JPH11353060A - 内蔵電池を備える情報機器 - Google Patents

内蔵電池を備える情報機器

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JPH11353060A
JPH11353060A JP10155900A JP15590098A JPH11353060A JP H11353060 A JPH11353060 A JP H11353060A JP 10155900 A JP10155900 A JP 10155900A JP 15590098 A JP15590098 A JP 15590098A JP H11353060 A JPH11353060 A JP H11353060A
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battery
circuit
circuit board
connector
power
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JP10155900A
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Hiroo Karube
博夫 軽部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯情報端末の動作時間を増加することが
可能な情報機器を提供する。 【解決手段】 磁気ディスク装置100は、ディスク記
録媒体、ディスク記録媒体をアクセスする磁気ヘッド、
ディスク記録媒体を回転するスピンドルモータ、磁気ヘ
ッドをディスク記録媒体上の目的トラックに移動するア
クチュエータ、及びこれらを収容し、一主面からスピン
ドルモータの一端131が突出する筐体14を備えるヘ
ッド・ディスクアッセンブリ10と、スピンドルモータ
とアクチュエータと磁気ヘッドとを制御及び駆動するド
ライバ回路とドライバ回路に電力を供給する電源回路と
が形成された回路基板30と、ゲル状の電解質で薄板状
に形成され、回路基板30と筐体14との表面の形状に
沿って変形し、筐体14と回路基板30との間の狭い凹
凸のある空間を充填した状態で配置され、電源回路に電
力を供給する電池50を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電源を内蔵したディ
スク記憶装置等の情報機器に関する。
【0002】
【従来の技術】ノート型コンピュータ等の携帯情報端末
は、電池を内蔵しており、携帯時にはこの内蔵電池か
ら、動作に必要な電力を得ている。そのため、内蔵電池
の電源容量が大きいほど、また、消費電力が小さいほ
ど、携帯時の動作時間を長くすることができる。従っ
て、従来の携帯携帯情報端末は、電源容量の大きな電池
を内蔵したり、外部電池を取り付けて使用されていた。
【0003】しかし、内蔵電池の電源容量の増大には限
界があり、また、外部電池を取り付ける方法では、電池
の大きさの分だけ、大型化するといった問題があった。
【0004】このような問題を解決するため、特開平8
−278835号公報には、PCカードの形状とほぼ同
一の形状に形成され、情報機器のカードスロットに搭載
することが可能な電池が開示されている。しかし、特開
平8−278835号公報に開示されている電池では、
カードスロットに電池を搭載するのでPCカードを使用
できず、機器の機能を拡張することができないといった
問題がある。
【0005】また、特開平8−167273号公報に
は、情報機器から取り外された際に、内蔵電池から、記
録情報を表示するための電力を供給する、カード型ディ
スク装置が開示されている。さらに、特開平5−266
573号公報には、磁気ヘッドをディスク媒体上から退
避させるための電力を供給する電池を内蔵する磁気ディ
スク装置が開示されている。
【0006】しかし、これらの公報に開示された技術
は、磁気ディスク装置が携帯情報端末から取り外された
際等に、電池から内部回路に電力を一時的に供給するも
のにすぎず、携帯情報端末の動作時間を増加することは
できない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記実状に
鑑みてなされたもので、携帯情報端末の動作時間を増加
することが可能な情報機器を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の第1の観点に係る情報機器は、ディスク
