JPH1136858A - 排気管の接続部構造 - Google Patents

排気管の接続部構造

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JPH1136858A
JPH1136858A JP23148997A JP23148997A JPH1136858A JP H1136858 A JPH1136858 A JP H1136858A JP 23148997 A JP23148997 A JP 23148997A JP 23148997 A JP23148997 A JP 23148997A JP H1136858 A JPH1136858 A JP H1136858A
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JP
Japan
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exhaust
partition plate
pipe
drift
upstream
Prior art date
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Application number
JP23148997A
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English (en)
Inventor
Koji Shimoji
浩二 下地
Isamu Nakada
勇 中田
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L39/00Joints or fittings for double-walled or multi-channel pipes or pipe assemblies
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01NGAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
    • F01N2240/00Combination or association of two or more different exhaust treating devices, or of at least one such device with an auxiliary device, not covered by indexing codes F01N2230/00 or F01N2250/00, one of the devices being
    • F01N2240/20Combination or association of two or more different exhaust treating devices, or of at least one such device with an auxiliary device, not covered by indexing codes F01N2230/00 or F01N2250/00, one of the devices being a flow director or deflector

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Exhaust Silencers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】内部を仕切板で複数の排気路に分割された排気
管の接続部において、エンジンロール振動や排気管系の
変位を支障なく吸収でき、かつ、エンジン出力性能も充
分確保できる排気管の接続部構造を提供する。 【解決手段】管内を仕切板11、31で複数の排気路1
2、13に分割された2つの排気管1a、3同士を回動
自在に連結するデュアル排気管の接続部構造において、
前記排気上流側の排気管内に、仕切板を中心に左右方向
に排気流を偏流させる排気偏流部11a,11bを設
け、かつ、排気上流側の仕切板端部11及び前記排気偏
流部11a、11bと、前記上流側仕切板端部に対向す
る排気下流側排気管3の仕切板端部31との間に、双方
が管軸方向において重なり合うことのない非干渉部33
(32)を形成した。排気偏流部により、排気偏流が非
干渉部33(32)から離れる方向に流れるようにし、
排気脈動のリークをできるだけ少なくし、かつ、非干渉
部の存在により、仕切板同士が接触することがないよう
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内部を仕切板で複
数の排気路に分割した排気管の接続部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】排気管においては、排気干渉を防止し、
さらに排気脈動の効果を効率的に利用するため、排気管
をデュアル化することが知られている。
【0003】すなわち、複数のシリンダを有する多気筒
エンジンの排気系において、燃焼ガスは、各シリンダの
点火順序に従って、順次、各シリンダの排気ポートから
