JPH1139385A

JPH1139385A - 送料金額の計算方法及び送料金額の計算プログラムを記録した媒体

Info

Publication number: JPH1139385A
Application number: JP19662897A
Authority: JP
Inventors: Toshio Kataoka; 俊雄片岡
Original assignee: Oki Electric Industry Co Ltd
Current assignee: Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date: 1997-07-23
Filing date: 1997-07-23
Publication date: 1999-02-12

Abstract

(57)【要約】【課題】複数要素を考慮して送料金額を求める柔軟な
送料金額の計算方法を提供する。【解決手段】郵便番号と、梱包形態を特定するコード
と、送料を同一とする個数又は重量の最小値と、固定値
と、送料とからなる送料表を予め定義し、送料体系を示
す送料区分と、梱包形態を特定するための商品属性１
と、個数又は重量を示す商品属性２とを商品ごとに予め
定義し、商品と配送先の郵便番号と購入個数を指定する
と、商品ごとに予め定義された送料区分に基づいて送料
表検索パラメータを生成し、この送料表検索パラメータ
によって送料表を検索し送料金額を求めるものである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、商品配送における
送料金額の計算方法及び送料金額計算プログラムを記録
した媒体に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】通信販売、カタログショッピング、テレ
ビショッピング、インターネット上の電子モールに代表
されるように、消費者の商品購入形態は多様化し、それ
に伴い商品を配送するケースが多くなっている。このよ
うに配送が必要な商取引の場合、商品金額、消費税以外
に送料金額の計算が発生する。従来、上述の通信販売、
カタログショッピング、テレビショッピング、インター
ネット上の電子モールでは、送料金額は無料、固定料
金、固定料金×購入個数、一定購入個数以上は無料とい
ったケースがほとんどであり、予め用意している送料金
額を提示している場合が多く、配送先地域、商品種別
（なまもの・われもの等）、購入個数、重量を送料金額
計算を行う際のパラメータとして考慮しない料金体系に
なっていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来、
配送地域・商品種類（われもの等）・購入個数又は重量
等の複数要素を考慮するような送料金額の計算方法が確
立されていないため、満足できる送料金額を決定できな
いという問題点があった。このようなことから、複数要
素を考慮して送料金額を求める柔軟な送料金額の計算方
法の開発が望まれていた。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明に係る送料料金の
計算方法は、配送先を特定するコード又は配送先に無関
係であることを示す第１の固定値からなる区分ａと、梱
包形態を特定するコード又は形態に無関係であることを
示す第２の固定値からなる区分ｂと、送料を同一とする
個数若しくは重量の最小値又は個数若しくは重量に無関
係であることを示す第３の固定値からなる区分ｃと、区
分ａ、区分ｂ及び区分ｃによって特定される送料からな
る送料表を予め定義し、送料体系を示す送料区分と、梱
包形態を特定するための第１の商品属性と、個数又は重
量を示す第２の商品属性とを商品ごとに一義的に予め定
義し、商品と配送先を特定するコードと購入個数を指定
すると、商品ごとに一義的に予め定義された送料区分に
基づいて、配送先を特定するコード又は第１の固定値と
した区分ａと、第１の商品属性又は第２の固定値とした
区分ｂと、第２の商品属性と購入個数との関数値又は第
３の固定値とした区分ｃとからなるパラメータを生成
し、生成されたパラメータに基づいて前記送料表を検索
し、パラメータに対応した区分ａ、区分ｂ及び区分ｃに
よって特定された送料を商品の送料金額として求めるも
のである。

【０００５】本発明に係る媒体は、コンピュータに上述
の処理を行わせるための送料金額の計算プログラムが記
録される。

【０００６】本発明においては、商品と配送先地域と購
入個数を指定すると、指定された情報に従ってパラメー
タが設定され、そのパラメータによって送料表を検索
し、送料金額が計算される。

