JPH1141410A - 光学装置 - Google Patents

光学装置

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JPH1141410A
JPH1141410A JP9192855A JP19285597A JPH1141410A JP H1141410 A JPH1141410 A JP H1141410A JP 9192855 A JP9192855 A JP 9192855A JP 19285597 A JP19285597 A JP 19285597A JP H1141410 A JPH1141410 A JP H1141410A
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JP
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lens array
spacer plate
plate
optical device
array plates
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JP9192855A
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Tomoshi Ueda
知史 上田
Michio Miura
道雄 三浦
Yoshiro Ishikawa
芳朗 石川
Takashi Katsuki
隆史 勝木
Ippei Sawaki
一平 佐脇
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、光学装置に関し、特に、製造が
容易で歩留りもよく、高性能の光学装置を提供すること
を課題とする。 【解決手段】 一方向に長いスペーサ板と、複数のレン
ズが所定の間隔で配置された複数のレンズアレイ板とか
らなり、前記複数のレンズアレイ板が、前記スペーサ板
の上表面と下表面にそれぞれ一列に隣接して配置され、
かつ上表面のレンズアレイ板の各レンズと下表面のレン
ズアレイ板の各レンズとが対向した位置となるように前
記スペーサ板に固着されたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像読取り装置
(イメージスキャナ)等に利用され、画像形成のための
光学装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像読取りのための入力装置としてさま
ざまな形状、大きさのイメージスキャナが開発されてい
る。このうち、パソコンや携帯端末と接続して使用され
る小型のイメージスキャナは、携帯性と共にA4サイズ
の原稿が読み取れる程度の大きさのものが望まれてい
る。
【0003】イメージスキャナに用いられる光学装置の
中には、微小なマイクロレンズを多数配列したマイクロ
レンズアレイを用いて作成されるものがある。板状のマ
イクロレンズアレイで構成する光学装置の場合、光学装
置を通過した光がイメージセンサ上に正立等結像を形成
するように、光学装置は2枚のマイクロレンズアレイの
基板を対向させた構成を有する。さらに、隣接するレン
ズどおしのクロストーク光を低減させるために、マイク
ロレンズに入射して真に結像に寄与する光のみが通過す
るようにマイクロレンズアレイ基板上又は光路上に遮光
層を形成する必要がある。
【0004】このようなマイクロレンズアレイを製造す
る方法として、射出成形や光硬化樹脂を用いた転写によ
って樹脂基板上にレンズアレイを形成する方法や、レジ
スト塗布,露光などの工程からなるいわゆるパターン転
写技術とドライエッチングなどの加工技術によってガラ
ス基板上にレンズアレイを形成する方法などがある。
【0005】図7に、従来の光学装置の斜視図を示す。
光学装置は、第1のレンズアレイ基板101,スペーサ
板102,第2のレンズアレイ基板103の3つの基板
から構成される。また、レンズアレイ基板101,10
3において、一方の表面上には、複数個のマイクロレン
ズ104,108が一列に配置され、マイクロレンズ以
外の部分には、遮光膜105,109が形成される。さ
らに、レンズアレイ基板101,103と、スペーサ板
との接触面には、結像に寄与する光のみを通過させるた
めに、第1及び第2のアパーチャ形成膜106,107
が設けられる。
【0006】一般に光学装置は、マイクロレンズの配列
方向、すなわち図7の紙面の左右方向に長尺な形状であ
