JPH11352848A - 画像形成装置および排紙制御方法 - Google Patents

画像形成装置および排紙制御方法

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JPH11352848A
JPH11352848A JP10170555A JP17055598A JPH11352848A JP H11352848 A JPH11352848 A JP H11352848A JP 10170555 A JP10170555 A JP 10170555A JP 17055598 A JP17055598 A JP 17055598A JP H11352848 A JPH11352848 A JP H11352848A
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JP
Japan
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discharge
paper
image forming
paper discharge
option
Prior art date
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Application number
JP10170555A
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English (en)
Inventor
Hitomi Kimura
仁美 木村
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
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  • Collation Of Sheets And Webs (AREA)
  • Handling Of Cut Paper (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の排紙段の内の指定された排紙段におけ
る排紙異常の発生に起因する稼働率の低下を抑制するこ
とができる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 状態確認処理の結果に基づき各排紙ビン
の内の指定された排紙ビンに対する排紙異常が発生して
いるか否かを判定し(ステップS801,802)、指
定された排紙ビンに排紙異常が発生しているときには、
他の排紙ビンの内の使用可能な排紙ビンを検索し、指定
された排紙ビンに代わる使用可能な排紙ビンがあると
(ステップS803,804)、見出された排紙ビンを
用紙の排紙先として選択し、排紙先ととして選択された
排紙ビン上に用紙を排紙する記録媒体排出処理を行う
(ステップS809,810)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成処理によ
り画像が形成された転写材を複数の排紙段の内から対応
する排紙段を選択して排紙する排紙処理を行う排紙オプ
ション装置を少なくとも含むオプション装置を接続可能
な画像形成装置および排紙制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータなどの外部装置
から入力された画像データが示す画像を用紙上に形成し
て出力する画像形成装置例えばレーザビームプリンタに
おいては、画像が形成された用紙を排紙するための1つ
の排紙トレイが設けられ、該排紙トレイに用紙を出力す
るように構成されている。
【0003】近年、情報処理装置のネットワーク化が急
速に進められ、このネットワーク化に伴いプリンタと複
数のホストコンピュータとをネットワークを介して接続
し、複数のホストコンピュータで1台のプリンタを共用
可能するネットワーク環境が構築されつつある。このよ
うなネットワーク環境で使用されるプリンタに対して
は、各ホストコンピュータのプリント要求と対応付け可
能な複数の排紙トレイを設けることが望まれている。こ
の場合、各ホストコンピュータのプリント要求毎に用紙
の排紙先となる排紙トレイを指定し、その指定した排紙
トレイに用紙を排紙することにより、各ホストコンピュ
ータのプリント要求に応じた用紙の分別が可能になる。
【0004】複数の排紙トレイをプリンタに設けてユー
ザに提供する方法としては、複数の排紙トレイを予めプ
リンタ本体に取り付けたプリンタを提供する方法、複数
の排紙トレイを有する排紙オプション装置を接続可能な
ようにプリンタ本体を予め構成するとともに、この排紙
オプション装置を制御可能なコントローラを予め搭載し
てユーザに提供する方法などがある。後者の方法では、
ユーザのニーズに応じて後に排紙オプション装置を取り
付けることになる。
【0005】このように複数の排紙トレイを設けたプリ
ンタでは、プリント要求により指定された排紙トレイに
用紙を排紙することが可能な否かを判定し、指定された
排紙トレイに用紙の排紙が可能であれば、該排紙トレイ
への排紙を行い、指定された排紙トレイへの排紙が不可
能なときには、該排紙トレイへの排紙が可能な状態へ復
旧されるまで処理を画像形成処理を中断するように構成
されている。この排紙処理について図11を参照しなが
ら説明する。図11は従来のプリンタにおける排紙処理
の手順を示すフローチャートである。
【0006】この排紙処理では、図11に示すように、
まずステップS701において、各排紙トレイに設けら
れた排紙センサの出力に基づき各排紙トレイにおける排
紙状態を確認する状態確認処理を行い、続くステップS
702で、前記状態確認処理の結果に基づき各排紙トレ
イの内の指定された排紙トレイにおける排紙異常が発生
しているか否かを判定する。例えば、前回のプリント要
求により排紙された用紙が指定された排紙トレイに積載
された状態にあり、該排紙トレイの積載量が可能積載量
を超えているときには、指定された排紙トレイに排紙異
常が発生していると判定される。
【0007】指定された排紙トレイに排紙異常が発生し
ているとき、ステップS703に進み、画像形成処理を
中断するように指示するとともに異常発生箇所すなわち
エラー箇所の確認を行い、続くステップS704で、エ
ラー箇所を示すエラー情報をネットワークを介してホス
トコンピュータに通知してホストコンピュータ上で表示
するように指示する。そしてステップS705におい
て、排紙異常の原因が取り除かれたか否かを確認するた
めに、再度上記状態確認処理を行い、ステップS706
で上記状態確認処理の結果に基づき排紙異常が発生して
いるか否かを判定する。指定された排紙トレイに排紙異
常が発生していないときには、排紙異常の原因が取り除
かれた判断して本処理を抜ける。ここで、上記ステップ
S703において出された画像形成処理中断の指示は解
除されるが、この画像形成処理を復旧するためには、ユ
ーザからの再開指示などの指示が入力されることが必要
である。
【0008】これに対し、上記ステップS706で指定
された排紙トレイに排紙異常が発生している判定された
ときには、まだ排紙異常の原因が取り除かれていないと
判断して再度上記ステップS703に戻り、排紙異常の
原因が取り除かれるまで該ステップS703からステッ
プS706までの処理を繰り返す。排紙異常の原因が取
り除かれて指定された排紙トレイにおける排紙異常がな
くなると、同様に本処理を抜け、上記ステップS703
において出された画像形成処理中断の指示が解除される
が、この画像形成処理を復旧するためには、ユーザから
の再開指示などの指示が入力されることが必要である。
【0009】上記ステップS702において指定された
排紙トレイに排紙異常が発生していないと判定されたと
きには、ステップS707に進み、指定された排紙トレ
イを用紙の排紙先トレイとして選択し、続くステップS
708で指定された排紙トレイ上に用紙を排紙する記録
媒体排出処理を行う。次いで、ステップS705に進
み、再度、排紙センサの出力に基づき各排紙トレイにお
ける排紙状態を確認する状態確認処理を行い、続くステ
ップS706で、その状態確認処理の結果に基づき排紙
異常が発生しているか否かを判定する。排紙異常が発生
していなければ、本処理を抜け、排紙異常が発生してい
るときには、上記ステップS703に戻り、排紙異常の
原因が取り除かれるまで該ステップS703からステッ
プS706までの処理を繰り返す。排紙異常の原因が取
り除かれて指定された排紙トレイにおける排紙異常がな
くなると、同様に本処理を抜け、上記ステップS703
において出された画像形成処理中断の指示が解除される
が、この画像形成処理を復旧するためには、ユーザから
の再開指示などの指示が入力されることが必要である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のネット
ワーク環境下で共用されかつ複数の排紙トレイを有する
