JPH1139307A - 有向グラフ編集装置、有向グラフ編集方法及び有向グラフ編集プログラムを格納した記録媒体 - Google Patents

有向グラフ編集装置、有向グラフ編集方法及び有向グラフ編集プログラムを格納した記録媒体

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JPH1139307A
JPH1139307A JP9189424A JP18942497A JPH1139307A JP H1139307 A JPH1139307 A JP H1139307A JP 9189424 A JP9189424 A JP 9189424A JP 18942497 A JP18942497 A JP 18942497A JP H1139307 A JPH1139307 A JP H1139307A
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edge
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JP9189424A
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Masayuki Kurahashi
政之 倉橋
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有向グラフに対するデータの追加や削除等が
処理できる有向グラフ編集装置を提供すること。 【解決手段】 本発明の有向グラフ編集装置では、拡張
辺生成手段2が有向グラフ1に含まれる節が子辺を持つ
場合に、節について拡張辺データを生成する。有向グラ
フ辺データ記憶手段3は、有向グラフの辺データ及び拡
張辺データを、親子関係及び兄弟関係に基づいて記憶す
る。追加辺入力手段5は、拡張辺データを持つ節を始点
とする追加辺データの入力を受け付ける。追加辺処理手
段6は、追加辺データを有向グラフ辺データ記憶手段3
に記憶させ、追加辺データの始点とされた節について生
成され、記憶されている拡張辺データに、追加辺データ
を呼び出すポインタ情報を設定するとともに、追加辺デ
ータの始点とされた節について新たな拡張辺データを生
成するよう拡張辺生成指令を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は有向グラフ編集装
置、有向グラフ編集方法及び有向グラフ編集プログラム
を格納した記録媒体に関し、特に有向グラフを編集する
有向グラフ編集装置、有向グラフを編集する有向グラフ
編集方法及びコンピュータに有向グラフ編集プログラム
を実行させるための有向グラフ編集プログラムを格納し
た記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】情報検索や構文解析の際よく利用される
データ構造に、木構造やネットワーク構造がある。有向
グラフではこれらのデータ構造の形状をそのまま表現で
きるため、計算機でこれらのデータ処理を行う際によく
利用される。例えば、データベースを構成する場合に木
構造のデータ構造を作成して、階層的な検索処理に利用
することができる。また、ネットワーク構造を利用した
検索を行えば、関係する関連データを含んだ検索結果の
取得が可能となる。
【0003】従来、有向グラフを計算機上で表現する際
には、まず節を、それから、その節を始点とする辺を順
次表現していた。この際各辺は、それぞれの終点を示す
ポインタとして表現される。なお、ある節を始点とする
辺を、その節の子辺といい、同一の節を始点とする辺同
士を兄弟辺という。各辺には、その生成順もしくは優先
順に固有の値(ラベル)が付加されているので、兄弟辺
同士を比較した際にラベルが小さい方が兄辺、ラベルが
大きい方が弟辺にあたる。
【0004】また、このように表現される有向グラフで
構成されるネットワークのデータを計算機上で処理でき
るように記録する場合、まず節のデータを記録し、次い
でその節の子辺のデータを兄辺から順に記録する。な
お、各辺データにはその辺が終点とする節を示すポイン
タ情報が含まれる。この際のデータ構造としてはテーブ
ル形式等が適している。
【0005】しかし上記のような方法で有向グラフのデ
ータを記録すると、有向グラフ中に存在する全ての辺に
ついて、ポインタ情報のための記憶領域が必ず必要とな
る。大規模なネットワークのデータを扱う場合には、そ
れぞれのポインタ情報を示すためのアドレス幅も大きく
なるため、辺の数と同数のポインタ情報を格納し、これ
を処理する計算機には、大きな負荷がかかることにな
る。
【0006】そこで特開平6−162088号公報で
は、辺データを所定の順序に記録し、各辺データに様々
なフラグを付加して、辺の性質や、その辺の終点とする
節の性質等を表わしてポインタ情報をなるべく減少さ
せ、有向グラフのデータ処理にかかる計算機の負荷軽減
及び記憶領域の縮小を図る「有向グラフ生成方法および
装置」を開示している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の技術で
は、有向グラフに対するデータの追加や削除等の処理に
ついて考慮されておらず、データが更新された場合に
は、グラフ表現全体を再構成しなければならないという
問題点があった。グラフの規模が大きい場合、この再構
成にかかる時間は非常に長くなってしまう。
【0008】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、ポインタ情報を効率的に利用して、有向グラ
フに対するデータの追加や削除等が処理できる有向グラ
フ編集装置を提供することを目的とする。
【0009】また、本発明の別の目的は、ポインタ情報
を効率的に利用して、有向グラフに対するデータの追加
や削除等が処理できる有向グラフ編集方法を提供するこ
とである。
【0010】さらに、本発明の別の目的は、コンピュー
タに、ポインタ情報を効率的に利用して、有向グラフに
対するデータの追加や削除等が処理できる有向グラフ編
集プログラムを実行させる有向グラフ編集プログラムを
格納した記録媒体を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、有向グラフを編集する有向グラフ編集装
置において、前記有向グラフに含まれる節が子辺を持つ
場合に、前記節について拡張辺データを生成する拡張辺
生成手段と、前記有向グラフの辺データ及び前記拡張辺
データを、親子関係及び兄弟関係に基づいて記憶する有
向グラフ辺データ記憶手段と、前記拡張辺データを持つ
節を始点とする追加辺データの入力を受け付ける追加辺
入力手段と、前記追加辺データを前記有向グラフ辺デー
タ記憶手段に記憶させ、前記追加辺データの始点とされ
た節について生成され、記憶されている拡張辺データ
に、前記追加辺データを呼び出すポインタ情報を設定す
るとともに、前記追加辺データの始点とされた節につい
て新たな拡張辺データを生成するよう拡張辺生成指令を
出力する追加辺処理手段と、を含むことを特徴とする有
向グラフ編集装置が提供される。
【0012】このような有向グラフ編集装置で有向グラ
フを編集する場合、拡張辺生成手段は有向グラフに含ま
れる節が子辺を持つ場合に、節について拡張辺データを
生成する。有向グラフ辺データ記憶手段は、有向グラフ
の辺データ及び拡張辺データを、親子関係及び兄弟関係
に基づいて記憶する。追加辺入力手段は、拡張辺データ
