JPH1135976A - 透明ゲル状洗浄剤組成物 - Google Patents
透明ゲル状洗浄剤組成物Info
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- JPH1135976A JPH1135976A JP9194194A JP19419497A JPH1135976A JP H1135976 A JPH1135976 A JP H1135976A JP 9194194 A JP9194194 A JP 9194194A JP 19419497 A JP19419497 A JP 19419497A JP H1135976 A JPH1135976 A JP H1135976A
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Abstract
温保存からの復元性が良好であるとともに泡のクリーミ
ー性に優れ、洗い上がりの感触の良好な透明ゲル状洗浄
剤組成物を提供することを目的とする。 【解決手段】 a.特定のアルキルイミノジカルボン酸
型両性界面活性剤7〜30重量%およびb.特定のアル
カノールアミド型非イオン性界面活性剤8〜30重量%
を含有し、aとbとの合計量が20〜55重量%、a/
bの重量比が1/3〜3/1であることを特徴とする透
明ゲル状洗浄剤組成物。
Description
洗浄剤組成物に関し、さらに詳しくは低刺激性であり、
起泡性に優れ、経時安定性および低温保存からの復元性
に優れるとともに泡のクリーミー性に優れ、洗い上がり
の感触の良好な透明ゲル状洗浄剤組成物に関する。
皮膚洗浄剤には、通常石鹸や、アルキル硫酸エステル
塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸エステル塩、α−
オレフィンスルホン酸塩等のアニオン性界面活性剤が使
用されている。製品形態としては液状、クリーム状、固
形状等で調製することが可能であるが、透明ゲル状のも
のは系の安定性を保つことが困難であった。しかし、透
明ゲル状の製品は形状が美しく、手に取った時の感触も
優れている。そこで、特開昭59−232193号公
報、特開昭59−232194号公報および特開昭59
−232195号公報にはアミノ酸系の界面活性剤を主
成分とする組成物が提案されているが、これらの組成物
は洗浄時およびすすぎ時に不快なぬめり感を生じるだけ
でなく、十分な起泡性および良好な泡質を有していな
い。さらに、比較的高価な合成界面活性剤を多く使用す
ることからコスト的にも不利である。
けんは洗浄時およびすすぎ時にさっぱり感を有するもの
の系がアルカリ性であることもあり、若干刺激性を有す
ることが判っている。また、せっけんを使用した組成物
では、透明で安定なゲルを形成する組成領域が狭く、低
温安定性および低温で凝固させた時の繰り返しにおける
復元性に問題を生じ易くなる。さらに、高温で長時間放
置すると色焼けし、色相安定性にも問題を生じ易かっ
た。せっけんを使用した透明ゲル状洗浄剤組成物として
は特開昭63−7699号公報、特開昭63−2705
33号公報および特開平6−192685号公報に提案
されている組成物があるが、いずれも色相安定性、低温
安定性および低温保存からの復元性共に問題があり、し
かも泡質が荒く、泡のクリーミー性も乏しかった。
決し、低刺激で起泡性に優れ、色相安定性および低温安
定性である経時安定性、低温保存からの復元性が共に良
好であるとともに泡のクリーミー性に優れ、洗い上がり
の感触の良好な透明ゲル状洗浄剤組成物を提供すること
を目的とする。
式(I)で示されるアルキルイミノジカルボン酸型両性
界面活性剤7〜30重量%、b.式(II)で示されるア
ルカノールアミド型非イオン性界面活性剤8〜30重量
を含有し、aとbの合計量が20〜55重量%であり、
a/bの重量比が1/3〜3/1であることを特徴とす
る透明ゲル状洗浄剤組成物である。
たはアルケニル基、M1およびM2は水素原子、アルカリ
金属、アンモニウム、塩基性アミノ酸陽イオンまたはア
ルカノールアンモニウムを示し、nおよびmは1〜3の
整数を示す。)
示し、pおよびqは0〜3の整数を示す。ただしp+q
は1以上である。)
されるアルキルイミノジカルボン酸型両性界面活性剤の
R1は炭素数10〜18のアルキル基またはアルケニル
基であり、例えばデシル基、ウンデシル基、ドデシル
