JPH11354206A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JPH11354206A
JPH11354206A JP16206998A JP16206998A JPH11354206A JP H11354206 A JPH11354206 A JP H11354206A JP 16206998 A JP16206998 A JP 16206998A JP 16206998 A JP16206998 A JP 16206998A JP H11354206 A JPH11354206 A JP H11354206A
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JP
Japan
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slider
housing
connector
terminal fitting
cam
Prior art date
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Abandoned
Application number
JP16206998A
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English (en)
Inventor
Hirotaka Makino
浩貴 牧野
Hajime Okada
肇 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 狭いスペースで両コネクタハウジングを結合
可能なコネクタを提供する。 【解決手段】 雌ハウジング本体11とスライダ12と
の間とは、カムピン17とカム溝23によって連結さ
れ、このスライダ12を雄ハウジング40に設けた案内
溝48の案内に従って、両ハウジング10,40の端子
金具群の嵌合方向と直交する方向に移動させると、雌ハ
ウジング本体11が雄ハウジングに設けた衝止部(連絡
壁45)に突き当たる。さらに、スライダ12を案内方
向に移動すると、カムピン17がカム溝23内を移動
し、これに伴って雌ハウジング本体11が雄ハウジング
40の凹所42内に進入し、端子金具群同士が嵌合され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、互いに嵌合可能な
一対のコネクタハウジングの夫々に端子金具群を収容し
てなるコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のコネクタの一例として、特開平
6−203912号公報に掲載されたレバー式のコネク
タが知られている。このコネクタは、図15に示すよう
に、雌雄のハウジング1,2にそれぞれ端子金具群(図
示せず)を備え、その一方のハウジング2にレバー3を
回転可能に設けると共に、他方のハウジング1に、前記
レバー3に形成したカム溝3aに係合可能なカムピン4
aを突設した構成となっている。そして、両ハウジング
1,2を端子金具群の嵌合方向(図13の上下方向)で
突き合わせてレバー3を回動し、カム作用によって両ハ
ウジング1,2を引きつけて端子金具群同士を嵌合させ
る構成となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、コネクタが
配置される場所によっては、端子金具群の嵌合方向に十
分なスペースを採れない場合がある。しかしながら、上
記した構成のコネクタでは、コネクタ自体を初期嵌合さ
せるに必要なスペースに加え、レバー3を回動させるた
めのスペースを端子金具群の嵌合方向に広く確保する必
要があるから、コネクタを狭いスペースに配置してそこ
で両ハウジングの結合作業を行うことができない。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、狭いスペースで両コネクタハウジングを結合可能な
コネクタの提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、それぞれに端子金具群を装
着した一対のコネクタハウジングを備え、両端子金具群
が所定方向に沿って嵌合されるものにおいて、一方のコ
ネクタハウジングを、端子金具群を保持するハウジング
本体と、これに保持されて他方のコネクタハウジングに
対し端子金具群の嵌合方向と交差する方向に案内された
スライダとから構成し、他方のコネクタハウジングには
端子金具群の嵌合可能位置でハウジング本体が当接する
衝止部を設けると共に、そのスライダとハウジング本体
との間にはスライダがその案内方向に移動されてハウジ
ング本体が衝止部に当接することに基づきハウジング本
体を嵌合方向に移動させるカム手段を設けたところに特
徴を有する。
【0006】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
コネクタにおいて、他方のコネクタハウジングには、一
方のコネクタハウジングを端子金具群の嵌合方向から衝
止部に接近させる途中でスライダと係合し、そのスライ
ダを端子金具群の嵌合方向と交差する方向に案内するガ
イド部が設けられているところに特徴を有する。
