JPH1141735A - ケーブル、ロープ牽引機械 - Google Patents

ケーブル、ロープ牽引機械

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JPH1141735A
JPH1141735A JP22185597A JP22185597A JPH1141735A JP H1141735 A JPH1141735 A JP H1141735A JP 22185597 A JP22185597 A JP 22185597A JP 22185597 A JP22185597 A JP 22185597A JP H1141735 A JPH1141735 A JP H1141735A
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JP
Japan
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cables
ball
cable
roller
machine
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JP22185597A
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English (en)
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Shoji Inada
昇次 稲田
Daigo Takamura
大五 高村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来形の球形ボールローラによるケーブル
(又はロープ)牽引機械は漁網引き上げの延長線で進め
て来たためかケーブル(又はロープ)敷設作業の特徴を
余り考慮しておらず、装置も小型軽量なものとなってい
ない、更にケーブル(又はロープ)が簡単に脱落する等
欠点が多く、しかも高価であった。 【解決手段】 従来形の球形ボールの替わりに、縦長卵
形ボール(EGボール)を採用し、駆動動力源(電気、
エアー、油圧)は従来の2台一対形がら容量アップして
1台形として軽量化を図る。更に押さえローラを上段に
配置して機械の高さを一層押さえた機種も用意する。又
従来形の球形ボールでは不可能であった多本数ケーブル
一括牽引を可能とするため縦軸回転から横軸回転に切り
替え、更にケーブル牽引時のケーブルの綾を無くすため
櫛形ローラと組み合わせ本発明のケーブル牽引機械の前
後に分離配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
1地中埋設1次電力ケーブルの敷設、2次配電ケーブル
の敷設 2発電所、変電所、及び各種プラント、建築物の高圧、
低圧、通信、照明など全てのケーブルの敷設 3地中、架空光ケーブルの敷設、および電柱架空給電ケ
ーブルの敷設 4舶用ケーブルの敷設 5各種大型船舶の係船、曳航ロープ(ホーサ)の綱取り
牽引
【0002】
【従来の技術】従来は各産業界においてケーブルを敷設
するためのウインチ、キャタピラー、従来型球形ボール
ローラがある。又大型船舶の係船ロープの綱取りにはキ
ャブスタン等がある。従来型球形ボールローラでのケー
ブル牽引機械として、たとえば、特公昭47−1001
1号広報に記載されている牽引装置(以下従来装置とい
う)がある。この従来装置は本発明者が開発したもの
で、又この従来装置は漁業揚網装置として開発された球
形ボールを流用したものでる。しかし太いケーブルやロ
ープ(50〜180φ)の牽引作業に流用する場合は、
ケーブル、ロープが外れてしまう。このため外径が23
0〜350φの大きなタイヤボールとなってしまい、装
置が大型化し全体重量も100kg以上と重くなってし
まう。ケーブル敷設やロープの牽引は工事が一ヶ所に固
定配置して施工出来るものは少なく普通は作業の進行に
合わせ移動して使用するため、小型軽量化が現場作業者
から望まれている。又電路ラック上は高さ制限があり、
狭い電路上にセット出来ない等の問題点がり、使用場所
の制限を受けてしまう。更に多本数ケーブルを一度に一
括敷設したいケースもあるが、図5Fに示すように従来
の球形ボールの場合、横広がりのケーブルをボールに挟
込む際、ケーブルを立て団子状に挟込むことになり、大
きな無駄な摩擦抵抗を生じることとなってしまいスムー
