JPH11355813A - カメラの内部パラメータ決定装置 - Google Patents
カメラの内部パラメータ決定装置Info
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- JPH11355813A JPH11355813A JP17227098A JP17227098A JPH11355813A JP H11355813 A JPH11355813 A JP H11355813A JP 17227098 A JP17227098 A JP 17227098A JP 17227098 A JP17227098 A JP 17227098A JP H11355813 A JPH11355813 A JP H11355813A
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Abstract
ータ決定の際に考慮し、また内部パラメータの各パラメ
ータをできるだけ独立に計算することでパラメータ決定
精度を向上させる。 【解決手段】 カメラの角度を目標格子に対して上下左
右に動かし、最も上下(または左右)方向の歪みの少な
い位置を測定し、その位置をレンズ歪みの中心とする。
また正確に前後移動できる雲台上でカメラを前後方向に
移動して撮影した遠距離、近距離のデータと、設定した
パラメータから求めたレンズによる歪みのない場合の遠
距離のデータとからパラメータを決定する。
Description
メータ決定装置に関し、より詳しくはレンズによる画像
の歪みを補正して内部パラメータを適正に決定するよう
にしたものに関する。
画像から撮影対象までの位置(あるいは離間距離)を測
定する場合、例えばカメラの焦点距離、画像中心および
CCD画像をディジタイズした場合の1画素の大きさ、
あるいはアスペクト比などのカメラパラメータが、測定
精度に大きく影響する。
昭63─136892号公報に示されるように算出され
ている。即ち、予め用意された基準となるn個(n≧
4)の格子点を撮影し、その格子点i(i=1,
2,..n)の3次元上(平面12上の物体座標系)の
座標(ai,bi)と画像上の座標(pi,qi)の組
を複数個求める。
メータから計算によって求めた画像上の座標と、実際に
測定した画像上の座標とが同値、あるいはその差が最も
小さくなるように未知のパラメータ、具体的には、焦点
距離f、光軸点(オフセット量)(fp,fq)、アス
ペクト比sを決定している。
た従来の手法では、これら内部パラメータとカメラ位置
・姿勢のパラメータとを1回の撮影、測定(決定)から
同時に求めることができるものの、充分な精度を得るこ
とができなかった。
ズを透過して画像に映り込む際、レンズ中心線から入射
光がレンズを透過する角度によっては、画像周辺では画
像中心(あるいは画像周辺)寄りに歪む傾向がある。
像の歪みを補正せずに各パラメータを決定しているた
め、カメラの内部パラメータを正確に決定することがで
きなかった。また、補正項を入れた場合でも、歪み量は
他のパラメータの量に比べて微小であり、他のパラメー
タと同時に求めていたため、正確な値を得ることが困難
であった。
を解消することにあり、レンズによる画像の歪みを補正
して内部パラメータを正確に決定するようにしたカメラ
の内部パラメータ決定装置を提供することにある。
ために、請求項1項に示す如く、少なくともレンズ歪み
を含むカメラの内部パラメータを決定する装置であっ
て、既知の格子点パターンを撮影して得られる画像信号
をストアする第1の画像信号ストア手段、前記ストアさ
れた画像信号に基づいて前記カメラのレンズ歪み中心を
算出するレンズ歪み中心算出手段、前記算出されたレン
ズ歪み中心に基づいて調整された前記カメラと格子点パ
ターンの位置に基づき、前記カメラの基準位置を設定す
る基準位置設定手段、前記基準位置に設定されたカメラ
から前記格子点を撮影して得られる画像信号をストアす
る第2の画像信号ストア手段、前記ストアされた画像信
号に基づいて格子点の座標を測定しレンズ歪み量を算出
する歪み量算出手段、前記設定された基準位置から前ま
