JPH1142151A - ソーラー式フラワーポールおよびソーラー式植栽壁 - Google Patents

ソーラー式フラワーポールおよびソーラー式植栽壁

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JPH1142151A
JPH1142151A JP21386697A JP21386697A JPH1142151A JP H1142151 A JPH1142151 A JP H1142151A JP 21386697 A JP21386697 A JP 21386697A JP 21386697 A JP21386697 A JP 21386697A JP H1142151 A JPH1142151 A JP H1142151A
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JP
Japan
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solar
planter
pole
flower
planting
Prior art date
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Application number
JP21386697A
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English (en)
Inventor
Akio Oyama
陽生 大山
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KANKYO ZOKEI FUROORI KK
Original Assignee
KANKYO ZOKEI FUROORI KK
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Publication date
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  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 草花を飾る花壇として用いるとともに、工芸
美術品としても鑑賞に耐え得るソーラー式フラワーポー
ルとソーラー式植栽壁を提供する。 【解決手段】 フラワータワー1とソーラータワー2か
らなり、フラワーポール1は、円筒状支柱101の頂部
にプランター102を有するとともに、該円筒状支柱と
プランターの中心位置にはプランターよりも所定高さ上
方まで伸びるポール103が貫挿配置され、該ポールの
上端側にはランプ106を有するランプシェード10
4,105が取り付けられ、円筒状支柱とポールとの間
の空間部の下部側にはプランターへ水を給水する自動給
水装置を備えた給水槽112を配備するとともに、上側
半部にはバッテリー107を内蔵する。一方、ソーラー
パネルタワー2は、上半部にソーラーパネル201を埋
め込んだ板状体からなり、該ソーラーパネル201によ
ってバッテリー107を常時充電するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、公園や広
場、庭園、歩道帯、建物外構、コンコース等に設置し、
植物(草花や花潅木等)を植えつけて鑑賞するためのソ
ーラー式フラワーポールとソーラー式植栽壁に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】公園や広場、庭園、歩道帯、建物外構、
コンコース等には、草花等の植物を植えた大型のプラン
ターを飾ることが多いが、従来のプランターはプラスチ
ックあるいはコンクリート製の箱形、丸形のものが一般
的であり、プランター自体に工芸品として鑑賞に耐える
ほどの装飾効果を備えたものはなかった。また、立体的
な空間利用、特に垂直方向の空間利用はまったくなされ
ておらず、植物への給水も手動潅水で行なっているのが
普通であった。また、照明手段を何ら備えていないの
で、夜間等における鑑賞は極めて困難であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な問題を解決するためになされたもので、例えば、公園
や広場、庭園、歩道帯、建物外構、コンコース等に設置
して草花等の植物を飾る花壇として用いるとともに、モ
ニュメントあるいは自然石等を擬した景石としての役目
なども果たすことのできる、実用品としては勿論、工芸
美術品としても十分に鑑賞に耐え得る、美麗にして省エ
