JPH1144221A - エンジンヒートポンプ制御方法及び装置 - Google Patents

エンジンヒートポンプ制御方法及び装置

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JPH1144221A
JPH1144221A JP20052997A JP20052997A JPH1144221A JP H1144221 A JPH1144221 A JP H1144221A JP 20052997 A JP20052997 A JP 20052997A JP 20052997 A JP20052997 A JP 20052997A JP H1144221 A JPH1144221 A JP H1144221A
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JP
Japan
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heat pump
engine
engine heat
data
maintenance
Prior art date
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Pending
Application number
JP20052997A
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English (en)
Inventor
Hajime Nakamura
哉 中村
Koji Nakano
浩二 中野
Seiji Imoto
誠次 井元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Diesel Engine Co Ltd
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Publication date
Application filed by Yanmar Diesel Engine Co Ltd filed Critical Yanmar Diesel Engine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のように、エンジンヒートポンプのメン
テナンス時期を、総運転時間や総起動回数のようなマク
ロ的なデータのみで判断すると、メンテナンス回数が増
加して、エンジンヒートポンプの円滑な運用に支障をも
たらしたり、手間やコストがかさんだりしていた。 【解決手段】 エンジンヒートポンプの使用状況を定量
的に示す運転データを検出する検出手段と、該運転デー
タを演算処理する手段と、運転データ及び演算処理され
たデータを記憶する手段と、演算処理されたデータを適
宜表示する手段とを設けて、エンジンヒートポンプのメ
ンテナンス時期及びメンテナンス内容を適切に判断し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンとエンジ
ン駆動されるコンプレッサ冷媒回路とにより構成される
エンジンヒートポンプの制御方法及び制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】エンジンとエンジン駆動されるコンプレ
ッサ冷媒回路とにより構成されるエンジンヒートポンプ
において、該エンジンヒートポンプの耐久性や信頼性を
維持向上するためには、適切な時期に、適切なメンテナ
ンスを行なう必要があった。そこで、従来は、該エンジ
ンヒートポンプの総運転時間や総起動回数を検出して積
算し、この積算値に基づいてエンジンヒートポンプのメ
ンテナンス時期及びメンテナンス内容を判断していた。
また、エンジンオイルの交換時期を判断する技術とし
て、特開昭56−133658号公報の如く、油温と該
油温に保持された時間との関係、即ち、機器の稼働条件
に応じて、適正なエンジンオイルの交換時期を判断する
技術が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述のよう
に、エンジンヒートポンプのメンテナンス時期を、総運
転時間や総起動回数のようなマクロ的なデータのみで判
断すると、メンテナンス時期が安全側に偏りすぎて、実
際にはまだ必要でない時期にメンテナンスが行なわれ
て、メンテナンス回数が増加し、エンジンヒートポンプ
の円滑な運用に支障をもたらしたり、手間やコストがか
さんだりすることとなっていた。また、エンジンヒート
ポンプにおいては、前述のエンジンオイルの交換時期の
みならず、点火プラグ、エンジン吸排気バルブのタペッ
ト隙間、コンプレッサ冷媒回路、及びスタータモータ等
の各種構成部品のメンテナンス時期を適切に判断する必
要がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。即ち、エンジンとエンジン駆動され
るコンプレッサ冷媒回路とにより構成されるエンジンヒ
ートポンプの制御方法において、該エンジンヒートポン
プの使用状況を定量的に示す運転データを検出する検出
手段と、該運転データを演算処理する手段と、運転デー
タ及び演算処理されたデータを記憶する手段と、演算処