る。読み取り幅がA4サイズ(21cm程度)の場合、
光学装置のレンズアレイには、数百個のマイクロレンズ
がアレイ状に配置される。このような長尺の幅を持つレ
ンズアレイを成型金型等を用いて前記の方法によって製
造する場合に、1つの欠陥もなくマイクロレンズを形成
することは難しい。
【0007】そこで、製造コスト,歩留りを考慮して、
現状では、A4サイズ程度の長尺の光学装置を製造する
場合は、A4サイズの1/4程度の長さの光学装置を前
記方法によって製造し、各マイクロレンズが無欠陥であ
ることを確かめた上で、これらを複数個繋ぎ合わせて製
造することが行われている。図8に、2つの光学装置
a,bを繋ぎ合わせる状態についての接続説明図を示
す。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図8に示すように、2
つの光学装置a,bを繋ぎ合わせる場合に、十分な性能
を確保するために、2つの光学装置a,bの光軸方向が
同一方向となるようにする必要があると共に、光学装置
a,bのレンズアレイの配列方向が同一となるようにす
る必要がある。すなわち、3次元的な方向のずれがすべ
て生じないように、2つの光学装置を繋ぎ合わせる必要
があるため、かなり調整が難しい。また、繋ぎ合わせの
接合部分は、遮光膜105,109又はアパーチャ形成
膜106,107が途切れているため、完全に迷光の侵
入を防止するように接合することは難しい。
【0009】したがって、このように、無欠陥を確認し
た短尺の光学装置を繋ぎ合わせて光学装置を製造する場
合でも、歩留りは必ずしも高くない。このような光軸の
ずれ等が生じると、結像画像にずれが生じ、また、迷光
が進入すると結合画像の解像度を悪化させる原因とな
る。すなわち、上記のような光学装置の製造上の問題点
は、イメージスキャナの性能の劣化要因となる。
【0010】そこで、この発明は以上のような問題点を
考慮してなされたものであり、一つの長尺のスペーサ板
に複数のレンズアレイ板を一列に配置させることによっ
て、製造が容易で、かつ歩留りのよい光学装置を提供す
ることを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、一方向に長
いスペーサ板と、複数のレンズが所定の間隔で配置され
た複数のレンズアレイ板とからなり、前記レンズアレイ
板が一列に隣接して配置され、前記スペーサ板に固着さ
れたことを特徴とする光学装置を提供するものである。
また、前記レンズアレイ板が、前記スペーサ板の上表面
と下表面に配置され、かつ上表面のレンズアレイ板の各
レンズと下表面のレンズアレイ板の各レンズとが対応し
た位置となるように固着されたことを特徴とする光学装
置を提供するものである。
【0012】さらに、この発明は、スペーサ板と、複数
のレンズが所定の間隔で配置された複数のレンズアレイ
板とから構成され、正立像を結像させる光学装置の製造
方法において、スペーサ板の表面に、各レンズアレイ板
を、スペーサ板の長手方向に沿って一列に隣接配置して
固着し、さらに、前記スペーサ板の背面であって、前記
スペーサ板をはさんでスペーサ板の表面に固着されたレ
ンズアレイ板と対向する位置に、同数のレンズアレイ板
を一列に隣接配置して固着したことを特徴とする光学装
置の製造方法を提供するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】この発明のスペーサ板及びレンズ
アレイ板は、透明な合成樹脂、例えばポリカーボネート
又はPMMA樹脂で作成され、厚さは光学設計に応じて
100μm程度から数百μmの帯板状に形成される。ま
た、レンズアレイ板の一方の表面上には、一列に所定の
間隔、すなわち同一ピッチで配列された複数のレンズが
形成される。各レンズは、射出成形又は転写によって形
成される。
【0014】各レンズアレイ板は、製造上のコスト,歩
留りの点からはできるだけ短い方がよいが、たとえば5
cm程度の長さで作成されれば、歩留りもほぼ100%
近いものが得られる。A4サイズの原稿を読み取るため
には、長さ5cm程度の4つのレンズアレイ板を長手方
向に隣接して一列に配置しスペーサ板上に固着すればよ
い。固着させるためには、エポキシ系、あるいはアクリ
ル系の紫外線硬化型の接着剤を使用することができる。
【0015】また、各レンズアレイの繋ぎ目部分は特に
迷光が入力されやすいので、スペーサ板の上表面及び下
表面であって、この繋ぎ目に対応する部分を含む一定領
域が遮光性を有するように形成することが好ましい。十
