JPH1138118A - パルス搬送波信号のc級飽和増幅による過度のスペクトル・パワー分布の低減 - Google Patents

パルス搬送波信号のc級飽和増幅による過度のスペクトル・パワー分布の低減

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JPH1138118A
JPH1138118A JP10068170A JP6817098A JPH1138118A JP H1138118 A JPH1138118 A JP H1138118A JP 10068170 A JP10068170 A JP 10068170A JP 6817098 A JP6817098 A JP 6817098A JP H1138118 A JPH1138118 A JP H1138118A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 飽和モードで動作するC級高電力増幅器によ
るパルス変調正弦信号の増幅の際、従来より小さいフィ
ルタを使用して従来と同じ性能を得る。 【解決手段】 パルス搬送波信号の矩形包絡線を台形包
絡線へ修正する。台形包絡線の立上りおよび立下りはそ
れぞれ、振幅が増大し低減する正弦波形の包絡線を構成
する。立上りおよび立下りの最も大きな振幅の正弦のピ
ーク振幅は、増分電力利得が係数約3dBだけ減分する
ように増幅器要素の飽和動作を誘導する電力レベルを超
える電力を有する。増幅器要素から出力される搬送波信
号のパルスでは、中央領域の搬送波はほぼ方形波の構成
を有し、立上りおよび立下りでは、波形のサイクルはほ
ぼ正弦状である。それぞれ、増幅器要素を含む、多数の
増幅チャネルからなるバンクに、修正を行う共通のフィ
ルタから修正済み包絡線が与えられる。チャネル信号を
互いに同位相加算することによって、大きな電力利得お
よび信号振幅が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、飽和モードで動作
するC級高電力増幅器によるパルス変調正弦信号の増幅
に関し、詳細には、台形包絡線の立上りおよび立下りで
の各ランプ、すなわち傾斜に増幅器の飽和レベルよりも
低い振幅レベルから増幅器の飽和レベルよりも高い振幅
レベルに至る一連の正弦信号振幅が存在する、入力信号
の矩形振幅包絡線の台形包絡線への変調に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば通信システムやレーダ・システ
ムを含む多数の電子システムでパルス搬送波システムが
使用されている。レーダ・システムと通信システムのど
ちらでも、無線周波数(RF)スペクトル帯域の比較的
高電力のパルスをある位置から他の位置へ送る必要があ
る。高電力レベルで出力信号を供給する電力増幅器の効
率を高めるために、一般に、飽和モードとC級増幅の両
方で動作する電力用トランジスタなどの固体素子の増幅
器が作製されている。C級増幅に使用される多くの新形
トランジスタは、RF搬送波のサイクルよりもずっと短
い、非常に短いターンオン時間およびターンオフ時間を
有する。ターンオン時間とは、トランジスタの導通を開
始するために必要な時間であり、ターンオフ時間とは、
トランジスタの導通を終了するために必要な時間であ
る。短いターンオン時間およびターンオフ時間によっ
て、矩形振幅包絡線を有するパルス信号の非常に先鋭な
立上りおよび立下りが生成される。包絡線の短い立上り
時間および立下り時間によって、信号パルスによって搬
送された情報を保存するのに必要な量を超えたかなりの
量のエネルギーがスペクトル成分内で生成される。たと
えば、パルスは、搬送波の振幅変調に加え、搬送波の周
波数変調または位相変調によって変調される。この変調
によって、タイミング・データなどの情報、または受信
機または信号プロセッサでの基準パターンとの相関付け
に適した所定の信号パターンが搬送される。
【0003】特に、送受信アンテナなどの電子装置を保
持する航空機や船舶などの乗物の場合と同様に、複数の
電子装置が密に取り付けられる場合には問題が生じる。
そのような装置は、所定のスペクトルを有する信号を用
いて動作し、通常、スペクトルのスカート内の周波数成
分の振幅は、ある装置の信号が近傍の装置の信号の低振
幅スペクトル成分で汚染されるの防止するように指定さ
れる。信号がC級飽和増幅器によって増幅される場合、
この問題は従来、増幅器の出力端末に帯域フィルタを配
置することによって解決されていた。そのようなフィル
タは、変調信号を送信するのに必要なスペクトルの部分
の外側のスペクトル・エネルギー成分を低減させる所望
の効果を有する。それによって、フィルタは信号の形状
を保存し、同時に他の装置をその信号による干渉から保
護する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ある種の電子
装置、特にレーダ送信機を用いる場合、出力信号が高電
力を有し、したがって、帯域フィルタを高電力信号を処
理するのに適した形態に構成しなければならない。この
要件を満たすために、その帯域フィルタは大きな物理寸
法を有し、電子回路架台を含むキャビネットと同程度の
寸法を有することが多い。そのような構成は過度に大き
くかつ重く、電子装置の乗物への取付および配置を困難
にする。これは利用可能な空間および重量が厳しく限ら
れた宇宙船の場合に特に当てはまる。
【0005】
【課題を解決するための手段】C級としてかつ飽和モー
ドで動作する増幅器によるパルス搬送波信号の増幅のた
めに起こる過度のスペクトル・パワー分布を低減するシ
ステムおよび方法によって、前述の問題が解消され、か
つ他の利点が与えられる。本発明のこのシステムは、風
のシヤーの測定で使用されるウインド・プロファイル・
レーダの送信機を作製する場合に特に有利である。通
常、そのような増幅器は、C級動作において、トランジ