を持つ節を始点とする追加辺データの入力を受け付け
る。追加辺処理手段は、追加辺データを有向グラフ辺デ
ータ記憶手段に記憶させ、追加辺データの始点とされた
節について生成され、記憶されている拡張辺データに、
追加辺データを呼び出すポインタ情報を設定するととも
に、追加辺データの始点とされた節について新たな拡張
辺データを生成するよう拡張辺生成指令を出力する。
【0013】このように、本発明の有向グラフ編集装置
では、有向グラフに追加辺データを追加するときのため
に予め拡張辺データを生成、これを他の辺データととも
に、親子関係及び兄弟関係に基づいて効率的に記憶して
おく。そして、追加辺データを追加する場合には、先に
生成した拡張辺データから追加辺データを呼び出せるよ
う、拡張辺データにポインタ情報を設定する。従って、
ポインタ情報を効率的に利用して、有向グラフにデータ
を追加できる。
【0014】また、本発明では上記課題を解決するため
に、有向グラフを編集する有向グラフ編集装置におい
て、前記有向グラフの辺データを親子関係及び兄弟関係
に基づいて記憶する有向グラフ辺データ記憶手段と、前
記有向グラフに含まれ、特定された辺データに対する削
除指示の入力を受け付ける削除指示手段と、前記有向グ
ラフ辺データ記憶手段に記憶された、前記特定された辺
データに削除フラグを立て、前記有向グラフ辺データ記
憶手段に記憶された辺データのうち、前記削除フラグを
立てられた辺データを除いたものを、改めて前記有向グ
ラフの辺データとする削除処理手段と、を含むことを特
徴とする有向グラフ編集装置が提供される。
【0015】このような有向グラフ編集装置では有向グ
ラフを編集する場合、有向グラフ辺データ記憶手段は有
向グラフの辺データを親子関係及び兄弟関係に基づいて
記憶する。また、削除指示手段は、有向グラフに含ま
れ、特定された辺データに対する削除指示の入力を受け
付ける。辺データ削除手段は、有向グラフ辺データ記憶
手段に記憶された、特定された辺データに削除フラグを
立てる。そして削除処理手段は、有向グラフ辺データ記
憶手段に記憶された辺データのうち、削除フラグを立て
られた辺データを除いたものを、改めて有向グラフの辺
データとする。
【0016】このように、本発明の有向グラフ編集装置
では有向グラフの辺データを、親子関係及び兄弟関係に
基づいて効率的に記憶しておく。そして、不要な辺デー
タには削除フラグを立てる。削除フラグが立てられてい
た辺データは、データ処理の対象から外されるので、ポ
インタ情報を効率的に利用して、有向グラフからデータ
を削除できる。
【0017】さらに本発明では上記課題を解決するため
に、有向グラフを編集する有向グラフ編集方法におい
て、前記有向グラフに含まれる節が子辺を持つ場合に、
前記節について拡張辺データを生成し、前記有向グラフ
の辺データ及び前記拡張辺データを、親子関係及び兄弟
関係に基づいて記憶し、前記追加辺データを記憶させ、
前記拡張辺データを持つ節を始点とする追加辺データの
入力を受け付け、前記追加辺データの始点とされた節に
ついて生成され、記憶されている拡張辺データに、前記
追加辺データを呼び出すポインタ情報を設定するととも
に、前記追加辺データの始点とされた節について新たな
拡張辺データを生成するよう拡張辺生成指令を出力する
ことを特徴とする有向グラフ編集方法が提供される。
【0018】このような有向グラフ編集方法で有向グラ
フを編集する場合、有向グラフに含まれる節が子辺を持
つ場合に、その節について拡張辺データを生成する。ま
た、有向グラフの辺データ及び拡張辺データは、親子関
係及び兄弟関係に基づいて記憶する。拡張辺データを持
つ節を始点とする追加辺データの入力を受け付けた場
合、その追加辺データの始点とされた節について生成さ
れ、記憶されている拡張辺データに、追加辺データを呼
び出すポインタ情報を設定して、追加辺データを記憶さ
せる。また、追加辺データの始点とされた節について新
たな拡張辺データを生成するよう拡張辺生成指令を出力
する。
【0019】このように、本発明の有向グラフ編集方法
では、有向グラフに追加辺データを追加するときのため
に予め拡張辺データを生成、これを他の辺データととも
に、親子関係及び兄弟関係に基づいて効率的に記憶して
おく。そして、追加辺データを追加する場合には、先に
生成した拡張辺データから追加辺データを呼び出せるよ
う、拡張辺データにポインタ情報を設定する。従って、
ポインタ情報を効率的に利用して、有向グラフにデータ
を追加できる。
【0020】また、本発明では上記課題を解決するため
に、コンピュータに有向グラフ編集プログラムを実行さ
せるための有向グラフ編集プログラムを格納した記録媒
体において、コンピュータを、前記有向グラフに含まれ
る節が子辺を持つ場合に、前記節について拡張辺データ
を生成する拡張辺生成手段、前記有向グラフの辺データ
及び前記拡張辺データを、親子関係及び兄弟関係に基づ
いて記憶する有向グラフ辺データ記憶手段、前記拡張辺
データを持つ節を始点とする追加辺データの入力を受け
付ける追加辺入力手段、前記追加辺データを記憶し、前
記追加辺データの始点とされた節について生成され、記
憶されている拡張辺データに、前記追加辺データを呼び
出すポインタ情報を設定するとともに、前記追加辺デー
タの始点とされた節について新たな拡張辺データを生成
するよう拡張辺生成指令を出力する追加辺処理手段、と
して機能させることを特徴とする有向グラフ編集プログ
ラムを格納した記録媒体が提供される。
【0021】このような有向グラフ編集プログラムを格
納した記録媒体で、コンピュータに有向グラフ編集プロ
グラムを実行させる場合には、まずコンピュータを、有
向グラフに含まれる節が子辺を持つ場合に、節について
拡張辺データを生成する拡張辺生成手段として機能させ
る。また、コンピュータを、有向グラフの辺データ及び
拡張辺データを、親子関係及び兄弟関係に基づいて記憶
する有向グラフ辺データ記憶手段として機能させる。さ
らに、コンピュータを、拡張辺データを持つ節を始点と
する追加辺データの入力を受け付ける追加辺入力手段と
して機能させる。そして、コンピュータを、追加辺デー
タの始点とされた節について生成され、記憶されている
拡張辺データに、追加辺データを呼び出すポインタ情報
を設定し、追加辺データを追加するとともに、追加辺デ
ータの始点とされた節について新たな拡張辺データを生
成するよう拡張辺生成指令を出力する追加辺処理手段と
して機能させる。
【0022】このように、本発明の有向グラフ編集プロ
グラムを格納した記録媒体によって機能するコンピュー
タは、有向グラフに追加辺データを追加するときのため
に予め拡張辺データを生成、これを他の辺データととも
に、親子関係及び兄弟関係に基づいて効率的に記憶して
おく。そして、追加辺データを追加する場合には、先に
生成した拡張辺データから追加辺データを呼び出せるよ
う、拡張辺データにポインタ情報を設定する。従って、
ポインタ情報を効率的に利用して、有向グラフにデータ
を追加できる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の有向グラフ編集
装置の原理構成を示したブロック図である。
【0024】本発明の有向グラフ編集装置では有向グラ
フ1aに対し、まず拡張辺生成手段2が、有向グラフ1
aに含まれ、子辺を持つ全ての節について、拡張辺デー
タを生成する。有向グラフ辺データ記憶手段3は、拡張
辺データを含む有向グラフ1bの辺データ4bを、親子
関係及び兄弟関係に基づいて記憶する。