記録媒体と、該ディスク記録媒体をアクセスするヘッド
と、前記ディスク記録媒体を回転するスピンドルモータ
と、前記ヘッドを前記ディスク記録媒体上の目的トラッ
クに移動するアクチュエータと、これらを収容する筐体
とから構成されるヘッド・ディスクアセンブリと、前記
スピンドルモータと前記アクチュエータと前記ヘッドと
を制御及び駆動するドライバ回路と、前記ドライバ回路
に電力を供給する電源回路とが形成され、前記筐体の一
主面上に積層して配置された回路基板と、薄板状に形成
され、前記筐体の一主面上に積層して配置され、前記電
源回路に電力を供給する電池と、を備えることを特徴と
する。
【0009】この構成によれば、ヘッド・ディスクアセ
ンブリに積層されて、電池が配置され、この電池からの
電力により情報機器が動作可能である。そのため、この
情報機器への外部からの電力の供給がなくとも、電池で
動作可能である。従って、この情報機器を使用するコン
ピュータ等の外部装置から電力の供給を受ける必要がな
く、携帯時等に動作時間を長くすることができる。
【0010】前記電源回路は、外部装置の電源アダプタ
及び外部電池からの電力の供給を受け、前記電源アダプ
タからの電力が供給されているときは、該電力を前記ド
ライバ回路に供給すると共に前記電池を充電し、前記外
部装置の電池から電力が供給されているときは、前記電
池の電力を優先的に前記ドライバ回路に供給する、こと
が望ましい。
【0011】この情報機器によれば、電源アダプタから
電源回路に電力が供給されているときは、この電力によ
って電池が充電され、外部装置の外部電池から電源回路
に電力が供給されているときは、電池の電力が優先的に
ドライバ回路に供給される。従って、外部装置の外部電
池からドライバ回路へ供給される電力を少なくすること
が可能となり、その分携帯時等に動作時間を長くするこ
とができる。
【0012】前記筐体の一主面には、前記スピンドルモ
ータの一端が突出して配置されていると共に前記ヘッド
と前記スピンドルモータとに接続された第1のコネクタ
が配置され、前記回路基板は、前記筐体に対向する面に
前記ドライバ回路に電気的に接続されかつ前記第1のコ
ネクタと電気的に接続可能に形成された第2のコネクタ
を備え、前記スピンドルモータの一端を収納する穴が形
成されており、前記電池は、一主面を前記スピンドルモ
ータの一端と前記第1のコネクタと前記第2のコネクタ
とに対向する位置を避けて配置されている、ことが望ま
しい。
【0013】また、前記電池は、その形状が変形可能に
形成されており、前記回路基板及び前記筐体の外形に応
じて変形することが望ましい。
【0014】この構成によれば、スピンドルモータの一
端が回路基板の備える穴に収容されるので、筐体と回路
基板との間の距離を短くするとが可能である。また、電
池の形状が変形可能に形成され、回路基板と筐体との外
形に応じて変形して配置される。従って、筐体と回路基
板とに形成された凸凹を充填した状態で比較的大容量の
電池を配置でき、携帯時等に動作時間を長くすることが
できる。
【0015】前記筐体と前記電池と前記回路基板とは、
この順番に積層されていてもよい。
【0016】この構成によれば、電池の形状が変形可能
に形成されており、また、筐体と回路基板との間に回路
基板と筐体との外形に応じて変形して電池を配置され
る。従って、筐体と回路基板との間の狭い凸凹のある空
間を充填した状態で比較的大容量の電池を配置でき、携
帯時等に動作時間を長くすることができる。
【0017】前記筐体と前記回路基板と前記電池とは、
この順番に積層されており、前記回路基板には、前記電
池を装着するためのコネクタが形成されており、該コネ
クタは、前記電源回路に接続され、且つ、装着された電
池の電極に接触する電極を備えていてもよい。
【0018】この情報機器によれば、回路基板に形成さ
れた凹凸を充填した状態で比較的大容量の電池を配置で
き、情報機器の動作時間を長くすることができる。ま
た、スピンドルモータの一端に対向する位置を避けて、
電池を配置する必要がないので、その分電池を大容量に
することが可能である。
【0019】前記回路基板と前記電池とは、前記筐体上
に並べて配置されており、前記回路基板と前記電池とは
接続ケーブルにより接続されていてもよい。
【0020】この構成によれば、回路基板に形成された
凹凸に沿って電池が変形して配置されず、また、筐体か
