JPH113U - 温度制御装置 - Google Patents

温度制御装置

Info

Publication number
JPH113U
JPH113U JP004300U JP430098U JPH113U JP H113 U JPH113 U JP H113U JP 004300 U JP004300 U JP 004300U JP 430098 U JP430098 U JP 430098U JP H113 U JPH113 U JP H113U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
period
control device
control
heater
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP004300U
Other languages
English (en)
Inventor
健治 蓑輪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP004300U priority Critical patent/JPH113U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH113U publication Critical patent/JPH113U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Central Heating Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 消費電力量を省くことができるとともに、使
用者に快適な体感を与えることができる温度制御装置を
提供する。 【解決手段】 電源供給手段による電源供給開始直後の
第1の期間にわたって、温度検知手段による検知温度を
温度設定手段による設定温度に設定するために発熱体の
発熱量を制御する第1の制御手段と、前記第1の期間の
直後の第2の期間にわたって、前記第1の制御手段によ
り制御された検知温度を温度変化が体感させない範囲で
低く変化させるために前記発熱体の発熱量を制御する第
2の制御手段とを備えてなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は温度制御装置に関し、特に、発熱体の発熱量を連続的に変化させて、 発熱に伴う温度を調整する温度制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より床暖房の一方法として電気カーペットが用いられている。
【0003】 電気カーペットは、床に敷くカーペットに電気ヒータを組込み、ヒータからの 熱を直接、伝導と放射で暖めることができ、その構造はカーペットにヒータを組 込んだ発熱部と、そのヒータの温度制御を行なう温度制御部とからなる。
【0004】 ところで、前記電気カーペットの発熱量を制御する方式としては、位相制御方 式と消費電力を一定にしてヒータへの通電の有無で制御する(以下、ON/OF F制御と称す)方式とがある。詳細に説明するならば、前記ON/OFF制御方 式はヒータの温度を検知した検知信号に基づいて、前記検知信号レベルが一定温 度レベルを越える期間はヒータへの通電を停止(OFF)し、その後前記検知信 号レベルが前記一定温度レべル以下になるとヒータへの通電を開始(ON)する というようなON/OFFの繰返し制御によって電気カーペットの表面温度を一 定に保持している。
【0005】 一方、前記位相制御方式は、ヒータの通電期間を位相制御回路の制御信号に基 づいて連続的に変化させることによってヒータの発熱量を可変調整し電気カーペ ットの表面温度を一定に保持する。したがって位相制御方式は前記ON/OFF 制御方式に比較し、カーペットの表面温度に温度むらを生じさせることなく安定 に保持できるという特微がある。
【0006】 以下、前記位相制御方式によりヒータの発熱量が調整される電気カーペットに ついて図面を参照して詳細に説明する。
【0007】 図4は、従来の位相制御方式により発熱量が制御される電気カーペットの温度 制御装置の機能構成を示す概略図である。
【0008】 図において竃気カーペットの温度制御装置は交流電源を供給するための商用電 源1、電源スイッチ2、前記電源スイッチ2が“ON"状態になったことにより 商用電源1から供給される交流電圧を変圧(この場合、降圧)するトランス3、 前記トランス3を経由して供給される交流電圧を入力し、応じて全波整流し直流 電圧に変換し出力する整流回路網4を含む。さらに該温度制御装置は、ゲート電 圧印加回路5、マイクロコンピュータ6、温度調整ボリューム7、トライアック (双方向3極サイリスタ)8、発熱線であるヒータ9、前記ヒータ9の発熱量を 検知する感熱部10、リアクトルL1ならびにコンデンサC1ないしC3を含む 。