理されたデータを適宜表示する手段とを設けて、エンジ
ンヒートポンプのメンテナンス時期及びメンテナンス内
容を適切に判断することである。
【0005】また、エンジンとエンジン駆動されるコン
プレッサ冷媒回路とにより構成されるエンジンヒートポ
ンプの制御装置において、該エンジンヒートポンプの負
荷状況を定量的に示す運転データを検出する検出手段
と、該運転データを予め定められたゾーンに分類処理す
る演算手段と、運転データ及び演算処理されたデータを
記憶する手段と、演算処理されたデータを適宜表示する
手段とを設けて、エンジンヒートポンプのメンテナンス
時期及びメンテナンス内容を適切に判断可能に構成した
ことである。
【0006】また、エンジンとエンジン駆動されるコン
プレッサ冷媒回路とにより構成されるエンジンヒートポ
ンプの制御装置において、該エンジンヒートポンプの負
荷状況を定量的に示す運転データを検出する検出手段
と、一定時間毎の運転データの平均値を算出し、算出さ
れた平均値を予め定められたゾーンに分類処理し、各ゾ
ーン毎に対応する運転時間を積算する演算手段と、運転
データ及び演算処理されたデータを記憶する手段と、演
算処理されたデータを適宜表示する手段とを設けて、エ
ンジンヒートポンプのメンテナンス時期及びメンテナン
ス内容を適切に判断可能に構成したことである。
【0007】また、エンジンとエンジン駆動されるコン
プレッサ冷媒回路とにより構成されるエンジンヒートポ
ンプの制御装置において、該エンジンヒートポンプの負
荷状況を定量的に示す運転時間、エンジン回転数、スロ
ットル開度、コンプレッサ吐出圧力、及びコンプレッサ
吐出温度を検出する検出手段と、一定時間毎のエンジン
回転数、スロットル開度、コンプレッサ吐出圧力、及び
コンプレッサ吐出温度の平均値を算出し、これらの算出
された平均値を予め定められたゾーンに分類処理し、各
ゾーン毎に対応する運転時間を積算する演算手段と、運
転データ及び演算処理されたデータを記憶する手段と、
演算処理されたデータを適宜表示する手段とを設けて、
エンジンヒートポンプのメンテナンス時期及びメンテナ
ンス内容を適切に判断可能に構成したことである。
【0008】また、請求項4記載のエンジンヒートポン
プ制御装置において、各ゾーンに積算された運転時間に
対して、各ゾーンに応じた重みを乗じ、全てのゾーンの
重みを乗じた運転時間の合計値を算出し、該合計値と予
め設定された基準値とを比較することで、メンテナンス
時期及びメンテナンス内容を判定する演算手段を設けた
ことである。
【0009】また、エンジンとエンジン駆動されるコン
プレッサ冷媒回路とにより構成されるエンジンヒートポ
ンプの制御装置において、該エンジンヒートポンプの起
動状況を定量的に示す運転データを検出する検出手段
と、該運転データを予め定められたゾーンに分類処理す
る演算手段と、運転データ及び演算処理されたデータを
記憶する手段と、演算処理されたデータを適宜表示する
手段とを設けて、エンジンヒートポンプのメンテナンス
時期及びメンテナンス内容を適切に判断可能に構成した
ことである。
【0010】また、エンジンとエンジン駆動されるコン
プレッサ冷媒回路とにより構成されるエンジンヒートポ
ンプの制御装置において、該エンジンヒートポンプの起
動状況を定量的に示す運転データを検出する検出手段
と、該運転データを予め定められたゾーンに分類処理
し、各ゾーン毎に対応する起動回数を積算する演算手段
と、運転データ及び演算処理されたデータを記憶する手
段と、演算処理されたデータを適宜表示する手段とを設
けて、エンジンヒートポンプのメンテナンス時期及びメ
ンテナンス内容を適切に判断可能に構成したことであ
る。
【0011】また、エンジンとエンジン駆動されるコン
プレッサ冷媒回路とにより構成されるエンジンヒートポ
ンプの制御装置において、該エンジンヒートポンプの起
動状況を定量的に示すスタータモータ通電時間、及び通
電回数を検出する検出手段と、起動時毎のスタータモー
タ通電時間を予め定められたゾーンに分類処理し、各ゾ
ーン毎に対応する通電回数を積算する演算手段と、運転
データ及び演算処理されたデータを記憶する手段と、演
算処理されたデータを適宜表示する手段とを設けて、エ
ンジンヒートポンプのメンテナンス時期及びメンテナン
ス内容を適切に判断可能に構成したことである。
【0012】また、請求項8記載のエンジンヒートポン
プ制御装置において、スタータモータの積算通電時間、
最大通電時間、及び各ゾーンに積算された通電回数と、
予め設定された基準値とを比較することで、メンテナン
ス時期及びメンテナンス内容を判定する演算手段を設け
たことである。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を説明
する。図1は本発明のエンジンヒートポンプ制御装置を
示すブロック図、図2は同じくエンジンヒートポンプ制
御装置を備えたエンジンヒートポンプシステムを示す概
略図、図3はエンジン回転数及びスロットル開度のゾー
ン振り分け方法を示す図、図4はエンジン回転数のゾー
ン振り分けのフローチャートを示す図、図5はスロット
ル開度のゾーン振り分けのフローチャートを示す図、図
6はエンジン回転数及びスロットル開度に関して演算処
理されたデータの記憶装置への記憶内容を示す図、図7