ら回路基板の筐体に対向しない一主面までの高さの電池
を配置することが出来るので、その分大容量の電池を配
置することができる。
【0021】上記目的を達成するため、この発明の第2
の観点に係る情報機器は、外部装置との間で信号を送受
信する信号回路を備える回路基板と、前記回路基板に積
層されて配置され、前記回路基板に電力を供給する電池
とを備え、外部装置のカード型記録媒体用スロットに装
填可能に形成されていることを特徴とする。
【0022】この情報機器によれば、回路基板に積層さ
れて電池が配置され、この電池から回路に電力が供給さ
れるので、外部からの電力の供給がなくとも、この電池
で動作可能である。従って、この情報機器をカード型記
録媒体用スロットに装填されたコンピュータ等の外部装
置から電力の供給を受ける必要がなく、携帯時等に動作
時間を長くすることができる。
【0023】前記電池は、表面が変形可能に構成され、
回路基板の外形に応じて変形して積層されていることが
望ましい。
【0024】この構成によれば、電池の表面が変形可能
に形成されているので、回路基板の外形に応じて変形し
て配置される。従って、回路基板に形成された凸凹に沿
って電池が配置されるので比較的大容量の電池を配置で
き、情報機器の動作時間を長くすることができる。
【0025】前記回路基板は、前記電池に接続されてお
り、外部回路に接続可能に構成された電源回路を備え、
前記電源回路は、外部回路からの電力の供給時に前記電
池を充電すると共に前記信号回路に電力を供給し、前記
外部回路からの電力の供給が停止したときに前記信号回
路に電力を供給する、ことが望ましい。
【0026】この構成によれば、外部回路から電源回路
へ電力が供給されている場合は、電源回路によって電池
の充電が行われ、外部回路からの電力の供給が停止する
と、電池から電源回路へ電力の供給が行われるので、携
帯時等に動作時間を長くすることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
情報機器を図面を参照して説明する。図1は本実施の形
態に係る磁気ディスク装置100の斜視図、図2は磁気
ディスク装置100の回路ブロック図である。
【0028】本実施の形態に係る磁気ディスク装置10
0は、例えば、ノート型コンピュータ等の携帯情報端末
のスロット等に装着され、携帯情報端末に電気的かつ機
械的に接続され、携帯情報端末の補助記憶装置として機
能する。磁気ディスク装置100は、図1に示すよう
に、ヘッド・ディスクアッセンブリ10、回路基板3
0、及びヘッド・ディスクアッセンブリ10と回路基板
30との間に配置される電池50を備える。
【0029】ヘッド・ディスクアッセンブリ10は、図
2に示すように、データが記録されるディスク媒体1
1、ディスク媒体11をアクセスする(ディスク媒体1
1に記録されたデータを読み出し又はディスク媒体11
にデータを書き込む)磁気ヘッド12、及びディスク媒
体11を回転させるスピンドルモータと磁気ヘッド12
をディスク媒体11上の所定の位置に移動するアクチュ
エータとを備える機構部13を備える。ディスク媒体1
1と磁気ヘッド12と機構部13とは、図1に示すよう
に筐体14に収納されている。
【0030】筐体14は、図1に示すように、一主面に
機構部13及び磁気ヘッド11に接続されたコネクタ1
5が配置され、スピンドルモータの端部131が挿入さ
れている固定用の穴14aを備える。
【0031】図2に示すように、機構部13は、ドライ
バ回路32から伝達された、駆動信号に基づいて、ディ
スク媒体11を回転させ、磁気ヘッド12をディスク媒
体11上の目的のトラックに移動する。
【0032】磁気ヘッド12は、ドライバ回路32から
伝達された書込制御信号に基づいて、ディスク媒体11
上にデータを書き込み、読出制御信号に基づいてはディ
スク媒体11上からデータを読み出し、ドライバ回路3
2に供給する。
【0033】電池50は、ゲル状の電解質で形成された
ポリマー電池からなり、ヘッド・ディスクアッセンブリ
10と回路基板30との表面に形成された凹凸に沿って
変形可能に構成されている。この電池50は、図1に示
すように、筐体14の一主面の幅とほぼ同一の幅で筐体
14の短手方向の一辺部からスピンドルモータの端部
(穴14aから突出している部分)131及びコネクタ
15に対向しない位置に配置されており、その厚さは、
磁気ディスク装置100に筐体14と回路基板30とを