ネルギー効果のあるソーラー式フラワーポールとソーラ
ー式植栽壁を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のソーラー式フラワーポールは、フラワータ
ワーと、該フラワータワーと別体または一体に構成され
た所望形状からなるソーラー式発電部とからなり、フラ
ワータワーは、筒状支柱の頂部に固定載置した植栽用の
プランターと、該プランターの中心を貫いてプランター
よりも所定高さ上方まで伸びるポールと、該ポールの適
宜位置に取り付けられた自動点灯式の所望個の照明用ラ
ンプとを備え、前記筒状支柱の内部には、前記プランタ
ーに休止するための自動給水装置と、該自動給水装置お
よび前記照明用ランプの電源となる充電式バッテリーと
を内蔵するとともに、該充電式バッテリーを前記ソーラ
ー式発電部の太陽光発電によって常時充電するように構
成したものである。
【0005】また、上記目的を達成するため、本発明の
ソーラー式植栽壁は、プランター部と、該プランター部
と別体または一体に構成された所望形状からなるソーラ
ー式発電部とからなり、プランター部は、コンクリート
または石材等からなる躯体を所定間隔をおいて並設する
ことによって前方壁と後方壁を構成し、少なくとも前方
壁となる側の躯体の壁面には、躯体の内外を貫通する植
物植え付け用穴を所定個穿設するとともに、躯体によっ
て形成される並設空間内部を植栽用の培養土収納部と
し、該並設空間内部の適宜位置には、培養土収納部に給
水するための自動給水装置と、該自動給水装置の電源と
なる充電式バッテリーとを内蔵し、該充電式バッテリー
を前記ソーラー式発電部の太陽光発電によって常時充電
するように構成したものである。
【0006】
【作用】本発明のソーラー式フラワーポールは、例え
ば、公園や広場、庭園、歩道帯、建物外構、コンコース
等に筒状支柱の基部を埋め込む等して設置される。そし
て、筒状支柱の頂部に固定載置したプランターに、四季
折々、その季節に応じた植物を植えることによって、立
体空間の中でこれを眺める人の目を楽しませることがで
きるとともに、モニュメントとしても鑑賞することがで
きる。また、自動給水装置によって定期的にプランター
内に水を給水してやることにより、プランターに植え付
けられた植物に水を供給してやることができる。夜間等
にはポールの適宜位置に取り付けられた自動点灯式の照
明用ランプが点灯され、夜間等においても植物を鑑賞す
ることができるとともに、街路灯や庭園灯としての役目
も果たすことができる。さらに、充電式バッテリーはソ
ーラー式発電部の太陽光発電によって常時充電されるの
で、専用の商用電源を配線する必要がなくなり、太陽光
が当たる場所という条件さえ満たせば、その設置場所に
制約を受けることがない。
【0007】一方、本発明のソーラー式植栽壁は、例え
ば、公園や広場、庭園、歩道帯、建物外構、コンコース
等に設置する。これによって、あたかも自然石からなる
景石としての効果を与えることができとともに、壁面に
穿設された植物植え付け用穴に、四季折々、その季節に
応じた植物が植えつけることによって、垂直緑化が可能
となり、立体的な垂直面によって道行く人の目を楽しま
せることができる。そして、自動給水装置によって定期
的に給水してやることにより、壁面の植物植え付け用穴
に植えられた植物に容易に潅水することができる。ま
た、充電式バッテリーは壁面適宜位置に取り付けたソー
ラー式発電部の太陽光発電によって常時充電されるの
で、専用の商用電源を配線する必要がなくなり、太陽光
が当たる場所という条件さえ満たせば、その設置場所に
制約を受けることがない。
【0008】
【発明の実施の形態】まず、本発明のソーラー式フラワ
ーポールについて説明する。図1に、本発明に係るソー
ラー式フラワーポールの第1の実施形態を示す。この第
1の実施形態は、照明機構を備えた空中花壇式のフラワ
ータワー1と、このフラワータワー1に組み込まれてい
る充電式バッテリーを太陽光発電により充電するための
ソーラー式発電部を構成するソーラータワー2とから構
成されている。なお、この例の場合、フラワータワー1
とソーラータワー2の地上高は両者約5m程度である。
【0009】前記フラワータワー1は、大きく分けて、
その基端部を地中やコンクリート基礎中に埋め込まれた
ステンレス製の大径の円筒状支柱101、この円筒状支
柱101の頂部に載置された大径のお碗状のプランター
102、さらに、これら円筒状支柱101とプランター
102の中心位置を貫いて配置されたステンレス製の小
径のポール103からなる。このポール103は、プラ
ンター102よりも所定高さ上方まで伸びて貫挿配置さ