【０００７】

【発明の実施の形態】

実施の形態１．図１は本発明の実施の形態１に係る送料
金額計算アプリケーションの処理概略を示すフローチャ
ートである。数量（個数）で送料を決定する場合と、商
品種別と個数により送料を決定する場合の送料金額計算
方法を説明する。図２は本発明の実施の形態１に係る送
料金額の計算方法を適用する際に必要な構成を示す図で
ある。図２において、１は送料金額計算アプリケーショ
ンであり、外部プログラム（図示せず）からの計算要求
に対して送料金額の計算を実行し、計算結果を応答する
ものである。なお、このアプリケーションはＦＤ（フロ
ッピーディスク）や光磁気ディスク等の記録媒体に格納
される。このアプリケーションの処理の流れは図１を参
照し、後に詳しく説明する。２はデータベースであり、
送料金額を計算する際に必要となる各種データが格納さ
れている。３はデータベースアクセスソフトウェアであ
り、データベース２にアクセスするために必要な中間ソ
フトウェアで、各種アプリケーションプログラムに対し
て、データベースアクセス機能を提供するものである。
なお、送料金額計算アプリケーション１がデータベース
サーバ（データベースを格納したコンピュータ）上にな
い場合は、ネットワークソフトウェアが別途必要にな
る。４はデータベース管理システム（以下、ＤＢＭＳと
いう）であり、データベース２を管理するシステムプロ
グラムである。なお、送料金額計算アプリケーション１
は、計算に必要な上述の各種データをデータベースアク
セスソフトウェア３が提供するサービスを利用して取得
するため、各種データはＤＢＭＳ４に依存しない。

【０００８】送料金額計算アプリケーション１は、後述
の送料表検索パラメータによって、予め定義された送料
表を検索して送料金額を求めるものであり、送料金額計
算アプリケーションを動作させる前に商品と送料表を予
め定義しておく必要がある。次に、商品と送料表を定義
する際に必要なデータを説明し、続いて商品の定義内
容、送料表、送料表検索パラメータの順に説明する。（１）データデータには「送料条件」と「商品属性」と「送料区分」
と「地域コード」と「送料」がある。「送料条件」は、
送料を注文全体で決定するか商品ごとに決定するかを示
すもので、注文全体を”００”、商品ごとを”０１”と
する。「商品属性」には、商品属性１と商品属性２があ
り、商品属性１は商品種別（一般商品／冷凍物／われも
のなど）を示し、例えば一般商品を”０１”、冷凍物
を”０２”、われものを”０３”とする等、数値コード
によって商品種別を表す。商品属性２は、個数又は重量
を表し、個数で送料を決める商品の場合は”１”、重量
で送料を決める商品の場合はその重量とする。「地域コ
ード」は、配送先の地域を示すコードであり、現状では
郵便番号が適切であるため、以降では郵便番号と記し、
その値とする。「送料区分」は、送料体系（同一料金、
地域別に同一料金、商品種別と個数又は重量等複数の商
品属性で料金を決定する等）を示すものである。表１に
送料区分とその内容示す。

【０００９】

【表１】

【００１０】”００”は配送地域等に係わらず送料が同
一である区分、”０１”は配送地域によって送料が決定
する区分、”０２”は「なまもの」や「われもの」等、
購入する商品の商品種別（商品属性１）により送料が決
定する区分、”０３”は購入する商品の個数又は重量に
より送料が決定する区分、”０４”は商品種別と、個数
又は重量により送料が決定する区分、”０５”は配送地
域と商品種別で決定する区分、”０６”は配送地域と、
個数又は重量で決定する区分、”０７”は配送地域と、
商品種別と、個数又は重量で送料が決定する区分を表
す。

【００１１】その他、上記以外で送料計算に必要な要素
として「商品種類数」と「購入個数」があり、商品種類
数はあるユーザが複数商品を購入するときの商品の種類
の数を表し、購入個数は、ある商品を複数個購入すると
きの個数を表す。

【００１２】（２）商品の定義内容送料区分と商品属性１と商品属性２は商品ごとに予め定
義され、送料区分が”００”と”０１”と”０３”と”
０６”の商品においては、商品属性１を”００”、送料
区分が”００”と”０１”と”０２”と”０５”の商品
においては、商品属性２を”０”とする。

【００１３】（３）送料表表２は送料表の定義内容と、定義しておく必要のあるレ
コード数を送料区分ごとにまとめた表である。

【００１４】

【表２】

【００１５】表２に示すように送料表は、「区分ａ」と
「区分ｂ」と「区分ｃ」と「送料」とから構成され、送
料区分ごとに区分ａ、区分ｂ及び区分ｃの内容が異なっ
て定義される。なお、表２において、「送料」は”−”
になっているが、送料金額が入るものとする。

