JPH1138327A - 実体顕微鏡の同軸落射照明装置 - Google Patents

実体顕微鏡の同軸落射照明装置

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JPH1138327A
JPH1138327A JP9209820A JP20982097A JPH1138327A JP H1138327 A JPH1138327 A JP H1138327A JP 9209820 A JP9209820 A JP 9209820A JP 20982097 A JP20982097 A JP 20982097A JP H1138327 A JPH1138327 A JP H1138327A
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JP
Japan
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optical path
optical system
objective lens
beam splitter
optical
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JP9209820A
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Shinobu Sakamoto
忍 阪本
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Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数を増加させず、しかも製造・調整に
手間のかからない安価な実体顕微鏡の同軸落射照明装置
を提供する。 【解決手段】 同軸落射照明装置は、第1の対物レンズ
1aと第1の接眼レンズ2aとからなる第1の光学系
と、第2の対物レンズ1bと第2の接眼レンズ2bとか
らなる第2の光学系と、第1の光学系に照明光を供給す
る第1の光路分割部4aと、この第1の光路分割部4a
と一体に成形され、第2の光学系に照明光を供給する第
2の光路分割部4bとを有するビームスプリッタプリズ
ム4とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、実体顕微鏡の同
軸落射照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の実体顕微鏡の同軸落射照明
装置の光学系を示す構成図である。
【0003】従来、実体顕微鏡の同軸落射照明装置の光
学系として、図4に示すようなものがあった。この図4
の光学系は実公昭56−14491号公報に示されたも
のである。
【0004】実体顕微鏡の同軸落射照明装置の光学系は
第1の対物レンズ101aと第1の接眼レンズ102a
とからなる第1の観察光学系と、第2の対物レンズ10
1bと第2の接眼レンズ102bとからなる第2の観察
光学系と、第1の光源103aと第1のビームスプリッ
タプリズム104aとからなる第1の照明光学系と、第
2の光源103bと第2のビームスプリッタプリズム1
04bとからなる第2の照明光学系と、第1の照明光学
系と第2の照明光学系とに共通の対物レンズ107とを
備える。
【0005】第1の光源103aと第1のビームスプリ
ッタプリズム104aとの間には第1の偏光子105a
が配置され、第2の光源103bと第2のビームスプリ
ッタプリズム104bとの間には第2の偏光子105b
が配置されている。
【0006】第1の接眼レンズ102aと第1のビーム
スプリッタプリズム104aとの間には第1の検光子1
06aが配置され、第2の接眼レンズ102bと第2の
ビームスプリッタプリズム104bとの間には第2の検
光子106bが配置されている。
【0007】共通の対物レンズ107と試料108との
間には偏光状態を変える、1/4波長板等の偏光変換部
材109が配置されている。
【0008】第1の照明光学系の第1の光源103aか
ら出射され、第1の偏光子105aを通過した照明光は
第1のビームスプリッタプリズム104aによって第1
の対物レンズ101aへ導かれ、第1の対物レンズ10
1a及び対物レンズ107を通った後、第1の偏光変換
部材109によって偏光状態が変化して試料108を照
明する。
【0009】試料108で反射された光は再び偏光変換
部材109及び対物レンズ107を通り第2の対物レン