排出された後、エキゾーストマニホールドで一つにまと
められるが、単にまとめられただけでは相互に他のシリ
ンダの燃焼ガスとぶつかりあって、いわゆる排気干渉を
生じてしまう。
【0004】そこで、各シリンダの排気順序を考慮し
て、排気行程の離れているシリンダを2気筒ずつの群に
分け、燃焼ガス同士がエキゾーストマニホールドでぶつ
からないようにし、さらに、エキゾーストマニホールド
の各群に排気管をそれぞれ接続してデュアル構造として
いる。
【0005】一方、排気効率を高めるための手段とし
て、排気脈動の効果を利用することが周知である。排気
ガスの正圧波と負圧波とが、交互に入れ替わりながら脈
打つように排気管内を移行するので排気脈動といい、排
気脈動の効果とは、排気管の開口端で反射して戻って来
る負圧波をエンジンの排気バルブが開くタイミングに合
わせ、シリンダ内の高圧の燃焼ガスと負圧波との圧力差
によって燃焼ガスをシリンダから吸い出して、排気効率
を高めるという効果である。
【0006】ところで、エンジンの回転数(以下単に
「回転数」という。)は一定ではなく、排気行程が次の
排気行程になるまでの1サイクルに要する時間は回転数
によって異なる。また、正圧波や負圧波(圧力波)の伝
達速度は、回転数の高低に拘らず一定(音速)であっ
て、さらに圧力波が伝わる排気系(エキゾーストパイ
プ)の長さは一定であるから、回転数によっては、排気
バルブが開いている丁度そのときに、排気ポートに負圧
波が戻る場合と、そうでない場合とがある。さらに、圧
力波の伝達速度は、前記のように一定であるから、圧力
波は、これが長い経路を通れば、それだけ伝達に時間を
要し、逆に短い経路を通れば伝達に要する時間は短くて
済む。
【0007】したがって、1サイクルに要する時間が短
い高速回転の場合には圧力波の通る排気管の実質長を短
くし、1サイクルに要する時間が長い低中速回転の場合
には圧力波の通る排気管の実質長を長くして、負圧波を
回転数に合わせてタイミング良く排気ポートに戻すた
め、デュアル排気管の途中を連通管で連通することが行
われている。
【0008】逆にいえば、デュアル排気管において、設
計した連通部以外の部分で排気管相互でリークすると、
排気脈動の効果を効率的に得ることができなくなるとい
うことが言える。
【0009】このようにデュアル排気管は、エンジン性
能を高める上で有用であるが、2本の排気管を設けるの
ではコストが高くなるので、従来より、1本の排気管の
内部を仕切板で2つの排気路に分割してデュアル化(通
称、θパイプ)することが、実開昭63−196425
号公報などにより知られている。このようなθパイプ
は、車両のエキゾーストマニホールドの下流側に、振動
遮断用の球面継手などを介して接続される。そして前記
θパイプでは、その継ぎ手における接続構造において、
以下のようなことに注意する必要がある。
【0010】 接続部は、球面継手などのフレキシブ
ルジョイントにより回動自在に接続して、エンジンのロ
ール振動や、車両走行時の排気管系全体の前後上下、左
右の変位を吸収する必要があるが、その際、回動自在の
接続部分において、上流側排気管(エキゾーストマニホ
ールド)側の仕切板と、下流側排気管の仕切板とが干渉
しないようにすることが要求される。
【0011】仕切板同士が干渉すると、排気脈動等に伴
う振動で、仕切板同士がぶつかりあって不快なビビリ音
が生じる。 仕切板同士の干渉をなくすため、仕切板間に重なり
合う部分の無いよう、所定の間隔を明けて接続すると、
二つの排気路同士がその部分で連通し、その結果、実質
排気管長が変わってしまい、前記した排気脈動による排
気効率の向上を得ることができず、エンジンのトルクが
低下する。
【0012】 そこで、図2に示したように、上流側
仕切板と、下流側仕切板とを所定間隔をおいて接続する
とともに、その結果両者の間に形成された連通路を通じ
て排気脈動がリークしないように、上流側仕切板の端部
両側に、連通路を覆う張り出しラップ部をそれぞれ設け
ることが考えられる。
【0013】このようなラップ部を設ける場合は、下流
側仕切板に衝突しないよう、下流側仕切板との間に所定
間隔をおくことが必要であり、特に製造バラツキや組み
付け誤差による接触を回避するためには、ラップ部間の
距離を大きく設定しなけらればならない。しかし、ラッ
プ部間の距離を大きく設定すると、今度は排気路をラッ
プ部が塞ぎ、排気路の実効面積が小さくなり、大幅な背
圧アップとなり、排気効率が低下する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記〜を考慮した
ものとしてトヨタ技術公開集NO.6386が存在す
る。この技術では、上流側仕切り板の端部両側に、連通
路を覆う張り出しラップ部を設けると共に、上流側仕切
り板の反対側端部のみを溶接接合することにより上流側
仕切り板と下流側仕切り板が干渉しても上流側仕切り板
がその反対側端部を支点として可動可能となっている。
しかしながらこの技術では、端部のみが溶接接合されて
いる構造であるため、干渉により応力が加わると溶接部
が破損してしまうおそれがある。
【0015】本発明は、以上の点に鑑みなされたもの