【0007】請求項3に係る発明は、請求項2に記載の
コネクタにおいて、他方のコネクタハウジングに、一方
のコネクタハウジングを端子金具群の嵌合方向と交差す
る方向から間に挿入可能な一対の対向壁を設けて、その
両対向壁の内面にガイド部を配置し、両対向壁の一方の
コネクタハウジングが挿入される側と反対側の端部同士
を連絡する連絡壁を設けて、この連絡壁によって衝止部
を構成したところに特徴を有する。
【0008】請求項4に係る発明は、請求項1〜請求項
3のいずれかに記載のコネクタにおいて、衝止部とハウ
ジング本体との少なくとも一方には、両者の摺接抵抗を
小さくするために端子金具群の嵌合方向に沿って延ばさ
れた摺接突条が設けられているところに特徴を有する。
【0009】請求項5に係る発明は、請求項1〜請求項
4のいずれかに記載のコネクタにおいて、他方のコネク
タハウジングには、ハウジング本体が衝止部に突き合わ
せられたところでスライダに係止する仮係止部が設けら
れ、その仮係止部は、スライダを案内方向に移動したと
きに係止が解除されるようになっているところに特徴を
有する。
【0010】請求項6に係る発明は、請求項1〜請求項
5のいずれかに記載のコネクタにおいて、一方のコネク
タハウジングのハウジング本体には、ハウジング本体を
端子金具群の嵌合方向と交差する方向に移動する過程
で、他方のコネクタハウジングに係合して、ハウジング
本体の端子金具群の嵌合方向への移動を規制すると共
に、ハウジング本体が衝止部に突き合わせられたところ
で、規制が解除されて、ハウジング本体の端子金具群の
嵌合方向への移動を可能とする規制突部が設けられてい
るところに特徴を有する。
【0011】請求項7に係る発明は、請求項1〜請求項
6のいずれかに記載のコネクタにおいて、スライダと他
方のコネクタハウジングとのいずれかに、スライダを案
内方向の終端まで押し込んだ位置に係止するロックアー
ムを設けたところに特徴を有する。
【0012】請求項8に係る発明は、請求項1〜請求項
7のいずれかに記載のコネクタにおいて、スライダに
は、対をなしてスライダの移動方向に沿って延びかつハ
ウジング本体を間に収容する一対のスライド片が備えら
れ、 そのスライド片が他方のコネクタハウジングにス
ライド可能に係合されると共に、カム手段が、スライド
片とハウジング本体の外面との間に設けたカム溝とその
カム溝に案内されるカムピンとによって構成されている
ところに特徴を有する。
【0013】請求項9に係る発明は、請求項8に記載の
コネクタにおいて、カム溝の内面には、スライダがハウ
ジング本体の初期位置となったときにカムピンに係止す
ると共に、スライダを案内方向に押したときにカムピン
に押されて係止が解除されるように変形するセミロック
が設けられているところに特徴を有する。
【0014】請求項10に係る発明は、請求項8又は請
求項9に記載のコネクタにおいて、カム溝がスライド片
にスリット状に形成されて、そのカム溝を貫通するよう
にカムピンがハウジング本体の外面から突設されてお
り、カムピンの先端には、カム溝の開口縁に係合して両
スライド片の開脚を規制する張り出し部が形成されると
共に、カム溝には、ハウジング本体にスライダを組み付
けるときに張り出し部を挿通させるための切り欠き部が
設けられているところに特徴を有する。
【0015】
【発明の作用及び効果】請求項1の構成によれば、両コ
ネクタハウジングを結合するには、一方のコネクタハウ
ジングを端子嵌合方向と交差する方向に移動して、一方
のコネクタハウジングのハウジング本体を、他方のコネ
クタハウジングに設けた衝止部に突き当てる。すると、
ハウジング本体に保持された一方の端子金具群と他方の
コネクタハウジングに保持された他方の端子金具群とが
嵌合可能に向かい合う。この状態で、一方のコネクタハ
ウジングのスライダを、他方のコネクタハウジングの案
内に基づいて端子嵌合方向と交差する方向に押す。この
とき、ハウジング本体は衝止部との当接によってスライ
ダを押し込む方向への移動が規制されているから、スラ
イダのみが端子嵌合方向と交差する方向に押し込まれ
る。これにより、スライダがハウジング本体に対して端
子嵌合方向と直交する方向にずらされて、ハウジング本
体とスライダとの間に設けたカム手段が作動する。そし
て、このカム手段の作動によって、ハウジング本体が衝
止部に摺接されつつ他方のコネクタハウジング側に移動
して、端子金具群同士が嵌合接続される。このように本
発明のコネクタによれば、端子金具群の嵌合方向と交差
する方向から一方のコネクタハウジングを移動させて、
両端子金具群を嵌合接続できるから、端子金具群の嵌合
方向に十分なスペースを採れない狭い場所にコネクタを
配置しても、コネクタ結合を容易に行うことができる。
【0016】請求項2の構成によれば、一方のコネクタ
ハウジングのスライダを他方のコネクタハウジングに設
けたガイド部に係合させ、そのままガイド部の案内に従
ってスライダを押しくだけで、そのハウジング本体が衝
止部に当接して端子金具群同士が嵌合可能な位置に位置
決めされる。
【0017】請求項3の構成によれば、両対向壁と連絡
壁とが相互に補強し合って強度が増すから、対向壁に設
けたガイド部によるスライダの案内と、連絡壁で構成し
た衝止部によるハウジング本体の位置決めとが安定す