ズ101bに入射し、第2のビームスプリッタプリズム
104bを透過して、第2の検光子106bの偏光方向
の偏光成分が第2の検光子106bを透過し、第2の接
眼レンズ102bに達する。
【0010】同様に第2の照明光学系の第2の光源10
3bから出射された照明光は、第2のビームスプリッタ
プリズム104b、第2の対物レンズ101b、対物レ
ンズ107及び偏光変換部材109を経て試料108を
照明し、この反射光は偏光変換部材109、対物レンズ
107、第1の対物レンズ101a、第1のビームスプ
リッタプリズム104aを通り、第1の検光子106a
の偏光方向と同方向の偏光成分が第1の検光子106a
を透過して第1の接眼レンズ102aに達する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ビームスプ
リッタプリズムは入射面と出射面との平行度が観察光学
系の傾きに影響を与える。
【0012】すなわち、入射面と出射面との平行度が保
たれないと、ビームスプリッタプリズムを透過する光の
光軸の傾きが発生し、特に左右独立した光学系を有する
実体顕微鏡においては、左右像が偏心し、接眼レンズ内
で視野中心が一致しない、大変観察しずらい像になって
しまう。
【0013】上記光軸の傾きは同軸落射照明装置を顕微
鏡本体に固定して使用する場合には、同軸落射照明装置
を顕微鏡本体に固定した状態で光軸調整をすればよい
が、同軸落射照明装置を顕微鏡本体に装着して使用する
場合には、予め同軸落射照明装置(ビームスプリッタプ
リズム)単体で光軸の傾きを抑えておく必要がある。
【0014】図5はビームスプリッタプリズムの正面図
である。ビームスプリッタプリズム104a,104b
は同じ構成であるので、ここではビームスプリッタプリ
ズム104aについて説明する。
【0015】従来、ビームスプリッタプリズム104a
は2つの直角プリズムを接着した後、入射面と出射面と
を機械的に再研磨していわゆる平行出しを行っている。
【0016】しかし、ビームスプリッタプリズム104
aは平行出しを行っても、製造上、直角プリズムには屈
折率のばらつきは避けられず、この屈折率のばらつきの
差分だけ光軸が傾いてしまう。
【0017】傾き角度をφとしたとき、傾き角度φは次
式で求められる。
【0018】φ=θ3 −θ1 =n1 −n2 ここで、n1 ,n2 は直角プリズムの屈折率、θ1 ,θ
3 は屈折角である。
【0019】上記式から傾き角度φを0にするには屈折
率n1 とn2 とを等しくすればよいことがわかるが、屈
折率n1 とn2 とを等しくするには硝子材料を溶解時か
らロット管理しながら製造しなければならず、製造コス
トが高くなってしまうという問題がある。
【0020】この問題を解決するため、2つの直角プリ
ズムに加えて楔形プリズムを用い、2つの直角プリズム
と楔形プリズムとの相対位置を調整して接合することに
よって光軸の傾きを抑える光路分割素子が実開平4−7
9320号公報に開示されている。
【0021】上記光路分割素子によれば、光軸の傾きを
抑えることはできる。しかし、光軸の傾きを抑えること
ができるように楔形プリズムを製作することは容易でな
く、また楔形プリズムをビームスプリッタプリズムに接
合する際、コリメータ等の測定機を用い、軸方向のずれ
を光学的に計測しながら作業する必要があり、部品が増
加するとともに製造・調整に手間がかかり、同軸落射照
明装置が高価になってしまうという問題がある。
【0022】この発明はこのような事情に鑑みてなされ
たもので、その課題は部品点数を増加させず、しかも製
造・調整に手間のかからない安価な実体顕微鏡の同軸落
射照明装置を提供することである。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1に記載の発明の実体顕微鏡の同軸落射照明装置
は、第1の対物レンズと第1の接眼レンズとからなる第
1の光学系と、第2の対物レンズと第2の接眼レンズと
からなる第2の光学系とを有する実体顕微鏡に対して着
脱可能な同軸落射照明装置において、照明光を発する光
源と、前記第1の光学系に前記照明光を供給する第1の
光路分割部及びこの第1の光路分割部と一体に成形さ
れ、前記第2の光学系に前記照明光を供給する第2の光
路分割部を有する光路分割部材とを備えていることを特
徴とする。
【0024】第1の光路分割部と第2の光路分割部とが
一体に成形されている。すなわち、1つの光路分割光学
素子が、第1の光学系の光路と第2の光学系の光路との