で、内部を仕切板で複数の排気路に分割した排気管の接
続部において、エンジンロール振動や排気管系の変位を
支障なく吸収でき、かつ、エンジン出力性能も充分確保
できる排気管の接続部構造を提供することを課題とす
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、以下の手段を採用した。すなわち、管内を
仕切板で複数の排気路に分割された2つの排気管同士を
回転自在に連結する排気管の接続部構造において、前記
排気上流側の排気管側に、仕切板を中心に左右方向に排
気流を偏流させる排気偏流部を設け、かつ、排気上流側
の仕切板端部及び前記排気偏流部と、前記上流側仕切板
端部に対向する排気下流側排気管の仕切板端部との間
に、双方が管軸方向において重なり合うことのない非干
渉部を形成し、非干渉部を前記排気偏流部の下流側に配
置することで、前記排気偏流部による排気偏流が非干渉
部から離れる方向に流れるよう形成したことを特徴とす
る。
【0017】本発明では、非干渉部を設けること、非干
渉部から離れる方向に向けて排気偏流部で排気を偏流さ
せることが最大の特徴点である。このため、さらに以下
の構成を採用する。
【0018】まず、本発明は、管内を仕切板で複数の排
気路に分割された2つの排気管同士を回動自在に連結す
る排気管の接続部構造において、前記排気上流側の排気
管仕切板端部に、仕切板を中心に左右方向に排気流を偏
流させる排気偏流部を設け、かつ、排気上流側の仕切板
端部及び前記排気偏流部と、前記上流側仕切板端部に対
向する排気下流側排気管の仕切板端部との間に、双方が
管軸方向において重なり合うことのない非干渉部を形成
した。
【0019】ここで、前記2つの排気管は、管内を仕切
板で複数の排気路に分割したデュアル排気管であること
が、好適事例として示すことができるが、排気路の数は
限定されない。
【0020】また、排気偏流部は、排気を仕切板の左右
方向へと偏流させる。この排気が偏流した部位の下流側
に、前記上流側仕切板端部に対向して排気下流側の排気
管仕切板端部が位置し、上流側仕切板端部と排気下流側
排気管の仕切板端部との間に、仕切板で仕切られた2つ
の排気路を連通させる連通路が形成されることとなる。
【0021】前記排気偏流部によって、排気が偏流した
結果、排気脈動がこの連通路を介して左右の排気路間で
リークするおそれは極力抑えられる。また、上流側仕切
板端部に対向する排気下流側排気管の仕切板端部との間
に、双方が管軸方向において重なり合うことのない非干
渉部を形成してあるが、このことの意味は、例えば上流
側排気管に対し、管軸に直交する方向に下流側排気管が
ずれたとしても、下流側排気管の仕切板端部が、上流側
排気管の仕切板端部や排気偏流部に接触する余地がない
ことを意味する。
【0022】この排気偏流部としては、以下の構成を例
示できる。第1に、断面において上流側仕切板端部の左
右方向にそれぞれ分岐した2つの偏流板からなる排気偏
流部。
【0023】第2に、上流側仕切板端部を巻回して、仕
切板の直交方向に所定の幅を有する巻回部からなる排気
偏流部。第3に、上流側仕切板の端部の両側面にそれぞ
れ設けられ、仕切板断面において左右方向にそれぞれ突
き出した突出ブロックからなる排気偏流部。
【0024】この他にも、本発明の趣旨を逸脱しない限
りにおいて、各種構造の排気偏流部を上流側仕切板端部
に設けることが可能である。
【0025】例えば、管内を仕切板で複数の排気路に分
割された2つの排気管同士を回転自在に連結する排気管
の接続部構造において、前記排気上流側の仕切板端部と
この上流側仕切板端部に対向する排気下流側排気管の仕
切板端部との間に、双方が管軸方向において重なり合う
ことのない非干渉部を形成し、前記排気上流側の排気管
仕切板端部に沿って、前記非干渉部に向けて排気流を偏
流させる排気偏流部を各排気管内に設けるようにするこ
とも可能である。
【0026】これにより、非干渉部両側で排気流による
エアーカーテンの状態が生じ、非干渉部での排気干渉を
防止できる。
【0027】ここで、前記排気偏流部は、排気上流側の
仕切板との間に排気流入口面積が大きく、前記非干渉部
に臨む出口面積が小さく設定すると、偏流された排気流
の流速が速くなり、この排気流は非干渉部から離反する
方向へと流れ、非干渉部での排気干渉をより効果的に防
止できる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1は、いわゆるFF車の排気管系
を示しており、エンジンの排気ポートに接続されるエキ
ゾーストマニホールド1に、ボールジョイント2を介し
て、排気管3が接続され、この排気管3に続いて触媒コ
ンバータ4、センターパイプ5、テールパイプ6が順次
接続されている。
【0029】エキゾーストマニホールド1は、4気筒エ
ンジンの4つの排気ポートに接続される4つの入り口
と、この4つの入り口の内、1番気筒と4番気筒、2番
気筒と3番気筒からの排気をそれぞれ1つの出口にまと
めて、合計2つの出口を有するデュアル式のマニホール
ドである。
【0030】この2つの出口は、図2、図3で示したよ
うに、一本の出口管1aの内部を仕切板11で2つの排
