JPH1140284A - 電気コネクタ、及びそれに使用される電気コンタクト組立体の製造方法 - Google Patents

電気コネクタ、及びそれに使用される電気コンタクト組立体の製造方法

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JPH1140284A
JPH1140284A JP13665398A JP13665398A JPH1140284A JP H1140284 A JPH1140284 A JP H1140284A JP 13665398 A JP13665398 A JP 13665398A JP 13665398 A JP13665398 A JP 13665398A JP H1140284 A JPH1140284 A JP H1140284A
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Steven L Flickinger
スティーブン エル フリッキンガー、
Lawrence S Oh
ローレンス エス オー、
Lori Ann Mayer
ロリー アン メイヤー、
James F Mcintire
ジェームズ エフ マッキンタイヤー、
Hans A Blom
ハンス エー ブロム、
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  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】電気コンタクトのはんだ付け部を、高速、且つ
少ない労力で製造することができる電気コネクタ、及び
それに使用される電気コンタクト組立体の製造方法を提
供することである。 【構成】 本発明の電気コネクタ１０は、誘電体ハウジ
ング４４が中に配置される円筒形のシェル２０と、リセ
プタクル部５２を含み、誘電体ハウジング４４の中で列
状に配置される電気コンタクト５０と、リセプタクル部
５２と嵌合する接触部７１、及びケーブル１２の電気導
体５４に電気的に接続される成端部６１を有する他方の
電気コンタクト６３と、他方の電気コンタクト６３が列
状に取付けられる誘電体コンタクト取付部材８５，８９
とを具え、それにより、他方の電気コンタクト６３の、
各列の接触部７１は、誘電体ハウジング４４の電気コン
タクト５０の対応する列のリセプタクル部５２と電気的
に接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、電気コネクタに関し、
特に円筒形の誘電体部材、即ち誘電体ハウジングを有
し、その中にケーブルの導体に一括成端された電気コン
タクトと嵌合可能な、高密度に取付けられた電気コンタ
クトの列を有する電気コネクタ、及びそれに使用される
電気コンタクト組立体の製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術、および発明が解決しようとする課題】既
知の電気コネクタは、電気コンタクトを中に固定した誘
電体部材を有するコンタクト組立体を含む。電気ケーブ
ルの電気導体は、はんだにより電気コンタクトの対応す
る接触部材に個々に接続される。電気導体及びコンタク
トは非常に小さいので、これらの電気的接続をするには
非常な労力と時間を要する。
【０００３】他の既知の電気コネクタでは、誘電体部材
に固定された電気コンタクトのはんだ部は、環状に千鳥
に配列されているが、電気コンタクトの各はんだ部に電
気導体を個々にはんだ付けすることは、また多くの時間
と多大の労力を要する。
【０００４】従って、ケーブルの電気導体を電気コンタ
クトの成端部に、高速、且つ少ない労力で成端すること
で電気コネクタの生産を増大させるのみならず、電気コ
ネクタの製造に要する人件費を低減する。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の電気コネクタ
は、誘電体ハウジングが中に配置される円筒形のシェル
と、リセプタクル部を含み、前記誘電体ハウジングの中
で列状に配置される電気コンタクトと、前記リセプタク
ル部と嵌合する接触部、及びケーブルの電気導体に電気
