JPH11355057A - 歪み補償アンプの制御方法 - Google Patents

歪み補償アンプの制御方法

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JPH11355057A
JPH11355057A JP10163149A JP16314998A JPH11355057A JP H11355057 A JPH11355057 A JP H11355057A JP 10163149 A JP10163149 A JP 10163149A JP 16314998 A JP16314998 A JP 16314998A JP H11355057 A JPH11355057 A JP H11355057A
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signal
distortion
frequency
pseudo
amplifier
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JP10163149A
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Fumihiro Tomizawa
文弘 富澤
Kazuhiko Yamaguchi
和彦 山口
Shigeru Okawa
滋 大川
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は移動基地局等で受信高周波信号を疑似
歪み信号と共に主増幅器で増幅して,補助経路において
疑似歪み信号成分だけを増幅して主経路上の歪み信号成
分をキャンセルするフィードフォワード型の歪み補償ア
ンプの制御方法に関し,振幅・位相の誤差を少なくする
ことができることを目的とする。 【解決手段】受信高周波信号を増幅する主増幅器に注入
する疑似歪み信号として変調により広帯域化して,受信
高周波信号の近傍の周波数の信号を用いて歪み信号をキ
ャンセルするよう主経路及び補助経路の信号を制御する
よう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は歪み補償アンプの制
御方法に関する。近年,移動基地局に設けられた無線信
号の受信を行うRF(Radio Frequency)増幅装置では,
フィードフォワード型(歪み成分を副増幅器の後段で主
経路に供給する型)の歪み補償アンプが用いられてい
る。この歪み補償アンプは,ハイパワー増幅器により発
生する歪みを取り除くために,疑似歪みを表すパイロッ
ト信号が注入する方法が用いられるが,歪み補償の精度
が悪いためその改善が望まれている。
【0002】
【従来の技術】図13は従来のフィードフォワード型の
歪み補償アンプの原理構成である。図中,80は主増幅
器(メインアンプを意味するM−AMPで表示),8
1,82,84は信号のカプラ,83は副増幅器(サブ
アンプを意味するS−AMPで表示)である。
【0003】主経路の入力側に主信号aが入力されると
主増幅器80で増幅されて主信号成分と共に歪信号を含
む信号bが発生する。歪み補償型アンプは,カプラ81
で主信号の成分dを抽出し,補助経路を介してカプラ8
2へ供給される。カプラ82では主経路上の主増幅器8
0から発生した信号bが抽出され,この信号bから主信
号の成分dがキャンセルされて信号eが発生する。この
信号eには歪み成分だけを含み,この信号eが副増幅器
83で増幅され,その出力信号f(歪み成分が含む)が
カプラ84へ供給されると,主経路上の信号bから信号
fの歪み成分がキャンセルされて,主信号成分だけが増
幅された信号cが出力される。
【0004】図14は歪み補償のための疑似歪み(パイ
ロット信号)注入を行った場合の構成を示し,上記図1
3に示す原理を具体化した回路である。図14におい
て,80〜84は上位図1の同一符号の各部と同じであ
り説明を省略する。85は出力信号を抽出するためのカ
プラ,86と87は信号の振幅を可変に制御する減衰器
(Tで表すアッテネータ)と位相を可変に制御する移相
器(Φで表す)とで構成する調整回路,88はパイロッ
ト信号(疑似歪み信号)成分を検出する検出器(Dで表
示),89は歪み成分を検出する検出器(Dで表示),
90は制御盤である。
【0005】図14の動作を説明すると,移動無線用の
基地局において移動機から送信された信号の受信信号a
(例えば,2GHzの周波数)が入力されると,調整回
路86の減衰器Tと移相器Φを介して主増幅器80へ入
力される。主増幅器80は受信信号の周波数から離れた
周波数位置のパイロット信号(疑似歪み信号)bも入力