【0025】ここで、追加辺入力手段5は、拡張辺デー
タを持つ節を始点とする追加辺データの入力を受け付け
る。追加辺処理手段6は、追加辺データを有向グラフ辺
データ記憶手段3に記憶させる。また、追加辺データの
始点とされた節について生成され、有向グラフ辺データ
記憶手段3に記録された拡張辺データに、追加辺データ
を呼び出すポインタ情報を設定する。さらに、追加辺デ
ータの始点とされた節について新たな拡張辺データを生
成するよう拡張辺生成手段2に拡張辺生成指令を出力す
る。追加辺データを追加された有向グラフ1cの辺デー
タ4cは、有向グラフ辺データ記憶手段3に記憶され
る。
【0026】このように、本発明の有向グラフ編集装置
では、有向グラフに追加辺データを追加するときのため
に予め拡張辺データを生成、これを他の辺データととも
に、親子関係及び兄弟関係に基づいて効率的に記憶して
おく。そして、追加辺データを追加する場合には、先に
生成した拡張辺データから追加辺データを呼び出せるよ
う、拡張辺データにポインタ情報を設定する。追加辺デ
ータが追加された場合にのみポインタ情報を利用するの
で、ポインタ情報を効率的に利用して、有向グラフにデ
ータを追加できる。
【0027】図2は、本発明の有向グラフ編集方法を示
すフローチャートである。以下、ステップ番号に沿って
説明を行う。 [S1]有向グラフの子辺を持つ節について、予め拡張
辺データを生成しておく。 [S2]有向グラフの辺データ及び拡張辺データを、親
子関係及び兄弟関係に基づいて記憶する。 [S3]追加辺データの入力を受け付ける。 [S4]追加辺データを記憶する。 [S5]拡張辺データにステップS3で受け付けた追加
辺データを呼び出すポインタ情報を設定する。 [S6]追加辺データの始点とされた節について新たな
拡張辺データを生成、これを記憶する。
【0028】このように、本発明の有向グラフ編集方法
では、有向グラフに追加辺データを追加するときのため
に予め拡張辺データを生成、これを他の辺データととも
に、親子関係及び兄弟関係に基づいて効率的に記憶して
おく。そして、追加辺データを追加する場合には、先に
生成した拡張辺データから追加辺データを呼び出せるよ
う、拡張辺データにポインタ情報を設定する。追加辺デ
ータが追加された場合にのみポインタ情報を利用するの
で、ポインタ情報を効率的に利用して、有向グラフにデ
ータを追加できる。
【0029】ここで、本発明の有向グラフ編集プログラ
ムを格納した記録媒体にて、コンピュータに有向グラフ
編集プログラムを実行させる場合の説明を行う。図3
は、有向グラフ編集プログラムを実行させるコンピュー
タとその周辺機器との概略構成を示す図である。
【0030】本発明の有向グラフ編集プログラムを実行
させる場合、コンピュータ11は、拡張辺生成部11
a、有向グラフ画像処理部11b、追加辺処理部11
c、削除処理部11d、データ圧縮部11eとして機能
する。コンピュータ11には有向グラフテーブル12
a、12b・・・を格納する記憶装置12が接続されて
いる。また、ユーザからの様々な指示入力を受け付ける
キーボードやマウス等の入力部13、編集中の有向グラ
フのグラフ表現をユーザに出力するモニタ等の出力部1
4が接続されている。
【0031】有向グラフの辺データを記憶装置12に格
納する際、子辺を持つ節については、予め拡張辺生成部
11aにて拡張辺データが生成される。記憶装置12
は、有向グラフの辺データと拡張辺データとを親子関係
や兄弟関係に基づいて効率的に配置し、有向グラフテー
ブル12a、12b・・・として格納する。
【0032】有向グラフ画像処理部11bは、処理の対
象として選択されている有向グラフテーブルのデータを
取得し、グラフ表現に変換して出力部14に出力する。
追加辺処理部11cは追加辺データを入力された場合
に、有向グラフテーブルに追加辺データを追加し、追加
辺の始点と同一の節を始点とする拡張辺データに追加辺
データを呼び出すためのポインタ情報を設定する。その
後、拡張辺生成部11aに拡張辺生成指令を出力し、拡
張辺生成部11aは、追加辺の始点とされた節について
新たな拡張辺を生成する。
【0033】削除処理部11dは、削除を指示された辺
データに削除フラグを立てる。有向グラフ画像処理部1
1bは有向グラフテーブルのデータをグラフ表現に変換
する際、削除フラグの立っている辺データは存在しない
ものとして取り扱う。
【0034】データ圧縮部11eは、圧縮を指示された
有向グラフテーブルから、削除フラグの立てられている
辺データを削除する。また、この有向グラフテーブルに
拡張辺データに設定されたポインタ情報を介して接続さ
れている追加辺データが存在する場合には、ポインタ情
報を設定された拡張辺データを抜き取り、追加辺データ
を含むすべての辺データを親子関係及び兄弟関係に基づ
いて再配置する。
【0035】図4は、有向グラフをグラフ表現した例を
示す図である。有向グラフ(グラフ表現)20は、節n
1〜n8と、辺a1〜a11とから構成される。ここ
で、辺a1は図に示すように節n1→節n2を意味して
おり、辺a2は節n2→節n3を意味している。以下同
様に、辺a3は節n3→節n4を、辺a4は節n4→節
n5を、意味している。また、辺a5は節n3→節n7
を、辺a6は節n7→節n5を、辺a7は節n1→節n
6を、辺a8は節n6→節n3を、辺a9は節n6→節
n7を、意味している。さらに辺a10は節n1→節n
8を、辺a11は節n8→節n5を、意味している。な
お、節n1のようにその有向グラフの最初の節を開始節
と呼ぶ。
【0036】ここで、任意の辺の始点にあたる節と、そ
の辺の終点にあたる節とは親子関係にあるという。すな
わち、節n1は、子として節n2、節n6、節n8を持
つ。このとき、節n2、節n6、節n8は、節n1の子
節であるという。また、節n2は子として節n3を持
つ。節n3は、子として節n4、節n7を持つ。節n4
は、子として節n5を持つ。節n6は、子として節n
3、節n7を持つ。
【0037】次に、図3に示した本発明を適用したコン
ピュータで、グラフ表示された有向グラフに拡張辺デー
タを付加して、有向グラフテーブルを生成する手順につ
いて説明する。
【0038】図5は、有向グラフ(グラフ表示)から有
向グラフテーブルを生成する手順を示すフローチャート
である。以下、ステップ番号に沿って説明を行う。 [S11]有向グラフの最初の節に、子節が存在するか
否か判断する。子節が存在すればステップS12に進
む。また、子節が存在しなければステップS20に進
む。 [S12]テーブルのヘッダとして「init-final_p =
nil 」を設定する。 [S13]開始節について拡張辺データを生成する。生
成した拡張辺データはテーブルに収容する。 [S14]開始節を始点とする最初の辺をXとして、ス
テップS15へ進む。 [S15]Xを開始辺とするサブテーブル作成処理を行
う。サブテーブル作成処理については、後に詳しく説明
する。 [S16]Xに弟辺があるか否か判断する。弟辺があれ
ばステップS17へ進む。また、弟辺がなければステッ
プS19へ進む。 [S17]Xの兄弟辺フラグを「t」に設定する(brot
her _p = t )。 [S18]Xの弟辺を新たなXとして、再度ステップS
15へ進む。 [S19]Xの兄弟辺フラグを「nil」に設定して
(brother _p = nil )、有向グラフテーブルの生成を
終了する。 [S20]テーブルのヘッダとして「init-final_p =
t 」を設定して、有向グラフテーブルの生成を終了す