分な遮光性を確保するために、この繋ぎ目部分に、黒色
の顔料、たとえばカーボンを含有させた接着剤を流し込
んでもよい。また、スペーサ板の上表面及び下表面であ
って前記繋ぎ目に相当する一定領域に、遮光性を有する
材料、たとえばカーボンを含む膜を形成してもよい。さ
らに、スペーサ板の上表面及び下表面であって、各レン
ズアレイ板の各レンズに対応する位置以外の領域を遮光
性材料(たとえばカーボン)で覆ってもよい。また、各
レンズアレイ板の表面であって、各レンズアレイ板のレ
ンズを形成した表面のレンズ以外の部分も、迷光の進入
を防ぐために遮光性材料で覆うことが好ましい。
【0016】また、スペーサ板の両表面上で、レンズア
レイ板を取付ける位置に各レンズアレイ板が固定可能な
凹部を備えることが好ましい。この凹部があれば、レン
ズアレイ板の位置決めが容易である。この他、スペーサ
板自体を不透明の基板とし、固着される各レンズアレイ
板の各レンズに対応する位置にそれぞれ貫通孔を備える
ようにしてもよい。以下、図面に示す実施の形態に基づ
いてこの発明を詳述する。なお、これによってこの発明
が限定されるものではない。
【0017】第1実施例 図1に、この発明の光学装置の一実施例の斜視図を示
す。この実施例では、一つのスペーサ板6の両表面に、
一列にレンズアレイ板1及び2をそれぞれ4つ固着させ
た構成を示している。スペーサ板6は、一方向に長い長
尺の平板であり、ガラス,ポリカーボネート,PMMA
樹脂等の透明基板を用いて作成される。縦型A4版の紙
面の横方向を一度に読み取るためには、スペーサ板の長
尺方向の長さは、少なくとも220mm程度は必要であ
る。
【0018】スペーサ基板6の一表面には、4つのレン
ズアレイ板1を図1に示すように長手方向に隣接させて
配置させ、その裏面には、4つのレンズアレイ板2を同
様に配置させる。各レンズアレイ板1,2は、ともに5
4mm程度の長さとすればよい。また、光学装置の仕様,
性能によっても異なるが、スペーサ板6,レンズアレイ
基板1,2とも300μm程度の厚み(高さ)で、スペ
ーサ板6の幅は1cm,レンズアレイ基板の幅5mm程度と
すればよい。各レンズアレイ板1,2の材料には、前記
したようにガラス,ポリカーボネート,PMMA樹脂等
の透明材料が用いられる。また、各レンズアレイ板1,
2の一表面には、200μm〜400μm程度の径のマ
イクロレンズ4が300μm〜800μmピッチで直線
上に形成される。
【0019】さらに、各レンズアレイ板1,2のマイク
ロレンズが形成された表面上であって、マイクロレンズ
4以外の部分には、カーボン等の遮光性を有する材料を
含んだ遮光膜3が形成される。各レンズアレイ板1はで
きるだけ密着させて固着させることが必要であり、繋ぎ
目5の部分には、遮光性を保つために、遮光性を有する
接着剤を塗布するか、又は遮光性材料の膜を形成する。
遮光膜3は、不透明かつ低反射率の膜である必要があ
り、たとえば、誘電体と金属の層状膜あるいは黒色顔料
を含む有機膜で形成することができる。
【0020】図2に、第1実施例の光学装置の断面図を
示す。同図において、スペーサ板6と各レンズアレイ板
1a,1b,2a,2bとは、接着剤7で固着される
が、繋ぎ目5の部分にも接着剤7を流しこんでもよい。
繋ぎ目5の部分は、黒色の接着剤がよい。また、繋ぎ目
5に接着剤7を流しこまない場合には、繋ぎ目の上部を
遮光膜3で覆った方がよい。図2において、スペーサ板
6の表面及び裏面には、各レンズに対向する位置を除く
部分に遮光膜3を形成することが好ましい。
【0021】図3に、このスペーサ板の斜視図を示す。
スペーサ板6の両表面に形成する遮光膜3は、マイクロ
レンズ4と同ピッチのアパーチャ8を備える。この遮光
膜3は、隣接レンズからの迷光の侵入を防止するため
と、レンズアレイ板の固着の際の位置合わせに利用する
ためのものである。
【0022】このように、主として、1つのスペーサ板
6とレンズアレイ板1,2とから構成されるこの発明の
光学装置は、スペーサ板製造工程,レンズアレイ板製造
工程及び組立工程によって作成される。
【0023】スペーサ板製造工程は、透明樹脂等の原板
にアパーチャを有する遮光膜を形成する工程及び所定の
大きさのスペーサ板を切り出す工程からなる。レンズア
レイ板製造工程は、レンズ形成工程,遮光膜形成工程,
レンズアレイ板の切り出し工程からなる。これらの工程
については、従来から用いられている方法を用いること
ができるので、ここでは省略する。なお、スペーサ板上
へのアパーチャの形成には、±5μm程度の精度が要求