されており,受信信号とパイロット信号が共に増幅され
て信号cが出力される。一方,受信信号aの成分がカプ
ラ81で抽出され補助経路を介してカプラ82へ供給さ
れると,ここで主経路の主信号と受信信号成分aがキャ
ンセルされ,パイロット信号成分bが調整回路87の減
衰器Tと移相器Φを介して副増幅器83へ入力してカプ
ラ84へ供給される。このカプラ84において信号cに
含まれたパイロット信号成分をキャンセルする働きをす
る。また,カプラ84を通って出力された信号dの成分
はカプラ85で抽出されると検出器88においてパイロ
ット信号成分が検出され,その検出出力は制御盤90へ
供給される。また,副増幅器83からの増幅出力は検出
器89に供給されて歪み成分が検出されて制御盤90へ
供給される。制御盤90はパイロット信号の検出出力と
歪み信号の検出出力に基づいて出力信号から歪み信号成
分が無くなるよう調整回路86,87のアッテネータT
と移相器Φを制御する信号を発生する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来例の構成
では,次のような問題があった。 従来のフィードフォワード形式の歪み補償型ハイパワ
ーアンプでは,受信した高周波(RF)の周波数より離
れた周波数位置にパイロット信号を注入するので大幅な
誤差が生じる。図15は振幅ズレ・位相ズレによる歪み
補償誤差を解析した結果を示す。現状の歪み補償アンプ
の偏差は,35dB程度であり不十分な値であることが
問題となっている。
【0007】パイロット信号の注入レベルのダイナミ
ックレンジをとることが難しいという問題がある。すな
わち,パイロット注入レベルを上げて,この出力を下げ
るように制御が行われるが,パイロット注入レベルが上
げすぎると規定のスプリアス以上になったしまう(本来
の受信信号(RF)との区別がなくなる)。そのため現
状では,パイロット注入レベルのダイナミックレンジは
約30dBである。
【0008】本発明は上記の問題を解決すること,すな
わち振幅・位相の誤差を少なくすることができる歪み補
償増幅器の制御方法を提供することを目的とする。ま
た,本発明はパイロット信号の注入レベルのダイナミッ
クレンジを上げることができる歪み補償増幅器の制御方
法を提供することを他の目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】図1〜図4は本発明の第
1乃至第4の原理構成を示す図である。図1において,
1は疑似歪み信号(パイロット信号)の広帯域化手段,
2は主経路に設けられた主増幅器,3は疑似歪み検出手
段,4は補助経路に設けられ,主経路の信号の抽出や,
歪信号補償の制御を行う制御部を表す。図2において,
5は受信高周波信号(RF信号)の中心周波数に疑似歪
み信号(パイロット信号)を発生する中心周波数信号発
生手段である。また,図3において,6は分割した複数
の疑似歪み信号を発生する複数疑似歪み信号発生手段で
ある。更に,図4において,7は2つの周波数の疑似歪
み信号を発生する2疑似歪み信号発生手段である。
【0010】最初に,図1に示す第1の原理構成では,
従来は疑似歪み信号は狭帯域の信号であったが,図1で
は通常の狭帯域の疑似歪み信号(パイロット信号)を広
帯域化手段1へ入力すると,出力として広帯域信号が発
生する。この広帯域の疑似歪み信号(周波数は受信高周
波信号の近傍)は主増幅器2へ注入されると受信信号と
共に増幅される。主増幅器2の出力側から疑似歪み検出
手段3により出力された疑似歪み信号成分が検出され,
制御部4により主増幅器2から歪信号成分がなくなるよ
う制御動作が行われる。この第1の原理構成により,疑
似歪み信号(パイロット信号)として広帯域の信号を用
いることで,通常のパイロット信号と比較すると,同じ
レベルで合計電力を増大することができ,ダイナミック
レンジを確保することができ,スプリアス特性が有利と
なる。
【0011】図2に示す第2の原理構成では,疑似歪み
信号をRF信号(受信信号の周波数)の中心周波数とす
るものである。すなわち,中心周波数信号発生手段5の
周波数をRF信号の中心周波数に設定し,ここから発生
する疑似歪み信号の成分は出力側の伝送路に結合した疑
似歪み検出手段3において抽出され,制御部4で歪成分
がなくなるよう補償の制御を行う。この第2の原理構成
では疑似歪み信号が受信高周波の歪周波数位置にあるた
め歪み補償精度を上げることができる。
【0012】図3に示す第3の原理構成では,疑似歪み
信号を複数用いるものであり,複数疑似歪み信号発生手
段6から複数の疑似歪み信号を発生させて,主増幅器2
により主信号と共に増幅する。この場合,疑似歪み信号