る。
【0039】次に、図5のステップS15にあたるサブ
テーブル作成処理について説明する。図6は、サブテー
ブル作成処理の手順を示すフローチャートである。以
下、ステップ番号に沿って説明を行う。 [S21]開始辺Xの辺データをテーブルに収容する。 [S22]Xの終点が、既に処理済みの辺の終点となっ
ているか否かを判断する。既に処理済みの辺(アドレス
k)の終点となっていればステップS24へ進む。そう
でなければステップS23へ進む。 [S23]Xの初出フラグを「t」に設定する(first
_p = t )。 [S24]Xの初出フラグを「nil」に設定する(fi
rst _p = nil )。 [S25]Xのポインタ値を「k」に設定する(pointe
r = k )。 [S26]Xの終点に、子節が存在するか否か判断す
る。子節が存在したらステップS27へ進む。子節が存
在しなかったら、ステップS28へ進む。 [S27]Xの子辺フラグを「t」に設定する(child
_p = t )。 [S28]Xの子辺フラグを「nil」に設定して(ch
ild _p = nil )、サブテーブルの生成を終了する。 [S29]Xの終点について拡張辺データを生成する。
生成した拡張辺データはテーブルに収容する。 [S30]Xの最初の子辺をYとして、ステップS31
へ進む。 [S31]Yを開始辺とするサブテーブル生成処理を行
う。すなわち、Yを対象に、ステップS21からこのフ
ローチャートが終了するまでの処理を行う。 [S32]Yに弟辺があるか否か判断する。弟辺があれ
ばステップS33へ進む。また、弟辺がなければステッ
プS35へ進む。 [S33]Yの兄弟辺フラグを「t」に設定する(brot
her _p = t )。 [S34]Yの弟辺を新たなXとして、再度ステップS
31へ進む。 [S35]Yの兄弟辺フラグを「nil」に設定して
(brother _p = nil )、サブテーブルの生成を終了す
る。
【0040】次に、グラフ表示された有向グラフに拡張
辺データを付加して、有向グラフテーブルを生成する手
順について説明する。図7は、図4に示した有向グラフ
(グラフ表示)20に拡張辺データを付加して作成した
有向グラフテーブルを示した図である。
【0041】有向グラフテーブル21では、順次アドレ
ス(address.)を付加された辺データについて、削除フ
ラグ領域(delete_p )と、拡張フラグ領域(extensio
n _p )と、初出フラグ領域(first _p )と、子辺フ
ラグ領域(child _p )と、兄弟辺フラグ領域(brothe
r _p )と、ポインタ領域(pointer )とを持つ。な
お、開始節と終了節とが同一節であることを示すフラグ
(init-final_p )は、否定を意味する「nil」に設
定されている。また、有向グラフテーブル21中の
「t」は、肯定を意味する。
【0042】拡張辺データはすべて辺Zとして有向グラ
フテーブル21に収容されている。ここで、アドレス1
の拡張辺データは、節n1について生成された拡張辺デ
ータである。また、アドレス3の拡張辺データは節n2
について、アドレス5の拡張辺データは節n3につい
て、生成されたものである。さらに、アドレス7の拡張
辺データは節n4について、アドレス10の拡張辺デー
タは節n7について、アドレス13は節n6について、
生成されたものである。そして、アドレス17の拡張辺
データは節n8について生成されたものである。
【0043】削除フラグ領域には通常「nil」が設定
されており、その辺データの削除が指示された場合には
「t」が設定される。また、拡張フラグ領域には辺デー
タの追加がされた場合に「t」が設定される。削除フラ
グ領域及び拡張フラグ領域については後に詳しく説明す
る。
【0044】初出フラグ領域には、その辺が終点とする
節が、その辺によって初めて到達される場合に「t」が
設定される。例えば、図4に示した有向グラフ(グラフ
表現)20において、節n5を終点とする辺には辺a
4、辺a6、辺a11が存在している。しかし、このう
ち、初めて到達する(もっとも辺の番号が小さい)の
は、辺a4である。従って、図7に示すように、辺a4
の初出フラグ領域は「t」に設定される。また、辺a6
及び辺a11の初出フラグは「nil」に設定される。
【0045】また、子辺フラグ領域には、その辺が子辺
を持つ場合に「t」が設定される。例えば、図4に示し
た有向グラフ(グラフ表現)20において、辺a3には
子辺a4が存在するが、辺a4には子辺が存在しない。
従って、図7に示すように、辺a3の子辺フラグ領域に
は「t」が設定される。また、辺a4の子辺フラグ領域
には「nil」が設定される。
【0046】さらに、兄弟辺フラグ領域には、その辺の
始点と同一の節を始点とする弟辺が存在する場合に
「t」が設定される。例えば、図4に示した有向グラフ
(グラフ表現)20において、辺a1には、辺a1の始
点である節n1を始点とする弟辺である辺a7、辺a1
0が存在する。しかし、辺a2には、辺a2の始点であ
る節n2を始点とする弟辺は存在しない。従って、図7
に示すように、辺a1の兄弟辺フラグ領域は「t」に設
定されるが、辺a2の兄弟辺フラグ領域は「nil」に
設定される。
【0047】そして、ポインタ領域には、その辺を処理
した後、次のアドレスではなく別のアドレスの辺データ
へ処理を引き継がせる場合に、引き継ぎ先を示す辺デー
タのアドレスが設定される。
【0048】通常、辺データは親子関係及び兄弟関係に
基づいて付加された番号の順に配置されて、処理は有向
グラフテーブルの上から順に進む。この際、ポインタ領
域は「0」に設定される。例えば、図4に示した有向グ
ラフ(グラフ表示)20において、アドレス12の辺a
7を処理した後は、a7の子辺であるアドレス14の辺
a8を処理する。
【0049】しかし、その次、辺a8の終点は節n3で
あるので、以降の処理は節n3を始点とする辺a3に引
き継がれる。「次の処理」として辺a3を示している辺
データは辺a2であるので、辺a8のポインタ領域には
辺a2のアドレス値「4」が設定される。
【0050】ここで、有向グラフに追加辺データを追加
する際、図3に示した本発明を適用したコンピュータ1
1の追加辺処理部11cが行う、有向グラフテーブルの
編集の手順について説明する。
【0051】図8は、追加辺データを有向グラフテーブ
ルに追加する際の手順を説明するフローチャートであ
る。以下、ステップ番号に沿って説明する。 [S41]追加辺データの始点及び終点の入力を受け付
ける。 [S42]有向グラフテーブルに既に収容されている辺
データの最終アドレス値に1を加えた値をLとする。 [S43]追加辺の始点とされた節に子節が存在するか
否か判断する。子節が存在するならばステップS44へ
進む。子節が存在しないならばステップS45へ進む。 [S44]追加辺の始点とされた節を終点とする拡張辺
データの拡張フラグを立てる(extension _p = t )。
また、この拡張辺データのポインタ領域に、アドレス値
Lを設定する(pointer = L )。 [S45]追加辺の始点とされた節を終点とする辺デー
タの拡張フラグを立てる(extension _p = t )。ま
た、この辺データの子辺フラグを立て(child _p= t
)、ポインタ領域にアドレス値Lを設定する(pointer
= L )。 [S46]辺の追加が連続するか否か判断する。連続す
るならばステップS47へ進み、連続しないならばステ
