JPH1143628A - 水性顔料組成物 - Google Patents
水性顔料組成物Info
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- JPH1143628A JPH1143628A JP21709197A JP21709197A JPH1143628A JP H1143628 A JPH1143628 A JP H1143628A JP 21709197 A JP21709197 A JP 21709197A JP 21709197 A JP21709197 A JP 21709197A JP H1143628 A JPH1143628 A JP H1143628A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 長期間保管しても、防黴性、防腐性が低下せ
ず、顔料の分散も良好で、顔料の凝集といったものが発
生しない水性顔料組成物を提供すること。 【解決手段】 顔料と、樹脂と、湿潤剤と、1,2−ベ
ンゾイソチアゾリン3−オン及び2−ピリジンチオール
−1−オキサイド・ナトリウム塩とを少なくとも含む水
性顔料組成物。
ず、顔料の分散も良好で、顔料の凝集といったものが発
生しない水性顔料組成物を提供すること。 【解決手段】 顔料と、樹脂と、湿潤剤と、1,2−ベ
ンゾイソチアゾリン3−オン及び2−ピリジンチオール
−1−オキサイド・ナトリウム塩とを少なくとも含む水
性顔料組成物。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主溶剤として水を
用いた水性顔料組成物に関する。
用いた水性顔料組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、水性顔料組成物は、顔料と、樹脂
と、湿潤剤とを少なくとも含み、ポスターカラー、水彩
絵の具、アクリル絵の具、顔料インキ等に用いている。
と、湿潤剤とを少なくとも含み、ポスターカラー、水彩
絵の具、アクリル絵の具、顔料インキ等に用いている。
【0003】ところで、水性顔料組成物は、経時的に黴
が発生したり、腐敗菌が繁殖したりする欠点を有してい
るので、抗菌性物質即ち防黴剤、防腐剤の使用が不可欠
である。しかしながら、公知の防黴剤、防腐剤の内、4
−(2−ニトロブチル)モルホリン、モルホリン及びイ
ミダゾリン系化合物は、水性顔料組成物に添加した場
合、顔料に吸着して、防黴効果、防腐効果が低下して黴
が発生したり、腐敗菌が繁殖したりするなどの問題が有
った。そこで、水性顔料組成物に用いる防黴剤、防腐剤
としては、顔料に吸着しないものを選択する必要があ
り、多くの場合、1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−
オンを用いていた。
が発生したり、腐敗菌が繁殖したりする欠点を有してい
るので、抗菌性物質即ち防黴剤、防腐剤の使用が不可欠
である。しかしながら、公知の防黴剤、防腐剤の内、4
−(2−ニトロブチル)モルホリン、モルホリン及びイ
ミダゾリン系化合物は、水性顔料組成物に添加した場
合、顔料に吸着して、防黴効果、防腐効果が低下して黴
が発生したり、腐敗菌が繁殖したりするなどの問題が有
った。そこで、水性顔料組成物に用いる防黴剤、防腐剤
としては、顔料に吸着しないものを選択する必要があ
り、多くの場合、1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−
オンを用いていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、商品
の安全性に関する意識が高まり、絵の具などに使用する
水性顔料組成物は、使用する物質や、その添加量に対し
て規制を受けることが多くなってきている。上記1,2
−ベンゾイソチアゾリンについても、添加量について規
制を受ける場合がある。具体的には、米国画材・工芸材
料協会(以下、ACMIと略す)による添加量に対する
規制が挙げられる。従って、1,2−ベンゾイソチアゾ
リンを水性顔料組成物に多く用いることは好ましくな
い。しかし、水性顔料組成物において、黴が発生した
り、腐敗菌が発生したりしないことは、必須の品質特性
である為、安全性が高く、且つ、防黴効果及び防腐効果
の高い防黴剤、防腐剤が求められていた。しかも、顔料
に吸着しない防黴剤、防腐剤である2−ピリジンチオー
ル−1−オキサイド・ナトリウム塩やクロロアセトアマ
イドを用いた場合、2−ピリジンチオール−1−オキサ
イド・ナトリウム塩は、使用する顔料の種類により防黴
性・防黴性の効果が得られない、また、クロロアセトア