が複数個注入されるため,1つの場合に比べて,合計電
力が増大するため,疑似歪み信号を抽出する疑似歪み検
出手段3による検波電圧のダイナミックレンジを高くす
ることができる。
【0013】図4に示す第4の原理構成では,2疑似歪
み信号発生手段7から受信高周波信号を中心として前後
に等しい間隔をおいた2つの周波数の疑似歪み信号を発
生する。この2つの疑似歪み信号を入力して主増幅器2
の出力側から2つの疑似歪み信号の成分を検出し,それ
らの2つの信号の値が等しく,且つ2つの信号を加算し
た値が最小となるよう2疑似歪み信号発生手段7の信号
を制御する。この第4の構成でも,ダイナミックレンジ
を確保することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図5は実施例1の構成を示し,上
記図1に示す本発明の第1の原理構成に対応する。図
中,10〜14は図1の疑似歪み信号(以下,パイロッ
ト信号という)の広帯域化手段1に対応し,10は周波
数ωのローカル信号を発生するローカル信号発生器,1
1は中間周波数(IF)のデータ信号(I(t) で表示)
でローカル信号を位相変調する混合器(ミキサ),12
はローカル信号をπ/2だけ移相する移相器,13は移
相器12の出力を中間周波数(IF)の別のデータ信号
(Q(t) で表示)で位相変調する混合器,14は2つの
位相変調出力を加算して4相位相変調出力を発生する加
算器,2は主増幅器,20は信号の振幅を可変に制御す
る減衰器(Tで表すアッテネータ)と位相を可変に制御
する移相器(Φで表す)とで構成する調整回路,30は
パイロット信号検出回路(Dで表す),40は制御部,
41は前記20と同様の減衰器と移相器とで構成する調
整回路,42は副増幅器,43は歪み信号成分の検出回
路(Dで表示),44は主信号成分を抽出する結合器,
45は主増幅器2の出力(主信号と歪み信号を含む)か
ら結合器44で抽出した主信号成分をキャンセルする結
合器,46は副増幅器42で増幅された歪み信号成分を
主経路に結合して主経路上の歪み信号成分をキャンセル
する結合器,47は主経路上の歪み信号を抽出するため
の結合器である。
【0015】ローカル信号発生器10からの信号ωを中
間周波数のデータ信号I(t) により混合器11で変調
し,ローカル信号発生器10からの信号ωをπ/2だけ
移相器12で位相をシフトしたものを中間周波数のデー
タ信号Q(t) で混合器13で変調して,加算器14で2
つの混合器11と13の出力を加算した4相位相変調波
を主増幅器2へ印可する。この4相位相変調波は周波数
帯域が広いため,主増幅器2のパイロット信号の変調波
の合計電力を増大することができる。なお,この実施例
1の場合,ローカル信号発生器10の発振周波数は主信
号の高周波信号(RF)の周波数から一定間隔をおいた
周波数である。
【0016】副増幅器42から発生する歪み信号成分
は,歪み信号検出器43で検出され制御部40へ入力さ
れる一方,その信号を主経路へ結合器46を介して主経
路上へその歪み信号成分をキャンセルするよう供給され
る。また,主経路の終端側から結合器47により抽出さ
れた信号から,パイロット信号検出回路30によりパイ
ロット信号成分を検出して制御部40へ供給される。制
御部40はパイロット信号検出回路30により検出され
るパイロット信号成分を最小(歪み補償が十分となる
値)とし,信号検出回路43から検出される歪信号成分
が最適(最大)となるよう主経路上の調整回路20及び
補助経路上の調整回路41の減衰器の減衰量及び移相器
の位相を制御する。
【0017】図6は実施例2の構成を示し,上記図2に
示す本発明の第2の原理構成に対応する。図中,2,1
0〜14,2,20,30,40〜47の各符号は上記図
2の同じ符号の各部と同じであり説明を省略する。31
は狭帯域(数百ヘルツ)の周波数成分だけを抽出するD
SP(Digital Signal Proccessor:ディジタル信号処理
装置) フィルタである。
【0018】この実施例2の場合,ローカル信号発生器
10の発振周波数から発生するパイロット信号の周波数
を主信号の高周波信号(RF信号)の中心周波数に設定
し,DSPフィルタ31はその周波数のパイロット信号
成分を抽出する特性を備えている。
【0019】この実施例2では,基本的な動作は上記図
5の実施例1と同様であるが,パイロット信号を歪周波
数位置であるRF信号の中心周波数に設定しているた
め,歪み補償精度を上げることができる。この場合,パ
イロット信号がRF信号と重なっているため,DSPフ
ィルタ31(または,狭帯域メカニカルフィルタでもよ
い)を用いることにより,RF信号中のパイロット信号
を抽出でき,精度良く補償のための制御を行うことがで
