JPH11355210A - 波長多重伝送システム - Google Patents

波長多重伝送システム

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Publication number
JPH11355210A
JPH11355210A JP10172304A JP17230498A JPH11355210A JP H11355210 A JPH11355210 A JP H11355210A JP 10172304 A JP10172304 A JP 10172304A JP 17230498 A JP17230498 A JP 17230498A JP H11355210 A JPH11355210 A JP H11355210A
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JP
Japan
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optical
wavelength
input
unit
light
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Pending
Application number
JP10172304A
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English (en)
Inventor
Tatsuya Kosuge
達哉 小管
Tokuhide Kasetani
徳秀 綛谷
Takayuki Shinpo
隆行 新保
Kensaku Sekiya
建作 関谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力光の設定波長への変換部に異常が生じて
も、伝送特性の低下等を招くことなく適切に対処するこ
とが可能な波長多重伝送システムを提供する。 【解決手段】 複数の光入力部1a1〜1anに入力さ
れた光をメインの光変換部3a1〜3anにより互いに
異なる波長の光に変換して合波し、波長多重伝送する。
メインの光変換部3a1に異常が生じたときには、光ス
イッチ2a1を切り替えて、光入力部1a1からの入力
光をメインの光変換部3a1で変換する代わりに、冗長
用の光変換部3asで光変換部3a1による変換光と異
なる波長の光に変換し、波長多重伝送する。波長多重光
受信部21では波長多重光を各波長の光に分波するが、
メインの光変換部3a1に異常が生じたときには、光ス
イッチ5a1により、メインの光変換部3a1で変換さ
れる波長に代えて冗長用の光変換部3asで変換された
波長の光を波長多重光から分波する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、互いに異なる複数
の波長の光を1本の光伝送路で伝送する波長多重伝送シ
ステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の電気信号入力端子から入力
される電気信号を、各電気信号に対応させて設けられた
複数のレーザダイオード等の光送信器によって光信号に
変換し、これらの光信号を合波して波長多重光として1
本の光ファイバにより伝送し、波長多重光受信部側で波
長多重伝送光からそれぞれの波長の光を分波する波長多
重伝送システムが検討されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
波長多重伝送システムにおいて、前記光送信器に異常が
生じたりすると、対応する電気信号を光信号に変換する
ことができないために、例えば、特開昭59―8692
9号公報に示されるように、前記複数の光送信器を有す
る波長多重光送信部側に、予め冗長用の光送信器を設け
ておき、上記のような異常が生じたときには、前記電気
信号入力端子から入力される電気信号を、電気スイッチ
などを用いて、電気信号によって冗長用の光送信器に切
り替え入力させ、受信部側では、異常が生じた光送信器
で変換される光に対応する電気信号に代えて前記冗長用
の光送信器で変換される光に対応する電気信号を前記波
長多重光から分離するシステムが提案されている。
【0004】しかしながら、上記提案のシステムにおい
ては、入力が電気信号であり、この電気信号の光送信器
への信号入力切り替えも電気スイッチなどを用いて電気
的に行なわれており、このように、電気スイッチを用い
て信号入力切り替えを行なうと、電気スイッチの振幅周
波数特性により、伝送特性を劣化させるといった問題が
あった。また、この提案のシステムにおいては、出力も
電気信号であり、この電気信号を取り出すときに、前記
信号入力切り替えに対応させて行われる信号分離も電気
スイッチを用いて行なうため、このときにも、電気スイ
ッチの振幅周波数特性により、出力信号を劣化させるこ
とがあった。
【0005】さらに、最近は、複数の電気信号を光信号
に変換する代わりに、複数の光信号を入力し、これらの
光信号を互いに異なる波長の光に変換して波長多重伝送
し、この波長多重伝送光から互いに異なる波長の光を分
波する波長多重伝送システムの検討が行なわれており、
このような波長多重伝送システムに前記提案のシステム
の方式を適用することは困難である。
【0006】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、その目的は、複数の光信号を互いに異
なる波長の光に変換して波長多重伝送する波長多重伝送
システムにおいて、光の変換部の異常などが生じても、
伝送特性の低下などを招くことなく適切に対処すること
が可能な波長多重伝送システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は次のような構成をもって課題を解決するた
めの手段としている。すなわち、本第1の発明は、波長