的に接続される成端部を有する他方の電気コンタクト
と、前記他方の電気コンタクトが列状に取付けられる誘
電体コンタクト取付部材とを具え、それにより、前記他
方の電気コンタクトの、各列の前記接触部は、前記誘電
体ハウジングの前記電気コンタクトの対応する列の前記
リセプタクル部と電気的に接続されることを特徴とす
る。
【０００６】本発明の電気コンタクト組立体の製造方法
は、成端部を有する電気コンタクトをインサートモール
ドして連続したコンタクトストリップにする工程と、前
記連続したストリップから所定数の前記電気コンタクト
を含む線状のストリップに分離する工程と、電気導体を
前記成端部に接続する工程と、前記線状のストリップを
所定数の前記電気コンタクトを含む部分に分離して、誘
電体ハウジングの電気コンタクトの列と電気的に嵌合接
続する工程と、を有することを特徴とする。
【０００７】また、本発明の電気コンタクト組立体の製
造方法は、電気コンタクトを回路板の一端にあって、前
記回路板の他端で導体部に電気的に接続されている導体
パッドに接続する工程と、電気導体を対応する前記導体
部に接続する工程と、前記回路板の電気コンタクトと誘
電体ハウジングの電気コンタクトの列と嵌合接続する工
程と、を有することを特徴とする。
【０００８】本発明による電気コネクタは、誘電体ハウ
ジングが中に配置される円筒形のシェルを有し、誘電体
ハウジングはその中に取り付けられた電気コンタクトを
有し、リセプタクル部を有する電気コンタクトは誘電体
ハウジング内に列状に配置される。リセプタクル部と嵌
合接続する為の接触部を有する他方の電気コンタクトに
は、ケーブルの電気導体と電気的に接続する為の成端部
が設けられる。他方の電気コンタクトは、各列の他方の
電気コンタクトの接触部が、誘電体ハウジングの電気コ
ンタクトの列の電気コンタクトの対応するリセプタクル
部と電気的に接続されるように、コンタクト取付誘電体
部材の部分として列状に配置される。
【０００９】本発明の一実施形態の他方の電気コンタク
トは、プラスチックキャリヤ部材にインサート成形さ
れ、他方の電気コンタクトの線状の列を形成する。ケー
ブルの導体は夫々他方の電気コンタクトに接続され、所
定数の他方の電気コンタクトの列はその線状の並びから
分離され、それによってケーブルの導体に電気的に接続
される他方の電気コンタクトの列が形成される。他方の
コンタクトは次に誘電体ハウジングの電気コンタクトの
リセプタクル部と嵌合接続される。
【００１０】本発明の他の実施形態の他方の電気コンタ
クトは、回路板の一端の上面及び下面の導体パッドと電
気的に接続される成端部を有する。導体パッドは、導体
トレースを介して回路板の他端の導体パッド或いはホー
ル（孔）に接続され、これにより所望の数の電気コンタ
クトを有し、誘電体ハウジングの電気コンタクトに対応
する他方の電気コンタクトの列が形成される。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて添付図を参照して詳細に説明する。図１は、本発
明による電気コネクタの斜視図である。図２は、図１の
２−２線に沿う断面図である。図３は図１に示すコネク
タの分解斜視図である。図４は、プラスチックキャリヤ
ストリップに固定された電気コンタクトの斜視図であ
り、各コンタクトに接続されたケーブルの電気導体と共
に示す。図５は、図４の５−５線に沿う断面図である。
図６は、コンタクトハウジング、このハウジングに固定
されるリセプタクルコンタクトの列、及びリセプタクル
コンタクトに嵌合するコンタクトの列を示す分解斜視図
である。図７は、図４の実施形態の端面図である。図８
は、リセプタクルコンタクトと嵌合接続する為の列状の
電気コンタクトの別の実施形態の斜視図である。
【００１２】図１において、電気コネクタ１０は、オー
バーモールドされたストレインリリーフ部(応力緩和部)
１４によってコネクタのシャンクに取付けられた電気ケ
ーブル１２に成端される。電気コネクタ１０は図示しな
い相手方のコネクタと嵌合するように配置される。図１
乃至図３に最もよく示すように、電気コネクタ１０は、
肩２６を形成している内側縮径部２４を設けた開口２