きる。
【0020】図7は実施例2の特性を示す図であり,図
7のA.はRF信号とパイロット信号の周波数帯域の例
を示し,この場合RF信号は4.096MHzの帯域を
備え,パイロット信号はRF信号の中心周波数の位置の
αHz(例えば,α=200)であり,RF信号を0d
Bとすると,パイロット信号は−30dBとすることが
できる。図7のB.はDSPフィルタを使用した時のR
F信号とパイロット信号の電力比の解析結果を表す。こ
れによれば,例えば,DSPフィルタを100Hzにす
ると46dBのダイナミックレンジをとることができ,
合計76dBとなる。
【0021】図8は実施例3の構成を示す。この実施例
3は上記図3に示す本発明の第3の原理構成に対応す
る。図中,2,20,40〜47の各符号は上記図2の
同じ符号の各部と同じであり説明を省略する。15は複
数個の周波数をずらした各パイロット信号を発生するパ
イロット発振器,16は複数のパイロット信号を加算す
る加算器である。
【0022】図8の実施例3における基本的な動作は上
記図5に示す実施例1と同様である。但し,主増幅器2
へ注入されるパイロット信号は複数個のパイロット発振
器15からは,それぞれ互いに周波数がずれたパイロッ
ト信号を発生する。これらの各パイロット発振器15か
ら発生する周波数は広帯域のパイロット信号を分割した
ものに相当する。このように,複数個のパイロット信号
を複数本注入することにより一本のパイロット信号を使
用する場合に比べて,合計電力を高くなり,パイロット
信号検出器31,32におけるパイロット検波電圧のダ
イナミックレンジを高くすることができる。
【0023】図9に実施例3におけるパイロット信号と
RF信号の周波数と電力の分布を示し,図9のA.は周
波数の分布を示し,B.はパイロット信号の電力分布を
示す。
【0024】図10は実施例4の構成を示す。この実施
例4は上記図4に示す本発明の第4の原理構成に対応す
る実施例の一つである。図10において,2,20,3
0,40〜47の各符号は上記図6(実施例2)及び図
8(実施例3)の同じ符号の各部と同じであり説明を省
略する。17aは1.9GHzのパイロット信号1の発
振器,17bは2.1GHzのパイロット信号2の発振
器,17cは2つの発振器17a,17bの出力を混合
する混合器,31はパイロット信号1の検出器,32は
パイロット信号2の検出器である。
【0025】この実施例4では,主信号(受信RF信
号)の周波数が2GHzであるものとする。このRF信
号の中心周波数(2GHz)から左右等間隔100MH
zに1.9GHzと2.1GHzを発生させる発振器1
7a,17bを配置させる。
【0026】混合器17cは,2つの周波数1.9GH
zと2.1GHzのパイロット信号1とパイロット信号
2を加算して,その結果を主増幅器2に注入する。これ
により,主増幅器2において,主信号と2つのパイロッ
ト信号1とパイロット信号2とが増幅され,その出力側
から2つのパイロット信号成分が結合器47から取り出
され,検出器31と検出器32において検出される。各
検出出力は制御部40に供給される。制御部40は発振
器17a,17bからの2つのパイロット信号1とパイ
ロット信号2を加算した値が最小となって,且つパイロ
ット信号1=パイロット信号2となるように制御する
(発振器17aと17bの出力レベルを調整する)。
【0027】図11に実施例4による特性を示す。図1
1において,RF信号を中心にして左右対称に配置され
た2つのパイロット1とパイロット2に対して,点線で
示す曲線は各信号により個別に行われた場合の歪み補償
の特性を示し,実線は2つのパイロット1,2の歪み補
償を合わせた場合を示す。このように,2つの歪み補償
で平均化されてRF信号に対して歪み補償精度を上げる
ことができる。
【0028】図12は実施例5の構成を示す。この実施
例5は上記図4に示す本発明の第4の原理構成に対応す
る他の構成例である。図12において,2,20,3
0,40〜47の各符号は上記図10(実施例4)の同
じ符号の各部と同じであり説明を省略する。18aは
0.1GHzのローカル信号発振器,18bは混合器,
31はパイロット信号1の検出器,32はパイロット信
号2の検出器,48は主経路から主信号(RF信号)成
分を抽出する結合器である。
【0029】実施例5の場合,結合器48により主経路
からRF信号の2GHzを抽出して混合器18bへ供給
する。混合器18bではローカル信号発振器18aから
の0.1GHzの信号により2GHzを混合(ミキシン
グ)して,出力として1.9GHzと2.1GHzのパ
イロット信号1とパイロット信号2を発生し,主経路へ
