JPH11429A - フィールド構造体移動装置 - Google Patents
フィールド構造体移動装置Info
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- JPH11429A JPH11429A JP9153396A JP15339697A JPH11429A JP H11429 A JPH11429 A JP H11429A JP 9153396 A JP9153396 A JP 9153396A JP 15339697 A JP15339697 A JP 15339697A JP H11429 A JPH11429 A JP H11429A
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- frame
- structure body
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 フィールド構造体と床面との隙間を小さくす
ると共に、フィールド構造体の下部に配設する部材等の
補修を容易にできる移動装置を提供する。 【解決手段】 天然芝11を上面に設けたフィールド構
造体12の下部に設けられたガイドレール13と、ガイ
ドレールにスライド移動可能に支持されたフレーム14
と、フレーム14の下部に回転自在に設けられたローラ
15と、フィールド構造体12の下部に突設された支柱
16と、フレーム14に所定の間隔で複数設けられて下
方から圧縮空気を噴出することによりフィールド構造体
12をわずかに浮上させる流体式浮上装置20と、フィ
ールド構造体12に連結されて当該フィールド構造体1
2に水平方向の推進力を与える図示しないトラックと、
このトラックに搭載されて流体式浮上装置20に圧縮空
気を送給する図示しない圧縮空気送給装置とを備えてな
る。
ると共に、フィールド構造体の下部に配設する部材等の
補修を容易にできる移動装置を提供する。 【解決手段】 天然芝11を上面に設けたフィールド構
造体12の下部に設けられたガイドレール13と、ガイ
ドレールにスライド移動可能に支持されたフレーム14
と、フレーム14の下部に回転自在に設けられたローラ
15と、フィールド構造体12の下部に突設された支柱
16と、フレーム14に所定の間隔で複数設けられて下
方から圧縮空気を噴出することによりフィールド構造体
12をわずかに浮上させる流体式浮上装置20と、フィ
ールド構造体12に連結されて当該フィールド構造体1
2に水平方向の推進力を与える図示しないトラックと、
このトラックに搭載されて流体式浮上装置20に圧縮空
気を送給する図示しない圧縮空気送給装置とを備えてな
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、天然芝を設けたフ
ィールド構造体を多目的スタジアム内に搬入敷設してサ
ッカー競技や野球競技などのフィールドを形成するフィ
ールド構造体移動装置に関する。
ィールド構造体を多目的スタジアム内に搬入敷設してサ
ッカー競技や野球競技などのフィールドを形成するフィ
ールド構造体移動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】天然芝を設けたフィールド構造体を多目
的スタジアム内に搬入敷設してサッカー競技や野球競技
などのフィールドを形成する従来のフィールド構造体移
動装置としては、例えば、図6に示すように、上面に天
然芝101を敷設されて鉄骨や鉄板などで構成されたフ
ィールド構造体102の下面に車台103を設け、床面
上に敷設されたレール104に沿って移動できるように
したものが知られている。このようなフィールド構造体
102は、非常に大型であり大重量であるため、移動抵
抗が非常に大きく、搬送しにくいものであった。このた
め、例えば、図7に示すように、フィールド構造体10
2の下部に気密室105を設け、当該気密室105に圧
縮空気を送給してフィールド構造体102をわずかに浮
上させることにより、移動抵抗を小さくして搬送しやす
くしたものがある。
的スタジアム内に搬入敷設してサッカー競技や野球競技
などのフィールドを形成する従来のフィールド構造体移
動装置としては、例えば、図6に示すように、上面に天
然芝101を敷設されて鉄骨や鉄板などで構成されたフ
ィールド構造体102の下面に車台103を設け、床面
上に敷設されたレール104に沿って移動できるように
したものが知られている。このようなフィールド構造体
102は、非常に大型であり大重量であるため、移動抵
抗が非常に大きく、搬送しにくいものであった。このた
め、例えば、図7に示すように、フィールド構造体10
2の下部に気密室105を設け、当該気密室105に圧
縮空気を送給してフィールド構造体102をわずかに浮