【００１６】送料区分００の場合、区分ａと区分ｃを”
０”、区分ｂを”００”としたレコードを１件定義して
おく必要がある。送料区分０１の場合、区分ａは郵便番
号、区分ｂは”００”、区分ｃは”０”としたレコード
が区分ａの種類数、つまり郵便番号の種類数（区分ａの
種類数）必要である。例えば郵便番号が”００４”と”
０６４”と”１５７”の配送先地域がある場合は３件と
なる。

【００１７】送料区分０２の場合、区分ａと区分ｃが”
０”、区分ｂは商品属性１の値であり、（１）の「商品
属性」で示した例に従うと、一般商品を表す”０１”
や、冷凍物を表す”０２”や、われものを表す”０３”
等の値となる。故にレコードは区分ａと区分ｃが”０”
で区分ｂが”０１”であるレコードと、区分ａと区分ｃ
が”０”で区分ｂが”０２”であるレコードと、同様に
区分ｂが”０３”であるレコードの計３件のレコードが
必要である。つまり、商品属性１の種類数のレコードを
定義しておく。

【００１８】送料区分０３の場合、区分ａが”０”、区
分ｂが”００”、区分ｃは同一の送料金額で送れる、商
品の個数又は重量の最小値とする。例えば本を配送する
際、１冊から４冊までは送料を定額３００円、５冊以上
は無料とする場合、区分ｃの値は”１”と”５”とな
る。故にレコードは区分ａが”０”、区分ｂが”００”
で区分ｃが”１”、送料が”３００”であるレコード
と、区分ａが”０”、区分ｂが”００”で区分ｃが”
５”、送料が”０”となるレコードの計２件のレコード
が必要となる。つまり、３００円あるいは無料という送
料金額の種類数のレコードを定義しておく。

【００１９】送料区分０４の場合、区分ａが”００”、
区分ｂが商品属性１の値、区分ｃを同一送料で送れる商
品の個数又は重量の最小値とし、商品属性１の種類数×
送料金額の種類数のレコードを定義しておく。

【００２０】送料区分０５の場合、区分ａが郵便番号、
区分ｂが商品属性１の値、区分ｃを”０”とし、郵便番
号の種類数×商品属性１の種類数のレコードを定義して
おく。送料区分０６の場合、区分ａが郵便番号、区分ｂ
が”００”、区分ｃを同一送料で送れる商品の個数又は
重量の最小値とし、郵便番号の種類数×送料金額の種類
数のレコードを定義しておく。

【００２１】送料区分０７の場合、区分ａが郵便番号、
区分ｂが商品属性１の値、区分ｃを同一送料で送れる商
品の個数又は重量の最小値とし、郵便番号の種類数×商
品属性１の種類数×送料金額の種類数のレコードを定義
しておく。なお、区分ａと区分ｃの”０”、区分ｂの”
００”の値は、郵便番号（区分ａ）、商品属性１（区分
ｂ）、同一送料で送れる商品の個数又は重量の最小値
（区分ｃ）にそれぞれ無関係であることを示す固定値で
ある。

【００２２】（４）送料表検索パラメータ表３は送料区分ごとに送料表検索パラメータを示した表
である。表３に示すように、送料区分”０３”、”０
４”、”０６”、”０７”の区分ｃは商品属性２に購入
個数を乗算した値とする。

【００２３】

【表３】

【００２４】次に、本実施の形態１の具体例について説
明する。（１）本等、個数で送料を決定する（送料区分０３）場
合例えば、本の配送において１冊から４冊までは定額３０
０円、５冊以上は無料とした場合において、本を数冊購
入するときの送料金額の計算方法を説明する。なお、こ
の商品は商品ＩＤ１で、送料区分０３，商品属性１は”
００”、商品属性２は”１”（個数で送料が決まる商品
であるため）として商品定義しておく。また、商品種類
数は”１”とする。また、この場合に定義しておく必要
のある送料表を表４に示す。

