JPH1142530A - 切屑搬出装置 - Google Patents

切屑搬出装置

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Publication number
JPH1142530A
JPH1142530A JP9201525A JP20152597A JPH1142530A JP H1142530 A JPH1142530 A JP H1142530A JP 9201525 A JP9201525 A JP 9201525A JP 20152597 A JP20152597 A JP 20152597A JP H1142530 A JPH1142530 A JP H1142530A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conveyor chain
chain
sprocket
chips
endless
Prior art date
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Pending
Application number
JP9201525A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunio Takagi
邦雄 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Matsuura Kikai Seisakusho KK
Original Assignee
Matsuura Kikai Seisakusho KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsuura Kikai Seisakusho KK filed Critical Matsuura Kikai Seisakusho KK
Priority to JP9201525A priority Critical patent/JPH1142530A/ja
Publication of JPH1142530A publication Critical patent/JPH1142530A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 別個独立の動力を使うことなく、簡単な構成
で確実に切屑を一方向に搬出することができる切屑搬出
装置を提供する。 【解決手段】 工作機械の往復動部材5に取り付けられ
た牽引部材8,9と、当該牽引部材によって一方方向に
携行されうる回転無端部材7と、当該回転無端部材に付
設された掃き取り部材9とを備えてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、切削乃至研削加工
に伴って生じる切屑を工作機械から搬出するための切屑
搬出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】工場の自動化に伴い一般的になったNC
工作機械では、操作者がそばにいて監視したり、清掃し
たりしないうえに、工具や工作物を自動交換しながら長
時間連続運転するので、多量の切屑が発生する。このよ
うな切屑は、そのまま放置しておくと、摺動面やパレッ
トの動きや取付作業の邪魔になり、熱変形の原因になる
おそれもある。そのために発生した切屑を順次工作機械
から排出するために、大量の切削液を流しながら、切屑
搬出装置を用いて、切屑を搬出することが行われてい
る。
【0003】最近では、生産性の向上のために高出力・
高回転型の主軸モータが採用されるようになってきてお
り、また加工物の送り速度も速くなり、単位時間当たり
の切削量はかなり増えてきているので、大量に発生する
切屑をいかに効率良く機械の外部へ搬出するかは極めて
重要な問題である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】良く知られた切屑排出
のための装置には、チェーンタイプコンベア、スクリュ
ータイプコンベア、あるいは往復動する掻き板機構があ
る。チェーンタイプコンベアには更に、キャタピラー型
チェーンの上に切屑を載せて搬送するフロアータイプコ
ンベアや、エンドレスベルト上に一定間隔毎にスクレー
パーが付設されていて下から掻き上げながら切屑を運ぶ
スクレーパータイプコンベアがある。これらチェーンタ
イプコンベアは、装置的に高価であるという問題を有し
ている。また樋状部材にスパイラル部材を内蔵させて当
該スパイラル部材を回転させて切屑を搬送するようにし
たスクリュータイプコンベアでも、上記チェーンタイプ
コンベアと同様に装置が複雑となり高価になるという欠
点がある。
【0005】ベッドのすべり面に跨り加工物とともに往
復動するサドルの下部に取り付けられた掻き板を備えて
なる掻き板機構では、当該掻き板が一方方向に進行する
場合には跳上り可能に移動し、逆方向に進行する場合に
はオイルパンや樋上の切屑を回収トイに掻き送るように
なっており、比較的安価に調達できるが、切屑を掃き出
すべき方向と逆方向にも掻き板が動くために確実な切屑
搬出は難しい。
【0006】そこで本発明は、別個独立の動力を使うこ
となく、簡単な構成で確実に切屑を一方向に搬出するこ
とができる切屑搬出装置を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明にしたがう切屑搬出装置は、工作機械の往復
動部材に取り付けられた牽引部材と、当該牽引部材によ
って一方方向に携行されうる回転無端部材と、当該回転
無端部材に付設された掃き取り部材とを備えてなるよう
に構成される。
【0008】上記牽引部材が一方方向にのみ回転可能な
スプロケットであり、上記回転無端部材がエンドレスチ
ェーンであれば、好適である。また上記スプロケットが
2個備えられ、上記往復動部材の往動の際に一方のスプ
ロケットが上記エンドレスチェーンを携行し、上記往復
動部材の復動の際に他方のスプロケットが上記エンドレ
スチェーンを携行することで、当該エンドレスチェーン
が往復動部材の往復動を通じて常時、一方方向に回転す
るように構成されていれば、一層効果的である。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の詳細を、図に示した実施
の形態に基づいて、説明する。なお当然ながら、以下の
実施形態は、本発明を具体化した一例であり、本発明の
技術的範囲はこれに制約されるものではない。
【0010】図1に、本発明に係る切屑搬出装置を備え
たマシニングセンター1と、その前方に配置された切屑
バケット2とを示す。主軸3先端に取り付けられたツー
ルによって加工処理される加工物4を支持するテーブル
(又はサドル)5は、ベッド6上を前後に(図で見て左
右に)往復動する。テーブル5に付設された切屑搬出装
置は、テーブルの往復動方向に、即ち、図で見て左右に
延在するコンベアチェーン7とこのコンベアチェーンに
係合しテーブルに支承された2個のスプロケット8,9
を備えてなっている。
【0011】コンベアチェーン7には、その外側表面域
上に所定間隔で複数の掻き板10が当該表面に垂直に形
成されている。2個のスプロケット8,9はそれぞれ、
コンベアチェーン7の内側で当該チェーンと係合してお
り、しかもこれらスプロケットは互いにチェーン内側対
向面にそれぞれ係合している。言い換えれば、第1のス
プロケット8はコンベアチェーンの下側内面に係合し、
第2のスプロケット9は上側内面に係合している。これ
らスプロケット8,9はいずれも一方方向にのみ、図に
おいては図示のように時計回りにのみ回転可能になって
いる。
【0012】このような構成において、テーブル5が往
動すると、即ち、図で見て左方向に動くと、反時計回り
に回転できない第1のスプロケット8とコンベアチェー
ン7の噛み合いによって、コンベアチェーン7は時計回
りに回転する。これにより、コンベアチェーン7の掻き
板10はベッド6上の切屑11を切屑バケット2の方へ
排出する。その際、第2のスプロケット9はコンベアチ
ェーン7の回転移動により空回りする。一方、テーブル
5が復動すると、即ち、図で見て右方向に動くと、反時
計回りに回転できない第2のスプロケット9とコンベア
チェーン7の噛み合いによって、コンベアチェーン7は
再び時計回りに回転する。これにより、コンベアチェー
ン7の掻き板10はベッド6上の切屑11を切屑バケッ
ト2の方へ排出する。この場合、第1のスプロケット8
はコンベアチェーン7の回転移動により空回りする。
【0013】本例においては、2個のスプロケットを用
いて、コンベアチェーンが連続的に回転するように構成
されているが、唯一のスプロケットでコンベアチェーン
を回転させるものであってもよい。その場合には、当然
ながら、チェーンの回転は間欠的にテーブルの往動の際
にのみなされることとなる。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、工作機械の往復動部材
に取り付けられた牽引部材と、当該牽引部材によって一
方方向に携行されうる回転無端部材と、当該回転無端部
材に付設された掃き取り部材とを備えてなるように切屑
搬出装置が構成されるので、別個独立の動力を用いるこ
となく、切屑を一方方向に搬出することが可能である。
【0015】上記牽引部材が一方方向にのみ回転可能な
スプロケットであり、上記回転無端部材がエンドレスチ
ェーンであれば、極めて簡単な構成にも拘らず、上記効
果を確実に奏することができる。また上記スプロケット
が2個備えられ、上記往復動部材の往動の際に一方のス
プロケットが上記エンドレスチェーンを携行し、上記往
復動部材の復動の際に他方のスプロケットが上記エンド
レスチェーンを携行するようになっていれば、エンドレ
スチェーンが往復動部材の往復動を通じて常時、一方方
向に回転するようになり、切屑搬出効率を向上すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る切屑搬出装置を備えたマシニング
センターと切屑バケットを示す概略図である。
【符号の説明】
1 マシニングセンター 2 切屑バケット 5 テーブル 7 コンベアチェーン 8,9 スプロケット 10 掻き板 11 切屑