配置した際の筐体14と回路基板30との間の距離(間
隔)とほぼ同一の値に設定されている。
【0034】電池50の一主面には、コネクタ51が配
置されている。
【0035】回路基板30は、一主面に穴30a、イン
タフェース回路31とドライバ回路32と電源回路33
とを構成する半導体チップ等の回路部品、コネクタ3
4、及びコネクタ35を備える。穴30aは、筐体14
と回路基板30との間の距離を、スピンドルモータの端
部131の高さよりも短くするためのものであり、端部
131を収納(嵌合)可能な形状に形成されている。
【0036】コネクタ34は、ドライバ回路32に接続
され、コネクタ15と嵌合可能に形成されている。コネ
クタ35は、電源回路33に接続され、コネクタ51と
嵌合可能に形成されている。コネクタ34とコネクタ1
5とが嵌合することによって、ドライバ回路32と機構
部13及び磁気ヘッド12が接続され、コネクタ35と
コネクタ51とが嵌合することによって、電源回路33
と電池50とが接続される。
【0037】図2に示すように、インタフェース回路3
1は、パーソナルコンピュータ等の携帯情報端末1から
伝達された書込制御信号又は読出制御信号に従って、携
帯情報端末1から供給された書込データをドライバ回路
32へ伝達し、ドライバ回路32から伝達された読出デ
ータ信号を携帯情報端末1へ伝達する。
【0038】ドライバ回路32は、インタフェース回路
31から供給された書込制御信号及び読出制御信号に従
って、機構部13のアクチュエータ及びスピンドルモー
タの動作を制御し、磁気ヘッド12を介してディスク媒
体11にデータを書き込み、及び、磁気ヘッド12の読
み出しデータをインタフェース回路31に供給する。
【0039】電源回路33は、電池50及び携帯情報端
末1の電源に接続され、携帯情報端末1のACアダプタ
(電源2)から動作電力が供給されている間は、この電
力を用いて電池50を充電し、さらに、動作電圧V1〜
V3を生成して内部回路(インタフェース回路31,ド
ライバ回路32,スピンドルモータ、アクチュエータ
等)に供給する。電源回路33は、ACアダプタ2から
の電力の供給が停止すると、電池50の出力電力を用い
て動作電圧V1〜V3を生成して内部回路に供給する。
電源回路33は、電池50の充電電力を消費し終わる
と、携帯情報端末1の電池3の出力する電力から動作電
圧V1〜V3を生成して内部回路に供給する。この際、
電源回路33は電池50の充電を行わない。
【0040】回路基板30は、コネクタ15とコネクタ
34とが嵌合し、コネクタ35とコネクタ51とが嵌合
し、スピンドルモータの端部131が穴30aに嵌合す
る状態で、筐体14上に配置される。この際、電池50
は、回路基板30の一主面に配置された回路部品及び筐
体14の一主面の外形に沿って変形する。
【0041】このような構成によれば、携帯情報端末1
が電池3で動作している際、磁気ディスク装置10は電
池50の電力で動作する。従って、携帯情報端末1の電
池3から磁気ディスク装置1に電力を供給する必要がな
く、磁気ディスク装置100の消費電力を電池3から供
給する場合と比して、電池3の電力の消費を抑え、携帯
情報端末1の動作可能時間を長くすることができる。筐
体14と回路基板30との間には、必然的にある程度の
隙間が形成される。この実施の形態では、電池50が変
形可能(フレキシブル)に形成されているので、筐体1
4と回路基板30との間の狭い凸凹のある空間を充填し
た状態で比較的大容量の電池を配置でき、磁気ディスク
装置100の電池50での動作時間を長くすることがで
きる。
【0042】なお、この発明は上記実施の形態に限定さ
れず、種々の変形及び応用が可能である。例えば、電池
50の容量が十分に大きい場合には、電池50から携帯
情報端末1に動作用の電力を供給してもよい。この場
合、ACアダプタ2から電源回路33に電力の供給が停
止しており、電池3から供給される電圧が基準値を下回
っており、且つ、電池50の出力電圧が基準値以上であ
る場合に、電池50の出力電圧を携帯情報端末1の電源
回路に電池3に代えて供給するようにしてもよい。
【0043】なお、携帯情報端末1は、電池3で動作可
能な構成ならば、その外形・重量・用途等は任意であ
り、電子手帳、ゲーム装置等でもよい。また、筐体1
4、回路基板30、及び電池50が備えるコネクタは、
これらに直接形成される必要はなく、例えば、リードを
介して筐体14、回路基板30、及び電池50に接続さ