スタ内での導通を誘導する有効な信号レベル、いわゆる
「ターンオン」レベルを必要とする半導体デバイス、特
にトランジスタで構成される。入力信号レベルが大きい
と、トランジスタによって線形増幅または擬線形増幅が
行われる。ずっと大きな入力信号レベルでは、飽和領域
に達する。RF信号の増幅器で使用されるトランジスタ
は先鋭な立上りおよび立下りを備える。この場合、前述
の立上りまたは立下りの継続時間は、増幅中の入力正弦
信号のサイクルの継続時間よりもずっと短い。
【0006】本発明では、矩形包絡線の短い立上り時間
および立下り時間のために生じる過度の不要なスペクト
ル成分を低減するために、増幅器に入力されたパルス正
弦信号の変調を行う。入力信号の変調は、矩形包絡線を
台形包絡線に修正し、正弦信号のサイクルの一部のみで
はなく、正弦信号の多数のサイクルにわたって延びる包
絡線の立上りおよび立下りを生成することによって行わ
れる。本発明によれば、立上りのいくつかの搬送波サイ
クル、および立下りのいくつかの搬送波サイクルは、比
較的振幅が低く、ターンオンしきい値よりもいくらか大
きいが、飽和領域が始まるレベルよりもずっと小さい。
ターンオンしきい値を超える範囲の、立上りのそのよう
な搬送波サイクル、ならびに立下りのそのような搬送波
サイクルは、増幅器によってほぼ線形に増幅される。入
力信号の中央部の搬送波サイクルは、増幅器を飽和領域
で駆動する振幅を有する。そのため、出力パルス信号
は、搬送波正弦波形のサイクルの振幅が増幅器の飽和に
よって制限される中央部を有し、そのため、ほぼ方形波
形の形状を有する出力搬送波波形が得られる。しかし、
出力パルスの、中央領域のすぐ前の立上り領域と、中央
領域のすぐ後の立下り領域には、出力信号の飽和中央領
域の振幅よりも小さな可変振幅の正弦波形のサイクルが
ある。そのような構成の包絡線では、矩形包絡線を有す
る波形のスペクトルと比べて、波形の周波数成分のスペ
クトル分布が大きい。
【0007】本発明の好ましい実施態様では、包絡線の
ランプの形態の立上りおよび立下りの生成が、通過帯域
がパルス搬送波信号の変調を通過させるほど広い帯域特
性を有し、同時にフィルタ通過帯域の外側の外部スペク
トル・エネルギーを低減するフィルタを使用することに
よって行われる。大きな電力増幅を得るための典型的な
システム構成では、多数の増幅器が並列に構成され、フ
ィルタから出力される共通の信号によって動作する。複
数の増幅器の出力信号が組み合わされ、フィルタによっ
て増幅器のそれぞれの入力信号が事前に調整されるため
に他のフィルタの必要なしに比較的高電力の信号が生成
される。正弦信号は振幅変調以外にも位相、または周波
数変調される。前述のフィルタリングでは、パルス搬送
波波形の変調の保存に関してはこの波形を介して伝達さ
れるデータが保存され、同時にフィルタ帯域の外側の外
部スペクトル・エネルギーが低減される。
【0008】本発明を実施する際に考慮すべき基本的な
点は、レーダ送信機が使用する電力レベルが高すぎて適
切な帯域フィルタを正常に製造することができず、製造
した場合は過度に大形で複雑になりコストがかかること
である。本発明の手法は、増幅後に信号が固有のスペク
トルに対して所望の形状を有するように、最後の増幅段
の前に信号を事前調整するものである。しかし、増幅器
のC級飽和モードを使用すると、波形の歪み、特に連続
増幅段のターンオン・レベルの影響のためにこの手法が
制限される。そのため、立上りおよび立下りに対してか
なり縦長のランプを有する包絡線の台形波形を用いた場
合でも、連続C級飽和モード増幅段によって立上りおよ
び立下りは過度に急峻になる。したがって、高い電力レ
ベルでの他の処理が必要である。本発明では、この電力
を処理するために、最終増幅段を多数の並列チャネルに
分割し、フィルタを使用してチャネルのバンクへのパル
ス搬送波信号の入力包絡線を形状付け、次いで搬送波周
波数で同位相的に、並列チャネルの信号の和を求め、ス
ペクトル要件を満たす包絡線における所望の最終出力電
力を得る。各C級飽和モード増幅段の後に電力が分割さ
れ、電力分割比はほぼ電力増幅量に等しく、そのため、
各増幅段は、包絡線整形フィルタを利用するための正常
な信号動作範囲に維持される。
【0009】本発明の前述の態様およびその他の特徴に
ついては、下記の説明において添付の図面に関連して説
明する。
【0010】それぞれの異なる図に現れる同じ符号の要
素は、同じ要素を指すが、すべての図に関する説明で参
照されるわけではない。
【0011】
【発明の実施の形態】図1を参照すると、高電力増幅器
26のバンクによって信号源22をアンテナ・アセンブ
リ24に接続するシステム20が示されている。高電力
増幅器26は電力分割器27と電力結合器29との間に
並列接続され、それによって、電力分割器27を介して
各増幅器26に共通の信号が入力され、増幅器26のバ
ンクから出力された電力が結合器29を介してアンテナ
・アセンブリ24に加えられる。たとえば、本発明を使
用した場合、個別の増幅器26は、それぞれ、プッシュ
プル動作ができるように接続された互いに整合する一対
のトランジスタの形態のC級飽和増幅器要素30を含
む、複数の増幅器チャネル28を備えている。信号源2
2から出力された信号はドライバ増幅器32によって高
電力増幅器26のバンクに印加される。たとえば、本発
明の好ましい実施形態を作製する場合、10個の高電力
増幅器26を用い、分割器27の分割比は1:10であ
り、結合器29の結合比は10:1である。分割器27
と結合器29は共に、ラジアル低損失構造として製造さ
れる。
【0012】本発明によれば、信号源22とドライバ増
幅器32との間に第1の帯域フィルタ34が接続され
る。電力分割器27を介してドライバ増幅器32から高
電力増幅器26に第2の帯域フィルタ36が接続され
る。
【0013】各高電力増幅器26はさらに、C級および
飽和モードで動作する入力増幅器段38と、電力分割器