気路12、13に分割したことで形成されており、仕切
板11は、出口管1aの内面に溶接されている。なお、
エキゾーストマニホールド1の出口管1aは、本発明で
いう上流側排気管であり、その仕切板11は上流側仕切
板である。
【0031】この出口管1aの出口端外周には、前記ボ
ールジョイント2を取付けるためのフランジ14が設け
られるとともに、ボールジョイント2との間をシールす
るゴム製の環状シール15が取り付けられている。
【0032】また、出口管内の上流側仕切板11の端部
には、断面において左右方向にそれぞれ分岐した2つの
偏流板11a、11bが排気偏流部として設けられてい
る。2つの偏流板11a,11bは、一方11aを仕切
板11の端部を曲げて形成し、他方11bをその曲げ部
にスポット溶接等して接続して形成したり、あるいは、
2枚の金属板を重ねて仕切板を形成し、各金属板の端部
を互いに離反する方向に広げるよう曲げ加工して形成し
てもよい。
【0033】図2、図4のように、この2つの偏流板1
1a、11bは、2等辺三角形を形成する2つの等辺に
相当し、その頂部での、仕切板延長線を基準とした左右
への開脚角度θ(左右均等)は0度より大きく30度以
下(0°<θ≦30°)が好ましい。また、各偏流板1
1a、11bの仕切板11からの突き出し幅L1は、各
排気路の幅L2に対し、25%の管縮率以下であれば、
背圧の増加がなく問題がない。
【0034】排気偏流部は、上記例の他に、図5に示し
たように、前記出口管内に設けた上流側仕切板端部11
を巻回して、仕切板11の直交方向に所定の幅を有する
巻回部11cにより形成することもできる。この場合、
巻回部11cの断面形状は、円形、楕円形、紡錘形、下
流側を底辺とした2等辺三角形等の形状とすることがで
きる。巻回部11cで排気偏流部を形成すると、仕切板
端部11のみで排気偏流部を一体に形成できるので、製
造が容易でコストを下げることができる。
【0035】また、排気偏流部は、図6に示したよう
に、仕切板断面において左右方向にそれぞれ突き出した
突出ブロック11d、11eを、前記出口管1a内に設
けた上流側仕切板11の端部の両側面にそれぞれ設ける
ことで形成してもよい。この場合の突出ブロック11
d、11eの形状もまた、前記巻回部11cと同様に、
左右一対の形状を円形、楕円形、紡錘形、下流側を底辺
とした2等辺三角形等の形状とすることができる。突出
ブロック11d,11eは、セラミックス、金属板等を
溶接や他の接着手段で仕切板11に接着する。
【0036】さらに、図7のように、仕切板端部を曲げ
て第1の排気偏流板11aを形成し、その後、仕切板を
反転屈曲して、第1の排気偏流板11aの基部まで戻
し、さらに、その仕切板を屈曲させて第2の排気偏流板
11bを形成することも可能である。また、図8のよう
に、2つの排気管をそれぞれ断面半円状につぶし、弦の
部分を合わせて、仕切板とし、その端部を図4のように
開いて排気偏流部とすることも可能である。
【0037】これら巻回部11cや突出ブロック11
d,11e他により排気偏流部を形成するとき、その幅
の範囲は、前記例と同様、各排気路12,13の幅に対
し、25%以下の管縮率となるようにすることが、背圧
の増加防止の上で好ましい。
【0038】前記ボールジョイント2は、図2に示した
ように、前記エキゾーストマニホールド1のフランジ1
4に取り付けられる取付け用フランジ21と、このフラ
ンジ21内に設けられ、前記環状シール15を摺動自在
に受ける球面部材22と、この球面部材22を貫通した
排気管接続孔23を有している。
【0039】そして、前記エキゾーストマニホールド1
のフランジ14と前記取付け用フランジ21とが、2本
のボルト24、25および2本のスプリング26、27
で連結され、スプリング26、27の付勢力で環状シー
ル15に球面部材22を摺動自在に圧着している。
【0040】前記排気管3は、本発明でいう下流側排気
管3であり、前記球面部材22の排気管接続孔23に嵌
入されて接続される。この排気管3もまた、仕切板31
(下流側仕切板)で内部が2つの排気路12、13に分
割されたデュアル構造であり、接続にあたり、図2、図
4、図5、図6に示したように、下流側仕切板31の端
部が、前記上流側仕切板11の端部に対向するよう位置
づけられる。その際、上流側仕切板端部11と下流側仕
切板端部31との間に、2つの排気路12、13を連通
させる連通路32が形成されることとなる。また、下流
側仕切板端部31は、排気偏流部の下流側に位置づけら
れる。
【0041】前記連通路32は、左右の排気路12,1
3間での排気脈動のリークを防止することを考慮すれば
できるだけ狭いことが望ましいが、上流側仕切板端部1
1と下流側仕切板端部31との接触を避ける上では広い
ことが望ましい。そして、排気偏流板11a,11b
は、排気を偏流させることで、連通路32でのリークを
可能な限り抑止する。このため、この連通路32の幅の
大きさ如何、特に、排気偏流板11a、11bの先端か
ら連通路32を形成する下流側仕切板端部31までの、
管軸方向の距離(図4においてM)は、排気偏流板の幅