基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、
ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、オクタデシル基、イ
ソオクタデシル基等のアルキル基、ヘキサデセニル基、
イソオクタデシル等のアルケニル基、ヤシ油アルキル
基、牛脂アルキル基等の混合アルキル基が挙げられる。
リウム等のアルカリ金属、アンモニウム、リジン、アル
ギニン等の塩基性アミノ酸のアミノ基が陽イオンとなっ
た塩基性アミノ酸陽イオンまたはトリエタノールアンモ
ニウム等のアルカノールアンモニウムを示し、1種また
は2種であっても良い。nおよびmは1〜3の整数を示
し、同一でも異なっても良い。
非イオン性界面活性剤のR2COであるアシル基は、炭
素数8〜20の直鎖あるいは分岐の脂肪酸の残基であ
り、脂肪酸としてはカプリル酸、カプリン酸、ラウリン
酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソ
ステアリン酸等の飽和脂肪酸、パルミトオレイン酸、オ
レイン酸、エライジン酸、リノール酸、リノレン酸等の
不飽和脂肪酸、ヤシ油脂肪酸、パーム核油脂肪酸、牛脂
脂肪酸等の混合脂肪酸がある。また、 pおよびqは1
〜3の整数を示し、同一でも異なっても良い。ただし、
p+qは1以上である。
ルボン酸塩型両性界面活性剤は組成物全量中に7〜30
重量%であり、好ましくは10〜25重量%、更に好ま
しくは12〜20重量%である。7重量%未満では十分
な起泡力が得られなく、30重量%を超えると経時安定
性および低温保存からの復元性に問題を生じる。b成分
であるアルカノールアミド型非イオン性界面活性剤は組
成物全量中に8〜30重量%であり、好ましくは12〜
27重量%、更に好ましくは15〜25重量%である。
8重量%未満では安定なゲルを形成することが困難であ
り、しかも泡質が悪くなる。又、30重量%を超えると
起泡性が悪くなるとともに刺激性に問題を生じる。
は組成物全量中に20〜55重量%であり、好ましくは
22〜50重量%、更に好ましくは25〜45重量%で
ある。20重量%未満では安定なゲルを形成することが
困難であるだけでなく、十分な起泡力および洗浄力が得
られない。又、55重量%を超えると経時安定性および
復元性が悪くなる。
/bは重量比で1/3〜3/1であり、好ましくは2/
5〜5/2、更に好ましくは1/2〜2/1である。a
/bが1/3より小さいと泡立ち、経時安定性が悪くな
るとともにすすぎ時に不快なぬめり感を有し、3/1を
越えると泡質が悪くなるとともに安定なゲル状を形成し
難くなる。
浄剤に通常使用されている添加剤を本発明の性能を損な
わない範囲で配合することも可能である。例えば、高級
アルコール、シリコーン誘導体、蛋白誘導体、スクワラ
ン、ホホバ油、オリーブ油、ヒマシ油、ラノリン、レシ
チン、ポリエチレングリコールの脂肪酸エステル類等の
油性基剤、グリセリン、エチレングリコール、プロピレ
ングリコール、1,3−ブチレングリコール等の多価ア
ルコール、ポリオキシエチレンアルキルエーテル等の非
イオン性界面活性剤、アミドアミノ酸塩、アルキルジメ
チルアミノ酢酸ベタイン、アミドプロピルジメチルアミ
ノ酢酸ベタイン等の両性界面活性剤、アニオン性界面活
性剤、カルボキシビニルポリマー、カルボキシメチルセ
ルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒド
ロキシエチルセルロース等の水溶性高分子、pH調製剤
である酸およびアルカリ、殺菌剤、キレート剤、抗酸化
剤、紫外線吸収剤、動植物由来の天然エキス、色素、香
料等を配合できる。
性が低く、起泡性に優れ、経時安定性および低温保存か
らの復元性が良好であるとともに泡のクリーミー性に優
れ、洗い上がりの感触が良好である。
する。 実施例1〜7および比較例1〜7 表1〜表2に示す透明ゲル状洗浄剤組成物を調整し、下
記の方法により評価を行なった。結果を表1〜表2に示
す。
て下記の基準で判定した。 ○:均一な透明ゲル状である。 ×:白濁もしくは分離、または固化もしくは液体の状態
である。
ラフィーを利用し、卵白アルブミン0.025重量%濃
度のpH7緩衝溶液を用いて、透明ゲル状洗浄剤組成物
濃度が1%になるように加えたときの220nmの吸収
ピークの高さを測定し、次の式より蛋白質変性率を求め
