JPH11352261A - 時計装置及び時刻の設定方法並びに記録装置及び方法 - Google Patents

時計装置及び時刻の設定方法並びに記録装置及び方法

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JPH11352261A
JPH11352261A JP10164875A JP16487598A JPH11352261A JP H11352261 A JPH11352261 A JP H11352261A JP 10164875 A JP10164875 A JP 10164875A JP 16487598 A JP16487598 A JP 16487598A JP H11352261 A JPH11352261 A JP H11352261A
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JP
Japan
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time
signal
recording
clock
unit
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JP10164875A
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Masashi Ota
正志 太田
Masanari Miyata
勝成 宮田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内蔵する時計の時刻を精度良く設定する。 【解決手段】 アンテナから選局部71を経てIF部7
2に入力した信号は映像信号と音声信号に分離される。
シーンチェンジ検出部では映像信号からシーンチェンジ
が検出され、ジャストクロック部74では音声信号又は
時報情報入力によりジャストクロック動作が行われる。
システムコントローラ77は、シーンチェンジ検出部7
5にて検出されたシーンチェンジを利用して、内蔵する
時計を映像信号のフレーム単位の精度で設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像のフレーム単
位の精度で自動的に時刻を設定する時計装置及び時刻の
設定方法、並びに記録媒体に映像信号や音声信号等の信
号を記録する記録装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、映像信号をテープ状の記録媒体に
記録するビデオテープレコーダ等の記録装置としては、
例えば所定時刻から放送される番組を記録するために、
時刻情報を与える内蔵時計を備えるものが提供されてい
る。
【0003】このような内蔵時計を備えるビデオテープ
レコーダ等の記録装置は、この内蔵時計の時刻を自動的
に修正するために、ジャストクロック機能を有すること
がある。
【0004】ジャストクロック機能は、放送の音声情報
だけを用いて内蔵時計の修正をするものである。例え
ば、特定の時間に放送される時報から、音声の、400
Hz、800Hzなどの、特定の周波数を検出して、時
計の修正を行なっていた。
【0005】また、入力される映像信号を、例えばいわ
ゆるMPEG(moving pictures experts group )規格
のように、画像群(group of pictures ;GOP)を単位と
してビットストリームに圧縮符号化する記録装置が提供
されている。
【0006】このようなGOPを単位として圧縮符号化
を行う記録装置においては、内蔵時計を備えることがあ
っても、この内蔵時計と全く独立にGOPの制御を行っ
ていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、放送の
音声信号から時報を検出する従来のジャストクロック機
能では、ある一定時間連続する特定の周波数を検出し時
計の修正を行なっていたので、1秒以内の精度を得るこ
とはできなかった。
【0008】また、上述したように音声信号だけを使用
して時計の修正を行なっていたので、時刻と映像信号と
の相関関係がなく、時計以外の利用方法がなかった。ま
た、MPEG等のGOP構造を持つ映像信号圧縮方式を
有する従来の記録装置では、時計情報とは全く独立に、
GOP構造の制御を行なっていたので、毎正時の前後