40と、電力結合器42とを備える。各高電力増幅器2
6は移相器43を備え、それによって、それぞれの増幅
器26によって増幅された変調済み搬送波信号の相対位
相は、電力結合器29に信号が入力されたときに同位相
関係になるように調整する。各増幅器26で、移相器4
3は結合器42の出力端子に接続される。第2のフィル
タ36を介して増幅器26に入力される信号は入力段3
8によって増幅され、電力分割器40に印加される。電
力分割器40は、増幅器段38から出力された信号の電
力を増幅器チャネル28へ均等に分割する。一例として
そのような4つのチャネルが図示されている。各増幅器
チャネル28は、電力分割器40から与えられた信号を
増幅し、増幅した信号を電力結合器42に出力するよう
に動作する。電力結合器42は、それぞれのチャネル2
8から出力された信号の和を求め結合和信号を与える。
この信号は結合器29を介してアンテナ・アセンブリ2
4に印加される。各増幅器チャネル28は、電力結合器
42によって互いに加算された信号の位相の和を求めア
ンテナ・アセンブリ24に最大電力が供給されるよう
に、後述の位相整合回路を含む。
【0014】ドライバ増幅器32は3つの直列接続線形
増幅段44、46、48を備える。ドライバ増幅器32
はさらに、飽和モードでC級増幅器として動作し、マイ
クロ波サーキュレータ52を介して出力増幅器段48の
出力端子に接続された飽和増幅器段50を備える。サー
キュレータ52は、サーキュレータ52のポートとグラ
ウンド56との間に接続された抵抗器54を介してイン
ピーダンスを整合させる。飽和増幅器段50の出力端子
は第2のフィルタ36によって高電力増幅器26の入力
増幅器段38の入力端子に接続される。
【0015】システム20の回路内の様々な端子に現れ
る信号波形の議論を容易にするために、第2のフィルタ
36の入力端子および高電力増幅器26の入力端子をそ
れぞれ、端子Dおよび端子Eとして識別する。高電力増
幅器26の出力端子は、端子Fとして識別する。第1の
フィルタ34の入力端子は、信号源22の出力に接続さ
れる端子Gとして識別する。第1のフィルタ34の出力
端子は端子Hを介して増幅器段44の入力端子に接続さ
れる。
【0016】信号源22は、たとえばレーダの操作で使
用するのに適した信号を与える。信号源22は、搬送波
発振器58と、位相変調器60と、振幅変調器62とを
備える。信号源22にはデータ・ユニット64とタイミ
ング・ユニット66も含まれる。信号源22の動作時に
は、データ・ユニット64が位相変調器60にデータを
付与し、位相変調器が、このデータを表す位相変調を用
いて、発振器58から出力された搬送波を変調する。た
とえば、この位相変調は位相偏移キーイングまたは最小
位相キーイングでよく、最小位相キーイングは周波数変
調のためのオフセット周波数を構成する。この周波数変
調は、たとえば位相変調器60の機能内に含まれること
が理解されよう。この結果得られる、位相変調器60か
ら出力される位相変調済み正弦信号は振幅変調器62に
印加される。タイミング・ユニット66は、データ・ユ
ニット64を動作させて通常はディジタル・フォーマッ
トのデータを位相変調器60に付与するタイミング信号
を与え、また、振幅変調器62を動作させ搬送波信号の
パルス変調を行う。したがって、信号源22から出力さ
れ端子Gに現れる信号はパルス搬送波信号である。
【0017】各増幅器チャネル28は同様に構成され
る。図面を簡略化するために、1つの増幅器チャネル2
8が拡大されて示され、チャネル内の様々な回路が示さ
れている。他の増幅器チャネル28にも同じ回路構成要
素があることが理解されよう。平衡不平衡変成器70を
介して2つのマイクロストリップ導体72および74の
それぞれに入力信号を接続する同軸線セグメント68が
各増幅器チャネル28の入力ポートにある。増幅器チャ
ネル28内には、他の2つのマイクロストリップ導体7
6および78と、平衡不平衡変成器82を含む出力同軸
線セグメント80も含まれる。同軸線セグメント80は
平衡不平衡変成器82を介してマイクロストリップ導体
76に接続され、平衡不平衡変成器82およびキャパシ
タC2を介してマイクロストリップ導体78に接続され
る。飽和増幅要素30は2つの入力ポートと2つの出力
ポートとを有し、2つの入力ポートはそれぞれ、マイク
ロストリップ導体72および74に接続される。増幅器
要素30の2つの出力ポートはそれぞれ、マイクロスト
リップ導体76および78に接続される。
【0018】増幅器チャネル28の動作時には、入力同
軸線セグメント68で入力された信号が平衡不平衡変成
器70で分割され、そのため、信号の電力の半分が進行
波としてマイクロストリップ導体72を介して増幅器要
素30に伝導し、信号電力の残りの半分が平衡不平衡変
成器70を介して出力され、進行波としてマイクロスト
リップ導体74を介して増幅器要素30に結合される。
増幅器要素30の出力信号は、それぞれ、マイクロスト
リップ導体76および78ならびにキャパシタC1およ
びC2を介して進行波として伝導し、平衡不平衡変成器
82を介して互いに加算され、出力同軸線セグメント8
0を介して出力される。
【0019】下記で詳しく説明するように、信号源22
のパルス搬送波信号の立上りおよび立下りは、増幅器段
50および38の飽和C級増幅といくつかの増幅器要素
30のためにより先鋭にされる。この効果は、特に搬送
波パルスの立下りに対して顕著であり、増幅器段50お
よび38のトランジスタといくつかの増幅器要素30の
非常に短いターンオフ時間のために生じる。そのような
短い立上り時間および立下り時間はパルス搬送波信号内
での変調の高忠実度伝送には必要ではなく、したがっ
て、より先鋭にされた立上りおよび立下りのために起こ
る信号のスペクトルの追加広がりは不要である。さら
に、上記で指摘したように、そのような過度のスペクト
ル・パワー分布は、アンテナ・アセンブリ24に密に近