ズな牽引が出来ない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明のEGボールは
図1に示すもので、従来の球形ボールと違って、縦長な
卵形とすることで、外径が小さく出来、80φ以上の太
物ケーブルやロープを挟込んだり、多本数ケーブルを一
度に一括挟込んで敷設しても脱落しする心配が無くな
る。更に小型軽量化が出来、特に高さを押さえることが
簡単に出来るため、狭い電路上に簡単にセット出来る構
造にすることが出来る。
【0004】
【課題を解決するための手段】
【0005】本発明は、上記課題を解決するた縦長なE
Gボールとして、これに数kg/cmの空気を充填し
て、中心部がある数値で最大径になるよう(図1A)設
計製作する。又パンクやエアーの漏洩が発生しない強固
なゴム構造とし、ゴム自体の弾性力を数kg/cm以上
となるように製作する、更に図1Aに示す両端金具
(3)、(4)で密閉しエアーを封入する。又この金具
に空気注入孔(6)を取り付ける。
【0006】従来型球形ボールは通常図1Hに示す通り
ボールの回転軸を立てて、左右からの側圧と回転力を与
えて使用するものとなっているが、これは漁網の引き上
げの発想であり、ケーブル牽引やロープ牽引にとっては
自然な重力を無視したものとなっており、脱落防止のた
め上下にガイドローラを必要とし、しかも無駄な摩擦抵
抗を生む結果となっている。本発明のEGボールは回転
軸を図1E、F、Gに示す通り横軸とする。これにより
上下からの側圧と回転力を与えることが出来、重力との
協調が図られ、ガイドローラに過大な力が掛からずスム
ーズな牽引を実現する。このことで多本数ケーブルも一
度に一括敷設することが出来、ケーブルにもダメージを
与えることがない。
【0007】本発明のEGボールは縦長小外径のため先
端ギャップが少ないため、太物ケーブルなどの取り外し
時点でワンタッチで先端連結金具(図2、3の18)を
解放し、上側EGボールを開く構造としている。このた
め図6、7に示すように上側EGボール軸に可動ジョイ
ント(13)、又は上下可動ボールベアリン(11)を
セットして簡単に開閉出来るものとしている。
【0008】本発明のEGボールローラは軽量化を図る
ため動力及び減速機は下段1台のみとし、上段EGボー
ルへ又は押さえローラへの力の伝達は牽引するケーブ
ル、ロープを介して行う。
【0009】EGボールの牽引速度を可変とすること
で、現在ケーブル敷設機械として使用されているウイン
チ、キャタビラー、球形ボールローラとの共存を図りな
がらEGボールの普及が促進される。
【0010】本発明のEGボールローラは図5、6に示
すように重力に逆らわず、櫛形ガイドローラと組み合わ
せて使用することで横広がりのままケーブルを挟込むこ
とが出来、無駄な力を必要としないため20本以上のケ
ーブルでも脱落せずにスムーズに牽引することが可能で
ある。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照して説明する。
【0012】EGボールは用途を考慮して3種類とす
る。即ち図1B、C、Dに示すように中EG形、半EG
形、全EG形の3種類とする。このことでボールの最大
外径を従来装置より大幅に小さく押さえられ、しかも太
物ケーブルやロープが脱落することなくスムーズに牽引
出来るようになる。又小型軽量化を図ることが出来る。
【0013】図1AはEGボールの代表例としての中E
G形の外形図である。数kg/cmの空気を充填した
時に中心部がある数値を持って最大に膨らむように設計
製作する。又両端金具(3)(4)で空気を封入密閉す
る構造とする。
【0014】図1E、F、GはEGボールを上下に重ね
圧接し、ケーブル及びロープ(19)をこのボール間に
挿入して牽引する運転形状を示す。又ガイドローラは根
元側に1ヶ所固定的に配置し、先端側は必要に応じて
(多本数ケーブル牽引等)取り付け取り外し出来るよう
に螺旋ネジ挿入とする。
【0015】図2は押さえローラで2通りの方式があ
る。一つは鉄心にゴムを焼き付けたもので鉄心を回転さ
せる方式、二つ目は樹脂ローラを鉄心にかぶせて挿入し
て樹脂ローラを回転させる方式であり、牽引力や牽引物
の種類により何れか適したものを採用する。又ケーブ
ル、ロープとの接触面積を高めるためローラに凹み形状
を設ける種類(図2B)も用意する。
【0016】図2D、G、Jは押さえローラを上段に1
個としたもの、図2E、H、Kは2個としたもので牽引