や、正時丁度に開始されるコマーシャルとそれ以外の部
分(以下「本編」という。)で、GOPを共有している
場合があった。
【0009】従って、3時間連続で記録したテレビ放送
から、途中の1時間のプログラムを消去する場合、上記
1時間に一部が含まれるGOPを消去してしまうと、残
したプログラムの一部が再生できなかったすることがあ
った。逆に、余分な消去を防ぐために上記GOPを残す
と、記録容量が減ってしまうという問題点があった。
【0010】同様に民放のテレビジョン放送を記録した
のち、コマーシャル部分を消去する場合、本編とコマー
シャルを共有しているGOPを消去すると、本編の一部
が再生できなかったり、それを防ぐためにこのGOPを
残すと記録容量が減ってしまうという問題点があった。
【0011】本発明は、上述の課題に鑑みてなされるも
のであって、時刻を検出する精度を向上させ、時刻と映
像信号との相関を取り入れ、GOPが本編とコマーシャ
ル部分を共有しないようにする時計装置及び時刻の設定
方法並びに記録装置及び方法を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明に係る時計装置は、入力される時刻設定制
御信号により時刻を設定する時刻設定手段と、入力され
るテレビジョン信号のシーンチェンジのタイミングにて
時刻を補正する時刻補正手段とを有するものである。
【0013】本発明に係る時刻の設定方法は、入力され
る時刻設定制御信号により時刻を設定する時刻設定工程
と、入力されるテレビジョン信号のシーンチェンジのタ
イミングにて時刻を補正する時刻補正工程とを有するも
のである。
【0014】本発明に係る記録装置は、内部に時計を備
え、少なくとも映像信号を含む情報信号を記録媒体記録
するものであって、上記時計の時刻を設定する時刻設定
手段と、上記時計の時刻を上記映像信号のフレーム単位
にて補正する時刻補正手段と、上記時計にて計測した時
刻に基づいて情報信号を上記記録媒体に記録するように
制御する制御手段とを有するものである。
【0015】本発明に係る記録方法は、内部の時計を参
照して、少なくとも映像信号を含む情報信号を記録媒体
に記録するものであって、上記時計の時刻を設定する時
刻設定工程と、上記時計の時刻を上記映像信号のフレー
ム単位にて補正する時刻補正工程と、上記時計にて計測
した時刻に基づいて情報信号を上記記録媒体に記録する
ように制御する制御工程とを有するものである。
【0016】上述のように、本発明は、シーンチェンジ
のタイミングを検出するのでフレーム単位の精度にて時
刻を補正することができる。従って、時計情報以外に、
映像の絶対フレーム時間を使用する各種検出や制御、例
えば正時に開始されるコマーシャルの検出や、画像群の
構造の制御等に利用することができる。これらは、結果
的にユーザーにとって、正確な時間を提供するばかりで
なく、それ以外にも有用な機能を提供するものである。
【0017】また、本発明においては、毎正時で画像群
の構造が閉じているために、正時単位で開始/終了する
プログラムを消去するといった編集が簡単に行なうこと
ができる。
【0018】さらに、記録した放送から、正時に開始す
るコマーシャル部分だけを消去するといった編集も容易
に行なうことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。
【0020】最初に第1の実施の形態として、時計装置
について説明する。この装置は、アンテナからの放送
波、及び外部からの時報情報入力に基づいて、内蔵され
る時計の時刻を設定するものである。
【0021】時計装置は、図1に示すように、アンテナ
からの信号から所望の放送局の信号を選択する選局部7
1と、選局部71からの中間周波数(IF)の信号を復
調するIF部72と、IF部72からの映像信号からシ
ーンチェンジを検出するシーンチェンジ検出部75と、
IF部72からの音声信号から無音を検出する無音検出
部76とを有している。
【0022】地上波テレビジョン、衛星放送、通信衛星
放送などの放送波は、アンテナで受信されて選局系71
に入力される。選局系71は、選局制御部73の制御に
より、入力される信号から所定の放送局、時間等につい
て選択し、中間周波数(IF)に変換してIF部72に
供給する。
【0023】選局部71からの信号は、IF部72にて
復調され映像信号、音声信号が得られ、映像信号はシー