【0009】 前記マイクロコンピュータ6はCPU(中央処理装置の略)61およびメモリ 62などを内蔵し該温度制御装置の温度制御を自動的に行なう。詳細に説明する ならばマイクロコンピュータ6、ゲート電圧印加回路5、温度調整ボリューム7 、トライアック8、ヒータ9および感熱部10を含む回路構成により位相制御方 式による温度制御が行なわれる。つまり、ヒータ9が発熱すると、感熱部10は これを感熱し、感熱されたレベルに相当する感熱抵抗値Rvをマイクロコンピュ ータ6に与える。応じてマイクロコンピュー夕6は感熱抵抗値Rv、およぴ温度 調整ボリューム7により設定される該電気カーペットの所望の設定温度とに基づ いてトライアック8をトリガするための位相、すなわち制御角を決定する。この ようにして決定された制御角はマイクロコンピュータ6から次のゲート電圧印加 回路5に制御信号S1として与えられる。応じてゲート電圧印加回路5は制御信 号S1に基づいて決定された位相でトライアック8をトリガさせるためのゲート トリガパルスGPを発振し、これをトライアック8に与える。
【0010】 さてトライアック8は与えられる前記トリガパルスGPに応答して導通する。 このトライアック8の導通期間に従ってヒータ9は通電されて発熱するので、こ の発熱量に応じて該カーペットの表面温度が変化する。また並行してヒータ9の 発熱量は感熱部10によって感熱され、再度、感熱抵抗値Rvがマイクロコンピ ュータ6に与えられる。応じてマイクロコンピュータ6は前述と同様にして制御 信号S1を出力するというような一種のフイードバック制御が連続的に行なわれ る。
【0011】 以上のようにして構成される位相制御方式においては、マイクロコンピュータ 6がトライアック8をトリガする位相、すなわち制御角を決定して、その位相で ゲート電圧印加回路5がトライアック8をトリガするためのトリガパルスGP( トライアック8が導通するのに十分なゲート電圧レベルを有する)を発振するよ うにしている。つまり、トリガパルスGPの位相(発振周期)を変化させること によりトライアック8の導通期間が制御され、ひいてはヒータ9の通電期間(発 熱量)を可変制御するようにして、該カーペットの表面温度を安定させている。 なお、トライアック8は印加電圧が高く電流の立上がり率di/dtが大きいと 焼損してしまうので、前記di/dtが大きくならないように電流の立上がりを 抑制する必要があり、そのために該トライアック8に直列にリアクトルL1が設 けられる。また、トライアック8に飛躍的なdv/dt(電流と電圧の位相ずれ が原因となる場合もある)が発生することがあり、この値を該トライアック8の 定格値以内に抑えるために、該トライアック8の外部に並列にコンデンサC1が 設けられる。
【0012】 次に、従来の電気カーペットの位相制御方式に基づく温度制御装置の動作につ いて図4および図5を参照して詳細に説明する。図5は、図4に示される温度制 御装置の制御動作を示す概略処理フロー図である。この処理フローは、予めプロ グラムとしてマイクロコンピュータ6のメモリ62に記憶されて、CPU61の 制御に基づいて、電源“ON" 期間に一定周期で繰返して実行される。なお、C PU61は電源スイッチ2が“ON"されたことに応答して本処理を実行開始す る。
【0013】 まず、ユーザにより該電気カーペットの電源スイッチ2が“ON"状態に設定 される。また並行して温度調整ボリューム7が操作されて所望の表面温度に設定 される。
【0014】 さて、電源スイッチ2が“ON"されたことに応答して商用電源1から交流電 源の供給が開始される。その後、供給された交流電力は、トランス3の1次側か ら2次側に与えられて該電気カーべットに必要とされる電圧レベルにまで変圧( 降圧)される。このようにして変圧された交流電力は次の整流回路網4において 全波整流されて直流電圧として出力され、次段以降に接続されるゲート電圧印加 回路5およびマイクロコンピュータ6に通電が開始される。
【0015】 さて、マイクロコンピュータ6は該電気カーべットの表面積(1畳、2畳、3 畳など)と温度調整ボリューム7から与えられる設定温度との関係で一意に定ま る消費電力量に関するデータを予めメモリ62に記憶している。この場合、該電 気カ−べツトの表面積は固定であると想定する。
【0016】 まずマイクロコンピュータ6は、該電気カーペットの表面温度のデフォルト値 (=省略時解釈;たとえば38℃など)に応じて定まる消費電力量に応答した制 御信号S1をゲート電圧印加回路5に与える。つまり、マイクロコンピュータ6 のCPU61は、図5のステップS10(図中では、S10と略す)においてト ライアック8の導通期間を決定するようなトリガバルスGPを出力するように制 御信号S1をゲート電圧印加回路5に出力する。