上させることにより、移動抵抗を小さくして搬送しやす
くしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図6,7に示した前述
したような従来のフィールド移動装置では、フィールド
構造体102の下部に車台103を設けるため、フィー
ルド構造体102と床面との間に空間が必要であると共
に、車台103や気密室105の保守管理のために作業
者が立ち入りできるように上記空間を十分に確保してお
く必要がある。このため、フィールド構造体102の上
面と床面との高低差が非常に大きく、フィールド構造体
102を敷設して行われる競技時と当該フィールド構造
体102を除いて床面上で行われる競技時とにおけるス
タンドからの観客視焦点高さが大きく異なってしまい、
一方の競技時の観客視線条件が悪くなって観戦しにくく
なってしまう。
したような従来のフィールド移動装置では、フィールド
構造体102の下部に車台103を設けるため、フィー
ルド構造体102と床面との間に空間が必要であると共
に、車台103や気密室105の保守管理のために作業
者が立ち入りできるように上記空間を十分に確保してお
く必要がある。このため、フィールド構造体102の上
面と床面との高低差が非常に大きく、フィールド構造体
102を敷設して行われる競技時と当該フィールド構造
体102を除いて床面上で行われる競技時とにおけるス
タンドからの観客視焦点高さが大きく異なってしまい、
一方の競技時の観客視線条件が悪くなって観戦しにくく
なってしまう。
【0004】そこで、例えば、特開平7−124286
号公報等に記載されているように、ゴム等を用いてスカ
ート状に構成した空気浮上装置をフィールド構造体の下
面全体に所定の間隔で多数設けると共に、フィールド構
造体の端部に運搬用車両を連結し、当該空気浮上装置か
ら空気を噴出してフィールド構造体をわずかに浮上させ
ながら当該フィールド構造体を運搬用車両で移動させる
ことができるようにすることにより、フィールド構造体
と床面との間の空間を極力小さくして、フィールド構造
体の上面と床面との高低差を極力抑えることが考えられ
る。
号公報等に記載されているように、ゴム等を用いてスカ
ート状に構成した空気浮上装置をフィールド構造体の下
面全体に所定の間隔で多数設けると共に、フィールド構
造体の端部に運搬用車両を連結し、当該空気浮上装置か
ら空気を噴出してフィールド構造体をわずかに浮上させ
ながら当該フィールド構造体を運搬用車両で移動させる
ことができるようにすることにより、フィールド構造体
と床面との間の空間を極力小さくして、フィールド構造
体の上面と床面との高低差を極力抑えることが考えられ
る。
【0005】しかしながら、特開平7−124286号
公報等に記載されたものでは、前述したように、フィー
ルド構造体と床面との間の空間が小さいため、図8に示
すように、フィールド構造体102の周縁端沿い(図中
の斜線範囲部分)の空気浮上装置106が損傷した場合
には当該空気浮上装置106を補修することができるも
のの、フィールド構造体102の中央付近の空気浮上装
置106が損傷した場合には当該空気浮上装置106を
補修することが非常に困難となってしまう。
公報等に記載されたものでは、前述したように、フィー
ルド構造体と床面との間の空間が小さいため、図8に示
すように、フィールド構造体102の周縁端沿い(図中
の斜線範囲部分)の空気浮上装置106が損傷した場合
には当該空気浮上装置106を補修することができるも
のの、フィールド構造体102の中央付近の空気浮上装
置106が損傷した場合には当該空気浮上装置106を
補修することが非常に困難となってしまう。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ための、本発明によるフィールド構造体移動装置は、天
然芝を上面に設けたフィールド構造体の下部にスライド
移動可能に設けられたフレームと、前記フレームに設け
られ、前記フィールド構造体を浮上させる浮上手段と、
前記フィールド構造体に水平方向の推進力を与える推進
力付与手段とを備えてなることを特徴とする。
ための、本発明によるフィールド構造体移動装置は、天
然芝を上面に設けたフィールド構造体の下部にスライド
移動可能に設けられたフレームと、前記フレームに設け
られ、前記フィールド構造体を浮上させる浮上手段と、
前記フィールド構造体に水平方向の推進力を与える推進
力付与手段とを備えてなることを特徴とする。
【0007】上述したフィールド構造体移動装置におい
て、前記フレームに前記浮上手段が複数設けられ、当該
フレームが上記浮上手段ごとに分割できることを特徴と
する。
て、前記フレームに前記浮上手段が複数設けられ、当該
フレームが上記浮上手段ごとに分割できることを特徴と