接して配置された他の電子装置(図1には示されていな
い)に干渉する恐れがある。また、スペクトルのそのよ
うな制御は、米国商務省電気通信情報局からのNTIA
レポートとして入手できるレーダ・スペクトル工学基準
(RESC)に記載された米国政府要件を満たすうえで
必要である。
【0020】第1のフィルタ34は、矩形包絡線を台形
包絡線に変換することによって、信号源22から出力さ
れた信号パルスのほぼ矩形の包絡線を修正する働きをす
る。そのため、立上りおよび立下りのそれぞれの内の正
弦波形のすべてのサイクルが増幅器段50の動作を飽和
させるとは限らない。しかし、立上りおよび立下り内の
正弦波形のサイクルの大部分は増幅器段50の出力で飽
和領域に達するので、第2のフィルタ36は台形包絡線
を復活させるために挿入される。第2のフィルタ36か
ら出力された信号は、増幅器チャネル28によって信号
パルスが増幅された後でも飽和レベルに達しない正弦波
形の多数のサイクルが残るように、十分に長い立上りと
十分に長い立下りとを有する。そのため、端子Fで高電
力増幅器26から出力される信号は、過度のスペクトル
・パワー分布がほとんど存在しないスペクトルを有す
る。
【0021】図2は、図1の増幅器チャネル28の構成
を詳しく示すものである。したがって、図1のマイクロ
ストリップ導体72、74、76、78は、同軸遷移線
セグメント68および80と共に、図2にも示されてい
る。増幅器要素30およびキャパシタC1およびC2も
図示されている。400メガヘルツ(MHz)ないし5
00メガヘルツの周波数範囲に適した本発明の好ましい
実施形態では、増幅器チャネル28の電気回路の構成要
素が、図3に示したようにマイクロストリップ構造84
として構成される。本発明の好ましい実施形態では44
9MHzの搬送波周波数が使用されている。マイクロス
トリップ導体72および74は、導体72および74に
対向する基板86の裏側に配置された金属接地板88を
含む基板86によって支持される。導体72および74
は銅などの金属のストリップで形成され、周知のフォト
リソグラフィック技法によって基板86上に堆積され
る。基板86は周知の誘電電気絶縁材料で形成される。
【0022】増幅器要素30は、整合する対として構成
された一対のトランジスタ90および92を備える。ト
ランジスタ90および92は、互いに接続され回路点9
6で接地されたそれぞれのベース端子94を有する。ト
ランジスタ90および92のエミッタ端子98はそれぞ
れ、導体72および74に接続される。トランジスタ9
0および92のコレクタ端子100はそれぞれ、導体7
6および78に接続される。トランジスタ90および9
2はそれぞれ、バイポーラ構成を有するNPN形であ
る。また、トランジスタ90および92はそれぞれ、飽
和モードならびにC級動作モードで動作するように設計
される。
【0023】図2に示したように、導体72は平衡不平
衡変成器70を介して同軸線セグメント68の中央端子
に接続され、導体74は平衡不平衡変成器70を介して
線セグメント68の外側導体に接続される。同軸線セグ
メント68は本発明の好ましい実施形態では、長さが
4.8インチ(12.19cm)であり50オームの固
有インピーダンスを有する。出力同軸線セグメント80
は、同軸線セグメント68と同じ長さと固有インピーダ
ンスとを有する。同軸線セグメント68および80の外
側導体は56で接地され、このグラウンドは図3の接地
板88から与えられる共通のグラウンドである。
【0024】図2で、導体72および74はそれぞれ、
マイクロ波信号をそれぞれのトランジスタ90および9
2に伝導させる伝送線として動作する。調整キャパシタ
C5、C6、C7、C8は、図2に示したように導体7
2および74に沿った特定の位置で導体72および74
と相互接続される。導体72および74を介して伝導す
る信号の位相が互いに180度ずれることに留意された
い。キャパシタC5、C6、C7、C8は、導体72お
よび74で表された2つの信号チャネルを平衡させる働
きをする。トランジスタ90および92の、それぞれの
コレクタ端子100での出力信号にも同様な構成形態が
使用される。出力信号は、コレクタ端子100から導体
76および78によって結合される。この2つの導体
は、1組のキャパシタC9、C10、C11、C12に
よって相互接続される。キャパシタC9、C10、C1
1、C12は、2つの信号チャネルを平衡させるため
に、図2に示したように2つの導体76と78との間の
特定の位置で相互接続される。また、これらのキャパシ
タは、それぞれのチャネル信号を電力結合器42で同位
相的に加算することができるように各増幅器チャネル2
8内のそれぞれの伝送線に沿って伝搬する信号の位相を
調整する機能も備える。位相調整機能も図1に示されて
いる。
【0025】導体72および74の入力端子端部は、平
衡不平衡変成器70で同軸線セグメント68に直接接続
される(DC)。導体76および78の出力端子は平衡
不平衡変成器82で、それぞれキャパシタC1およびC
2によって同軸線セグメント80に容量結合される。ト
ランジスタ90および92を励磁するために、電源VC
Cの正端子からのDC電力がそれぞれ、インダクタL3
およびL4を介して伝導する。インダクタL3およびL
4はそれぞれ、導体76および78に接続される。他の
インダクタL1およびL2はそれぞれ、導体72および
74をグラウンドに接続する。トランジスタ90に対す
る電流は、電源VCCからインダクタL3を通じてコレ
クタ端子100へ流れ、エミッタ端子98およびインダ
クタL1を介してトランジスタ90から出てグラウンド
へ送られ、電源VCCへの戻り経路に入る。同様に、電
源VCCからの電流はインダクタL4を介してトランジ
スタ92のコレクタ端子100へ流れ、エミッタ端子9
8を介してトランジスタ92から出て、インダクタンス
L2を介してグラウンドへ伝導し、電源VCCに戻る。