【００２５】

【表４】

【００２６】商品の送料区分は”０３”であるため、送
料表（表４）の区分ｃは同一の送料とする個数又は商品
の最小値となる。この場合においては、送料金額３００
円で送れる商品の個数は１冊から４冊であるため最小値
である”１”と無料で送れる商品の個数は５冊以上であ
るため最小値である”５”となり、送料表は表４に示す
ように区分ａが”０”、区分ｂが”００”、区分ｃが”
１”、送料が”３００”としたレコードと、区分ａが”
０”、区分ｂが”００”、区分ｃが”５”、送料が”
０”としたレコードから構成される。なお、区分ｃの値
が１〜４までは項番１のレコードが検索され、区分ｃの
値が５以上の場合には項番２のレコードが検索されるも
のとする。

【００２７】次に、本を４冊購入する場合の送料金額の
計算方法を図１を参照しながら説明する。送料金額計算
アプリケーション１は外部プログラム（以下、リクエス
ト元プログラムという）からの計算要求を受け処理を開
始する。まず、送料金額計算アプリケーション１はリク
エスト元プログラムより、商品種類数を取得する（Ｓ
１）。続いて商品ＩＤと郵便番号と購入個数を取得し、
取得した商品ＩＤに基づいて、商品ＩＤごとに予め定義
された送料区分と商品属性１と商品属性２をデータベー
ス２より読み出す（Ｓ２）。そして、取得したデータ
（送料区分、商品属性１，商品属性２、郵便番号、購入
個数）に基づいて送料表検索パラメータをセットする
（Ｓ３）。送料区分が”０３”であるため、送料表検索
パラメータは区分ａが”０”、区分ｂが”００”、区分
ｃは商品属性２×購入個数＝１×４＝４であるため”
４”にセットされる（表３の送料区分０３参照）。そし
て、この送料表検索パラメータで送料表（表４）を検索
すると（Ｓ４）、項番２のレコードが選択され（検索結
果がＯＫ）（Ｓ５）、送料金額は３００円となり、その
値を結果とする（Ｓ６）。そして、結果を応答し（Ｓ
７）終了する。ステップＳ５で検索結果がエラーであれ
ば、結果をエラーとして（Ｓ８）、その結果を応答す
る。

【００２８】（２）商品種別と個数により送料を決定
（送料区分０４）する場合商品種別が２種類（一般商品と冷凍物とする）あり、か
つ両種とも個数で送料を決める商品を扱う場合におい
て、例えば、一般商品の送料を１個から４個までは３０
０円、５個以上は５００円とし、冷凍物の送料を１個か
ら５個までは８００円、６個以上は１０００円とする場
合の例について説明する。一般商品を商品ＩＤ１、冷凍
物を商品ＩＤ２とし、両商品とも送料区分は”０４”，
商品属性２は”１”、商品属性１は一般商品を”０
１”、冷凍物を”０２”として予め定義しておく。一般
商品（商品属性１：０１）は、送料３００円で送れる個
数の最小値は”１”、送料５００円で送れる個数の最小
値は”５”であり、冷凍物（商品属性１：０２）は、送
料８００円で送れる個数の最小値は”１”、送料１００
０円で送れる個数の最小値は”６”であり、両商品とも
送料区分０４であるため、送料表は表５のように定義し
ておく。

【００２９】

【表５】

【００３０】次に、冷凍物である商品を８個購入する場
合の送料金額計算方法を説明する。処理の流れは（１）
で説明した図１と同様である。送料金額計算アプリケー
ション１はリクエスト元プログラムからの計算要求を受
け処理を開始する。まず、送料金額計算アプリケーショ
ン１はリクエスト元プログラムより、商品種類数を取得
し（Ｓ１）、続いて商品ＩＤと商品ＩＤに基づいてデー
タベース２より読み出された送料区分と商品属性１と商
品属性２と、郵便番号と購入個数を取得する（Ｓ２）。
そして、送料金額計算アプリケーションは取得したデー
タより送料表検索パラメータをセットする（Ｓ３）。送
料区分は”０４”であるため、送料表検索パラメータは
区分ａが”０”、区分ｂが”０２”、区分ｃは商品属性
２×購入個数＝１×８＝８であるため”８”にセットさ
れる（表３の送料区分０４参照）。そして、この送料表
検索パラメータで送料表（表５）を検索すると（Ｓ
４）、項番４のレコードが選択され（検索結果がＯＫ）
（Ｓ５）、送料金額は１０００円となり、その値を結果
とする（Ｓ６）。そして、その結果を応答し（Ｓ７）終
了する。ステップＳ５で検索結果がエラーであれば結果
をエラーとして（Ｓ８）、その結果を応答する。