多重光送信部と、該波長多重光送信部から送信される波
長多重光を伝送する光伝送路と、該光伝送路を伝送した
波長多重光を受信する波長多重光受信部とを有し、前記
波長多重光送信部は、光信号が入力される複数の光入力
部と、該複数の光入力部に入力されたそれぞれの光信号
を予め定められた互いに異なる波長の光信号に変換する
複数のメインの光変換部と、光信号が入力された場合に
前記波長とは異なる波長の光信号に変換する冗長用の光
変換部と、これらの各光変換部で変換した互いに異なる
複数の波長の光信号を合波して波長多重光とする光合波
多重部と、該波長多重光を前記光伝送路に出力する送信
側光出力部とを有し、前記波長多重光受信部は前記波長
多重光を受信する光受信部と、前記各メインの光変換部
に対応して設けられて前記光受信部で受信した波長多重
光を前記各メインの光変換部で変換される光信号の波長
に対応する波長ごとにそれぞれ分離する複数のメインの
光フィルタと、前記波長多重光から前記冗長用の光変換
部で変換される光信号の波長に対応した波長の光を分離
する冗長用の光フィルタと、前記各メインの光フィルタ
で分離した各光信号を出力する複数の受信側光出力部と
を有し、前記波長多重光送信部には、いずれかの前記メ
インの光変換部またはいずれかの前記メインの光フィル
タまたはいずれかの前記メインの光変換部で変換される
メインの波長の光信号が異常であることを知らせるアラ
ーム信号が発せられた場合には、前記異常に対応するメ
インの光変換部の代わりに前記冗長用の光変換部を用い
て光信号を伝送するように光経路を切り替える送信側光
経路切り替え手段が設けられており、前記波長多重光受
信部には、前記アラーム信号が発せられた場合には、前
記異常に対応するメインの光フィルタの代わりに前記冗
長用の光フィルタを用いて光信号を伝送するように光経
路を切り替える受信側光経路切り替え手段が設けられて
いる構成を持って課題を解決する手段としている。
【0008】また、本第2の発明は、上記本第1の発明
の構成に加え、前記送信側光経路切り替え手段は、複数
の各光入力部および複数の各メインの光変換部に対応し
て設けられた複数の光分岐部と、冗長用の光変換部に対
応して設けられた光スイッチとを有し、前記光分岐部は
光入力部から入力された光信号を対応する前記メインの
光変換部と前記光スイッチの双方に入力し、該光スイッ
チはアラーム信号が入力された場合にのみ該アラーム信
号に応じた光入力部からの光信号を冗長用の光変換部に
入力させるように光経路を切り替える構成を持って課題
を解決する手段としている。
【0009】さらに、本第3の発明は、上記本第1の発
明の構成に加え、前記送信側光経路切り替え手段は、複
数の各光入力部および複数の各メインの光変換部に対応
して設けられた複数の光スイッチと、冗長用の光変換部
に対応して設けられた光合波部とを有し、前記光スイッ
チはアラーム信号が入力されないときには前記光入力部
からの光信号を対応する前記メインの光変換部に入力
し、前記アラーム信号が入力された場合には前記光入力
部からの光信号を前記光合波部に入力させるように光経
路を切り替える構成とし、前記光合波部は前記光スイッ
チから入力された光信号を冗長用の光変換部に入力する
構成を持って課題を解決する手段としている。
【0010】さらに、本第4の発明は、上記本第1また
は第2または第3の発明の構成に加え、前記アラーム信
号の出力に応じて、該アラーム信号が示す異常に対応す
るメインの光変換部からの光信号の出力を停止する光信
号出力停止手段が設けられている構成を持って課題を解
決する手段としている。
【0011】さらに、本第5の発明は、上記本第1乃至
第4のいずれか一つの発明の構成に加え、前記受信側光
経路切り替え手段は、複数の各メインの光フィルタおよ
び複数の各受信側光出力部に対応して設けられた複数の
光合波部と、冗長用の光フィルタに対応して設けられた
光スイッチとを有し、該光スイッチはアラーム信号が入
力された場合には前記冗長用の光フィルタで分離した光
信号をアラーム信号に対応した前記光合波部に入力する
ように光経路を切り替える構成とし、前記光合波部は前
記光スイッチから光信号が入力されないときには前記メ
インの光フィルタで分離した光信号を対応する受信側光
出力部側に入力し、前記光スイッチから光信号が入力さ
れたときには前記冗長用の光フィルタを介して前記光ス
イッチから入力された光信号を対応する受信側光出力部
に入力する構成を持って課題を解決する手段としてい
る。
【0012】さらに、本第6の発明は、上記本第1乃至
第5のいずれか一つの発明の構成に加え、前記受信側光
経路切り替え手段は、複数の各メインの光フィルタおよ
び複数の各受信側光出力部に対応して設けられた複数の
光スイッチと、冗長用の光フィルタに対応して設けられ
た光分岐部とを有し、該光分岐部は前記冗長用の光フィ
ルタで分離した光信号を前記各光スイッチにそれぞれ分
岐する構成とし、前記光スイッチはアラーム信号が入力
されないときには対応する前記メインの光フィルタで分
離した光信号を対応する受信側光出力部に入力し、前記
アラーム信号が入力された場合には前記冗長用の光フィ
ルタで分離した光信号を対応する受信側光出力部に入力
するように光経路を切り替える構成を持って課題を解決
する手段としている。
【0013】上記構成の本発明において、波長多重光送
信部には、光入力部に入力された光を、メインの光変換
部による変換波長とは異なる波長の光に変換するための
冗長用の光変換部が設けられており、例えばメインの光
変換部によって変換された光信号が異常であるときに
は、送信側光経路切り替え手段によって、光信号の異常
を発生させたメインの光変換部の代わりに冗長用の光変
換部を用いて光信号を伝送するように光経路を切り替え
るために、たとえメインの光変換部に異常が生じても冗
長用の光変換部によって入力光を適切に変換することが
可能となる。また、このメインの光変換部から冗長用の
光変換部への光経路の切り替えは、光信号による切り替