力や牽引物の種類により何れか適したものを採用する。
【0017】図3はケーブル敷設機の全体外形図の1例
で上下段共、半EG形タイヤを使用したものである。モ
ータ及び減速機は下段のみとしている。ケーブルを取り
外す場合は先端連結金具を解放する。又太物ケーブルを
牽引する場合は上段半EG形タイヤを上方に簡単に移動
出来る構造とする。
【0018】図4はケーブル敷設機の全体外形図の1例
で上段に押さえローラ、下段に半EG形タイヤを使用し
たものである。その他機構的には
【0017】と同一である。
【0019】図5は多本数ケーブルを一度に一括敷設す
る場合のもので、図5Aは上下段共、EGボールを組み
合わせたものである。図C、D、Eは上段に押さえロー
ラ、下段にEGボールを組み合わせたものである。図5
Eは上段の押さえローラを2個としたものである。いず
れもケーブルが横広がりに牽引出来るため、これまで困
難とされてきた多本数ケーブルを一度に一括敷設するこ
とが可能となった。尚図5F、Gは従来形球形ボールで
多本数ケーブルを牽引する様子を示すが、ケーブルが団
子状に入り脱落し易いため多本数ケーブルを一度に一括
牽引することは実験的にも困難であることが実証されて
いる。
【0020】図6は櫛形ガイドローラで多本数ケーブル
を1度に一括牽引する場合にケーブルが綾になるのを防
止する目的でケーブルの外径に合わせ自由に摺動する樹
脂性の丸棒を角パイプに植え付けたもので、図6Dに示
すようにEGボール牽引機械の前後にセットすることで
スムーズなケーブルの牽引を実現し、敷設後のケーブル
整理の手間を省略するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のEG「エッグ」ボールのの外形図を示
す。
【図2】押さえローラの外形図とEGボールとの組み合
わせを示す。
【図3】半EGボールを上下段に組み合わせた一実施例
の装置全体矢視図である。
【図4】本発明のEG「エッグ」ボールを下段に、上段
に外径の小さい押さえローラを組み合わせた一実施例の
装置全体矢視図である。
【図5】多本数ケーブルを一度に一括牽引する実施例図
である。
【図6】櫛形ガイドローラに一実施例の矢視図である。
これは本発明のEGボールの牽引機械の前後にセットし
て使用する。
【符号の説明】
1:EGタイヤ 1−0:従来形球形タイタ 1−1:中EGタイヤ 1−2:半EGタイヤ 1−3:全EGタイヤ 2:押さえローラ 2−1:凹みなしローラ(鉄心ゴムローラ、又は樹脂系
ローラ) 2−2:凹み有りローラ(鉄心ゴムローラ、又は樹脂系
ローラ 3:EGタイヤのエアー密封金具(ゴム表面押さえ) 4:EGタイヤのエアー密封金具(ゴム内面押さえ) 5:ゴム殻 6:空気注入孔金具 7:EGタイヤ回転軸 8:ゴム殻内面空気層(空気圧0.5〜数kg/c
) 9:EGタイヤのエアー密封金具(ゴム表面押さえ)締
め付けボルト 10:鉄心ゴム(鉄心回転)又は樹脂系ローラ(鉄心固
定、樹脂系ローラ回転) 11:ボールベアリング部 12:同上止め金具 13:ボルト 14:可動ジョイント 15:ガイドローラ芯金 16:ポリエチレン系ローラ 17:減速機 18:原動機(電動モータ、エアーモータ、油圧モー
タ) 19:ケーブル(又はロープ) 20:EGボール先端連結金具(ワンタッチ開閉機構) 21:本体固定枠金具 22:堅くて摺動性のよい樹脂 23:角パイプ
【手続補正書】
【提出日】平成9年11月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 ケーブル、ロープ牽引機械
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 1地中埋設1次電力ケーブルの敷設と撤去、2次配電ケ
ーブルの敷設と撤去 2発電所、変電所、及び各種プラント、建築物の高圧、
低圧、通信、照明など全てのケーブルの敷設 3地中、架空光ケーブルの敷設と撤去、および電柱架空
給電ケーブルの敷設と撤去 4舶用ケーブルの敷設5ケーブル先端に取り付けたφ12mm以上のメッセン
ジャーロープ 各種大型船舶の係船、曳航ロープ(ホーサ)の綱取り
牽引
【0002】
【従来の技術】従来は各産業界においてケーブルを敷設
したり撤去するためのウインチ、キャタピラー、従来型
球形ボールローラがある。又大型船舶の係船ロープの綱
取りにはキャブスタン等がある。従来型球形ボールロー
ラでのケーブル牽引機械として、たとえば、特公昭47