双方に渡って配置され、第1,第2の光学系に対して照
明光を供給するのである。このような構成により、第1
の光路分割部と第2の光路分割部とで光軸の傾きが同じ
になる。また、部品を増加させることがなく、しかも部
品を製造する手間や調整が不要になる。
【0025】請求項2に記載の発明の実体顕微鏡の同軸
落射照明装置は、請求項1に記載の実体顕微鏡の同軸落
射照明装置において、前記光路分割部材を保持するホル
ダと、このホルダを収容するハウジングとを備え、前記
光路分割部材を光路上に挿脱可能としたことを特徴とす
る。
【0026】光路分割部材を光路上に挿脱可能としたの
で、波長特性の異なる光路分割部材を容易に光路上に挿
入でき、また照明が不要な場合には観察光学系から光路
分割部材を容易に取り除くことができる。
【0027】請求項3に記載の発明の実体顕微鏡の同軸
落射照明装置は、請求項2に記載の実体顕微鏡の同軸落
射照明装置において、前記ホルダに前記光路分割部材を
光路上に挿脱可能とするための操作ノブが前記ハウジン
グを貫通して設けられていることを特徴とする。
【0028】操作ノブの操作によって光路分割部材を光
路上に挿脱できるので、簡単な構成で光路分割部材の切
り換えを行うことができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
【0030】図1はこの発明の第1実施形態に係る実体
顕微鏡の同軸落射照明装置の光学系を示す図である。
【0031】実体顕微鏡の同軸落射照明装置の光学系
は、第1の観察光学系と、第2の観察光学系と、第1の
照明光学系と、第2の照明光学系とを備える。
【0032】第1の観察光学系は第1の対物レンズ1a
と第1の接眼レンズ2aとからなる。
【0033】第2の観察光学系は第2の対物レンズ1b
と第2の接眼レンズ2bとからなる。
【0034】第1の照明光学系は第1の光源3aとレン
ズ5aとビームスプリッタプリズム4の第1の光路分割
部4aとからなる。
【0035】第2の照明光学系は第2の光源3bとレン
ズ5bとビームスプリッタプリズム4の第2の光路分割
部4bとからなる。
【0036】レンズ5a,5bの光軸は、それぞれ、対
物レンズ1aの光軸と対物レンズ1bの光軸とを含む平
面に対して垂直である。
【0037】ビームスプリッタプリズム4は第1の光路
分割部4aと第2の光路分割部4bとを一体に成形した
ものである。このビームスプリッタプリズム4は2つの
直角プリズム4A,4Bを接合して形成されている。
【0038】すなわち、1つのビームスプリッタプリズ
ム4が、第1及び第2の観察光学系の光路の双方に渡っ
て配置され、光源3a,3bからの照明光を各観察光学
系に供給する。
【0039】第1の光路分割部4aは従来の第1のビー
ムスプリッタプリズム104aに相当し、第2の光路分
割部4bは従来の第2のビームスプリッタプリズム10
4bに相当する。
【0040】第1の観察光学系と第2の観察光学系とは
共通の対物レンズ7を備える。
【0041】第1の光源3aとビームスプリッタプリズ
ム4との間には第1の偏光子5aが配置され、第2の光
源3bとビームスプリッタプリズム4との間には第2の
偏光子5bが配置されている。
【0042】第1の接眼レンズ2aとビームスプリッタ
プリズム4との間には第1の検光子6aが配置され、第
2の接眼レンズ2bとビームスプリッタプリズム4との
間には第2の検光子6bが配置されている。
【0043】共通の対物レンズ7と試料8との間には光
に位相差を与えて偏光状態を変化させる1/4波長板9
が配置されている。
【0044】第1の照明光学系の第1の光源3aから出
射され、第1の偏光子5aを通過した照明光はビームス
プリッタプリズム4によって第1の対物レンズ1aへ導
かれ、第1の対物レンズ1a及び対物レンズ7を通った
後、1/4波長板9によって偏光状態が変化して試料8
を照明する。
【0045】試料8で反射された光は再び1/4波長板
9及び対物レンズ7を通り第2の対物レンズ1bに入射
し、ビームスプリッタプリズム4を透過して、第2の検
光子6bの偏光方向の偏光成分が第2の検光子6bを透
過し、第2の接眼レンズ2bに達する。
【0046】同様に第2の照明光学系の第2の光源3b
から出射され、第2の偏光子5bを通過した照明光は、
ビームスプリッタプリズム4、第2の対物レンズ1b、
対物レンズ7及び1/4波長板9を経て試料8を照明
し、この反射光は1/4波長板9、対物レンズ7、第1