する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明によるフィールド構造体移
動装置の第一番目の実施の形態を図1〜4を用いて説明
する。なお、図1は、そのフィールド構造体移動装置を
適用した多目的スタジアムの全体構成を表す平面図、図
2は、フィールド構造体の一部破断平面図、図3は、図
2の一部を抽出拡大して一部を破断した側面図、図4
は、図2の一部を抽出拡大して一部を破断した斜視図で
ある。
動装置の第一番目の実施の形態を図1〜4を用いて説明
する。なお、図1は、そのフィールド構造体移動装置を
適用した多目的スタジアムの全体構成を表す平面図、図
2は、フィールド構造体の一部破断平面図、図3は、図
2の一部を抽出拡大して一部を破断した側面図、図4
は、図2の一部を抽出拡大して一部を破断した斜視図で
ある。
【0009】図1において、1は多目的スタジアム、2
はフィールド、3はスタンド、4は天然芝育成ヤードで
ある。天然芝育成ヤード4は、多目的スタジアム1に隣
接して形成され、図示しない通路を介してフィールド2
と連通している。
はフィールド、3はスタンド、4は天然芝育成ヤードで
ある。天然芝育成ヤード4は、多目的スタジアム1に隣
接して形成され、図示しない通路を介してフィールド2
と連通している。
【0010】図1に示すように、天然芝育成ヤード4内
には、天然芝11を上面に敷設されたフィールド構造体
12が配設されている。図2〜4に示すように、フィー
ルド構造体12の下面には、短手方向に略コ字状の断面
をなすガイドレール13がフィールド2と天然芝育成ヤ
ード4との連通方向と直交する方向に沿って長手方向を
向けて設けられており、当該ガイドレール13は、開口
側を対面させるように対をなして配設されると共に、こ
の対が上記連通方向に沿って複数組設けられている。
には、天然芝11を上面に敷設されたフィールド構造体
12が配設されている。図2〜4に示すように、フィー
ルド構造体12の下面には、短手方向に略コ字状の断面
をなすガイドレール13がフィールド2と天然芝育成ヤ
ード4との連通方向と直交する方向に沿って長手方向を
向けて設けられており、当該ガイドレール13は、開口
側を対面させるように対をなして配設されると共に、こ
の対が上記連通方向に沿って複数組設けられている。
【0011】対をなす前記ガイドレール13間には、平
面方向に四角形状をなすフレーム14がそれぞれ配設さ
れており、当該フレーム14は、上記ガイドレール13
の長手方向に沿ってスライド移動できるように当該ガイ
ドレール13に支持されている。これらフレーム14の
下部には、ローラ15がそれぞれ設けられている。ま
た、対をなすガイドレール13同士の隣接間となるフィ
ールド構造体12の下面には、支柱16が所定の間隔で
複数突設されており、当該支柱16は、前記ローラ15
を床面に接地させながらフィールド構造体12を床面に
対して支承することができるようになっている。
面方向に四角形状をなすフレーム14がそれぞれ配設さ
れており、当該フレーム14は、上記ガイドレール13
の長手方向に沿ってスライド移動できるように当該ガイ
ドレール13に支持されている。これらフレーム14の
下部には、ローラ15がそれぞれ設けられている。ま
た、対をなすガイドレール13同士の隣接間となるフィ
ールド構造体12の下面には、支柱16が所定の間隔で
複数突設されており、当該支柱16は、前記ローラ15
を床面に接地させながらフィールド構造体12を床面に
対して支承することができるようになっている。
【0012】前記フレーム14の内側には、例えば、特
公昭54−569号公報や実公昭63−3550号公報
などに記載されている空気クッション装置のような浮上
手段である流体式浮上装置20が当該フレーム14の長
手方向に沿って所定の間隔で複数(本実施の形態では8
つ)それぞれ取り付けられており、当該流体式浮上装置
20は、フレーム14に支持されて内部の中空の空気箱
21と、当該空気箱21の下部に取り付けられて図示し
ない導入口を介して当該空気箱21と連通するダイヤフ
ラム22とを備えてなっている。
公昭54−569号公報や実公昭63−3550号公報
などに記載されている空気クッション装置のような浮上
手段である流体式浮上装置20が当該フレーム14の長
手方向に沿って所定の間隔で複数(本実施の形態では8
つ)それぞれ取り付けられており、当該流体式浮上装置
20は、フレーム14に支持されて内部の中空の空気箱
21と、当該空気箱21の下部に取り付けられて図示し
ない導入口を介して当該空気箱21と連通するダイヤフ
ラム22とを備えてなっている。
【0013】つまり、流体式浮上装置20は、流体であ
る圧縮空気が空気箱21内に送給されると、当該圧縮空
気が前記穴からダイヤフラム22内に流入して、ダイヤ