ップS48へ進む。 [S47]アドレスLの位置に追加辺データを収容す
る。 [S48]最初の追加辺をXとし、データの収容位置を
Lと指定した上で、ステップS49へ進む。 [S49]Xを開始辺とするサブテーブルを生成する。
【0052】このように、本発明では予め子辺を持つ節
について生成されている拡張辺を利用して、辺データの
追加処理を行うことができる。ここで、図4に示した有
向グラフ(グラフ表示)20に対する辺データ追加の例
をあげる。
【0053】図9は、図4に示した有向グラフ(グラフ
表示)20に辺a12を追加した様子を示した図であ
る。追加辺a12は、節n8→節n7を意味している。
【0054】図10は、図9に示した有向グラフへの辺
の追加によって生成される有向グラフテーブルを示す図
である。追加辺a12を追加したことにより、有向グラ
フテーブル21aのアドレス17に収容されている拡張
辺データには、拡張フラグが立てられる(extension _
p = t )。また、ポインタ領域には、それまでの最終ア
ドレス値に1を加えた数「19」が設定されている(po
inter = 19)。
【0055】アドレス19の位置には新たな拡張辺デー
タが生成され、収容される。そして、アドレス20には
追加辺a12のデータが収容される。辺a12は節n8
→節n7を意味しているので、以降の処理が同一となる
辺a5のアドレス値「9」がポインタ領域に設定されて
いる(pointer = 9)。
【0056】次に、有向グラフから辺を削除した際の有
向グラフテーブルの編集の手順について説明する。図1
1は、削除辺データを有向グラフテーブルから削除する
際の手順を説明するフローチャートである。以下、ステ
ップ番号に沿って説明する。 [S51]削除辺Pの指定の入力を受け付ける。 [S52]削除辺Pの削除フラグを立てる(delete_p
= t )。 [S53]削除辺Pを開始辺とするサブテーブルに含ま
れる辺データを読み飛ばして、次の辺データを検索し、
検索した辺データのアドレスを削除辺Pのポインタ領域
に設定する。 [S54]削除辺Pの初出フラグが立っている(first
_p = t )か否か判断する。初出フラグが立っていたな
らばステップS55へ進む。初出フラグが立っていなか
ったならば、このフローチャートの処理は終了する。 [S55]削除辺Pのアドレス値をポインタ領域(poin
ter )に設定してある辺データQ(Q1、Q2・・・)
が存在するか否か判断する。辺データQが存在すればス
テップS56へ進む。辺データQが存在しなければこの
フローチャートの処理は終了する。 [S56]最初に削除辺Pに到達する辺データQ1の初
出フラグを立てる(first _p = t )。 [S57]辺データQ1のポインタ領域を「0」にする
(pointer = 0 )。 [S58]辺データQ2〜のポインタ領域(pointer )
に辺データQ1のアドレス値を設定する。
【0057】このように、本発明では各種フラグ及びポ
インタを利用して、指定した辺を削除することができ
る。また、本発明では辺データの追加や削除によって有
向グラフテーブルが大きくなってしまった場合に、不要
なデータ領域を削除して、ファイルの圧縮を図ることが
可能である。以下、圧縮する有向グラフテーブルの指定
を受けたデータ圧縮部11eの処理手順について説明す
る。
【0058】図12は、有向グラフテーブルの圧縮処理
の手順を説明するフローチャートである。以下、ステッ
プ番号に沿って説明する。 [S61]圧縮を指定された有向グラフテーブルのヘッ
ダから、開始節と終了節とが同一節である(init-final
_p = t )か否か判断する。開始節と終了節とが同一節
であれば、ステップS62へ進む。開始節と終了節とが
同一節でなければ、ステップS63へ進む。 [S62]この圧縮処理では、出力用に有向グラフテー
ブルを生成する。生成する出力用有向グラフテーブルの
ヘッダに「init-final_p = t 」を設定して、このフロ
ーチャートの処理を終了する。 [S63]生成する出力用有向グラフテーブルのヘッダ
に「init-final_p = nil 」を設定する。 [S64]圧縮の対象となっている有向グラフテーブル
の最初のアドレス値をRとして、ステップS65に進
む。 [S65]引数をRとした圧縮処理を行う。この圧縮処
理については次に詳しく説明する。
【0059】図13、14は、図12のステップS65
の圧縮処理の手順を示すフローチャートである。ステッ
プ番号に沿って説明する。 [S71]引数Rをアドレスに持つ辺データrを読み込
む。 [S72]圧縮対象である有向グラフテーブルのすべて
のデータの処理が終了したか否か判断する。すべてのデ
ータの処理が終了したなら、このフローチャートの処理
は終了である。また、すべてのデータの処理が終了して
いないなら、ステップS73へ進む。 [S73]引数Rに1を加算した値を、新たなRとす
る。 [S74]辺データrの削除フラグが立っている(dele
te_p = t )か否か判断する。削除フラグが立っていた
らステップS75へ進む。削除フラグが立っていなかっ
たらステップS76へ進む。 [S75]辺データrのポインタ領域(pointer )に設
定されているアドレス値を新たなRとし、再度ステップ
S71へ進む。 [S76]辺データrが拡張辺データであるか否か判断
する。拡張辺データであったらステップS77へ進む。
拡張辺データでなかったらステップS80へ進む。 [S77]辺データrの拡張フラグが立っている(exte
nsion _p = t )か否か判断する。拡張フラグが立って
いたらステップS78へ進む。拡張フラグが立っていな
かったら、再度ステップS71へ進む。 [S78]辺データrのポインタ領域(pointer )に設
定されているアドレスの値をTとして、ステップS79
へ進む。 [S79]Tを引数として圧縮処理を行う。すなわち、
このフローチャートのステップS71から、このフロー
チャートの終了までの処理を行う。 [S80]辺データrの初出フラグが立っている(firs
t _p = t )か否か判断する。初出フラグが立っていた
らステップS81へ進む。初出フラグが立っていなかっ
たらステップS82へ進む。 [S81]辺データrのポインタ領域の設定を修正し
て、出力用有向グラフテーブルに追加する。 [S82]辺データrの子辺フラグが立っているか(ch
ild _p = t )否か判断する。子辺フラグが立っていれ
ばステップS84に進む。子辺フラグが立っていなけれ
ばステップS83に進む。 [S83]辺データrを出力用有向グラフテーブルに追
加する。 [S84]辺データrの拡張フラグが立っているか(ex
tension _p = t )否か判断する。拡張フラグが立って
いればステップS88に進む。拡張フラグが立っていな
ければステップS85に進む。 [S85]辺データrを出力用有向グラフテーブルに追
加する。 [S86]Rを引数として圧縮処理を行う。すなわち、
このフローチャートのステップS71から、このフロー
チャートの終了までの処理を行う。 [S87]ステップS86で行った圧縮処理にて生成さ
れたリターン値をRとする。 [S88]辺データrの拡張フラグを「nil」に変更
してから(extension _p = t ) 、出力用有向グラフテ
ーブルに追加する。 [S89]辺データrのポインタ領域(pointer )に設
定されているアドレスの値をTとして、ステップS90
へ進む。 [S90]Tを引数として圧縮処理を行う。すなわち、