されるが、現在のパターン形成技術では、容易にこの程
度の精度のパターンは形成可能である。
【0024】組立工程は、スペーサ板6の一表面上への
レンズアレイ板固着工程と、スペーサ板の裏面上へのレ
ンズアレイ板固着工程からなる。図1に示した実施例で
は、まず、スペーサ板6の一表面上に接着剤を塗布し、
4つのレンズアレイ板1を順に固着させていくが、この
とき、レンズアレイ板の位置合わせをするために、スペ
ーサ板6上に形成されたアパーチャ8のパターンをガイ
ドラインとして利用する。すなわち、上方から見てアパ
ーチャ8とレンズアレイの各マイクロレンズ4とが対向
するように位置合わせをすればよい。
【0025】次に、スペーサ板6の反対側の裏面上に接
着剤を塗布し、4つのレンズアレイ板2を、上記の一表
面上への固着と同様手順にて固着させる。この位置合わ
せにおいて、固着する対象が長尺の一つのスペーサ板6
であって、他方の対象が比較的短尺のレンズアレイ板
1,2であるため、光軸方向の角度ずれの発生が防止で
き、ほぼ結像に支障のない高性能な光学装置を容易に作
成することが可能である。すなわち、この第1実施例で
示した構成及び製造工程の光学装置であれば、目視によ
る手作業の製造でもほぼ100%の歩留りが実現でき
る。
【0026】第2実施例 図4に、この発明の第2実施例のスペーサ板の斜視図を
示す。ここでは、スペーサの両表面上に、図3のような
アパーチャを有する遮光膜を形成するのではなく、ガイ
ドライン9及びガイドパターン10を形成することを特
徴とする。ガイドライン9,ガイドパターン10とも、
カーボン等の黒色顔料を含んだ材料で形成すればよく、
マスクパターンを利用した印刷によって形成できる。
【0027】ガイドライン9は、スペーサ板6の長手方
向に伸びた直線であり、これに沿ってレンズアレイ板
1,2を固着させるためのラインである。また、ガイド
パターン10は、レンズアレイ板の繋ぎ目5に相当する
領域に形成されるパターンであり、迷光の侵入を防止す
るため遮光性を有するパターンである。ガイドパターン
10は、繋ぎ目5の部分の迷光の侵入を防ぐことのでき
る大きさであればよく、たとえば、長方形状で、スペー
サ板6の長手方向の幅が50μm程度であればよい。
【0028】この図4に示すスペーサ板6を用いる場合
の製造工程は、第1実施例の製造工程における位置合わ
せの方法が異なる。すなわち、ガイドライン9及びガイ
ドパターン10を基準にして各レンズアレイ板の位置合
わせをし、各レンズアレイ板1,2を順にスペーサ板6
上に固着していく。したがって、第1実施例と同様に、
容易に高性能の光学装置を作成できる。
【0029】第3実施例 図5(a),(b)に、この発明の第3実施例の光学装置
の斜視図及び断面図を示す。図5(b)は、図5(a)
においてレンズアレイ板の繋ぎ目5の部分A−A’の断
面図を示したものである。ここでは、スペーサ板6上
に、レンズアレイ板1,2を固定させるための凹部11
を備えることを特徴とする。すなわち、スペーサ板6の
両表面上に、レンズアレイ板1,2がちょうどおさまる
だけの幅を持つ溝11を形成し、この溝11にレンズア
レイ板1a,1b,2a,2bをはめ込んで、接着剤1
2で固定する。溝11の深さは50μm程度あれば十分
である。
【0030】このような溝11を設ければ、第2実施例
で示したガイドライン9,ガイドパターン10の形成工
程が不要となる。また、レンズアレイ板1,2は、溝1
1にはめこまれて固着されるため、スペーサ板6の長手
方向に対して垂直方向の位置合わせも不要となり、各レ
ンズアレイ板の繋ぎ目5部分の間隔にのみ注目して位置
合わせをすればよいので、より一層製造が容易である。
ただし、各レンズアレイ板の繋ぎ目5の部分は、迷光が
侵入する可能性が高いため、図5(b)に示すように、
レンズアレイ1,2の端面にあるいはすき間には、黒色
接着剤12の塗布や黒色顔料の膜の形成をした方が好ま
しい。
【0031】第4実施例 図6に、この発明の第4実施例のスペーサ板の斜視図を
示す。ここでは、スペーサ板6の材料として不透明な素
材を用い、図3のアパーチャ8に相当する部分に貫通孔
13を設けたことを特徴とする。スペーサ板6を不透明
とするためには、たとえばABS樹脂を用いればよい。
【0032】貫通孔13は、直径200μm〜400μ
m程度の円筒形とすることができるが、その他角柱形状
としてもかまわない。貫通孔13の形成は、マスクパタ
ーンを利用した露光,エッチングや樹脂の射出成形によ