る。
【0018】請求項4の構成によれば、衝止部とハウジ
ング本体との間に設けた摺接突条によって、両者の摺接
抵抗が緩和され、コネクタの結合作業をスムーズに行う
ことができる。
【0019】請求項5の構成によれば、ハウジング本体
を衝止部に突き合わせる操作と、その状態からスライダ
を案内方向に移動して端子金具群同士を嵌合する操作と
が、スライダと仮係止部との係止によって区画され、作
業に節度感がもたらされる。
【0020】請求項6の構成によれば、ハウジング本体
に設けた規制突部と他方のコネクタハウジングとの係合
によって、ハウジング本体を端子金具群の嵌合方向に移
動する過程で、そのハウジング本体が端子金具群の嵌合
方向に移動しないように規制される。これにより、端子
金具群の嵌合可能位置ではない位置で、誤ってハウジン
グ本体が端子金具群を変形させるように移動することが
防がれる。
【0021】請求項7の構成によれば、スライダを案内
方向の終端まで押し込んでコネクタハウジング同士が完
全に結合されると、スライダがロックアームによって係
止されて移動できなくなり、もってカム手段が作動しな
くなる。これにより、コネクタハウジング同士が結合状
態に確実に保持される。
【0022】請求項8の構成によれば、スライダのスラ
イド片と他方のコネクタハウジングとの案内に従ってそ
のスライダを押していくと、両スライド片の間に収容さ
れたハウジング本体が衝止部に突き当たる。更に、スラ
イダを押していくと、スライダ片がハウジング本体の外
面に沿ってずれ、カムピンがカム溝に沿って移動し、も
ってハウジング本体が他方のコネクタハウジング側に案
内されて端子金具群同士が嵌合接続される。
【0023】請求項9の構成によれば、カム溝の内面に
設けたセミロックとカムピンとの係止によって、スライ
ダがハウジング本体の初期位置に保持されるから、両コ
ネクタハウジングを結合するときに、逐一スライダをハ
ウジング本体の初期位置にセットしなくて済み、作業性
がよい。
【0024】請求項10の構成によれば、カムピンの先
端に設けた張り出し部とカム溝の開口縁との係合によっ
て両スライド片の開脚が規制され、スライダがハウジン
グ本体から外れてしまうことがなくなる。また、ハウジ
ング本体にスライダを組み付けるときには、カムピンの
張り出し部をカム溝の切り欠き部に挿通させればよい。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を、図1
〜図12に基づいて説明する。本実施形態のコネクタ
は、互いに結合可能な雌コネクタハウジング10(以
下、「雌ハウジング10」)と雄コネクタハウジング4
0(以下、「雄ハウジング40」)とからなる。
【0026】図1において右側に示された雌ハウジング
10は、直方体状の雌ハウジング本体11にカム手段を
介してスライダ12を取り付けた構成となっている。雌
ハウジング本体11は、同図において水平方向が垂直方
向よりも長くなっており、上下2段にして水平方向に複
数のキャビティ13を備えている。そして、電線Dの端
末に圧着された雌型の端子金具14(以下、「雌端子金
具14」という)が、雌ハウジング本体11の後端面か
ら各キャビティ13内に挿入されて抜け止め状態に収容
され、複数の電線Dが雌ハウジング本体11の後端面か
ら延びている。また、雌ハウジング本体11の前端面に
は、各キャビティ13に連絡されたタブ挿入孔(図示せ
ず)が開口している。
【0027】雌ハウジング本体11の上下面11A,1
1Aには、図2(A)に示すように、3つのカムピン1
7(17A,17B,17C)が上下の対称位置に突設
されている(同図には、雌ハウジング本体11の上面1
1Aのカムピン17のみが示されている)。3つのカム
ピン17は、雌ハウジング本体11の長手方向に沿って
並べられ、図2(A)の右側の第1カムピン17Aと中
央の第2カムピン17Bは、共に円柱状をなし、同図の
左側の第3カムピン17Cは、図4に示すように円柱の
先端から側方に向けて張り出し部18が突出した構造と
なっている。また、雌ハウジング本体11の上下面11
A,11Aのうち図2(A)における左隅後端部には、
上下方向に向けて、一対の規制突部19,19が突出さ
れている。さらに、雌ハウジング本体11のうち規制突
部19側に配置された側面は、雄ハウジング40に設け
た連絡壁45との摺接端面11Bとなっている。
【0028】一方、スライダ12は、図1における雌ハ
ウジング本体11の右側に配置された基部21から一対
のスライド片22,22を雌ハウジング本体11の上下
面11A,11Aに沿って延ばした構成となっている。
【0029】スライド片22は、その幅寸法が、雌ハウ
ジング本体11の端子挿入方向の寸法と同じとなってお
り、後述するスライダ12の初期位置で、図5(A)に
示すように、スライド片22の両側縁が雌ハウジング本
体11の端子挿入方向の前後の端面と面一状態となる。
【0030】各スライド片22には、図3に示すよう
に、3条のカム溝23(23A,23B,23C)が、
スライド片22の長手方向(図3の左右方向)に並べら
れて、同図の左下から右上に向けて延びている。そし
て、各カム溝23の内部に、前記した3つのカムピン1
7(17A,17B,17C)が係合しており、このカ