はスタータモータのゾーン振り分けのフローチャートを
示す図、図8はスタータモータに関して演算処理された
データの記憶装置への記憶内容を示す図、図9はコンプ
レッサ吐出圧力及びコンプレッサ吐出温度のゾーン振り
分け方法を示す図、図10はコンプレッサ吐出圧力のゾ
ーン振り分けのフローチャートを示す図、図11はコン
プレッサ吐出温度のゾーン振り分けのフローチャートを
示す図、図12はコンプレッサ吐出圧力のピーク値更新
方法のフローチャートを示す図、図13はコンプレッサ
吐出温度のピーク値更新方法のフローチャートを示す
図、図14はコンプレッサ吐出圧力及びコンプレッサ吐
出温度に関して演算処理されたデータの記憶装置への記
憶内容を示す図、図15はエンジン回転数及びスロット
ル開度に基づくメンテナンス時期判定方法を示す図、図
16はコンプレッサ吐出圧力及びコンプレッサ吐出温度
に基づくメンテナンス時期判定方法を示す図、図17は
スタータモータ通電時間に基づくメンテナンス時期判定
方法のフローチャートを示す図である。
【0014】まず、本発明のエンジンヒートポンプ制御
装置の全体構成について図1、図2により説明する。エ
ンジンと、エンジン駆動されるコンプレッサ冷媒回路と
により構成されるエンジンヒートポンプシステムには、
エンジン回転数を検出する回転センサ11と、コンプレ
ッサの吐出圧力を検出する吐出圧力センサ12と、コン
プレッサの吐出温度を検出する吐出温度センサ13と、
運転時間、スロットル開度、スタータモータ通電時間、
及びスタータモータ通電回数などを検出する各種センサ
とで構成される検出手段1が備えられ、該検出手段1に
よりこれらの運転データを検出し、検出された運転デー
タは入力手段2であるA/Dコンバータ14、及びカウ
ンタ回路15を介して、演算手段3であるマイクロコン
ピュータ16へ入力される。
【0015】該マイクロコンピュータ16においては、
入力された各運転データを演算処理し、予め定められた
ゾーンに該データを振り分けて、記憶手段4である不揮
発性メモリ17へ記憶する。そして、必要に応じてマイ
クロコンピュータ16が、不揮発性メモリ17に記憶し
てある各種データを読出して、該データを、表示手段5
である表示器18により、又は、通信手段6である通信
回路19を介して外部表示手段7である表示装置20に
より表示するように構成している。
【0016】次に、検出手段1により検出された各種デ
ータの、マイクロコンピュータ16による演算処理方
法、及びメンテナンス時期判定方法について説明する。
先ず、エンジン回転数、及びスロットル開度を予め定め
られたゾーンに振り分ける方法について、図3乃至図6
により説明する。検出手段1により検出されたエンジン
回転数、及びスロットル開度の検出値は、一定時間a毎
に、その時間内での平均値が算出される。算出されたエ
ンジン回転数の平均値は、図3、図4に示すように、予
め一定範囲の値毎に区分けされた複数の運転回転数ゾー
ン23a・23b・23c・・・の何れに属するかが判
定され、該当する運転回転数ゾーン23a・23b・2
3c・・・に一定時間aが積算される。例えば、一定時
間a内におけるエンジン回転数の平均値が、運転回転数
ゾーン23aに属すると判定された場合が、12回あっ
たとすると、該運転回転数ゾーン23aの積算時間T
は、T=(一定時間a)×12となる。このようにし
て、各運転回転数ゾーン23a・23b・23cでの運
転時間が積算されていくのである。
【0017】同様に、算出されたスロットル開度の平均
値は、図3、図5に示すように、予め一定範囲の値毎に
区分けされた複数のスロットル開度ゾーン24a・24
b・24c・・・の何れに属するかが判定され、該当す
るスロットル開度ゾーン24a・24b・24c・・・
に一定時間aが積算されて、各スロットル開度ゾーン2
4a・24b・24cでの運転時間が積算されていくの
である。そして、図6に示すように、検出手段1により
検出されて演算処理された、エンジンの積算運転時間2
1、クランク軸またはカム軸の積算回転数22、各運転
回転数ゾーン23a・23b・・・ごとの積算運転時間
23、及び各スロットル開度ゾーン24a・24b・・
・毎の積算運転時間24が、前記不揮発性メモリ17へ
記憶される。
【0018】次に、スタータモータ通電時間を予め定め
られたゾーンに振り分ける方法について、図7、図8に
より説明する。検出手段1により検出されたスタータモ
ータ通電時間は、毎回の起動毎に、予め一定範囲の値毎
に区分けされた複数の通電時間ゾーン29a・29b・
29c・・・の何れに属するかが判定され、該当する通
電時間ゾーン29a・29b・29c・・・に通電回数
が積算される。
【0019】例えば、通電時間ゾーン29aに該当する
スタータモータ通電時間を0秒〜5秒、通電時間ゾーン
29bに該当するスタータモータ通電時間を5秒〜10
秒、通電時間ゾーン29cに該当するスタータモータ通
電時間を10秒以上に設定し、スタータモータ通電時間
が5秒〜10秒の範囲であった起動回数が、6回あった
とすれば、通電時間ゾーン29bの積算通電回数は、6
回となる。このようにして、各通電時間ゾーン29a・
29b・29cでの起動回数が積算されていくのであ
る。そして、図8に示すように、検出手段1により検出