たは後方向に前記カメラを移動し、撮影して得られた複
数個の画像信号をストアする第3の画像信号ストア手
段、前記算出されたレンズ歪み中心およびレンズ歪み量
に基づき、前記ストアされた複数個の画像信号を修正す
るレンズ歪み修正手段、および前記修正された複数個の
画像信号に基づいて前記カメラの内部パラメータを決定
するパラメータ決定手段を備える如く構成した。
補正して内部パラメータを正確に決定することができ
る。また、構成としても簡易である。さらに、内部パラ
メータを正確に決定することで、ワークの位置決め、障
害物検知などの精度を向上させることができる。
の実施の形態を説明する。
ータ決定装置の構成を全体的に示す概略図である。
体的にはCCDカメラ(以下単に「カメラ」という)を
示す。カメラ10は、レンズ12およびカメラ本体14
からなる。カメラ10は、雲台16上に載置され、固定
される。
ジ16bおよびZステージ16cからなり、X,Y,Z
軸方向に数μmごとに並進(移動)可能であると共に、
矢印16d,16e,16fに示す如く、X,Y,Z軸
回りに数分(1/60deg)ごとに回転可能、即ち6
自由度を有するように構成される。
配置される。ボード18には図2に示す如く、撮影対象
として、格子18a(格子幅約40mm(離間距離1m
とするとき))が正確に表示される。撮影対象からの入
射光はレンズ12を透過してカメラ本体14のCCD素
子に像を結ぶ。
示せず)が設けられ、その中にマイクロコンピュータか
らなる処理ユニット20が収納される。カメラ10の出
力(CCD素子からの出力)は、マイクロコンピュータ
からなる処理ユニット20に送られ、その中の画像入力
ボードA/D変換処理によってディジタイズされ、別体
に設けられたディジタル画像表示装置(図示せず)に画
像を表示する。ディジタル画像表示装置は、640*4
80の画素を備える。尚、この明細書および図面で*は
乗算記号を示す。
する。図3は、格子18aを撮影するとき、カメラ10
をピンホール・カメラでモデル化して示す説明図であ
る。
からの入射光は焦点Ogを通って直進し、CCD面上に
画像を結ぶ。しかしながら、実際にはこのとき、レンズ
12の歪みによって、実際の像は直進した光よりも少し
内側(中心寄り)に歪んで写る。尚、レンズによっては
先にも触れたように外側寄りに歪んで写る場合もある
が、以下では内側に歪む場合を例にとって説明する。
態を表す概略図である。即ち、図4に示すように、画像
は、レンズの歪みによって画像周辺では直線は湾曲す
る。
らの距離によって決まるため、画像中心に対して対称に
なる。しかし画像中心はディジタイズした画像メモリの
中心と一致しているとは限らない。
決めする場合、レンズによる画像の歪み中心および歪み
量を決定して考慮する必要がある。
化して示す説明図である。図5において、点O’は画像
メモリの中心座標、点O(ox,oy)はレンズ歪みの
中心座標である。
点を中心に比例配分して得られるCCD画像上の理論点
(レンズ歪みがないとした時の画像上の点)を点Pi’
(xi’,yi’)、実際の測定により得られる点を点
Pi(xi,yi)とすると、点Piはレンズ歪みによ
り点Pi’より点O(レンズ歪み中心)側に寄る。尚、
iは格子点番号を意味する。
距離をそれぞれr,r’とすると、前記したレンズ歪み
の量は、r,r’の関数fとして数1のように表すこと
ができる。以下、この関数fを「レンズ歪みの関数」と
いう。
て決まるが、計算によって求めるため、距離r’の多項
式により数2のように近似する。
からの距離を横軸とした多項式で最小2乗近似し、それ
ぞれの係数A1 ,A2 ,A3 ,..を求める。以下、こ
の係数Aiを「レンズ歪み係数」という。
図3に示す3次元上の点Pg(xg,yg,L)[m
m]とレンズ歪みがない場合の格子点の像である画像上
の点Pdi(xdi,ydi)[dot]との関係は、
数3のように表すことができる。
は水平方向の画素サイズ、Yaは垂直方向の画素サイ
ズ、Fは、図3に示す如く、ピンホールカメラで近似し
た場合のCCD面(撮像面)から焦点までの距離、Lは
撮影対象から焦点までの距離である。
ズした画像がCCD面上にあると考えたときの1画素の