このフローチャートのステップS71から、このフロー
チャートの終了までの処理を行う。 [S91]辺データrの兄弟辺フラグが立っている(br
other _p = t )か否か判断する。兄弟辺フラグが立っ
ていなかったらステップS92に進む。兄弟辺フラグが
立っていたら、再度ステップS71に進む。 [S92]Rの値をリターン値として、このフローチャ
ートの処理を終了する。
【0060】このように、本発明では辺データの追加や
削除によって有向グラフテーブルが大きくなってしまっ
た場合に、不要なデータ領域を削除して、ファイルの圧
縮を図ることが可能である。
【0061】ここで、図10に示した有向グラフテーブ
ル21aの圧縮の例をあげる。図15は、図10に示し
た有向グラフテーブル20aを圧縮して生成した有向グ
ラフテーブルを示す図である。
【0062】有向グラフテーブル21bにおいて、辺a
12は辺a10の子辺として収容される。この辺a12
は弟辺として辺11を持つ。また、節n8についての新
たな拡張辺データがアドレス17に収容される。
【0063】次に、図3に示した本発明を適用したコン
ピュータ11の有向グラフ画像処理部11bが、どのよ
うにして有向グラフテーブルから有向グラフ(グラフ表
現)を生成しているのか、その手順を説明する。
【0064】図16は、有向グラフ(グラフ表現)生成
の手順を示すフローチャートである。以下、ステップ番
号に沿って説明する。 [S101]開始節を生成する。 [S102]有向グラフテーブルのヘッダから、開始節
と終了節とが同一の節である(init-final_p = t )か
否か判断する。開始節と終了節とが同一の節であったら
このフローチャートの処理はここで終了する。開始節と
終了節とが同一の節でなかったら、ステップS103に
進む。 [S103]開始節をAとする。 [S104]有向グラフテーブルの最初のデータのアド
レス値をBとする。 [S105]A、Bを引数としてグラフ処理を行う。グ
ラフ処理の手順についてはこの後説明する。
【0065】図17、18は図16のステップS105
のグラフ処理の手順を示すフローチャートである。ステ
ップ番号に沿って説明する。 [S111]有向グラフテーブルのアドレスBから辺デ
ータbを読み込む。 [S112]有向グラフテーブルのすべてのデータに関
する処理が終了したか否か判断する。すべてのデータに
関する処理が終了していたら、このフローチャートの処
理は終了する。すべてのデータに関する処理が終了して
いなかったら、ステップS113に進む。 [S113]引数Bに1を加算した値を、新たなBとす
る。 [S114]辺データbの削除フラグが立っている(de
lete_p = t )か否か判断する。削除フラグが立ってい
たらステップS115へ進む。削除フラグが立っていな
かったらステップS116へ進む。 [S115]辺データbのポインタ領域(pointer )に
設定されているアドレス値を新たなBとし、再度ステッ
プS111へ進む。 [S116]辺データbが拡張辺データであるか否か判
断する。拡張辺データであったらステップS117へ進
む。拡張辺データでなかったらステップS120へ進
む。 [S117]辺データbの拡張フラグが立っている(ex
tension _p = t )か否か判断する。拡張フラグが立っ
ていたらステップS118へ進む。拡張フラグが立って
いなかったら、再度ステップS111へ進む。 [S118]辺データbのポインタ領域(pointer )に
設定されているアドレス値をB2として、ステップS1
19へ進む。 [S119]A、B2を引数としてグラフ処理を行う。
すなわち、このフローチャートのステップS111か
ら、このフローチャートの終了までの処理を行う。 [S120]辺データbの初出フラグが立っている(fi
rst _p = t )か否か判断する。初出フラグが立ってい
たらステップS121へ進む。初出フラグが立っていな
かったらステップS122へ進む。 [S121]節Aを親節、辺データbのポインタ領域
(pointer )に設定されたアドレスで示される節を子節
として、辺bを生成、親節と子節とを接続する。 [S122]節Aを親節として辺bを生成し、その先に
子節A2を生成する。 [S123]辺データbの子辺フラグが立っているか
(child _p = t )否か判断する。子辺フラグが立って
いればステップS124に進む。子辺フラグが立ってい
なければステップS129に進む。 [S124]辺データbの拡張フラグが立っているか
(extension _p = t )否か判断する。拡張フラグが立
っていればステップS127に進む。拡張フラグが立っ
ていなければステップS125に進む。 [S125]A2、Bを引数としてグラフ処理を行う。
すなわち、このフローチャートのステップS111か
ら、このフローチャートの終了までの処理を行う。 [S126]ステップS125で行ったグラフ処理にて
生成されたリターン値を新たなBとする。 [S127]辺データbのポインタ領域(pointer )に
設定されているアドレスの値をB2として、ステップS
128へ進む。 [S128]A2、B2を引数としてグラフ処理を行
う。すなわち、このフローチャートのステップS111
から、このフローチャートの終了までの処理を行う。 [S129]辺データbの兄弟辺フラグが立っている
(brother _p = t )か否か判断する。兄弟辺フラグが
立っていなかったらステップS130に進む。兄弟辺フ
ラグが立っていたら、再度ステップS111に進む。 [S130]Bの値をリターン値として、このフローチ
ャートの処理を終了する。
【0066】このように、本発明では編集、生成された
有向グラフテーブルから有向グラフ(グラフ表示)を生
成することが可能である。以上説明したように、本発明
では、コンピュータ11を、拡張辺生成部11a、有向
グラフ画像処理部11b、追加辺処理部11c、削除処
理部11d、データ圧縮部11eとして機能させ、有向
グラフの編集を行わせる有向グラフ編集プログラムを格
納した記録媒体が提供されるので、予め拡張辺データを
付加した有向グラフテーブルに辺データを追加すること
ができる。また、編集の際、削除フラグや兄弟辺フラグ
等とポインタ情報とを組み合わせて利用することによっ
て、辺データの削除や有向グラフテーブルの圧縮を行う
ことも可能である。従って、ポインタ情報を効率的に使
用して、有向グラフに対するデータの追加や削除等が処
理できる。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の有向グラ
フ編集装置では辺データを追加する際、予め節について
生成しておいた拡張辺データを利用して、追加辺データ
を呼び出せるようポインタ情報を設定するので、ポイン
タ情報を効率的に利用して、有向グラフにデータを追加
できる。
【0068】また、以上説明したように本発明の有向グ
ラフ編集方法では、辺データを追加する際、予め節につ
いて生成しておいた拡張辺データを利用して、追加辺デ
ータを呼び出せるようポインタ情報を設定するので、ポ
インタ情報を効率的に利用して、有向グラフにデータを
追加できる。
【0069】さらに、本発明の有向グラフ編集プログラ
ムを格納した記録媒体は、コンピュータで辺データを追
加する際、予め節について生成しておいた拡張辺データ
を利用して、追加辺データを呼び出せるようポインタ情
報を設定するので、ポインタ情報を効率的に利用して、