フラム22が膨張すると共に、ダイヤフラム22に形成
された図示しない噴出口から圧縮空気を噴出して、フレ
ーム14、ガイドレール13を介してフィールド構造体
12をわずかに浮上させ、圧縮空気の送給が停止される
と、ダイヤフラム22が縮小し、前記支柱16および前
記ローラ15を床面に接地させるようになっているので
ある。
る圧縮空気が空気箱21内に送給されると、当該圧縮空
気が前記穴からダイヤフラム22内に流入して、ダイヤ
フラム22が膨張すると共に、ダイヤフラム22に形成
された図示しない噴出口から圧縮空気を噴出して、フレ
ーム14、ガイドレール13を介してフィールド構造体
12をわずかに浮上させ、圧縮空気の送給が停止される
と、ダイヤフラム22が縮小し、前記支柱16および前
記ローラ15を床面に接地させるようになっているので
ある。
【0014】また、フレーム14の一端側の空気箱21
には、当該空気箱21に流体である圧縮空気を供給する
空気供給管23が連結されている。同一のフレーム14
内で隣り合う空気箱21の間には、当該空気箱21同士
を連通する接続管24がそれぞれ設けられている。
には、当該空気箱21に流体である圧縮空気を供給する
空気供給管23が連結されている。同一のフレーム14
内で隣り合う空気箱21の間には、当該空気箱21同士
を連通する接続管24がそれぞれ設けられている。
【0015】一方、前記フィールド構造体12のフィー
ルド2と天然芝育成ヤード4との連通方向の当該ヤード
4側端部には、当該フィールド構造体12に水平方向の
推進力を与える推進力付与手段である図示しないトラッ
クが着脱可能に連結されている。当該トラックには、流
体送給手段である図示しない圧縮空気送給装置が搭載さ
れている。当該圧縮空気送給装置の空気送給管は、前記
空気供給管23にジョイント管25を介して着脱可能に
連結されている。
ルド2と天然芝育成ヤード4との連通方向の当該ヤード
4側端部には、当該フィールド構造体12に水平方向の
推進力を与える推進力付与手段である図示しないトラッ
クが着脱可能に連結されている。当該トラックには、流
体送給手段である図示しない圧縮空気送給装置が搭載さ
れている。当該圧縮空気送給装置の空気送給管は、前記
空気供給管23にジョイント管25を介して着脱可能に
連結されている。
【0016】このようなフィールド構造体移動装置で
は、前記圧縮空気送給装置を作動して前記流体式浮上装
置20に圧縮空気を供給すると、前述したようにフィー
ルド構造体12がわずかに浮上し、前記運搬用車両でフ
ィールド構造体12に推進力を加えることにより、フィ
ールド構造体12が前記通路を介してフィールド2と天
然芝育成ヤード4との間を容易に移動する一方、前記圧
縮空気送給装置を停止すると、前述したように、前記支
柱16および前記ローラ15を床面に接地させるように
フィールド構造体12が床面に設置される。このため、
フィールド構造体12と床面との空間の大きさを大幅に
抑えながら当該フィールド構造体12を移動することが
できる。
は、前記圧縮空気送給装置を作動して前記流体式浮上装
置20に圧縮空気を供給すると、前述したようにフィー
ルド構造体12がわずかに浮上し、前記運搬用車両でフ
ィールド構造体12に推進力を加えることにより、フィ
ールド構造体12が前記通路を介してフィールド2と天
然芝育成ヤード4との間を容易に移動する一方、前記圧
縮空気送給装置を停止すると、前述したように、前記支
柱16および前記ローラ15を床面に接地させるように
フィールド構造体12が床面に設置される。このため、
フィールド構造体12と床面との空間の大きさを大幅に
抑えながら当該フィールド構造体12を移動することが
できる。
【0017】また、フィールド構造体12の中央部付近
に位置する流体式浮上装置20が損傷した場合には、前
記ジョイント管25を取り外して空気供給管23と前記
圧縮空気送給装置の前記空気送給管とを切り離した後、
前記フレーム14をガイドレール13に沿ってスライド
移動させてフィールド構造体12の下部から引き出すこ
とにより、フィールド構造体12の中央部付近に位置し
ている流体式浮上装置20を当該フレーム14と共にフ
ィールド構造体12の下方から引き出して、当該流体式
浮上装置20を補修することができる。
に位置する流体式浮上装置20が損傷した場合には、前
記ジョイント管25を取り外して空気供給管23と前記
圧縮空気送給装置の前記空気送給管とを切り離した後、
前記フレーム14をガイドレール13に沿ってスライド
移動させてフィールド構造体12の下部から引き出すこ
とにより、フィールド構造体12の中央部付近に位置し
ている流体式浮上装置20を当該フレーム14と共にフ
ィールド構造体12の下方から引き出して、当該流体式
浮上装置20を補修することができる。