マイドは、経時的に水性顔料組成物が凝集してしまうと
いう問題を有している。本発明は、これらの状況に基づ
き、長期間保管しても、防黴性、防腐性が低下せず、顔
料の分散も良好で、顔料の凝集といったものが発生しな
い水性顔料組成物を提供することを課題とする。
の安全性に関する意識が高まり、絵の具などに使用する
水性顔料組成物は、使用する物質や、その添加量に対し
て規制を受けることが多くなってきている。上記1,2
−ベンゾイソチアゾリンについても、添加量について規
制を受ける場合がある。具体的には、米国画材・工芸材
料協会(以下、ACMIと略す)による添加量に対する
規制が挙げられる。従って、1,2−ベンゾイソチアゾ
リンを水性顔料組成物に多く用いることは好ましくな
い。しかし、水性顔料組成物において、黴が発生した
り、腐敗菌が発生したりしないことは、必須の品質特性
である為、安全性が高く、且つ、防黴効果及び防腐効果
の高い防黴剤、防腐剤が求められていた。しかも、顔料
に吸着しない防黴剤、防腐剤である2−ピリジンチオー
ル−1−オキサイド・ナトリウム塩やクロロアセトアマ
イドを用いた場合、2−ピリジンチオール−1−オキサ
イド・ナトリウム塩は、使用する顔料の種類により防黴
性・防黴性の効果が得られない、また、クロロアセトア
マイドは、経時的に水性顔料組成物が凝集してしまうと
いう問題を有している。本発明は、これらの状況に基づ
き、長期間保管しても、防黴性、防腐性が低下せず、顔
料の分散も良好で、顔料の凝集といったものが発生しな
い水性顔料組成物を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、顔料と、樹脂
と、湿潤剤と、1,2−ベンゾイソチアゾリン3−オン
及び2−ピリジンチオール−1−オキサイド・ナトリウ
ム塩とを少なくとも含む水性顔料組成物を要旨とする。
と、湿潤剤と、1,2−ベンゾイソチアゾリン3−オン
及び2−ピリジンチオール−1−オキサイド・ナトリウ
ム塩とを少なくとも含む水性顔料組成物を要旨とする。
【0006】以下に本発明の水性顔料組成物について、
更に詳細に説明する。顔料は、着色材として使用するも
のである。従来公知の有機顔料、無機顔料及び金属粉顔
料や、染料や顔料を樹脂粉体と組み合わせた着色加工粉
体及び蛍光顔料などの中から、適宣選択して用いること
ができる。特に顔料を分散剤で分散させた加工顔料は、
分散性、経時安定性、作業性及び水性顔料組成物中に他
の分散剤を配合しなくとも良いなどの面から好ましく用
いることができる。顔料の使用量は、顔料の種類や他の
成分により異なるものの、水性顔料組成物全量に対して
1〜20重量%、好ましくは2〜10重量%である。
更に詳細に説明する。顔料は、着色材として使用するも
のである。従来公知の有機顔料、無機顔料及び金属粉顔
料や、染料や顔料を樹脂粉体と組み合わせた着色加工粉
体及び蛍光顔料などの中から、適宣選択して用いること
ができる。特に顔料を分散剤で分散させた加工顔料は、
分散性、経時安定性、作業性及び水性顔料組成物中に他
の分散剤を配合しなくとも良いなどの面から好ましく用
いることができる。顔料の使用量は、顔料の種類や他の
成分により異なるものの、水性顔料組成物全量に対して
1〜20重量%、好ましくは2〜10重量%である。
【0007】樹脂は、定着剤及び展色剤として用いるも
のである。本発明の水性顔料組成物による筆跡または塗
布跡に皮膜形成能を与え、被筆記面や被塗布面への付着
性を付与したり、水性顔料組成物に粘性を付与したり、
顔料の分散安定性を付与したりするといった目的で使用
する。水に可溶または分散するものであれば使用可能で
あり、水溶性高分子や水性樹脂エマルションを用いるこ
とが出来る。具体的には、膠、アラビアゴム、デキスト
リン等の天然水溶性高分子やポリビニルアルコール、ア
クリル系樹脂などの合成水溶性高分子や、アクリル系エ
マルション、酢ビ系エマルション、塩ビ−酢ビ系エマル
ション等の水性樹脂エマルションが使用でき、その使用
量は水性顔料組成物全量に対して1〜20重量%が好ま
しい。
のである。本発明の水性顔料組成物による筆跡または塗
布跡に皮膜形成能を与え、被筆記面や被塗布面への付着
性を付与したり、水性顔料組成物に粘性を付与したり、
顔料の分散安定性を付与したりするといった目的で使用
する。水に可溶または分散するものであれば使用可能で
あり、水溶性高分子や水性樹脂エマルションを用いるこ
とが出来る。具体的には、膠、アラビアゴム、デキスト
リン等の天然水溶性高分子やポリビニルアルコール、ア
クリル系樹脂などの合成水溶性高分子や、アクリル系エ
マルション、酢ビ系エマルション、塩ビ−酢ビ系エマル