プリンタにおいて、プリント要求により指定した排紙ト
レイに排紙異常が発生したときには、この排紙異常の原
因が取り除かれるまでは画像形成処理が中断された状態
になるから、排紙異常の原因を取り除くまではこのプリ
ント要求による画像形成処理を復旧することができない
とともに、他のホストコンピュータからのプリント要求
による画像形成処理を行うことができない。また、排紙
異常の発生はプリント要求を出したホストコンピュータ
に通知されるが、通常、ホストコンピュータはプリンタ
に対して遠隔地にあるから、この通知を受けたホストコ
ンピュータのユーザが排紙異常の原因を取り除くまでに
時間が掛かる。その結果、プリンタ稼働率の低下を招き
易い。
【0011】本発明の目的は、複数の排紙段の内の指定
された排紙段における排紙異常の発生に起因する稼働率
の低下を抑制することができる画像形成装置および排紙
制御方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
画像形成処理により画像が形成された転写材を複数の排
紙段の内から対応する排紙段を選択して排紙する排紙処
理を行う排紙オプション装置を少なくとも含むオプショ
ン装置を接続可能な本体と、前記オプション装置の基本
情報を獲得し、該獲得した前記オプション装置の基本情
報に基づき該オプション装置の動作設定に関する動作設
定を行う動作設定手段と、前記オプション装置に対する
動作設定に従い該オプション装置の動作を制御する統括
制御手段とを備える画像形成装置において、前記排紙オ
プション装置の各排紙段における排紙状態を検出する排
紙状態検出手段と、前記排紙状態検出手段の検出結果に
基づき前記排紙オプション装置の各排紙段の内の指定さ
れた排紙段における排紙異常が発生しているか否かを判
定する判定手段と、前記判定手段の判定結果に基づき前
記指定された排紙段に排紙異常が発生したことを認識す
ると、前記排紙オプション装置の基本情報および前記動
作設定の内容を参照して使用可能な排紙段を検索する検
索手段とを設け、前記動作設定手段は、前記検索手段の
検索により前記使用可能な排紙段が見出されると、前記
排紙オプション装置が前記見出された排紙段への排紙を
行うように動作設定を行うことを特徴とする。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載の画
像形成装置において、前記排紙オプション装置は、該排
紙オプション装置の基本情報を格納する格納手段を有
し、前記本体に接続された際に前記格納手段に格納され
た前記基本情報を前記動作設定手段に送信することを特
徴とする。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の画像形成装置において、前記排紙オプション装置
は、前記転写材の排紙先となる排紙段を切り換えること
により該転写材を分別するソート機能を少なくとも含む
後処理機能を有することを特徴とする。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項3記載の画
像形成装置において、前記排紙オプション装置に関する
動作設定は、前記後処理機能の実行の有無に関する指示
と、前記転写材の排紙先となる排紙段の指示とを含むこ
とを特徴とする。
【0016】請求項5記載の発明は、請求項3記載の画
像形成装置において、前記オプション装置の基本情報
は、前記後処理機能の可能処理速度情報および各排紙段
における前記転写材の可能積載量情報を含むことを特徴
とする。
【0017】請求項6記載の発明は、請求項1記載の画
像形成装置において、前記排紙状態検出手段は、前記排
紙オプション装置に設けられていることを特徴とする。
【0018】請求項7記載の発明は、請求項1記載の画
像形成装置において、前記動作設定手段は、前記検索に
より前記使用可能な排紙段を見出せないときには、前記
画像形成処理を一旦停止するように動作設定を行うこと
を特徴とする。
【0019】請求項8記載の発明は、請求項1記載の画
像形成装置において、さらに、前記検索手段の検索によ
り前記使用可能な排紙段を見出せないときに、前記指定
された排紙段に排紙異常が発生したことをユーザに通知
する通知手段を設けたことを特徴とする。
【0020】請求項9記載の発明は、請求項1記載の画
像形成装置において、さらに、複数の外部装置と通信網
を介して接続する接続手段を設け、前記外部装置から前
記通信網を介して転送された印刷情報に対して前記画像
形成処理を行うことを特徴とする。
【0021】請求項10記載の発明は、画像形成処理に
より転写材上に画像を形成する画像形成機構を搭載し、
前記転写材を複数の排紙段の内から対応する排紙段を選
択して排紙する排紙処理を行う排紙オプション装置を少
なくとも含むオプション装置を接続可能に構成された本
体と、前記オプション装置の基本情報を獲得し、該獲得
した前記オプション装置の基本情報に基づき該オプショ
ン装置の動作設定に関する動作設定を行う動作設定手段
と、前記オプション装置に対する動作設定に従い該オプ
ション装置の動作を制御する統括制御手段とを備える画
像形成装置に用いられる排紙制御方法において、排紙状
態検出手段により前記排紙オプション装置の各排紙段に
おける排紙状態を検出する工程と、前記検出結果に基づ
き前記排紙オプション装置の各排紙段の内の指定された
排紙段における排紙異常が発生しているか否かを判定す
る工程と、前記判定結果に基づき前記指定された排紙段
に排紙異常が発生したことを認識すると、前記排紙オプ
ション装置の基本情報および前記動作設定の内容を参照
して使用可能な排紙段を検索する工程と、前記検索によ
り前記使用可能な排紙段が見出されると、前記排紙オプ
ション装置が見出された排紙段への排紙を行うように動
作設定を行う工程とを有することを特徴とする。
【0022】請求項11記載の発明は、請求項10記載
の排紙制御方法において、前記排紙オプション装置は、
該排紙オプション装置の基本情報を格納する格納手段を
有し、前記本体に接続された際に前記格納手段に格納さ
れた前記基本情報を前記動作設定手段に送信することを
特徴とする。
【0023】請求項12記載の発明は、請求項11記載
の排紙制御方法において、前記排紙オプション装置は、
前記転写材の排紙先となる排紙段を切り換えることによ
り該転写材を分別するソート機能を少なくとも含む後処
理機能を有することを特徴とする。
【0024】請求項13記載の発明は、請求項12記載
の排紙制御方法において、前記排紙オプション装置に関
する動作設定は、前記後処理機能の実行の有無に関する
指示と、前記転写材の排紙先となる排紙段の指示とを含
むことを特徴とする。
【0025】請求項14記載の発明は、請求項12記載
の排紙制御方法において、前記オプション装置の基本情
報は、前記後処理機能の可能処理速度情報および各排紙
段における前記転写材の可能積載量情報を含むことを特
徴とする。
【0026】請求項15記載の発明は、請求項10記載
の排紙制御方法において、前記排紙状態検出手段は、前
記排紙オプション装置に設けられていることを特徴とす
る。
【0027】請求項16記載の発明は、請求項10記載
の排紙制御方法において、さらに、前記検索により前記
使用可能な排紙段を見出せないときには、前記画像形成
処理を一旦停止する工程を有することを特徴とする。
【0028】請求項17記載の発明は、請求項10記載
の排紙制御方法において、さらに、前記検索により前記
使用可能な排紙段を見出せないときには、前記指定され
た排紙段に排紙異常が発生したことをユーザに通知する
工程を有することを特徴とする。
【0029】請求項18記載の発明は、請求項10記載
の排紙制御方法において、さらに、複数の外部装置と通
信網を介して接続する接続手段を設け、前記外部装置か
ら前記通信網を介して転送された印刷情報に対して前記
画像形成処理を行うことを特徴とする。
【0030】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態につい
て図を参照しながら説明する。
【0031】図1は本発明の画像形成装置の実施の一形
態の構成を示すブロック図である。なお、本実施の形態
では、ネットワーク環境下で共用されるレーザビームプ
リンタを例に説明する。
【0032】レーザビームプリンタ102は、図1に示
すように、外部機器(ホストコンピュータ)101とと
もに他の外部機器(図示せず)とネットワーク50を介
して接続され、ネットワーク50上の外部機器101か
ら転送された印刷情報(所定のプリンタ言語例えばPo
stScript,LIPSIII,LIPSIVなどによ
る制御情報、イメージデータを含む情報)に基づき画像
形成処理を行う。
【0033】レーザビームプリンタ102は、複数のオ
プション装置を接続可能な本体を有する。本実施の形態
では、給紙オプション装置107、排紙オプション装置
108の2つのオプション装置が本体に接続されてい
