JPH1137809A - 流体用センサ - Google Patents
流体用センサInfo
- Publication number
- JPH1137809A JPH1137809A JP9190022A JP19002297A JPH1137809A JP H1137809 A JPH1137809 A JP H1137809A JP 9190022 A JP9190022 A JP 9190022A JP 19002297 A JP19002297 A JP 19002297A JP H1137809 A JPH1137809 A JP H1137809A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fluid
- protective cover
- sensor element
- sensor
- arrow
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Fluid Adsorption Or Reactions (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
- Testing Or Calibration Of Command Recording Devices (AREA)
- Measuring Oxygen Concentration In Cells (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 応答性が良くて劣化しにくく、製造が容易で
低廉な流体センサを提供すること。 【解決手段】 センサ素子５の外側には保護カバー６が
配置され、保護カバー６はネジ部１３の端面１４から垂
直に流体側に向かってセンサ素子５の先まで延伸してい
て先端７で開放している。保護カバー６の先端７には３
個の爪８が中央に向かって斜め前方に突出するように配
設されている。流体の一部は矢印Ｂで示されるように下
流側に位置している爪８に当たって保護カバー６内に誘
導され矢印Ｂの破線部で示されるように保護カバー内を
循環し上流側に位置している爪８に当たって保護カバー
６から出ていく。
低廉な流体センサを提供すること。 【解決手段】 センサ素子５の外側には保護カバー６が
配置され、保護カバー６はネジ部１３の端面１４から垂
直に流体側に向かってセンサ素子５の先まで延伸してい
て先端７で開放している。保護カバー６の先端７には３
個の爪８が中央に向かって斜め前方に突出するように配
設されている。流体の一部は矢印Ｂで示されるように下
流側に位置している爪８に当たって保護カバー６内に誘
導され矢印Ｂの破線部で示されるように保護カバー内を
循環し上流側に位置している爪８に当たって保護カバー
６から出ていく。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体用センサ、特
にセンサの素子部を保護するカバーの構造に関する。
にセンサの素子部を保護するカバーの構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】流体内に配置され、流体の成分等を検出
する流体用センサにおいては、センサ素子に異物が付着
して応答性が悪化するのを防止するために、センサ素子
の外側に複数のスリットを設けた筒状の保護カバーを設
けることが知られている。しかし、上記のスリットは使
用時間の増大とともに流体中の異物によって詰まるおそ
れがある。特に、ディーゼル機関の排気系に配設された
場合は、煤粒子のにより詰まりやすい。そこで、上記の
ような保護カバーの外側にさらに、流れの下流側のみ開
口した保護カバーを配設したものが公知である（実開平
２−１３５６４９号公報参照）。
する流体用センサにおいては、センサ素子に異物が付着
して応答性が悪化するのを防止するために、センサ素子
の外側に複数のスリットを設けた筒状の保護カバーを設
けることが知られている。しかし、上記のスリットは使
用時間の増大とともに流体中の異物によって詰まるおそ
れがある。特に、ディーゼル機関の排気系に配設された
場合は、煤粒子のにより詰まりやすい。そこで、上記の
ような保護カバーの外側にさらに、流れの下流側のみ開
口した保護カバーを配設したものが公知である（実開平
２−１３５６４９号公報参照）。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
に下流側にのみ開口を設けた場合、カバー内の流体の交
換が悪く、センサの応答性が悪いという問題がある。ま
た、カバーを２重に設けているために製造コストが高い
という問題がある。そこで、カバーの上流側に大きな開
口部を設け、センサ素子に大量のガスが当たるようにす
ることも考えられるが、ガスの温度が低い場合大量のガ
スが当たるとセンサが冷やされてセンサの応答性が悪化
するという問題や、当初の異物の付着による応答性劣化
という問題が再び発生する。本発明は上記問題に鑑み、
応答性が良くて劣化しにくく、製造が容易で低廉な流体
センサを提供することを目的とする。
に下流側にのみ開口を設けた場合、カバー内の流体の交
換が悪く、センサの応答性が悪いという問題がある。ま
た、カバーを２重に設けているために製造コストが高い
という問題がある。そこで、カバーの上流側に大きな開
口部を設け、センサ素子に大量のガスが当たるようにす
ることも考えられるが、ガスの温度が低い場合大量のガ
スが当たるとセンサが冷やされてセンサの応答性が悪化
するという問題や、当初の異物の付着による応答性劣化
という問題が再び発生する。本発明は上記問題に鑑み、
応答性が良くて劣化しにくく、製造が容易で低廉な流体
センサを提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】請求項１の発明によれ
ば、流体通路の壁面に取り付けられるセンサ素子支持部