【0017】 したがって、トライアック8は、電源スイッチ2の“ON"状態に応答して商 用電源1から双方向に通電されて、かつトリガパルスGPによって導通(オン) 状態に設定される。したがって、トライアック8の導通(オン)状態は商用電源 1の交流周彼数に同期して設定されることになる。以上のような、トライアック 8の一定サイクルごとの導通(オン)期間の繰返しによってヒータ9は連統的に 通電されて発熱する。並行して、CPU61は次のステップS20の処理に移行 する。
【0018】 ステップS20においては、CPU61は温度調整ボリューム7の操作により 所望の値に設定された温度T1を読込みメモリ62に一時的に記憶する。続いて ステップS30において、CPU61はヒータ9の発熱を感熱する感熱部10か ら感熱抵抗値Rvを内部バッファに読込む。応じて、CPU61は前記感熱抵抗 値Rvに応じて一意に定まる表面温度の検出温度T2を求める。
【0019】 詳細に説明するならば、メモリ62には感熱抵抗値Rvに対応する表面温度が データとして予め記憶されているので、CPU61は得られる感熱抵抗値Rvに 基づいてメモリ62から該当の表面温度を探索して読出すことができる。このよ うにして読出された表面温度は検出温度T2としてメモリ62に一時的に記憶さ れる。
【0020】 以上のようにして、所望される該電気カーペットの設定温度T1と、現在の実 際の該電気カーべットの表面温度である検出温度T2が得られる。これに応じて 、CPU61は次のステップS40の判別処理に移行する。
【0021】 ステップS40においては、検出温度T2が設定温度T1に等しいか否かが判 別される。つまり、該電気カーペットの表面温度が設定温度T1に達し安定して いるか否かが判別されるが、この判別の結果、(検出温度T2=設定温度T1) が成立していると判別されれば、後述するステップS50の処理に移行する。し かし、(検出温度T2≠設定温度T1)と判別されると処理はステップS41に 移行して、新たな制御信号S1が設定される。
【0022】 詳細に説明するならば、該電気カーペットの表面温度に相当する検出温度T2 はヒータの発熱量によって決まり、またヒータ9の発熱量はトライアック8の導 通期間、すなわちトリガパルスGPの発振周期によって定まる。したがって、C PU61は、(検出温度T2>設定温度T1)であれば検出温度T2を設定温度 T1まで下げるように、トライアック8の導通期間を短くするような制御信号S 1を生成し出力する。反対に(検出温度T2<設定温度T1)であればヒータ9 の発熱量を多くして検出温度T2を設定温度T1にまで上昇させるように、トラ イアック8の導通期間を長くするような制御信号S1を生成し出力する。
【0023】 その後は、再度、前述のステップS1Oに戻りステップS41で設定された新 たな制御信号S1に基づいて以下同様にして処理が実行される。前述のステップ S40の処理に戻り(検出温度T2=設定温度T1)と判別されれば、ステップ S50の処理に移行する。ステップS50においては、前述のステップS40の 判別結果を受けて、該電気カーペットの表面温度は設定温度T1に達して安定状 態にあることから、現在の表面温度を保持するように動作する。すなわち、制御 信号S1の信号レベルは現在の表面温度を保持するように設定されて出力される 。
【0024】 その後、ステップS60においては電源スイッチ2が“OFF″状態に設定さ れるか否かが判定される。電源スイッチ2が“OFF"されるとマイクロコンピ ュータ6自体への電源供袷は停止するので、CPU61による一連の処理は強制 的に終了させられる。また、電源スイッチ2が“OFF"されずに“ON"状態を 継続していれば、再度ステップS10に戻り以降の処理が同様にして繰返される 。
【0025】 以上のようにして、温度制御装置の位相制御方式によって制御されるヒータ9 の発熱量(通電期間)は連続的に可変調整されることから、該電気カーペットの 表面温度は温度むら(温度の急峻な上昇および低下)が抑制されて、使用者に快 適な体感を与えることができる。
【0026】
【考案が解決しようとする課題】 上述のように位相制御方式により温度制御される電気カーペットでは、該カー ペット表面温度を電源ON期間(使用状態)にわたってほぼ一定に保持できると いう特徴を備えている。しかしながら、該電気カーペット上にいる人間の体感と しては、或る程度暖まってくると同じ温度であっても初期の頃よりも熱めに感じ 、不快感を感じるという問題がある。また、前述した位相制御方式による温度制 御では、連続的な制御であるために、消費電力量を少なくすることが困難である などの問題があった。
【0027】 それゆえに、本考案の目的は、消費電力量を省くことができるとともに、使用 者に快適な体感を与えることができる温度制御装置を提供することである。
