JPH1141971A - モータ駆動装置及びこのモータ駆動装置を用いた空気調和機 - Google Patents

モータ駆動装置及びこのモータ駆動装置を用いた空気調和機

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JPH1141971A
JPH1141971A JP9197210A JP19721097A JPH1141971A JP H1141971 A JPH1141971 A JP H1141971A JP 9197210 A JP9197210 A JP 9197210A JP 19721097 A JP19721097 A JP 19721097A JP H1141971 A JPH1141971 A JP H1141971A
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JP
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voltage
circuit
motor
motor drive
inverter control
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JP9197210A
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Teruji Mochizuki
月 照 司 望
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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  • Control Of Ac Motors In General (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 互いに異なる直流電圧によって動作する二つ
の回路が連携してモータを駆動するに当たり、いずれか
一方の回路に対する電圧の供給状態が正常で、いずれか
他方の回路に対する電圧の供給状態が異常になったとし
ても、回路の破壊等を未然に防止することのできるモー
タ駆動装置及び空気調和機を提供する。 【解決手段】 第1の直流電圧を入力する第1の回路
と、第1の直流電圧とは異なった経路を介して供給され
る第2の直流電圧を入力する第2の回路とを含み、第1
及び第2の回路によってモータを駆動するに当たり、第
1の直流電圧及び第2の直流電圧のいずれか一方の供給
状態が正常で、いずれか他方の供給状態が異常であると
き、供給状態が正常の一方の直流電圧の供給経路から供
給状態が異常の他方の回路に対して動作が可能な範囲の
電圧を供給する電圧保証回路を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、第1の直流電圧を
入力する第1の回路と、第1の直流電圧とは異なった経
路を介して供給される第2の直流電圧を入力する第2の
回路とを含み、第1の回路及び第2の回路によってモー
タを駆動するモータ駆動装置及びこのモータ駆動装置を
用いた空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】空気調和機の室内ファンモータとして、
例えば、ブラシレスモータが用いられる。図5はこのブ
ラシレスモータの従来の駆動装置の概略構成を示すブロ
ック図である。図中、41〜44はコネクタである。こ
のうち、コネクタ41は図示省略の直流電源の駆動電圧
M をインバータ主回路50に供給する経路に設けら
れ、コネクタ42はもう一つの直流電源の制御用電圧V
CCをインバータ制御回路60に供給する経路に設けられ
る。また、コネクタ44は各直流電源の接地端GNDを
インバータ主回路50及びインバータ制御回路60に接
続する経路に設けられる。さらに、コネクタ43は図示
省略の空気調和機制御部の回転数指令出力端をインバー
タ制御回路60に接続する経路に設けられる。なお、イ
ンバータ主回路50及びインバータ制御回路60はそれ
ぞれモータドライブIC及びコントロールICとして知
られたものが用いられる。
【0003】上記構成により、空気調和機制御部からイ
ンバータ制御回路60に対して室内ファンモータ70の
回転数指令が与えられると、インバータ制御回路60は
回転数指令に応じたデューティ比のPWM信号を生成
し、インバータ主回路50を構成するスイッチ素子群を
オン、オフ制御することにより、室内ファンモータ70
の回転数を制御している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のモータ
駆動装置は、駆動電圧VM 及び制御用電圧VCCの両方が
供給され、かつ、所定の範囲に維持されることを前提と
して構成されていた。特に、インバータ制御回路60は