されて演算処理された、スタータモータの積算通電回数
25、スタータモータの積算通電時間26、スタータモ
ータの最大通電時間27、エンジン起動回数28、及び
各通電時間ゾーン29a・29b・29c毎の積算通電
回数29が、不揮発性メモリ17へ記憶される。
【0020】次に、コンプレッサ吐出圧力、及びコンプ
レッサ吐出温度を予め定められたゾーンに振り分ける方
法について、図9乃至図14により説明する。検出手段
1により検出されたコンプレッサ吐出圧力、及びコンプ
レッサ吐出温度の検出値は、一定時間b毎に、その時間
内での平均値が算出される。算出されたコンプレッサ吐
出圧力の平均値は、図9、図10に示すように、予め一
定範囲の値毎に区分けされた複数の吐出圧力ゾーン33
a・33b・33c・・・の何れに属するかが判定さ
れ、該当する吐出圧力ゾーン33a・33b・33c・
・・に一定時間bが積算される。例えば、コンプレッサ
吐出圧力の平均値が吐出圧力ゾーン33aに属すると判
定された場合が、12回あったとすると、該吐出圧力ゾ
ーン33aの積算時間T’は、T’=(一定時間b)×
12となる。このようにして、各吐出圧力ゾーン33a
・33b・33cでの運転時間が積算されていくのであ
る。
【0021】同様に、算出されたコンプレッサ吐出温度
の平均値は、図9、図11に示すように、予め一定範囲
の値毎に区分けされた複数の吐出温度ゾーン34a・3
4b・34c・・・の何れに属するかが判定され、該当
する吐出温度ゾーン34a・34b・34c・・・に一
定時間bが積算されて、各吐出温度ゾーン34a・34
b・34cでの運転時間が積算されていくのである。
【0022】また、コンプレッサ吐出圧力のピーク値、
及びコンプレッサ吐出温度のピーク値が検出手段1によ
り検出されて揮発性メモリ17に記憶され、図12、図
13に示すように、現在記憶されているそれぞれのピー
ク値よりも高い値が検出されると、随時揮発性メモリ1
7による記憶値が更新されるように構成している。そし
て、図14に示すように、検出手段1により検出されて
演算処理された、コンプレッサ吐出圧力のピーク値3
1、コンプレッサ吐出温度のピーク値32、各吐出圧力
ゾーン33a・33b・・・毎の積算運転時間33、及
び各吐出温度ゾーン34a・34b・・・毎の積算運転
時間34が、前記不揮発性メモリ17へ記憶される。
【0023】以上のように、検出され、演算処理されて
記憶されたデータに基づいて、メンテナンス時期が判定
される。エンジン回転数による場合は、図15に示すよ
うに、不揮発性メモリ17に記憶された、各運転回転数
ゾーン23a・23b・23c・・・における積算時間
23a’・23b’・23c’・・・に対して、それぞ
れに対応した重み付けの係数36a・36b・36c・
・・を乗じて、これらの係数を乗じた積算時間の全ての
和と、予め設定された基準値とを比較して、図15に示
す判定式によりメンテナンス時期を判定する。そして、
必要に応じて表示手段5である表示器18により、又
は、通信手段6である通信回路19を介して外部表示手
段7である表示装置20により判定結果を表示する。
【0024】ここで、それぞれの重み付けの係数36a
・36b・36c・・・は、前記各ゾーン23a・23
b・23c・・・にかかる、運転回転数といった負荷に
対応した値となっている。通常、メンテナンス時期の判
定を行なう場合は、例えば、100%負荷の運転で50
0時間、といったように、ある負荷範囲で運転したとき
に、何時間までならメンテナンスが不要であるいう基準
があり、この基準を基に判定を行なうのである。従っ
て、ゾーン分類されたデータを用いて判定を行なうため
には、ゾーン分類されたデータを基準ゾーンでの値に換
算して、合計時間を算出する必要がある。このため、重
み付けの係数36a・36b・36c・・・として、各
ゾーン毎の基準ゾーンへの換算係数を設定するのであ
る。
【0025】例えば、運転回転数ゾーン23a・23b
・23cが3ゾーンに区分されていて、これらの積算時
間23a’が200で、積算時間23b’が300で、
積算時間23c’が100であって、運転回転数ゾーン
23bを基準ゾーンとする。そして、運転回転数ゾーン
23aに対応する重み付けの係数36aを0.5、運転
回転数ゾーン23bに対応する重み付けの係数36bを
1.0、運転回転数ゾーン23cに対応する重み付けの
係数36cを1.5と設定して、運転回転数ゾーン23
bを基準ゾーンとした場合の基準値が500であった場
合には、0.5×200+1.0×300+1.5×1
00>500となって、メンテナンスが必要な時期であ
ると判定がなされる。即ち、基準ゾーンである運転回転
数ゾーン23bへの換算値の合計が、運転回転数ゾーン
23bを基準ゾーンとした場合の基準値よりも大きくな
ったために、メンテナンスが必要であると判断されたの
である。
【0026】また、スロットル開度による場合も同様
に、不揮発性メモリ17に記憶された、各スロットル開
度ゾーン24a・24b・24c・・・における積算時
間24a’・24b’・24c’・・・に対して、それ
ぞれに対応した重み付けの係数37a・37b・37c
・・・を乗じて、これらの係数を乗じた積算時間の全て
の和と、予め設定された基準値とを比較して、図15に