−10011号広報に記載されている牽引装置(以下従
来装置という)がある。この従来装置は本発明者が開発
したもので、又この従来装置は漁業揚網装置として開発
された球形ボールを流用したものでる。しかし太いケー
ブルやロープ(50−180φ)の牽引作業に流用する
場合は、ケーブル、ロープが外れてしまう。このため外
径が230〜350φの大きなタイヤボールとなってし
まい、装置が大型化し全体重量も100kg以上と重く
なってしまう。ケーブル敷設やロープの牽引は工事が一
ヶ所に固定配置して施工出来るものは少なく普通は作業
の進行に合わせ移動して使用するため、小型軽量化が現
場作業者から望まれている。又電路ラック上は高さ制限
があり、狭い電路上にセット出来ない等の問題点がり、
使用場所の制限を受けてしまう。更に多本数ケーブルを
一度に一括敷設したいケースもあるが、図5Fに示すよ
うに従来の球形ボールの場合、横広がりのケーブルをボ
ールに挟込む際、ケーブルを立て団子状に挟込むことに
なり、大きな無駄な摩擦抵抗を生じることとなってしま
いスムーズな牽引が出来ない。更にケーブルの撤去作業
は従来はウインチやキャタビラ等を使用して専用車上に
セットするため非常に高価なものとなっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明のEGボールは
図1に示すもので、従来の球形ボールと違って、横長な
卵形とすることで、外径が小さく出来、80φ以上の太
物ケーブルやロープを挟んだり、多本数ケーーブルを一
度に一括挟込んで敷設しても脱落する心配が無くなる。
更に小型軽量化が出来、特に高さを押さえることが簡単
に出来るため、狭い電路上に簡単にセット出来る構造に
することが出来る。又古いケーブルの撤去作業にもEG
ボールにチェーンを巻き付けることで、油泥によるスリ
ップを押さえ、牽引ボールユニットをマンホール真上に
セットすることで小型軽量化が出来、これまでのような
ウインチやキャタピラーをセットした高価で大型な専用
撤去車を必要とせず、一般のユニック車で運搬セットが
出来もので、狭い道路での作業にも適し、非常に安価に
できる。
【0004】
【課題を解決するための手段】
【0005】本発明は上記課題を解決するた横長なEG
ボールとして、これに数kg/cmの空気を充填して、
中心部がある数値で最大径になるよう(図1A)設計製
作する。又パンクやエアーの漏洩が発生しない強固なゴ
ム構造とし、ゴム自体の弾性力を数kg/cm以上とな
るように製作する、更に図1Aに示す両端金具(3)、
(4)で密閉し液体とエアーを封入するようにすたもの
である。尚ボールローラは既に漁網用として実用化され
ているのもを流用する。
【0006】従来型球形ボールは通常図1Hに示す通り
ボールの回転軸を立てて、左右からの側圧と回転力を与
えて使用するものとなっているが、これは漁網の引き上
げの発想であり、ケーブル牽引やロープ牽引にとっては
自然な重力を無視したものとなっており、脱落防止のた
め上下にガイドローラを必要とし、しかも無駄な摩擦抵
抗を生む結果となっている。本発明のEGボール(又V
ローラ)は回転軸を図1E、F、Gに示す通り横軸とす
る。これにより上下からの側圧と回転力を与えることが
出来、重力との協調が図られ、ガイドローラに過大な力
が掛からずスムーズな牽引を実現する。このことで多本
数ケーブルも一度に一括敷設することが出来、ケーブル
にもダメージを与えることがない。
【0007】本発明のEGボール(又Vローラ)は両端
に軸受けを設けて軸強度を上げ、従来型球形ボールの片
持の弱さを解消している。又ケーブル外径に応じて上段
のローラ部を上下に移動出来るものとし過大な変形応力
がケーブル表面に掛からないものとしている。ケーブル
取り外し時点ではワンタッチで上段ローラを解放出来る
ものとしている。
【0008】本発明のEGボール(又Vローラ)は軽量
化を図るため基本形は駆動モータを下段一台のみとし、
上段ローラは押さえローラとしている。しかしケーブル
の引き抜き撤去等のように強力な牽引力を必要とする場
合は上段ローラ側にも駆動モータを取り付ける。特にケ
ーブルの撤去では油泥によるスリップの心配があり、こ
れを防止するためボール表面に歯形チェーンを巻き付
け、又図7Bに示すようにマンホール真上にセットす
【0009】EGボールの牽引速度をインバータ等を使
用して可変とすることで、現在ケーブル敷設機械として