【0028】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る温度制御装置は、発熱体の発熱に伴う温度を制御する温度制御装 置であって、電源供給手段と、前記発熱体の発熱に伴う温度を所望の温度に設定 する温度設定手段と、前記発熱体の発熱に伴う温度を検知する温度検知手段と、 前記電源供給手段による電源供給開始直後の第1の期間にわたって、前記温度検 知手段による検知温度を前記温度設定手段による設定温度に設定するために前記 発熱体の発熱量を制御する第1の制御手段と、前記第1の期間の直後の第2の期 間にわたって、前記第1の制御手段により制御された検知温度を温度変化が体感 させない範囲で低く変化させるために前記発熱体の発熱量を制御する第2の制御 手段とを備えて構成される。
【0029】 本考案に係る温度制御装置は以上のように構成されるので、前記第2の期間に おける第2制御手段による温度制御により、発熱に伴う温度を所定温度低く変化 させることで、発熱量すなわち該発熱体の消費電力量を削減することができる。
【0030】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の一実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は 、本考案の一実施の形態の位相制御方式により発熱量を制御するとともに、省エ ネルギ効果を図ることのできる電気カーペットの温度制御装置の機能構成を示す 概略図である。
【0031】 図1に示される本考案の一実施の形態の温度制御装置を、図4に示された従来 の温度制御装置と比較し、その機能構成の上で異なる点は新たに消費電力量の低 滅を図ることを目的とした省エネルギのためのスイッチ(以下、省エネスイッチ と略す)11を迫加している点にある。図1に示されるその他の機能構成および 各回路の動作については、図4に示される従来の機能構成および動作と同様であ るため、説明を簡単に行なう。
【0032】 図1において温度制御装置は、従来と同様にして商用電源1、電源スイッチ2 、トランス3、整流回路網4、ゲート電圧印加回路5、CPU61およびメモリ 62を含むマイクロコンピュータ6、温度調整ボリューム7、トライアック8、 ヒータ9、感熱部10、リアクトルL1、コンデンサC1ないしC3を含み、新 たに前記マイクロコンピュータ6にそのスイッチの“ON"または“OFF"状態 に応じた側御信号S2を与える省エネスイッチ11を含む。
【0033】 ここで、図1に示される温度制御装置の消費電力量削減方法の概略について図 1および図2を参照して説明する。図2は、図1に示される温度制御装置の消費 電力量削減効果による表面温度の推移状況を説明するための図であり、縦軸に温 度がとられ横軸に時間がとられる。なお、図において実線は省エネスイッチ11 “ON"状態によるものであり、点線は省エネスイッチ11が設けられない状態 、または省エネスイッチ11“OFF"状態によるものである。
【0034】 図1に示される温度制御装置は図2に示されるように、電源スイッチ2により 電源投入されたことに応じてヒータ9を発熱開始するよう制御して、電源投入さ れてから期間t1において温度調整ボリューム7で設定される設定温度T1にま で、該電気カーペットの表面温度(検知温度T2)を上昇させて安定に推持する 。
【0035】 ところで前述したように、人間の体感としては同じ温度であっても長時間暖め られていると、徐々に熱めに感じてくることから、一定期間t1後の期間t2にわ たってその表面温度を1〜2℃下げるようヒータ9の発熱量を連続的に制御する 。なお、この表面温度の1〜2℃の低下は、マイクロコンピュータ6が省エネス イッチ11から与えられる制御信号S2に応答して開始する。また、温度低下さ せる期間t2は期間t1よりも十分に長く設定されているので、該カーペット上に いる人にこの温度低下を体感させることなく実施できる。
【0036】 上述のように、表面温度を設定温度T1よりも1〜2℃低くするよう制御して いるので該電気カーペットにおける消費電力量を低滅させて省エネルギを図るこ とができるとともに、前記1〜2℃の温度低下は長期間にわたって徐々に実施さ れるので、該カーペット上にいる人にも体感的には不快な温度低下を感じさせる こともない。
【0037】 この温度制御の実施方法の詳細を以下に説明する。図3は、図1に示される温 度制御装置の消費電力量削減の動作を含む制御動作の概略処理フロー図である。 この処理フローは、予めプログラムとしてマイクロコンピュータ6のメモリ62 に記憶されて、CPU61の制御に基づき、電源“ON"期間にわたって一定周 期で繰返して実行される。なお、CPU61は電源スイッチ2が“ON"された ことに応答して本処理を実行開始するが、電源スイッチ2が“OFF” される とー連の処埋は強制的に終了させられる。