【0018】したがって、このようなフィールド構造体
移動装置によれば、フィールド構造体12を敷設して行
われる競技時と当該フィールド構造体12を除いて床面
上で行われる競技時とにおけるスタンド3からの観客視
焦点高さの差を大幅に抑えることができ、上述の両競技
時の観客視線条件を略同一にすることができると同時
に、フィールド構造体12の中央部付近に位置する流体
式浮上装置20を容易に補修することができる。
移動装置によれば、フィールド構造体12を敷設して行
われる競技時と当該フィールド構造体12を除いて床面
上で行われる競技時とにおけるスタンド3からの観客視
焦点高さの差を大幅に抑えることができ、上述の両競技
時の観客視線条件を略同一にすることができると同時
に、フィールド構造体12の中央部付近に位置する流体
式浮上装置20を容易に補修することができる。
【0019】本発明によるフィールド構造体移動装置の
第二番目の実施の形態を図5を用いて説明する。なお、
図5は、その要部の一部破断斜視図である。ただし、前
述した第一番目の実施の形態と同様な部分については、
前述した第一番目の実施の形態と同様な符号を用いるこ
とにより、その説明を省略する。
第二番目の実施の形態を図5を用いて説明する。なお、
図5は、その要部の一部破断斜視図である。ただし、前
述した第一番目の実施の形態と同様な部分については、
前述した第一番目の実施の形態と同様な符号を用いるこ
とにより、その説明を省略する。
【0020】図5に示すように、隣り合う流体式浮上装
置20の空気箱21の対面する端部には、突端側の外周
面にねじ山を形成した接続管24a,24bが当該突端
同士を対向させるようにして各々設けられており、当該
接続管24a,24bは、上記ねじ山が互いに逆ねじと
なっている。上記接続管24a,24bの間には、両端
側で逆ねじとなるように内周面にねじ山を形成されたカ
ップリング管26が配設されており、当該カップリング
管26は、その端部が上記接続管24a,24bと螺合
して当該接続管24a,24bを切り離し可能に連結す
ると共に、上記逆ねじ作用により、その回転に伴って、
上記接続管24a,24bの突端を互いに接近離反させ
る、すなわち、隣り合う流体式浮上装置20の間隔を調
整することができるようになっている。
置20の空気箱21の対面する端部には、突端側の外周
面にねじ山を形成した接続管24a,24bが当該突端
同士を対向させるようにして各々設けられており、当該
接続管24a,24bは、上記ねじ山が互いに逆ねじと
なっている。上記接続管24a,24bの間には、両端
側で逆ねじとなるように内周面にねじ山を形成されたカ
ップリング管26が配設されており、当該カップリング
管26は、その端部が上記接続管24a,24bと螺合
して当該接続管24a,24bを切り離し可能に連結す
ると共に、上記逆ねじ作用により、その回転に伴って、
上記接続管24a,24bの突端を互いに接近離反させ
る、すなわち、隣り合う流体式浮上装置20の間隔を調
整することができるようになっている。
【0021】一方、フレーム14は、流体式浮上装置2
0ごとに分割された複数のフレームユニット14aから
なっている。これらフレームユニット14aは、連結プ
レート17およびボルト18で着脱可能に互いに連結さ
れている。上記連結プレート17は、ボルト18の挿通
孔17aが上記分割方向に長い長孔となっており、フレ
ームユニット14aの連結間隔を調整することができる
ようになっている。
0ごとに分割された複数のフレームユニット14aから
なっている。これらフレームユニット14aは、連結プ
レート17およびボルト18で着脱可能に互いに連結さ
れている。上記連結プレート17は、ボルト18の挿通
孔17aが上記分割方向に長い長孔となっており、フレ
ームユニット14aの連結間隔を調整することができる
ようになっている。
【0022】このため、このようなフィールド構造体移
動装置では、フレーム14の長手方向に沿って配設する
流体式浮上装置20の数(例えば、図2では8基)を容
易に増減(例えば、6基や10基)することができ、荷
重を受ける最適な位置に流体式浮上装置20を常に配設
することができる。また、フィールド構造体12の下方
からフレーム14を引き出すのに十分なスペースを確保
できない場合でも、引き出しながらフレームユニット1
4aごとに分離することにより、フィールド構造体12
の中央部近傍の流体式浮上装置20をフィールド構造体
12の下方から引き出すことが容易にできる。
動装置では、フレーム14の長手方向に沿って配設する
流体式浮上装置20の数(例えば、図2では8基)を容
易に増減(例えば、6基や10基)することができ、荷
重を受ける最適な位置に流体式浮上装置20を常に配設
することができる。また、フィールド構造体12の下方