【0026】インダクタL1、L2、L3、L4を使用
すると、電源線がマイクロ波信号から絶縁される。導体
72、74、76、78から与えられるそれぞれの伝送
線の固有インピーダンスは25オームである。キャパシ
タC1およびC2は、電源VCCから同軸線セグメント
80の端子へのDC電流を遮断する。キャパシタC3お
よびC4はそれぞれ、インダクタL3およびL4の端子
に接続され、それぞれ、インダクタL3およびL4を通
過したマイクロ波信号の任意の部分にグラウンドへの戻
り経路を与えることによって、電源VCCの電力線から
マイクロ波信号を分流させる。インダクタL3およびL
4のインダクタンスについては、パルス搬送波信号の包
絡線のパルスの反復周波数で、それぞれキャパシタC3
およびC4のキャパシタンスと共振するインダクタンス
が選択される。
【0027】図4を参照すると分かるように、増幅器要
素30(図2)は30Wないし70Wの入力電力範囲に
わたって動作し、この場合、入力電力は2つのエミッタ
端子98に印加される。このことを図4のグラフに示
す。入力電力レベルが30W、すなわちターンオンしき
い値よりも低い場合、それほどの出力電力はなく、した
がってグラフはその点で終わる。また、入力電力が70
Wよりも高い場合、トランジスタ90および92はそれ
ぞれの飽和領域に入り、出力電力は約700Wのままで
ある。したがって、70Wの入力電力レベルを飽和しき
い値とみなすことができる。入力電圧(図4には示され
ていない)に関しては、トランジスタ90および92の
それぞれのベース・エミッタ接合部にターンオン電圧が
あり、この電圧を超えないかぎりベース・エミッタ接合
部には電流が流れない。したがって、各正弦信号値がタ
ーンオン電圧よりも低い低レベル入力正弦信号の場合、
各トランジスタ90、92のコレクタ端子100に出力
信号は得られない。
【0028】入力正弦信号の電圧がターンオン電圧レベ
ルよりも高くなると、ターンオン電圧を超えた正弦信号
の各サイクルの部分が増幅される。したがって、下記で
図面、特に図6および11を参照して説明するように、
各トランジスタ90、92の出力端子で、クリップされ
た正弦波が得られる。トランジスタ90および92から
出力された信号が平衡不平衡変成器82で組み合わされ
ると、正電圧方向と負電圧方向の両方にエクスカーショ
ン(excursion )を有する修正正弦信号が同軸線セグメ
ント80に現れる。この場合、波形の各正半サイクルお
よび各負半サイクルは、各半サイクルの一部の間だけ非
零電圧を有する。入力信号電圧の値が大きく、ピーク電
圧が各トランジスタ90、92の飽和に必要な電圧レベ
ルを超える場合、結果的に得られる擬正弦信号の各サイ
クルの頂部が増幅時に制限され、より方形波信号に類似
した信号が生成される。良く知られているように、増幅
器30のそのような動作では、トランジスタ90および
92は、入力正弦信号の各サイクルの大部分にわたって
飽和状態と非導通状態のどちらかであり、増幅器要素3
0自体内の電力散逸が低減するために増幅器要素30の
効率が大幅に増大する。
【0029】たとえば、増幅器要素30を構成する場
合、本発明の好ましい実施形態の構成では、SGS−T
HOMPSON MICROELECTRONICS社
によって製造されたトランジスタ・タイプSD1565
が使用されており、図4のグラフに示したデータは、パ
ルス反復周波数425MHz、電源電圧45V、パルス
幅250マイクロ秒、デューティ・ファクタ10%でそ
のようなトランジスタを使用したときの値に基づくもの
である。本発明の好ましい実施形態では、「飽和しきい
値」とは、トランジスタ90または92の増分電力利得
が線形動作領域における利得から3dBだけ増大した入
力信号のレベルである。
【0030】図5は、増幅器要素30に比較的小さな振
幅の信号を印加した結果をグラフを介して示すものであ
り、102で示した小さな振幅の信号のピーク値はター
ンオン入力電圧レベルと飽和しきい値の電圧レベルとの
間に位置する。この結果得られる出力信号104は、ト
ランジスタ90および92(図2)が非導通状態である
入力信号の各ゼロクロスオーバ点の近傍のデッドタイム
領域106を除いてほぼ正弦状の波形を示す。
【0031】図6のグラフは、増幅器要素30に印加さ
れた入力信号レベルが、飽和しきい値レベルでの電圧を
超えるピーク値を有する状況を示す。結果的に得られる
出力信号の波形は、トランジスタ90および92がそれ
ぞれの飽和状態である時間間隔中にほぼ平坦な頂部を有
する。図6の出力波形のデッドタイム領域は、図5に示
したデッドタイム領域106よりも短い継続時間を有す
る。図6のグラフの出力信号の波形は方形波形によって
近似することができる。
【0032】本発明の回路に存在する波形を従来技術で
現れる波形と比較することが有用である。図7には、帯
域フィルタ110に直列接続された飽和増幅器108が
示されている。従来技術の構成では、帯域フィルタ11
0はC級飽和増幅器108の出力端子に接続される。増
幅器108は入力端子Aと出力端子Bとを有し、出力端
子Bを介してフィルタ110に接続される。端子Cはフ
ィルタ110の出力端子である。フィルタ110の機能
はフィルタ110の必要な帯域の外側の過度のスペクト
ル・パワーをフィルタすることである。この帯域は、増
幅器108による信号の変調を通過させるのに十分なも
のであるが、増幅器108の飽和波形から出力される信
号のスペクトル全体よりも小さい。
【0033】図8に、図7の端子A、B、Cに現れる信
号の波形が模式的に示されている。それぞれ端子A、
B、Cでの信号の信号包絡線112、114、116も
図8に示されている。端子Aに、正弦搬送波信号のパル
スがある。端子Aでの信号の包絡線112はほぼ矩形を
有する。端子Bでは、増幅器108の出力信号は、包絡
線114が矩形包絡線を有する方形波として簡略化形で
表されている。包絡線114の立上りおよび立下りは、