縦と横の長さである。これはCCD素子の画素サイズで
はなく、画像入力ボードのA/D変換処理によって得た
ディジタル画像の1画素のサイズである。故に、CCD
素子の画素サイズの他、A/D回路の特性によっても変
化するため、CCDカメラ10の仕様および測定によっ
て決定する。
た複合レンズを使用しており、レンズ12の位置といっ
てもかなりの幅を持っているが、図3のようにピンホー
ルカメラで近似すると、焦点の位置を決めることができ
る。
ように実体があってカメラの外部から知ることができる
位置ではないので、測定によって決定する。ここでは撮
影対象物から焦点までの距離L[mm]として求める。
ンズ歪み中心座標O、レンズ歪み関数f、画素サイズ
(Xa,Ya)、焦点位置Og(または焦点距離L)は
いずれも未知である。
手法について述べる。
によって画像周辺では直線は樽型に写る。従って、例え
ばカメラ10を上下に動かしながら水平線を撮影し、最
も上下方向の歪みの少ない位置をレンズ歪み中心のY座
標oy[dot]とする。また同様に、左右方向の歪み
の少ない位置をレンズ歪み中心のX座標ox[dot]
とする。撮影する際には測定したレンズ歪み中心位置と
格子の中心位置とを合わせる。また、レンズ歪みを含ん
だ画像でも歪みの量は歪み中心に対称になるので、中心
から等距離にある格子点が画像上でも等距離になるよう
にカメラの位置と角度を調節することで、撮影対象の格
子と撮像面を平行にする。
数fを求めるためには、撮像データの他に、レンズ歪み
中心座標Oと、前述したレンズ歪みがない場合の格子点
の像Pdiのデータが必要であるが、レンズ歪み中心の
座標以外はこの時点では求められていない。
位置を少し前方(撮影対象物に近づく方向)に移動して
撮影する。図6はカメラ10の位置を移動した状態を説
明する説明図である。
「遠い」データとし、そのときの水平軸上の各格子点の
画像上の座標値をXmi’とする。同様に、移動後に得
られる画像データを「近い」データとし、そのときの水
平軸上の各格子点の画像上の座標値をXni’とする。
の位置Wiと座標値Xiの関係は、格子18aとの距離
L、カメラ10の平行移動量D、焦点距離F、画素のサ
イズXaで決まる傾きを持った比例関係にある。
の位置と画像上の位置の関係を表すグラフ図である。
尚、図中の直線S1は「近い」場合の比例直線を、S2
は「遠い」の場合の比例直線を表す。この関係は、具体
的には、レンズ歪みのない場合の「遠い」および「近
い」場合の座標値をXmi,Xniとすると、数4のよ
うに表すことができる。
とは、WiとXiの比例係数、より具体的には「遠い」
の場合ではF/(L*Xa)、「近い」場合ではF/
{(L−D)*Xa}を示す。
の場合に測定できるのは、レンズ12による画像の歪み
が加わったデータであるので、このレンズ歪みを含むデ
ータからレンズ歪みの量を求めなければならない。
わったときの格子の3D上の位置と画像上の位置の関係
を表すグラフ図である。S1,S2にレンズ歪みが加わ
ったデータをS1’,S2’とする。実際の測定ではS
1’,S2’のデータが得られる。
の比例直線、より具体的には、その傾き(以下「遠い」
の比例係数という)を適当に設定する。図8に、その
「遠い」の比例直線を破線でS2と示す。比例直線S2
と測定した曲線S2’から、レンズ歪みの関数f(X
i)をXiの多項式で近似して求める。尚、比例直線は
どのように設定しても良いが、図8ではS2はS2’の
原点近傍での傾きにほぼ等しくなるように設定した。
の位置で決まるため、図8に示すように画像上のある点
Xi1に対応する歪みの量は、「近い」場合も「遠い」
場合も同じ値になるはずである。従って、「近い」の曲
線S1’も、このレンズ歪みの関数f(Xi)によって
補正し、比例直線S1を得る。
との間の距離Lは、数4を変形した数5のように求める
ことができる。
D、各格子点の「遠い」および「近い」の画像座標値X
mi’(Xa*X1i),Xni’(Xa*X2i)お
よび3次元上の格子点の位置Wi(中心から格子点まで
の距離)は測定可能である。そこで、レンズ歪みを含む
画像座標値Xmi’,Xni’をレンズ歪みの関数fを