【００３１】また、一般商品を８個購入する場合、送料
表検索パラメータは区分ａが”０”，区分ｂが”０
０”、区分ｃが”８”にセットされ、この送料表検索パ
ラメータで送料表（表５）を検索すると、項番２のレコ
ードが選択され、送料は５００円となる。

【００３２】本実施の形態１によれば、商品と配送先地
域（郵便番号）と購入個数を指定するだけで、配送先地
域と商品種別と購入個数又は重量の複数要素を考慮して
送料金額を計算できる。

【００３３】実施の形態２．本実施の形態２は、複数の
商品を購入する場合の送料金額の計算を行うものであ
る。図３は本実施の形態２に係る送料金額計算アプリケ
ーションの処理概略を示すフローチャートである。表６
は購入商品（配送する商品）の定義内容と、郵便番号の
値と、それぞれの商品の購入個数とをまとめた表であ
り、項番１に示した情報から順に取得するものとする。
表７は表６の商品の送料表検索パラメータを商品ＩＤご
とにまとめた表であり、以下で詳しく説明する。表８は
予め定義された送料表である。

【００３４】

【表６】

【００３５】

【表７】

【００３６】

【表８】

【００３７】以下に、本実施の形態２の送料金額の計算
方法を、送料条件が商品ごとの場合と注文全体の場合と
に分けて説明する。まず、商品ごとの場合について図３
を参照しながら説明する。（１）送料条件が０１（商品ごと）の場合送料金額計算アプリケーション１はリクエスト元プログ
ラムからの計算要求を受け処理を開始し、まず送料総額
を０に初期化する（Ｓ２１）。そして、リクエスト元プ
ログラムから商品種類数を取得し（Ｓ２２）、続いて送
料条件を取得する（Ｓ２３）。取得した送料条件が”０
１”（商品ごと）であるか否かを判断し（Ｓ２４）、商
品ごとに計算するのであれば、商品ＩＤと郵便番号と購
入個数を取得する。送料金額計算アプリケーションは取
得した商品ＩＤに基づいて、商品ＩＤごとに予め定義さ
れた送料区分と商品属性１と商品属性２をデータベース
２より読み出し、送料区分００と商品属性１（００）と
商品属性２（０）と郵便番号（３３５）と購入個数
（１）を取得する（Ｓ２５）。そして、取得した情報
（表６の項番１に示された情報）に基づいて送料表検索
パラメータをセットする（Ｓ２６）。商品ＩＤ１は、送
料区分が”００”であるので、送料表検索パラメータは
表７に示すように区分ａ＝０、区分ｂ＝００，区分ｃ＝
０にセットされる。そして、送料表（表８）を検索し
（Ｓ２７）、送料表（表８）の項番１が選択され送料１
００円を得る。このように検索結果がＯＫであれば（Ｓ
２８）、送料総額＝送料総額＋送料金額を実行し（Ｓ２
９）、続いて、全商品の計算が終了したか否かを判断す
る（Ｓ３１）。終了していないと判断された場合はステ
ップＳ２５に戻り、表６の項番２の情報を取得する。ス
テップＳ２５からステップＳ３１を全商品の計算が終了
するまで（商品ＩＤ９の送料金額計算が終了するまで）
繰り返す。そして、全商品の計算が終了すれば、ステッ
プＳ２９で加算して求めた送料総額を結果とし（Ｓ３
２）、その結果を応答する（Ｓ３３）。なお、ステップ
Ｓ２８において検索結果がエラーであれば、結果をエラ
ーとし（Ｓ３０）その結果を応答する。