２、及び内径３０を有する拡張端部２８を有する円筒形
の内側シェル２０を含む。拡張端部２８は角度のついた
カム面３２を形成するが、その目的については以下に説
明する。加えて、拡張端部２８の外周には環状の凹み３
３が形成されるが、その目的についても以下に説明す
る。内側シェル２０の反対端は、バックナット３８のね
じ端部３６を受容する内側ねじ径部３４を含む。外径４
６及び、外方に向くフランジ４８を有する誘電体ハウジ
ング４４は、図２に最もよく示すごとくフランジ４８が
肩２６に対向して内側２２に配置される。複数の電気コ
ンタクト５０は誘電体ハウジング４４から拡張端部２８
に向けて外方に延びる接触部５１、及びハウジング４４
(図６参照)の通路４７に配置されたリセプタクル部５２
を有する。通路４７は、ハウジング４４内に４,５,６,
５,４、及び３列に夫々配列されている。
【００１３】ケーブル１２は開口２２に延びる複数の導
体５４を含み、各導体は図６に最もよく示す如くコンタ
クト組立体６５の電気コンタクト６３の各成端部６１に
接続されているが、それについては以下に説明する。
【００１４】Ｃ形のスペーサ部材５６は、図３に最もよ
く示す如く、その一端に内側に曲げられたフランジ５８
と、壁を貫通して形成され、他端からフランジ５８の方
に延びる３個の離隔したスロット６０を含む。スペーサ
部材５６はアーム６０、及び６２の先端が肩２６に対し
フランジ４８を保持するように開口２２に配置される。
スロット６０は、わずかに弾性的に撓むことができる４
個の弾性アーム６２を形成する。アーム６２の端部は、
半径方向に外側に延びてシェル２０の開口２２の内径よ
りも大きい外径部分を形成する外延部６４を含むので、
外延部６４は図２に最もよく示す如く弾性アーム６２に
よって内側シェル２０の内面に対しきつく保持される。
【００１５】いくつかの片持ち梁領域６８を有する分割
したコレット６６は、スペーサ部材５６のフランジ５８
と当接係合し、領域６８がそこから延びるように配置さ
れる。
【００１６】バックナット３８は、バックナット３８が
ねじ径部３４にねじ込まれると片持ち梁状領域の外縁７
２と係合し、それによって分割したコレット６６を付勢
してスペーサ５６のフランジ５８と固く係合させる傾斜
した内面７０を含む。バックナット３８が締められる
と、領域６８の外縁７２は半径方向内側にカム移動し、
ケーブル１２の外側ジャケットを確実に把持する。図２
に最もよく示す如く、バックナット３８はいくつかのリ
ブ７６を有するシャンク７４を含み、リブ７６にはスト
レインリリーフ部１４が通常の方法によりオーバーモー
ルドされている。図２、及び図３に最もよく示す如く、
C形のスペーサ部材５６のフランジ５８は、電気的な接
地を行う為に所定の位置にはんだ付けされたシールド８
０を受容する面７８を有する。アーム６２の外延部６４
によりフランジ５８と内側シェル２０との間に良好な接
触がなされ、両者は導電性であるので、シールド８０と
内側シェル２０の間で接地が一体的に形成される。
【００１７】外側シェル９０は、図２に最もよく示す如
く、内側スリーブ２０の外径９４と緩く滑り係合する内
径９２を有するので、外側シェル９０は拡張端部２８の
方へ接近し、或は離れるようにいくらか自由に摺動す
る。いくつかの環状に配置されたアーム領域９６は、外
側シェル９０から拡張端部２８の方へ延びる。図２に示
す如く、各アーム領域９６は先端がこぶ状になってお
り、それは外側湾曲面９８、及び角度のついた面２８に
向く内側傾斜面１００を有する。
【００１８】図１、乃至図３に最もよく示す如く、錠止
リング１１０は、拡張端部２８の内径３０に配置され、
それに締り嵌めされている。錠止リング１１０は内側シ
ェル２０の縮径部２４と同じか、或はそれより大きい内
径１１２を含む。一対の錠止スロット１１４が錠止リン
グ１１０の互いに直径方向に対向する側に形成される。
各スロット１１４は錠止リング１１０の第１端と交差
し、次に第２端の方へ浅い角度で延びて、第１端の方へ
僅かに戻るように延びる弧状に終端し凹みを形成する。
第２端は図２に最もよく示す如く、カム面３２に対向す
る拡張端部２８の拡開部分に適合する為に傾斜してい
る。
【００１９】コネクタ１０が消毒の為に洗浄溶液に浸け