示す判定式によりメンテナンス時期を判定する。そし
て、必要に応じて表示手段5である表示器18により、
又は、通信手段6である通信回路19を介して外部表示
手段7である表示装置20により判定結果を表示する。
ここで、それぞれの重み付けの係数37a・37b・3
7c・・・は、前記各ゾーン24a・24b・24c・
・・にかかる、スロットル開度といった負荷に対応した
値となっている。
【0027】コンプレッサ吐出圧力による場合は、図1
6に示すように、不揮発性メモリ17に記憶された、各
吐出圧力ゾーン33a・33b・33c・・・における
積算時間33a’・33b’・33c’・・・に対し
て、それぞれに対応した重み付けの係数38a・38b
・38c・・・を乗じて、これらの係数を乗じた積算時
間の全ての和と、予め設定された基準値とを比較して、
図16に示す判定式によりメンテナンス時期を判定す
る。そして、必要に応じて表示手段5である表示器18
により、又は、通信手段6である通信回路19を介して
外部表示手段7である表示装置20により判定結果を表
示する。ここで、それぞれの重み付けの係数38a・3
8b・38c・・・は、前記各ゾーン33a・33b・
33c・・・にかかる、コンプレッサ吐出圧力といった
負荷に対応した値となっている。
【0028】また、コンプレッサ吐出温度による場合も
同様に、不揮発性メモリ17に記憶された、各吐出温度
ゾーン34a・34b・34c・・・における積算時間
34a’・34b’・34c’・・・に対して、それぞ
れに対応した重み付けの係数39a・39b・39c・
・・を乗じて、これらの係数を乗じた積算時間の全ての
和と、予め設定された基準値とを比較して、図16に示
す判定式によりメンテナンス時期を判定する。そして、
必要に応じて表示手段5である表示器18により、又
は、通信手段6である通信回路19を介して外部表示手
段7である表示装置20により判定結果を表示する。こ
こで、それぞれの重み付けの係数39a・39b・39
c・・・は、前記各ゾーン34a・34b・34c・・
・にかかる、コンプレッサ吐出温度といった負荷に対応
した値となっている。
【0029】そして、図17においては、スタータモー
タ通電時間によるメンテナンス時期の判定方法を示して
いる。即ち、前記不揮発性メモリ17に記憶された、ス
タータモータの積算通電時間26が予め設定された基準
値と比較して大きくなった場合、スタータモータの最大
通電時間27が予め設定された基準値と比較して大きく
なった場合、及び各通電時間ゾーン29a・29b・2
9c毎の積算通電回数29が予め設定された基準値と比
較して大きくなった場合に、メンテナンス時期であると
判定し、この判定結果を必要に応じて表示手段5である
表示器18により、又は、通信手段6である通信回路1
9を介して外部表示手段7である表示装置20により表
示する。
【0030】以上の如く、エンジンと、エンジン駆動さ
れるコンプレッサ冷媒回路とにより構成されるエンジン
ヒートポンプ制御装置において、エンジン回転数、スロ
ットル開度、コンプレッサ吐出圧力、及びコンプレッサ
吐出温度といった、負荷状況を定量的に示すデータを得
ることにより、エンジンオイル、点火プラグ、エンジン
吸排気バルブのタペット隙間、及びコンプレッサ冷媒回
路などのメンテナンス時期を判定することができる。
【0031】また、スタータモータ通電時間、及びスタ
ータモータ通電回数を定量的に示すデータを得ることに
より、負荷状況とは別に、磨耗するスタータモータのメ
ンテナンス時期を判定することができる。この場合、ス
タータモータが正常に動作していれば、スタータ電源回
路の異常を発見することにも利用することができる。
【0032】このように、エンジンヒートポンプ個々の
使用状況を定量的に把握することで、メンテナンス時
期、及びメンテナンス内容を適切に判定することがで
き、過剰にメンテナンスを行なうことなく、エンジンヒ
ートポンプシステムを円滑に運用しながら、耐久性や信
頼性の向上を図ることができるのである。
【0033】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、請求項1記載の如
く、エンジンヒートポンプの使用状況を定量的に示す運
転データを検出する検出手段と、該運転データを演算処
理する手段と、運転データ及び演算処理されたデータを
記憶する手段と、演算処理されたデータを適宜表示する
手段とを設けて、エンジンヒートポンプのメンテナンス
時期及びメンテナンス内容を適切に判断したので、該エ
ンジンヒートポンプの個々の使用状況を定量的に把握す
ることができ、メンテナンス時期、及びメンテナンス内
容を適切に判定することができた。これにより、過剰に
メンテナンスを行なうことなく、エンジンヒートポンプ
システムを円滑に運用しながら、耐久性や信頼性の向上
を図ることができた。
【0034】さらに、請求項2記載の如く、エンジンヒ
ートポンプの負荷状況を定量的に示す運転データを検出
する検出手段と、該運転データを予め定められたゾーン
に分類処理する演算手段と、運転データ及び演算処理さ
れたデータを記憶する手段と、演算処理されたデータを
適宜表示する手段とを設けて、エンジンヒートポンプの
メンテナンス時期及びメンテナンス内容を適切に判断可