からフレーム14を引き出すのに十分なスペースを確保
できない場合でも、引き出しながらフレームユニット1
4aごとに分離することにより、フィールド構造体12
の中央部近傍の流体式浮上装置20をフィールド構造体
12の下方から引き出すことが容易にできる。
【0023】したがって、このようなフィールド構造体
移動装置によれば、前述した第一番目の実施の形態と同
様な効果を得ることができるのはもちろんのこと、流体
式浮上装置20を最適な位置に必要数配設することがで
きると共に、フィールド構造体12の周囲スペースが小
さくても、フィールド構造体12の中央部付近の流体式
浮上装置20を容易に補修することができる。
移動装置によれば、前述した第一番目の実施の形態と同
様な効果を得ることができるのはもちろんのこと、流体
式浮上装置20を最適な位置に必要数配設することがで
きると共に、フィールド構造体12の周囲スペースが小
さくても、フィールド構造体12の中央部付近の流体式
浮上装置20を容易に補修することができる。
【0024】なお、例えば、プレート状のストッパをガ
イドレール13の長手方向の一方側の端部に取り付けて
おけば、ガイドレール13の長手方向の他方側からフィ
ールド構造体12の下方にフレーム14を押し入れた際
に当該フレーム14を規定位置に停止させることが容易
にできる。
イドレール13の長手方向の一方側の端部に取り付けて
おけば、ガイドレール13の長手方向の他方側からフィ
ールド構造体12の下方にフレーム14を押し入れた際
に当該フレーム14を規定位置に停止させることが容易
にできる。
【0025】また、前述した各実施の形態では、空気を
噴出させることによりフィールド構造体12を浮上させ
る浮上手段を適用したが、これに限らず、空気以外の窒
素等の気体はもちろんのこと、水等の液体など、流体を
噴出して浮上させる浮上手段であれば、前述した各実施
の形態と同様な効果を得ることができる。
噴出させることによりフィールド構造体12を浮上させ
る浮上手段を適用したが、これに限らず、空気以外の窒
素等の気体はもちろんのこと、水等の液体など、流体を
噴出して浮上させる浮上手段であれば、前述した各実施
の形態と同様な効果を得ることができる。
【0026】
【発明の効果】本発明によるフィールド構造体移動装置
では、天然芝を上面に設けたフィールド構造体の下部に
スライド移動可能に設けられたフレームと、前記フレー
ムに設けられ、前記フィールド構造体を浮上させる浮上
手段と、前記フィールド構造体に水平方向の推進力を与
える推進力付与手段とを備えてなるので、フィールド構
造体と床面との空間の大きさを大幅に抑えながらフィー
ルド構造体を移動することができると共に、フレームを
スライド移動させてフィールド構造体の下部から引き出
すことにより、浮上手段をフレームと共にフィールド構
造体の下方から引き出すことができる。この結果、フィ
ールド構造体を敷設して行われる競技時と当該フィール
ド構造体を除いて床面上で行われる競技時とにおける観
客視焦点高さの差を大幅に抑えることができ、上述の両
競技時の観客視線条件を略同一にすることができると同
時に、フィールド構造体の中央部付近に位置する浮上手
段を容易に補修することができる。
では、天然芝を上面に設けたフィールド構造体の下部に
スライド移動可能に設けられたフレームと、前記フレー
ムに設けられ、前記フィールド構造体を浮上させる浮上
手段と、前記フィールド構造体に水平方向の推進力を与
える推進力付与手段とを備えてなるので、フィールド構
造体と床面との空間の大きさを大幅に抑えながらフィー
ルド構造体を移動することができると共に、フレームを
スライド移動させてフィールド構造体の下部から引き出
すことにより、浮上手段をフレームと共にフィールド構
造体の下方から引き出すことができる。この結果、フィ
ールド構造体を敷設して行われる競技時と当該フィール
ド構造体を除いて床面上で行われる競技時とにおける観
客視焦点高さの差を大幅に抑えることができ、上述の両
競技時の観客視線条件を略同一にすることができると同
時に、フィールド構造体の中央部付近に位置する浮上手
段を容易に補修することができる。
【0027】また、前記フレームに前記浮上手段が複数
設けられ、当該フレームが上記浮上手段ごとに分割でき
るので、浮上手段をフィールド構造体の下方の最適な位
置に必要数配設することができると共に、フィールド構
造体の周囲スペースが小さくても、フィールド構造体の
中央部付近の流体式浮上装置20を容易に引き出して補
修することができる。
設けられ、当該フレームが上記浮上手段ごとに分割でき
るので、浮上手段をフィールド構造体の下方の最適な位
置に必要数配設することができると共に、フィールド構
造体の周囲スペースが小さくても、フィールド構造体の
中央部付近の流体式浮上装置20を容易に引き出して補