の対物レンズ1a及びビームスプリッタプリズム4を通
り、第1の検光子6aの偏光方向と同方向の偏光成分が
第1の検光子6aを透過して第1の接眼レンズ2aに達
する。
【0047】この第1の実施形態によれば、第1の光路
分割部4aと第2の光路分割部4bとが一体に成形され
ているので、第1の観察光学系と第2の観察光学系とに
生じる光軸の傾きは同じとなり、接眼レンズ内で視野中
心が一致し、偏心のない像が得られる。
【0048】また、従来例のように、楔形プリズムを用
いないため部品点数を増加することがなく、楔形プリズ
ムを製造する手間や楔形プリズムをビームスプリッタプ
リズムに接合する際の調整が不要となるので、同軸落射
照明装置を安価に製造することができる。
【0049】また、本実施形態においては、第1,第2
の観察光学系に照明光を供給する光源として2つの光源
3a,3bを備えているが、1つの光源からの照明光を
光分割素子にて分離し、ビームスプリッタプリズム4を
介して各観察光学系に供給するようにしても良い。
【0050】図2はこの発明の第2実施形態に係る実体
顕微鏡の同軸落射照明装置を適用した落射蛍光照明装置
の光学系を示す図である。
【0051】落射蛍光照明装置の光学系は第1の観察光
学系と、第2の観察光学系と、照明光学系とを備える。
【0052】第1の観察光学系は第1の対物レンズ11
aと第1の接眼レンズ12aとからなる。
【0053】第2の観察光学系は第2の対物レンズ11
bと第2の接眼レンズ12bとからなる。
【0054】照明光学系は光源13とダイクロイックミ
ラー14とからなる。
【0055】ダイクロイックミラー14は光源13から
出射された照明光を反射し、試料18からの蛍光を透過
する。ダイクロイックミラー14は第1の光路分割部1
4aと第2の光路分割部14bとを一体に成形したもの
である。
【0056】第1の観察光学系と第2の観察光学系とは
共通の対物レンズ17を備える。
【0057】光源13とダイクロイックミラー14との
間には所望の波長の励起光を作る励起フィルタ15が配
置されている。
【0058】第1の接眼レンズ12aとダイクロイック
ミラー14との間及び第2の接眼レンズ12bとダイク
ロイックミラー14との間には特定の波長の光を透過さ
せない吸収フィルタ16が配置されている。
【0059】第1の照明光学系の光源3から出射され、
励起フィルタ15を通過した照明光はダイクロイックミ
ラー14によって反射されて第1の対物レンズ11aへ
導かれ、第1の対物レンズ11a及び対物レンズ17を
通った後、試料18を照明する。
【0060】照明光の照射によって励起された試料18
から発せられた蛍光は再び対物レンズ17を通り第2の
対物レンズ11bに入射し、ダイクロイックミラー14
を透過して照明光と分離される。ダイクロイックミラー
14を透過した蛍光は吸収フィルタ16を介して第2の
接眼レンズ12bに達する。
【0061】同時に照明光の照射によって励起され試料
18から発せられた蛍光は対物レンズ17を通り第1の
対物レンズ11aに入射し、ダイクロイックミラー14
を透過して照明光と分離される。ダイクロイックミラー
14を透過した蛍光は吸収フィルタ16を介して第1の
接眼レンズ12aに達する。
【0062】この第2実施形態によれば、ダイクロイッ
クミラー14が一体に成形されているので、第1の観察
光学系と第2の観察光学系とに生じる光軸の傾きは同じ
となり、接眼レンズ内で視野中心が一致し、偏心のない
蛍光像が得られる。
【0063】図3(a)はこの発明の第2実施形態に係
る実体顕微鏡の同軸落射照明装置の縦断面図、図3
(b)は図3(a)のb−b矢視断面図であり、図2と
同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
【0064】実体顕微鏡の同軸落射照明装置はホルダ3
0とハウジング40とを備える。
【0065】ホルダ30は上部ホルダ31と下部ホルダ
32とからなる。下部ホルダ32には励起フィルタ15
とダイクロイックミラー14とが保持され、上部ホルダ
31には吸収フィルタ16が保持されている。また、下
部ホルダ32の下部にはあり32Aが形成されている。
【0066】このホルダ30はハウジング40内に収容
されている。ハウジング40にはあり32Aと係合する
あり溝40Aが形成されている(図3(b)参照)。
【0067】また、ホルダ30(下部ホルダ32)には
操作ノブ33がハウジング40側面の蓋41を貫通して
設けられており、操作ノブ33を操作することによって