られるときに、コネクタ１０の端部をシールする為に保
護キャップ１３０が取付けられる。保護キャップ１３０
は、錠止リング１１０の内径１１２に受容されるよう寸
法決めされた縮径部１３２を有する。逆向きに配置され
た１対のラグ１３４は縮径部１３２から外方に延び、錠
止スロット１１４に受容される寸法とされ、縮径部１３
２が錠止リング１１０に挿入されるとラグは錠止スロッ
ト１１４に侵入する。保護キャップ１３０が反時計回り
に捻られると、ラグ１３４は傾斜した錠止スロット１１
４に従って凹み１２２に入り、それによって保護キャッ
プ１３０はコネクタ１０の端部にきつく封止係合する。
【００２０】適切なガスケット材料によるシールリング
１３６は、キャップ１３０の縮径部１３２の下部を切取
った環状スロット１３８内に配置される。この切取りに
よって、シールリング１３６が押圧されて拡張端部２８
と封止するように接触する肩１４０が形成されるので、
消毒の為に洗浄液に浸けられている間内側シェル２０の
開口２２に洗浄液は侵入することができない。保護キャ
ップ１３０は可撓性の紐１４２によりコネクタ１０に保
持されるが、この紐１４２はその一端がシールリング１
３６に取付けられ、他端はバックナット３８のねじ端部
３６に密嵌する孔１４６を有する保持シールリング１４
４に取付けられる。図２に最もよく示すように、保持シ
ールリング１４４はバックナット３８の肩１４８と内側
シェル２０の端１５０の間に挟持され、その間で封止係
合される。シールリング１３６、紐１４２、及び保持シ
ールリング１４４は、一体構造でもよく、別体の部品を
適切に集合組立てして紐で繋いでもよい。これらの部品
はモールド、板状材料を打抜き、或は他の適切な工程に
より製造してもよい。
【００２１】図２及び図３に示す如くコンタクト５０を
部分的に囲む縮径部２４内に、第１キー部材１６０が配
置される。第１キー部材１６０はリング形ベース１６
２、及びベース１６２から延びる部分的な円筒形の部
分、即ちキー素子１６８を含む。リング形ベース１６２
は、ベース１６２の互いに対向する側部に形成された１
対の錠止スロット１７８を有する。各スロット１７８
は、ベース１６２の第１端と交差し、次に浅い角度で第
２端の方へ延びて湾曲部となり、湾曲部は僅かに第１端
の方に戻るように延びて凹みが形成される。この凹み
は、コネクタ１０内でキー部材１６０を角度的に位置決
めするので重要である。ベース１６２は誘電体ハウジン
グ４４の外径４６に緩く摺動して嵌まるべく寸法決めさ
れた内径、及びシェル２０の縮径部２４に容易に摺動す
るよう寸法決めされた外径を有する。１対のラグ１８６
が直径４６の対向側から延び、錠止スロット１７８に受
容されるよう寸法決めされている。第１キー部材１６０
は軸をコネクタの縦軸に整列させてコネクタ１０内に組
み付けられ、内径１１２の開口に移動させ、且つシェル
２０の縮径部２４の内径に移動させると、ベース１６２
がインサート４４の外径４６の端部に摺動して被冠さ
れ、ラグ１８６は錠止スロット１７８内に係合する。第
１キー部材１６０は次に、その軸の周りに時計方向に回
転され、ラグ１８６は角度のついた錠止スロット１７８
に従い、凹み１８２に侵入し、それによって第１キー部
材１６０は、誘電体ハウジング４４ときつく係合する。
【００２２】適切な材料の弾性リング１９０はフランジ
４８及びベース１６２の第１端との間に配置される。リ
ング１９０はラグ１８６が錠止スロットに従うにつれ圧
縮するのに十分な弾性があり、またラグ１８６が凹みに
入ると僅かに圧縮が低減されるが、リング９０は凹み内
にラグ１８６が保持されるのに十分なだけ圧縮が維持さ
れる。コネクタ１０への第１キー部材１６０の組立て
は、コネクタ１０のエンドユーザによって現場でなされ
るよう意図されている。
【００２３】キー部材１６０は相手方コネクタの相補型
のキー部材とキー付けにより嵌合可能であり、出願番号
第０８／７３１９１０号により識別される米国特許に説
明されたように適切な嵌合が確実になされるようにして
いる。更に第１キー部材１６０がコネクタ１０から取外
されて、異なる第１キー部材が取付けられてもよい。
【００２４】第１キー部材１６０、及び相補形キー部材