能に構成したので、該エンジンヒートポンプの個々の負
荷状況を定量的に把握することができ、メンテナンス時
期、及びメンテナンス内容を適切に判定することができ
た。これにより、過剰にメンテナンスを行なうことな
く、エンジンヒートポンプシステムを円滑に運用しなが
ら、耐久性や信頼性の向上を図ることができた。
【0035】さらに、請求項3記載の如く、エンジンヒ
ートポンプの負荷状況を定量的に示す運転データを検出
する検出手段と、一定時間毎の運転データの平均値を算
出し、算出された平均値を予め定められたゾーンに分類
処理し、各ゾーン毎に対応する運転時間を積算する演算
手段と、運転データ及び演算処理されたデータを記憶す
る手段と、演算処理されたデータを適宜表示する手段と
を設けて、エンジンヒートポンプのメンテナンス時期及
びメンテナンス内容を適切に判断可能に構成したので、
該エンジンヒートポンプの個々の負荷状況を定量的に把
握することができ、メンテナンス時期、及びメンテナン
ス内容を適切に判定することができた。これにより、過
剰にメンテナンスを行なうことなく、エンジンヒートポ
ンプシステムを円滑に運用しながら、耐久性や信頼性の
向上を図ることができた。
【0036】さらに、請求項4記載の如く、エンジンヒ
ートポンプの負荷状況を定量的に示す運転時間、エンジ
ン回転数、スロットル開度、コンプレッサ吐出圧力、及
びコンプレッサ吐出温度を検出する検出手段と、一定時
間毎のエンジン回転数、スロットル開度、コンプレッサ
吐出圧力、及びコンプレッサ吐出温度の平均値を算出
し、これらの算出された平均値を予め定められたゾーン
に分類処理し、各ゾーン毎に対応する運転時間を積算す
る演算手段と、運転データ及び演算処理されたデータを
記憶する手段と、演算処理されたデータを適宜表示する
手段とを設けて、エンジンヒートポンプのメンテナンス
時期及びメンテナンス内容を適切に判断可能に構成した
ので、該エンジンヒートポンプの個々の負荷状況を定量
的に把握することができ、エンジンオイル、点火プラ
グ、エンジン吸排気バルブのタペット隙間、及びコンプ
レッサ冷媒回路の交換や調整といった、メンテナンスの
時期、及び内容を適切に判定することができた。これに
より、過剰にメンテナンスを行なうことなく、エンジン
ヒートポンプシステムを円滑に運用しながら、耐久性や
信頼性の向上を図ることができた。
【0037】さらに、請求項5記載の如く、前記エンジ
ンヒートポンプ制御装置に、各ゾーンに積算された運転
時間に対して、各ゾーンに応じた重みを乗じ、全てのゾ
ーンの重みを乗じた運転時間の合計値を算出し、該合計
値と予め設定された基準値とを比較することで、メンテ
ナンス時期及びメンテナンス内容を判定する演算手段を
設けたので、該エンジンヒートポンプの個々の負荷状況
を定量的に把握することができ、エンジンオイル、点火
プラグ、エンジン吸排気バルブのタペット隙間、及びコ
ンプレッサ冷媒回路の交換や調整といった、メンテナン
スの時期、及び内容を適切に判定することができた。こ
れにより、過剰にメンテナンスを行なうことなく、エン
ジンヒートポンプシステムを円滑に運用しながら、耐久
性や信頼性の向上を図ることができた。
【0038】さらに、請求項6記載の如く、エンジンヒ
ートポンプの起動状況を定量的に示す運転データを検出
する検出手段と、該運転データを予め定められたゾーン
に分類処理する演算手段と、運転データ及び演算処理さ
れたデータを記憶する手段と、演算処理されたデータを
適宜表示する手段とを設けて、エンジンヒートポンプの
メンテナンス時期及びメンテナンス内容を適切に判断可
能に構成したので、該エンジンヒートポンプの起動状況
を定量的に把握することができ、メンテナンス時期、及
びメンテナンス内容を適切に判定することができた。こ
れにより、過剰にメンテナンスを行なうことなく、エン
ジンヒートポンプシステムを円滑に運用しながら、耐久
性や信頼性の向上を図ることができた。
【0039】さらに、請求項7記載の如く、エンジンヒ
ートポンプの起動状況を定量的に示す運転データを検出
する検出手段と、該運転データを予め定められたゾーン
に分類処理し、各ゾーン毎に対応する起動回数を積算す
る演算手段と、運転データ及び演算処理されたデータを
記憶する手段と、演算処理されたデータを適宜表示する
手段とを設けて、エンジンヒートポンプのメンテナンス
時期及びメンテナンス内容を適切に判断可能に構成した
ので、該エンジンヒートポンプの起動状況を定量的に把
握することができ、メンテナンス時期、及びメンテナン
ス内容を適切に判定することができた。これにより、過
剰にメンテナンスを行なうことなく、エンジンヒートポ
ンプシステムを円滑に運用しながら、耐久性や信頼性の
向上を図ることができた。
【0040】さらに、請求項8記載の如く、エンジンヒ
ートポンプの起動状況を定量的に示すスタータモータ通
電時間、及び通電回数を検出する検出手段と、起動時毎
のスタータモータ通電時間を予め定められたゾーンに分
類処理し、各ゾーン毎に対応する通電回数を積算する演
算手段と、運転データ及び演算処理されたデータを記憶
する手段と、演算処理されたデータを適宜表示する手段
とを設けて、エンジンヒートポンプのメンテナンス時期
及びメンテナンス内容を適切に判断可能に構成したの