た。 蛋白質変性率=[(H0−HS)/H0]×100 H0:組成物未添加のときの吸収ピークの高さ HS:組成物を添加したときの吸収ピークの高さ 蛋白質変性率により次の4段階で評価した。 蛋白質変性率 30%未満 :皮膚刺激性が非常に弱い。 蛋白質変性率 30%以上〜60%未満:皮膚刺激性が弱い。 蛋白質変性率 60%以上〜80%未満:皮膚刺激性が中程度。 蛋白質変性率 80%以上 :皮膚刺激性が強い。
スマイルス法により、25℃で試料投入直後と5分後の
泡高さを測定した。試料投入直後の泡高さが250mm
以上のもので、次の式より求められる泡の持続率が90
%以上のものを泡立ちの良い透明ゲル状洗浄剤組成物と
評価した。 泡の持続率=[(5分後の泡高さ)/(試料投入直後の
泡高さ)]×100
5gを浴用スポンジ上にとったものを用いて手指および
前腕部を洗浄した時の泡のクリーミー性について下記の
ように判定し、20名の平均値を求めて、平均値1.5
点以上を泡がクリーミーであると評価した。 2点:泡がクリーミーであると感じた場合。 1点:泡が若干粗いと感じた場合。 0点:泡が粗いと感じた場合。
5gを浴用スポンジ上にとったものを用いて手指および
前腕部を洗浄し、約40℃の温水1リットルずつを用い
て流しながら3回すすいだ後のぬめり感について下記の
ように判定し、20名の平均値を求めて、平均値1.5
点以上をぬめり感の少ない透明ゲル状洗浄剤組成物であ
ると評価した。 2点:ぬめり感が無いと感じた場合。 1点:ぬめり感が若干あると感じた場合。 0点:ぬめり感が非常にあると感じた場合。
5gを浴用スポンジ上にとったものを用いて手指および
前腕部を洗浄し、約40℃の温水1リットルずつを用い
て流しながら3回すすいだ後のさっぱり感について下記
のように判定し、20名の平均値を求めて、平均値1.
5点以上を洗浄後のさっぱり感のある透明ゲル状洗浄剤
組成物であると評価した。 2点:洗浄後にさっぱりすると感じた場合。 1点:洗浄後にややさっぱりする感じた場合。 0点:洗浄後にさっぱり感が無いと感じた場合。
て、−5℃、25℃および45℃で1ヶ月間静置し、そ
の外観を観察して、下記の基準で評価した。ただし、性
状が○でない試料については試験を実施していない。 ○:安定性良好(いずれの温度条件においても透明ゲル
状であり、外観の変化がない。) △:安定性やや不良(いずれかの温度条件においてやや
濁りを生じる。または若干着色を生じる。) ×:安定性不良(いずれかの温度条件において白濁凝固
状態もしくは液状となる。または着色が著しい。)
5℃にて6時間静置してゲル状に復元させる。この操作
を3回繰り返した後の外観を観察して、下記の基準で評
価した。ただし、性状が○でない試料については試験を
実施していない。 ○:復元性良好(透明ゲル状であり、外観の変化がな
い。) △:復元性やや不良(やや濁りを有するもしくはやや分
離する。または若干着色を生じる。) ×:復元性不良(白濁するもしくは分離する。または着
色が著しい。)
透明ゲル状洗浄剤組成物はいずれも低刺激であり、起泡
性に優れ、経時安定性および低温保存からの復元性が良
好であるとともに泡のクリーミー性に優れ、洗い上がり
の感触が良好であった。一方、比較例1〜7では十分な
性能が得られなかった。比較例1ではa成分が本発明の
範囲より少なく配合されていることから起泡性が悪くな
っており、比較例2ではa成分が本発明の範囲を超えて
配合されいることから経時安定性および低温保存からの
復元性に問題を生じている。そして、比較例3ではb成
分が本発明の範囲より少なく配合されていることから性
状が悪くしかも泡のクリーミー性に乏しくなっており、
比較例4ではb成分が本発明の範囲を超えて配合されて
いる為に刺激性が強く、起泡性が悪くなっている。一
方、比較例5ではa成分とb成分の配合量の和が本発明
の範囲を超えていることから性状が悪くなっている。比
較例6および比較例7ではa成分とb成分の配合比が本
発明の範囲を外れていることから性状、経時安定性、低
温保存からの復元性および刺激性に問題を生じているだ
けでなく、洗浄後の感触や泡質が悪くなっている。
例1〜7の方法にて評価した。その結果を表3に示す。
このボディシャンプーはいずれも低刺激であり、起泡性
に優れ、経時安定性および低温保存からの復元性が良好
であるとともに泡のクリーミー性に優れ、洗い上がりの
感触が良好であった。
膚刺激性、(2)起泡性、(6)経時安定性、(7)復
元性については実施例1〜7の方法にて評価し、泡のク