【００３８】次にステップＳ２６でセットされる送料表
検索パラメータを表７を参照しながら説明する。商品Ｉ
Ｄ１は上述したので省略する。商品ＩＤ２は表６より送
料区分が”０１”であるので、送料表検索パラメータは
区分ａ＝３３５（郵便番号）、区分ｂ＝００、区分ｃ＝
０にセットされ、この送料表検索パラメータで送料表
（表８）を検索すると、送料表（表８）の項番２が選択
され、送料１１０円を得る。商品ＩＤ”３”は送料区分
が”０２”であるので、送料表検索パラメータは区分ａ
＝０、区分ｂ＝０２（商品属性１の値），区分ｃ＝０に
セットされ、この送料表検索パラメータで送料表（表
８）を検索すると、送料表（表８）の項番４よって送料
金額１３０円を得る。同様にしてＩＤ”４”からＩＤ”
８”について送料表（表８）を検索すると送料総額値１
４００が得られる。

【００３９】（２）送料条件が００（注文全体）の場合注文全体で送料金額を決定するとは、区分ａ（郵便番号
又は固定値）と区分ｂ（商品種別又は固定値）がそれぞ
れ一致する商品について、まとめて送料金額を計算する
ことである。例えば、鉛筆や消しゴム等、商品種別が一
致する複数の文房具を同じ配送先に配送する場合におい
て、鉛筆と消しゴムそれぞれについて送料金額を計算
し、送料総額を求めるのではなく、まとめて送料金額を
計算することである。以下に、注文全体の場合の送料金
額計算方法を図２を参照しながら説明する。

【００４０】まず、送料総額を０に初期化する（Ｓ２
１）。そして、商品種類数を取得し（Ｓ２２）、続いて
送料条件を取得する（Ｓ２３）。取得した送料条件が”
０１”（商品ごと）であるか否かを判断する（Ｓ２
４）。注文全体に計算するのであれば、送料金額計算ア
プリケーション１はリクエスト元プログラムからの計算
要求を受け処理を開始し、まず送料総額を０に初期化す
る（Ｓ２１）。そして、リクエスト元プログラムから商
品種類数を取得し（Ｓ２２）、続いて送料条件を取得す
る（Ｓ２３）。取得した送料条件が”０１”（商品ご
と）であるか否かを判断し（Ｓ２４）、注文全体で計算
するのであれば、商品ＩＤと商品ＩＤに基づいてデータ
ベース２より読み出された送料区分と商品属性１と商品
属性２と、郵便番号と購入個数を取得する。そして、取
得したデータに基づいて送料表検索パラメータをセット
し（Ｓ３５）、全商品の取得が終了したか否かを判断す
る（Ｓ３６）。全商品の情報を取得するまでステップＳ
３４とステップＳ３６を繰り返し、全商品の情報の取得
が終了したら、セットされた送料表検索パラメータの中
から、区分ａと区分ｂがそれぞれ一致する商品があるか
否かを判断し（Ｓ３７）、一致する商品があれば、それ
らの商品の区分ｃの値を加算し、その値を区分ａと区分
ｂがそれぞれ一致する商品の区分ｃの値とする（Ｓ３
８）。そして、この送料表検索パラメータに基づいて送
料表（表８）を検索する（Ｓ３９）。検索結果がＯＫで
あれば（Ｓ４０）、送料総額＝送料総額＋送料金額を実
行し（Ｓ４１）、他に区分ａと区分ｂがそれぞれ一致す
る商品があるか否かを判断し（Ｓ４２）、あると判断さ
れた場合はステップＳ３８に戻り、なければ全商品の計
算が終了したか否かを判断する（Ｓ４３）。ステップＳ
４３で終了していないと判断された場合はステップＳ３
９に戻り、終了であると判断された場合は、ステップＳ
４１で加算して求めた送料総額を結果とし（Ｓ３２）、
その結果を応答する（Ｓ３３）。なお、ステップＳ３
５でセットされる送料表検索パラメータは表７と同一に
なる。表９は、ステップＳ３４からステップＳ３８の処
理の結果をまとめた表である。以下に表９を参照しなが
ら区分ｃの加算（Ｓ３８）と送料表検索（Ｓ３９）につ
いて詳しく説明する。