ンチェンジ検出系75に、音声信号はジャストクロック
部74と無音検出部76にそれぞれ供給される。
【0024】シーンチェンジ検出部75では、入力され
た映像信号のシーンチンジの有無を検出し、その結果を
システムコントローラ77に供給する。
【0025】無音検出部76では、入力された音声信号
の無音部を検出し、同様にシステムコントローラ77に
供給する。
【0026】また、時計装置は、時報情報入力及びIF
部72からの音声信号に基づいて時刻を設定するジャス
トクロック動作を行うジャストクロック部74と、選局
部71における選局を制御する選局制御部73と、ジャ
ストクロック部74、シーンチェンジ検出部75及び無
音検出部76から入力される信号に基づいて選局制御部
73その他この装置の各部を制御するシステムコントロ
ーラ77とを有している。
【0027】ジャストクロック部74では、受信した時
報音声、もしくは時報情報入力、例えば電話での時報サ
ービスに基づいて、ジャストクロック動作を行なう。
【0028】ここで、ジャストクロックとは、放送の音
声情報、例えば、特定の時間に放送される時報から、特
定の周波数を検出して時計の時刻の修正を行うものであ
る。
【0029】システムコントローラ77は、この装置の
各部を制御する制御部である。システムコントローラ7
7には、ジャストクロック部74で得られたジャストク
ロック情報、シーンチェンジ検出部75からのシーンチ
ェンジ情報、無音検出部76からの無音情報が入力され
る。システムコントローラ77は、これらの信号に基づ
いて、映像のフレーム精度で、内蔵の時計の設定を行な
う。
【0030】システムコントローラ77は、時報を用い
て時計を設定する場合、予め時報を行なう放送局、時間
は既知であるので、その情報を記憶している。システム
コントローラ77は、このような時報の情報を基に選局
制御部73に選局情報を与える。
【0031】選局制御部73は、システムコントローラ
77からの選局情報に基づいて選局部71における選局
の制御を行う。
【0032】続いて、時計装置のシステムコントローラ
における時刻の設定方法について説明する。時計の設定
方法の工程は、図2に示すようなフローチャートにて表
される。
【0033】最初のステップ82においては、時報放送
を受信し、ジャストクロック動作が行なわれる。すなわ
ち、時報放送の音声信号から特定の周波数が検出され、
これに基づいて時計の時刻の修正が行われる。そして、
次のステップ83に進む。
【0034】ステップ83においては、ステップ82に
て検出されたジャストクロックの時間の前後に映像のシ
ーンチェンジ部が存在したかどうかの判定を行なう。
【0035】ここで、ジャストクロックの精度を、±
0.5秒とした時、シーンチェンジの検出はこれと同じ
幅で行なう。すなわち、ジャストクロックが検出された
時間に対し、前後15フレームでシーンチェンジが発生
したか否かを検出する。
【0036】そして、シーンチェンジがあった時には
“YES”としてステップ84に進み、シーンチェンジ
がなかったときには“NO”としてステップ85に進
む。
【0037】ステップ84においては、シーンチェンジ
があった時間を、正時の0フレーム目になるように時計
を設定する。すなわち、ジャストクロックで検出した時
間が、午後7時であれば、その中のシーンチェンジ部
を、午後7時00分00秒00フレームとする。そし
て、ステップ86に進む。
【0038】なお、ステップ83にてシーンチェンジが
複数検出された場合は、ジャストクロックが検出された
時間に一番近いシーンチェンジ部を0フレームとする。
【0039】一方、ステップ85においては、ステップ
83で所定の範囲内にシーンチェンジが存在しなかった
ので、取りあえずジャストクロックで検出された時間を
0フレームになるよう時計の設定を行ない、ステップ8
6に進む。
【0040】ステップ86においては、ステップ82の
ジャストクロックの時刻から、約1時間後、シーンチェ
ンジと無音が同時に発生したか否かを判定する。
【0041】これは、時報放送が毎時行なわれていない
ためと、毎正時に番組等の切り替わりで、シーンチェン
ジと無音が同時に発生する頻度が高いためである。
【0042】すなわち、ステップ86では、ステップ8
4で設定した時間からの経過時間を基に判定を行なう。
詳しくは、ステップ84で設定された時計は、その後内