複数の階調に変化する回転数指令が与えられたとき、制
御用電圧VCCとの差に応じてPWM信号のデューティ比
を変更するため、例えば、コネクタ42の接触不良等に
より制御用電圧VCCの低下や遮断により誤動作しやす
く、誤動作によってインバータ主回路50を構成するス
イッチング素子を破壊する虞れがあった。
【0005】本発明は上記の課題を解決するためになさ
れたもので、互いに異なる直流電圧によって動作する二
つの回路が連携してモータを駆動するに当たり、いずれ
か一方の回路に対する電圧の供給状態が正常で、いずれ
か他方の回路に対する電圧の供給状態が異常になったと
しても、回路の破壊等を未然に防止することのできるモ
ータ駆動装置及びこのモータ駆動装置を用いた空気調和
機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、第1の直
流電圧を入力する第1の回路と、第1の直流電圧とは異
なった経路を介して供給される第2の直流電圧を入力す
る第2の回路とを含み、第1の回路及び第2の回路によ
ってモータを駆動するものであって、第1の直流電圧及
び第2の直流電圧のいずれか一方の供給状態が正常で、
いずれか他方の供給状態が異常であるとき、供給状態が
正常の一方の直流電圧の供給経路から供給状態が異常の
他方の回路に対して動作が可能な範囲の電圧を供給する
電圧保証回路を備えたものである。
【0007】第2の発明は、第1の回路が、スイッチン
グ素子群をオン、オフしてモータに供給するインバータ
主回路からなり、第2の回路がスイッチ素子群をオン、
オフ制御するインバータ制御回路からなるものである。
【0008】第3の発明は、インバータ主回路に供給さ
れる第1の直流電圧がインバータ制御回路に供給される
第2の直流電圧より高く、第1の直流電圧の供給状態が
正常で、第2の直流電圧の供給状態が異常であるとき、
第1の直流電圧の供給経路からインバータ制御回路の動
作が可能な範囲の電圧を供給するものである。
【0009】第4の発明は、電圧保証回路が、第1の直
流電圧を分圧し、得られた電圧をインバータ制御回路に
供給する抵抗直列回路からなることを特徴とするもので
ある。
【0010】第5の発明は、抵抗直列回路を介してイン
バータ制御回路に供給される電圧が、供給状態が正常で
ある第2の直流電圧より若干低くしたものである。
【0011】第6の発明は、電圧保証回路が、抵抗直列
回路で分圧して得られた電圧を、ダイオードを介して、
前記インバータ制御回路に供給するものである。
【0012】第7の発明の空気調和機は、モータが室内
ファンを駆動する室内ファンモータであり、この室内フ
ァンモータを上記第1ないし第6の発明のいずれかに記
載のモータ駆動装置を用いて駆動するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を好適な実施形態に
基づいて詳細に説明する。図1は本発明のモータ駆動装
置に係る第1の実施形態の構成を示すブロック図であ
り、図中、従来装置を示す図5と同一の要素には同一の
符号を付してその説明を省略する。ここでは、抵抗器R
1 及びR2 が新たに付加され、これ以外の構成は図5と
全く同一である。この実施形態は、駆動電圧VM (第1
の直流電圧)と制御用電圧VCC(第2の直流電圧)との
間にVM >VCCの関係があることを前提として、コネク
タ41の負荷側とコネクタ42の負荷側との間に抵抗器
1 が接続され、コネクタ42の負荷側とコネクタ44
の負荷側との間に抵抗器R2 が接続されている。
【0014】これらの抵抗器R1 及びR2 は駆動電圧V
M を分圧し、得られた電圧をインバータ制御回路60に
加える構成になっている。つまり、コネクタ41の接触
不良等により、図示省略の直流電源から正規の制御用電
圧VCCがインバータ制御回路(第2の回路)60に供給
されなかった場合でも、駆動電圧VM を利用してインバ
ータ制御回路60の動作を可能するものである。この場
合、駆動電圧VM を分圧して制御用電圧VCCと同一又は
これより高い電圧をコネクタ42の負荷側に印加した場
合、インバータ制御回路60に過電圧が印加されたり、
コネクタ42を介して外部の電源回路に悪影響を及ぼし
たりする虞れがある。そこで、駆動電圧VM の分圧が、
制御用電圧VCCよりも若干低くなるように抵抗器R1
びR2 の値を決定する。
【0015】以下、抵抗器R1 及びR2 (以下、R1
2 を抵抗値としても使用する)の値の決定方法につい
て説明する。いま、制御用電圧VCCの入力端から見たイ
ンバータ制御回路60の入力抵抗をRZ とすると、この
入力抵抗RZ と抵抗器R2 の合成抵抗RI は次式によっ
て求められる。
【0016】
【数1】 一方、インバータ制御回路60は制御用電圧VCCよりも
0.5Vだけ低い電圧で動作が可能であるとすれば、次
式の関係が成立する。