用いて補正し、補正した値をXmi,Xniとする。
と焦点との距離Lを決定するために必要なパラメータ
(平行移動距離D、格子点位置Wi、上記求めたXn
i,Xmi)を得ることができるので、それらからL,
Xaを決定することができる。
を求めると、本来同じはずのXaやLの値のばらつきが
大きいため、直接計算することはできない。
の比例係数Xni/Wi(直線S1の傾き)をAnと
し、複数の測定値を使ってAnの値を最小2乗近似によ
って求める。同様にXmiについても、「遠い」場合の
比例係数Xmi/Wi(S2の傾き)をAmとし、測定
値から最小2乗近似によって求める。
5の右辺をWi(XaはWi2 )で除算して得た数6に
代入し、よってXa,Lを求めることができる。
行移動量Dの精度は直接計算結果の精度となるので、十
分な精度で決定する必要がある。尚、ここで得られるX
a,Lの値も、先に設定した「遠い」の比例係数から計
算している。このような比例係数は、図8の測定曲線の
付近ならば、自由に設定することができる。例えば、比
例係数が原点での測定値曲線S2’の傾きと一致するよ
うに設定しても良く、あるいは歪み量の和が最小となる
ように設定しても良い。
定手法についての説明であるが、垂直方向の値Yaにつ
いても同様の手法によって求めることができる。
の中心垂直座標oyを合わせ、かつ、中心から垂直方向
に等距離にある格子点が画像上でも等距離になるように
カメラの位置と角度を調節することで、撮影対象の格子
と撮像面を平行にして撮影し、この距離を「遠い」距離
とする。また、撮影データから、格子の垂直方向の座標
Wiに対する画像垂直座標Ymi’のデータを測定す
る。
座標をYmiとすると、3D上の格子点座標Wiとの関
係は、数4を変形して数7のように表すことができる。
i)=A1 Xi+A2 Xi2 +...は、X座標の関数
なので、数8に示す如く、Y座標の関数に変換する。し
かし、この時点ではYaはまだ求められていないため、
Yaは仮設定する。
i(=F/(L*Ya))をBmとし、水平方向の場合
と同様に、複数の測定値からBmの値を最小2乗近似に
よって求める。撮影対象と焦点との間の距離Lは既に求
まっているので、その値LとBmからYaを決定するこ
とができる。
したYaから計算しているため、正しい値となっている
とは限らない。そこで、求めたYaと仮設定のYaの値
を比較して一致する場合、Yaは正しいと考えることが
できる。従って、一致するまでYaの仮設定値を適宜変
更して調節する。
してレンズ歪みパラメータ(レンズ歪み中心位置、レン
ズ歪み量(または関数))、画素サイズ(Xa,Ya)
および撮影対象と焦点との間の距離Lを求めることがで
きる。
する。
歪み中心位置およびレンズ歪み関数を求める計算手順を
示すブロック図である。図10は、水平方向の画素のサ
イズおよび撮影対象物から焦点までの間の距離Lを求め
る計算手順を示すブロックである。図11は垂直方向の
画素のサイズを求める計算手順を示すブロック図であ
る。これら図9ないし図11に示す手順は、一連の計算
手順である。
・チャートである。
図9ないし図11ブロック図を参照しつつ、この発明に
係る装置の動作を説明する。
定(決定)するカメラ10を設置する。次いでS12に
進んでカメラ10のピントをボード18の格子18aに
合わせ、S14に進んでレンズ歪み中心位置を求める。
具体的には以下のように中心位置を決定する。
[mm]まで計測し、次いでオペレータの手作業を介し
てカメラ10の角度を上下に動かしながら水平線を撮影
する。
(直線に近い)線分を、レンズ歪み中心のY座標oyと
する。同様に、カメラ10の角度を左右に動かしながら
垂直線を撮影し、最も左右方向の歪みの少ない(直線に
近い)線分を、レンズ歪み中心のX座標oxとする。こ
のようにして得られた座標を、レンズ歪みの中心点O
(ox,oy)[dot]とする。
レンズ歪みの中心を合わせ、かつCCD面を格子18a
に平行にする。具体的には以下の手順で中心を合わせ
る。
左右の端近くにある格子と、中心格子との距離が画像上
でも(即ち、実際にも)左右で等しくなるように(0.