修することができる。
【図1】本発明によるフィールド構造体移動装置の第一
番目の実施の形態の多目的スタジアムの全体構成を表す
平面図である。
番目の実施の形態の多目的スタジアムの全体構成を表す
平面図である。
【図2】フィールド構造体の一部破断平面図である。
【図3】図2の一部を抽出拡大して一部を破断した側面
図である。
図である。
【図4】図2の一部を抽出拡大して一部を破断した斜視
図である。
図である。
【図5】本発明によるフィールド構造体移動装置の第二
番目の実施の形態の要部の一部破断斜視図である。
番目の実施の形態の要部の一部破断斜視図である。
【図6】従来のフィールド構造体移動装置の一例の概略
構成を表す一部抽出側面図である。
構成を表す一部抽出側面図である。
【図7】従来のフィールド構造体移動装置の他の例の概
略構成を表す一部抽出側面図である。
略構成を表す一部抽出側面図である。
【図8】従来のフィールド構造体移動装置のさらに他の
例の問題点の説明図である。
例の問題点の説明図である。
11 天然芝 12 フィールド構造体 13 ガイドレール 14 フレーム 14a フレームユニット 15 ローラ 16 支柱 17 連結プレート 17a 挿通孔 18 ボルト 20 流体式浮上装置 21 空気箱 22 ダイヤフラム 23 空気供給管 24,24a,24b 接続管 25 ジョイント管 26 カップリング管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B65G 7/06 E04H 3/14 C E01C 13/00 B62B 3/00 J E04H 3/14 E01C 13/00 A
Claims (2)
- 【請求項1】 天然芝を上面に設けたフィールド構造体
の下部にスライド移動可能に設けられたフレームと、 前記フレームに設けられ、前記フィールド構造体を浮上
させる浮上手段と、 前記フィールド構造体に水平方向の推進力を与える推進
力付与手段とを備えてなることを特徴とするフィールド
構造体移動装置。 - 【請求項2】 前記フレームに前記浮上手段が複数設け
られ、当該フレームが上記浮上手段ごとに分割できるこ
とを特徴とする請求項1に記載のフィールド構造体移動
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9153396A JPH11429A (ja) | 1997-06-11 | 1997-06-11 | フィールド構造体移動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9153396A JPH11429A (ja) | 1997-06-11 | 1997-06-11 | フィールド構造体移動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11429A true JPH11429A (ja) | 1999-01-06 |
Family
ID=15561586
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9153396A Pending JPH11429A (ja) | 1997-06-11 | 1997-06-11 | フィールド構造体移動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11429A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104083870A (zh) * | 2014-06-30 | 2014-10-08 | 黄河科技学院 | 气浮式运动车 |
JP2020033721A (ja) * | 2018-08-28 | 2020-03-05 | 久米彦 河野 | 多目的競技場 |
-
1997
- 1997-06-11 JP JP9153396A patent/JPH11429A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104083870A (zh) * | 2014-06-30 | 2014-10-08 | 黄河科技学院 | 气浮式运动车 |
JP2020033721A (ja) * | 2018-08-28 | 2020-03-05 | 久米彦 河野 | 多目的競技場 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040608 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040708 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050308 |