【0017】
【数2】 上記(1),(2)式の関係が成立するように抵抗器R
1 及びR2 を選定することによって、制御用電圧VCC
正常に供給されている場合には支障をきたさず、コネク
タ42の接触不良や断線が発生した場合には、周辺の回
路に悪影響を及ぼさずにインバータ制御回路60の誤動
作を防止することができる。
【0018】ここで、インバータ制御回路60は制御用
電圧VCCと、電圧で与えられる回転数指令との差に応じ
たデューティ比のPWM信号を生成するものとすれば、
制御用電圧VCCが正常時の電圧より0.5V低下すれ
ば、相対的に0.5V分だけ高い回転数指令が与えられ
たと同等になり、結果として室内ファンモータ70の回
転数は増大するが、この室内ファンモータ70が停止す
るという事態を未然に防止することができ、インバータ
主回路50(第1の回路)を構成するスイッチング素子
群を確実に保護することができる。
【0019】図2は本発明のモータ駆動装置に係る第2
の実施形態の部分構成を示す回路図である。この実施形
態は、抵抗器R1 及びR2 の相互接合点を、ダイオード
10を介して制御用電圧VCCの供給経路に接続したもの
で、ダイオードD10のアノードが抵抗器R1 及びR2
相互接合点に、カソードが制御用電圧VCCの供給経路に
それぞれ接続されている。ここで、ダイオードD10の順
方向の電圧降下分が0.5Vであれば、次式を満たすよ
うに抵抗器R1 及びR2 を選定する。
【0020】
【数3】 かくして、図2に示した第2の実施形態によっても、制
御用電圧VCCが正常に供給されなかったときに、室内フ
ァンモータ70が停止する事態を未然に防止することが
でき、インバータ主回路50を構成するスイッチング素
子群を確実に保護することができる。
【0021】図3は図1に示したモータ駆動回路を適用
した空気調和機の制御部の構成を部分的にブロックで示
した回路図である。同図において、コンバータ回路10
は、ダイオードD1 〜D6 を三相ブリッジ接続し、交流
入力端R,S,Tを三相交流電源に接続するダイオード
ブリッジ回路と、このダイオードブリッジ回路の直流出
力端に接続された平滑用コンデンサC1 とで構成されて
いる。このコンバータ回路10から出力される直流電圧
は、スイッチングトランジスタQs を介して、高周波ト
ランス20の一次巻線Pに印加されている。
【0022】スイッチングトランジスタQs のベースに
は、例えば20〜30kHzのパルス信号が与えられ
る。これによつて、高周波トランス20の一次巻線Pに
高周波通電が行われ、二次巻線S1 〜S6 に高周波電圧
が誘起される。これらの二次巻線のうち、二次巻線S1
〜S5 にはそれぞれダイオードD11〜D15と平滑用のコ
ンデンサC11〜C15とが接続され、二次巻線S1 〜S5
に誘起された高周波電圧は整流、平滑されて直流電圧V
1 〜V4 及びVc とされる。このうち、直流電圧V1
3 は圧縮機駆動電動機にPWM電圧を供給する図示省
略のインバータ主回路のエミッタが独立した三つのパワ
ートランジスタのベースドライブ電源として与えられ、
電圧V4 はエミッタが共通の三つのパワートランジスタ
のベースドライブ電源として与えられる。もう一つの直
流電圧VC は制御電源として利用される。
【0023】なお、高周波トランス20の一次巻線Pに
高周波通電し、二次巻線S1 〜S5に誘起された高周波
電圧を整流、平滑し、得られた直流電圧V1 〜V4 及び
Cをインバータ主回路を構成するパワートランジスタ
の制御に利用する点は実公平4−24792号公報に詳
しく記載されているので、これ以上の詳しい説明を省略
する。
【0024】本実施形態は高周波トランス20としても
う一つの二次巻線S6 を有するものを用いている。この
二次巻線S6 は中間タップを有し、その一端(図面の上
側端)は共通の出力端子として接地され、その一端と他
端(図面の下側端)との間にダイオードD21及び平滑コ
ンデンサC21が接続され、平滑コンデンサC21から直流
の駆動電圧VM を出力し、二次巻線S6 の一端と中間タ
ップとの間にダイオードD22及び平滑コンデンサC22
接続され、平滑コンデンサC22の両端から直流の制御用
電圧VCCを出力する構成になっている。これらの駆動電
圧VM 及び制御用電圧VCCは図1に示したコネクタ41
及び42を介してそれぞれインバータ主回路50及びイ
ンバータ制御回路60に供給される。
【0025】一方、空気調和機制御部30には、室温を
検出する温度センサ31と、室温を設定する温度設定部
32とが接続されている。そこで空気調和機制御部30
は温度センサ31の検出温度と、温度設定部32の設定
温度に対する温度センサ31の検出温度の差とに基づい
て予め定めた複数の階調の回転数指令を出力する。この
回転数指令はコネクタ43を介してインバータ制御回路
60に加えられる。なお、駆動電圧VM としては12V