の大きさと上下流仕切り板の組み付けばらつきを考慮し
て決定されるべきであるが、一般的には5mm以下であ
れば狙いとする性能がほぼ得られると共に、上下流仕切
り板同士の干渉も避ける事ができる。
【0042】排気偏流部による連通部でのリーク回避及
び下流側仕切板端部との接触回避の双方を達成するた
め、上流側仕切板端部及び排気偏流部を形成する偏流板
等と、下流側仕切板端部との間に、双方を管軸方向に一
直線に並べたとき、双方が管軸方向において重なり合う
ことのない非干渉部33を形成してある。この非干渉部
33は、図4において、Mで示すクリアランスと等価で
ある。
【0043】上流側仕切板端部及び排気偏流板の端部
と、下流側仕切板端部との関係をボールジョイントとの
関連においてみると、図9に示したように、排気偏流板
の端部は、ボールジョイント2の球面部材22の内面で
ある凹状弯曲面に沿い、かつ、この凹状弯曲面から一定
のクリアランスCを有するように、突出した弯曲形状に
形成されている。一方、下流側仕切板の端縁は、球面部
材22の内面である凹状弯曲面の延長面上に一致するよ
うな、凹状弯曲形状として形成されている。よって、前
記クリアランスCは結果として、前記Mと同一の値とな
る。
【0044】このように、非干渉部33(M)の存在に
より、エンジンのロール振動等に伴い、上流側排気管で
あるエキゾーストマニホールドの出口管1aに対し、ボ
ールジョイントが回動して、管軸に直交する方向に下流
側排気管3が回動したとしても、下流側排気管の仕切板
端部31が、出口管(上流側排気管)1aの仕切板端部
11や排気偏流板11a,11bに接触する余地はな
い。
【0045】そして、前記排気偏流部(偏流板)による
連通路32でのリーク防止と、 出口管(上流側排気
管)1aの仕切板端部11や排気偏流板11a,11b
と下流側仕切板端部31との接触防止の双方を満たすた
め、排気偏流部(偏流板)幅(L1×2)は、連通路幅
Mに対し、5/3.8倍以上であることが望ましい。
【0046】以上に従った、実施例のいくつかを図10
〜図12に示す。図10における実施例では、θ=15
度、L1=1.5mm、L2=25.5mm、L3=5
mm、M=5mm(公差上限)、管縮率=6%とし、図
11の実施例では、θ=30度、L1=3mm、L2=
25.5mm、L3=5mm、M=5mm(公差上
限)、管縮率=12%とした。図12の実施例では、θ
を排気偏流部(偏流板)の主たる部分で15度とし、そ
の先端を90度としたもので、先端と基部とを結ぶ実質
的な開脚度が30度となるように設定し、さらに、L1
=3mm、L2=25.5mm、L3=5mm、M=5
mm(公差上限)、管縮率=12%とした。これら実施
例では、背圧を高くすることなく、上流側仕切板及び排
気偏流部(偏流板)と、下流側仕切板との相互干渉を避
けることができた。
【0047】なお、前記ボールジョイント2に代えて、
ダイヤフラム型等の他のフレキシブルジョイントを用い
ることができることは言うまでもない。また、排気管3
に続いて順次接続される触媒コンバータ4、センターパ
イプ5、テールパイプ6は、公知のものを使用できる。 <比較例>次に、図13に、比較例1を示す。この比較
例1は、排気偏流部11f、11gが断面において放物
線状であり、その内部に下流側仕切板端部31が入り込
み、管軸方向において、排気偏流部と下流側仕切板端部
との間において双方が重なり合う干渉部41を設けた構
造である。その他の構造は、上記実施形態と同一である
ので、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0048】この例では、排気偏流部11f,11gと
下流側仕切板端部31との間に干渉部41が存在するの
で、ボールジョイント2が回動したとき、排気偏流部1
1f,11gと下流側仕切板端部31とが互いに接触し
て異音を発生するおそれがあり、また、接触時の応力で
仕切板11、31が変形するおそれもある。
【0049】この比較例1の構造で、排気偏流部11
f,11gと下流側仕切板端部31との接触を避けるた
めには、管軸に直交する方向での排気偏流部11f,1
1gと下流側仕切板端部31との間の距離(図13の4
2)を大きくする必要がある。干渉部41の管軸方向の
長さが5mmであるとき、排気偏流部11f,11gと
下流側仕切板端部31との間の距離は5mm以上としな
ければならず、この結果、排気偏流部11f,11gの
排気路幅方向への突き出し幅が7mmと大きくなり、排
気路の幅25.5mmに対し、30%を占めることとな
り、背圧アップの原因となる。
【0050】これに比較して、前記実施形態では、排気
偏流部11a,11bと下流側仕切板端部31との接触
もなく、排気偏流部11a,11bの突き出し幅3mm
の排気路の幅に対する比率も比較例より小さい12%で
あり、よって背圧もそれほど上昇しない。
【0051】なお、比較例1において、さらに、図14
のように、干渉部41に対応する下流側仕切板端部を、
フレキシブルな部材、たとえば、ワイヤメッシュ43に
置き換えると、このフレキシブル部材で変形等を吸収で
きる(これを比較例2とする)。また、干渉部41に対