る。給紙オプション装置107は、多量の用紙を給紙可
能に搭載するためのペーパデッキオプションユニットか
らなり、該ユニット内部には、後述するオプションコン
トローラ106とオプションユニットインタフェイス7
0を介して接続されているユニットペーパデッキコント
ローラ107aと、各種動作モードを設定するための複
数の操作キー(図示せず)およびその設定内容などの情
報を表示するための表示パネル(図示せず)が設けられ
ている操作部107bとが搭載されている。このペーパ
デッキコントローラ107aは、CPU、ROMおよび
RAM(図示せず)を有し、CPUはオプションコント
ローラ106からの制御情報に基づき対応する給紙制御
をROMに格納されているプログラムに従い実行する。
また、このROMには、給紙オプション装置107の格
納情報、例えば格納可能な用紙サイズの情報などが格納
されている。
【0034】排紙オプション装置108は、例えばソー
ト機能を有するソータオプションユニットからなり、該
ユニット内部には、オプションコントローラ106とオ
プションユニットインタフェイス70を介して接続され
ているソータコントローラ108aと、各種動作モード
を設定するための複数の操作キー(図示せず)およびそ
の設定内容などの情報を表示するための表示パネル(図
示せず)が設けられている操作部108bとが搭載され
ている。このソータコントローラ108aは、CPU、
ROMおよびRAM(図示せず)を有し、CPUはオプ
ションコントローラ106からの制御情報に基づきRO
Mに格納されているプログラムに従い対応するソート動
作および排紙動作に関する制御を行う。また、このRO
Mには、排紙オプション装置108の拡張情報、例えば
排紙ビンの数、ソート機能の有無、ステイプル機能の有
無、排紙された用紙を所定の方向にずらして積載するシ
フト機能の有無、用紙の画像形成面を反転して用紙を排
紙する反転機能の有無などに関する情報が格納されてい
る。
【0035】本体内部には、制御ユニット109が内蔵
され、制御ユニット109は、外部機器101とネット
ワーク50を介して接続されているビデオコントローラ
103と、ビデオコントローラ103とビデオインタフ
ェイス80を介して接続されているエンジンコントロー
ラ105と、ビデオコントローラ103と統括インタフ
ェイス90を介して接続されているオプションコントロ
ーラ106とから構成されている。
【0036】ビデオコントローラ103は、外部機器1
01からネットワーク50を介して転送された印刷情報
を取り込み、該印刷情報に基づきドットデータからなる
1ページ分のビデオデータを生成するとともに、給紙指
定および排紙指定に関するコマンドなどを生成する。こ
のビデオデータは、ビデオインタフェイス80を介して
エンジンコントローラ105に転送され、給紙指定およ
び排紙指定に関するコマンドは、統括インタフェース9
0を介してオプションコントローラ106に転送され
る。ビデオコントローラ103には、インタフェイス6
0を介してパネル部104が接続されている。パネル部
104は、モード設定、各モードに関する設定情報の入
力などの入力操作を行うための各種キー(図示せず)
と、設定されたモードおよびそれに関する入力情報など
の各種情報を表示するための液晶表示パネル(図示せ
ず)とを有する。パネル部104からの入力された情報
はビデオコントローラ103に入力され、ビデオコント
ローラ103は入力された情報をRAM(図示せず)に
保持し、必要に応じて対応するコマンドなどの情報を生
成する。また、パネル部104の液晶表示パネルによる
情報の表示は、ビデオコントローラ103により制御さ
れる。
【0037】エンジンコントローラ105は、ビデオコ
ントローラ103から転送されたビデオデータに基づき
電子写真方式により感光ドラム上に像を形成し、該像を
給紙された用紙に転写、定着することにより、画像形成
を行う。また、エンジンコントローラ105は、給紙オ
プション装置107、排紙オプション装置108に対す
る給排紙のタイミングをビデオコントローラ103を介
してオプションコントローラ106に指示する。
【0038】オプションコントローラ106は、CP
U、ROMおよびRAM(図示せず)を有し、CPUは
ビデオコントローラ103からの給紙指定および排紙指
定、エンジンコントローラ105からの給排紙のタイン
ミング指定に基づきROMに格納されているプログラム
に従い給紙オプション装置107、排紙オプション装置
108を統括的に制御するための制御情報を生成してオ
プションインタフェイス70を介して出力する。本実施
の形態では、1つの給紙オプション装置107、1つの
排紙オプション装置108を接続しているが、複数の給
紙オプション装置107、複数の排紙オプション装置1
08を接続した場合でも、それらをオプションコントロ
ーラ106で制御することが可能である。オプションコ
ントローラ106のRAMは、ビデオコントローラ10
3がアクセス可能な共有メモリ領域を有し、該共有メモ
リ領域は約40ページ分の搬送状況管理エリア、基本ス
テータス部、コマンドステータス部、立ち上げ処理部か
ら構成され、ビデオコントローラ103はこの共有メモ
リ領域の各情報を用いて各オプション装置に対する指定
を行う。ここで、搬送状況管理エリアは、ビデオコント
ローラ103から各オプション装置へ通知される印字方
法(給紙口、排紙口、色、ステイプル処理の有無、シフ
ト処理の有無など)を格納する領域と、ビデオコントロ
ーラ103へ通知する各オプション装置の状態(印字の
経過状況、排紙状況など)を格納する領域とからなる。
基本ステータス部には、ビデオコントローラ103に通
知する、各オプション装置の異常(ジャム、紙無、ステ
イプルの針無など)に関する情報が格納される。コマン
ドステータス部には、ビデオコントローラ103との間
でやり取りされるコマンド、ステータスが格納される。
立ち上げ処理部には、ビデオコントローラ103から指
定された立ち上げ処理指定情報が格納される。なお、こ
の共有メモリ領域の詳細については後述する。
【0039】このレーザビームプリンタ102のハード
ウェア構成について図2を参照しながら説明する。図2
は図1の画像形成装置のハードウェア構成を示す図であ
る。
【0040】レーザビームプリンタ102は、図2に示
すように、レーザスキャナ部206を有する。レーザス
キャナ部206には、ビデオコントローラ103から入
力されたビデオデータ(VDO信号)に基づきレーザ光
を変調して出力するレーザユニット215が設けられて
いる。レーザユニット215から出力されたレーザ光は
ポリゴンミラー(回転多面鏡)216によって走査され
ながら結像レンズ群218および折り返しミラー219
を介して画像形成ユニット207の感光ドラム220上
に導かれる。結像レンズ群218と折り返しミラー21
9との間には、ビーム検出器217が配置され、ビーム
検出器217はレーザ光を検知して主走査同期信号を出
力する。また、折り返しミラー219の裏面側には、レ
ーザユニット215から出力されたレーザ光の光量を検
知するための光量センサ270が配置されている。
【0041】画像形成ユニット207は、上記感光ドラ
ム220とともに、一次帯電器222、現像器223、
クリーナ225、前露光ランプ221とから構成され
る。感光ドラム220上には、上記走査されたレーザ光
により静電潜像が形成され、該静電潜像は現像器223
に供給されたトナーによりトナー像として可視像化さ
れ、このトナー像は、転写機224により、後述する給
紙カセット230、給紙オプション装置107または手
差しトレイ202から給紙された用紙S上に転写され
る。この転写後に、感光ドラム220上に残留したトナ
ーはクリーナ225により除去される。次いで、感光ド
ラム220表面は、前露光ランプ221により除電され
た後に一次帯電器222により所定の電位に帯電され
る。
【0042】給紙カセット230、給紙オプション装置
107または手差しトレイ202からの用紙Sの給紙は
レーザ光の照射開始と同期したタイミングで行われる。
給紙カセット230の用紙はピックアップローラ231
および給紙ローラ204を介して給紙され、レジストロ
ーラ205でタイミングを取るように一旦停止された後
に、感光ドラム220と転写器224との間に搬送され
る。給紙カセット230内には用紙Sの積載量を検知す
るための用紙センサ230sが設けられている。給紙オ
プション装置107の用紙はピックアップローラ24
2、給紙ローラ244、および用紙Sの搬送を中継する
ための給紙ローラ233を介して給紙され、レジストロ
ーラ205でタイミングを取るように一旦停止された後
に、感光ドラム220と転写器224との間に搬送され
る。手差しトレイ202の用紙は、手差しローラ203
およびレジストシャッタ227を介してレジストローラ
205に給紙された後に感光ドラム220と転写器22
4との間に搬送される。なお、給紙オプション装置10
7の構成の詳細については後述する。