C級飽和動作モードと、結果的に得られる増幅器108
の短いターンオン時間およびターンオフ時間のために、
包絡線112の対応する立上りおよび立下りよりも急峻
である。フィルタ110は端子Bの信号を変え、包絡線
116を台形によって近似することのできる対応する信
号を端子Cで出力する。
【0034】端子Cでの信号の立上り118は、包絡線
116内のランプによって近似される。端子Cでの信号
の立下り120も包絡線116内のランプによって近似
される。フィルタ110の効果は、信号の伝搬を遅延さ
せ、立上り118での正弦のサイクルが、比較的小さな
振幅の正弦から始まり徐々にピーク振幅に増大してい
き、それに対して立下り120では、正弦のそれぞれの
サイクルの振幅が徐々に低減するように信号を変更す
る。立上り118と立下り120のそれぞれ内の正弦の
サイクルの振幅の真の包絡線が時間の非線形平滑関数で
あることに留意されたい。しかし、従来技術および本発
明の議論を容易にするために、立上り包絡線および立下
り包絡線を線形ランプによって近似すると有用である。
【0035】図9に示した本発明の簡略化表現では、帯
域フィルタ36は高電力増幅器26の前に示されてい
る。これらの要素については図1ですでに説明した。図
9には、すでに図1に示した端子D、E、Fも示されて
いる。図10は、端子DおよびEに現れる信号波形を示
す。端子Dでの信号の波形は、図8の端子Aでの信号と
ほとんど同じであることが分かる。図10で、帯域フィ
ルタ36は、中央部128がほぼ平坦であるほぼ台形の
包絡線126の立上り122と立下り124とを有する
信号が端子Eに現れるように端子Dでの信号を修正す
る。正弦信号のサイクルの振幅は、立上り122内で徐
々に増大し、中央部128でほぼ一定のままであり、立
下り124で徐々に低減する。
【0036】端子Eでの信号に関しては、立上り122
の始めでは、正弦信号の最初の数サイクルの振幅が増幅
器要素30(図2)のターンオンしきい値よりも小さ
く、立上り122の中央部では、信号サイクルが増幅器
要素30のターンオンしきい値と飽和しきい値との間の
振幅値を有する。信号の中央部128では、正弦波形の
すべてのサイクルが飽和しきい値を超える振幅を有す
る。立下り124では、立下り124の中央部での信号
の個別のサイクルの振幅は、ターンオンしきい値と飽和
しきい値との間の値を有する。立下り124の終わりで
は、正弦波形の個別のサイクルの振幅は増幅器要素30
のターンオンしきい値よりも低い。
【0037】本発明の好ましい実施形態で使用されるパ
ルス搬送波信号では、中央部128は約800サイクル
の搬送波を有し、それに対して立上り122および立下
り124はそれぞれ、約50サイクルの搬送波を有す
る。図9は、高電力増幅器26の前に配置された第2の
帯域フィルタ36に関する本発明を示すものであるが、
本発明の同じ原則が、上記で図1を参照して説明したよ
うにC級飽和段50を有するドライバ増幅器32の前に
配置された第1の帯域フィルタ34の動作にも適用でき
ることに留意されたい。端子Eでの信号に関しては、中
央部128での信号の電力により、トランジスタ90ま
たは92の増分電力利得がトランジスタの線形領域での
利得値から減分3dBだけ低下する程度に、トランジス
タの電流が飽和領域に上昇する。この減分値は一例とし
て示したものであり、通常は1dBないし6dBの範囲
内であってよい。立上り122および立下り124のそ
れぞれ内の正弦のサイクル数は、信号の中央部が800
サイクルを有する場合は10サイクルないし100サイ
クルの範囲であってよい。
【0038】図11のグラフは高電力増幅器26の飽和
動作モードの効果を示す。端子Eの信号は増幅器26に
入力される。その結果、図11のグラフに表したように
端子Fへの出力信号が得られる。端子Fでの出力信号の
波形の包絡線は、端子Eでの入力信号の包絡線とは正確
には一致しないが、比較を容易にするために、包絡線の
対応する部分を、端子Eでの信号の波形を表す際に使用
したのと同じ符号で識別する。
【0039】したがって、図11では、包絡線126
は、立上り122と立下り124とを含む中央部128
を有する。信号は、立上り122の始めに、図5で説明
した波形と同様な波形を有する。信号の振幅は、信号が
中央部128で、図6に示した信号の形になるまで増大
する。立下り124では、信号の振幅は、それぞれ、図
5に示した波形と同様な波形を有する、漸次低くなる振
幅を有する連続サイクルと共に低減する。立下り124
の直後に、入力信号の対応するサイクルが増幅器要素3
0のターンオンしきい値よりも低い振幅を有するために
出力波形でサイクルがなくなることに留意されたい。端
子Fでの信号の包絡線126の全体的な構成は従来技術
の端子Cでの信号の包絡線116の全体的な外観と類似
している。したがって、端子Cおよび端子Fでの両方の
信号は同様なスペクトルを有する。そのため、本発明
は、図7の大形フィルタ110の必要なしに所望の出力
スペクトルを得ることができた。本発明は、増幅器チャ
ネル28のバンク(図1)の前に配置されたずっと小形
のフィルタ36を使用する。
【0040】図1と、本発明の好ましい実施形態で使用
される典型的な信号とに関しては、立上りの10%値と
90%値との間で測定された端子Gでの信号の立上り時
間は200ナノ秒よりも短い。90%値と10%値との
間で測定された端子Hでの信号の立下り時間は600ナ
ノ秒である。端子Gでの立上り時間は400ナノ秒であ
り、端子Eでの立下り時間は、通常は700ナノ秒ない
し1000ナノ秒の範囲内である。第1の帯域フィルタ
34は、本発明の好ましい実施形態では中央周波数が4
49MHzであり、3dB(デシベル)帯域幅が1.0
MHz(最大)であり、40dB帯域幅が5.0MHz
(最大)であるガウス・フィルタである。挿入損失は
1.5dBである。第2の帯域フィルタ36に関して
は、フィルタは、フィルタ・スペクトルの中央部に0.