【００４１】

【表９】

【００４２】商品ＩＤ１と商品ＩＤ４の送料表検索パラ
メータは両商品とも区分ａ＝０、区分ｂ＝００で一致し
ているので（表７参照）、両商品の区分ｃを加算し、こ
の値を商品ＩＤ１と商品ＩＤ２の送料表検索パラメータ
の区分ｃの値とする。つまり、区分ａ＝０，区分ｂ＝０
０、区分ｃ＝０＋３＝３を両商品の送料表検索パラメー
タとしてセットする。そして、この送料表検索パラメー
タで送料表（表８）を検索すると項番５が検索され送料
１４０円を得る。また、商品ＩＤ”２”とＩＤ”８”の
送料表検索パラメータも区分ａ＝３３５、区分ｂ＝００
として一致しているため、同様に区分ｃを加算して、区
分ａ＝３３５，区分ｂ＝００、区分ｃ＝０＋１００００
０＝１０００００を送料表検索パラメータとしてセット
し、この送料表検索パラメータで送料表（表８）を検索
すると番１１が検索され送料２００円を得る。また、商
品ＩＤ５とＩＤ６の送料表検索パラメータも区分ａ＝３
３５，区分ｂ＝０３と一致しているため、同様に区分ｃ
を加算して、区分ａ＝３３５，区分ｂ＝０３、区分ｃ＝
５０００を両商品の送料表検索パラメータに置き換え、
この送料表検索パラメータで送料表（表８）を検索し、
項番８の送料１７０円を得る。同様にして他の商品にお
いても送料表を参照し送料総額を求めると１０４０円と
なり、商品ごとに送料計算を行うよりも３６０円安くな
る。

【００４３】本実施の形態２によれば、複数の商品を配
送する場合においても送料金額を計算でき、商品ごと又
は注文全体の２種類の送料金額の計算ができる。

【００４４】実施の形態３．上述の実施の形態１と実施
の形態２では商品属性１を商品種別として用い説明して
きたが、本実施の形態３では商品属性１を特定のコード
（以下、送料選択コードという）に置き換え、同一商品
・同一送料区分・同一地域コード・同一購入個数であっ
ても送料が異なる場合に、送料を計算できるようにした
ものである。例えば、本を配送する際、家庭に送る場合
と近くの書店に送る場合とで送料が異なるケースに対応
できる。

【００４５】送料選択コードはデフォルト値を”０”と
し、”０”以外の場合は、この値を商品属性１の代わり
に使用する。これにより、送料表検索パラメータが変わ
るため、送料が異なるケースに対応できる。表１０は商
品の定義内容と購入個数と郵便番号とをまとめた表であ
る。なお、商品ＩＤ１’〜４’はそれぞれ商品ＩＤ１〜
４と同一商品とする。表１１は送料表検索パラメータと
送料表を検索した結果をまとめた表であり、表１２は予
め定義された送料表である。

【００４６】

【表１０】

【００４７】

【表１１】

【００４８】

【表１２】

【００４９】以下に、商品を家庭に送る場合と近くのお
店に送る場合の送料金額の計算方法を説明する。送料選
択コードは家庭に送る場合は”０”、近くのお店に送る
場合は”１０”とする。商品ＩＤ１〜４と商品ＩＤ１’
〜４’は同一商品であるが表１０に示すように送料選択
コードのみ異なり、商品ＩＤ１〜４は”０”，商品ＩＤ
１’〜４’は”１０”とする。送料表は表１２に示すよ
うに６件のレコードを用意しておく。送料表検索パラメ
ータは表１１に示すように、商品ＩＤ１〜４において
は、実施の形態１で説明した方法と同様に設定され、商
品ＩＤ１’〜４’においては、送料選択コードが”１
０”であるため、この値を商品属性１として置き換えて
設定される。そして、送料表（表１２）を検索すると商
品ＩＤ１’は送料表（表１２）の項番５が検索され送料
５０が求まり、商品ＩＤ１’〜４’は送料表（表１２）
の項番６が検索され送料１５０が求まる。なお、商品種
別の異なる複数の商品がある場合において、近くのお店
に送るときは、お店独自の流通チャネルを利用すること
を想定しており、送料が商品種別に依存しないことを前
提としているため、区分ｂを送料選択コードに置き換え
ても問題はない。