【0043】トナー像が転写された用紙Sは搬送路を介
して定着器208に搬送される。定着器208は1対の
ローラからなり、用紙Sが各ローラ間を通過する際に熱
圧されてトナー像は用紙S上に定着される。定着器20
8を通過した用紙Sは排出ローラ210により切換フラ
ッパ211に向けて搬送される。この定着器208以降
の排紙状態は排紙センサ209により検知され、該検知
センサの出力は制御ユニット109のエンジンコントロ
ーラ105に送出される。切換フラッパ211は、用紙
Sを排紙トレイ213または排紙オプション装置108
へ導くための搬送路切換動作を行う。ここで、切換フラ
ッパ211が用紙Sを排紙トレイ213に導くように搬
送路切換動作を行うと、用紙Sは排紙ローラ214を経
て排紙トレイ213上に排紙される。この排紙トレイ2
13上に排紙された用紙Sの積載量は排紙積載量検知セ
ンサ213sにより検知され、該検知センサの出力はエ
ンジンコントローラ105に送出される。切換フラッパ
211が用紙Sを排紙オプション装置108に導くよう
に搬送路切換動作を行うと、用紙Sは排紙オプション装
置108内に導かれる。
【0044】排紙オプション装置108は、フェイスダ
ウン排紙を行うための第1ないし第7排紙ビン251〜
257と、フェイスアップ排紙を行うための第8排紙ビ
ン258とを有する。切換フラッパ211を介して排紙
オプション装置108内に導かれた用紙Sは切換フラッ
パ280の搬送路切換動作により第1ないし第7排紙ビ
ン251〜257または第8排紙ビン258に導かれ
る。用紙Sを第1ないし第7排紙ビン251〜257に
導くときには、切換フラッパ280の動作により用紙が
反転ローラ291に向けて導びかれる。反転ローラ21
9は用紙Sを一旦反転路259に搬送した後に、逆転し
て用紙Sを第1ないし第7排紙ビン251〜258に向
けて搬送する。ここで、第1排紙ビン251に用紙を排
紙するときには、第1排紙ビン251の入口に設けられ
たフラップ281が用紙Sを第1排紙ビン251に導く
ように切換動作を行う。同様に、第2排紙ビンないし第
7排紙ビン252〜257の内の対応する排紙ビンに用
紙を排紙するときには、排紙先のビンの入口に設けられ
たフラップ282〜286が該ビンに用紙を排紙するよ
うに切換動作を行う。なお、排紙先以外の排紙ビンの入
口に設けられたフラップは用紙Sが排紙先のビンに向う
ように切換動作を行う。第7排紙ビン257の入口には
フラップが設けられていない。この排紙オプション装置
108では、第1ないし第7排紙ビン251〜257を
順次切り換えながら対応する排紙ビンに用紙Sを排紙す
ることによりソート処理を行うことが可能であり、ま
た、第1ないし第7排紙ビン251〜257への排紙形
態はフェイスダウン排紙形態になる。
【0045】また、第8排紙ビン258に用紙Sを排紙
するときには、切換フラップ280により用紙が搬送ロ
ーラ290に向けて導かれる。用紙は搬送ローラ290
により第8排紙ビン258上に排紙される。第8排紙ビ
ン258への排紙形態はフェイスアップ排紙形態にな
る。
【0046】第1ないし第7排紙ビン251〜257に
は、排紙された用紙の有無を検知するための排紙エンプ
ティセンサ261s〜267sと、排紙された用紙の積
載量が可能積載量に達したか否かを検知するための満載
検知センサ271s〜277sとが設けられている。満
載検知センサ271s〜277sは、具体的には、用紙
Sの高さが可能積載量に相当する高さ例えば18mmに
達したか否かを検知し、その検知結果はソータコントロ
ーラ108aからオプションコントローラ108aを経
て制御ユニット109内のビデオコントローラ103に
送出される。同様に、排紙エンプティセンサ261s〜
267sの出力はソータコントローラ108aからオプ
ションコントローラ108aを経てビデオコントローラ
103に送出される。
【0047】給紙オプション装置107は、レーザビー
ムプリンタ102の本体の下部に装着されている。給紙
オプション装置107には、用紙Sを積載するペーパデ
ッキ241が設けられ、ペーパデッキ241は用紙Sの
積載量に応じて昇降動作するように構成されている。ペ
ーパデッキ241には、用紙Sの有無を検知するための
用紙センサ241sが設けられ、該センサの出力はペー
パデッキコントローラ107aからオプションコントロ
ーラ106を介してビデオコントローラ103に送出さ
れる。ペーパデッキ241に積載された用紙Sは、上述
したようにピックアップローラ242、給紙ローラ24
4を介して本体側に送り出される。また、給紙オプショ
ン装置107は、その下部に他の給紙オプション装置が
接続可能に構成され、この他の給紙オプション装置を接
続した際に、この他の給紙オプション装置から送り出さ
れた用紙の搬送中継を行うための搬送中継ローラ243
が設けられている。
【0048】次に、ビデオコントローラ103、エンジ
ンコントローラ105、オプションコントローラ部10
6、ペーパデッキコントローラ107a、ソータコント
ローラ108aの各コントローラ間のインタフェースお
よび各コントローラ間でやり取りされる信号について図
3および図4ならびに表1を参照しながら説明する。図
3および図4は図1の画像形成装置内の各コントローラ
間のインタフェースを示す図である。
【0049】ビデオコントローラ103とオプションコ
ントローラ106とを接続する統括インタフェース90
は、図3に示すように、シリアル通信インタフェイス9
1を含み、ビデオコントローラ103はシリアル通信イ
ンタフェイス91を介してオプションコントローラ10
6に対して、給紙オプション装置107への給紙指定、
排紙オプション装置108への排紙ビン指定などのコマ
ンドを送信する。また、オプションコントローラ106
からは給紙オプション装置107における用紙有無の状
態、排紙オプション装置108の各排紙ビンにおける積
載状態などのステータスがシリアル通信インタフェイス
91を介してビデオコントローラ103に送信される。
また、例えば、排紙オプション装置108にステイプル
機能が搭載されているときには、ステイプル針の有無状
態を表すステータスがビデオコントローラ103に送信
される。さらに、ビデオコントローラ103が指定した
オプション例えばステイプル機能が実行可能な状態にあ
るか否かを示す信号としてOPTRDY信号92がビデ
オコントローラ103に送信される。さらに、図4に示
すように、オプションコントローラ106は、その内部
の状態変化を示す信号としてOPTCCRT信号96を
ビデオコントローラ103に送出する。
【0050】また、オプションコントローラ106に
は、エンジンコントローラ105からビデオコントロー
ラ103を介してPOUTT信号93、PFEDT信号
94、PCNG信号95が転送される。POUTT信号
93はプリンタ本体側の用紙の排紙タイミングを示す信
号であり、PFEDT信号94はプリンタ本体側が給紙
オプション装置107から用紙を受け入れるタイミング
を示す信号であり、SPCNG信号95は給紙オプショ
ン装置107から高速に搬送されてきた用紙を減速して
プリンタ本体内の搬送速度に整合させるための信号であ
る。
【0051】ビデオコントローラ103とエンジンコン
トローラ105間を接続するビデオインタフェイス80
は、シリアル通信インタフェイス81を含み、該シリア
ル通信インタフェイス81を介してプリンタ本体の給紙
カセットへの給紙指定、排紙トレイ213への排紙指
定、印字コマンドなどがエンジンコントローラ105に
送信される。エンジンコントローラ105からは、給紙
カセット230の用紙有無状態、紙詰まりなどのステー
タスがシリアル通信インタフェイス81を介してビデオ
コントローラ103に送信される。また、エンジンコン
トローラ105からビデオインタフェイス80を介して
上記POUTT信号93、PFEDT信号94、SPC
NG信号95が送信される。
【0052】上述した各コントローラ間のインタフェイ
スを介してやり取りされる主要信号の一覧を表1に示
す。
【0053】
【表1】 次に、ビデオコントローラ103の構成について図5を
参照しながら説明する。図5は図1の画像形成装置のビ
デオコントローラの構成を示すブロック図である。
【0054】ビデオコントローラ103は、図5に示す
ように、ROM404に格納されている制御コードに従
い該コントローラ内の各ブロックに対する制御を行うC
PU409を有し、CPU409はRAM407を作業
領域として演算、処理を行う。
【0055】CPU409には、システムバス411を
介して上記ROM404、RAM407とともに、パネ
ルI/F(パネルインタフェイス)部401、ホストI
/F(ホストインタフェイス)部402、画像データ生
成部403、画像メモリ405、エンジンI/F(エン
ジンインタフェイス)部406、DMA制御部408、
EEPROM410、オプションI/F(オプションイ
ンタフェイス)部412が接続されている。