蔵の水晶発振子の精度で動作する。水晶発振子の精度を
考慮すると、月差30秒程度までのバラツキが考えられ
るので、この精度を考慮して、シーンチェンジと無音の
発生のサーチ幅を決める。ここでは1時間経過している
ので、時計の精度は約±0.042秒となる。
【0043】そこで、次のステップ86で、時計の正時
0フレーム目に対し、前後2フレーム以内に、シーンチ
ェンジかつ無音部が存在するか否かを判別する。そし
て、シーンチェンジかつ無音部が存在したときには“Y
ES”としてステップ84に進み、存在しないときには
“NO”としてこのステップ86に戻る。
【0044】ステップ87においては、その時刻を0フ
レーム目に再度時計の設定を行なう一方、ステップ86
でシーンチェンジかつ無音が所定の時間以内になかった
場合は内蔵時計の毎正時にこれを繰り返し行なう。但
し、サーチ範囲は時間経過とともに増して行く。
【0045】すなわち、上述したように、1時間で、約
±0.042の誤差を生ずるので、これに経過時間を乗
じた範囲をサーチすることになる。例えば、2時間に対
しては±0.084秒とすることができる。
【0046】次に、約1時間後にステップ86にてシー
ンチェンジかつ無音部が検出されるか否かの判定を行な
う。なお、この時のサーチ範囲は±0.5secとな
る。
【0047】以下、この動作を繰り返すことにより、時
報放送がなくても、毎正時にフレーム単位で時計の設定
が可能となる。
【0048】また、時計装置を有する信号記録再生装置
の電源が常時オンの場合は、一度時計を設定したのち
は、フレーム数をカウントすることにより、フレーム精
度を保つことも可能である。
【0049】電源をオフにした場合は、毎正時少し前に
自動的に電源をオンし、時計の設定を行なってもよい
し、数時間おきに行なってもよい。
【0050】続いて、図3に示すシーンチェンジ検出部
の内部構成を参照して、シーンチェンジ検出方法につい
て説明する。
【0051】シーンチェンジ検出部は、入力される映像
信号を所定時間にわたって遅延させる遅延回路90と、
入力される映像信号及び遅延回路90にて遅延された映
像信号が入力され、これらの映像信号の感のフレーム間
相関を判定するフレーム間相関判定部91と、フレーム
間相関判定部91からのフレーム間相関判定に基づいて
シーンチェンジを判定するシーンチェンジ判定部92と
を有している。
【0052】遅延回路90は、例えば所定のフレーム数
のフレームメモリで構成される。本実施の形態において
は、1フレームのフレームメモリにて構成されている。
【0053】遅延回路90においては、所定のフレーム
数に対応する時間だけ入力された映像信号が遅延され
る。本実施の形態においては、フレームメモリは1フレ
ームのフレームメモリから構成されるので、映像信号は
1フレーム遅延される。そして、遅延された映像信号は
フレーム間相関判定部91に入力される。
【0054】フレーム間相関判定部91は、遅延回路9
0からの遅延映像信号と遅延回路90を経ていないスル
ー映像信号を比較し、その相関を算出する。
【0055】フレーム間相関判定部91における相関の
計算方法には、例えば、1各画像の信号レベルのヒスト
グラムの相関を使う方法や、それぞれの画面の各画素に
ついて差分をとってその積分値を相関値にする方法や、
それぞれの画面を複数の領域に分けて各領域での相関を
計算し多数決をとる方法などが考えられる。
【0056】本実施の形態では、最もシンプルと思われ
る、それぞれの画面の各画素についての差分を取ってそ
の積分値を相関値にする方法を採用する。
【0057】シーンチェンジ判定部92はフレーム間相
関判定部91で算出された画像間の相関値Eが所定の閾
値よりも大きかった場合、2枚の画像の相関の度合いは
小さいことになり、シーンチェンジであったと判定し、
その結果を出力する。
【0058】続いて、フレーム間相関判定部91にて用
いられる判定方法について、図4を参照して説明する。
本実施の形態で採用する判定方法は、上述したように、
遅延映像信号及びスルー映像入力のそれぞれの画面の各
画素について差分をとってその積分値を相関とする方法
である。
【0059】遅延回路90から入力される遅延映像信号
の映像データは、図4中のAに示すように、画像サイズ
n×mである。この映像データについて、水平方向座標
軸をi、垂直方向座標軸をjとして、各画素をDijに