使用されているウインチ、キャタビラー、球形ボールロ
ーラとの共存を図りながらEGボールの普及を促進す
る。
【0010】本発明のEGボールローラは図5、6に示
すように重力に逆らわず、櫛形ガイドと組み合わせて使
用することで横広がりのままケーブルを挟込むことが出
来、無駄な力を必要としないため20本以上のケーブル
でも脱落せずにスムーズに牽引することが可能である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照して説明する。
【0012】EGボールは用途を考慮して3種類とす
る。即ち図1B、C、Dに示すように中EG形、半EG
形、全EG形の3種類とする。このことでボールの最大
外径を従来装置より大幅に小さく押さえられ、しかも太
物ケーブルやロープが脱落することなくスムーズに牽引
出来るようになる。又小型軽量化を図ることが出来る。
【0013】図1AはEGボールの代表例としての中E
G形の外形図である。数kg/cmの空気を充填した時
に中心部がある数値を持って最大に膨らむように設計製
作する。又両端金具(3)(4)で空気又液体と空気を
封入密閉する構造とする。
【0014】図1E、F、GはEGボールを上下に重ね
圧接し、ケーブル及びロープ(19)をこのボール間に
挿入して牽引する運転形状を示す。上段のEGボールは
駆動モータ付きとしたものと下段軸と歯車結合したも
の、及び駆動モータなしの押さえローラ式とした3方式
があり、使用目的に応じて使い分ける
【0015】図2は下段のEGボールと上段の鉄心押さ
えローラの組み合わせを示している。押さえローラは鉄
心の上にゴム又は樹脂等をコーテングしたもので、鉄心
を回転軸とするものと、鉄心を固定してゴム又は樹脂部
を回転するものと2通りの方式がある。又ケーブル、ロ
ープとの接触面積を高めるためローラに凹み形状を設け
るもの(図2B)も用意する。
【0016】図2D、G、Jは押さえローラを上段に1
個としたもの、図2E、H、Kは2個としたもので牽引
力や牽引物の種類により何れか適したものを採用する。
【0017】図3のA、Bはケーブル敷設機の全体外形
図の1例で上下段共、半EG形タイヤを使用し直行軸減
速機を採用したものである。ケーブルを取り外す場合は
押さえローラを解放する又ケーブルの外径に応じて上
段ローラを上下に移動し調整出来る構造としている
【0018】図4はケーブル敷設機の全体外形図の1例
で上、下段に半EGタイヤを使用し平行軸減速機を採用
したもである。平行軸減速機を採用したため下段の半E
Gタイヤは駆動モータと前後に並列に配置されことにな
り、スプロケットやプーリ等を採用してチェーン等のよ
うにベルト式で駆動軸は相互に連結されている。又上段
の半EG形タイヤは下段と歯車で連結されてスリップに
強いものとしている。ケーブルを取り外す場合は上段先
端部を解放する機構とする。しかし重量軽減も考えて歯
車は取り止めて上段EGタイヤは押さえローラとして機
能させる方式を主体とする
【0019】図5は多本数ケーブルを一度に一括敷設す
る場合のもので、図5Aは上下段共、EGボールを組み
合わせたものである。図C、D、Eは上段に押さえロー
ラ、下段にEGボールを組み合わせたものである。図5
Eは上段の押さえローラを2個としたものである。いず
れもケーブルが横広がりに牽引出来るため、これまで困
難とされてきた多本数ケーブルを一度に一括敷設するこ
とが可能となった。尚図5F、Gは従来形球形ボールで
多本数ケーブルを牽引する様子を示すが、ケーブルが団
子状に入り脱落し易いため多本数ケーブルを一度に一括
牽引することは実験的にも困難であることが実証されて
いる。
【0020】図6は櫛形ガイドで多本数ケーブルを1度
に一括牽引する場合にケーブルが綾になるのを防止する
目的でケーブルの外径に合わせ自由に摺動する樹脂性の
丸棒を角パイプに植え付けたもので、図6Dに示すよう
にEGボール牽引機械の前後にセットすることでスムー
ズなケーブルの牽引を実現し、敷設後のケーブル整理の
手間を省略するものである。
【0021】図7はケーブル撤去牽引装置の一例図であ
る。Aはケーブル牽引の断面図であり、歯形チェーンが
ケーブルの銅線部に達するようにEGボールの軸間を調
整する。Bはケーブル鋏込みの正面図である。Cは牽引
機械をマンホール真上にセットしてケーブルを引き抜き
切断機へ導く全体図を示す。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明のEG「エッグ」ボールの外形図を示