【0056】パネルI/F部401はインタフェイス6
0を介してパネル部104との間でやり取りされる信号
の入出力部であり、パネル部104から入力された各設
定情報などの入力情報を取り込み、またパネル部104
の液晶表示パネルに対する表示制御のための情報をパネ
ル部104に送出するなどの通信制御をCPU409の
指示に基づき行う。
【0057】ホストI/F部402はネットワーク50
を介して外部機器101との間でやり取りされる信号の
入出力部であり、外部機器101から転送された印刷情
報を受信し、また外部機器101に対して印刷状況に関
する情報などを送信するなどの通信制御をCPU409
の指示に基づき行う。画像データ生成部403は、外部
機器101から受信した印刷情報を解析してビットマッ
プデータを生成する。この生成されたビットマップデー
タはDMA制御部408の制御により画像メモリ405
に格納される。この画像メモリ405からのビットマッ
プデータの読出しも同様にDMA制御部408の制御に
より行われ、読み出されたビットマップデータはシステ
ムバス411を介してエンジンI/F部406に転送さ
れる。
【0058】エンジンI/F部406はビデオインタフ
ェイス80を介してエンジンコントローラ105との間
でやり取りされる信号の入出力部であり、例えば、画像
メモリ405に格納されたビットマップデータをビデオ
データとしてエンジンコントローラ103に送出し、ま
たエンジンコントローラ103からの上記POUTT信
号93、PFEDT信号94、SPCNG信号95を取
り込む。ここで、エンジンI/F部406に取り込まれ
たPOUTT信号93、PFEDT信号94、SPCN
G信号95の各信号は、ビデオコントローラ103をス
ルーしてオプションコントローラ106に送信するため
に、オプションI/F部412に入力される。
【0059】オプションI/F部412はオプションイ
ンタフェイス70を介してオプションコントローラ10
6との間でやり取りされる信号の入出力部であり、例え
ば、上記POUTT信号93、PFEDT信号94、S
PCNG信号95の各信号をオプションコントローラ1
06に送信する。
【0060】EEPROM410には、オプション装置
の追加装着に伴い追加された拡張情報などを格納する不
揮発性メモリからなる。
【0061】なお、ROM404に格納されている制御
コードは、システムクロックによってタスクと称される
ロードモジュール単位に時分割制御を行うOSと、機能
単位に動作する複数のロードモジュール(タスク)とか
ら構成されている。
【0062】次に、オプションコントローラ106内の
RAMに設けられた共有メモリ領域について図6を参照
しながら説明する。図6は図1の画像形成装置のオプシ
ョンコントローラ内のRAMに設けられた共有メモリ領
域の構成を示す図である。
【0063】オプションコントローラ106内のRAM
(図示せず)は、上述したように、ビデオコントローラ
103がアクセス可能な共有メモリ領域を有する。この
共有メモリ領域は、図5に示すように、約40ページ分
の搬送状況管理エリア、基本ステータス部、コマンドス
テータス部、立ち上げ処理部から構成され、ビデオコン
トローラ103はこの共有メモリ領域の各情報を用いて
各オプション装置に対する指定を行う。
【0064】立ち上げ処理部には、ビデオコントローラ
103から指定された立ち上げ処理指定情報が格納され
る。立ち上げ処理部は、ビデオコントローラ103から
各オプション装置に対してその立ち上げを指定するため
の立ち上げ指定部分と、この指定を行った結果、各オプ
ション装置が立ち上げ処理を完了したことを通知する完
了通知部分とからなる。ビデオコントローラ103はこ
の立ち上げ処理部に対して立ち上げを指定するための情
報を書き込むように該情報をオプションコントローラ1
06に送信し、オプションコントローラ106は立ち上
げ処理部に書き込まれた情報に基づき対応するオプショ
ン装置の立ち上げ処理を行う。具体的には、電源が投入
されると、ビデオコントローラ103が共有メモリ領域
の初期化指定を行い、オプションコントローラ106は
必要な各オプション装置のコンフィグレーション情報取
得指定、情報取得完了に関する情報を立ち上げ処理部に
書き込む。ビデオコントローラ103は、立ち上げ処理
部の完了通知部分を監視して各処理が完了したか否かを
判断する。
【0065】搬送状況管理エリアは、ビデオコントロー
ラ103から各オプション装置へ通知される印字方法
(給紙口、排紙口、色、ステイプル処理の有無、シフト
処理の有無など)を格納する領域と、ビデオコントロー
ラ103へ通知する各オプション装置の状態(印字の経
過状況、排紙状況など)を格納する領域とからなる。ビ
デオコントローラ103は上記印字方法を指定し、各オ
プション装置の状態を監視しながら印字処理を実行す
る。上記指定は、最大40ページ分行うことが可能であ
り、1ページ毎に順番に行われる。排紙完了したページ
の領域部分は空き領域としてみなされ、再指定可能なよ
うに初期化されてリングバッファとして使用される。
【0066】基本ステータス部には、各オプション装置
の異常(ジャム、紙無、ステイプルの針無など)に関す
る情報が格納され、ビデオコントローラ103はこの基
本ステータス部から各オプション装置の異常に関する情
報を取得する。また、さらに詳細な情報が必要であれ
ば、基本ステータスの内容から対応するコマンドステー
タスを見出し、このコマンドステータスによってさらに
詳細な情報を取得することが可能である。
【0067】コマンドステータス部には、ビデオコント
ローラ103との間でやり取りされるコマンド、ステー
タスが格納される。このコマンド、ステータスとして
は、例えば、装置名称、給紙実相用紙サイズ、給紙用紙
残量、紙詰まり位置、種類、アクセスポイント、排紙さ
れた用紙の積載量、故障詳細に関するものなどがあり、
それぞれ状況に応じて発行されて書き込まれる。また、
省電力モードへの移行、紙詰まり時の緊急停止、排紙ビ
ンの移動、リセット実行などのオプション制御は、それ
に関するコマンドなどもコマンドステータス部に書き込
むことにより実行される。
【0068】このように、ビデオコントローラ103は
搬送状況管理エリアの情報を取得し、この情報に基づき
印字処理を実行し、基本ステータスの情報から異常発生
を検知したときには、異常箇所を特定するコマンドステ
ータスを発行してその異常内容を特定し、その異常内容
に応じた詳細な情報収集および制御を行う。
【0069】次に、ビデオコントローラ103がオプシ
ョンコントローラ106のRAMに設けられた共有メモ
リ領域からオプション情報を獲得する処理についてを図
7を参照しながら説明する。図7は図1の画像形成装置
のビデオコントローラによるオプション情報獲得処理の
手順を示すフローチャートである。
【0070】ビデオコントローラ103がオプションコ
ントローラ106のRAMに設けられた共有メモリ領域
からオプション情報を獲得する場合、図7に示すよう
に、まずステップS601において、コマンドステータ
ス部の所定のアドレスに対してコンマンドを識別するた
めのIDを指定し、続くステップS602でオプション
コントローラ106に対して指定するコマンドのデータ
数を指定し、そしてステップS603で内容を表すデー
タを指定する。
【0071】次いで、ステップS604に進み、コマン
ドを送信したことをオプションコントローラ106に通
知し、オプションコントローラ106が各オプション装
置と通信を行って対応する情報を取得するようにトリガ
をかける。オプションコントローラ106は指定された
データ内容に基づき、対応するオプション装置とシリア
ル通信を行ってステータス情報の取得を開始する。これ
と同時にオプションコントローラ106によるステータ
ス情報取得の完了を監視するために、タイマが起動され
る。
【0072】続くステップS605では、上記タイマが
タイムアウトしたか否かを判定し、上記タイマがタイム
アウトしていないときには、ステップS606でオプシ
ョンコントローラ106によるステータス情報取得が完
了して該ステータス情報を取得することが可能な状態に
あるか否かを判定する。ステータス情報を取得すること
が可能な状態にないときには、再度上記ステップS60
5に戻り、ステータス情報を取得することが可能な状態
になることを待つ。上記タイマがタイムアウトする前に
ステータス情報を取得することが可能な状態になると、
ステップS607に進み、ステータスのコマンドIDを
取得し、続くステップS608でステータスデータ数を
取得し、そしてステップS609でステータスデータ数
分のステータスを取得する。
【0073】次いで、ステップS610に進み、オプシ
ョンコントローラ106に対してスタータス獲得完了を
通知して本処理を終了する。
【0074】これに対し、ステータス情報を取得するこ
とが可能な状態になる前に上記タイマがタイムアウトす
ると(ステップS605,S606)、ステータス情報