えであるために、電気信号による切り替えの際に生じる
伝送特性の劣化などを招くことはない。
【0014】さらに、本発明においては、波長多重光受
信部には、前記異常が生じたときには、異常に対応する
メインの光フィルタの代わりに冗長用の光フィルタを用
いて光信号を伝送するように光経路を切り替える受信側
光経路切り替え手段が設けられているために、冗長用の
光フィルタを用いて、冗長用の光変換部で変換される波
長の光を分離し、特性の劣化などを招くことなく取り出
すことが可能となる。
【0015】したがって、本発明においては、複数の光
信号を互いに異なる波長の光に変換して波長多重伝送す
る波長多重伝送システムにおいて、光の変換部の異常な
どが生じても、伝送特性の低下などを招くことなく適切
に対処することが可能となり、上記課題が解決される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。なお、本実施形態例の説明におい
て、従来例と同一名称部分には同一符号を付し、その重
複説明は省略する。図3には、本発明に係る波長多重伝
送システムが模式的に示されている。
【0017】同図に示すように、本実施形態例のシステ
ムは、波長多重光送信部20と、波長多重光送信部20
から送信される波長多重光を伝送する光伝送路としての
光ファイバ12と、光ファイバ12を伝送した波長多重
光を受信する波長多重光受信部21とを有して構成され
ており、光ファイバ12には、光増幅器からなる中継局
24が介設されている。なお、同図には、中継局24が
2つ示されているが、中継局24の数は、波長多重光送
信部20と波長多重光受信部21との距離などに応じて
適宜設定されており、もちろん、中継局24のないシス
テムであってもよい。
【0018】また、図1には、本発明に係る波長多重伝
送システムの第1実施形態例が、前記中継局24およ
び、図3に示す光アンプ22,23を省略した状態で示
されている。
【0019】前記波長多重光送信部20は、光受信・伝
送部(OPT−I/F)14と、複数のメインの光変換
部3a1〜3anと、冗長用の光変換部3asと、光合
波部15と、送信側光出力部16とを有しており、波長
多重光受信部21は、光分波器(O−DEMUX)11
を有して構成されている。
【0020】光受信・伝送部14は、複数の光入力部1
a1〜1anを有しており、これらの光入力部1a1〜
1anから入力される光信号をそれぞれ受信し、メイン
の光変換部3a1〜3anや冗長用の光変換部3as側
に伝送するものである。
【0021】各メインの光変換部3a1〜3anは、前
記各光入力部1a1〜1anに対応させて設けられ、各
光入力部1a1〜1anに入力されたそれぞれの光を予
め定められた互いに異なる波長の光に変換するものであ
る。本実施形態例では、メインの光変換部3a1〜3a
nは、それぞれ、光−電気変換器(0/E)と光送信器
(TX)とが一体化されて形成されており、光変換器3
a1においては、光入力部1a1から入力された光(光
信号)を波長λ1の光(光信号)に変換し、光変換器3
a2においては、光入力部1a2から入力された光を波
長λ2の光に変換し、光変換器3anにおいては、光入
力部1anから入力された光を波長λnの光に変換する
といったように、各光信号入力部1a1〜1anから入
力した光を互いに異なる波長の光に変換する。
【0022】冗長用の光変換部3asは、光入力部1a
1〜1anに入力されたいずれかの光が冗長用の光変換
部3asに入力された場合には、この光を、前記メイン
の光変換部3a1〜3anによって変換する波長とは異
なる波長(λsub)の光に変換する光変換器である。
本実施形態例では、冗長用の光変換部3asも光−電気
変換器(0/E)と光送信器(TX)とが一体化されて
形成されている。
【0023】また、波長多重光送信部20には、メイン
の光変換部3a1〜3anの異常または、メインの光変
換部3a1〜3anによって変換された光信号が異常で
あることを知らせるアラーム信号の出力部(図示せず)
が設けられており、本実施形態例では、各メインの光変
換部3a1〜3anにそれぞれアラーム信号の出力部が
設けられている。
【0024】前記光受信・伝送部14には、アラーム信
号の出力部から出力されたアラーム信号を受信するアラ
ーム信号受信部9と、複数の光スイッチ2a1〜2an
と、光合波器13とが設けられている。
【0025】各光スイッチ2a1〜2anは、各光入力
部1a1〜1anおよび前記各メインの光変換部3a1
〜3anに対応させて設けられている。各光スイッチ2
a1〜2anには、通常は(前記アラーム信号が入力さ
れないときには)、光入力部1a1〜1anからの光を
メインの光変換部3a1〜3anに伝送し、入力するよ
うに光の経路が設定されている。
【0026】そして、メインの光変換部3a1〜3an
(例えば3a1)に設けられたアラーム信号の出力部か
らアラーム信号が出力されたときには、このアラーム信
号がアラーム信号受信部9を介し、異常に対応する(ア
ラーム信号を出力させた)メインの光変換部3a1〜3
an(例えば3a1)に対応する光スイッチ2a1〜2
an(例えば2a1)に入力される。この光スイッチ2
a1〜2an(例えば2a1)は、前記光入力部1a1
〜1an(例えば1a1)からの光の経路を、前記異常
に対応するメインの光変換部3a1〜3an(例えば3
a1)から、光合波器13を介して前記冗長用の光変換
部3as側に切り替える。
【0027】光合波器13は、冗長用の光変換部に対応
して設けられ、光合波部として機能し、光スイッチ2a
1〜2an(例えば2a1)から入力された光信号を冗
長用の光変換部3asに入力する。
【0028】このように、本実施形態例では、前記アラ
ーム信号が発せられた場合には、光スイッチ2a1〜2
anと光合波器13による対応がとられるようになって
おり、本実施形態例では、前記アラーム信号が発せられ