【００５０】このように、本実施の形態３によれば、同
一商品・同一送料区分・同一地域コード・同一購入個数
で送料が異なる場合においても、送料を計算することが
できる。

【００５１】

【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれば
送料表と商品を予め定義し、商品と配送先地域と購入個
数を指定すると、商品ごとに定義された送料区分と第１
の商品属性と第２の商品属性と、指定された配送先地域
と購入個数とを利用してパラメータを決定し、決定され
たパラメータによって送料表を検索し、送料金額を計算
するので、配送先地域と商品と購入個数を指定するだけ
で、配送先地域と梱包形態と、購入個数又は重量の複数
要素を考慮した送料金額を決定できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態１の処理概略を示すフロー
チャートである。

【図２】本発明の実施の形態１に係る送料金額の計算方
法を適用する際に必要な構成を示す図である。

【図３】本発明の実施の形態２の処理概略を示すフロー
チャートである。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】配送先を特定するコード又は配送先に無
関係であることを示す第１の固定値からなる区分ａと、
梱包形態を特定するコード又は前記形態に無関係である
ことを示す第２の固定値からなる区分ｂと、送料を同一
とする個数若しくは重量の最小値又は個数若しくは重量
に無関係であることを示す第３の固定値からなる区分ｃ
と、前記区分ａ、区分ｂ及び区分ｃによって特定される
送料からなる送料表を予め定義し、送料体系を示す送料区分と、梱包形態を特定するための
第１の商品属性と、個数又は重量を示す第２の商品属性
とを商品ごとに一義的に予め定義し、商品と配送先を特定するコードと購入個数を指定する
と、商品ごとに一義的に予め定義された送料区分に基づ
いて、配送先を特定するコード又は前記第１の固定値と
した区分ａと、第１の商品属性又は前記第２の固定値と
した区分ｂと、第２の商品属性と購入個数との関数値又
は前記第３の固定値とした区分ｃとからなるパラメータ
を生成し、前記生成されたパラメータに基づいて前記送料表を検索
し、当該パラメータに対応した区分ａ、区分ｂ及び区分
ｃによって特定された送料を商品の送料金額として求め
ることを特徴とする送料金額の計算方法。
【請求項２】商品と配送先を特定するコードと購入個
数とが指定される度に送料金額を求め、そして、その送料金額を加算することを繰り返すことを
特徴とする請求項１記載の送料金額の計算方法。
【請求項３】前記生成されたパラメータの区分ａと区
分ｂがそれぞれ同一の商品は、前記生成されたパラメー
タを区分ａと区分ｂはそのままで、区分ｃは区分ａと区
分ｂがそれぞれ同一の商品の区分ｃを加算した値に変更
し、前記生成されたパラメータに置き換えることを特徴
とする請求項２記載の送料金額の計算方法。
【請求項４】コンピュータによって送料金額を計算す
るためのプログラムを記録した媒体であって、配送先を
特定するコード又は配送先に無関係であることを示す第
１の固定値からなる区分ａと、梱包形態を特定するコー
ド又は前記形態に無関係であることを示す第２の固定値
からなる区分ｂと、送料を同一とする個数若しくは重量
の最小値又は個数若しくは重量に無関係であることを示
す第３の固定値からなる区分ｃと、前記区分ａ、区分ｂ
及び区分ｃによって特定される送料からなる送料表を予
め定義し、送料体系を示す送料区分と、梱包形態を特定するための
第１の商品属性と、個数又は重量を示す第２の商品属性
とを商品ごとに一義的に予め定義し、商品と配送先を特定するコードと購入個数を指定する
と、前記送料金額計算プログラムはコンピュータに商品
ごとに一義的に予め定義された送料区分に基づいて、配
送先を特定するコード又は前記第１の固定値とした区分
ａと、第１の商品属性又は前記第２の固定値とした区分
ｂと、第２の商品属性と購入個数との関数値又は前記第
３の固定値とした区分ｃとからなるパラメータを生成さ
せ、前記生成されたパラメータに基づいて前記送料表を検索
させ、当該パラメータに対応した区分ａ、区分ｂ及び区
分ｃによって特定された送料を商品の送料金額として求
めさせることを特徴とする送料金額の計算プログラムを
記録した媒体。