て表すことにする。
【0060】一方、遅延回路を経ないスルー映像信号の
映像データは、図4中のBに示すように、同じく画像サ
イズn×mであるが、この映像データについて、同様に
して各画素をSijにて表すことにする。
【0061】そして、相関値Eを各画素の差分の絶対値
の総和、すなわち次に示す式にて表すことにする。
【0062】
【数1】
【0063】続いて、無音検出部における無音検出の方
法について説明する。
【0064】無音検出部のアルゴリズムの流れは、図5
のフローチャートに示すようになる。
【0065】すなわち、最初のステップ101において
は、入力された中間周波数の信号を音声信号及び映像信
号に復調するIF部から与えられる音声信号を取り込
み、次のステップ102に進む。
【0066】具体的には、本実施の形態においては、音
声信号のサンプリング周波数を16KHzとし、かつ1
秒間に30フレームのレートで処理をしていることとし
て、16K/30サンプルのデジタル音声レベルとす
る。16K/30サンプルにてデジタル化された音声信
号は、例えば図6中のAに示すようになる。
【0067】ステップ102においては、ステップ10
1にてデジタル音声レベルとされた入力信号の絶対値を
取り、これに続くステップ103においてはステップ1
02からの絶対値の平均レベルを算出する。そして、次
のステップ104に進む。
【0068】このステップ102においては、図6中の
Aに示したデジタル化された音声信号は、図6中のBに
示すように絶対値を取られて正側のみになる。そして、
この絶対値を取られた信号は、図6中のCに示すように
平均値(Ave)を取られる。
【0069】ステップ104においては、ステップ10
3にて算出されたデジタル音声レベルの平均レベル、す
なわち平均値について、所定の無音判定閾値と比較す
る。
【0070】そして、平均値が無音判定閾値より小さい
ときには“YES”としてステップ105に進み、そう
でないときには“NO”としてステップ106に進む。
平均値が無音判定閾値より小さいということは、そのフ
レームが無音区間であると判定したことになる。
【0071】ステップ105においては無音判定を出力
し、ステップ106においては有音判定を出力する。そ
して、ともにこの一連の工程を終了する。
【0072】このように、無音検出部においては、毎フ
レーム所定の標本化を行い、さらに平均音声レベルにつ
いて判定することにより無音を検出するものである。
【0073】次に、本発明の第2の実施の形態として、
映像/音声信号の記録/再生を行う記録/再生装置につ
いて説明する。先ず、記録/再生系の構成を概略的に説
明する。
【0074】記録/再生装置は、図7に示すように、映
像信号及び音声信号が入力され、これらの信号に処理を
施す記録信号処理部1と、記録信号処理部1から供給さ
れた信号が記録される記録媒体3と、記録媒体3から再
生された信号に処理を施して映像信号及び音声信号を出
力する再生信号処理部4とを有している。
【0075】入力される映像信号、音声信号は記録信号
処理部1にて、各種処理を施され、記録媒体3に供給さ
れる。記録信号処理部1は、時刻設定動作を行い、その
結果をシステムコントローラ7に供給する。
【0076】記録媒体3から読み出された信号は、再生
信号処理部4で各種信号処理を施され、映像信号及び音
声信号として出力される。
【0077】また、記録/再生装置は、記録媒体3にお
けるヘッド等の制御を行うディスク/ヘッド制御部5
と、記録についての制御信号が入力される記録制御信号
入力部6と、再生についての制御信号が入力される再生
制御信号入力部8と、記録信号処理部1、記録制御信号
入力部6及び再生制御信号入力部8からの信号に基づい
て記録媒体3及び各処理部を制御するシステムコントロ
ーラ7とを有している。
【0078】記録媒体3は、ディスク/ヘッド制御系5
によりサーボ、ヘッド移動等を行ない、記録媒体上の所
定の位置に記録が行なわれるように制御される。
【0079】なお、記録動作は、ユーザが記録ボタンを
押すことにより、記録制御信号入力系6を介してシステ
ムコントローラ7に伝えられ、各処理部/制御部に指示
が与えられる。
【0080】再生時は、ユーザが再生ボタンを押すこと
により、再生制御信号入力部8を介してシステムコント
ローラ7に伝えられ、各処理部/制御部に指示が与えら
れる。
【0081】再生時には、記録媒体3はディスク/ヘッ
ド制御部5によりサーボ、ヘッド移動等を行ない、再生
信号を再生信号処理系4に、検出結果をシステムコント
ローラ7にそれぞれ供給する。
【0082】続いて、記録/再生装置において、入力さ
れる信号を記録媒体に対して記録する部分である記録系
の構成について詳細に説明する。
【0083】この記録系は、図7に示した記録/再生装
置において、記録信号処理部1、記録制御信号入力部6
を含み、システムコントローラ7制御の下に、ディスク
/ヘッド制御部5に制御されて記録媒体3に対するデー
タの記録を行うものである。
【0084】記録/再生装置の記録系は、図8に示すよ
うに、入力される映像信号に処理を施す映像信号処理部
10と、入力されるカメラ信号に対する処理を施すカメ
ラ信号処理部11と、アンテナからの信号を処理するチ
ューナ部12と、映像信号処理部10、カメラ信号処理
部11及びチューナ部12からそれぞれ与えられる映像
信号を切り換える映像信号切り換え部13と、映像信号
切り換え部13からの映像信号にA/D変換を施す映像
信号A/D変換部14とを有している。
【0085】映像信号出力、カメラ、アンテナから入力
される映像信号は、それぞれ映像信号処理部10、カメ
ラ信号処理部11、チューナー部(映像系)12に供給
され、各処理部で、入力映像信号に合わせた処理を施
し、映像信号切り換え部13に供給される。
【0086】映像信号切り換え部13は、入力される映
像信号から所望の映像信号を選択して映像信号A/D変
換部14に供給する。映像信号は、映像信号A/D変換
部14にてA/D変換を施され、映像信号切り換え部1
5に供給される。
【0087】また、記録/再生装置の記録系は、入力さ
れる音声信号に処理を施す音声信号処理部24と、マイ
クから入力される信号に処理を施すマイク入力音声処理
部25と、チューナ部12、音声信号処理部及びマイク
入力音声処理部25からそれぞれ入力される音声信号を
切り換える音声信号切り換え部26と、音声信号切り換
え部26からの音声信号にA/D変換を施す音声信号A
/D変換部27とを有している。
【0088】音声信号出力、マイク、アンテナから入力
される音声信号はそれぞれ音声信号処理系24、マイク
音声処理系24、チューナー部(音声系)12に供給さ
れ、各処理部で、入力音声信号に合わせた処理を施し、
音声信号切り換え部26に供給される。
【0089】音声信号切り換え部26は、各入力映像信
号から、所望の映像信号を選択し音声信号A/D変換部
27に供給する。
【0090】音声信号A/D変換部27にて、A/D変
換を施された音声信号は、音声信号切り換え部28に供
給される。
【0091】さらに、記録/再生装置の記録系は、例え
ばいわゆるDV方式のように所定のフォーマットにより
圧縮された信号を伸張する伸張部18と、入力される圧
縮デジタル信号のフォーマットを変換する圧縮方式変換
部19と、映像信号A/D変換部14、伸張部18及び
外部から入力される映像信号を切り換える映像信号切り
換え部15と、映像信号切り換え部15からの映像信号
に帯域圧縮処理を施す映像信号帯域圧縮処理部16と、
映像信号帯域圧縮部16及び圧縮信号変換部19からの
信号を切り換える映像信号切り換え部17とを有してい
る。
【0092】映像信号切り換え部15では、映像信号切
り換え部13と同様にして、ユーザの設定に従い、映像
信号A/D変換部14、デジタル映像信号、DV信号の
いずれか1つを選択する。
【0093】なお、DV信号等の所定のフォーマットに
より圧縮された信号は、伸張部18にて、この装置に適
合するよう変換が施された後、映像信号切り換え部15
に供給される。
【0094】映像信号帯域圧縮処理部16では、MPE
G(moving pictures experts group )やJPEG(jo
int photographic coding experts group )といった帯
域圧縮が施され 映像信号切り換え系17に供給する。
【0095】映像信号切り換え部17では、デジタル衛
星放送/デジタルTV放送等の圧縮デジタル入力と、映
像信号帯域圧縮処理部16との選択を行なう。
【0096】なお、圧縮デジタル信号に、コンピュータ
等のデータを入力することも可能である。また、入力さ
れる圧縮デジタル信号が、この装置の記録方式と適合し
ない場合は、圧縮方式変換部19にて変換を行う。