注入され,主増幅器2においてRF信号と共に増幅され
る。主増幅器2の出力にはパイロット信号と共に歪信号
が含まれ,結合器47により各信号が抽出される。抽出
された信号の中からパイロット信号1とパイロット信号
2がそれぞれ検出器31,32で検出されて制御部40
へ供給される。この後,上記実施例4の制御部40と同
様の制御を行う。すなわち,パイロット信号1+パイロ
ット信号2の信号が最小となり,且つパイロット信号1
=パイロット信号2になるよう制御する。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば,歪み補償増幅器のパイ
ロット信号に比べ,振幅,位相の誤差に影響を受けるこ
となく歪み補償の精度を高めることができる。また,パ
イロット信号の注入レベルのダイナミックレンジを高く
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の原理構成を示す図である。
【図2】本発明の第2の原理構成を示す図である。
【図3】本発明の第3の原理構成を示す図である。
【図4】本発明の第4の原理構成を示す図である。
【図5】実施例1の構成を示す図である。
【図6】実施例2の構成を示す図である。
【図7】実施例2の特性を示す図である。
【図8】実施例3の構成を示す図である。
【図9】実施例3におけるパイロット信号とRF信号の
周波数と電力の分布を示す図である。
【図10】実施例4の構成を示す図である。
【図11】実施例4による特性を示す図である。
【図12】実施例5の構成を示す図である。
【図13】従来のフィードフォワード型の歪み補償アン
プの原理構成を示す図である。
【図14】歪み補償のための疑似歪み注入を行った場合
の構成を示す図である。
【図15】振幅ズレ・位相ズレによる歪み補償誤差を解
析した結果を示す図である。
【符号の説明】
1 疑似歪み信号の広帯域化手段 2 主増幅器 3 疑似歪み検出手段 4 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大川 滋 宮城県仙台市青葉区一番町1丁目2番25号 富士通東北ディジタル・テクノロジ株式 会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動基地局等で受信高周波信号を疑似歪
    み信号と共に主増幅器で増幅して,補助経路において疑
    似歪み信号成分だけを増幅して主経路上の歪み信号成分
    をキャンセルするフィードフォワード型の歪み補償アン
    プの制御方法において,受信高周波信号を増幅する主増
    幅器に注入する疑似歪み信号として変調により広帯域化
    して,前記受信高周波信号の近傍の周波数の信号を用い
    て歪み信号をキャンセルするよう主経路及び補助経路の
    信号を制御することを特徴とする歪み補償アンプの制御
    方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において,前記疑似歪み信号の
    周波数を前記受信高周波信号の周波数帯域内の周波数と
    し,前記疑似歪み信号を狭帯域フィルタにより抽出する
    ことを特徴とする歪み補償アンプの制御方法。
  3. 【請求項3】 移動基地局等で受信高周波信号を疑似歪
    み信号と共に主増幅器で増幅して,補助経路において疑
    似歪み信号成分だけを増幅して主経路上の歪み信号成分
    をキャンセルするフィードフォワード型の歪み補償アン
    プの制御方法において,受信高周波信号を増幅する主増
    幅に注入する疑似歪み信号として,前記受信高周波信号
    の近傍の周波数が異なる複数個の信号を用い,前記複数
    個の信号を用いて歪み信号をキャンセルするよう主経路
    及び補助経路の信号を制御することを特徴とする歪み補
    償アンプの制御方法。
  4. 【請求項4】 請求項3において,前記複数の疑似歪み
    信号として,前記受信高周波信号の中心周波数から左右
    均等に一定間隔をおいた2つの周波数信号を用いること
    を特徴とする歪み補償アンプの制御方法。
  5. 【請求項5】 請求項4において,前記2つの周波数信
    号は,低周波のローカル信号の発振器の出力と,前記主
    経路から抽出した受信高周波信号とを混合することによ
    り発生する,受信高周波信号を中心として前記ローカル
    信号の周波数だけ離れた2つの信号により発生すること
    を特徴とする歪み補償アンプの制御方法。
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