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工作機械の往復動部材に取り付けられた
    牽引部材と、当該牽引部材によって一方方向に携行され
    うる回転無端部材と、当該回転無端部材に付設された掃
    き取り部材とを備えてなる切屑搬出装置。
  2. 【請求項2】 上記牽引部材が一方方向にのみ回転可能
    なスプロケットであり、上記回転無端部材がエンドレス
    チェーンであることを特徴とする請求項1に記載の切屑
    搬出装置。
  3. 【請求項3】 上記スプロケットが2個備えられ、上記
    往復動部材の往動の際に一方のスプロケットが上記エン
    ドレスチェーンを携行し、上記往復動部材の復動の際に
    他方のスプロケットが上記エンドレスチェーンを携行す
    ることで、当該エンドレスチェーンが往復動部材の往復
    動を通じて常時、一方方向に回転するように構成された
    ことを特徴とする請求項2に記載の切屑搬出装置。
JP9201525A 1997-07-28 1997-07-28 切屑搬出装置 Pending JPH1142530A (ja)

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JP9201525A JPH1142530A (ja) 1997-07-28 1997-07-28 切屑搬出装置

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JP9201525A JPH1142530A (ja) 1997-07-28 1997-07-28 切屑搬出装置

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JPH1142530A true JPH1142530A (ja) 1999-02-16

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ID=16442497

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JP9201525A Pending JPH1142530A (ja) 1997-07-28 1997-07-28 切屑搬出装置

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