れており、その上端側には、照明と装飾を兼ねた円筒形
の4個のランプシェード104と105が所定間隔をお
いてポール103の外周に取り付けられている。このラ
ンプシェード104,105は、例えば透明樹脂板ある
いは乳白色や色付きの半透明樹脂板等で構成されてお
り、必要に応じてその周面に模様等が付加される。
【0010】前記各ランプシェード104、105の内
部には、それぞれ照明用のランプ106がそれぞれ取り
付けられており、後述する充電式バッテリー107から
電源を供給することにより、図示を略した夜間自動点灯
スイッチ等によって自動点灯されるように構成されてい
る。また、前記お碗状のプランター102内には網目状
の底板108が敷かれており、この底板108上に培養
土109等を入れ、季節折々の植物110を植え込むこ
とができるようになっている。
【0011】前記円筒状支柱101とポール103の間
に形成される空間部は、仕切り板111によって上下に
区切られており、上側の空間部は充電式バッテリー10
7の収納室とされているとともに、下側の空間部は貯水
槽112とされている。この貯水槽112には、給水元
栓113、ボールタップ114付きの自動給水栓115
を介して補助給水管116が引き込まれており、貯水槽
112内の水位が常に一定となるように給水量を自動調
整し、オーバーフローした水はオーバーフロー管11
7、排水栓118、排水管119を通じて外部へ逃がす
ように構成されている。
【0012】さらに、前記貯水槽112には、水撒き用
給水管120が取付けられており、この給水管120は
ポール103のプランター102位置に設けられた給水
カラン121にタイマー付きポンプ122を介して接続
されており、タイマー付きポンプ122が一定時間間隔
で作動することにより、プランター102内に水が撒か
れるようになっている。また、プランター102の底部
には排水孔123が形成されており、この排水孔123
に戻り管124が繋がれ、プランター102の底部に溜
まった余分な水や雨水を貯水槽112に戻すようになっ
ている。
【0013】充電式バッテリー107からランプシェー
ド104,105への電気配線125はポール103内
を通って配線されており、また、充電式バッテリー充電
のための補助電気配線126もポール103内を通って
配線されている。この補助電気配線126は、太陽の射
さない悪天候時等に充電式バッテリーを補助的に充電す
るためのものである。充電式バッテリー107は後述す
るソーラータワー2のソーラーパネル201の発電電力
によって充電されている。なお、127は排水孔、12
8は排水栓、129,130は内部確認のための改め口
扉である。
【0014】他方、ソーラータワー2は、薄い板状体か
らなり、その全体がステンレス等の金属で構成されてい
る。そして、このソーラータワー2の上半部には太陽光
エネルギーを電気エネルギーに変換するソーラーパネル
201が嵌め込まれているとともに、その下半部202
にはレリーフ等の彫刻が刻まれ、装飾効果を発揮するよ
うに工夫されている。前記ソーラーパネル201は、ソ
ーラータワー2の片面だけに設けてもよいし、表裏両面
に設けてもよいものである。このソーラーパネル201
の発電電力は、充電用配線203を通じて前記フラワー
タワー1の充電式バッテリー107まで引き込まれ、充
電式バッテリー107を充電するように構成されてい
る。なお、このソーラータワー2は、発電効率上、ソー
ラーパネル201が南側を向くように設置するのが望ま
しい。
【0015】上記ソーラー式フラワーポールは、例え
ば、公園や広場、庭園、歩道帯、建物外構、コンコース
等に設置し、プランター102に四季折々その季節に応
じた植物110を植えることによって、人の目を楽しま
せることができる。そして、タイマー付きポンプ122
を一定時間毎に所定の時間だけ作動させることにより、
プランター102に植えられた植物110に水をやるこ
とができる。
【0016】また、ポール103の先端側に取り付けら
れたランプシェード104,105内の各ランプ106
は、夜間等になると充電式バッテリー107によって点
灯される。このため、この光によってランプシェード1
04,105に付された色や模様が浮き上がって視認さ
れるとともに、プランター102に植えられた植物11
0を照らす。このため、極めて美麗な印象を与えるとと
もに、夜間等においてはこの光が街路灯や庭園灯の役目
も果たす。
【0017】図2に、本発明に係るソーラー式フラワー
ポールの第2の実施形態を示す。この第2の実施形態
は、ソーラーパネル201を円筒状支柱101と、3段
構成のポール103a〜103cの回りに一体に組み付