【0038】 まず従来と同様にしてユーザにより該電気カ−ベットの電源スイッチ2が“O N"状態に設定され、並行して温度調整ボリューム7が操作されて所望の表面温 度に設定される。さて、電源スイッチ2が“ON"されたことに応答して適用電 源1から供袷される交流電圧がトランス3、整流回路網4を経由して所定レベル の直流電圧としてマイクロコンビュー夕6およびゲート電圧印加回路5に与えら れて通電が開始される。
【0039】 さて、マイクロコンピュータ6のCPU61は従来と同様にしてステップS1 0ないしステップS41の処埋を実行して、感熱部10を介して検出される該電 気カーペットの検出温度T2を現在所望されている設定温度T1にまで上昇させ る。このようにしてステップS40で(検出温度T2=設定温度T1)が成立し 、検出温度T2が安定したことが判別されると、次のステップS42の処理に移 行する。ステップS42においては、省エネスイッチ11が“ON"状態にある か否かが切換信号S2の信号レベルに基づいて判別される。たとえば省エネスイ ッチ11が“ON"状態に設定されていれば切換信号S2は信号レベル“HIG H"に設定され、反対に省エネスイッチ11が“OFF"状態に設定されいれば切 換信号S2は信号レベル“LOW"に設定されてCPU61に与えられる。
【0040】 したがって、切換信号S2の信号レベルが“HIGH"であれば処理は後述す るステップS43以降に分岐するが、その信号レベルが“LOW"であれば処理 はステップS50に分岐する。ステップS50の処理においては、従来と同様に して現在の該カーペットの検出温度T2を安定に維持するような制御信号S1が 出力され、応じてトライアック8を介してヒータ9の発熱量が調整される。その 後、ステップS60において、電源スイッチ2が“OFF"状態にあるか否かが 判別される。つまり、電源スイッチ2が“OFF"状態に設定されるとマイクロ コンピュータ6への電源供給は停止し、応じて一連の処理は強制的に終了させら れるが、“OFF"状態でなければ再度ステップS45(後述する)の処理に戻 る。
【0041】 さて、前述のステップS42の処理に民って、省エネスイッチ11が“ON" 状態にあり、応じて切換信号S2が信号レベル“HIGH"としてCPU61に 与えられると、処理はステップS43以降に分岐する。ステップS43以降の処 理においては、前掲図2に示されたような温度制御によって消費電力量を削減す るように処理する。
【0042】 まず、ステップS43においてCPU61に内蔵されるカウンタ機能により期 間t1の時間経過が計測される。並行して制御信号S1を出力して現在の表面温 度、すなわち険出温度T2を設定温度T1で安定雑持する。次に、期間t1の経 過が計測されると、CPU61は次のステップS44において、前述と同様にし て期間t2(t2>t1)の時間経過を計測し、並行して現在の検出温度T2を1 〜2℃低下させるように剃御する。つまり、制御信号S1は、トライアック8の 導通期間を短くし、ヒータ9の発熱量が該カーペットの表面温度を平均して(1 〜2℃/t2)の割合で低下させるような信号レべルに設定されて出力される。
【0043】 この温度低下の割合は、該カーペットの表面積(1畳、2畳、3畳など)が固 定であることを受けて、ヒータ9の長さが固定になるので、ヒータ9の発熱量、 すなわちトライアック8の導通期間の短縮割合を決定できる。この導電期間の短 縮割合は、制御信号S1に基づくトリガパルスGPの発振周期を可変設定するこ とにより調整できる。
【0044】 その後、期間t2が経過し表面温度が1〜2℃低下すると、処理はステップS 45に移行する。ステップS45においては、ユーザの温度調整ボリューム7操 作による新たな温度T1の設定があるか否かが判別される。この判別処理は、メ モリ62に記憶されている前回の設定温度T1との比較処理によって行なわれる 。この比較結果、新たな温度T1が設定されたことが判別されれば前述のステッ プS41の処理を経てステップS10以降の処理を再度繰返す。一方、新たな温 度T1の設定がなければ前述したようなステップS50以降の処理が電源スイッ チ2が“OFF″されるまで実行される。
【0045】 以上のように、該温度制御装置を設けた電気カーペットでは、1.5〜2℃の 温度低下を図ることにより約25Wの消費電力量の削減を実施できる。また、図 1に示される省エネスイッチ11の手動操作の代替として、感圧導電性ゴムセン サまたは圧電センサなどにより該カーペット上に人がいることを検知するように して、この検知結果を受けて自動的に前記省エネスイッチ11を“ON"状態に 設定する(センサ検知後、一定時間遅延させて省エネスイッチ11を“ON"状 態に設定するようプログラム処理により対応する)ようにしてもよい。