た場合に、前記異常に対応するメインの光変換部3a1
〜3anの代わりに、冗長用の光変換部3asを用いて
光信号を伝送するように光経路を切り替える送信側光経
路切り替え手段が、光スイッチ2a1〜2anと光合波
器13とを有して構成されている。
【0029】光合波部15は、上記各光変換部(メイン
の光変換部3a1〜3anと冗長用の光変換部3as)
で変換した互いに異なる複数の波長の光を合波して波長
多重光とする光合波多重部として機能する。
【0030】送信側光出力部16は、光合波部15で合
波した波長多重光を出力するものであり、波長多重光を
光ファイバ12に入力する。
【0031】前記波長多重光受信部21に設けられた光
分波器11は、光ファイバ12を伝送した波長多重光を
受信してそれぞれの波長の光に分波するものであり、光
分波器11には、光受信部10と、アラーム信号受信部
26と、複数のメインの光フィルタである波長選択透過
フィルタ8a1〜8anと、冗長用の光フィルタである
波長選択透過フィルタ8asと、光カプラ17と、複数
の光スイッチ5a1〜5anと、受信側光出力部4a1
〜4anとが設けられている。また、波長多重光受信部
21にも、波長選択透過光フィルタ8a1〜8anの異
常や、光信号の異常を知らせるアラーム信号の出力部
(図示せず)が設けられており、このアラーム信号の出
力部は、例えば、各波長選択透過フィルタ8a1〜8a
nにそれぞれ設けられている。
【0032】光受信部10は、波長多重光送信部20か
ら光ファイバ12を介して送信される波長多重光を受信
するものであり、受信した波長多重光を波長選択透過フ
ィルタ8a1に入力する。
【0033】波長選択透過フィルタ8a1〜8an,8
asは、前記波長多重光から予め定められた波長の光を
選択的に透過させることによってこの波長の光を分離
し、抽出するものである。波長選択透過フィルタ8a1
〜8anは、前記波長多重光送信部20の各メインの光
変換部3a1〜3anにそれぞれ対応させて設けられ、
光受信部10で受信した波長多重光を、各メインの光変
換部3a1〜3anで変換される光信号の波長に対応す
る波長ごとにそれぞれ分離する。波長選択透過フィルタ
8asは、冗長用の光変換部3asに対応させて設けら
れており、冗長用の光変換部3asで変換される光信号
の波長に対応した波長の光を分離する。
【0034】すなわち、光受信部10で受信した波長多
重光が波長選択透過フィルタ8a1に入力されると、波
長選択透過フィルタ8a1は、波長λ1の光を選択的に
透過させて光スイッチ5a1に入力し、それ以外の波長
の光を波長選択透過フィルタ8a2に入力する。波長選
択透過フィルタ8a2は、波長λ2の光を選択的に透過
させて光スイッチ5a2に入力し、それ以外の波長多重
光を波長選択透過フィルタ8a3(図示せず)に入力す
るといったように、各波長選択透過フィルタ8a1〜8
anは、波長多重光のうち、前記メインの光変換部3a
1〜3anでそれぞれ変換される波長に対応する波長の
光を順に分離して、取り出した光をそれそれ各光スイッ
チ5a1〜5anに入力する。
【0035】また、波長多重光に前記冗長用の光変換部
3asで変換した波長λsubの光が含まれているとき
には、波長選択透過フィルタ8asが波長λsubの光
を選択的に透過して分離し、分離した光を光カプラ17
に入力する。光カプラ17は、波長選択透過フィルタ8
asに対応して設けられており、波長選択透過光フィル
タ8asで分離した光信号を各光スイッチ5a1〜5a
nにそれぞれ分岐する光分岐部として機能する。
【0036】前記アラーム信号受信部26は、波長多重
光送信部20のアラーム信号出力部から出力されたアラ
ーム信号を受信するものであり、受信したアラーム信号
を、前記異常に対応させて、例えば異常を発生させたメ
インの光変換部3a1〜3an(例えば3a1)や異常
を発生させた波長選択透過フィルタ8a1〜8anに対
応する光スイッチ5a1〜5an(例えば5a1)に入
力する。
【0037】光スイッチ5a1〜5anは、アラーム信
号受信部26がアラーム信号を受信しないときには、波
長選択透過光フィルタ8a1〜8anで分離した光を対
応する受信側光出力部4a1〜4anに入力し、アラー
ム信号受信部26がアラーム信号を受信したときには、
前記異常に対応した波長の光(例えば波長選択透過フィ
ルタ8a1で分離される波長の光)に代えて、前記波長
選択透過光フィルタ8asで分離される波長の光を、対
応する受信側光出力部(例えば4a1)に入力する。
【0038】すなわち、光スイッチ5a1〜5anは、
通常は、対応する波長選択透過フィルタ8a1〜8an
から入力される波長λ1〜λnの光をそれぞれ対応する
受信側光出力部4a1〜4anに入力する。一方、アラ
ーム信号受信部26を介してアラーム信号を受信したと
きには、異常が発生したメインの光変換部3a1〜3a
nや波長選択透過フィルタ8a1〜8anに対応する光
スイッチ5a1〜5an(例えば5a1)に、アラーム
信号が入力されるので、その光スイッチ5a1〜5an
(例えば5a1)は、異常に対応した波長(例えば波長
選択透過フィルタ8a1で分離する波長λ1)の光の代
わりに、光カプラ17側から入力される波長λsubの
光を、対応する受信側光出力部4a1〜4an(例えば
4a1)に入力する。
【0039】このように、本実施形態例では、波長多重
受信部21側で、前記メインの光変換部3a1〜3an
の異常などに対する対応がとられるようになっており、
本実施形態例では、前記アラーム信号が発せられた場合
に、前記異常に対応する波長選択透過フィルタ8a1〜
8anの代わりに、波長選択透過フィルタ8asを用い
て光信号を伝送するように光経路を切り替える受信側光
経路切り替え手段が、光スイッチ5a1〜5anと光カ
プラ17を有して構成されている。
【0040】受信側光出力部4a1〜4anは、それぞ
れ、光スイッチ5a1〜5anから入力される各波長の