けるとともに、ポール103cの先端に球状のランプシ
ェード104を取り付けたものである。なお、第1の実
施形態と同一もしくは同等の部材には同一の符号を付
し、その詳細な説明は省略する。
【0018】図3に、本発明に係るソーラー式フラワー
ポールの第3の実施形態を示す。この第3の実施形態
は、4枚のソーラーパネル201をフラワータワーの回
りに近接して配置したものである。なお、第1の実施形
態と同一もしくは同等の部材には同一の符号を付し、そ
の詳細な説明は省略する。
【0019】図4に、本発明に係るソーラー式フラワー
ポールの第4の実施形態を示す。この第4の実施形態
は、商店街等のアーケードに適用した場合の一例であっ
て、2つのフラワータワー1,1を用意し、それぞれの
フラワータワーの円筒状支柱101とポール103を商
店街等のアーケード206の支柱として兼用したもの
で、ソーラーパネル201はアーケード206の屋根端
面部に取り付けたものである。
【0020】図5に、本発明に係るソーラー式フラワー
ポールの第5の実施形態を示す。この第5の実施形態
は、2つのフラワータワー1,1を門柱として兼用させ
るとともに、ソーラーパネル201を建物の屋根に取り
付けたものである。
【0021】次に、本発明のソーラー式植栽壁について
説明する。図6〜図10に、本発明に係るソーラー式植
栽壁の第1の実施形態を示す。図6は斜視図、図7は縦
断正面図、図8は側断面図、図9は平断面図、図10は
空き穴カバーの拡大斜視図をそれぞれ示すものである。
【0022】この第1の実施形態は、割れ石加工等によ
って自然石で造られたプランター部3と、その上面に載
置されたソーラー式発電部4とから構成されている。プ
ランター部3は、所定間隔をおいて並設した前方壁と後
方壁を構成するコンクリート躯体301によって構成さ
れており(図8,図9参照)、その内部空間に培養土3
02を入れることができるようになっている。そして、
このコンクリート躯体301の外壁面に、御影石303
等を割り石加工して貼り付けることにより、あたかもコ
ンクリート躯体301の全体が自然石で造られているよ
うに見えるように工夫されている。
【0023】前記割り石加工されたコンクリート躯体3
01 の前方側壁面には、扇の骨状に開いた複数本の彫刻
溝325が刻設されており、この彫刻溝325上に、内
部まで貫通する植物植え付け用穴304がそれぞれ複数
個づつ穿設され、この植物植え付け用穴304に植物3
05を植え込んだり、空き穴カバー306を嵌め込んだ
りできるように構成されている。なお、空き穴カバー3
06は、図10に示すように花等を模して型取ったステ
ンレスやアルミ製の蓋である。
【0024】前記コンクリート躯体301の一方の端部
には、充電式バッテリー収納室307が設けられてお
り、この中に充電式バッテリー308が収納されてい
る。このバッテリー収納室307の側面には取り外し自
在な側面カバー309が取り付けられており、このカバ
ーを外すことによってバッテリーの交換や廃土掻き出し
口310から廃土を掻き出すことができるようになって
いる。このカバー309の下端部には排水孔311が穿
たれている。なお、312はバッテリー収納室307の
上カバーである。
【0025】また、前記コンクリート躯体301の他方
の端部には、給水管313によって給水元栓314に繋
がれた給水量調整弁315が設けられており、給水コン
トローラ320で給水制御することによって一定時間毎
に一定量の水を送り出し、給水用滲水ホース316から
培養土302に給水することができるようになってい
る。317は給水量調整弁室318の上カバー、319
は給水量調整弁315のハンドル回し用穴の蓋である。
【0026】前記給水コントローラ320はマイクロコ
ンピュータや電磁弁等を内蔵しており、その電源は配線
321によって充電式バッテリー308から与えられて
いる。また、充電式バッテリー308の容量不足等に備
えるために、給水コントローラ320には商用電源等か
らの補助配線322が配線されている。なお、323は
バッテリー収容室307の上カバー312の鍵穴、32
4は給水量調整弁室318のの上カバー317の鍵穴で
ある。
【0027】一方、ソーラー式発電部4は、上面にソー
ラーパネル401を嵌め込んだ艶消しステンレス製の倒
三角形状のソーラー台座402を前記コンクリート躯体
302の前方側壁面の頂部に3個、後方側壁面上部に2
個、それぞれ取り付けたものである。前方側の3個のソ
ーラー台座402は後方側の2個のソーラー台座402
よりもやや小さな形状とされており、それぞれの台座表