ム溝23とカムピン17とによって本発明に係るカム手
段が構成されている。
【0031】各カムピン17が揃って各カム溝23の両
端部23V,23W間を移動する。詳細には、各カムピ
ン17が各カム溝23の図3における左下側の始端部2
3Vに収まったスライダ12の初期位置では、図5
(A)に示すように、雌ハウジング本体11がスライダ
12片の先端から先に突出しかつ前記したようにスライ
ド片22の両側縁が雌ハウジング本体11の端子挿入方
向の前後の端面と面一状態となる。また、各カムピン1
7が各カム溝23の図3における右上側の終端部23W
に収まったスライダ12の終期位置では、図5(C)に
示すように、スライド片22の基端側に雌ハウジング本
体11が配置されかつ雌ハウジング本体11がスライド
片22の側縁部から端子挿入方向の前方(図5(C)の
上方)に突出した状態となる。
【0032】また、各カム溝23は、図3に示すよう
に、始端部23Vと終端部23Wとの間で屈曲して傾斜
角度が変わっており、始端部23Vから屈曲部23Uに
かけては急傾斜し、屈曲部23Uから終端部23Wにか
けては緩やかに傾斜している。さらに、終端部23W
は、僅かに屈曲してスライド片22に沿った方向を向い
ている。
【0033】各カム溝23をそれぞれ詳細に説明すると
以下のようである。カム溝23のうち図3の右側の第1
カム溝23Aは、第1カムピン17Aと係合しており、
その第1カム溝23Aの両端23V,23W寄りには、
セミロック26,26が設けられている。セミロック2
6は、スライド片22のうちカム溝23の両端部23
V,23Wに沿ってスリット25を設けることによって
そのスリット25側に弾性変形可能とした第1カム溝2
3の内壁に突起を形成してなる。そして、第1カムピン
17Aを第1カム溝23Aに沿って移動する際に、その
第1カムピン17Aがセミロック26と干渉し、前記し
た内壁をスリット25側に弾性変形せて、第1カムピン
17Aがセミロック26を通過する。
【0034】カム溝23のうち図3の中央の第2カム溝
23Bは、全長に亘って同じ幅で延びており、第2カム
ピン17Bと係合している。
【0035】カム溝23のうち図3の左側の第3カム溝
23Cは、第3カムピン17Cと係合しており、その第
3カム溝23Cの始端部23Vには、前記した第1カム
溝23Aと同様のセミロック26が設けられている。ま
た、第3カム溝23Cのうち図3における左側の開口縁
には、図4に示すように、スライド片22の外面を段状
に陥没させてなる棚部27が設けられている。そして、
その棚部27に、第3カムピン17Cの張り出し部18
が係合して、両スライド片22が開脚変形しないように
規制される。また、棚部27の途中には、雌ハウジング
本体11とスライダ12とを組み付けるときに、張り出
し部18を通過させるための切り欠き27A(図4
(B)参照)が設けられている。
【0036】各スライド片22には、図2(B)に示す
ように、前記カム溝23の終端部23W寄りの側縁部に
沿って案内リブ28が延びている。また、案内リブ28
のうちスライド片22の先端側には、ロック片29が設
けられている。ロック片29は、スライド片22の先端
側から案内リブ28に沿ってスリット28Aを形成し、
スライド片22の一部を切離して片持ち梁状とした構造
となっている。そして、このロック片29に設けた突部
30が後述の雄ハウジング40に設けた案内溝48の係
止孔49,50に係合する(図8参照)。
【0037】スライド片22の先端には、図2(B)に
示すように、幅方向の概ね中央に退避凹部34が形成さ
れており、スライダ12が最終位置(図5(C)参照)
となったときに、前記規制突部19がこの退避凹部34
に収まるようになっている。
【0038】スライダ12の基部21には、ロックアー
ム31が備えられている。ロックアーム31は、基部2
1の上面から立ち上がってスライド片22と並行するよ
うに延び、スライド片22側のロック端部31Bには、
雄ハウジングに設けたロック突部54(図1参照)と係
合する係合孔31Cが形成されている。そして、ロック
アーム31のうちスライド片22と反対側の操作端部3
1Aを押圧すると、ロック端部31Bが上方に回動し
て、ロック突部54との係合が解除される。
【0039】スライダ12の基部21のうちロックアー
ム31を挟んだ両側には、図2(B)に示すように、一
対の保護壁32,32が設けられ、それらのうち同図の
手前側の保護壁32は、スライド片22の途中まで同じ
高さで延びており、反対側の保護壁32には、前記した
案内リブ28が連続している。さらに、基部21の下面
には、前記ロックアーム31の操作端部31Aの対称位
置に突条33が形成されており、この突条33に指を掛
けることによって、ロックアーム31の操作端部31A
を押圧しつつスライダ12を容易に引っ張ることができ
る。
【0040】一方、図1において左側に示された雄ハウ
ジング40は、複数の雄端子金具15を収容した端子収
容部41の一端面に断面矩形の凹所42を備えており、
雄端子金具15に備えたタブ15Tが凹所42の奥面か
ら凹所42の開口向けて突出した構成となっている。
【0041】凹所42は、図1において、水平方向が垂
直方向よりも長い長方形をなし、前記した雌ハウジング