応する下流側仕切板端部をフレキシブル部材で置換する
のではなく、図15のように、排気偏流部11f、11
gをフレキシブルな部材、たとえば、ワイヤメッシュに
置き換えても同様の効果を得られる(これを比較例3と
する)。
【0052】また、他の比較例として、図16に示した
比較例4のように、排気偏流部を設けず、単に上流側仕
切板端部11と下流側仕切板端部31との間に、所定の
クリアランスを設け、双方が接触しないようにする場
合、仕切板同士の接触による異音や変形等は回避できて
も、エンジンの出力は本発明に係る実施形態よりも出力
性能が劣る。
【0053】図17に、従来のデュアル排気管(リーク
する連通路なし)、従来のシングル排気管、前記実施形
態、各比較例のエンジン出力性能(トルク)を対比し
た。このグラフ図で、従来のデュアル排気管のトルクを
100%としたとき、本件発明に係る例では、トルクは
98%であり、従来のシングル排気管のトルク95%よ
り大きく、また、図16の比較例4のように単にクリア
ランスを設けたのみの場合のトルク97%よりも大き
く、十分なエンジン出力特性を確保できるといえる。図
14、図15のような、フレキシブル部材を用いた干渉
部41の存在する比較例2、3では、本件よりトルクが
1%高いが、本件では、フレキシブル部材を用いず、干
渉部41も存在しないため、そのような部材を用いて干
渉部を形成する場合に比較して、製造が容易であるとい
うメリットもある。
【0054】<他の実施形態>次に、他の実施形態につ
いて図18から図23に従って説明する。前記実施形態
と同様、エンジンの排気ポートに接続されるエキゾース
トマニホールド1に、ボールジョイント2を介して、排
気管3が接続され、この排気管3に続いて触媒コンバー
タ4、センターパイプ5、テールパイプ6が順次接続さ
れている。エキゾーストマニホールド1は、4気筒エン
ジンの4つの排気ポートに接続される4つの入り口と、
この4つの入り口の内、1番気筒と4番気筒、2番気筒
と3番気筒からの排気をそれぞれ1つの出口にまとめ
て、合計2つの出口を有するデュアル式のマニホールド
である。
【0055】この2つの出口は、図18で示したよう
に、一本の出口管1aの内部を仕切板11で2つの排気
路12、13に分割したことで形成されており、仕切板
11は、出口管1aの内面に溶接されている。なお、エ
キゾーストマニホールド1の出口管1aは、本発明でい
う上流側排気管であり、その仕切板11は上流側仕切板
である。
【0056】この出口管1aの出口端外周には、前記ボ
ールジョイント2を取付けるためのフランジ14が設け
られるとともに、ボールジョイント2との間をシールす
るゴム製の環状シール15が取り付けられている。
【0057】また、出口管内の上流側仕切板11に沿っ
て、上流側仕切板11の両側に、断面において緩やかな
S字カーブ、逆S字カーブを描いた2つの偏流板11
c、11bdが排気偏流部として設けられている。
【0058】この結果、2つの排気路12、13はそれ
ぞれ2つの流路に分割され、2つの偏流板11a,11
bの上流側端部と出口管内壁との間に第1の排気流入口
51が形成され、2つの偏流板11a,11bの上流側
端部と上流側仕切板11との間に、第2の排気流入口5
2が形成され、さらに、2つの偏流板11a,11bの
下流側端部と出口管内壁との間に第1の排気流出口53
が形成され、2つの偏流板11a,11bの下流側端部
と上流側仕切板11との間に、第2の排気流出口54が
形成される。
【0059】ここで、第1の排気流入口51の面積をS
1、第2の排気流入口52の面積をS2、第1の排気流
出口53の面積をS3、第2の排気流出口54の面積を
S4としたとき、S1<S3、S2>S4、S1+S3
=S2+S4の関係が成立している。
【0060】前記ボールジョイント2は、図2に示した
ように、前記エキゾーストマニホールド1のフランジ1
4に取り付けられる取付け用フランジ21と、このフラ
ンジ21内に設けられ、前記環状シール15を摺動自在
に受ける球面部材22と、この球面部材22を貫通した
排気管接続孔23を有している。
【0061】そして、前記エキゾーストマニホールド1
のフランジ14と前記取付け用フランジ21とが、2本
のボルト24、25および2本のスプリング26、27
で連結され、スプリング26、27の付勢力で環状シー
ル15に球面部材22を摺動自在に圧着している。
【0062】前記排気管3は、本発明でいう下流側排気
管3であり、前記球面部材22の排気管接続孔23に嵌
入されて接続される。この排気管3もまた、仕切板31
(下流側仕切板)で内部が2つの排気路12、13に分
割されたデュアル構造であり、接続にあたり、図18に
示したように、下流側仕切板31の端部が、前記上流側
仕切板11の端部に対向するよう位置づけられる。その
際、上流側仕切板端部11と下流側仕切板端部31との
間に、2つの排気路12、13を連通させる連通路32
が形成されることとなる。すなわち、前記排気上流側の
仕切板端部11とこの上流側仕切板端部11に対向する
排気下流側排気管の仕切板端部31との間に、双方が管
軸方向において重なり合うことのない非干渉部33が連