ホルダ30を図3(a)の実線で示す位置と2点鎖線で
示す位置との間で移動させることができる。
【0068】ハウジング40の上面及び下面には、顕微
鏡本体及び接眼鏡筒に取り付けるためのマウント41,
42が形成されるとともに、開口43,44が形成され
ている。
【0069】ハウジング40の励起フィルタ15と対向
するハウジング40の側面には光源13を収容するライ
トハウジング45が形成されている。
【0070】上記同軸落射照明装置によれば、操作ノブ
33を操作してホルダ30を実線で示す位置から2点鎖
線で示す位置へ移動させることができるので、照明が不
要の場合には光路分割部材を構成する励起フィルタ1
5、ダイクロイックミラー14及び吸収フィルタ16を
観察光学系から外すことができる。
【0071】すなわち、蛍光観察を行わない場合にはホ
ルダ30を移動させることによって波長選択性のあるダ
イクロイックミラー14や吸収フィルタ16を観察光学
系から外すことができ、自然な色で観察を行うことがで
きる。
【0072】また、ハウジング40の側面の蓋41を取
り外し、ホルダ30をハウジング40から引き抜き、別
の波長特性を有するフィルタを保持したホルダ30と交
換することもできるので、所望の波長での蛍光観察を行
うことができる。
【0073】
【発明の効果】以上に説明したように請求項1記載の発
明の実体顕微鏡の同軸落射照明装置によれば、第1の光
路分割部と第2の光路分割部とで光軸の傾きを同じとな
り、接眼レンズ内で視野中心が一致し、偏心のない像が
得られる。また、部品点数を増加することがなく、部品
を製造する手間や調整が不要になるので、同軸落射照明
装置を安価に製造することができる。
【0074】請求項2記載の発明の実体顕微鏡の同軸落
射照明装置によれば、波長特性の異なる光路分割部材を
容易に光路上に挿入でき、また照明が不要な場合には観
察光学系から光路分割部材を容易に取り除くことができ
る。
【0075】請求項3記載の発明の実体顕微鏡の同軸落
射照明装置によれば、簡単な構成で光路分割部材の切り
換えを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の第1実施形態に係る実体顕微
鏡の同軸落射照明装置の光学系を示す図である。
【図2】図2はこの発明の第2実施形態に係る実体顕微
鏡の同軸落射照明装置を適用した落射蛍光照明装置の光
学系を示す図である。
【図3】図3(a)はこの発明の第2実施形態に係る実
体顕微鏡の同軸落射照明装置の縦断面図、図3(b)は
図3(a)のb−b矢視断面図である。
【図4】図4は従来の実体顕微鏡の同軸落射照明装置の
光学系を示す構成図である。
【図5】図5はビームスプリッタプリズムの正面図であ
る。
【符号の説明】
1a 第1の対物レンズ 1b 第2の対物レンズ 2a 第1の接眼レンズ 2b 第2の接眼レンズ 4 ビームスプリッタプリズム(光路分割部材) 30 ホルダ 33 操作ノブ 40 ハウジング

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の対物レンズと第1の接眼レンズと
    からなる第1の光学系と、第2の対物レンズと第2の接
    眼レンズとからなる第2の光学系とを有する実体顕微鏡
    に対して着脱可能な同軸落射照明装置において、照明光
    を発する光源と、前記第1の光学系に前記照明光を供給
    する第1の光路分割部及びこの第1の光路分割部と一体
    に成形され、前記第2の光学系に前記照明光を供給する
    第2の光路分割部を有する光路分割部材とを備えている
    ことを特徴とする実体顕微鏡の同軸落射照明装置。
  2. 【請求項2】 前記光路分割部材を保持するホルダと、
    このホルダを収容するハウジングとを備え、前記光路分
    割部材を光路上に挿脱可能としたことを特徴とする請求
    項1に記載の実体顕微鏡の同軸落射照明装置。
  3. 【請求項3】 前記ホルダに前記光路分割部材を光路上
    に挿脱可能とするための操作ノブが前記ハウジングを貫
    通して設けられていることを特徴とする請求項2に記載
    の実体顕微鏡の同軸落射照明装置。
JP9209820A 1997-07-18 1997-07-18 実体顕微鏡の同軸落射照明装置 Pending JPH1138327A (ja)

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