JPH1144257A - ロータリ絞り弁式気化器の弁操作機構 - Google Patents
ロータリ絞り弁式気化器の弁操作機構Info
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- JPH1144257A JPH1144257A JP21567997A JP21567997A JPH1144257A JP H1144257 A JPH1144257 A JP H1144257A JP 21567997 A JP21567997 A JP 21567997A JP 21567997 A JP21567997 A JP 21567997A JP H1144257 A JPH1144257 A JP H1144257A
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- valve
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- Pending
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- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
Abstract
とにより、カム面とフオロアの摩耗を抑えるようにす
る。 【解決手段】 気化器本体17の吸気通路を横切る円筒
部15に、絞り孔10を有する円柱状の絞り弁16を回
動かつ昇降可能に嵌挿し、絞り弁16の上端軸部に結合
した絞り弁レバー6の端部下面と気化器本体17の上端
壁との間に弁操作機構を備える。弁操作機構は絞り弁レ
バー6の端部下面に形成したカム面6aと、カム面6a
に接触する回転ローラ5とから構成する。
Description
作業機に搭載される小型内燃機関の気化器、特に耐摩耗
性に優れかつ動作の安定したロータリ絞り弁式気化器の
弁操作機構に関するものである。
化器本体の吸気通路を横切る弁室としての円筒部に、絞
り孔を有する絞り弁を回転かつ軸方向移動可能に嵌挿
し、該絞り弁と一体の絞り弁レバーの端部下面に形成し
たカム面を、気化器本体の上端壁に固定したフオロア
へ、絞り弁レバーと気化器本体との間に介装したばねの
力により係合し、絞り弁レバーの戻り位置(アイドル位
置)からの回動により、絞り弁を上昇させて空気量を増
加させると同時に、燃料供給管に嵌合する棒弁を引き上
げて燃料量を増加させるようになつている。
弁操作機構では、フオロアは気化器本体に固定された鋼
製のボールまたは先端が半球形をなすピンであるので、
カム面との接触状態が点接触であることと、小型内燃機
関では常時最大燃料量付近で運転されることから、長期
間使用の内に絞り弁レバーの最大回動量(高速運転位
置)付近のカム面に摩耗が生じると、円滑な機関の運転
が妨げられるという問題がある。
問題に鑑み、フオロアとカム面との接触面積を広くする
ことにより、カム面とフオロアの摩耗を抑えるようにし
たロータリ絞り弁式気化器の弁操作機構を提供すること
にある。
に、本発明の構成は気化器本体の吸気通路を横切る円筒
部に、絞り孔を有する円柱状の絞り弁を回動かつ昇降可
能に嵌挿し、該絞り弁の上端軸部に結合した絞り弁レバ
ーと気化器本体との間に弁操作機構を備えたロータリ絞
り弁式気化器において、前記弁操作機構は絞り弁レバー
の端部下面に形成したカム面と、気化器本体の上端壁に
支持されかつ前記カム面に接触する回転ローラとから構
成したことを特徴とする。
路を横切る円筒部に、絞り孔を有する円柱状の絞り弁を
回動かつ昇降可能に嵌挿し、該絞り弁の上端軸部に結合
した絞り弁レバーと気化器本体との間に弁操作機構を備
えたロータリ絞り弁式気化器において、前記弁操作機構
は絞り弁レバーの端部下面に形成したカム面と、気化器
本体の上端壁に支持されかつ前記カム面に接触するピン
とから構成したことを特徴とする。
面(または気化器本体の上端壁)に形成したカム面に接
触するフオロアとして、従来の鋼製ボールの代りに、回
転するローラを気化器本体の上端壁(または絞り弁レバ
ーの端部下面)に支持する。ローラは円柱形または円錐
形のものとし、ローラの回転軸の向きは絞り弁の軸中心
と交差するように構成する。軸受部には摩耗が少ない金
属などを採用できる。
の端部下面)にローラを軸受により回転可能に支持する
ことにより、カム面との接触が線接触状態になるので接
触面積が広くなることと、滑り摩擦でなく転がり摩擦に