通路32として形成されている。
【0063】前記連通路32は、左右の排気路12,1
3間での排気脈動のリークを防止することを考慮すれば
できるだけ狭いことが望ましいが、上流側仕切板端部1
1と下流側仕切板端部31との接触を避ける上では広い
ことが望ましい。
【0064】そして、偏流板11a,11bによって形
成された第2の排気流出口54が、非干渉部である連通
路32に臨んでいる。
【0065】上流側仕切板端部11及び偏流板11a、
11bの端部と、下流側仕切板端部との関係をボールジ
ョイントとの関連においてみると、図18に示したよう
に、上流側仕切板端部11及び偏流板11a、11bの
端部は、ボールジョイント2の球面部材22の内面であ
る凹状弯曲面からその内側に一定のクリアランスを有す
るように形成されている。一方、下流側仕切板端部31
は、凹状湾曲面からその外側に一定のクリアランスを有
するように配置される。すなわち凹状湾曲面は非干渉部
33内を通過する位置にあるのである。
【0066】このような非干渉部33の存在により、エ
ンジンのロール振動等に伴い、上流側排気管であるエキ
ゾーストマニホールドの出口管1aに対し、ボールジョ
イントが回動して、管軸に直交する方向に下流側排気管
3が回動したとしても、下流側排気管の仕切板端部31
が、出口管(上流側排気管)1aの仕切板端部11や排
気偏流板11a,11bに接触する余地はない。
【0067】そして、前記排気偏流部による連通路32
でのリーク防止と、 出口管(上流側排気管)1aの仕
切板端部11と下流側仕切板端部31との接触防止の双
方を満たすため、連通路32の幅(非干渉部幅)Mは1
mm以上5mm未満であることが望ましい。
【0068】ここで、排気偏流部である偏流板によって
形成された、仕切板側の排気流路での排気流について考
える。流体力学の連続の式から、定常非圧縮性流体で非
粘性の仮定で、流速と流路断面積の積は一定である。よ
って、流速と断面積とは反比例する。この実施形態にお
いて、S2>S4であるため、第2の排気流入口52で
の排気流速より第2の排気流出口54での排気流速が速
くなる。一方、S1<S3であるから、第1の排気流入
口51での排気流速の方が第1の排気流出口53での排
気流速より速くなる。その結果、第2の排気流出口54
での排気流速は第1の排気流出口53での排気流速より
速い。
【0069】このため、遅い流れと速い流れが第1の排
気流出口53と第2の排気流出口54とで並進するわけ
であるが、このような場合、異なる流速の境界面にせん
断力が働き、速い流れが遅い流れに向かって拡散する。
このとき、第2の排気流出口54は、非干渉部である連
通路32に臨んでいるため連通路32部分で排気流がエ
アーカーテンとして作用し、さらに、仕切板11で仕切
られた第1の流路12と第2の流路13とにおいて、連
通路32から離反する方向に排気流が偏流する。
【0070】また、エネルギー保存の法則から、 (ρq2/2)+P=C ρ:密度 q:流速 P:圧力 C:定数 が成り立つと仮定すると、第2の排気流出口54付近で
は、流速が速いことから運動エネルギー(ρq2/2)
が増加し、静圧Pが減少する。従って、上記作用から連
通部付近では逆側の流路へと脈動圧が進入するレベルは
減少し、連通部32があるためのデュアル効果の低下を
防止できる。
【0071】なお、排気偏流部としての偏流板11a、
11bの形状は、上記例に限らず、図21〜図23に示
したように、断面において放物線、途中で折れ曲がった
く字形、管軸方向に対し斜めに傾斜した形状とすること
ができる。要は、S2>S4の関係を成立させる形状で
あればよい。
【0072】
【発明の効果】本発明は、前記構成としたことにより、
仕切板端部や排気偏流部の接触を回避できるとともに、
分割された2つの連通路間での排気脈動のリークも可能
な限り防止でき、十分なエンジン性能を確保することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】・・・本発明に係る排気管系の全体図
【図2】・・・本発明に係る排気管接続部構造の断面図
【図3】・・・排気管の縦断面図
【図4】・・・対向する上流側仕切板端部、下流側仕切
板端部、及び排気偏流部(偏流板)を示す断面図
【図5】・・・排気偏流部の変形例(巻回部)を示す断
面図
【図6】・・・排気偏流部の他の変形例(突出ブロッ
ク)を示す断面図
【図7】・・・排気偏流部のさらに他の変形例を示す断
面図
【図8】・・・排気偏流部を形成するための他の例を示
す排気管断面図
【図9】・・・ボールジョイント部分において仕切板の
側面方向から見た排気管接続構造の断面図
【図10】・・・実施例1を示す断面図
【図11】・・・実施例2を示す図
【図12】・・・実施例3を示す図
【図13】・・・比較例1を示す断面図
【図14】・・・比較例2を示す図
【図15】・・・比較例3を示す図
【図16】・・・比較例4を示す図
【図17】・・・従来例と比較例及び本件発明に係る実
施例におけるエンジン出力特性を対比したグラフ図
【図18】・・・本発明に係る他の実施形態(実施例
4)を示した排気管接続部構造の断面図
【図19】・・・排気流路での流路断面積を示す図