ション等の水性樹脂エマルションが使用でき、その使用
量は水性顔料組成物全量に対して1〜20重量%が好ま
しい。
【0008】湿潤剤は、凍結防止剤、再溶解性向上剤、
乾燥遅乾剤などとして使用するものであって、グリセリ
ン、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジプ
ロピレングリコール、ソルビトール等が挙げられる。
乾燥遅乾剤などとして使用するものであって、グリセリ
ン、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジプ
ロピレングリコール、ソルビトール等が挙げられる。
【0009】1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オン
及び2−ピリジンチオール−1−オキサイド・ナトリウ
ム塩は、防黴剤、防腐剤として用いるものである。これ
らの物質は、水性顔料組成物に併用して用いることによ
って、充分な防黴性、防腐性を示し、且つ、水性顔料組
成物中の顔料に吸着されず、顔料を凝集させないもので
ある。1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オンの具体
例としては、プロクセルGXL(ゼネカ(株)製)、サ
ンアイバックAP(三愛石油(株)製)、トップサイド
600((株)パーマケム・アジア製)などが挙げられ
る。2−ピリジンチオール−1−オキサイド・ナトリウ
ム塩の具体例としては、トップサイド280((株)パ
ーマケム・アジア製)、サンアイバックソジウムオマジ
ン(三愛石油(株)製)、オマジン2(日本オーリン
(株)製)などが挙げられる。1,2−ベンゾイソチア
ゾリン−3−オンの使用量は、水性顔料組成物全量に対
して、0.01〜0.05重量%が好ましく、2−ピリ
ジンチオール−1−オキサイド・ナトリウム塩の使用量
は、水性顔料組成物全量に対して、0.01〜0.04
重量%が好ましい。そして、これらの物質を併用しての
使用量は、水性顔料組成物全量に対して、0.01〜
0.09重量%が好ましい。この使用量は、ACMIの
規制値範囲内の使用量であり、即ち、本発明の水性顔料
組成物は、ACMIの規制値範囲内の使用量で良好な防
黴性、防腐性の効果を示す。
及び2−ピリジンチオール−1−オキサイド・ナトリウ
ム塩は、防黴剤、防腐剤として用いるものである。これ
らの物質は、水性顔料組成物に併用して用いることによ
って、充分な防黴性、防腐性を示し、且つ、水性顔料組
成物中の顔料に吸着されず、顔料を凝集させないもので
ある。1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オンの具体
例としては、プロクセルGXL(ゼネカ(株)製)、サ
ンアイバックAP(三愛石油(株)製)、トップサイド
600((株)パーマケム・アジア製)などが挙げられ
る。2−ピリジンチオール−1−オキサイド・ナトリウ
ム塩の具体例としては、トップサイド280((株)パ
ーマケム・アジア製)、サンアイバックソジウムオマジ
ン(三愛石油(株)製)、オマジン2(日本オーリン
(株)製)などが挙げられる。1,2−ベンゾイソチア
ゾリン−3−オンの使用量は、水性顔料組成物全量に対
して、0.01〜0.05重量%が好ましく、2−ピリ
ジンチオール−1−オキサイド・ナトリウム塩の使用量
は、水性顔料組成物全量に対して、0.01〜0.04
重量%が好ましい。そして、これらの物質を併用しての
使用量は、水性顔料組成物全量に対して、0.01〜
0.09重量%が好ましい。この使用量は、ACMIの
規制値範囲内の使用量であり、即ち、本発明の水性顔料
組成物は、ACMIの規制値範囲内の使用量で良好な防
黴性、防腐性の効果を示す。
【0010】以上に示した成分以外に必要に応じて、湿
潤剤、粘度調整剤、凍結防止剤、消泡剤、一般の各種活
性剤または分散剤など、種々の添加剤を適宣選択して使
用することができる。
潤剤、粘度調整剤、凍結防止剤、消泡剤、一般の各種活
性剤または分散剤など、種々の添加剤を適宣選択して使
用することができる。
【0011】尚、本発明の水性顔料組成物は、上記の各
成分を必要量混合し、ホモミキサー、ラボミキサー等の
高速撹拌機や、3本ロールミルやビーズミル等の分散機
にて混合、分散することにより容易に得ることができ
る。
成分を必要量混合し、ホモミキサー、ラボミキサー等の
高速撹拌機や、3本ロールミルやビーズミル等の分散機
にて混合、分散することにより容易に得ることができ
る。
【0012】
【作用】本発明の水性顔料組成物は、防黴剤、防腐剤で