を獲得することができない状態にあると判断してステッ
プS611に進み、再度コマンド実行するようにリトラ
イ通知を行い本処理を終了する。
【0075】次に、印字処理後に指定された排紙ビンに
用紙を排紙する排紙処理について図8を参照しながら説
明する。図8は図1の画像形成装置のビデオコントロー
ラによる排紙処理の手順を示すフローチャートである。
【0076】本実施の形態では、上記共有メモリ領域に
おける排紙オプション装置108の排紙状態に関する情
報に基づき排紙オプション装置108の各排紙ビンの内
の指定された排紙ビンへの排紙異常が発生しているか否
かを判定し、該判定結果に基づき指定された排紙ビンへ
の排紙異常が発生したことを認識すると、排紙オプショ
ン装置108の排紙状態に関する情報を参照して使用可
能な排紙ビンを検索し、該検索により使用可能な排紙ビ
ンが見出されると、該見出された排紙ビンへの排紙を行
うように排紙オプション装置108に対する動作設定を
行う。この排紙処理はビデオコントローラ103により
実行される。
【0077】この排紙処理では、図8に示すように、ま
ずステップS801において、オプションコントローラ
106とシリアル通信インタフェイス91(図3に示
す)を介して通信を行い、オプションコントローラ10
6の上記共有メモリ領域の基本ステータス部の情報を参
照して排紙オプション装置108の状態を確認する状態
確認処理を行う。続くステップS802では、上記状態
確認処理の結果に基づき各排紙ビンの内の指定された排
紙ビンに対する排紙異常が発生しているか否かを判定す
る。例えば、前回のプリント要求により排紙された用紙
が指定された排紙ビンに積載された状態にあり、該排紙
ビンの積載量が可能積載量を超えているときには、指定
された排紙ビンに排紙異常が発生していると判定され
る。
【0078】指定された排紙ビンに排紙異常が発生して
いるときには、ステップS803に進み、他の排紙ビン
の内の使用可能な排紙ビンを検索し、続くステップS8
04で上記検索により使用可能な排紙ビンが見出された
か否かを判定する。使用可能な排紙ビンが見出されない
ときには、ステップS805に進み、発生した異常の内
容すなわちエラー内容の詳細を確認するとともに、印字
処理を中断するように動作設定を行い、続くステップS
806で、パネル部104にエラー内容を示すエラー情
報を表示するとともに、エラー箇所を示すエラー情報を
ネットワーク50を介して外部機器101にに通知して
外部機器101上で表示するように指示する。そしてス
テップS807において、排紙異常の原因が取り除かれ
たか否かを確認するために、再度上記状態確認処理を行
い、ステップS808で上記状態確認処理の結果に基づ
き指定された排紙ビンに排紙異常が発生しているか否か
を判定する。指定された排紙ビンに排紙異常が発生して
いないときには、排紙異常の原因が取り除かれた判断し
て本処理を抜ける。これに対し、上記ステップS808
において指定された排紙ビンに排紙異常が発生している
判定したときには、まだユーザにより排紙異常の原因が
取り除かれていないと判断して再度上記ステップS80
3に戻り、排紙異常の原因が取り除かれるまで該ステッ
プS803からステップS808までの処理を繰り返
す。排紙異常の原因が取り除かれて指定された排紙ビン
における排紙異常がなくなると、本処理を抜ける。
【0079】上記ステップS804において指定された
排紙ビンに代わる使用可能な排紙ビンがあると判定する
と、ステップS809に進み、見出された排紙ビンを用
紙の排紙先として選択し、続くステップS810で排紙
先ととして選択された排紙ビン上に用紙を排紙する記録
媒体排出処理を行う。次いで、上記ステップS807に
進み、再度排紙先の排紙ビンの排紙状態を確認する状態
確認処理を行い、続くステップS808で、その状態確
認処理の結果に基づき排紙異常が発生しているか否かを
判定する。排紙異常が発生していなければ、本処理を抜
け、排紙異常が発生しているときには、上記ステップS
803に戻り、排紙異常の原因が取り除かれるまで該ス
テップS803からの処理を繰り返す。
【0080】上記ステップS802において指定された
排紙トレイに排紙異常が発生していないと判定されたと
きには、ステップS809に進み、指定された排紙ビン
を用紙の排紙先として選択し、続くステップS810で
指定された排紙ビン上に用紙を排紙する記録媒体排出処
理を行う。次いで、上記ステップS807に進み、上記
状態確認処理を行い、続くステップS808で、その状
態確認処理の結果に基づき排紙異常が発生しているか否
かを判定する。排紙異常が発生していなければ、本処理
を抜け、排紙異常が発生しているときには、上記ステッ
プS803に戻り、排紙異常の原因が取り除かれるまで
該ステップS803からの処理を繰り返す。
【0081】このように、本実施の形態では、上記共有
メモリ領域における排紙オプション装置108の排紙状
態に関する情報に基づき排紙オプション装置108の各
排紙ビンの内の指定された排紙ビンへの排紙異常が発生
しているか否かを判定し、該判定結果に基づき指定され
た排紙ビンへの排紙異常が発生したことを認識すると、
排紙オプション装置108の排紙状態に関する情報を参
照して使用可能な排紙ビンを検索し、該検索により使用
可能な排紙ビンが見出されると、該見出された排紙ビン
への排紙を行うように排紙オプション装置108に対す
る動作設定を行うから、排紙異常が発生した排紙ビンに
代わる使用可能な排紙ビンが見出されれば、この排紙異
常の原因が取り除かれることを待つことなく、印字処理
を継続して行うことができ、排紙ビンにおける排紙異常
の発生に起因する稼働率の低下を抑制することができ
る。特に、ネットワーク環境下で共用されるときに、排
紙ビンにおける排紙異常の発生に起因する稼働率の低下
を抑制する効果が大きく発揮されることになる。
【0082】(実施の第2形態)次に、本発明の実施の
第2形態について図9および図10を参照しながら説明
する。図9は本発明の画像形成装置の実施の第2形態に
おけるビデオコントローラ側による排紙処理の手順を示
すフローチャート、図10は本発明の画像形成装置の実
施の第2形態におけるオプションコントローラによるビ
デオコントローラへの排紙異常通知の手順を示すフロー
チャートである。なお、本実施の形態は、上述の実施の
第1形態と同じ構成を有し、その説明は省略する。
【0083】本実施の形態は、上述の実施の第1形態に
対し、オプションコントローラ106が、排紙オプショ
ン装置108における排紙異常を検知したときに、OP
TCCRT信号96(図4に示す)を用いて上記排紙異
常をビデオコントローラ103に対して自発的に通知す
る点で異なる。
【0084】具体的には、オプションコントローラ10
6においては、図10に示すように、ステップS901
で上記共有メモリ領域の基本ステータス部におけるステ
ータスの変化を監視し、この基本ステータス部における
ステータスの変化があると、ステップS902に進む。
ステップS902では、OPTCCRT信号96を出力
して変化したステータスをビデオコントローラ103に
通知する。続くステップS903では、上記OPTCC
RT信号96に対して応答してビデオコントローラ10
3から出される詳細ステータスに関する問い合わせを待
ち、この問い合わせを受信すると、ステップS904
で、この問い合わせに応答して、ステータスの変化の原
因を示す詳細ステータスをビデオコントローラ103に
返し、本処理を抜ける。
【0085】これに対し、ビデオコントローラ103側
では、図9に示すように、排紙処理を実行している。こ
の排紙処理では、ステップS910においてステータス
を受信すると、ステップS911でオプションコントロ
ーラ106に対して変化したステータスの詳細内容に関
する問い合わせを行う。
【0086】次いで、ステップS912において上記問
い合わせに対するビデオコントローラ106からの返答
を待ち、この返答を受けると、ステップS913に進
み、オプションコントローラ106から返された詳細ス
テータスの内容を解析し、その解析結果に基づき各排紙
ビンの内の指定された排紙ビンに対する排紙異常が発生
しているか否かを判定する。
【0087】指定された排紙ビンに排紙異常が発生して
いるときには、ステップS915に進み、他の排紙ビン
の内の使用可能な排紙ビンを検索し、続くステップS9
16で上記検索により使用可能な排紙ビンが見出された
か否かを判定する。使用可能な排紙ビンが見出されない
ときには、ステップS917に進み、発生した異常の内
容すなわちエラー内容の詳細を確認し、続くステップS
918で、パネル部104にエラー内容を示すエラー情
報を表示するとともに、エラー箇所を示すエラー情報を
ネットワーク50を介して外部機器101にに通知して
外部機器101上で表示するように指示する。そしてス
テップS919において、排紙異常の原因が取り除かれ
たか否かを確認するために、再度上記状態確認処理を行