材と、前記センサ素子支持部材に流体側に突出するよう
に取り付けられたセンサ素子と、前記センサ素子の外側
に離間してセンサ素子の外周に略平行に配設され、前記
センサ素子支持部材からセンサ素子の先端を超えるまで
延伸する筒状の保護カバーと、前記保護カバーの前記先
端から保護カバーの中心に向かって斜め前方に延伸する
爪と、を具備する流体用センサが提供される。この様に
構成された流体用センサでは、流体の一部が保護カバー
の先端に設けた爪に当たって保護カバーの内部に流れ
る。
ば、流体通路の壁面に取り付けられるセンサ素子支持部
材と、前記センサ素子支持部材に流体側に突出するよう
に取り付けられたセンサ素子と、前記センサ素子の外側
に離間してセンサ素子の外周に略平行に配設され、前記
センサ素子支持部材からセンサ素子の先端を超えるまで
延伸する筒状の保護カバーと、前記保護カバーの前記先
端から保護カバーの中心に向かって斜め前方に延伸する
爪と、を具備する流体用センサが提供される。この様に
構成された流体用センサでは、流体の一部が保護カバー
の先端に設けた爪に当たって保護カバーの内部に流れ
る。
【０００５】請求項２の発明によれば、請求項１におけ
る前記爪が前記保護カバーの前記先端に少なくとも３個
取り付けられている流体用センサが提供される。この様
に構成された流体用センサでは、３個の爪の内、下流側
に位置した爪は流体の一部を保護カバーの内部に導き、
上流側に位置した爪は保護カバー内を流れた流体を再び
保護カバーの外に導く。
る前記爪が前記保護カバーの前記先端に少なくとも３個
取り付けられている流体用センサが提供される。この様
に構成された流体用センサでは、３個の爪の内、下流側
に位置した爪は流体の一部を保護カバーの内部に導き、
上流側に位置した爪は保護カバー内を流れた流体を再び
保護カバーの外に導く。
【０００６】請求項３の発明によれば、請求項１におけ
る保護カバーとセンサ素子の間に中間保護カバーを配設
した流体用センサが提供される。この様に構成された流
体用センサでは、センサ素子の流体による冷却が抑制さ
れる。
る保護カバーとセンサ素子の間に中間保護カバーを配設
した流体用センサが提供される。この様に構成された流
体用センサでは、センサ素子の流体による冷却が抑制さ
れる。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を用いて本発明の
実施の形態を説明する。図１は流体の通路に配置された
本発明による流体センサの第１の実施の形態を示す図で
あり、図２は流体センサの単体を先端側から見た拡大図
である。図１において１００は主流が矢印Ａに示される
ように流れる流体の通路壁である。通路壁１にはネジ穴
１０１が形成されている。１は流体センサであって、流
体センサ１は、基部２、六角締めつけ部３、ネジ部４、
センサ素子５、保護カバー６から成る。六角締めつけ部
３には通路壁１００に形成されたネジ穴１０１にネジ部
４を螺合させる時に工具が係合される。
実施の形態を説明する。図１は流体の通路に配置された
本発明による流体センサの第１の実施の形態を示す図で
あり、図２は流体センサの単体を先端側から見た拡大図
である。図１において１００は主流が矢印Ａに示される
ように流れる流体の通路壁である。通路壁１にはネジ穴
１０１が形成されている。１は流体センサであって、流
体センサ１は、基部２、六角締めつけ部３、ネジ部４、
センサ素子５、保護カバー６から成る。六角締めつけ部
３には通路壁１００に形成されたネジ穴１０１にネジ部
４を螺合させる時に工具が係合される。
【０００８】保護カバー６はネジ部４の端面４ａから垂
直に流体側に向かってセンサ素子５の先まで延伸してい
て先端７で開放している。先端７には３個の爪８が図示
されるように中央に向かって斜め前方に突出するように
配設されている。したがって、流体の一部は矢印Ｂで示
されるように下流側に位置している爪８に当たって保護
カバー６内に誘導され矢印Ｂの破線部で示されるように
保護カバー内を循環し上流側に位置している爪８に当た
って保護カバー６から出ていく。
直に流体側に向かってセンサ素子５の先まで延伸してい
て先端７で開放している。先端７には３個の爪８が図示
されるように中央に向かって斜め前方に突出するように
配設されている。したがって、流体の一部は矢印Ｂで示
されるように下流側に位置している爪８に当たって保護
カバー６内に誘導され矢印Ｂの破線部で示されるように
保護カバー内を循環し上流側に位置している爪８に当た
って保護カバー６から出ていく。
【０００９】図３、４、５は、爪８の位置による保護カ
バー６内を通る流体の流れ方の変化を示したものであ
る。図３に示すのは下流側に爪８が１個位置している場
合、図４に示すのは下流側に爪８が２個位置している場
合である。そして、図５に示すのは爪８の内の２個が流
体の主流の方向に沿って並んだ場合であるが、このよう
な場合も、流体の流れのなかには、矢印Ａ’で示すよう
な流れも必ず存在するので、そのような流れが図示のよ
うに流れセンサ素子５の周りを流れるのでセンサ素子５
は流体中の成分を検出することができる。このように、
この実施の形態では、３個の爪８を設けることによっ
て、センサ１がどのような向きでとりつけられようとも
性能に変化がない。そして、センサ素子５には直接流体
の主流が当たらないので、センサ素子５への異物の付着
も抑制される。
バー６内を通る流体の流れ方の変化を示したものであ
る。図３に示すのは下流側に爪８が１個位置している場
合、図４に示すのは下流側に爪８が２個位置している場
合である。そして、図５に示すのは爪８の内の２個が流
体の主流の方向に沿って並んだ場合であるが、このよう
な場合も、流体の流れのなかには、矢印Ａ’で示すよう
な流れも必ず存在するので、そのような流れが図示のよ
うに流れセンサ素子５の周りを流れるのでセンサ素子５
は流体中の成分を検出することができる。このように、