1dBリップルを含むチェブィシェフ形フィルタであ
る。本発明の好ましい実施形態では中央周波数は449
MHzである。3dB帯域幅は850KHz(キロヘル
ツ)、20dB帯域幅は1.95MHz(最大)、35
dB帯域幅は5.5MHz(最大)、50dB帯域幅は
20MHz(最大)である。挿入損失は1.5dB(最
大)である。端子Fの出力信号の中央部128は、信号
源22(図1)から第1の帯域フィルタ34に出力され
るパルス信号の所定の幅にほぼ等しい継続時間を有す
る。このパルス幅は、第1の帯域フィルタ34とその後
に続くドライバ増幅器32の組合せ動作と、第2の帯域
フィルタ36とその後に続く高電力増幅器26の組合せ
動作で保持される。
【0041】本発明の好ましい実施形態に関する図1内
の回路点での典型的な測定電力レベルを下記に示す。端
子Hでのピーク電力レベルは10mw(ミリワット)で
ある。端子Dでのピーク電力レベルは650Wである。
端子Eでのピーク電力レベルは35Wである。増幅器段
38の出力端子でのピーク電力レベルは300Wであ
る。増幅器チャネル28の入力端子でのピーク電力レベ
ルは70Wである。増幅器チャネル28の出力端子での
ピーク電力レベルは650Wであり、各高電力増幅器2
6の端子Fには2KW(キロワット)を超えるピーク電
力が存在する。
【0042】図12は、それぞれの電子装置の動作に対
するスペクトル干渉を防止するために一群の複数の電子
装置のそれぞれに課される要件などのスペクトル要件を
満たすための、端子Fでの信号の出力スペクトルの制御
を示す。スペクトルの外側境界は実線で示されており、
スペクトルは搬送波周波数fcを中心としている。スペ
クトル自体は点線で示されている。フィルタ36がない
ときに生成される端子Fでの信号のスペクトルは破線で
示されている。破線が部分的に境界の外側を越え、それ
に対して増幅器26の前段にフィルタ36を使用するこ
とによって得られる実際のスペクトルが境界の要件を満
たすことに留意されたい。
【0043】本発明の前述の実施形態が例示的なものに
過ぎず、当業者にはその修正形態が構想されることが理
解されよう。したがって、本発明は、本明細書で開示し
た実施形態に限るものとみなされるものではなく、添付
の特許請求の範囲に定義したようにのみ制限すべきであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 高電力パルス搬送波信号を送信する複数のC
級飽和モード増幅器を使用するシステムのブロック図で
ある。
【図2】 図1のシステムの1つのトランジスタ増幅器
の概略図である。
【図3】 マイクロストリップとして構成されたトラン
ジスタ増幅器の物理構成を示す模式図である。
【図4】 図2の増幅器の増幅器要素の出力電力と入力
電力の関係を示すグラフである。
【図5】 増幅器要素がほぼ線形のモードで動作する適
度な振幅の信号の場合の増幅器要素の入力信号および出
力信号を示すグラフである。
【図6】 増幅器要素の飽和を誘発させる比較的大きな
信号振幅の場合の増幅器要素の入力信号および出力信号
を示すグラフである。
【図7】 従来技術による飽和モード増幅器とその後に
配置された帯域フィルタを示すブロック図である。
【図8】 従来技術による図7の端子A、B、Cでの波
形を示す図である。
【図9】 本発明による帯域フィルタとその後に配置さ
れたC級飽和モード増幅器を示すブロック図である。
【図10】 図9の帯域フィルタの入力端子DおよびC
級飽和モード増幅器の入力端子Eでの波形を示すグラフ
である。
【図11】 飽和動作モードの場合の図9の増幅器の出
力信号を示すグラフである。
【図12】 図9の飽和増幅器の端子Eで出力される信
号のスペクトルと、近傍の電子装置に対する干渉を防止
するためのスペクトル境界との比較を示す模式図であ
る。
【符号の説明】
20 システム 22 信号源 24 アンテナ・アセンブリ 26 高電力増幅器 27 電力分割器 29 電力結合器 28 増幅器チャネル 30 C級飽和増幅器要素 32 ドライバ増幅器 34 第1の帯域フィルタ 36 第2の帯域フィルタ 38 入力増幅器段 40 電力分割器 42 電力結合器 43 移相器 44、46、48、50 増幅器段
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年6月9日
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図3】
【図5】
【図6】
【図7】
【図2】
【図4】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アラン・エス・モスコウィッツ アメリカ合衆国・11235・ニューヨーク 州・ブルックリン・イースト 13ティエイ チ ストリート・2650

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ターンオンしきい値電力レベルを超えた
    入力電力レベルに対するほぼ線形の動作範囲と飽和動作
    領域とを有するC級飽和増幅器要素によって増幅され、
    かつパルスの形態を有し、かつ振幅が変調された正弦搬
    送波波形と所定の幅のほぼ矩形の包絡線とを備え、かつ
    ピーク振幅がほぼ一様であるパルス搬送波信号内のエネ
    ルギーのスペクトル分布を低減する方法であって、 振幅がほぼ単調に増加する立上りランプと、振幅がほぼ
    単調に減少する立下りランプとを有し、立上りランプと
    立下りランプとの間に、ほぼ一様なピーク振幅を有する
    中央領域が挿入された、修正された包絡線を備えるよう
    に、信号パルスの包絡線を修正するステップと、 増分利得を所定の係数だけ減分する飽和レベルがあると
    き、増幅器要素内で飽和動作モードとするように信号パ
    ルスのピーク振幅を設定するステップと、 修正された包絡線を有するパルス信号を増幅器要素に印
    加し、増幅器要素が、ほぼ一定の振幅を有する方形搬送
    波波形の中央部と、その前に位置する正弦搬送波波形の
    立上りランプと、中央部の後に位置する正弦搬送波波形
    の立下りランプとを備える出力信号を出力するステップ
    とを有することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 出力信号の中央部が、前記所定の幅に等
    しい継続時間を有することを特徴とする請求項1に記載
    の方法。
  3. 【請求項3】 前記増分利得減分係数の値が約1デシベ
    ルないし6デシベルの範囲であることを特徴とする請求
    項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記増分利得減分係数の値が3デシベル
    であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記修正された包絡線の立上りランプお
    よび立下りランプがそれぞれ、複数の正弦波形サイクル