1[dot]以内において)、左右方向の位置と角度を
調節する。
端近くにある格子と中心との距離が上下で等しくなるよ
うに(0.1[dot]以内)、高さと角度を調節し、
目標格子の中心にレンズ歪みの中心を合わせる。次い
で、S18に進んで格子18aを撮影する。
距離を「遠い」距離とする。次いでS20に進んで、カ
メラ10を前方に所定距離移動し、「近い」距離で撮影
する。
変えると焦点距離が微妙に変化するため、「遠い」距離
にピントを合わせ、そのまま「近い」距離で撮影する。
同時にカメラ10の先端、より具体的にはレンズ12の
先端と格子18aとの距離Dも測定する。
離で撮影した画像から、その画像上の格子点の座標を測
定し、「近い」「遠い」場合のデータ化、グラフ化をす
る。尚、実際はアナログ系のノイズなどの影響を平均化
するため、各位置で複数回の撮影を行い格子点座標の平
均の値を求めて利用する。
S26に進んで水平方向の歪みのパラメータを求め、S
28に進んで画像の歪みを修正し、S30に進んで「近
い」の比例係数を測定値から求め、S32に進んで水平
方向の画素サイズXaと、目標格子からの距離、即ち、
撮影対象と焦点との間の距離Lを算出する。
ブロック図を参照しながら説明する。
「近い」「遠い」場合の画像データは、レンズ歪み中心
の画像中心からのずれがS16において既に補正されて
いるが、ここでの画像データは特に水平方向(X方向)
のずれの補正をしたものを用いる。
を、以下、中心画像データという。図9、図10ブロッ
ク図に、「近い」「遠い」場合の中心画像データをそれ
ぞれ符号100,102で示す。
ついて図9を参照して説明すると、「遠い」比例係数を
比例係数設定部106で、図8に示す測定曲線の付近に
歪み補正後の直線が引かれるような範囲の中で適当な値
を設定する。また、3次元上の実格子データ108から
比例画像データ110(レンズ歪みがない場合の画像上
の格子点位置)を求め、レンズ歪み中心のずれを補正し
て中心比例画像データ112とする。
像データ112の差分を求め、レンズ歪みの関数演算部
114に入力する。レンズ歪みの関数演算部114では
各格子点のレンズ歪み中心座標からの距離Xiでの歪み
量を求め、それをレンズ歪み中心を通る曲線で中心から
の距離Xiの関数f(Xi)として最小2乗近似して求
める。
ぼ0.1[dot]以下の近似とななって十分な精度が
得られること、また4次までの近似式でもあまり近似精
度が改善されないことから、この実施の形態では3次ま
での近似を行う。
い」場合の中心画像データ100,102を得られたレ
ンズ歪みの関数f(Xi)を用いて歪み補正し、歪み補
正中心画像データ116,118とする。
(Xmi),118(Xni)と実格子データ108の
レンズ歪み中心を原点とした中心実格子データ122
(Wi)を比例係数算出部124に入力し、比例係数算
出部124において「遠い」「近い」場合のそれぞれの
比例係数Am,Anを最小2乗推定して求める。
子からの距離を求める。
い」の比例係数Anの連立方程式126から、より具体
的には、数6から水平方向の画素サイズXa、撮影対象
と焦点との間の距離Lを算出する。移動距離Dは既知で
あり、またCCD面と焦点との間の距離Fも、Xaと従
属関係にあるので、固定値で良い。
36に進んで得られた値を出力し、S38ないしS46
に進んで垂直方向の画素のサイズYaを決定する。
と計算結果のサイズが、完全にあるいは略一致するまで
(S38)、垂直方向の画素のサイズを仮設定し、垂直
方向の画素のサイズを測定結果から求める(S40から
S46)。尚、垂直方向の画素サイズの算出に、ここで
は「遠い」の画像データを用いる。
0で示す。同様に、垂直方向のレンズ歪み中心を原点と
した実格子データを中心実格子データ202とする。
平方向の画素Xiの関数となっているので垂直方向の画
素Yiの関数に変換する。垂直方向の画素サイズYaを
適宜な値に仮設定し、数8に示すようにそれと水平方向
のレンズ歪みの係数から垂直方向の歪みの関数g(Y
i)を求める。求めた垂直方向の歪みの関数g(Yi)
により、中心画像データ200の歪みを補正して歪み補
正中心画像データ204とする。
子データ202とから、比例係数算出部206において
目標格子18の画像垂直方向座標Yiと3D上の垂直方
向座標Wiの比例係数Bmを最小2乗推定で算出する。
れているので、値Lおよび上記で算出したBmを用いて
方程式208、即ち、数9に従って垂直方向の画素のサ
イズYaを求める。
仮設定したYaと比較され、一致すると判断されるとき
のYaの値を、真の値とする。尚、一致しないと判断さ
れるときは、一致するまで上記したS36からS40ま
での処理を繰り返す。
垂直方向の画素のサイズYaの値を出力する。
もレンズ歪みを含むカメラ10の内部パラメータを決定
する装置であって、既知の格子点パターン18aを撮影
して得られる画像信号をストアする第1の画像信号スト
ア手段(処理ユニット20)、前記ストアされた画像信
号に基づいて前記カメラのレンズ歪み中心を算出するレ
ンズ歪み中心算出手段(処理ユニット20,S14)、
前記算出されたレンズ歪み中心に基づいて調整された前