す。
【図2】押さえローラの外形図とEGボールとの組み合
わせを示す。
【図3】半EG「エッグ」ボールを上下段に組み合わ
せ、直行減速機を使用し、上段のEGボールを押さえロ
ーラとした、一実施例の装置全体矢視図である。
【図4】本発明の中EG「エッグ」ボールを上下段に組
み合わせ、平行減速機を使用し、下段のEGボールをス
プロケット機構等で回転させ、上段のEGボールは歯車
で下段より駆動力を与えた一実施例の装置全体矢視図で
ある。
【図5】多本数ケーブルを一度に一括牽引する実施例図
である。
【図6】櫛形ガイドの一実施例の矢視図である。これは
本発明のEGボールの牽引機械の前後にセットして使用
する。
【図7】地中管路の古いケーブルの撤去牽引の実施例図
である。
【0023】
【符号の説明】 1:EGタイヤ 1−0:従来形球形タイタ 1−1:中EGタイヤ 1−2:半EGタイヤ 1−3:全BGタイヤ 2:押さえローラ 2−1:凹みなしローラ(鉄心ゴムローラ、又は樹脂系
ローラ) 2−2:凹み有りローラ(鉄心ゴムローラ、又は樹脂系
ローラ 3:EGタイヤのエアー密封金具(ゴム表面押さえ) 4:EGタイヤのエアー密封金具(ゴム内面押さえ) 5:ゴム殻 6:空気注入孔金具 7:EGタイヤ回転軸 8:ゴム殻内面空気層(空気圧05〜数kg/cm2)9:櫛型ガイド 10:鉄心ゴム又は樹脂系ローラ 11:ボールベアリング部 12:同上止め金具 13:ボルト 14:可動ジョイント 15:ガイドローラ芯金 16:ポリエチレン系ローラ 17:減速機 18:原動機(電動モータ、エアーモータ、油圧モー
タ) 19:ケーブル(又はロープ) 20:EGボール先端連結金具(ワンタッチ開閉機構) 21:本体固定枠金具 22:堅くて摺動性のよい樹脂 23:角パイプ24:スプロケット 25:スプロケットチェーン 26:歯車 27:ベアリング固定フレーム 28:横方向ガイドローラ 29:歯形チェーン 30:歯形チェーン固定ワイヤ 31:ケーブル自動切断機 32:マンホール
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】追加
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】図1Aに示す縦長卵形のボールタイヤ(以
    下EG「エッグ」ボールという)を図1E、F、Gに示
    すように2個1対として互いに反対方向に回転させ、こ
    れに挟み込んだケーブル又はロープを牽引する機械。
  2. 【請求項2】本発明による外径の小さなEGボールを図
    2C、F、Iに示すように下側に取り付け、上側には押
    さえローラ(図2A、B)を1個(図2D、G、J)な
    いし2個(図2E、H、K)取り付け互いに反対方向に
    回転させ、これに挟み込んだケーブル又はロープを牽引
    する機械。
  3. 【請求項3】本発明による外径の小さなEGボールの一
    方(通常上段)はケーブル、ロープの太さに応じて簡単
    に開閉調整出来る機構を有する牽引装置。
  4. 【請求項4】ケーブル牽引機械の前後段に分離して配置
    する図6に示すような櫛形ガイドローラ。
JP22185597A 1997-07-15 1997-07-15 ケーブル、ロープ牽引機械 Pending JPH1141735A (ja)

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JP22185597A Pending JPH1141735A (ja) 1997-07-15 1997-07-15 ケーブル、ロープ牽引機械

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JP (1) JPH1141735A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011096669A (ja) * 2010-12-15 2011-05-12 Sumitomo Electric Ind Ltd 超電導ケーブルの製造方法
JP2020001921A (ja) * 2018-07-02 2020-01-09 裕一 中里 軸状部材の送り移動装置及びその方法

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