面には必要に応じて打ち抜き模様やレリーフ等の彫刻が
形成されている。前記ソーラーパネル401の発電電力
は充電用配線403によって充電式バッテリー308に
導かれており、ソーラーパネル401によって充電式バ
ッテリー308を充電するように構成されている。
【0028】上記ソーラー式植栽壁は、例えば、公園や
広場、庭園、歩道帯、建物外構、コンコース等に設置す
ることによって、あたかも自然石からなる庭石の景観を
与えることができるとともに、壁面に穿設された植物植
え付け用穴304に四季折々その季節に応じた植物30
5を植えつけることによって、道行く人の目を楽しませ
ることができる。そして、給水コントローラ320を作
動させることにより、給水用滲水ホース316から培養
土302に散水して植物110に水をやることができ
る。
【0029】図11に、本発明に係るソーラー式植栽壁
の第2の実施形態を示す。この第2の実施形態は、コン
クリート躯体301の表面に樹木模様を刻設し、この樹
木の葉っぱ部分および所望位置にソーラー式発電部を構
成する多数のソーラーパネル401を埋め込むととも
に、躯体の内外を貫通する植物植え付け用穴を穿設した
ものである。なお、図においては、植物植え付け用穴は
その上に空き穴カバー306を被せてあるため、直接見
えていない。必要に応じ、空き穴カバー306を取り外
してその下側にある植物植え付け用穴に鑑賞用の植物を
植え付ければよい。
【0030】図12および図13に、本発明に係るソー
ラー式植栽壁の第3の実施形態を示す。この第3の実施
形態は、コンクリート躯体301の表面に、葉緑素の化
学構造式を壁模様にデザインして刻み付けたもので、壁
面の所望の位置に多数のソーラーパネル401を埋め込
むとともに、躯体の内外を貫通する植物植え付け用穴を
穿設し、さらに、躯体上面の左右両端部に装飾と照明を
兼ねたランプ405を設置したものである。なお、図1
2においては、空き穴カバー306を被せてあるため、
植物植え付け用穴は直接は見えていない。必要に応じ、
空き穴カバー306を取り外し、その下側にある植物植
え付け用穴に鑑賞用の植物を植え付ければよい。また、
図13においては、外壁面の化学構造式模様は図示を略
した。
【0031】図14に、本発明に係るソーラー式植栽壁
の第4の実施形態を示す。この第4の実施形態は、プラ
ンター部3の上にソーラー式発電部4を構成するソーラ
ーパネル401をオブジェ風に配置するとともに、その
途中に時計406を取り付けたものである。
【0032】図15に、本発明に係るソーラー式植栽壁
の第5の実施形態を示す。この第5の実施形態は、プラ
ンター部3とソーラー式発電部4とを分離し、ソーラー
式発電部4を構成するソーラーパネル401をビルの屋
上などに設置するとともに、プランター部3はビル内の
コンコース501等の壁面を飾るように設置したもので
ある。
【0033】以上、本発明の実施の形態について種々説
明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるもの
ではなく、その主旨に沿った種々の変形ならびに応用が
可能である。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載のソ
ーラー式フラワーポールによれば、例えば、公園や広
場、庭園、歩道帯、建物外構、コンコース等に設置し、
筒状支柱の頂部に固定載置したプランターに、プランタ
ーに四季折々、その季節に応じた植物を植えることによ
って、立体空間の中でこれを眺める人の目を楽しませる
ことができるとともに、モニュメント等の美術工芸品と
しても楽しむことができる。また、自動給水装置を定期
的に作動させることにより、プランターに植えられた植
物に水を自動給水することができる。このため、いちい
ち水をやりに行く必要がなくなり、植物の管理が極めて
簡単となる。また、ポールの上端側に取り付けられた照
明用ランプは夜間等に充電式バッテリーによって自動点
灯することができるので、夜間等においても植物を鑑賞
することができるとともに、この照明光によって街路灯
や庭園灯の役目も果たさせることができる。さらに、充
電式バッテリーはソーラー式発電部の太陽光発電によっ
て常時充電するようにしているので、専用の商用電源を
配線する必要がなくなり、その設置場所に殆ど制約を受
けることがなくなる。
【0035】また、請求項2記載のソーラー式植栽壁に
よれば、例えば、公園や広場、庭園、歩道帯、建物外
構、コンコース等に設置することによって、あたかも自
然石からなる景石の景観を与えることができるととも
に、壁面に穿設された植物植え付け用穴に、四季折々、