れてもよい。
【0044】また、この発明の情報機器は、図1に示す
構成に限定されず、実質的な空スペースに電池を配置
し、且つ、動作電力をこの電池から供給できるならば、
任意の構成を採用することができる。
【0045】例えば、図3に示す磁気ディスク装置20
0は、筐体14と電池50との間に回路基板30が配置
され、これらを覆うカバー70を備える。
【0046】回路基板30は、回路部品を備える一主面
に電源回路33に接続されたコネクタ35を備え、他主
面にドライバ回路32に接続されたコネクタ34を備え
る。回路基板30は、コネクタ34が筐体14上のコネ
クタ15に嵌合し、かつ、穴30aがスピンドルモータ
の端部131に嵌合した状態で、筐体14上に配置され
る。
【0047】電池50は、回路基板30とほぼ同一の平
面形状を有する直方体に形成され、かつ、回路基板30
に対向する面に、コネクタ35に勘合するコネクタ51
を備える。
【0048】カバー70は、電池50を筐体14に固定
し、かつ、外部からの衝撃等から保護する。
【0049】この構成によっても、電池50が回路基板
30上の回路部品の形状に沿って変形し、回路部品が配
置されていない部分に入り込み、その分、磁気ディスク
装置を動作させる電池の電源容量を大きくすることが出
来る。また、スピンドルモータの端部131とコネクタ
15とを避けて電池50を配置する必要がなく、筐体1
4の一主面とほぼ同一の面積を有する電池50を配置す
ることが可能である。従って、磁気ディスク装置100
に比べ、電池50の容量を大きくすることができる。
【0050】また、この発明は、図1及び図3の構成に
限定されず、例えば、図4に示す磁気ディスク装置30
0のような構成でもよい。
【0051】この磁気ディスク装置300では、回路基
板30は、回路部品が配置されていない面を筐体14に
向けて配置され、回路部品が配置されている面に電池5
0を装着するための2本の棒状コネクタ35a,35b
を備える。コネクタ35aとコネクタ35bとは、回路
基板30の一辺部に平行に配置され、対向する一面で電
池50の側面と嵌合可能に形成されている。また、コネ
クタ35aは、電源回路33に接続された電極351を
備える。
【0052】電池50は、コネクタ35aとコネクタ3
5bとの間に勘合可能な直方体に形成されており、電池
50が回路基板30に配置された際に電極351に接続
する位置に電極511が形成されている。
【0053】この構成によれば、電池50をコネクタ3
5a,35bに嵌合させることにより、電池50が回路
基板30に固定され、かつ、電極351が電極511に
接続される。従って、電池50の磁気ディスク装置30
0への装着と取り外しを容易に行える。
【0054】この構成でも、電池50として変形可能な
ものを使用すれば、電池50が回路部品の形状に沿って
変形し、回路基板30の回路部品が設けられている部分
にも電池50を配置することができる。また、コネクタ
35aとコネクタ35bとに挟まれていない部分に回路
部品を集中して設けることにより、ニッケル水素電池等
の硬質の電池を使用することが出来る。
【0055】電池50を着脱可能に装着するためのコネ
クタの構成は、図4に示す構成に限定されない。例え
ば、図5に示すように、電池50を挿抜可能に保持する
コネクタ35cを回路基板30に形成してもよい。
【0056】コネクタ35cは、その内部の空間形状が
電池50の外形形状とほぼ同一に形形成されており、矢
印YA方向に電池50を挿抜可能に形成されている。ま
た、電池50が挿入された際に、電池50の電極511
に接続するな位置に電極351が形成されている。回路
部品は、コネクタ53cの配置されている一主面の、コ
ネクタ53cの配置されていない部分に配置される。
【0057】このコネクタ53cによれば、電池50
は、ゲル状の電解質で形成されたポリマー電池に限ら
ず、例えば、ニッケル水素電池等でもよい。
【0058】また、硬質の電池を使用する場合には、図
6に示す磁気ディスク装置400のように、回路基板3
0と電池55とを並べて筐体14上に配置してもよい。
【0059】磁気ディスク装置400では、筐体14の
一主面上に電池50と回路基板30とが並んで配置さ
れ、電池50はカバー71により筐体14に固定されて
いる。
【0060】回路基板30は、任意の形状に形成され、
回路部品が配置されていない一主面に筐体14のコネク
タ15に勘合するコネクタ34を備え、他主面に電池5