この実施の形態では、３個の爪８を設けることによっ
て、センサ１がどのような向きでとりつけられようとも
性能に変化がない。そして、センサ素子５には直接流体
の主流が当たらないので、センサ素子５への異物の付着
も抑制される。
【００１０】図６に示すのはセンサ素子５と保護カバ−
６の間に、さらに中間保護カバー９を配置した本発明の
第２の実施の形態をセンサ素子の先端側から見た拡大図
である。このように、センサ素子５を２重に覆うことに
よって、センサ素子５の温度が下がり難くなり、センサ
素子５の性能がより安定するので、流体の温度と、セン
サ素子５の活性温度の差が大きい場合に用いると効果的
である。
６の間に、さらに中間保護カバー９を配置した本発明の
第２の実施の形態をセンサ素子の先端側から見た拡大図
である。このように、センサ素子５を２重に覆うことに
よって、センサ素子５の温度が下がり難くなり、センサ
素子５の性能がより安定するので、流体の温度と、セン
サ素子５の活性温度の差が大きい場合に用いると効果的
である。
【００１１】
【発明の効果】本発明によれば、応答性が良くて劣化し
にくく、製造が容易で低廉な流体センサを得ることがで
きる。特に請求項２のようにすれば、取り付けの方向を
特定する必要がないので取り付け工数が小さい。
にくく、製造が容易で低廉な流体センサを得ることがで
きる。特に請求項２のようにすれば、取り付けの方向を
特定する必要がないので取り付け工数が小さい。
【図１】本発明による流体センサの第１の実施の形態を
流体の通路壁に取り付けて示した図である。
流体の通路壁に取り付けて示した図である。
【図２】図１の流体センサを先端側から見た拡大図であ
る。
る。
【図３】図１の流体センサ内の流体の流れを示す図であ
る。
る。
【図４】図１の流体センサ内の流体の流れを示す図であ
る。
る。
【図５】図１の流体センサ内の流体の流れを示す図であ
る。
る。
【図６】本発明による流体センサの第２の実施の形態を
先端側から見た拡大図である。
先端側から見た拡大図である。
１…流体センサ ５…センサ素子 ６…保護カバー ８…爪 ９…中間保護カバー
Claims (3)
- 【請求項１】 流体通路の壁面に取り付けられるセンサ
素子支持部材と、 前記センサ素子支持部材に取り付けられ流体側に突出す
るセンサ素子と、 前記センサ素子の外側に離間してセンサ素子の外周に略
平行に配設され、前記センサ素子支持部材からセンサ素
子の先端を超えるまで延伸する筒状の保護カバーと、 前記保護カバーの前記先端から保護カバーの中心に向か
って斜め前方に延伸する爪と、 を具備することを特徴とする流体用センサ。 - 【請求項２】 前記爪が少なくとも３個取り付けられて
いることを特徴とする請求項１に記載の流体用センサ。 - 【請求項３】 保護カバーとセンサ素子の中間に中間保
護カバーを設けたことを特徴とする請求項１に記載の流
体用センサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19002297A JP3202942B2 (ja) | 1997-07-15 | 1997-07-15 | 流体用センサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19002297A JP3202942B2 (ja) | 1997-07-15 | 1997-07-15 | 流体用センサ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1137809A true JPH1137809A (ja) | 1999-02-12 |
| JP3202942B2 JP3202942B2 (ja) | 2001-08-27 |
Family
ID=16251077
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19002297A Expired - Fee Related JP3202942B2 (ja) | 1997-07-15 | 1997-07-15 | 流体用センサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3202942B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006098248A (ja) * | 2004-09-30 | 2006-04-13 | Ngk Spark Plug Co Ltd | ガスセンサ |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2820259B1 (en) * | 2012-02-28 | 2017-05-31 | Norma U.S. Holding LLC | Automotive selective catalytic reduction (scr) system sensor holder and assembly |
-
1997
- 1997-07-15 JP JP19002297A patent/JP3202942B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006098248A (ja) * | 2004-09-30 | 2006-04-13 | Ngk Spark Plug Co Ltd | ガスセンサ |
| JP4521504B2 (ja) * | 2004-09-30 | 2010-08-11 | 日本特殊陶業株式会社 | ガスセンサ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3202942B2 (ja) | 2001-08-27 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |