JPH1135256A - 油圧エレベータの異常診断装置 - Google Patents

油圧エレベータの異常診断装置

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JPH1135256A
JPH1135256A JP19718497A JP19718497A JPH1135256A JP H1135256 A JPH1135256 A JP H1135256A JP 19718497 A JP19718497 A JP 19718497A JP 19718497 A JP19718497 A JP 19718497A JP H1135256 A JPH1135256 A JP H1135256A
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JP
Japan
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abnormality
elevator
detector
hydraulic elevator
hydraulic
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Pending
Application number
JP19718497A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Tamura
貴史 田村
Yuzuru Yoshimiya
譲 吉宮
Makoto Aoki
誠 青木
Yasuto Nakajima
康人 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Building Systems Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Building Systems Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運転に実質的な支障をきたすような検出器の
故障となる前に、その前兆を精度良く検出することがで
きるようにした油圧エレベータの異常診断装置を提供す
る。 【解決手段】 エレベータが停止していて行先階登録が
ないことを検出した後、油圧エレベータに設けた検出器
5a〜5cの検出値における変動幅を変動幅演算部10
で検出し、異常診断部11でこの変動幅を基準値と比較
し、その比較結果から異常検出部12で検出器5a〜5
cの異常の有無を判定するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は油圧エレベータの異
常診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の油圧エレベータの異常診断装置と
しては、例えば特開平7−10427号公報に記載のよ
うに油圧エレベータの作動油の温度検出器の出力値をデ
ィジタル値に変換するA/D変換器の故障を早期に発見
するために、出力値をディジタル値に変換するまでの時
間を計時し、その計時された時間が所定時間以上になる
と、A/D変換器が故障であるという異常検出信号を出
力するものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
油圧エレベータの異常診断装置は、温度検出器の出力値
をディジタル値に変換するA/D変換器の故障を発見す
るものであり、圧力検出器や温度検出器そのものの異常
を早期に検出することはできなかった。
【0004】本発明の目的とするところは、運転に実質
的な支障をきたすような検出器の故障となる前に、その
前兆を精度良く検出することができるようにした油圧エ
レベータの異常診断装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、電動ポンプを用いて油タンク内の作動油を
制御してシリンダ内のプランジャを駆動し、このプラン
ジャを介して乗りかごを昇降する油圧エレベータに、少
なくとも一つの検出器を設けて構成した油圧エレベータ
の異常診断装置において、エレベータが停止していて行
先階登録がないことを検出した後に上記検出器の出力値
の変動幅を基準値と比較する異常診断部と、この比較結
果から上記検出器の異常を判断する異常検出部とを設け
たことを特徴とする。
【0006】本発明による油圧エレベータの異常診断装
置は、上述のようにエレベータが停止していて行先階登
録がないことを検出した後、検出器の出力値の変動幅を
基準値と比較する異常診断部を設けたため、動作中の変
動による誤判定を防止して精度の良い検出を行うことが
できるようになり、比較結果から検出器の異常か否かを
判定するようにしているので、運転に実質的な支障をき
たすような故障となる前の兆候を把握することができ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
によって説明する。図1は本発明の一実施の形態による
油圧エレベータの異常診断装置を示す概略構成図であ
る。油タンク2には配管13Aを介して電動ポンプ3が
接続され、この電動ポンプ3の吐出側には配管13Bを
介して制御弁4が接続されている。この制御弁4には配
管13Cを介して油圧シリンダ6が接続され、油圧シリ
ンダ6にはプランジャ7が可摺動的に嵌入されている。
電動ポンプ3により油タンク2内の作動油を配管13
A,13B、制御弁4および配管13Cを介して油圧シ
リンダ6内に送り込み、あるいは油圧シリンダ6内から
油タンク2内に排出させることにより、プランジャ7を
上下動させるように構成している。このプランジャ7の
上端にはプーリ14が取り付けられており、このプーリ
14には一端が乗りかご1に固定され、他端が油圧シリ
ンダ6あるいはその近傍の固定部に固定された主ロープ
15が掛けられ、プランジャ7の上下動により主ロープ
15によって乗りかご1を昇降させている。
【0008】シリンダ6と接続した配管13Cには、シ
リンダ6の圧力を検出する圧力検出器5aが接続され、
また電動ポンプ3と制御弁4間の配管13Bには、電動
ポンプ3側の圧力を検出する圧力検出器5bが接続さ
れ、さらに油タンク2には作動油の温度を検出する温度
検出器5cが取り付けられている。これらの圧力検出器
5a,5bおよび温度検出器5cの出力値は、信号線を
介してエレベータ制御部17に送信されるように接続さ
れている。このエレベータ制御部17には、エレベータ
が停止していて行先階登録がないことを検出して呼び無
信号を作成する呼び無信号作成部18が構成されてい
る。このエレベータ制御部17には異常診断装置8が接
続されており、この異常診断装置8は、詳細を後述する
ように呼び無信号作成部18で作成されたエレベータの
呼び無信号を検出した後、エレベータ制御部17に送信
された上述の出力値を一定周期毎に取り込み、その出力
値に基づいて圧力検出器5a,5bおよび温度検出器5
cの異常を判定するようにしている。
【0009】この異常診断装置8内には異常診断判定部
16が設けられており、この異常診断判定部16の内部
には、圧力検出器5a,5bおよび温度検出器5cの出
力値を計測値PP(i),PS(i),T(i)として
取り込む計測値入力部9と、先の計測値PP(i),P
S(i),T(i)と前回読み出した計測値PP(i−
1),PS(i−1),T(i−1)との差である変動
幅ΔPP,ΔPS,ΔTをそれぞれ求める変動幅演算部
10と、変動幅ΔPP,ΔPS,ΔTを基準値と比較す
る異常診断部11と、この比較から異常か否かを判定す
る異常検出部12が設けられている。
【0010】次に、圧力検出器5a,5bおよび温度検
出器5cの異常を検出する動作を図1および図2を用い
て説明する。異常診断装置8は、エレベータ制御部でエ
レベータが停止していて行先階登録がないことを検出し
て呼び無信号作成部18により呼び無信号が作成された
ことを検出すると、一定周期毎に圧力検出器5a,5b
および温度検出器5cの出力値をエレベータ制御部17
を介して取り込む。これは異常診断装置8内の異常診断
判定部16内の計測値入力部9に計測値PP(i),P
S(i),T(i)として取り込まれる。
【0011】その後、変動幅演算部10において計測値
PP(i),PS(i),T(i)と前回読み出した計
測値PP(i−1),PS(i−1),T(i−1)と
の差である変動幅ΔPP,ΔPS,ΔTをそれぞれ求め
る。次いで、異常診断部11では、求めた変動幅ΔP
P,ΔPS,ΔTを異常の判定を行なう基準値、すなわ
ち予め設定されたそれぞれ個々に求められた基準値と比
較する。比較した結果、変動幅ΔPP,ΔPS,ΔTが
基準値よりも大きければ、異常検出部12にて圧力検出
器5a,5bおよび温度検出器5cが異常であると判断
し、これを記憶したり外部送信したりする。また変動幅
ΔPP,ΔPS,ΔTと異常の判定を行なう基準値との
比較を行った結果、変動幅ΔPP,ΔPS,ΔTが基準
値より小さければ、圧力検出器5a,5bおよび温度検
出器5cが正常であると判断し、何の処理も行わない。
【0012】圧力検出器5a,5bおよび温度検出器5
cの軽度の出力値の変動は、その異常を判定するための
基準値を小さく設定することで無視するようにすること
ができる。また圧力検出器5a,5bおよび温度検出器
5cの一瞬の出力値の変動が生じる異常を検出する場
合、圧力検出器5a,5bおよび温度検出器5cの出力
値をエレベータ制御部17を介して異常診断装置8に取
り込む周期を調整して短くすればよい。
【0013】このようにしてエレベータが停止していて
行先階登録がないことを検出した後、圧力検出器5a,
5bおよび温度検出器5cの異常の有無を判定するよう
にしたため、動作中の変動による誤判定を防止して精度
の良い検出を行うことができると共に、運転に実質的な
支障をきたすような圧力検出器5a,5bおよび温度検
出器5cが故障となる前にその兆候を把握することがで
きる。
【0014】尚、上述の実施の形態では、シリンダ6と
接続した配管13Cにシリンダ6の圧力を検出するため
に設けた圧力検出器5a、電動ポンプ3と制御弁4間の
配管13Bに電動ポンプ3側の圧力を検出するために設
けた圧力検出器5b、さらに油タンク2に作動油の温度
を検出するために設けた温度検出器5cについて説明し
たが、その他の検出器についても同様に適用することが
できる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明による油圧エ
レベータの異常診断装置は、エレベータが停止していて
行先階登録がないことを検出した後、油圧エレベータに
設けた検出器の異常の有無を判定するようにしたため、
動作中の変動による誤判定を防止して精度の良い検出を
行うことができると共に、運転に実質的な支障をきたす
ような故障となる前の兆候を把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による油圧エレベータの
異常診断装置を示す概略構成図である。
【図2】図1に示した油圧エレベータの異常診断装置の
要部のブロック図である。
【符号の説明】
1 乗りかご 2 油タンク 3 電動ポンプ 4 制御弁 5a,5b 圧力検出器 5c 温度検出器 9 計測値入力部 10 変動幅演算部 11 異常診断部 12 異常検出部 16 異常診断判定部 18 呼び無信号作成部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中島 康人 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株 式会社日立ビルシステム内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動ポンプを用いて油タンク内の作動油
    を制御してシリンダ内のプランジャを駆動し、このプラ
    ンジャを介して乗りかごを昇降する油圧エレベータに、
    少なくとも一つの検出器を設けて構成した油圧エレベー
    タの異常診断装置において、エレベータが停止していて
    行先階登録がないことを検出した後に上記検出器の出力
    値の変動幅を基準値と比較する異常診断部と、この比較
    結果から上記検出器の異常を判断する異常検出部とを設
    けたことを特徴とする油圧エレベータの異常診断装置。
  2. 【請求項2】 電動ポンプを用いて油タンク内の作動油
    を制御してシリンダ内のプランジャを駆動し、このプラ
    ンジャを介して乗りかごを昇降する油圧エレベータに、
    少なくとも一つの検出器を設けて構成した油圧エレベー
    タの異常診断装置において、エレベータが停止していて
    行先階登録がないことを検出した後、一定周期毎に上記
    検出器の出力値を計測値として取り込む計測値入力部
    と、この計測値と前回取り込んだ計測値との変動幅を基
    準値と比較する異常診断部と、この比較結果から上記検
    出器の異常を診断する異常検出部とを設けたことを特徴
    とする油圧エレベータの異常診断装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のものにおいて、上記検出
    器は、上記シリンダの圧力を検出する圧力検出器と、上
    記電動ポンプの吐出圧力を検出する圧力検出器と、上記
    油タンク内の作動油の温度を検出する温度検出器である
    ことを特徴とする油圧エレベータの異常診断装置。
JP19718497A 1997-07-23 1997-07-23 油圧エレベータの異常診断装置 Pending JPH1135256A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011162295A (ja) * 2010-02-08 2011-08-25 Mitsubishi Electric Corp 油圧エレベータの異常検出装置
WO2017013709A1 (ja) * 2015-07-17 2017-01-26 三菱電機株式会社 油圧式エレベータの安全装置および油圧式エレベータの戸開走行異常検出方法

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