    を有することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記修正された包絡線において、各ラン
    プが少なくとも5回の正弦波形サイクルを有することを
    特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記修正された包絡線において、各ラン
    プが10回ないし80回の正弦波形サイクルを有するこ
    とを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記修正された包絡線において、各ラン
    プが約50回の正弦波形サイクルを有することを特徴と
    する請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記修正ステップが、パルス搬送波信号
    の変調を通過させるほど広く、フィルタ通過帯域の外側
    の外部スペクトル・エネルギーを低減するほど狭い通過
    帯域を有する帯域フィルタを使用することによって行わ
    れることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  10. 【請求項10】 ターンオンしきい値電力レベルを超え
    た入力電力レベルに対するほぼ線形の動作範囲と飽和動
    作領域とを有する飽和C級飽和増幅器要素によって増幅
    され、かつパルスの形態を有し、かつ振幅が変調された
    正弦搬送波波形と所定の幅のほぼ矩形の包絡線とを備
    え、かつピーク振幅がほぼ一様であるパルス搬送波信号
    内のエネルギーのスペクトル分布を低減する、飽和増幅
    器要素を有するシステムであって、 増幅器要素の入力端子に結合され、振幅がほぼ単調に増
    加する立上りランプと、振幅がほぼ単調に減少する立下
    りランプとを有し、立上りランプと立下りランプとの間
    に、ほぼ一様なピーク振幅を有する中央領域が挿入され
    た、修正された包絡線を備えるように、信号パルスの包
    絡線を修正する手段を備え、 増分利得を所定の係数だけ減分する飽和レベルがあると
    き、前記修正手段が、増幅器要素内で飽和動作モードを
    誘導するのに十分な大きさのピーク振幅を有するパルス
    搬送波信号を出力し、 前記増幅器要素が、ほぼ一定の振幅を有する方形搬送波
    波形の中央部と、その前の正弦搬送波波形の立上りラン
    プと、中央部の後の正弦搬送波波形の立下りランプとを
    有する出力信号を出力することを特徴とするシステム。
  11. 【請求項11】 出力信号の中央部が、所定の幅に等し
    い継続時間を有することを特徴とする請求項10に記載
    のシステム。
  12. 【請求項12】 前記増分利得減分係数の値が約1デシ
    ベルないし6デシベルの範囲であることを特徴とする請
    求項10に記載のシステム。
  13. 【請求項13】 前記増分利得減分係数の値が3デシベ
    ルであることを特徴とする請求項10に記載の方法。
  14. 【請求項14】 修正された包絡線の立上りランプおよ
    び立下りランプがそれぞれ、複数の正弦波形サイクルを
    有することを特徴とする請求項10に記載のシステム。
  15. 【請求項15】 前記修正された包絡線において、各ラ
    ンプが少なくとも5回の正弦波形サイクルを有すること
    を特徴とする請求項14に記載のシステム。
  16. 【請求項16】 前記修正された包絡線において、各ラ
    ンプが10回ないし80回の正弦波形サイクルを有する
    ことを特徴とする請求項15に記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記修正された包絡線において、各ラ
    ンプが約50回の正弦波形サイクルを有することを特徴
    とする請求項16に記載のシステム。
  18. 【請求項18】 前記修正手段が、パルス搬送波信号の
    変調を通過させるほど広く、フィルタ通過帯域の外側の
    外部スペクトル・エネルギーを低減するほど狭い通過帯
    域を有する帯域フィルタを備えることを特徴とする請求
    項10に記載のシステム。
  19. 【請求項19】 さらに、前記修正手段に結合され修正
    手段の前に配置されたC級飽和ドライバ増幅器と、ドラ
    イバ増幅器に結合されその前に配置されたドライバ帯域
    フィルタとを備え、ドライバ帯域フィルタが、ドライバ
    増幅器の出力信号に現れるほぼ台形の包絡線を誘導する
    ように動作し、それによって、前記システム内のドライ
    バ帯域フィルタの前の点から増幅器要素の出力端子まで
    ほぼ台形の信号包絡線を維持することを特徴とする請求
    項18に記載のシステム。
  20. 【請求項20】 さらに、前記ドライバ帯域フィルタに
    パルス変調搬送波信号を与える信号源と、C級飽和増幅
    器要素の短いカットオフ時間に関連する低減された振幅
    のスペクトル成分からなるスペクトル帯域に制限された
    放射を放出するために飽和増幅要素の出力端子に結合さ
    れたアンテナ・アセンブリとを備え、カットオフ時間が
    正弦搬送波波形のサイクルよりもずっと小さいことを特
    徴とする請求項19に記載のシステム。
  21. 【請求項21】 前記C級飽和増幅器要素が、接地ベー
    ス回路を含むプッシュプル整合トランジスタ対と、修正
    手段からの信号をその整合トランジスタ対のそれぞれの
    入力端子に結合する一対のマイクロストリップ伝送線と
    して構成されることを特徴とする請求項19に記載のシ
    ステム。
  22. 【請求項22】 前記システムがレーダ送信機として働
    き、前記トランジスタ対および前記マイクロストリップ
    伝送線が第1の増幅器チャネルの一部を構成し、前記第
    1の増幅器チャネルを含む複数の増幅器チャネルがあ
    り、前記システムがさらに、増幅器チャネルと修正手段
    とを相互接続する電力分割器と、増幅器チャネルの出力
    端子と電力結合器の共通の出力端子を相互接続する電力
    結合器とを備えることを特徴とする請求項21に記載の
    システム。
  23. 【請求項23】 さらに、前記ドライバ帯域フィルタに
    パルス変調搬送波信号を与える信号源と、C級飽和増幅
    器要素の短いカットオフ時間に関連する低減された振幅
    のスペクトル成分からなるスペクトル帯域に制限された
    放射を放出するために電力結合器の出力端子に結合され
    たアンテナ・アセンブリとを備え、カットオフ時間が正
    弦搬送波波形のサイクルよりもずっと小さいことを特徴
    とする請求項22に記載のシステム。
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