って可能である。貫通孔13の内部側面も不透明である
が、迷光や結像に無関係な光が反射しないように貫通孔
の側面に凹凸をつけてもよい。この実施例では、第1実
施例で示したのと同様な組立工程で製造できるが、貫通
孔13がレンズアレイ板1,2の位置合わせに利用でき
る。
【0033】
【発明の効果】この発明によれば、一つのスペーサ板上
に、複数個のレンズアレイ板を繋ぎ合わせて構成してい
るので、製造が容易で歩留りが高く、高性能の光学装置
を提供することができる。また、この光学装置を利用す
ることにより、高性能かつ小型で携帯性に優れた画像読
取り装置(イメージスキャナ)を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の光学装置の第1実施例の斜視図であ
る。
【図2】この発明の光学装置の第1実施例の断面図であ
る。
【図3】この発明の第1実施例で用いるスペーサ板の斜
視図である。
【図4】この発明の第2実施例のスペーサ板の斜視図で
ある。
【図5】この発明の光学装置の第3実施例の斜視図及び
断面図である。
【図6】この発明の第4実施例のスペーサ板の斜視図で
ある。
【図7】従来の光学装置の斜視図である。
【図8】従来の光学装置において、2つの光学装置を繋
ぎ合わせる状態の接続説明図である。
【符号の説明】
1 レンズアレイ板 2 レンズアレイ板 3 遮光膜 4 マイクロレンズ 5 繋ぎ目 6 スペーサ板 7 接着剤 8 アパーチャ 9 ガイドライン 10 ガイドパターン 11 凹部(溝) 12 黒色接着剤 13 貫通孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 芳朗 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 勝木 隆史 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 佐脇 一平 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方向に長いスペーサ板と、複数のレン
    ズが所定の間隔で配置された複数のレンズアレイ板とか
    らなり、 前記複数のレンズアレイ板が、前記スペーサ板の上表面
    と下表面にそれぞれ一列に隣接して配置され、かつ上表
    面のレンズアレイ板の各レンズと下表面のレンズアレイ
    板の各レンズとが対向した位置となるように前記スペー
    サ板に固着されたことを特徴とする光学装置。
  2. 【請求項2】 前記スペーサ板が、その上表面と下表面
    に前記各レンズアレイ板を固定可能な凹部を備えたこと
    を特徴とする請求項1記載の光学装置。
  3. 【請求項3】 前記スペーサ板の上表面及び下表面であ
    って、前記各レンズアレイ板どおしの繋ぎ目に対応する
    部分を含む一定領域が、遮光性を有するように形成され
    たことを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載
    した光学装置。
  4. 【請求項4】 前記スペーサ板の上表面及び下表面であ
    って、前記各レンズアレイ板の各レンズに対応する位置
    以外の領域が、遮光性材料で覆われたことを特徴とする
    請求項1,2又は3のいずれかに記載した光学装置。
  5. 【請求項5】 前記スペーサ板が、前記各レンズアレイ
    板の各レンズに対応する位置にそれぞれ貫通孔を備えて
    なる不透明の基板であることを特徴とする請求項1,2
    又は3のいずれかに記載した光学装置。
  6. 【請求項6】 スペーサ板と、複数のレンズが所定の間
    隔で配置された複数のレンズアレイ板とから構成され、
    正立像を結像させる光学装置の製造方法において、 スペーサ板の表面に、各レンズアレイ板を、スペーサ板
    の長手方向に沿って一列に隣接配置して固着し、さら
    に、前記スペーサ板の背面であって、前記スペーサ板を
    はさんでスペーサ板の表面に固着されたレンズアレイ板
    と対向する位置に、同数のレンズアレイ板を一列に隣接
    配置して固着したことを特徴とする光学装置の製造方
    法。
JP9192855A 1997-07-17 1997-07-17 光学装置 Withdrawn JPH1141410A (ja)

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