【図20】・・・他の実施形態の排気管の縦断面図
【図21】・・・実施例5を示す断面図
【図22】・・・実施例6を示す断面図
【図23】・・・実施例7を示す断面図
【符号の説明】
1…エキゾーストマニホールド 2…ボールジョイント 3…排気管 4…触媒コンバータ 5…センターパイプ 6…テールパイプ 1a…出口管 11…上流側仕切板 12、13…排気路 14…フランジ 15…環状シール 11a,11b…偏流板(排気偏流部) 11c…巻回部(排気偏流部) 11d、11e…突出ブロック 12,13…排気路 21…取付け用フランジ 22…球面部材 23…排気管接続孔 24、25…ボルト 26、27…スプリング 31…下流側仕切板 32…連通路(非干渉部の一部) 33…非干渉部 41…干渉部 42…排気偏流部と下流側仕切板端部との間の距離 43…ワイヤメッシュ 51…第1の排気流入口 52…第2の排気流入口 53…第1の排気流出口 54…第2の排気流出口

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管内を仕切板で複数の排気路に分割され
    た2つの排気管同士を回転自在に連結する排気管の接続
    部構造において、 前記排気上流側の排気管側に、仕切板を中心に左右方向
    に排気流を偏流させる排気偏流部を設け、 かつ、排気上流側の仕切板端部及び前記排気偏流部と、
    前記上流側仕切板端部に対向する排気下流側排気管の仕
    切板端部との間に、双方が管軸方向において重なり合う
    ことのない非干渉部を形成し、 非干渉部を前記排気偏流部の下流側に配置することで、
    前記排気偏流部による排気偏流が非干渉部から離れる方
    向に流れるよう形成したことを特徴とする排気管の接続
    部構造。
  2. 【請求項2】 管内を仕切板で複数の排気路に分割され
    た2つの排気管同士を回転自在に連結する排気管の接続
    部構造において、 前記排気上流側の排気管仕切板端部に、仕切板を中心に
    左右方向に排気流を偏流させる排気偏流部を設け、か
    つ、排気上流側の仕切板端部及び前記排気偏流部と、前
    記上流側仕切板端部に対向する排気下流側排気管の仕切
    板端部との間に、双方が管軸方向において重なり合うこ
    とのない非干渉部を形成したことを特徴とする排気管の
    接続部構造。
  3. 【請求項3】 前記2つの排気管は、管内を仕切板で複
    数の排気路に分割したデュアル排気管であることを特徴
    とする請求項2記載の排気管の接続部構造。
  4. 【請求項4】 前記排気偏流部は、断面において上流側
    仕切板端部の左右方向にそれぞれ分岐した2つの偏流板
    からなることを特徴とする請求項2記載の排気管の接続
    部構造。
  5. 【請求項5】 前記排気偏流部は、上流側仕切板端部を
    巻回して、仕切板の直交方向に所定の幅を有する巻回部
    からなることを特徴とする請求項2記載の排気管の接続
    部構造。
  6. 【請求項6】 前記排気偏流部は、上流側仕切板の端部
    の両側面にそれぞれ設けられ、仕切板断面において左右
    方向にそれぞれ突き出した突出ブロックからなることを
    特徴とする請求項2記載の排気管の接続部構造。
  7. 【請求項7】 管内を仕切板で複数の排気路に分割され
    た2つの排気管同士を回転自在に連結する排気管の接続
    部構造において、 前記排気上流側の仕切板端部とこの上流側仕切板端部に
    対向する排気下流側排気管の仕切板端部との間に、双方
    が管軸方向において重なり合うことのない非干渉部を形
    成し、 前記排気上流側の排気管仕切板端部に沿って、前記非干
    渉部に向けて排気流を偏流させる排気偏流部を各排気管
    内に設けたことを特徴とする排気管の接続部構造。
  8. 【請求項8】 前記排気偏流部は、排気上流側の仕切板
    との間に排気流入口面積が大きく、前記非干渉部に臨む
    出口面積が小さく設定されたことを特徴とする請求項7
    記載の排気管の接続部構造。
JP23148997A 1997-05-22 1997-08-27 排気管の接続部構造 Pending JPH1136858A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011528420A (ja) * 2008-07-18 2011-11-17 コミサリア ア レネルジィ アトミーク エ オ ゼネ ルジイ アルテアナティーフ 継手装置用の多目的雄流体継手及びこれを組み込んだ継手装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011528420A (ja) * 2008-07-18 2011-11-17 コミサリア ア レネルジィ アトミーク エ オ ゼネ ルジイ アルテアナティーフ 継手装置用の多目的雄流体継手及びこれを組み込んだ継手装置

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