【0046】 さらに、上述の省エネルギ機能を含む温度制御は位相制御方式に特定されるも のではない。
【0047】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、所望温度で安定している被制御対象の温度を、 体感させることなく所定温度だけ低下させて消費電力量の削減を図ることができ 、不快感を生じることなく省エネルギを図ることができるという効果がある。
【提出日】平成10年7月9日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】 図において気カーペットの温度制御装置は交流電源を供給するための商用電 源1、電源スイッチ2、前記電源スイッチ2が“ON"状態になったことにより 商用電源1から供給される交流電圧を変圧(この場合、降圧)するトランス3、 前記トランス3を経由して供給される交流電圧を入力し、応じて全波整流し直流 電圧に変換し出力する整流回路網4を含む。さらに該温度制御装置は、ゲート電 圧印加回路5、マイクロコンピュータ6、温度調整ボリューム7、トライアック (双方向3極サイリスタ)8、発熱線であるヒータ9、前記ヒータ9の発熱量を 検知する感熱部10、リアクトルL1ならびにコンデンサC1ないしC3を含む 。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】 その後、ステップS60においては電源スイッチ2が“OFF"状態に設定 されるか否かが判定される。電源スイッチ2が“OFF"されるとマイクロコン ピュータ6自体への電源供は停止するので、CPU61による一連の処理は強 制的に終了させられる。また、電源スイッチ2が“OFF"されずに“ON"状態 を継続していれば、再度ステップS10に戻り以降の処理が同様にして繰返され る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る温度制御装置は、発熱体の発熱に伴う温度を制御する温度制御装 置であって、前記発熱体への電源供給手段による電源供給開始直後の所定の期間 にわたって、前記発熱体への電源供給を制御して発熱体の発熱に伴う温度を所定 の設定温度に制御する第1の制御手段と、前記第1の制御手段により設定された 設定温度を前記所定の期間経過後に温度変化を体感させない範囲で低く変化させ るために前記発熱体への電源供給を制御して 前記発熱体の発熱量を制御する第2 の制御手段とを備えて構成される。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】 本考案に係る温度制御装置は以上のように構成されるので、前記第1の制御手 段により設定された設定温度を前記所定の期間経過後に温度変化を体感させない 範囲で 低く変化させることで、発熱量すなわち該発熱体の消費電力量を削減する ことができる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】 さて、前述のステップS42の処理にって、省エネスイッチ11が“ON" 状態にあり、応じて切換信号S2が信号レベル“HIGH"としてCPU61に 与えられると、処理はステップS43以降に分岐する。ステップS43以降の処 理においては、前掲図2に示されたような温度制御によって消費電力量を削減す るように処理する。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】 まず、ステップS43においてCPU61に内蔵されるカウンタ機能により期 間t1の時間経過が計測される。並行して制御信号S1を出力して現在の表面温 度、すなわち出温度T2を設定温度T1で安定持する。次に、期間t1の経 過が計測されると、CPU61は次のステップS44において、前述と同様にし て期間t2(t2>t1)の時間経過を計測し、並行して現在の検出温度T2を1 〜2℃低下させるように御する。つまり、制御信号S1は、トライアック8の 導通期間を短くし、ヒータ9の発熱量が該カーペットの表面温度を平均して(1 〜2℃/t2)の割合で低下させるような信号レべルに設定されて出力される。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】変更
【補正内容】
【0047】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、所望温度で安定している被制御対象の温度を、 体感させることなく所定温度だけ低下させて消費電力量の削減を図ることができ 、不快感を生じることなく省エネルギを図ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施の形態の位相制御方式により発