ある1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オンと2−ピ
リジンチオール−1−オキサイド・ナトリウム塩とを併
用した場合、抗菌性が相乗的に向上し、良好な防黴性、
防腐性を示すと考えられる。
ある1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オンと2−ピ
リジンチオール−1−オキサイド・ナトリウム塩とを併
用した場合、抗菌性が相乗的に向上し、良好な防黴性、
防腐性を示すと考えられる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。 実施例1(ポスターカラー) 酸化チタン 40重量部 炭酸カルシウム 15重量部 アラビアガム 10重量部 グリセリン 5重量部 水 30重量部 プロクセルGXL(1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オン20重量%含有 、ゼネカ(株)製) 0.25重量部 トップサイド280(2−ピリジンチオール−1−オキサイド・ナトリウム塩 40重量%含有、(株)パーマケム・アジア製) 0.10重量部 上記成分をラボミキサーに入れ15分間撹拌した後、3
本ロールミルにて2回通しを行い白色のポスターカラー
を得た。
本ロールミルにて2回通しを行い白色のポスターカラー
を得た。
【0014】 実施例2(水彩絵の具) ハンザイエロー10G(C.I.No.11710)12重量部 フタロシアニングリーン(C.I.No.74260)1重量部 硫酸バリウム 33重量部 酸化ケイ素 5重量部 焙焼デキストリン 15重量部 グリセリン 8重量部 水 26重量部 サンアイバックAP(1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オン10%含有、 三愛石油(株)製) 0.40重量部 サンアイバックソジウムオマジン(2−ピリジンチオール−1−オキサイド・ ナトリウム塩40%含有、三愛石油(株)製) 0.08重量部 上記成分をラボミキサーに入れ15分間撹拌した後、3
本ロールミルにて2回通しを行い黄緑色のポスターカラ
ーを得た。
本ロールミルにて2回通しを行い黄緑色のポスターカラ
ーを得た。
【0015】 実施例3(アクリル絵の具) フタロシアニンブルー 30重量部 酸化チタン 4重量部 プライマルAC−707(アクリル樹脂エマルション、米国、ローム・アンド ・ハース社製) 25重量部 エチレングリコール 4重量部 シリカ 8重量部 アンモニア水 1重量部 水 33重量部 トップサイド600(1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オン33%含有、 (株)パーマケム・アジア製) 0.1重量部 オマジン2(ソヂウムオマジン2%含有、日本オーリン(株)製) 0.5重量部 上記成分をラボミキサーに入れ15分間撹拌した後、3
本ロールミルにて1回通しを行い青色のアクリル絵の具
を得た。
本ロールミルにて1回通しを行い青色のアクリル絵の具
を得た。
【0016】 実施例4(水性顔料インキ) カーボンブラック 10重量部 ポリオキシエチレン(21モル付加)ラウリルエーテル 4重量部 エチレングリコール 4重量部 プライマルAC−55(アクリル樹脂エマルション、米国、ローム・アンド・ ハース社製) 10重量部 水 72重量部 サンアイバックAP(前述) 0.3重量部 サンアイバックソジウムオマジン(前述) 0.1重量部 上記成分をホモミキサーにて3時間撹拌して水性顔料イ
ンキを得た。
ンキを得た。
【0017】 実施例5(水性顔料インキ) バルカンオレンジ 9重量部 ポリオキシエチレン(15モル付加)ノニルフェニルエーテル 3重量部 ジョンクリル62(スチレン−アクリル共重合体、ジョンソン(株)製) 15重量部 水 73重量部 サンアイバックP−100(1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オン14% と2−ピリジンチオール−1−オキサイド・ナトリウム塩12%含有、三愛石油 (株)製) 0.3重量部 上記成分をボールミルにて5時間分散して水性顔料イン
キを得た。
キを得た。
【0018】比較例1 実施例1において、プロクセルGXL及びトップサイド
280をバイオクリーンP−1487(4−(2−ニト
ロブチル)モルホリン、ケイ・アイ化成(株)製)0.
4重量部にかえた以外は、実施例1と同様になしてポス
ターカラーを得た。
280をバイオクリーンP−1487(4−(2−ニト
ロブチル)モルホリン、ケイ・アイ化成(株)製)0.