0に接続されるコネクタ35を備える。回路基板30
は、コネクタ34がコネクタ15に嵌合するように筐体
14に配置される。
【0061】電池50は、スピンドルモータの端部13
1に対向する部分を避けて、回路基板30と並んで筐体
14上に配置される。電池50は、フレキシブルケーブ
ル52を介してコネクタ35に接続される。カバー71
は、電池50を筐体14に固定し、かつ、外部からの衝
撃等から保護する。
【0062】このような磁気ディスク装置400であれ
ば、筐体14上の回路基板30が配置されていない部分
に電池50を配置することが可能であり、回路基板30
が部分的に形成されることによる空隙を有効に活用で
き、回路基板30が小さい場合等に特に有効である。
【0063】なお、回路基板30の回路部品が配置され
ている面上に軟性の電池を配置し、さらに、回路基板3
0と軟性の電池に並べて、剛性の電池を配置する等して
もよい。
【0064】上記実施の形態では、本発明を磁気ディス
ク装置に適用した場合について説明したが、本発明は、
磁気ディスク装置以外の情報機器、例えば、光ディスク
装置やICメモリカード等にも適用することが出来る。
以下、本発明をICメモリカードに適用する場合につい
て図面を参照して説明する。
【0065】図7は本実施の形態に係るICメモリカー
ド500の斜視図、図8は図7のICメモリカード50
0の分解斜視図である。
【0066】このICメモリカード500は、例えば、
PCMCIAカードTYPEIIIのICメモリカードで
あり、図7に示すように、ほぼ直方体に形成され、集積
回路等の回路が配置された回路基板25を備えるベース
20と、ベース20よりも長さ方向が短い直方体に形成
された突出部40とを備える。
【0067】回路基板25は、図8に示すように、突出
部40の短手方向の一辺部に沿って形成されたコネクタ
41aと、コネクタ41aが形成された一辺部に対向す
る突出部40の辺部に沿って形成されたコネクタ41b
と、集積回路等の回路部品とを一主面に備える。
【0068】コネクタ41aとコネクタ41bとは、回
路基板25の回路が配置された一主面から、図7に示す
突出部40の面SAまでの高さと、ほぼ同一の高さに形
成され、それぞれ対向する一面で電池60の側面と嵌合
可能に形成されている。コネクタ41aは、コネクタ4
1bに対向する一面に、回路に接続された電極411を
備える。
【0069】電池60は、例えば、ゲル状の電解質で形
成されたポリマー電池から構成され、回路基板25が備
える回路へ電力を供給する。電池60は、短手方向の長
さが突出部40の短手方向の長さとほぼ同一で、長手方
向の長さがコネクタ41aとコネクタ41bとの間の長
さとほぼ同一で、厚さが、回路基板25の回路が配置さ
れた一主面から突出部40の面SAまでの高さとほぼ同
一である直方体に形成されている。電池60は、コネク
タ41aとコネクタ41bとで回路基板25に固定され
た際に、電極411に接続する位置に電極61を備え
る。
【0070】このように、ゲル状の電解質で形成された
電池60を回路基板25の回路が配置された一主面に配
置することで、電池60は回路を構成する回路部品の形
状に沿って変形し、回路基板25の回路部品と突起部4
0の面SAとの間の小さな空間に、電池60を配置する
ことができる。従って、突起部40の面SAと回路基板
25との間の空間に、ICメモリカード500を動作さ
せる電力を供給する電池を、広く配置することが可能で
ある。
【0071】電池60を回路基板25に固定し、かつ、
電池60の電力を回路基板25が備える回路に伝達する
コネクタの形状は任意である。例えば、図9に示すよう
に、突出部40の長手方向の一辺部と突出部40の短手
方向の両辺部とに沿って形成されたコネクタ42として
もよい。この場合も、コネクタ42は、電池60と嵌合
可能に形成され、さらに、コネクタ42には、回路に接
続され、かつ、装着された電池60が備える電極61に
接続されるように形成された電極421が形成されてい
る。コネクタ42は、回路基板25の長手方向の一辺部
に沿って、半導体チップ等を内部に収容することが可能
な回路収容部42aを備える。
【0072】そのため、回路基板25に配置される回路
部品を回路収容部42aの内部に配置することができ、
回路基板25の電池60が配置される部分に回路部品が
配置されるのを防止することが可能である。また、電池
60が配置される部分には回路部品等の障害物が配置さ