本体11が嵌合可能となっており、タブ15Tは雌ハウ
ジング本体11に収容された雌端子金具14に対応させ
て、上下2段にして水平方向に複数の並べられている。
そして、このタブ15Tが延びる方向で、そのタブ15
T(雄端子金具15)と雌ハウジング本体11に収容さ
れた雌端子金具14とが嵌合接続される。以下、このタ
ブ15Tが延びる方向を「端子嵌合方向」という。
【0042】雄ハウジング40の端面のうち凹所42の
開口縁には、案内壁43が突設されている。案内壁43
は、凹所42の開口の一対の長辺に沿った一対の対向壁
44,44を、凹所42の開口の一方の短辺に沿った連
絡壁45で連絡してなり、対向壁44のうち連絡壁45
と反対側に開放した第1開口46と、対向壁44及び連
絡壁45の先端に開放した第2開口47とを備えてい
る。そして、雌ハウジング10が、端子嵌合方向と直交
する方向(図1の矢印の方向)にスライドされて第1開
口46から案内壁43内に挿入される。
【0043】各対向壁44の基端部の内面側には、端子
嵌合方向と直交する方向に沿って第1案内溝48,48
が延びており、その第1案内溝48の一端が、第1開口
46に開放されている。そして、この案内溝48に沿っ
て雌ハウジング10の案内リブ28が移動する。また、
第1案内溝48の途中には、第1係止孔49が形成され
ており、図8(A)及び図11に示すように、雌ハウジ
ング本体11の摺接端面11Bが連絡壁45に到達した
ところで、この第1係止孔49とスライダ12に設けた
前記ロック片29とが係止する。また、第1案内溝48
の終端には、第2係止孔50が形成されており、図8
(C)及び図12(B)に示すように案内リブ28が案
内溝48の奥まで移動したときに、この第2係止孔50
と前記ロック片29とが係止する。なお、両係止孔4
9,50は共に図1に示すように対向壁44に外面に開
口している。
【0044】各対向壁44の内面のうち連絡壁45側に
は、図1に示すように、第2開口47から端子嵌合方向
に沿って第2案内溝51,51が延びている。そして、
この第2案内溝51,51に沿って雌ハウジング本体1
1の規制突部19,19が端子嵌合方向に移動できる
(図12(A)参照)。また、連絡壁45の内面には、
一対の摺接突条52,52が端子嵌合方向に並行して延
びている。
【0045】両対向壁44のうち図1の上側に配置され
た対向壁44の外面には、第1開口46寄りに窪み部5
3が形成され、そこに前記スライダ12のロックアーム
31とが係合可能なロック突部54が突設されている。
【0046】本実施形態のコネクタは上記した構成から
なり、以下、このコネクタの作用効果について説明す
る。コネクタは、両ハウジング10,40とが離脱され
た状態でコネクタ製造工場から出荷される。また、出荷
時に雌ハウジング10は、雌ハウジング本体11とスラ
イダ12とが組み付けられ、さらにスライダ12が初期
位置にセットされている。ここで、雌ハウジング本体1
1とスライダ12とを組み付けるには、スライダ12の
スライド片22を開脚変形させてその間に雌ハウジング
本体11を挟み込み、図3に示すように、雌ハウジング
本体11の各カムピン17をスライダ12の各カム溝2
3の途中部分に配置した状態で、スライド片22を復元
させる。すると、第3カムピン17Cの張り出し部18
が、第3カム溝23に形成した切り欠き27A(図4
(B)参照)を通過して、両スライド片22,22が並
行に延びた状態に復元し、各カム溝23内に各カムピン
17が入り込む。そして、各カムピン17がカム溝23
の始端部23Vに収容されるようにスライダ12がずら
されて、スライダ12が初期位置(図5(A)参照)に
セットされる。
【0047】雌ハウジング本体11は、コネクタ製造構
造から例えばハーネス工場に搬送され、そのハーネス工
場で電線Dの端末に接続された雌雄の端子金具14,1
5が各ハウジング10,40に組み付けられる。ここ
で、搬送途中や端子金具の組み付け時に、雌ハウジング
10のスライダ12が押されたとしても、スライダ12
の第1及び第3カム溝23A,23Cのセミロック26
が、雌ハウジング本体11の第1及び第3カムピン17
A,17Cに係止しているから(図5(A)参照)、ス
ライダ12が初期位置から勝手に移動してしまうことは
ない。また、両スライド片22が他部品に引っ掛かって
も、第3カムピン17Cに備えた張り出し部18と第3
カム溝23に備えた棚部27との係合により、スライド
片22の開脚が規制されて、雌ハウジング本体11から
外れることはない。
【0048】次いで、コネクタは、組み付け工場に搬送
され、雄ハウジング40が図示しない電気部品の壁部に
固定されて、その雄ハウジング40の凹所42及び案内
壁43が前記電気部品の外方に臨んだ状態とされ、この
状態で雌ハウジング10が雄ハウジング40に結合され
る。
【0049】雌ハウジング10を雄ハウジング40に結
合するには、以下のようである。図1及び図6に示すよ
うに、雌ハウジング10を端子嵌合方向と直交する方向
(同図の矢印の方向)に移動して、雌ハウジング本体1
1の摺接端面11B側から、雄ハウジング40の案内壁
43の第1開口46内に雌ハウジング10を押し込む。
すると、雌ハウジング10は、スライダ12に設けた案
内リブ28と案内壁43の第1案内溝48との案内によ