4重量部にかえた以外は、実施例1と同様になしてポス
ターカラーを得た。
【0019】比較例2 実施例2において、サンアイバックソジウムオマジンを
抜き、防黴剤、防腐剤をサンアイバックAPのみにした
以外は、実施例2と同様になして水彩絵の具を得た。
抜き、防黴剤、防腐剤をサンアイバックAPのみにした
以外は、実施例2と同様になして水彩絵の具を得た。
【0020】比較例3 実施例3において、トップサイド600及びオマジン2
をパラオキシ安息香酸に変えた以外は、実施例3と同様
になしてアクリル絵の具を得た。
をパラオキシ安息香酸に変えた以外は、実施例3と同様
になしてアクリル絵の具を得た。
【0021】比較例4 実施例4において、サンアイバックソジウムオマジンを
抜き、防黴剤、防腐剤をサンアイバックAPのみにした
以外は、実施例4と同様になして水性顔料インキを得
た。
抜き、防黴剤、防腐剤をサンアイバックAPのみにした
以外は、実施例4と同様になして水性顔料インキを得
た。
【0022】比較例5 実施例5において、サンアイバックP−100をKM1
01A(クロロアセトアマイド、独国、Gerbsto
ff−Chemie Franz Martgold社
製)0.5重量部に変えた以外は、実施例5と同様にな
して水性顔料インキを得た。
01A(クロロアセトアマイド、独国、Gerbsto
ff−Chemie Franz Martgold社
製)0.5重量部に変えた以外は、実施例5と同様にな
して水性顔料インキを得た。
【0023】以上の実施例1〜5及び比較例1〜5で得
た水性顔料組成物の初期及び経時の防黴・防腐性及び水
性顔料組成物の分散安定性の試験を行った。結果を表1
に示す。
た水性顔料組成物の初期及び経時の防黴・防腐性及び水
性顔料組成物の分散安定性の試験を行った。結果を表1
に示す。
【0024】
【表1】
【0025】黴抵抗性試験:日本工業規格(JIS Z
2911)に記載された方法に従って試験を行った。 評価 ○:阻止円あり。 △:僅かな阻止円あり。 ×:阻止円なし。水性顔料組成物中に黴が発生。
2911)に記載された方法に従って試験を行った。 評価 ○:阻止円あり。 △:僅かな阻止円あり。 ×:阻止円なし。水性顔料組成物中に黴が発生。
【0026】黴抵抗性試験1 初期の水性顔料組成物の黴抵抗性試験の確認を行った。
【0027】防黴性試験2 50℃恒温槽にて30日間経時した水性顔料組成物の黴
抵抗性試験の確認を行った。
抵抗性試験の確認を行った。
【0028】分散安定性試験 50℃恒温槽にて30日間経時した水性顔料組成物の分
散安定性の確認を行った。 評価 ○:分散は安定である。 △:やや凝集している。 ×:凝集している。
散安定性の確認を行った。 評価 ○:分散は安定である。 △:やや凝集している。 ×:凝集している。
【0029】
【発明の効果】以上のごとく、本発明の水性顔料組成物
は経時的にも充分な防黴性、防腐性を示し、且つ顔料と
の反応性もないので、長期間保存しても分散が安定なも
のである。
は経時的にも充分な防黴性、防腐性を示し、且つ顔料と
の反応性もないので、長期間保存しても分散が安定なも
のである。
Claims (1)
- 【請求項1】 顔料と、樹脂と、湿潤剤と、1,2−ベ
ンゾイソチアゾリン3−オン及び2−ピリジンチオール
−1−オキサイド・ナトリウム塩とを少なくとも含む水
性顔料組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21709197A JPH1143628A (ja) | 1997-07-28 | 1997-07-28 | 水性顔料組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21709197A JPH1143628A (ja) | 1997-07-28 | 1997-07-28 | 水性顔料組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1143628A true JPH1143628A (ja) | 1999-02-16 |
Family
ID=16698705
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21709197A Pending JPH1143628A (ja) | 1997-07-28 | 1997-07-28 | 水性顔料組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1143628A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012104146A1 (de) | 2011-02-03 | 2012-08-09 | Sanitized Ag | Formulierung zur antimikrobiellen und fungiziden ausrüstung von polymermaterialien, insbesondere von lacken und beschichtungen |
-
1997
- 1997-07-28 JP JP21709197A patent/JPH1143628A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012104146A1 (de) | 2011-02-03 | 2012-08-09 | Sanitized Ag | Formulierung zur antimikrobiellen und fungiziden ausrüstung von polymermaterialien, insbesondere von lacken und beschichtungen |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041012 |
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