れないので、例えば、ニッケル水素電池のような硬質の
電池を配置することが可能である。
【0073】電池60は、回路基板25上に直接配置さ
れる必要はなく、例えば、図10に示すように、ベース
20上に突出部40とほぼ同一の形状に形成され、一側
面に開閉蓋を備えるコネクタ43としてもよい。
【0074】このようなコネクタ43であれば、回路基
板25が備える回路部品等に電力を供給する電池とし
て、ニッケル水素電池等の硬い電池を容易に取り外すこ
とが可能である。
【0075】ICメモリカードは、PCMCIAカード
TYPEIIIのICメモリカードに限る必要はなく、例
えば、PCMCIAカードTYPEIVのICメモリカー
ドでもかまわない。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
情報機器が備える磁気ディスク装置やICメモリカード
等に、磁気ディスク装置やICメモリカード等を駆動す
るための電力を供給するための電池を内蔵することが可
能である。従って、情報機器の大きさを変更せず、ま
た、情報機器の拡張性を犠牲にせずに情報機器を携帯し
て、使用する際の動作時間を長くすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る磁気ディスク装置を
示す分解斜視図である。
【図2】図1の磁気ディスク装置の回路ブロック図であ
る。
【図3】本発明の実施の形態に係る磁気ディスク装置の
変形例を示す分解斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る磁気ディスク装置の
変形例を示す分解斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る磁気ディスク装置の
変形例を示す分解斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る磁気ディスク装置の
変形例を示す分解斜視図である。
【図7】本発明の実施の形態に係るICメモリカードを
示す斜視図である。
【図8】本発明の実施の形態に係るICメモリカードを
示す分解斜視図である。
【図9】本発明の実施の形態に係るICメモリカードの
変形例を示す分解斜視図である。
【図10】本発明の実施の形態に係るICメモリカード
の変形例を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 情報機器 2 電源(ACアダプタ) 3 電源(電池) 10 ヘッド・ディスクアセンブリ 11 ディスク媒体 12 磁気ヘッド 13 機構部 131 スピンドルモータの端部 14 筐体 15 コネクタ 20 ベース 25 回路基板 30 回路基板 30a 穴 31 インタフェース回路 32 ドライバ回路 33 電源回路 34 コネクタ 35 コネクタ 35a コネクタ 35b コネクタ 35c コネクタ 351 電極 40 突出部 41a コネクタ 41b コネクタ 411 電極 42 コネクタ 42a 回路収容部 421 電極 431 電極 50 電池 51 コネクタ 511 電極 52 フレキシブルケーブル 60 電池 61 電極 70 カバー 71 カバー 100 磁気ディスク装置 200 磁気ディスク装置 300 磁気ディスク装置 400 磁気ディスク装置 500 ICメモリカード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H02J 9/00 H02J 9/00 Z

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスク記録媒体と、該ディスク記録媒体
    をアクセスするヘッドと、前記ディスク記録媒体を回転
    するスピンドルモータと、前記ヘッドを前記ディスク記
    録媒体上の目的トラックに移動するアクチュエータと、
    これらを収容する筐体とから構成されるヘッド・ディス
    クアセンブリと、 前記スピンドルモータと前記アクチュエータと前記ヘッ
    ドとを制御及び駆動するドライバ回路と、前記ドライバ
    回路に電力を供給する電源回路とが形成され、前記筐体
    の一主面上に積層して配置された回路基板と、 薄板状に形成され、前記筐体の一主面上に積層して配置
    され、前記電源回路に電力を供給する電池と、 を備えることを特徴とする情報機器。