光を出力する。
【0041】なお、前記アラーム信号の伝送方式は特に
限定されるものではなく、波長多重光伝送用の光ファイ
バ12を介して、アラーム信号をアラーム信号出力部か
らアラーム信号受信部9,26および各光スイッチ2a
1〜2an,5a1〜5anに伝送してもよいし、アラ
ーム信号受信部9,26および光スイッチ2a1〜2a
n,5a1〜5anと前記アラーム信号出力部とを前記
光ファイバ12とは別の光ファイバや同軸ケーブルなど
により接続し、これらの線路を通してアラーム信号を伝
送してもよい。また、このように、アラーム信号を有線
伝送する代わりに、アラーム信号をアラーム信号出力部
からアラーム信号受信部9,26に無線伝送させてもよ
い。
【0042】本実施形態例は以上のように構成されてお
り、次に、その動作について説明する。波長多重光送信
部20内のメインの光変換部3a1〜3anがいずれも
正常であり、各光変換部3a1〜3anによって変換さ
れて伝送される光信号が正常であるときには、各光入力
部1a1〜1anから入力される光が、それぞれ対応す
るメインの光変換部3a1〜3anによって波長λ1〜
λnの光に変換されて光合波部15に入力され、光合波
部15により合波されて波長多重光となり、送信側光出
力部16から出力されて光ファイバ12を伝送する。そ
して、この波長多重光は、波長多重光受信部21に受信
され、波長選択透過フィルタ8a1〜8anによって、
波長λ1、λ2・・・λnの光が順に分離され、これら
の各波長の光が各光スイッチ5a1〜5anを介して受
信側光出力部4a1〜4anから取り出される。
【0043】したがって、例えば、光入力部1a1から
入力された光は、同図の矢印A1に示すように、光受信
・伝送部14の光スイッチ2a1を介してメインの光変
換部3a1に入力され、メインの光変換部3a1によっ
て波長λ1の光に変換されて光合波部15に入力され、
他の波長(波長λ2〜λn)の光と多重されて光ファイ
バ12を伝送し、波長多重光受信部21によって受信さ
れる。そして、波長多重光受信部21では、同図の矢印
A2に示すようなルートで、波長選択透過フィルタ8a
1によって抽出されて光スイッチ5a1を介して光出力
部4a1から出力される。
【0044】一方、例えば、メインの光変換部3a1に
異常が生じたりして、波長λ1の光信号に異常が生じた
ときには、メインの光変換部3a1のアラーム信号出力
部からアラーム信号が出力され、このアラーム信号は、
波長多重光送信部20内の光受信・伝送部14と、波長
多重光受信部21内の光分波器11に入力され、それぞ
れ、アラーム信号受信部9,26に受信される。
【0045】そして、アラーム信号受信部9に受信され
たアラーム信号は、メインの光変換部3a1に対応する
光スイッチ2a1に入力され、そうすると、光スイッチ
2a1は、光入力部1a1から入力される光のルートを
切り替えて、この光をメインの光変換部3a1に入力す
る代わりに、同図の破線矢印B1に示すように、冗長用
の光変換部3asに入力する。冗長用の光変換部3as
は、光スイッチ2a1から入力された光を波長λsub
に変換し、光合波部15に入力するために、この波長λ
subの光と、メインの光変換部3a2〜3anによっ
て変換される波長λ2〜波長λnの光が光合波部15に
よって合波されて多重され、光ファイバ12を伝送す
る。
【0046】また、光ファイバ12を伝送した波長多重
光が波長多重光受信部21に受信されると、各波長選択
透過フィルタ8a1〜8anによって対応する波長の光
が抽出され、光スイッチ5a1〜5anを介して受信側
光出力部4a1〜4anから出力されるが、波長多重光
には波長λ1の光の代わりに波長λsubの光が含まれ
ているため、この波長λsubの光は、同図の破線矢印
B2に示すように、波長選択透過フィルタ8asによっ
て分離され、光スイッチ5a1に入力される。また、前
記アラーム信号受信部26に受信されたアラーム信号
は、光スイッチ5a1に入力されているため、この波長
λsubの光が光スイッチ5a1を介して光出力部4a
1から出力される。
【0047】なお、波長選択透過フィルタ8a1に異常
が生じたときにも、上記と同様に、光スイッチ2a1,
5a1による光経路切り替えが行なわれ、メインの光変
換部3a2〜3anに異常が生じたり、メインの光変換
部3a2〜3anによって変換された光信号に異常が生
じたりしたときにも同様に、光スイッチ2a2〜2an
および光スイッチ5a2〜5anによる光経路切り替え
が行なわれて、異常が生じたメインの光変換部3a2〜
3anの代わりに、冗長用の光変換部3asからの信号
が波長多重伝送され、波長多重光受信部21により取り
出される。
【0048】本実施形態例によれば、上記動作により、
いずれかのメインの光変換部3a1〜3anまたは、い
ずれかの波長選択透過フィルタ8a1〜8anまたは、
いずれかのメインの光変換部3a1〜3anによって変
換された光信号に異常が生じたときには、光入力部1a
1〜1anから入力される光信号のルートを、光スイッ
チ2a1〜2anを用いて光信号によって、メインの光
変換部3a1〜3anから冗長用の光変換部3asへ切
り替え、波長多重光受信部21側では、光受信部10で
受信した光信号のうち、冗長用の光変換部3asで変換
した波長の光を、光スイッチ5a1〜5anの切り替え
を用いて取り出すために、たとえ伝送信号に異常が生じ
たとしても、この異常に対する光信号のルート切り替え
対処を電気信号によって行なうときのような伝送特性の
劣化などを招くことはなく、適切に対処することがで
き、常に安定した状態で波長多重伝送を行なうことがで
きる。
【0049】図2には、本発明に係る波長多重伝送シス
テムの第2実施形態例が示されている。なお、本実施形
態例も図3に示した模式図と同様の構成を有しており、
図2においても図1と同様に、図3に示した中継局24
および光アンプ22,23を省略した状態で示されてい