で、該エンジンヒートポンプの起動状況を定量的に把握
することができ、負荷状況とは別に、スタータモータの
メンテナンス時期、及びメンテナンス内容を適切に判定
することができた。これにより、過剰にメンテナンスを
行なうことなく、エンジンヒートポンプシステムを円滑
に運用しながら、耐久性や信頼性の向上を図ることがで
きた。
【0041】さらに、請求項9記載の如く、前記エンジ
ンヒートポンプ制御装置に、スタータモータの積算通電
時間、最大通電時間、及び各ゾーンに積算された通電回
数と、予め設定された基準値とを比較することで、メン
テナンス時期及びメンテナンス内容を判定する演算手段
を設けたので、該エンジンヒートポンプの起動状況を定
量的に把握することができ、負荷状況とは別に、スター
タモータのメンテナンス時期、及びメンテナンス内容を
適切に判定することができた。これにより、過剰にメン
テナンスを行なうことなく、エンジンヒートポンプシス
テムを円滑に運用しながら、耐久性や信頼性の向上を図
ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエンジンヒートポンプ制御装置を示す
ブロック図である。
【図2】同じくエンジンヒートポンプ制御装置を備えた
エンジンヒートポンプシステムを示す概略図である。
【図3】エンジン回転数及びスロットル開度のゾーン振
り分け方法を示す図である。
【図4】エンジン回転数のゾーン振り分けのフローチャ
ートを示す図である。
【図5】スロットル開度のゾーン振り分けのフローチャ
ートを示す図である。
【図6】エンジン回転数及びスロットル開度に関して演
算処理されたデータの記憶装置への記憶内容を示す図で
ある。
【図7】スタータモータのゾーン振り分けのフローチャ
ートを示す図である。
【図8】スタータモータに関して演算処理されたデータ
の記憶装置への記憶内容を示す図である。
【図9】コンプレッサ吐出圧力及びコンプレッサ吐出温
度のゾーン振り分け方法を示す図である。
【図10】コンプレッサ吐出圧力のゾーン振り分けのフ
ローチャートを示す図である。
【図11】コンプレッサ吐出温度のゾーン振り分けのフ
ローチャートを示す図である。
【図12】コンプレッサ吐出圧力のピーク値更新方法の
フローチャートを示す図である。
【図13】コンプレッサ吐出温度のピーク値更新方法の
フローチャートを示す図である。
【図14】コンプレッサ吐出圧力及びコンプレッサ吐出
温度に関して演算処理されたデータの記憶装置への記憶
内容を示す図である。
【図15】エンジン回転数及びスロットル開度に基づく
メンテナンス時期判定方法を示す図である。
【図16】コンプレッサ吐出圧力及びコンプレッサ吐出
温度に基づくメンテナンス時期判定方法を示す図であ
る。
【図17】スタータモータ通電時間に基づくメンテナン
ス時期判定方法のフローチャートを示す図である。
【符号の説明】
a 一定時間 1 検出手段 2 入力手段 3 演算手段 4 記憶手段 5 表示手段 6 通信手段 7 外部表示手段 23a・23b・23c 運転回転数ゾーン

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンとエンジン駆動されるコンプレ
    ッサ冷媒回路とにより構成されるエンジンヒートポンプ
    の制御方法において、該エンジンヒートポンプの使用状
    況を定量的に示す運転データを検出する検出手段と、該
    運転データを演算処理する手段と、運転データ及び演算
    処理されたデータを記憶する手段と、演算処理されたデ
    ータを適宜表示する手段とを設けて、エンジンヒートポ
    ンプのメンテナンス時期及びメンテナンス内容を適切に
    判断することを特徴とするエンジンヒートポンプ制御方
    法。
  2. 【請求項2】 エンジンとエンジン駆動されるコンプレ
    ッサ冷媒回路とにより構成されるエンジンヒートポンプ
    の制御装置において、該エンジンヒートポンプの負荷状
    況を定量的に示す運転データを検出する検出手段と、該
    運転データを予め定められたゾーンに分類処理する演算
    手段と、運転データ及び演算処理されたデータを記憶す
    る手段と、演算処理されたデータを適宜表示する手段と
    を設けて、エンジンヒートポンプのメンテナンス時期及
    びメンテナンス内容を適切に判断可能に構成したことを
    特徴とするエンジンヒートポンプ制御装置。
  3. 【請求項3】 エンジンとエンジン駆動されるコンプレ
    ッサ冷媒回路とにより構成されるエンジンヒートポンプ
    の制御装置において、該エンジンヒートポンプの負荷状
    況を定量的に示す運転データを検出する検出手段と、一
    定時間毎の運転データの平均値を算出し、算出された平
    均値を予め定められたゾーンに分類処理し、各ゾーン毎
    に対応する運転時間を積算する演算手段と、運転データ
    及び演算処理されたデータを記憶する手段と、演算処理
    されたデータを適宜表示する手段とを設けて、エンジン
    ヒートポンプのメンテナンス時期及びメンテナンス内容
    を適切に判断可能に構成したことを特徴とするエンジン
    ヒートポンプ制御装置。