って真っ直ぐ移動して、雌ハウジング本体11の摺接端
面11Bが連絡壁45に突き当たり(図7(A)、図8
(A)、図9及び図11参照)、雌ハウジング本体11
が凹所42に対面し、案内溝48に設けた第1係止孔4
9とスライダ12に設けたロック片29とが係止する。
これにより、両ハウジング10,40が仮係止状態とな
り、それらの内部に収容した端子金具群同士が相互に嵌
合可能位置に対峙する。
【0050】また、両ハウジング10,40を仮係止状
態に至らせるまでの過程では、雌ハウジング本体11に
設けた規制突部19が雄ハウジング40に備えた対向壁
44の先端面と端子嵌合方向で対面しつつ移動すること
により、雌ハウジング本体11の端子挿入方向の移動が
規制される。これにより、端子金具群の嵌合可能位置で
はない位置で、誤って雌ハウジング本体11が端子嵌合
方向に移動して端子金具群を変形させてしまうことが確
実に防がれる。
【0051】次いで、上記した両ハウジング10,40
の仮係止状態から、スライダ12を強く押す。すると、
図8(B)に示すように、ロック片29が撓んで第1係
止孔49との係合が解除され、ここで、雌ハウジング本
体11は連絡壁45との当接によってスライダ12を押
し込む方向への移動が規制されているから、スライダ1
2のみが端子嵌合方向と直交する方向に押し込まれる。
これにより、スライダ12のスライド片22が雌ハウジ
ング本体11に対して端子嵌合方向と直交する方向にず
らされ、これに伴って雌ハウジング本体11に設けた各
カムピン17が、スライド片22に設けた各カム溝23
内を移動する。このとき、第1及び第3カムピン17
A,17Cが、第1及び第3カム溝23A,23Cのセ
ミロック26をスライド片22のスリット側に押し込む
ようにして乗り越える。そして、カムピン17とカム溝
23との案内によって、図7(B)及び図10(A)に
示すように、雌ハウジング本体11が凹所42側に移動
してその内部に進入する。このとき、雌ハウジング本体
11の摺接端面11Bが連絡壁45に摺接するが、連絡
壁45には、雌ハウジング本体11が移動する方向に沿
って摺接突条52が設けられて滑りやすくなっているか
ら、大きな摺接抵抗を受けずに雌ハウジング本体11が
凹所42内に押し込まれる。なお、雌ハウジング本体1
1の規制突部19は、対向壁44の第2案合溝51に沿
って移動する。
【0052】カムピン17がカム溝23の屈曲部23U
まで移動すると、図7(B)に示すように、タブ15T
の先端が、雌ハウジング本体11のタブ挿入孔(図示せ
ず)を介してキャビティ13内に入り込む。さらにスラ
イダ12を押し込んでいくと、カムピン17がカム溝2
3の屈曲部23Uから終端部23Wの直前まで移動した
ところで、雌ハウジング本体11が凹所42の奥部に到
達して、タブ15Tがキャビティ13内の雌端子金具1
4に嵌合される。ここで、カム溝23のうち屈曲部23
Uから終端部23Wの直前までは、緩やかな傾斜となっ
ているから、タブ15Tと雌端子金具14との嵌合抵抗
が加わってもスライダ12を押し込む抵抗は大きくなら
ずに済む。
【0053】さらにスライダ12を押すと、その押す方
向を向いたカム溝23の終端部23Wにカムピン17が
収まる。このとき、雌ハウジング10のロックアーム3
1が雄ハウジング40のロック突部54に係合し(図1
0(B)参照)、また雌ハウジング10のロック片29
が雄ハウジング40の第2係止孔50に係止し(図8
(C)参照)、さらに第1カム溝23Aの終端部23W
側のセミロック26が第1カムピン17Aに係止して
(図7(C)参照)、両ハウジング10,40の結合が
完了する。
【0054】ここで、カム溝23の終端部23Wはスラ
イダ12を押す方向(端子嵌合方向と直交する方向)を
向いているから、雌ハウジング本体11が離脱方向に引
っ張られても、カムピン17がカム溝23の内周面に直
角に当接し、カムピン17がカム溝23内を移動するこ
とがなく、雌ハウジング本体11は離脱されない。しか
も、スライダ12はロックアーム31等による係止によ
って移動できなくなっているから、震動等でスライダ1
2が勝手にずれてしまうこともない。
【0055】両ハウジング10,40を離脱するには、
スライダ12のロックアーム31の操作端部31Aを押
しつつ、そのスライダ12のうち操作端部31Aと反対
側に配置した突条33(図1参照)に指を掛けてスライ
ダ12を引っ張ればよい。
【0056】このように本実施形態のコネクタによれ
ば、端子金具群の嵌合方向と交差する方向から雌ハウジ
ング10を移動させて、両端子金具群を嵌合接続できる
から、端子金具群の嵌合方向のスペースが狭い場所にコ
ネクタを配置しても、コネクタ結合を容易に行うことが
できる。
【0057】しかも、本実施形態のコネクタでは、スラ
イダ12を案内する両対向壁44,44が連絡壁45で
連絡されて強度が高い構造となっているから、その対向
壁44に設けた案内溝48によるスライダ12の案内
と、連絡壁45による雌ハウジング本体11の位置決め
とが安定する。
【0058】また、両ハウジング10,40を結合させ
る過程で、スライダ12のロック片29と第1係止孔4
9とが係止されることによって、雌ハウジング本体11
を連絡壁45に突き合わせる操作と、その状態からスラ