熱量を制御するとともに、省エネルギ効果を図ることの
できる電気カーペットの温度制御装置の機能構成を示す
概略図である。
【図2】図1に示される温度制御装置の消費電力量削減
効果による表面温度の椎移状況を説明するための図であ
る。
【図3】図1に示される温度制御装置の消費電力量削減
の動作を含む制御動作の概略処理フロ−図である。
【図4】従来の位相制御方式により発熱量を制御する電
気カーペットの温度制御装置の機能構成を示す概略図で
ある。
【図5】図4に示される温度制御装置の制御動作を示す
概略処理フロー図である。
【符号の説明】
1 商用電源 2 電源スイッチ 3 トランス 4 整流回路網 5 ゲート電圧印加回路 6 マイクロコンピュータ 7 温度調整ボリューム 8 トライアック 9 ヒータ 10 感熱部 T1 設定温度 T2 検知温度 S1 制御信号 S2 切換信号 GP トリガパルス Rv 感熱抵抗値
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年7月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発熱体の発熱に伴う温度を制御する温度
    制御装置であって、電源供給手段と、前記発熱体の発熱
    に伴う温度を所望の温度に設定する温度設定手段と、前
    記発熱体の発熱に伴う温度を検知する温度検知手段と、
    前記電源供給手段による電源供給開始直後の第1の期間
    にわたって、前記温度検知手段による検知温度を前記温
    度設定手段による設定温度に設定するために前記発熱体
    の発熱量を制御する第1の制御手段と、前記第1の期間
    の直後の第2の期間にわたって、前記第1の制御手段に
    より制御された検知温度を温度変化が体感させない範囲
    で低く変化させるために前記発熱体の発熱量を制御する
    第2の制御手段とを備えた、温度制御装置。
JP004300U 1998-06-16 1998-06-16 温度制御装置 Pending JPH113U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP004300U JPH113U (ja) 1998-06-16 1998-06-16 温度制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP004300U JPH113U (ja) 1998-06-16 1998-06-16 温度制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH113U true JPH113U (ja) 1999-01-06

Family

ID=18526929

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP004300U Pending JPH113U (ja) 1998-06-16 1998-06-16 温度制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH113U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2006129795A1 (ja) 誘導加熱装置
JP2008165769A (ja) 電気ヒータ用の温度調節装置
JPH113U (ja) 温度制御装置
JP2588513Y2 (ja) 温度制御装置
JP3281873B2 (ja) 温度制御装置
JP3156738B2 (ja) 衛生洗浄装置
JP4983481B2 (ja) 便座装置
JP2000356359A (ja) 面状発熱装置
JP3422018B2 (ja) Ih保温釜
JP2004079400A (ja) 誘導加熱調理器
KR100633592B1 (ko) 침대 및 그 제어방법
JP2002039561A (ja) 面状発熱装置
JP3191480B2 (ja) インバータ制御装置
JPS63281389A (ja) 高周波加熱装置
JP5340652B2 (ja) 電気こたつ
JPS5975021A (ja) 便座暖房の温度制御装置
JP4023040B2 (ja) 電気湯沸かし器
JP5993331B2 (ja) 温水洗浄装置
JP3098788B2 (ja) 電気カーペット
JP2004337426A (ja) 炊飯器
JP3016953B2 (ja) 誘導加熱調理器の小物負荷検知方法
JP2004104961A (ja) スイッチング電源装置
JP2604170B2 (ja) 電気暖房器具の温度制御装置
JP3296003B2 (ja) 温度制御装置
JPH0587404A (ja) 電気温水器の沸き上げ制御装置