い、ステップS920で上記状態確認処理の結果に基づ
き指定された排紙ビンに排紙異常が発生しているか否か
を判定する。指定された排紙ビンに排紙異常が発生して
いないときには、排紙異常の原因が取り除かれた判断し
て本処理を抜ける。これに対し、上記ステップS920
において指定された排紙ビンに排紙異常が発生している
判定したときには、まだユーザにより排紙異常の原因が
取り除かれていないと判断して再度上記ステップS91
5に戻り、排紙異常の原因が取り除かれるまで該ステッ
プS915からの処理を繰り返す。排紙異常の原因が取
り除かれて指定された排紙ビンにおける排紙異常がなく
なると、本処理を抜ける。
【0088】上記ステップS915において指定された
排紙ビンに代わる使用可能な排紙ビンがあると判定する
と、ステップS921に進み、見出された排紙ビンを用
紙の排紙先として選択し、続くステップS922で排紙
先ととして選択された排紙ビン上に用紙を排紙する記録
媒体排出処理を行う。次いで、上記ステップS919に
進み、再度排紙先の排紙ビンの排紙状態を確認する状態
確認処理を行い、続くステップS920で、その状態確
認処理の結果に基づき排紙異常が発生しているか否かを
判定する。排紙異常が発生していなければ、本処理を抜
け、排紙異常が発生しているときには、上記ステップS
915に戻り、排紙異常の原因が取り除かれるまで該ス
テップS915からの処理を繰り返す。
【0089】上記ステップS914において指定された
排紙トレイに排紙異常が発生していないと判定されたと
きには、ステップS921に進み、指定された排紙ビン
を用紙の排紙先として選択し、続くステップS922で
指定された排紙ビン上に用紙を排紙する記録媒体排出処
理を行う。次いで、上記ステップS919に進み、上記
状態確認処理を行い、続くステップS920で、その状
態確認処理の結果に基づき排紙異常が発生しているか否
かを判定する。排紙異常が発生していなければ、本処理
を抜け、排紙異常が発生しているときには、上記ステッ
プS915に戻り、排紙異常の原因が取り除かれるまで
該ステップS915からの処理を繰り返す。
【0090】このように、オプションコントローラ10
6が、排紙オプション装置108における排紙異常を検
知したときに、OPTCCRT信号96(図4に示す)
を用いて上記排紙異常をビデオコントローラ103に対
して自発的に通知するように構成することにより、ビデ
オコントローラ103にかかる負荷を軽減することがで
きる。
【0091】なお、上述の各実施の形態では、排紙処理
実行時に指定された排紙ビンに排紙異常が発生したとき
に使用可能排紙ビンを検索し、使用可能な排紙ビンが見
出されないときにはエラー表示を行うように構成されて
いるが、エラー表示前に警告を発するように設定しても
よい。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の画
像形成装置によれば、排紙オプション装置の各排紙段に
おける排紙状態を検出する排紙状態検出手段と、排紙状
態検出手段の検出結果に基づき排紙オプション装置の各
排紙段の内の指定された排紙段における排紙異常が発生
しているか否かを判定する判定手段と、判定手段の判定
結果に基づき前記指定された排紙段に排紙異常が発生し
たことを認識すると、排紙オプション装置の基本情報お
よび動作設定の内容を参照して使用可能な排紙段を検索
する検索手段とを設け、動作設定手段で、検索手段の検
索により使用可能な排紙段が見出されると、排紙オプシ
ョン装置が見出された排紙段への排紙を行うように動作
設定を行うから、複数の排紙段の内の指定された排紙段
における排紙異常の発生に起因する稼働率の低下を抑制
することができる。
【0093】請求項2記載の画像形成装置によれば、排
紙オプション装置が、該排紙オプション装置の基本情報
を格納する格納手段を有し、本体に接続された際に格納
手段に格納された基本情報を動作設定手段に送信するか
ら、容易に排紙オプション装置の情報を獲得することが
できる。
【0094】請求項3記載の画像形成装置によれば、排
紙オプション装置が、転写材の排紙先となる排紙段を切
り換えることにより該転写材を分別するソート機能を少
なくとも含む後処理機能を有するように構成することが
できる。
【0095】請求項4記載の画像形成装置によれば、排
紙オプション装置に関する動作設定が、後処理機能の実
行の有無に関する指示と、転写材の排紙先となる排紙段
の指示とを含むように構成することができる。
【0096】請求項5記載の画像形成装置によれば、オ
プション装置の基本情報が、後処理機能の可能処理速度
情報および各排紙段における転写材の可能積載量情報を
含むように構成することができる。
【0097】請求項6記載の画像形成装置によれば、排
紙状態検出手段を、排紙オプション装置に設けるように
構成することができる。
【0098】請求項7記載の画像形成装置によれば、動
作設定手段で、検索により使用可能な排紙段を見出せな
いときには、画像形成処理を一旦停止するように動作設
定を行うように構成することができる。
【0099】請求項8記載の画像形成装置によれば、さ
らに、検索手段の検索により使用可能な排紙段を見出せ
ないときに、排紙異常が発生したことをユーザに通知す
る通知手段を設けたから、指定された排紙段に排紙異常
が発生したことをユーザに容易に知らせることができ
る。
【0100】請求項9記載の画像形成装置によれば、さ
らに、複数の外部装置と通信網を介して接続する接続手
段を設け、外部装置から通信網を介して転送された印刷
情報に対して画像形成処理を行うように構成することが
できる。
【0101】請求項10記載の排紙制御方法によれば、
排紙状態検出手段により排紙オプション装置の各排紙段
における排紙状態を検出する工程と、検出結果に基づき
排紙オプション装置の各排紙段の内の指定された排紙段
における排紙異常が発生しているか否かを判定する工程
と、判定結果に基づき指定された排紙段に排紙異常が発
生したことを認識すると、排紙オプション装置の基本情
報および動作設定の内容を参照して使用可能な排紙段を
検索する工程と、検索により前記使用可能な排紙段が見
出されると、排紙オプション装置が見出された排紙段へ
の排紙を行うように動作設定を行う工程とを有するか
ら、複数の排紙段の内の指定された排紙段における排紙
異常の発生に起因する稼働率の低下を抑制することがで
きる。
【0102】請求項11記載の排紙制御方法によれば、
排紙オプション装置が、該排紙オプション装置の基本情
報を格納する格納手段を有し、本体に接続された際に格
納手段に格納された基本情報を動作設定手段に送信する
から、容易に排紙オプション装置の情報を獲得すること
ができる。
【0103】請求項12記載の排紙制御方法によれば、
排紙オプション装置が、転写材の排紙先となる排紙段を
切り換えることにより該転写材を分別するソート機能を
少なくとも含む後処理機能を有するように構成すること
ができる。
【0104】請求項13記載の排紙制御方法によれば、
排紙オプション装置に関する動作設定が、後処理機能の
実行の有無に関する指示と、転写材の排紙先となる排紙
段の指示とを含むように構成することができる。
【0105】請求項14記載の排紙制御方法によれば、
オプション装置の基本情報が、後処理機能の可能処理速
度情報および各排紙段における転写材の可能積載量情報
を含むように構成することができる。
【0106】請求項15記載の排紙制御方法によれば、
排紙状態検出手段を排紙オプション装置に設けるように
構成することができる。
【0107】請求項16記載の排紙制御方法によれば、
さらに、検索により使用可能な排紙段を見出せないとき
には、画像形成処理を一旦停止する工程を有するように
構成することができる。
【0108】請求項17記載の排紙制御方法によれば、
さらに、検索により使用可能な排紙段を見出せないとき
には、指定された排紙段に排紙異常が発生したことをユ
ーザに通知する工程を有するから、指定された排紙段に
排紙異常が発生したことをユーザに容易に知らせること
ができる。
【0109】請求項18記載の排紙制御方法によれば、
さらに、複数の外部装置と通信網を介して接続する接続
手段を設け、外部装置から通信網を介して転送された印
刷情報に対して画像形成処理を行うように構成すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の実施の一形態の構成を
示すブロック図である。
【図2】図1の画像形成装置のハードウェア構成を示す
図である。
【図3】図1の画像形成装置内の各コントローラ間のイ
ンタフェースを示す図である。
【図4】図1の画像形成装置内の各コントローラ間のイ
ンタフェースを示す図である。
【図5】図1の画像形成装置のビデオコントローラの構
成を示すブロック図である。
【図6】図1の画像形成装置のオプションコントローラ
内のRAMに設けられた共有メモリ領域の構成を示す図
である。
