なう時
計機構を持つ時計モジュールであり、地板1の上に配置
される。また発電装置として該時計モジュール2の巻真
6側に発電コイル13、発電ステータ12、回転錘ブロ
ック7からの回転を伝える歯車9、歯車9の回転を増速
する中間車10、発電ロータ11などから構成されてい
る。
【0013】回転錘ブルック7は図2に断面図を、また
図3に図2のA部の拡大図を示す構造である。回転錘8
は外輪15に固く径合され、15cの肩で回転錘8の高
さが決められている。この回転錘8と外輪15の固い径
合により該回転錘8は回転をする際上下の振られる事な
くスムーズに回転出来る。また、回転錘8には磁石16
が埋め込まれており接着剤17によって固定されてい
る。歯車9は、外輪15の15eと錘8とに間にスキ9
aを保ちながら挟まれると共に外輪15とは遊合してお
り適度な隙がある。よって回転錘8の回転に伴なう外輪
15の回転は歯車9には直に伝わらない。更に歯車9は
磁化出来る材質(磁性部材)で出来ており、前記回転錘
8に埋め込まれている磁石16の磁力によって引きつけ
らる。
【0014】前記回転錘8の回転は、該回転錘8に埋め
込まれた磁石16によって歯車9にも回転を与え、この
回転が中間車10を介して増速されて発電ロータ11に
伝わり該発電ロ−タ11を高速回転する事によって発電
ロータ11の磁力が発電ステータ12を通り発電コイル
13に伝わる事で発電コイル13に電気が生ずる。すな
わち回転錘8の運動エネルギーが電気エネルギーに変換
される。
【0015】回転錘ブロック7の組み立て加工方法は、
図3に示す断面図でも解かる様に外輪15を基準にして
外輪15の15eに歯車9を乗せ、更に回転錘8を径合
しながら外輪の肩15cまで乗せ合わせ固く固着する。
【0016】また、時計を落下或いは激しく腕を振る
等、何らかの原因で回転錘8が急速回転した場合には、
該回転錘8に埋め込まれた磁石16と歯車9の磁気結合
が切れ前記回転錘8の回転エネルギ−を吸収し、回転錘
8の衝撃トルクがそのまま歯車9以降の動力伝達部に伝
達されない様になっている。
【0017】他の実施形態として前述の実施形態に於い
て回転錘8の材質を磁化出来る材質にする事と共に歯車
9を磁石化する事で前述の実施形態でも述べた回転錘8
に磁石16を埋め込む事無く前記回転錘8と前記歯車9
とが互いに磁力により引き合う。つまり回転錘8の回転
が磁石化された歯車9に伝わる。
【0018】
【発明の効果】以上のように、落下等により回転錘に強
い衝撃力が発生したときに、回転錘の動力伝達部に設け
た衝撃吸収機構が有る構造に於いて、組み立て加工が容
易に出来る。同様に組み立て部品点数が少なく出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の回転錘ブロックが搭載され
た発電装置付電子腕時計の平面図である。
【図2】本発明の図1の発電装置付電子腕時計の主要断
面図である。
【図3】本発明の図2の回転錘ブロックA部の拡大断面
図である。
【符号の説明】
2 時計モジュール 7 回転錘ブロック 8 回転錘 9 歯車 10 中間車 11 発電用ロ−タ 15 外輪 16 磁石 17 接着材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転錘から得られる機械エネルギ−の回
    転を増速する動力伝達部と、該動力伝達部により駆動さ
    れる発電用ロータと、該発電用ロータの駆動に応じ誘起
    電圧を発生する発電用コイルブロックと、外部衝撃によ
    る強い回転力を回避する為に、前記動力伝達部に設けら
    れた磁気結合手段とを有する電子機器用発電装置に於い
    て、前記動力伝達部は、前記回転錘を回転可能に軸支す
    ると共に、該回転錘の回転を伝達する為の歯車を備えた
    軸受け部を有し、該歯車は前記軸受け部に対して遊合す
    ると共に、前記回転錘と磁気結合によって、一体に回転
    される様に構成した事を特徴とする発電装置付小型電子
    機器。
  2. 【請求項2】 回転錘内に磁石が埋め込められており、
    前記歯車は磁性部材で構成されている事を特徴とする請
    求項1記載の発電装置付小型電子機器。
  3. 【請求項3】 軸受け部は、ベアリングで構成されてい
    る事を特徴とする請求項1、2記載の発電装置付小型電
    子機器。
  4. 【請求項4】 回転錘と該回転錘が固定されているベア
    リングの外輪との間に発電ロータへ駆動を伝える歯車と
    が一定の隙間を設けて挟まれる事で、該歯車が外れない
    構造と共に前記外輪と歯車とが回転自在に軸遊合され、
    前記回転錘と前記歯車がそれぞれ磁気結合手段によって
    固着される事を特徴とする請求項3記載の発電装置付小
    型電子機器。
  5. 【請求項5】 磁化させる事が出来る材質からなる歯車
    をあらかじめ磁化させてから回転錘と該回転錘が固定さ
    れているベアリングの外輪との間に挟み込む事で前記歯
    車が外れない構造と共に回転錘と歯車とが磁気結合する
    事を特徴とする請求項4記載の発電装置付小型電子機
    器。
JP9200148A 1997-07-25 1997-07-25 発電装置付小型電子機器 Pending JPH1144781A (ja)

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JP9200148A JPH1144781A (ja) 1997-07-25 1997-07-25 発電装置付小型電子機器

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JPH1144781A true JPH1144781A (ja) 1999-02-16

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JP9200148A Pending JPH1144781A (ja) 1997-07-25 1997-07-25 発電装置付小型電子機器

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001016655A1 (en) * 1999-08-26 2001-03-08 Seiko Epson Corporation Timepiece device

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001016655A1 (en) * 1999-08-26 2001-03-08 Seiko Epson Corporation Timepiece device
US6973010B1 (en) 1999-08-26 2005-12-06 Seiko Epson Corporation Timepiece device

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