る。また、本実施形態例において、上記第1実施形態例
と同一名称部分には同一符号が付してある。
【0050】本実施形態例は上記第1実施形態例とほぼ
同様に構成されており、その重複説明は省略する。本実
施形態例が上記第1実施形態例と異なる特徴的なこと
は、上記第1実施形態例において光スイッチ2a1〜2
anと光合波器13を組み合わせて設けた代わりに、本
実施形態例では、光カプラ6a1〜6anと光スイッチ
19を組み合わせて設け、これらの光部品を有して前記
送信側光経路切り替え手段を構成し、上記実施形態例に
おいて光スイッチ5a1〜5anと光カプラ17を組み
合わせて設けた代わりに、本実施形態例では、光カプラ
7a1〜7anと光スイッチ19を組み合わせて設け、
これらの光部品を有して前記受信側光経路切り替え手段
を構成したことである。
【0051】本実施形態例では、光スイッチ19は、入
力が(n+1)ポートで出力が1ポートの(〈n+
1〉:1)光スイッチとし、入力ポートの1つは終端
(TERM)としており、光スイッチ18は、入力が1
ポートで出力が(n+1)ポートの(1:〈n+1〉)
光スイッチとした。また、本実施形態例では、前記アラ
ーム信号受信部9,26に受信されたアラーム信号はそ
れぞれ、光スイッチ19,18に入力されるようになっ
ている。
【0052】また、前記光カプラ6a1〜6anは、各
光入力部1a1〜1anおよび各メインの光変換部3a
1〜3anに対応して設けられた光分岐部として機能
し、光スイッチ19は、冗長用の光変換部3a1〜3a
nに対応して設けられている。そして、光入力部1a1
〜1anに入力された光は、常に、各光カプラ6a1〜
6anを介して、それぞれメインの光変換部3a1〜3
anおよび光スイッチ19に入力されるようになってお
り、光スイッチ19は、アラーム信号が入力された場合
のみ、アラーム信号に応じた光入力部1a1〜1an
(例えば1a1)からの光信号を冗長用の光変換部3a
sに入力させるように光経路を切り替える。
【0053】なお、各メインの光変換部3a1〜3an
には、各アラーム信号の出力部からアラーム信号を出力
したときには、光カプラ6a1〜6anを介してメイン
の光変換部3a1〜3anに入力される光を変換しな
い、または、変換しても光合波部15側に入力しないよ
うな、シャットダウン制御部(図示せず)が設けられて
いる。このシャットダウン制御部は、アラーム信号の出
力に応じて、このアラーム信号が示す前記異常に対応す
るメインの光変換部3a1〜3anからの光信号の出力
を停止する光信号出力停止手段として機能する。
【0054】前記光カプラ7a1〜7anは、各メイン
の光変換部3a1〜3anおよび各受信側光出力部4a
1〜4anに対応して設けられた光合波部として機能す
る。また、前記光スイッチ18は、波長選択透過フィル
タ8asに対応して設けられており、光スイッチ18
は、前記アラーム信号が入力された場合には、波長選択
透過フィルタ8asで分離した光信号をアラーム信号に
対応した光カプラ7a1〜7anに入力するように、光
経路を切り替える構成と成している。
【0055】光カプラ7a1〜7anは、光スイッチ1
8から光信号が入力されたときには、波長選択透過フィ
ルタ8asを介して光スイッチ18から入力された光信
号を対応する受信側光出力部4a1〜4anに入力する
構成と成している。
【0056】本実施形態例は以上のように構成されてお
り、通常は、光スイッチ19は、各光入力部1a1〜1
anから入力される光を出力しないようにしているが、
アラーム信号受信部9がアラーム信号を受信したときに
は、アラーム信号を出力したメインの光変換部3a1〜
3an(例えば3a1)に対応する光入力部1a1〜1
anからの光を冗長用の光変換部3asに入力する。そ
して、このときには、前記シャットダウン制御部の働き
により、アラーム信号を出力したメインの光変換部3a
1〜3an(例えば3a1)は、光合波部15に入力し
ないようになっているため、上記第1実施形態例と同様
に、異常が発生したメインの光変換部3a1〜3anに
よって変換される光の代わりに、冗長用の光変換部3a
sによって変換される波長λsubの光が光合波部15
によって合波されて波長多重伝送される。
【0057】また、この波長λsubの光を含む波長多
重伝送光が光受信部21により受信されると、波長選択
透過フィルタ8asによって波長λsubの光が分離さ
れるため、この光が光スイッチ18によって、異常が発
生したメインの光変換部3a1〜3an(例えば3a
1)に対応する光カプラ7a1〜7an(7a1)に入
力され、受信側光出力部4a1〜4anから出力され
る。
【0058】したがって、例えば、メインの光変換部3
a1が正常なときは、上記第1実施形態例と同様に、同
図の矢印A1,A2に示すようなルートで光入力部1a
1から入力された光が伝送され、一方、メインの光変換
部3a1が異常なときは、上記実施形態例と同様に、同
図の破線矢印B1,B2に示すようなルートで光入力部
1a1から入力された光が伝送される。
【0059】本実施形態例も上記動作により、上記第1
実施形態例と同様の効果を奏することができる。また、
本実施形態例では、上記第1実施形態例に設けた光スイ
ッチ2a1〜2an,5a1〜5aに代えて光カプラ6
a1〜6an、7a1〜7anを設けており、光カプラ
は光スイッチに比べてパッシブ部品であるため、信頼度
が高いために、より一層信頼度の高い優れた光波長多重
システムとすることができる。
【0060】なお、本発明は上記実施形態例に限定され
ることはなく様々な実施の態様を採り得る。例えば、上
記実施形態例では、メインの光変換部3a1〜3anお
よび冗長用の光変換部3asは、それぞれ、光−電気変
換器(0/E)と光送信器(TX)とを一体化して形成
したが、メインの光変換部3a1〜3anや冗長用の光
変換部3asは、光−電気変換器(0/E)と光送信器
(TX)とを別個に設けて形成したものでもよい。な