有向グラフにデータを追加できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の有向グラフ編集装置の原理構成を示し
たブロック図である。
【図2】本発明の有向グラフ編集方法を示すフローチャ
ートである。
【図3】有向グラフ編集プログラムを実行させるコンピ
ュータとその周辺機器との概略構成を示す図である。
【図4】有向グラフをグラフ表現した例を示す図であ
る。
【図5】有向グラフ(グラフ表示)から有向グラフテー
ブルを生成する手順を示すフローチャートである。
【図6】サブテーブル作成処理の手順を示すフローチャ
ートである。以下、ステップ番号に沿って説明を行う。
【図7】図4に示した有向グラフ(グラフ表示)に拡張
辺データを付加して作成した有向グラフテーブルを示し
た図である。
【図8】追加辺データを有向グラフテーブルに追加する
際の手順を説明するフローチャートである。
【図9】図4に示した有向グラフ(グラフ表示)に辺を
追加した様子を示した図である。
【図10】図9に示した有向グラフへの辺の追加によっ
て生成される有向グラフテーブルを示す図である。
【図11】削除辺データを有向グラフテーブルから削除
する際の手順を説明するフローチャートである。
【図12】有向グラフテーブルの圧縮処理の手順を説明
するフローチャートである。
【図13】図12の圧縮処理の手順を示すフローチャー
ト(その1)である。
【図14】図12の圧縮処理の手順を示すフローチャー
ト(その2)である。
【図15】図10に示した有向グラフテーブルを圧縮し
て生成した有向グラフテーブルを示す図である。
【図16】有向グラフ(グラフ表現)生成の手順を示す
フローチャートである。
【図17】図16のグラフ処理の手順を示すフローチャ
ート(その1)である。
【図18】図16のグラフ処理の手順を示すフローチャ
ート(その2)である。
【符号の説明】
1a 有向グラフ 1b 拡張辺を付加された有向グラフ 1c 追加辺を付加された有向グラフ 2 拡張辺生成手段 3 有向グラフ辺データ記憶手段 4b 拡張辺を付加された有向グラフの辺データ 4c 追加辺を付加された有向グラフの辺データ 5 追加辺入力手段 6 追加辺処理手段

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有向グラフを編集する有向グラフ編集装
    置において、 前記有向グラフに含まれる節が子辺を持つ場合に、前記
    節について拡張辺データを生成する拡張辺生成手段と、 前記有向グラフの辺データ及び前記拡張辺データを、親
    子関係及び兄弟関係に基づいて記憶する有向グラフ辺デ
    ータ記憶手段と、 前記拡張辺データを持つ節を始点とする追加辺データの
    入力を受け付ける追加辺入力手段と、 前記追加辺データを前記有向グラフ辺データ記憶手段に
    記憶させ、前記追加辺データの始点とされた節について
    生成され、記憶されている拡張辺データに、前記追加辺
    データを呼び出すポインタ情報を設定するとともに、前
    記追加辺データの始点とされた節について新たな拡張辺
    データを生成するよう拡張辺生成指令を出力する追加辺
    処理手段と、 を含むことを特徴とする有向グラフ編集装置。
  2. 【請求項2】 圧縮指示の入力を受け付ける圧縮指示手
    段と、前記圧縮指示を受け、前記有向グラフ辺データ記
    憶手段に記憶された前記拡張辺データ及び前記追加辺デ
    ータを含む辺データを親子関係及び兄弟関係に基づいて
    再配置して、前記有向グラフの辺データを圧縮するデー
    タ圧縮手段と、を有することを特徴とする請求項1記載
    の有向グラフ編集装置。
  3. 【請求項3】 有向グラフを編集する有向グラフ編集装
    置において、 前記有向グラフの辺データを親子関係及び兄弟関係に基
    づいて記憶する有向グラフ辺データ記憶手段と、 前記有向グラフに含まれ、特定された辺データに対する
    削除指示の入力を受け付ける削除指示手段と、 前記有向グラフ辺データ記憶手段に記憶された、前記特
    定された辺データに削除フラグを立て、前記有向グラフ
    辺データ記憶手段に記憶された辺データのうち、前記削
    除フラグを立てられた辺データを除いたものを、改めて
    前記有向グラフの辺データとする削除処理手段と、 を含むことを特徴とする有向グラフ編集装置。
  4. 【請求項4】 圧縮指示の入力を受け付ける圧縮指示手
    段と、前記圧縮指示を受け、前記有向グラフ辺データ記
    憶手段に記憶された前記有向グラフの辺データから前記
    削除フラグの立てられた辺データを削除し、前記辺デー
    タを親子関係及び兄弟関係に基づいて再配置して前記有
    向グラフの辺データを圧縮するデータ圧縮手段と、を有
    することを特徴とする請求項3記載の有向グラフ編集装
    置。
  5. 【請求項5】 前記有向グラフに含まれる節が子辺を持
    つ場合に前記節について拡張辺データを生成する拡張辺
    生成手段を有し、前記有向グラフ辺データ記憶手段は、
    前記有向グラフの辺データ及び前記拡張辺データを、親
    子関係及び兄弟関係に基づいて記憶し、前記拡張辺デー
    タを持つ節を始点とする追加辺データの入力を受け付け
    る追加辺入力手段と、前記追加辺データを前記有向グラ
    フ辺データ記憶手段に記憶させ、前記追加辺データの始
    点とされた節について生成され、記憶されている拡張辺
    データに、前記追加辺データを呼び出すポインタ情報を
    設定するとともに、前記追加辺データの始点とされた節
    について新たな拡張辺データを生成するよう拡張辺生成
    指令を出力する追加辺処理手段とを有することを特徴と
    する請求項3記載の有向グラフ編集装置。
  6. 【請求項6】 圧縮指示の入力を受け付ける圧縮指示手
    段と、前記圧縮指示を受け、前記有向グラフ辺データ記
    憶手段に記憶された前記有向グラフの辺データから前記
    削除フラグの立てられた辺データを削除し、前記拡張辺
    データ及び前記追加辺データを親子関係及び兄弟関係に
    基づいて再配置し、前記有向グラフの辺データを圧縮す
    るデータ圧縮手段と、を有することを特徴とする請求項
    5記載の有向グラフ編集装置。
  7. 【請求項7】 有向グラフを編集する有向グラフ編集方
    法において、 前記有向グラフに含まれる節が子辺を持つ場合に、前記
    節について拡張辺データを生成し、 前記有向グラフの辺データ及び前記拡張辺データを、親
    子関係及び兄弟関係に基づいて記憶し、 前記拡張辺データを持つ節を始点とする追加辺データの
    入力を受け付け、 前記追加辺データを前記有向グラフ辺データ記憶手段に
    記憶させ、前記追加辺データの始点とされた節について
    生成され、記憶されている拡張辺データに、前記追加辺
    データを呼び出すポインタ情報を設定するとともに、前
    記追加辺データの始点とされた節について新たな拡張辺
    データを生成するよう拡張辺生成指令を出力することを
    特徴とする有向グラフ編集方法。
  8. 【請求項8】 圧縮指示の入力を受け付け、記憶された
    前記拡張辺データ及び前記追加辺データを含む辺データ
    を親子関係及び兄弟関係に基づいて再配置して、前記有
    向グラフの辺データを圧縮することを特徴とする請求項
    8記載の有向グラフ編集方法。