  4. 【請求項4】 エンジンとエンジン駆動されるコンプレ
    ッサ冷媒回路とにより構成されるエンジンヒートポンプ
    の制御装置において、該エンジンヒートポンプの負荷状
    況を定量的に示す運転時間、エンジン回転数、スロット
    ル開度、コンプレッサ吐出圧力、及びコンプレッサ吐出
    温度を検出する検出手段と、一定時間毎のエンジン回転
    数、スロットル開度、コンプレッサ吐出圧力、及びコン
    プレッサ吐出温度の平均値を算出し、これらの算出され
    た平均値を予め定められたゾーンに分類処理し、各ゾー
    ン毎に対応する運転時間を積算する演算手段と、運転デ
    ータ及び演算処理されたデータを記憶する手段と、演算
    処理されたデータを適宜表示する手段とを設けて、エン
    ジンヒートポンプのメンテナンス時期及びメンテナンス
    内容を適切に判断可能に構成したことを特徴とするエン
    ジンヒートポンプ制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のエンジンヒートポンプ制
    御装置において、各ゾーンに積算された運転時間に対し
    て、各ゾーンに応じた重みを乗じ、全てのゾーンの重み
    を乗じた運転時間の合計値を算出し、該合計値と予め設
    定された基準値とを比較することで、メンテナンス時期
    及びメンテナンス内容を判定する演算手段を設けたこと
    を特徴とするエンジンヒートポンプ制御装置。
  6. 【請求項6】 エンジンとエンジン駆動されるコンプレ
    ッサ冷媒回路とにより構成されるエンジンヒートポンプ
    の制御装置において、該エンジンヒートポンプの起動状
    況を定量的に示す運転データを検出する検出手段と、該
    運転データを予め定められたゾーンに分類処理する演算
    手段と、運転データ及び演算処理されたデータを記憶す
    る手段と、演算処理されたデータを適宜表示する手段と
    を設けて、エンジンヒートポンプのメンテナンス時期及
    びメンテナンス内容を適切に判断可能に構成したことを
    特徴とするエンジンヒートポンプ制御装置。
  7. 【請求項7】 エンジンとエンジン駆動されるコンプレ
    ッサ冷媒回路とにより構成されるエンジンヒートポンプ
    の制御装置において、該エンジンヒートポンプの起動状
    況を定量的に示す運転データを検出する検出手段と、該
    運転データを予め定められたゾーンに分類処理し、各ゾ
    ーン毎に対応する起動回数を積算する演算手段と、運転
    データ及び演算処理されたデータを記憶する手段と、演
    算処理されたデータを適宜表示する手段とを設けて、エ
    ンジンヒートポンプのメンテナンス時期及びメンテナン
    ス内容を適切に判断可能に構成したことを特徴とするエ
    ンジンヒートポンプ制御装置。
  8. 【請求項8】 エンジンとエンジン駆動されるコンプレ
    ッサ冷媒回路とにより構成されるエンジンヒートポンプ
    の制御装置において、該エンジンヒートポンプの起動状
    況を定量的に示すスタータモータ通電時間、及び通電回
    数を検出する検出手段と、起動時毎のスタータモータ通
    電時間を予め定められたゾーンに分類処理し、各ゾーン
    毎に対応する通電回数を積算する演算手段と、運転デー
    タ及び演算処理されたデータを記憶する手段と、演算処
    理されたデータを適宜表示する手段とを設けて、エンジ
    ンヒートポンプのメンテナンス時期及びメンテナンス内
    容を適切に判断可能に構成したことを特徴とするエンジ
    ンヒートポンプ制御装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のエンジンヒートポンプ制
    御装置において、スタータモータの積算通電時間、最大
    通電時間、及び各ゾーンに積算された通電回数と、予め
    設定された基準値とを比較することで、メンテナンス時
    期及びメンテナンス内容を判定する演算手段を設けたこ
    とを特徴とするエンジンヒートポンプ制御装置。
JP20052997A 1997-07-25 1997-07-25 エンジンヒートポンプ制御方法及び装置 Pending JPH1144221A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017089907A (ja) * 2015-11-02 2017-05-25 三菱重工業株式会社 室内機、室外機、空気調和機、判定方法及びプログラム
JP2021053637A (ja) * 2019-09-25 2021-04-08 株式会社アート電子 浄化槽用ブロワー、ポンプ及び水質センサーの保守・点検システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017089907A (ja) * 2015-11-02 2017-05-25 三菱重工業株式会社 室内機、室外機、空気調和機、判定方法及びプログラム
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