が、制御用電圧VCCとしては5Vが用いられる。
【0026】しかして、圧縮機駆動電動機にPWM電圧
を供給するパワートランジスタのべース駆動電圧を生成
するための高周波トランス20を用いて、駆動電圧VM
及び制御用電圧VCCを発生させ、これによって室内ファ
ンモータ70を駆動制御することができる。このとき、
コネクタ41,42及び44の各負荷側に抵抗器R1
2 が接続されているため、制御用電圧VCCが正常に供
給されなかったときに、室内ファンモータ70が停止す
るというような事態を未然に防止することができ、イン
バータ主回路50を構成するスイッチング素子群を確実
に保護することができる。
【0027】図4はインバータ主回路50及びインバー
タ制御回路60の詳細な構成を、部分的に結線図で示し
たブロツク図である。このうち、インバータ主回路50
は6個のトランジスタQ1 〜Q6 がグレーツ接続される
と共に、各トランジスタQ1〜Q6 にダイオードD31
36が逆並列接続されている。インバータ制御回路60
は起動指令手段51、固定相励磁信号発生手段52、位
置検出手段53、切換指令手段54、切換手段55、駆
動信号発生手段56、デューティ比指令手段57及びパ
ルス幅変調手段58によって構成されている。
【0028】ここで、室内ファンモータ70はブラシレ
スモータでなり、図示省略の磁石回転子を有している。
この磁石回転子が回転すると電機子巻線に電圧が誘起さ
れ、位置検出手段53がこの電圧を検出して回転子位置
検出信号を出力して切換手段55に加える。
【0029】しかし、電機子巻線に電圧が誘起されるの
は回転子が回転している場合だけで、停止している場合
には回転子の位置情報は得られない。そこで、起動指令
手段51が起動指令を出力したとき、固定相励磁信号発
生手段52が回転子位置検出信号に代わる強制転流信号
を出力して切換手段55に加える。切換指令手段54は
起動指令に応じて、位置検出手段53の出力信号を遮断
し、その代わりに固定相励磁信号発生手段52の出力信
号を駆動信号発生手段56に加える。駆動信号発生手段
56は強制転流信号を基準にした6個の駆動信号を出力
する。これらの駆動信号がパルス幅変調手段58に加え
られる。
【0030】一方、デューティ比指令手段57は、起動
開始時に外部から与えられる回転数指令とは別個に、徐
々に大きくなるデューティ比指令信号を発生してパルス
幅変調手段58に加える。パルス幅変調手段58は駆動
信号発生手段56から与えられた駆動信号をデューティ
比指令手段57のデューティ比指令信号に従って変調し
て、インバータ主回路50を構成するトランジスタQ1
〜Q6 のベースに供給する。これによって、起動時には
位置検出手段53の回転子位置検出信号に依存しない強
制転流運転が実行される。
【0031】次に、上記強制転流運転によって磁石回転
子が回転すると位置検出手段53から回転子位置検出信
号が出力される。この回転子位置検出信号の出力に応じ
て切換指令手段54は、固定相励磁信号発生手段52の
出力信号を遮断して、その代わりに回転子位置検出信号
を駆動信号発生手段56に加える。これによって強制転
流運転モードから回転子位置検出運転モードに切換えら
れる。
【0032】回転位置検出運転モードでの運転中、デュ
ーティ比指令手段57は回転数指令に応じたデューティ
比指令信号を出力する。パルス幅変調手段58は駆動信
号発生手段56から与えられた駆動信号をデューティ比
指令手段57のデューティ比指令信号に従って変調し
て、インバータ主回路50を構成するトランジスタQ1
〜Q6 のベースに供給する。これによって、回転数指令
に応じた室内ファンモータ70の速度制御が行われる。
なお、インバータ制御回路60については、特開平3−
235694号公報等に開示されて公知であるので、そ
の詳細な説明を省略する。
【0033】かくして、図1に示したモータ駆動装置を
空気調和機の室内ファンの駆動系統に適用することによ
って、制御用電圧VCCが正常に供給されなかったとき
に、室内ファンモータ70が停止するというような事態
を未然に防止することができ、インバータ主回路50を
構成するスイッチング素子群を確実に保護することがで
きる。
【0034】なお、図1又は図2に示したモータ駆動装
置は、空気調和機のみに適用を限定されるものではな
く、インバータ主回路をインバータ制御装置によって制
御する殆どの装置に適用することができる。
【0035】
【発明の効果】以上の説明によって明らかなように、本
発明のモータ駆動装置によれば、第1の直流電圧を入力
する第1の回路と、第1の直流電圧とは異なった経路を
介して供給される第2の直流電圧を入力する第2の回路
とによってモータを駆動するに当たり、直流電圧の供給
状態が正常の一方の直流電圧の供給経路から供給状態が
異常の他方の回路に対して動作が可能な範囲の電圧を供