記カメラと格子点パターンの位置に基づき、前記カメラ
の基準位置を設定する基準位置設定手段(処理ユニット
20,16dから16f,S16)、前記基準位置に設
定されたカメラから前記格子点を撮影して得られる画像
信号をストアする第2の画像信号ストア手段(処理ユニ
ット20,S18)、前記ストアされた画像信号に基づ
いて格子点の座標を測定してレンズ歪み量を算出する歪
み量算出手段(処理ユニット20,S26,S42)、
前記設定された基準位置から前または後方向に前記カメ
ラを移動し、撮影して得られた複数個の画像信号をスト
アする第3の画像信号ストア手段(処理ユニット20,
16a,S20)、前記算出されたレンズ歪み中心およ
びレンズ歪み量に基づき、前記ストアされた複数個の画
像信号を修正するレンズ歪み修正手段(処理ユニット2
0,S28,S44)、および前記修正された複数個の
画像信号に基づいて前記カメラの内部パラメータを決定
するパラメータ決定手段(処理ユニット20,S30,
S32,S38,S46)を備える如く構成した。
による画像の歪みを補正することで、カメラの内部パラ
メータを正確に決定することができる。また、構成とし
て簡易である。さらに、カメラの内部パラメータを正確
に決定できることで、ワークの位置決め、障害物検知な
どに用いるときも、精度を向上させることができる。
水平方向の画素のサイズXaと距離Lを求め、次いで垂
直方向の画素のサイズYaを求めたが、水平方向の画素
のサイズXaを固定し、数10に従って焦点距離Fと距
離Lを求め、垂直方向の画素のサイズYaを求めても良
い。
固定し、数11に従って焦点距離Fと距離Lを求め、次
いで水平方向の画素のサイズXaを求めても良い。
像の歪みを補正することで、内部パラメータを正確に決
定することができる。また、構成として簡易である。さ
らに、内部パラメータを正確に決定することで、ワーク
の位置決め、障害物検知などに用いるとき、精度を向上
させることができる。
置の構成を全体的に示す概略図である。
象)を示す説明図である。
ル化して示す説明図である。
の歪む状態を示す説明図である。
モデル化して示すモデル図である。
明図である。
格子点の3D上の位置と画像上の位置の関係を表すグラ
フ図である。
の歪みが加わったときの格子の3D上の位置と画像上の
位置の関係を表すグラフ図である。
位置およびレンズ歪み関数を求める計算手順を示すブロ
ック図である。
素のサイズおよび撮影対象物から焦点までの間の距離L
を求める計算手順を示す、図9に連続するブロック図で
ある。
素のサイズを求める計算手順を示す、図9に連続するブ
ロック図である。
ートである。
Claims (1)
- 【請求項1】 少なくともレンズ歪みを含むカメラの内
部パラメータを決定する装置であって、 a.既知の格子点パターンを撮影して得られる画像信号
をストアする第1の画像信号ストア手段、 b.前記ストアされた画像信号に基づいて前記カメラの
レンズ歪み中心を算出するレンズ歪み中心算出手段、 c.前記算出されたレンズ歪み中心に基づいて調整され
た前記カメラと格子点パターンの位置に基づき、前記カ
メラの基準位置を設定する基準位置設定手段、 d.前記基準位置に設定されたカメラから前記格子点を
撮影して得られる画像信号をストアする第2の画像信号
ストア手段、 e.前記ストアされた画像信号に基づいて格子点の座標
を測定してレンズ歪み量を算出する歪み量算出手段、 f.前記設定された基準位置から前または後方向に前記
カメラを移動し、撮影して得られた複数個の画像信号を
ストアする第3の画像信号ストア手段、 g.前記算出されたレンズ歪み中心およびレンズ歪み量
に基づき、前記ストアされた複数個の画像信号を修正す
るレンズ歪み修正手段、 および h.前記修正された複数個の画像信号に基づいて前記カ
メラの内部パラメータを決定するパラメータ決定手段、
を備えたことを特徴とするカメラの内部パラメータ決定
装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP17227098A JP3913901B2 (ja) | 1998-06-04 | 1998-06-04 | カメラの内部パラメータ決定装置 |
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---|---|---|---|
JP17227098A JP3913901B2 (ja) | 1998-06-04 | 1998-06-04 | カメラの内部パラメータ決定装置 |
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JPH11355813A true JPH11355813A (ja) | 1999-12-24 |
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ID=15938802
Family Applications (1)
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