は、コネクタの部品を取外さずにコネクタ１０及び相手
方コネクタから外すことができ、例えば装置のパネルの
隣接するコネクタのキー配列を変えたい場合、異なる適
合対のキー部材が取付けられる。第１キー部材１６０
は、それらの対応するリング形のベース１６２の凹みに
対し異なる角度位置に取付けられ、それによって特定の
キー位置を有するいくつかの異なる適合対が形成される
ことが理解されよう。要件は適合した第１キー部材１６
０及び第２キー部材の対は、互いに補完するように凹み
が角度をつけて位置するキー素子１６８を有することで
ある。即ちコネクタ同士の嵌合はできるが、第１及び第
２キー部材のキー素子１６８が相補型の位置にある同じ
適合対の部材でなければ嵌合しない。
【００２５】図４、及び図５は、電気コンタクト６３を
示し、この電気コンタクト６３はプラスチックキャリヤ
ストリップ６７にインサートモールドされて、従来の成
形プラスチックによる連続したストリップに形成され
る。キャリヤストリップ６７は隣接するコンタクト間に
対向するＶ形の凹部６９を有するので、キャリヤストリ
ップ６７は対向するＶ形の凹部６９で切断して、所望の
コンタクト数を有するコンタクト組立体６５（図６）に
分離される。
【００２６】コンタクト６３のストリップ６７を切断し
てコンタクト組立体６５にする前に、導体が接続される
べきコンタクト６３と同じ数を有するコンタクト６３の
ストリップ６７が、連続したコンタクトのストリップ６
７から分離され、電気コンタクト６３の直線的なストリ
ップ６７として配列され、バックナット３８、スペーサ
部材５６、及びコレット６６は、剥離して導体５４が露
出されたケーブル１２に位置決めされる。剥離された導
体５４の端部は、コンタクト６３の対応する成端部６１
内に配置され、成端部６１を加熱して導体５４を同時に
はんだ付けする。その際成端部６１内のはんだは流れて
従来のはんだ付け作業により導体５４がコンタクト６３
にはんだ付けされる。
【００２７】必要であれば、従来の圧着作業によって導
体を圧着できるように、成端部６１を圧着部材にするこ
とができる。
【００２８】導体５４がコンタクト６３にはんだ付けさ
れると、コンタクト組立体６５がコンタクト６３の直線
的なストリップ６７から分離され、４,５,６,５,４、及
び３個のコンタクトを有する６列のコンタクト組立体６
５(図６)が得られる。コンタクト６３は、ハウジング４
４のコンタクト５０の列になったリセプタクル部５２と
嵌合して接続される接触部７１を有する。これによっ
て、直線状のストリップ６７、及び直線的なコンタクト
６３のストリップ６７から分離されて適切なコンタクト
数に形成されている列となったコンタクト６３に導体５
４が同時に成端されることが可能になり、次にハウジン
グ４４のコンタクト５０と嵌合される。
【００２９】導体５４が長すぎる場合は、コネクタをそ
の完成された形状に組み立てるとき問題が生じる。上列
に１５個、及び下列に１２個のコンタクトを有する直線
状のコンタクトストリップ６７は、コンタクト６３の対
応する成端部６１に導体５４を受容する為に位置決めさ
れ、その後それらは図４に示すのと同じ方法で一括して
成端される。次にコンタクト組立体６５は２個のコンタ
クト６３のストリップ６７から分離され、前述の如くハ
ウジング４４のコンタクト５０の列と嵌合される。
【００３０】コンタクト５０及びコンタクト６３が嵌合
して接続された後、ハウジング４４はシェル２０内にス
ペーサ部材５６及びコレット６６に沿って開口２２内に
配置される。次に、バックナット３８がシェル２０に螺
合して取付けられ、ストレインリリーフ部１４がバック
ナット３８とケーブル１２にオーバーモールドされ、そ
れによってコネクタの組立体が完成する。
【００３１】図８は、ストリップ形状の代わりとなる基
板上の電気コンタクトの列の別の実施形態を示す。示す
如く、電気コンタクト８１は回路板８５、８７、８９の
前端でその上面及び下面の離隔した導体パッド８３には
んだ付けされた内側ピンを有する二重ピンコンタクトで
あり、第１回路板８５は４個のコンタクト８１の上列、
及び５個のコンタクト８１の下列を有し、図示しない第