給する電圧保証回路を備えているので、いずれか一方の
回路に対する電圧の供給状態が正常で、いずれか他方の
回路に対する電圧の供給状態が異常になったとしても、
回路の破壊等を未然に防止することができる。
【0036】また、本発明の空気調和機によれば、上述
したモータ駆動装置を用いて室内ファンを駆動するの
で、制御用電圧が正常に供給されなかったときに、室内
ファンモータが停止するというような事態を未然に防止
することができ、インバータ主回路を構成するスイッチ
ング素子群を確実に保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るモータ駆動装置の第1の実施形態
の構成を示すブロック図。
【図2】本発明に係るモータ駆動装置の第2の実施形態
の部分構成を示す回路図。
【図3】図1に示した第1の実施形態を適用した空気調
和機の制御部の構成を、部分的にブロックで示した回路
図。
【図4】図1に示したモータ駆動装置の第1の実施形態
の主要素の詳細な構成を、部分的に結線図で示したブロ
ック図。
【図5】従来のモータ駆動装置の構成を示すブロック
図。
【符号の説明】
10 コンバータ回路 20 高周波トランス 30 空気調和機制御部 41〜44 コネクタ 50 インバータ主回路 60 インバータ制御回路 70 室内ファンモータ R1 ,R2 抵抗器 D10 ダイオード

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の直流電圧を入力する第1の回路と、
    前記第1の直流電圧とは異なった経路を介して供給され
    る第2の直流電圧を入力する第2の回路とを含み、前記
    第1の回路及び第2の回路によってモータを駆動するモ
    ータ駆動装置において、 前記第1の直流電圧及び第2の直流電圧のいずれか一方
    の供給状態が正常で、いずれか他方の供給状態が異常で
    あるとき、供給状態が正常の一方の直流電圧の供給経路
    から供給状態が異常の他方の回路に対して動作が可能な
    範囲の電圧を供給する電圧保証回路を備えたことを特徴
    とするモータ駆動装置。
  2. 【請求項2】前記第1の回路は、スイッチング素子群を
    オン、オフしてモータに供給するインバータ主回路でな
    り、前記第2の回路は前記スイッチ素子群をオン、オフ
    制御するインバータ制御回路でなることを特徴とする請
    求項1に記載のモータ駆動装置。
  3. 【請求項3】前記インバータ主回路に供給される第1の
    直流電圧は前記インバータ制御回路に供給される第2の
    直流電圧より高く、前記第1の直流電圧の供給状態が正
    常で、前記第2の直流電圧の供給状態が異常であると
    き、前記第1の直流電圧の供給経路から前記インバータ
    制御回路の動作が可能な範囲の電圧を供給することを特
    徴とする請求項2に記載のモータの駆動装置。
  4. 【請求項4】前記電圧保証回路は、第1の直流電圧を分
    圧し、得られた電圧を前記インバータ制御回路に供給す
    る抵抗直列回路でなることを特徴とする請求項3に記載
    のモータ駆動装置。
  5. 【請求項5】前記抵抗直列回路を介して前記インバータ
    制御回路に供給される電圧は、供給状態が正常である前
    記第2の直流電圧より若干低くしたことを特徴とする請
    求項3又は4に記載のモータ駆動装置。
  6. 【請求項6】前記電圧保証回路は、前記抵抗直列回路で
    分圧して得られた電圧を、ダイオードを介して、前記イ
    ンバータ制御回路に供給するものであることを特徴とす
    る請求項4に記載のモータ駆動装置。
  7. 【請求項7】前記モータが室内ファンを駆動する室内フ
    ァンモータでなり、この室内ファンモータを請求項1な
    いし6のいずれかに記載のモータ駆動装置を用いて駆動
    することを特徴とする空気調和機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008515382A (ja) * 2004-09-30 2008-05-08 バレット テクノロジー インコーポレイテッド 超小型高性能モータコントローラ及びこのコントローラの使用方法
US10148155B2 (en) 2013-12-04 2018-12-04 Barrett Technology, Llc Method and apparatus for connecting an ultracompact, high-performance motor controller to an ultracompact, high-performance brushless DC motor

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