【図7】図1の画像形成装置のビデオコントローラによ
るオプション情報獲得処理の手順を示すフローチャート
である。
【図8】図1の画像形成装置のビデオコントローラによ
る排紙処理の手順を示すフローチャートである。
【図9】本発明の画像形成装置の実施の第2形態におけ
るビデオコントローラ側による排紙処理の手順を示すフ
ローチャートである。
【図10】本発明の画像形成装置の実施の第2形態にお
けるオプションコントローラによるビデオコントローラ
への排紙異常通知の手順を示すフローチャートである。
【図11】従来のプリンタにおける排紙処理の手順を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
50 ネットワーク 101 外部機器 102 レーザビームプリンタ 103 ビデオコントローラ 104 パネル部 105 エンジンコントローラ 106 オプションコントローラ 108 排紙オプション装置 109 制御ユニット 409 CPU

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成処理により画像が形成された転
    写材を複数の排紙段の内から対応する排紙段を選択して
    排紙する排紙処理を行う排紙オプション装置を少なくと
    も含むオプション装置を接続可能な本体と、前記オプシ
    ョン装置の基本情報を獲得し、該獲得した前記オプショ
    ン装置の基本情報に基づき該オプション装置の動作設定
    に関する動作設定を行う動作設定手段と、前記オプショ
    ン装置に対する動作設定に従い該オプション装置の動作
    を制御する統括制御手段とを備える画像形成装置におい
    て、前記排紙オプション装置の各排紙段における排紙状
    態を検出する排紙状態検出手段と、前記排紙状態検出手
    段の検出結果に基づき前記排紙オプション装置の各排紙
    段の内の指定された排紙段における排紙異常が発生して
    いるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段の判定
    結果に基づき前記指定された排紙段に排紙異常が発生し
    たことを認識すると、前記排紙オプション装置の基本情
    報および前記動作設定の内容を参照して使用可能な排紙
    段を検索する検索手段とを設け、前記動作設定手段は、
    前記検索手段の検索により前記使用可能な排紙段が見出
    されると、前記排紙オプション装置が前記見出された排
    紙段への排紙を行うように動作設定を行うことを特徴と
    する画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記排紙オプション装置は、該排紙オプ
    ション装置の基本情報を格納する格納手段を有し、前記
    本体に接続された際に前記格納手段に格納された前記基
    本情報を前記動作設定手段に送信することを特徴とする
    請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記排紙オプション装置は、前記転写材
    の排紙先となる排紙段を切り換えることにより該転写材
    を分別するソート機能を少なくとも含む後処理機能を有
    することを特徴とする請求項1または2記載の画像形成
    装置。
  4. 【請求項4】 前記排紙オプション装置に関する動作設
    定は、前記後処理機能の実行の有無に関する指示と、前
    記転写材の排紙先となる排紙段の指示とを含むことを特
    徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記オプション装置の基本情報は、前記
    後処理機能の可能処理速度情報および各排紙段における
    前記転写材の可能積載量情報を含むことを特徴とする請
    求項3記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記排紙状態検出手段は、前記排紙オプ
    ション装置に設けられていることを特徴とする請求項1
    記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記動作設定手段は、前記検索により前
    記使用可能な排紙段を見出せないときには、前記画像形
    成処理を一旦停止するように動作設定を行うことを特徴
    とする請求項1記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 さらに、前記検索手段の検索により前記
    使用可能な排紙段を見出せないときに、前記指定された
    排紙段に排紙異常が発生したことをユーザに通知する通
    知手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の画像形
    成装置。
  9. 【請求項9】 さらに、複数の外部装置と通信網を介し
    て接続する接続手段を設け、前記外部装置から前記通信
    網を介して転送された印刷情報に対して前記画像形成処
    理を行うことを特徴とする請求項1記載の画像形成装
    置。
  10. 【請求項10】 画像形成処理により転写材上に画像を
    形成する画像形成機構を搭載し、前記転写材を複数の排
    紙段の内から対応する排紙段を選択して排紙する排紙処
    理を行う排紙オプション装置を少なくとも含むオプショ
    ン装置を接続可能に構成された本体と、前記オプション
    装置の基本情報を獲得し、該獲得した前記オプション装
    置の基本情報に基づき該オプション装置の動作設定に関
    する動作設定を行う動作設定手段と、前記オプション装
    置に対する動作設定に従い該オプション装置の動作を制
    御する統括制御手段とを備える画像形成装置に用いられ
    る排紙制御方法において、排紙状態検出手段により前記
    排紙オプション装置の各排紙段における排紙状態を検出
    する工程と、前記検出結果に基づき前記排紙オプション
    装置の各排紙段の内の指定された排紙段における排紙異
    常が発生しているか否かを判定する工程と、前記判定結
    果に基づき前記指定された排紙段に排紙異常が発生した
    ことを認識すると、前記排紙オプション装置の基本情報
    および前記動作設定の内容を参照して使用可能な排紙段
    を検索する工程と、前記検索により前記使用可能な排紙
    段が見出されると、前記排紙オプション装置が見出され
    た排紙段への排紙を行うように動作設定を行う工程とを
    有することを特徴とする排紙制御方法。
  11. 【請求項11】 前記排紙オプション装置は、該排紙オ
    プション装置の基本情報を格納する格納手段を有し、前
    記本体に接続された際に前記格納手段に格納された前記
    基本情報を前記動作設定手段に送信することを特徴とす
    る請求項10記載の排紙制御方法。
  12. 【請求項12】 前記排紙オプション装置は、前記転写
    材の排紙先となる排紙段を切り換えることにより該転写
    材を分別するソート機能を少なくとも含む後処理機能を
    有することを特徴とする請求項11記載の排紙制御方
    法。
  13. 【請求項13】 前記排紙オプション装置に関する動作
    設定は、前記後処理機能の実行の有無に関する指示と、
    前記転写材の排紙先となる排紙段の指示とを含むことを
    特徴とする請求項12記載の排紙制御方法。
  14. 【請求項14】 前記オプション装置の基本情報は、前
    記後処理機能の可能処理速度情報および各排紙段におけ
    る前記転写材の可能積載量情報を含むことを特徴とする
    請求項12記載の排紙制御方法。
  15. 【請求項15】 前記排紙状態検出手段は、前記排紙オ
    プション装置に設けられていることを特徴とする請求項
    10記載の排紙制御方法。
  16. 【請求項16】 さらに、前記検索により前記使用可能
    な排紙段を見出せないときには、前記画像形成処理を一
    旦停止する工程を有することを特徴とする請求項10記
    載の排紙制御方法。
  17. 【請求項17】 さらに、前記検索により前記使用可能
    な排紙段を見出せないときには、前記指定された排紙段
    に排紙異常が発生したことをユーザに通知する工程を有
    することを特徴とする請求項10記載の排紙制御方法。
  18. 【請求項18】 さらに、複数の外部装置と通信網を介
    して接続する接続手段を設け、前記外部装置から前記通
    信網を介して転送された印刷情報に対して前記画像形成
    処理を行うことを特徴とする請求項10記載の排紙制御
    方法。
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