２回路板は同様に６個及び５個のコンタクト８１の上列
及び下列を有し、第３回路板８９は同様に４個及び３個
のコンタクト８１の上列及び下列を有する。このように
ハウジング４４のコンタクト５０の列に対応する、これ
らの回路板８５，８９上のコンタクト８１の列、及びコ
ンタクト８１の外側ピン８１は、コンタクト５０のリセ
プタクル部５２と嵌合して接続する。
【００３２】導体パッド８３は回路板８５、８７、８９
の後端で回路トレース９３を介して、対応する導体パッ
ド９１と連結されている。導体パッド９１は、ケーブル
１２の対応する導体５２にはんだを介して接続され、コ
ンタクト５０及び８１が嵌合して接続されると、次に説
明するようにハウジング４４はシェル２０の開口２２内
に位置決めされる。導体５４が挿入されてはんだ付けさ
れる導電パッド９１の代わりにメッキされたスルーホー
ル（貫通孔）を設けることができる。
【００３３】本発明の効果は、エンドユーザによってキ
ー部材がコネクタ及び相手方コネクタに取り付けられる
ことである。これによって、装置パネルに見られるグル
ープとなった隣接するコネクタに特定のキー付けを容易
になすことができ、これらのコネクタの誤嵌合が防止さ
れる。
【００３４】本発明の重要な他の効果は、ケーブル１２
の電気導体５４をストリップ状の電気コンタクト、或い
は、ハウジング４４内の電気コンタクト５０に嵌合接続
されるコンタクトの列に分離される形状の電気コンタク
トに一括成端し、それによって電気コネクタのコンタク
ト組立体を形成することである。導体５４は、ハウジン
グ４４の電気コンタクト５０に嵌合接続される回路板の
電気コンタクト８１に接続される回路板の導体パッド９
１に一括成端することができ、それにより電気コネクタ
のコンタクト組立体が形成される。
【００３５】
【発明の効果】本発明の電気コネクタは、誘電体ハウジ
ングが中に配置される円筒形のシェルと、リセプタクル
部を含み、誘電体ハウジングの中で列状に配置される電
気コンタクトと、リセプタクル部と嵌合する接触部、及
びケーブルの電気導体に電気的に接続される成端部を有
する他方の電気コンタクトと、他方の電気コンタクトが
列状に取付けられる誘電体コンタクト取付部材とを具
え、それにより、他方の電気コンタクトの、各列の接触
部は、誘電体ハウジングの電気コンタクトの対応する列
のリセプタクル部と電気的に接続される構成であるので
次の効果を奏する。
【００３６】即ち、本発明の効果は、エンドユーザーに
よってキー部材がコネクタ及び相手方コネクタに取り付
けられることである。これによって、装置パネルに見ら
れるグループとなった隣接するコネクタに特定のキー付
けを容易になすことができ、これらのコネクタの誤嵌合
が防止される。
【００３７】本発明の電気コンタクト組立体の製造方法
は、成端部を有する電気コンタクトをインサートモール
ドして連続したコンタクトストリップにする工程と、連
続したストリップから所定数の電気コンタクトを含む線
状のストリップに分離する工程と、電気導体を成端部に
接続する工程と、線状のストリップを所定数の電気コン
タクトを含む部分に分離して、誘電体ハウジングの電気
コンタクトの列と電気的に嵌合接続する工程と、を有す
るので次の効果を奏する。
【００３８】即ち、ケーブルの電気導体をストリップ状
の電気コンタクトに嵌合接続されるコンタクトの列に分
離される形状の電気コンタクトに一括成端し、それによ
って電気コネクタのコンタクト組立体が形成されるので
高速、且つ少ない労力で製造することができる。
【００３９】また、本発明の電気コンタクト組立体の製
造方法は、電気コンタクトを回路板の一端にあって、回
路板の他端で導体部に電気的に接続されている導体パッ
ドに接続する工程と、電気導体を対応する導体部に接続
する工程と、回路板の電気コンタクトと誘電体ハウジン
グの電気コンタクトの列と嵌合接続する工程と、を有す
るので次の効果を奏する。
【００４０】即ち、導体は、ハウジングの電気コンタク
トに嵌合接続される回路板の電気コンタクトに接続され
る回路板の導体パッドに一括成端することができ、それ
により電気コネクタのコンタクト組立体が形成されるの