イダ12を押し込んで端子金具同士を嵌合させる操作と
が区画され、節度感をもってコネクタの結合作業を行う
ことができる。
【0059】さらに、カム溝23の内面に設けたセミロ
ック26とカムピン17との係止によって、スライダ1
2が雌ハウジング本体11の初期位置に保持されるか
ら、両ハウジング10,40を結合するときに、逐一ス
ライダ12を雌ハウジング本体11の初期位置にセット
しなくて済み、作業性がよい。
【0060】<他の実施形態>本発明は、前記実施形態
に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するよ
うな実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、
下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実
施することができる。
【0061】(1)図13に示すように、前記実施形態
の雄ハウジング40に設けた対向壁44を低くしかつ凹
所42の長手方向の途中から連絡壁45まで延ばした構
成としてもよい。
【0062】(2)図14に示すように、前記実施形態
の雄ハウジング40の第2開口47(図1参照)を覆う
ように天井壁60を設け、この天井壁60で雌ハウジン
グ10の電線導出部分を覆いかつその天井壁60の内側
で電線Dを屈曲させる構造としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るコネクタの斜視図
【図2】(A)ハウジング本体の斜視図 (B)スライダの斜視図
【図3】雌ハウジングの平面図
【図4】(A)図3のA−A切断面図 (B)第3カム溝と第3カムピンの斜視図
【図5】(A)スライダが初期位置の雌ハウジングの平
面図 (B)スライダが途中位置の雌ハウジングの平面図 (C)スライダが終期位置の雌ハウジングの平面図
【図6】両ハウジングを離脱した状態の平面図
【図7】(A)スライダが初期位置の両ハウジングの平
断面図 (B)スライダが途中位置の両ハウジングの平断面図 (C)スライダが終期位置の両ハウジングの平断面図
【図8】(A)スライダが初期位置の両ハウジングの背
面図 (B)スライダが途中位置の両ハウジングの背面図 (C)スライダが終期位置の両ハウジングの背面図
【図9】スライダが初期位置の両ハウジングの斜視図
【図10】(A)スライダが途中位置の両ハウジングの
斜視図 (B)スライダが終期位置の両ハウジングの斜視図
【図11】スライダが初期位置の両ハウジングの部分破
断斜視図
【図12】(A)スライダが途中位置の両ハウジングの
部分破断斜視図 (B)スライダが終期位置の両ハウジングの部分破断斜
視図
【図13】本発明に係るコネクタの変形例1を示す斜視
【図14】本発明に係るコネクタの変形例2を示す斜視
【図15】従来のコネクタを示す斜視図
【符号の説明】
10…雌コネクタハウジング(一方のコネクタハウジン
グ) 11…雌ハウジング本体(ハウジング本体) 12…スライダ 14…雌端子金具(端子金具群) 15…雄端子金具(端子金具群) 17(17A,17B,17C)…カムピン 18…張り出し部 19…規制突部 22…スライド片 23(23A,23B,23C)…カム溝 26…セミロック 31…ロックアーム 40…雄コネクタハウジング(他方のコネクタハウジン
グ) 44…対向壁 45…連絡壁(衝止部) 48…第1案内溝(ガイド部) 49…第1係止孔(仮係止部) 52…摺接突条

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれに端子金具群を装着した一対の
    コネクタハウジングを備え、前記両端子金具群が所定方
    向に沿って嵌合されるものにおいて、 前記一方のコネクタハウジングを、前記端子金具群を保
    持するハウジング本体と、これに保持されて他方のコネ
    クタハウジングに対し前記端子金具群の嵌合方向と交差
    する方向に案内されたスライダとから構成し、前記他方
    のコネクタハウジングには前記端子金具群の嵌合可能位
    置で前記ハウジング本体が当接する衝止部を設けると共
    に、そのスライダと前記ハウジング本体との間には前記
    スライダがその案内方向に移動されて前記ハウジング本
    体が前記衝止部に当接することに基づき前記ハウジング
    本体を前記嵌合方向に移動させるカム手段を設けたこと
    を特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記他方のコネクタハウジングには、前
    記一方のコネクタハウジングを前記端子金具群の嵌合方
    向から前記衝止部に接近させる途中で前記スライダと係
    合し、そのスライダを前記端子金具群の嵌合方向と交差
    する方向に案内するガイド部が設けられていることを特
    徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 【請求項3】 前記他方のコネクタハウジングに、前記
    一方のコネクタハウジングを前記端子金具群の嵌合方向
    と交差する方向から間に挿入可能な一対の対向壁を設け