その季節に応じた植物を植えつけることによって、立体
的な垂直面によって道行く人の目を楽しませることがで
きる。また、自動給水装置を定期的に作動させることに
より、壁面の植物植え付け用穴に植えられた植物に自動
給水することができる。このため、いちいち水をやりに
いく必要がなくなり、植物の管理が極めて簡単となる。
さらに、充電式バッテリーはソーラー式発電部の太陽光
発電によって常時充電するようにしているので、専用の
商用電源を配線する必要がなくなり、その設置場所に殆
ど制約を受けることがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ソーラー式フラワーポールの第1の実施形態を
示す一部縦断正面図である。
【図2】ソーラー式フラワーポールの第2の実施形態を
示す外観斜視図図である。
【図3】ソーラー式フラワーポールの第3の実施形態を
示す外観斜視図図である。
【図4】ソーラー式フラワーポールの第4の実施形態を
示す外観斜視図図である。
【図5】ソーラー式フラワーポールの第5の実施形態を
示す外観斜視図図である。
【図6】ソーラー式植栽壁の第1の実施形態を示す斜視
図である。
【図7】上記第1の実施形態の縦断正面図である。
【図8】上記第1の実施形態の側断面図である。
【図9】上記第1の実施形態の平断面図である。
【図10】空き穴カバーの拡大斜視図である。
【図11】ソーラー式植栽壁の第2の実施形態を示す正
面図である。
【図12】ソーラー式植栽壁の第3の実施形態を示す正
面図である。
【図13】上記第3の実施形態の略示外観斜視図であ
る。
【図14】ソーラー式植栽壁の第4の実施形態を示す外
観斜視図である。
【図15】ソーラー式植栽壁の第5の実施形態を示す略
示説明図である。
【符号の説明】
1 フラワータワー 2 ソーラータワー(ソーラー式発電部) 3 プランター部 4 ソーラー式発電部 101 円筒状支柱 102 プランター 103 ポール 104 ランプシェード 105 ランプシェード 106 ランプ 107 充電式バッテリー 109 培養土 110 植物 111 仕切り板 112 貯水槽 120 給水管 121 給水栓 122 タイマー付きポンプ 201 ソーラーパネル 203 充電用配線 301 コンクリート躯体 302 培養土 303 割り石加工による御影石 304 植物植え付け用穴 305 植物 306 空き穴カバー 307 バッテリー収納室 308 充電式バッテリー 313 給水管 314 給水元弁 315 給水量調整弁 316 給水用滲水ホース 320 給水コントローラ 401 ソーラーパネル 402 ソーラー台座 403 充電用配線 405 ランプ 406 時計

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フラワータワーと、該フラワータワーと
    別体または一体に構成された所望形状からなるソーラー
    式発電部とからなり、 フラワータワーは、筒状支柱の頂部に固定載置した植栽
    用のプランターと、該プランターの中心を貫いてプラン
    ターよりも所定高さ上方まで伸びるポールと、該ポール
    の適宜位置に取り付けられた自動点灯式の所望個の照明
    用ランプとを備え、 前記筒状支柱の内部には、前記プランターに給水するた
    めの自動給水装置と、該自動給水装置および前記照明用
    ランプの電源となる充電式バッテリーとを内蔵するとと
    もに、該充電式バッテリーを前記ソーラー式発電部の太
    陽光発電によって常時充電するようにしたことを特徴と
    するソーラー式フラワーポール。
  2. 【請求項2】プランター部と、該プランター部と別体ま
    たは一体に構成された所望形状からなるソーラー式発電
    部とからなり、 プランター部は、コンクリートまたは石材等からなる躯
    体を所定間隔をおいて並設することによって前方壁と後
    方壁を構成し、 少なくとも前方壁となる側の躯体の壁面には、躯体の内
    外を貫通する植物植え付け用穴を所定個穿設するととも
    に、躯体によって形成される並設空間内部を植栽用の培
    養土収納部とし、 該並設空間内部の適宜位置には、培養土収納部に給水す
    るための自動給水装置と、該自動給水装置の電源となる
    充電式バッテリーとを内蔵し、 該充電式バッテリーを前記ソーラー式発電部の太陽光発
    電によって常時充電するようにしたことを特徴とするソ
    ーラー式植栽壁。
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