で、高速、且つ少ない労力で製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１は、本発明による電気コネクタの斜視図で
ある。
【図２】図２は、図１の２−２線に沿う断面図である。
【図３】図３は図１に示すコネクタの分解斜視図であ
る。
【図４】図４は、プラスチックキャリヤストリップに固
定された電気コンタクトの斜視図であり、各コンタクト
に接続されたケーブルの電気導体と共に示す。
【図５】図５は、図４の５−５線に沿う断面図である。
【図６】図６は、コンタクトハウジング、このハウジン
グに固定されるリセプタクルコンタクトの列、及びリセ
プタクルコンタクトに嵌合するコンタクトの列を示す分
解斜視図である。
【図７】図７は、図４の実施形態の端面図である。
【図８】図８は、リセプタクルコンタクトと嵌合接続す
る為の列状の電気コンタクトの別の実施形態の斜視図で
ある。
【符号の説明】
１０ 電気コネクタ １２ ケーブル ２０ シェル ４４ 誘電体ハウジング ５０ 電気コンタクト ５２ リセプタクル部 ５４ 電気導体 ６５ 電気コンタクト組立体 ７１ 接触部 ８１ 電気コンタクト ８３，９１ 導体パッド ８５，８９ 回路板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 オー、 ローレンス エス アメリカ合衆国 ペンシルベニア州 17067、マイヤーズタウン、 ポプラー ストリート、 アール ディー ナンバー ２ (72)発明者 メイヤー、 ロリー アン アメリカ合衆国 ペンシルベニア州 17112 ハリスバーグ フィッシング バ レー ロード 7567 (72)発明者 マッキンタイヤー、 ジェームズ エフ アメリカ合衆国 オレゴン州 97009、 ボーリング、 チャーチ ロード 28900 サウス イースト (72)発明者 ブロム、 ハンス エー アメリカ合衆国 オレゴン州 97201、 ポートランド、 ミッチェル コート 2721 サウス ウエスト

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 誘電体ハウジングが中に配置される円筒
    形のシェルと、 リセプタクル部を含み、前記誘電体ハウジングの中で列
    状に配置される電気コンタクトと、 前記リセプタクル部と嵌合する接触部、及びケーブルの
    電気導体に電気的に接続される成端部を有する他方の電
    気コンタクトと、 前記他方の電気コンタクトが列状に取付けられる誘電体
    コンタクト取付部材とを具え、 それにより、前記他方の電気コンタクトの、各列の前記
    接触部は、前記誘電体ハウジングの前記電気コンタクト
    の対応する列の前記リセプタクル部と電気的に接続され
    ることを特徴とする電気コネクタ。
  2. 【請求項２】 成端部を有する電気コンタクトをインサ
    ートモールドして連続したコンタクトストリップにする
    工程と、 前記連続したストリップから所定数の前記電気コンタク
    トを含む線状のストリップに分離する工程と、 電気導体を前記成端部に接続する工程と、 前記線状のストリップを所定数の前記電気コンタクトを
    含む部分に分離して、誘電体ハウジングの電気コンタク
    トの列と電気的に嵌合接続する工程と、を有することを
    特徴とする、電気コネクタに使用される電気コンタクト
    組立体の製造方法。
  3. 【請求項３】 電気コンタクトを回路板の一端にあっ
    て、前記回路板の他端で導体部に電気的に接続されてい
    る導体パッドに接続する工程と、 電気導体を対応する前記導体部に接続する工程と、 前記回路板の電気コンタクトと誘電体ハウジングの電気
    コンタクトの列と嵌合接続する工程とを有することを特
    徴とする、電気コネクタに使用される電気コンタクト組
    立体の製造方法。
JP13665398A 1997-05-30 1998-05-19 電気コネクタ、及びそれに使用される電気コンタクト組立体の製造方法 Pending JPH1140284A (ja)

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