    て、その両対向壁の内面に前記ガイド部を配置し、 前記両対向壁の前記一方のコネクタハウジングが挿入さ
    れる側と反対側の端部同士を連絡する連絡壁を設けて、
    この連絡壁によって前記衝止部を構成したことを特徴と
    する請求項2に記載のコネクタ。
  4. 【請求項4】 前記衝止部と前記ハウジング本体との少
    なくとも一方には、両者の摺接抵抗を小さくするために
    前記端子金具群の嵌合方向に沿って延ばされた摺接突条
    が設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項3
    のいずれかに記載のコネクタ。
  5. 【請求項5】 前記他方のコネクタハウジングには、前
    記ハウジング本体が前記衝止部に突き合わせられたとこ
    ろで前記スライダに係止する仮係止部が設けられ、その
    仮係止部は、前記スライダを案内方向に移動したときに
    前記係止が解除されるようになっていることを特徴とす
    る請求項1〜請求項4のいずれかに記載のコネクタ。
  6. 【請求項6】 前記一方のコネクタハウジングの前記ハ
    ウジング本体には、そのハウジング本体を前記端子金具
    群の嵌合方向と交差する方向に移動する過程で前記他方
    のコネクタハウジングに係合して、前記ハウジング本体
    の前記端子金具群の嵌合方向への移動を規制すると共
    に、 前記ハウジング本体が前記衝止部に突き合わせられたと
    ころで、前記規制が解除されて、前記ハウジング本体の
    前記端子金具群の嵌合方向への移動を可能とする規制突
    部が設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項
    5のいずれかに記載のコネクタ。
  7. 【請求項7】 前記スライダと前記他方のコネクタハウ
    ジングとのいずれかに、前記スライダを案内方向の終端
    まで押し込んだ位置に係止するロックアームを設けたこ
    とを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の
    コネクタ。
  8. 【請求項8】 前記スライダには、対をなして前記スラ
    イダの移動方向に沿って延びかつ前記ハウジング本体を
    間に収容する一対のスライド片が備えられ、そのスライ
    ド片が前記他方のコネクタハウジングにスライド可能に
    係合されると共に、前記カム手段が、前記スライド片と
    前記ハウジング本体の外面との間に設けたカム溝とその
    カム溝に案内されるカムピンとによって構成されている
    ことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載
    のコネクタ。
  9. 【請求項9】 前記カム溝の内面には、前記スライダが
    前記ハウジング本体の初期位置となったときに前記カム
    ピンに係止すると共に、前記スライダを案内方向に押し
    たときに前記カムピンに押されて前記係止が解除される
    ように変形するセミロックが設けられていることを特徴
    とする請求項8に記載のコネクタ。
  10. 【請求項10】 前記カム溝が前記スライド片にスリッ
    ト状に形成されて、そのカム溝を貫通するように前記カ
    ムピンが前記ハウジング本体の外面から突設されてお
    り、 前記カムピンの先端には、前記カム溝の開口縁に係合し
    て前記両スライド片の開脚を規制する張り出し部が形成
    されると共に、前記カム溝には、前記ハウジング本体に
    前記スライダを組み付けるときに前記張り出し部を挿通
    させるための切り欠き部が設けられていることを特徴と
    する請求項8又は請求項9に記載のコネクタ。
JP16206998A 1998-06-10 1998-06-10 コネクタ Abandoned JPH11354206A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10357194B4 (de) * 2002-12-12 2010-04-15 Sumitomo Wiring Systems, Ltd., Yokkaichi Verbinderanordnung
CN101946373A (zh) * 2008-02-22 2011-01-12 Fci公司 带有电力和指令连接器的电连接器系统
EP2804268A4 (en) * 2012-01-10 2015-08-12 Sumitomo Wiring Systems LEVER TYPE CONNECTOR

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10357194B4 (de) * 2002-12-12 2010-04-15 Sumitomo Wiring Systems, Ltd., Yokkaichi Verbinderanordnung
CN101946373A (zh) * 2008-02-22 2011-01-12 Fci公司 带有电力和指令连接器的电连接器系统
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