お、このように、光−電気変換器(0/E)と光送信器
(TX)とを別個に設けてメインの光変換部3a1〜3
anを形成する場合に、アラーム信号の出力部を光−電
気変換器に設けてもよいし、光送信器に設けてもよい。
【0061】また、上記実施形態例では、アラーム信号
の出力部を、各メインの光変換部3a1〜3anおよび
波長選択透過フィルタ8a1〜8anにそれぞれ設けた
が、例えば各メインの光変換部3a1〜3anの異常
や、メインの光変換部3a1〜3anで変換された光の
異常を検出する異常検知手段を設け、この異常検知手段
によって検知される異常検知に基づいてアラーム信号を
出力するアラーム信号の出力部を、各メインの光変換部
3a1〜3anとは別に波長多重光送信部20内に設け
てもよいし、波長選択透過フィルタ8a1〜8anの異
常を検出する異常検知手段を設け、この異常検知手段に
よって検知される異常検知に基づいてアラーム信号を出
力するアラーム信号の出力部を、各波長選択透過フィル
タ8a1〜8anとは別に波長多重光受信部21内に設
けてもよい。
【0062】
【発明の効果】本発明によれば、波長多重光送信部に
は、光入力部に入力された光を、メインの光変換部によ
る変換波長とは異なる波長の光に変換するための冗長用
の光変換部が設けられており、例えばメインの光変換部
によって変換された光信号が異常であるときには、送信
側光経路切り替え手段によって、光信号の異常を発生さ
せたメインの光変換部の代わりに冗長用の光変換部を用
いて光信号を伝送するように光経路を切り替えるため
に、たとえメインの光変換部に異常が生じても冗長用の
光変換部によって入力光を適切に変換することが可能と
なり、この光経路の切り替えは、光信号による切り替え
であるために、電気信号による切り替えの際に生じる伝
送特性の劣化などを招くことなく、光線路の切り替えを
行なうことができる。
【0063】また、本発明によれば、波長多重光受信部
には、前記異常が生じたときには、異常に対応するメイ
ンの光フィルタの代わりに冗長用の光フィルタを用いて
光信号を伝送するように光経路を切り替える受信側光経
路切り替え手段が設けられているために、冗長用の光フ
ィルタを用いて、冗長用の光変換部で変換される波長の
光を分離し、特性の劣化などを招くことなく取り出すこ
とができる。
【0064】したがって、本発明においては、複数の光
信号を互いに異なる波長の光に変換して波長多重伝送す
る波長多重伝送システムにおいて、光の変換部の異常な
どが生じても、伝送特性の低下などを招くことなく適切
に対処することができ、常に安定した状態で波長多重伝
送を行なうことができる。
【0065】また、前記送信側光経路切り替え手段は、
複数の各光入力部および複数の各メインの光変換部に対
応して設けられた複数の光分岐部と、冗長用の光変換部
に対応して設けられた光スイッチとを有する構成とした
本第2の発明や、前記送信側光経路切り替え手段は、複
数の各光入力部および複数の各メインの光変換部に対応
して設けられた複数の光スイッチと、冗長用の光変換部
に対応して設けられた光合波部とを有する構成とした本
第3の発明によれば、上記のような優れた効果を有する
波長多重伝送システムの波長多重光送信部を容易に構成
することができる。
【0066】さらに、前記アラーム信号の出力に応じ
て、該アラーム信号が示す異常に対応するメインの光変
換部からの光信号の出力を停止する光信号出力停止手段
が設けられている本第4の発明によれば、アラーム信号
の出力に応じてメインの光変換部からの光信号の出力を
停止することにより、異常に対応するメインの光変換部
からの光信号の出力を確実に停止して、異常対処をより
一層的確に行なえるシステムとすることができる。
【0067】さらに、前記受信側光経路切り替え手段
は、複数の各メインの光フィルタおよび複数の各受信側
光出力部に対応して設けられた複数の光合波部と、冗長
用の光フィルタに対応して設けられた光スイッチとを有
する本第5の発明や、前記受信側光経路切り替え手段
は、複数の各メインの光フィルタおよび複数の各受信側
光出力部に対応して設けられた複数の光スイッチと、冗
長用の光フィルタに対応して設けられた光分岐部とを有
する本第6の発明によれば、上記効果に加え、上記のよ
うな優れた効果を有する波長多重伝送システムの波長多
重光受信部を容易に構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る波長多重伝送システムの第1実施
形態例を示す要部構成図である。
【図2】本発明に係る波長多重伝送システムの第2実施
形態例を示す要部構成図である。
【図3】本発明に係る波長多重伝送システムの例を模式
的に示す要部構成図である。
【符号の説明】
1a1〜1an 光入力部 2a1〜2an,5a1〜5an,18,19 光スイ
ッチ 3a1〜3an メインの光変換部 3as 冗長用の光変換部 6a1〜6an,7a1〜7an 光カプラ 8a1〜8an,8as 波長選択透過フィルタ 11 光分波器 12 光ファイバ 20 波長多重光送信部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関谷 建作 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 波長多重光送信部と、該波長多重光送信
    部から送信される波長多重光を伝送する光伝送路と、該
    光伝送路を伝送した波長多重光を受信する波長多重光受
    信部とを有し、前記波長多重光送信部は、光信号が入力
    される複数の光入力部と、該複数の光入力部に入力され
    たそれぞれの光信号を予め定められた互いに異なる波長
    の光信号に変換する複数のメインの光変換部と、光信号
    が入力された場合に前記波長とは異なる波長の光信号に
    変換する冗長用の光変換部と、これらの各光変換部で変