なるので摩擦係数が小さくなることから、フオロアとカ
ム面との接触部の摩耗が大幅に軽減される。ローラの代
りに回転しないピンを用いても、接触面積が広くなるこ
とから、フオロアとカム面との接触部の摩耗が従来のも
のよりも軽減される。
ロータリ絞り弁式気化器の平面図、図2は図1の線2A
−2Aによる同気化器の正面断面図である。図2に示す
ように、気化器本体17は紙面と直角方向の貫通する吸
気通路を、図示の全開時の絞り弁16の絞り孔10と同
心に備えている。吸気通路を上下方向に横切る弁室とし
ての円筒部15に、円柱状の絞り弁16が回動かつ昇降
可能に嵌挿される。絞り弁16の上端の軸部11は、円
筒部15を閉鎖する蓋板2を貫通し、かつ絞り弁レバー
6を結合される。蓋板2と絞り弁16の間に介装したば
ね14は、一端を蓋板2に係止され、他端を絞り弁16
に係止される。
部へスリーブ7が圧入され、該スリーブ7に棒弁8aの
頭部8がねじ込まれる。棒弁8aは絞り弁16の絞り孔
10の内部で燃料供給管9へ挿通され、燃料噴孔9aの
開度を調整するようになつている。燃料供給管9は円筒
部15の底壁に支持され、燃料供給管9の下端にOリン
グ18を介して燃料ジエツト19が嵌合される。したが
つて、吸気通路に吸気負圧が作用すると、気化器本体1
7の下壁面に接続された公知の定圧燃料室の燃料が、燃
料ジエツト19、燃料供給管9の燃料噴孔9a、絞り孔
10を経て吸気通路へ吸引される。
じて上昇させるための弁操作機構は、絞り弁レバー6の
扇形をなす端部の下面に形成したカム面6aと、該カム
面6aに接触するローラ5とから構成される。このた
め、図2,3に示すように、気化器本体17の上端壁、
具体的には蓋板2から上方へ突出する突片3が蓋板2と
一体に形成され、突片3に設けた割溝3aに水平な軸4
により、ローラ5が回転可能に支持される。カム面6a
はばね14の力によりローラ5へ付勢係合される。軸4
の向きは絞り弁16の軸部11の中心軸線と交差するよ
うに配置される。図1に示すように、実際には蓋板2の
上にU字形の補強板22が重ね合され、かつ2本のボル
ト23により気化器本体17へ固定される。絞り弁レバ
ー6の一端部にはスイベル24が回動可能に支持される
一方、絞り弁レバー6の扇形をなす他端部の下面には、
前述したカム面6aが一体に形成される。カム面6aは
周方向に傾きをもつプロフイルを形成される。
突出する支柱12に、絞り弁レバー6の戻り位置(アイ
ドル位置)を設定するボルト13が螺合される。補強板
22の左側縁を上方へ折り曲げてなるリブ22aに、図
示してない遠隔操作ケーブルのアウタチユーブを固定す
る取付金具26が支持される。遠隔操作ケーブルはアウ
タチユーブから突出するインナケーブル27の端部を、
スイベル24に公知の手段により結合される。したがつ
て、図示していない携帯作業機などのハンドルに配設さ
れたトリガレバーを回動すると、インナケーブル27に
より絞り弁レバー6が、図1のボルト13に当接するア
イドル位置から、ばね14の力に抗して時計方向へ回動
される。この時、カム面6aがローラ5を回転させなが
ら回動し、絞り弁レバー6と一緒に棒弁8aと絞り弁1
6とが、ばね14の力に抗して押し上げられ、燃料噴孔
9aの開度が増加し、同時に吸気通路に対する絞り孔1
0の開度が増加し、機関が加速される。図2には絞り弁
16の全開位置を示す。
ー6のカム面6aが、気化器本体つまり蓋板2に支持し
たローラ5を回転させながら回動するものであり、カム
面6aとローラ5との関係が、線接触であり転がり接触
であるから、接触面積が広く、摩擦係数が小さく、した
がつて、弁操作機構の摩耗の度合いが大幅に抑えられ、
長期に亘り安定した動作が得られる。ローラ5を円錐形
とし、軸4を傾ければ、ローラ5をより長くし接触面積
を広くできる。
に、回転しないピン5aを突片3に形成した半円筒部3
bへ圧入して固定したものであり、ピン5aは絞り弁レ
バー6のカム面6aに滑り摩擦する。この実施例では、
ピン5aはカム面6aに滑り摩擦で接触するが、カム面
6aとピン5aとが線接触の状態にあるので、接触面積
が広くなり、それだけ弁操作機構の摩耗の度合いが抑え
られる。ピン5aの材料には耐摩耗性と潤滑性に優れた
材料、例えばモリブデン合金などを用いることができ
る。
気通路を横切る円筒部に、絞り孔を有する円柱状の絞り
弁を回動かつ昇降可能に嵌挿し、該絞り弁の上端軸部に
結合した絞り弁レバーと気化器本体との間に弁操作機構
を備えた気化器において、前記弁操作機構は絞り弁レバ