リーミー性、すすぎ後のぬめり感、洗浄後のさっぱり感
については下記の方法により評価した。その結果を表3
に示す。この洗顔フォームは低刺激であり、起泡性に優
れ、経時安定性および復元性が良好であるとともに泡の
クリーミー性に優れ、洗い上がりの感触が良好であっ
た。
た時の泡のクリーミー性について下記のように判定し、
20名の平均値を求めて、平均値1.5点以上を泡がク
リーミーな洗顔フォームであると評価した。 2点:泡がクリーミーであると感じた場合。 1点:泡が若干粗いと感じた場合。 0点:泡が粗いと感じた場合。
し、すすいだ後のぬめり感について下記のように判定
し、20名の平均値を求めて、平均値1.5点以上をぬ
めり感の少ない洗顔フォームであると評価した。 2点:ぬめり感が無いと感じた場合。 1点:ぬめり感が若干あると感じた場合。 0点:ぬめり感が非常にあると感じた場合。
た後のさっぱり感について下記のように判定し、20名
の平均値を求めて、平均値1.5点以上を洗浄後のさっ
ぱり感のある洗顔フォームであると評価した。 2点:洗浄後にさっぱりすると感じた場合。 1点:洗浄後にややさっぱりする感じた場合。 0点:洗浄後にさっぱり感が無いと感じた場合。
の方法にて評価した。その結果を表3に示す。この洗顔
フォームは低刺激であり、起泡性に優れ、経時安定性お
よび低温保存からの復元性が良好であるとともに泡のク
リーミー性に優れ、洗い上がりの感触が良好であった。
Claims (1)
- 【請求項1】a.式(I)で示されるアルキルイミノジ
カルボン酸型両性界面活性剤7〜30重量%およびb.
式(II)で示されるアルカノールアミド型非イオン性界
面活性剤8〜30重量%を含有し、aとbとの合計量が
20〜55重量%、a/bの重量比が1/3〜3/1で
あることを特徴とする透明ゲル状洗浄剤組成物。 【化1】 (R1は炭素数10〜18のアルキル基またはアルケニ
ル基、M1およびM2は水素原子、アルカリ金属、アンモ
ニウム、塩基性アミノ酸陽イオンまたはアルカノールア
ンモニウムを示し、nおよびmは1〜3の整数を示
す。) 【化2】 (R2COは炭素数8〜20のアシル基、pおよびqは
0〜3の整数を示す。ただしp+qは1以上である。)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9194194A JPH1135976A (ja) | 1997-07-18 | 1997-07-18 | 透明ゲル状洗浄剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9194194A JPH1135976A (ja) | 1997-07-18 | 1997-07-18 | 透明ゲル状洗浄剤組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1135976A true JPH1135976A (ja) | 1999-02-09 |
Family
ID=16320522
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9194194A Pending JPH1135976A (ja) | 1997-07-18 | 1997-07-18 | 透明ゲル状洗浄剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1135976A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009080225A3 (en) * | 2007-12-21 | 2010-06-17 | Cognis Ip Management Gmbh | Adjuvants for agrochemical applications |
-
1997
- 1997-07-18 JP JP9194194A patent/JPH1135976A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009080225A3 (en) * | 2007-12-21 | 2010-06-17 | Cognis Ip Management Gmbh | Adjuvants for agrochemical applications |
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