  2. 【請求項2】前記電源回路は、外部装置の電源アダプタ
    及び外部電池からの電力の供給を受け、前記電源アダプ
    タからの電力が供給されているときは、該電力を前記ド
    ライバ回路に供給すると共に前記電池を充電し、前記外
    部装置の電池から電力が供給されているときは、前記電
    池の電力を優先的に前記ドライバ回路に供給する、こと
    を特徴とする請求項1に記載の情報機器。
  3. 【請求項3】前記筐体の一主面には、前記スピンドルモ
    ータの一端が突出して配置されていると共に前記ヘッド
    と前記スピンドルモータとに接続された第1のコネクタ
    が配置され、 前記回路基板は、前記筐体に対向する面に前記ドライバ
    回路に電気的に接続されかつ前記第1のコネクタと電気
    的に接続可能に形成された第2のコネクタを備え、前記
    スピンドルモータの一端を収納する穴が形成されてお
    り、 前記電池は、一主面を前記スピンドルモータの一端と前
    記第1のコネクタと前記第2のコネクタとに対向する位
    置を避けて配置されている、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報機器。
  4. 【請求項4】前記電池は、その形状が変形可能に形成さ
    れており、 前記回路基板及び前記筐体の外形に応じて変形する、こ
    とを特徴とする請求項1、2又は3に記載の情報機器。
  5. 【請求項5】前記筐体と前記電池と前記回路基板とは、
    この順番に積層されている、ことを特徴とする請求項1
    乃至4のいずれか1項に記載の情報機器。
  6. 【請求項6】前記筐体と前記回路基板と前記電池とは、
    この順番に積層されており、 前記回路基板には、前記電池を装着するためのコネクタ
    が形成されており、 該コネクタは、前記電源回路に接続され、且つ、装着さ
    れた電池の電極に接触する電極を備える、 ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載
    の情報機器。
  7. 【請求項7】前記回路基板と前記電池とは、前記筐体上
    に並べて配置されており、 前記回路基板と前記電池とは接続ケーブルにより接続さ
    れている、 ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載
    の情報機器。
  8. 【請求項8】外部装置との間で信号を送受信する信号回
    路を備える回路基板と、 前記回路基板に積層されて配置され、前記回路基板に電
    力を供給する電池とを備え、 外部装置のカード型記録媒体用スロットに装填可能に形
    成されていることを特徴とする情報機器。
  9. 【請求項9】前記電池は、表面が変形可能に構成され、
    前記回路基板の外形に応じて変形して積層されている、
    ことを特徴とする請求項8に記載の情報機器。
  10. 【請求項10】前記回路基板は、前記電池に接続されて
    おり、外部回路に接続可能に構成された電源回路を備
    え、 前記電源回路は、外部回路からの電力の供給時に前記電
    池を充電すると共に前記信号回路に電力を供給し、前記
    外部回路からの電力の供給が停止したときに前記信号回
    路に電力を供給する、 ことを特徴とする請求項9に記載の情報機器。
JP10155900A 1998-06-04 1998-06-04 内蔵電池を備える情報機器 Pending JPH11353060A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002010890A1 (fr) * 2000-08-01 2002-02-07 Fujitsu Limited Appareil, dispositif de commande et procede de commande

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2002010890A1 (fr) * 2000-08-01 2002-02-07 Fujitsu Limited Appareil, dispositif de commande et procede de commande

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