    換した互いに異なる複数の波長の光信号を合波して波長
    多重光とする光合波多重部と、該波長多重光を前記光伝
    送路に出力する送信側光出力部とを有し、前記波長多重
    光受信部は前記波長多重光を受信する光受信部と、前記
    各メインの光変換部に対応して設けられて前記光受信部
    で受信した波長多重光を前記各メインの光変換部で変換
    される光信号の波長に対応する波長ごとにそれぞれ分離
    する複数のメインの光フィルタと、前記波長多重光から
    前記冗長用の光変換部で変換される光信号の波長に対応
    した波長の光を分離する冗長用の光フィルタと、前記各
    メインの光フィルタで分離した各光信号を出力する複数
    の受信側光出力部とを有し、前記波長多重光送信部に
    は、いずれかの前記メインの光変換部またはいずれかの
    前記メインの光フィルタまたはいずれかの前記メインの
    光変換部で変換されるメインの波長の光信号が異常であ
    ることを知らせるアラーム信号が発せられた場合には、
    前記異常に対応するメインの光変換部の代わりに前記冗
    長用の光変換部を用いて光信号を伝送するように光経路
    を切り替える送信側光経路切り替え手段が設けられてお
    り、前記波長多重光受信部には、前記アラーム信号が発
    せられた場合には、前記異常に対応するメインの光フィ
    ルタの代わりに前記冗長用の光フィルタを用いて光信号
    を伝送するように光経路を切り替える受信側光経路切り
    替え手段が設けられていることを特徴とする波長多重伝
    送システム。
  2. 【請求項2】 送信側光経路切り替え手段は、複数の各
    光入力部および複数の各メインの光変換部に対応して設
    けられた複数の光分岐部と、冗長用の光変換部に対応し
    て設けられた光スイッチとを有し、前記光分岐部は光入
    力部から入力された光信号を対応する前記メインの光変
    換部と前記光スイッチの双方に入力し、該光スイッチは
    アラーム信号が入力された場合にのみ該アラーム信号に
    応じた光入力部からの光信号を冗長用の光変換部に入力
    させるように光経路を切り替える構成としたことを特徴
    とする請求項1記載の波長多重伝送システム。
  3. 【請求項3】 送信側光経路切り替え手段は、複数の各
    光入力部および複数の各メインの光変換部に対応して設
    けられた複数の光スイッチと、冗長用の光変換部に対応
    して設けられた光合波部とを有し、前記光スイッチはア
    ラーム信号が入力されないときには前記光入力部からの
    光信号を対応する前記メインの光変換部に入力し、前記
    アラーム信号が入力された場合には前記光入力部からの
    光信号を前記光合波部に入力させるように光経路を切り
    替える構成とし、前記光合波部は前記光スイッチから入
    力された光信号を冗長用の光変換部に入力することを特
    徴とする請求項1記載の波長多重伝送システム。
  4. 【請求項4】 アラーム信号の出力に応じて、該アラー
    ム信号が示す異常に対応するメインの光変換部からの光
    信号の出力を停止する光信号出力停止手段が設けられて
    いることを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項
    3記載の波長多重伝送システム。
  5. 【請求項5】 受信側光経路切り替え手段は、複数の各
    メインの光フィルタおよび複数の各受信側光出力部に対
    応して設けられた複数の光合波部と、冗長用の光フィル
    タに対応して設けられた光スイッチとを有し、該光スイ
    ッチはアラーム信号が入力された場合には前記冗長用の
    光フィルタで分離した光信号をアラーム信号に対応した
    前記光合波部に入力するように光経路を切り替える構成
    とし、前記光合波部は前記光スイッチから光信号が入力
    されないときには前記メインの光フィルタで分離した光
    信号を対応する受信側光出力部側に入力し、前記光スイ
    ッチから光信号が入力されたときには前記冗長用の光フ
    ィルタを介して前記光スイッチから入力された光信号を
    対応する受信側光出力部に入力する構成としたことを特
    徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一つに記載の
    波長多重伝送システム。
  6. 【請求項6】 受信側光経路切り替え手段は、複数の各
    メインの光フィルタおよび複数の各受信側光出力部に対
    応して設けられた複数の光スイッチと、冗長用の光フィ
    ルタに対応して設けられた光分岐部とを有し、該光分岐
    部は前記冗長用の光フィルタで分離した光信号を前記各
    光スイッチにそれぞれ分岐する構成とし、前記光スイッ
    チはアラーム信号が入力されないときには対応する前記
    メインの光フィルタで分離した光信号を対応する受信側
    光出力部に入力し、前記アラーム信号が入力された場合
    には前記冗長用の光フィルタで分離した光信号を対応す
    る受信側光出力部に入力するように光経路を切り替える
    構成としたことを特徴とする請求項1乃至請求項5のい
    ずれか一つに記載の波長多重伝送システム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7877008B2 (en) 2002-07-01 2011-01-25 Huawei Technologies Co., Ltd. WDM layer-based optical chanel protecting device and method thereof

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