ーの端部下面に形成したカム面と、気化器本体の上端壁
に支持されかつ前記カム面に接触する回転ローラとから
構成したものであり、カム面とローラとの関係が、線接
触であり転がり接触であるから、接触面積が広く、摩擦
係数が小さく、したがつて、弁操作機構の摩耗が大幅に
抑えられ、長期に亘り安定した動作が得られる。
も、カム面とピンとが線接触の状態にあるので、接触面
積が広くなり、それだけ弁操作機構の摩耗が抑えられ
る。
弁式気化器の平面図である。
図である。
ロータリ絞り弁式気化器の正面断面図である。
軸 5:ローラ 5a:ピン 6:絞り弁レバー 6
a:カム面 7:スリーブ 8:頭部 8a:棒弁 9:燃料供給管 9a:燃料噴孔 10:絞り孔 1
1:軸部 12:支柱 13:ボルト 14:ばね 15:円筒部 16:絞り
弁 17:気化器本体 18:Oリング 19:燃料ジエツト 22:補強板
22a:リブ 23:ボルト
Claims (2)
- 【請求項1】気化器本体の吸気通路を横切る円筒部に、
絞り孔を有する円柱状の絞り弁を回動かつ昇降可能に嵌
挿し、該絞り弁の上端軸部に結合した絞り弁レバーと気
化器本体との間に弁操作機構を備えたロータリ絞り弁式
気化器において、前記弁操作機構は絞り弁レバーの端部
下面に形成したカム面と、気化器本体の上端壁に支持さ
れかつ前記カム面に接触する回転ローラとから構成した
ことを特徴とする、ロータリ絞り弁式気化器の弁操作機
構。 - 【請求項2】気化器本体の吸気通路を横切る円筒部に、
絞り孔を有する円柱状の絞り弁を回動かつ昇降可能に嵌
挿し、該絞り弁の上端軸部に結合した絞り弁レバーと気
化器本体との間に弁操作機構を備えたロータリ絞り弁式
気化器において、前記弁操作機構は絞り弁レバーの端部
下面に形成したカム面と、気化器本体の上端壁に支持さ
れかつ前記カム面に接触するピンとから構成したことを
特徴とする、ロータリ絞り弁式気化器の弁操作機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21567997A JPH1144257A (ja) | 1997-07-25 | 1997-07-25 | ロータリ絞り弁式気化器の弁操作機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21567997A JPH1144257A (ja) | 1997-07-25 | 1997-07-25 | ロータリ絞り弁式気化器の弁操作機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1144257A true JPH1144257A (ja) | 1999-02-16 |
Family
ID=16676374
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21567997A Pending JPH1144257A (ja) | 1997-07-25 | 1997-07-25 | ロータリ絞り弁式気化器の弁操作機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1144257A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1063410A3 (en) * | 1999-06-24 | 2001-08-22 | Walbro Japan, Inc. | Carburetor with adjustable flow rate throttle lever |
-
1997
- 1997-07-25 JP JP21567997A patent/JPH1144257A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1063410A3 (en) * | 1999-06-24 | 2001-08-22 | Walbro Japan, Inc. | Carburetor with adjustable flow rate throttle lever |
US6378846B1 (en) | 1999-06-24 | 2002-04-30 | Walbro Corporation | Carburetor with adjustable flow rate throttle lever |
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