  9. 【請求項9】 有向グラフを編集する有向グラフ編集方
    法において、 前記有向グラフの辺データを親子関係及び兄弟関係に基
    づいて記憶し、 前記有向グラフに含まれ、特定された辺データに対する
    削除指示の入力を受け付け、 前記特定された辺データに削除フラグを立て、記憶され
    た辺データのうち、前記削除フラグを立てられた辺デー
    タを除いたものを、改めて前記有向グラフの辺データと
    する、 ことを特徴とする有向グラフ編集方法。
  10. 【請求項10】 圧縮指示の入力を受け付け、記憶され
    た前記有向グラフの辺データから前記削除フラグの立て
    られた辺データを削除し、前記辺データを親子関係及び
    兄弟関係に基づいて再配置して前記有向グラフの辺デー
    タを圧縮することを特徴とする請求項9記載の有向グラ
    フ編集方法。
  11. 【請求項11】 前記有向グラフに含まれる節が子辺を
    持つ場合に前記節について拡張辺データを生成し、前記
    有向グラフの辺データ及び前記拡張辺データを、親子関
    係及び兄弟関係に基づいて記憶し、前記拡張辺データを
    持つ節を始点とする追加辺データの入力を受け付け、前
    記追加辺データを記憶させ、前記追加辺データの始点と
    された節について生成され、記憶されている拡張辺デー
    タに、前記追加辺データを呼び出すポインタ情報を設定
    するとともに、前記追加辺データの始点とされた節につ
    いて新たな拡張辺データを生成するよう拡張辺生成指令
    を出力することを特徴とする請求項9記載の有向グラフ
    編集装置。
  12. 【請求項12】 圧縮指示の入力を受け付け、記憶され
    た前記有向グラフの辺データから前記削除フラグの立て
    られた辺データを削除し、前記拡張辺データ及び前記追
    加辺データを親子関係及び兄弟関係に基づいて再配置
    し、前記有向グラフの辺データを圧縮することを特徴と
    する請求項11記載の有向グラフ編集方法。
  13. 【請求項13】 コンピュータに有向グラフ編集プログ
    ラムを実行させるための有向グラフ編集プログラムを格
    納した記録媒体において、コンピュータを、 前記有向グラフに含まれる節が子辺を持つ場合に、前記
    節について拡張辺データを生成する拡張辺生成手段、 前記有向グラフの辺データ及び前記拡張辺データを、親
    子関係及び兄弟関係に基づいて記憶する有向グラフ辺デ
    ータ記憶手段、 前記拡張辺データを持つ節を始点とする追加辺データの
    入力を受け付ける追加辺入力手段、 前記追加辺データを前記有向グラフ辺データ記憶手段に
    記憶させ、前記追加辺データの始点とされた節について
    生成され、記憶されている拡張辺データに、前記追加辺
    データを呼び出すポインタ情報を設定するとともに、前
    記追加辺データの始点とされた節について新たな拡張辺
    データを生成するよう拡張辺生成指令を出力する追加辺
    処理手段、 として機能させることを特徴とする有向グラフ編集プロ
    グラムを格納した記録媒体。
  14. 【請求項14】 コンピュータを、圧縮指示の入力を受
    け付ける圧縮指示手段、前記圧縮指示を受け、前記有向
    グラフ辺データ記憶手段に記憶された前記拡張辺データ
    及び前記追加辺データを含む辺データを親子関係及び兄
    弟関係に基づいて再配置して、前記有向グラフの辺デー
    タを圧縮するデータ圧縮手段、として機能させることを
    特徴とする請求項13記載の有向グラフ編集プログラム
    を格納した記録媒体。
  15. 【請求項15】 コンピュータに有向グラフ編集プログ
    ラムを実行させるための有向グラフ編集プログラムを格
    納した記録媒体において、コンピュータを、 前記有向グラフの辺データを親子関係及び兄弟関係に基
    づいて記憶する有向グラフ辺データ記憶手段、 前記有向グラフに含まれ、特定された辺データに対する
    削除指示の入力を受け付ける削除指示手段、 前記有向グラフ辺データ記憶手段に記憶された、前記特
    定された辺データに削除フラグを立て、記憶された辺デ
    ータのうち、前記削除フラグを立てられた辺データを除
    いたものを、改めて前記有向グラフの辺データとする削
    除処理手段、 として機能させることを特徴とする有向グラフ編集プロ
    グラムを格納した記録媒体。
  16. 【請求項16】 コンピュータを、圧縮指示の入力を受
    け付ける圧縮指示手段、前記圧縮指示を受け、前記有向
    グラフ辺データ記憶手段に記憶された前記有向グラフの
    辺データから前記削除フラグの立てられた辺データを削
    除し、前記辺データを親子関係及び兄弟関係に基づいて
    再配置して前記有向グラフの辺データを圧縮するデータ
    圧縮手段、として機能させることを特徴とする請求項1
    5記載の有向グラフ編集プログラムを格納した記録媒
    体。
  17. 【請求項17】 コンピュータを、前記有向グラフに含
    まれる節が子辺を持つ場合に前記節について拡張辺デー
    タを生成する拡張辺生成手段、前記有向グラフの辺デー
    タ及び前記拡張辺データを、親子関係及び兄弟関係に基
    づいて記憶する有向グラフ辺データ記憶手段、前記有向
    グラフの辺データ及び前記拡張辺データを、親子関係及
    び兄弟関係に基づいて記憶し、前記拡張辺データを持つ
    節を始点とする追加辺データの入力を受け付ける追加辺
    入力手段、前記追加辺データを前記有向グラフ辺データ
    記憶手段に記憶させ、前記追加辺データの始点とされた
    節について生成され、記憶されている拡張辺データに、
    前記追加辺データを呼び出すポインタ情報を設定すると
    ともに、前記追加辺データの始点とされた節について新
    たな拡張辺データを生成するよう拡張辺生成指令を出力
    する追加辺処理手段、として機能させることを特徴とす
    る請求項15記載の有向グラフ編集プログラムを格納し
    た記録媒体。
  18. 【請求項18】 コンピュータを、圧縮指示の入力を受
    け付ける圧縮指示手段、前記圧縮指示を受け、前記有向
    グラフ辺データ記憶手段に記憶された前記有向グラフの
    辺データから前記削除フラグの立てられた辺データを削
    除し、前記拡張辺データ及び前記追加辺データを親子関
    係及び兄弟関係に基づいて再配置し、前記有向グラフの
    辺データを圧縮するデータ圧縮手段、として機能させる
    ことを特徴とする請求項17記載の有向グラフ編集プロ
    グラムを格納した記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112463159A (zh) * 2020-11-25 2021-03-09 安徽寒武纪信息科技有限公司 编译方法、装置、电子设备和存储介质

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112463159B (zh) * 2020-11-25 2023-05-09 安徽寒武纪信息科技有限公司 编译方法、装置、电子设备和存储介质

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