【0097】映像信号切り換え部17にて選択された信
号は多重化部20に供給される。
【0098】そして、記録/再生装置の記録系は、音声
信号A/D変換部28、伸張部18及び外部から入力さ
れる音声信号を切り換える音声信号切り換え部28と、
音声信号切り換え部28から音声信号に帯域圧縮処理を
施す音声信号帯域圧縮処理部29と、音声信号帯域圧縮
処理部29及び圧縮方式変換部19からの信号を切り換
える音声信号切り換え部30とを有している。
【0099】音声信号切り換え部28では、音声信号切
り換え部26と同様にして、ユーザの設定に従い、音声
信号A/D変換部27、入力されるデジタル音声信号、
DV信号等の所定のフォーマットの信号のいずれか1つ
を選択する。
【0100】なお、入力されるDV信号等の所定のフォ
ーマットの信号は伸張部18にて、この装置に適合する
よう変換が施された後、音声信号切り換え部28に供給
される。音声信号帯域圧縮処理部29では、MPEGオ
ーディオやAC−3といった帯域圧縮が施し、音声信号
切り換え部30に供給する。なお、音声の場合はリニア
PCM等の非圧縮信号の場合もある。
【0101】音声信号切り換え部30では、デジタル衛
星放送、TV放送等の圧縮デジタル入力と、音声信号帯
域圧縮処理部29との選択を行なう。
【0102】なお、圧縮デジタル入力が、この装置の記
録方式と適合しない場合は、圧縮方式変換部19にて、
変換を行う。
【0103】音声信号切り換え部30にて選択された信
号は多重化部20に供給される。
【0104】さらに、記録/再生装置の記録系は、映像
信号切り換え部17及び音声信号切り換え部30からの
信号を多重化する多重化部20と、多重化部20からの
信号に所定の処理を施す記録データ処理部21と、記録
データ処理部21からのデータが記録される記録媒体2
2と、記録媒体22のヘッド、サーボ等の制御を行うデ
ィスク/ヘッド制御部23とを有している。
【0105】多重化部20では、映像信号切り換え部1
7と、音声信号切り換え部30から供給される信号を多
重化する。例えば、MPEGシステムのプログラムスト
リームやトランスポートストリームを行なう。多重化さ
れた信号は、記録データ処理部21に供給される 。
【0106】記録データ処理部21では、記録フォーマ
ットに合わせ、例えばデータの並べ換えや、エラー訂正
符号の付加、いわゆるEFM(eight to fourteen modu
lation)のような変調を行ない、記録媒体22に記録を
行なう。
【0107】記録媒体22はディスク/ヘッド制御部2
3により、サーボ、ヘッド移動等の制御が行なわれ、与
えられた位置に記録を行なう。そして、記録/再生装置
の記録系は、映像信号切り換え部15からの映像信号及
び音声信号切り換え部28からの音声信号に基づいて自
動的に時刻を検出する自動時刻検出部33と、記録につ
いての制御が入力される記録制御信号入力部321と、
自動時刻検出部33及び記録制御信号入力部31からの
信号に基づいて、各処理部/制御部の制御を行うシステ
ムコントローラ32とを有している。
【0108】システムコントローラ32は、ユーザの設
定に従い、記録制御信号入力部31を介して得た情報に
基づいて映像信号切り換え部13の制御を行ない、各入
力映像信号から、所望の映像信号を選択し映像信号A/
D変換部14に供給する。
【0109】システムコントローラ32は、ユーザの設
定に従い、記録制御信号入力部31を介して得た情報に
基づいて音声信号切り換え部26の制御を行なう。
【0110】システムコントローラ32は、多重化に必
要な時間情報、ストリーム情報等のヘッド情報を多重化
部20に供給する。
【0111】なお、時計設定の動作については、後に詳
しく説明する。
【0112】音声信号切り換え部28からの音声信号
は、音声信号帯域圧縮処理部29と、時刻設定部33に
供給される。
【0113】映像信号切り換え部15からの映像信号
は、映像信号帯域圧縮処理部16と、時刻設定部33に
供給される。
【0114】この記録/再生装置の記録系の構成におい
ては、時刻設定部33に、チューナー部12以外の信号
も入力されるようになっているが、時刻設定機能が働く
のは、チューナー部12が選択された時である。なお、
図8に示した記録系における記録媒体22、ディスク/
ヘッド制御部23、記録制御信号入力部31及びシステ
ムコントローラ32は、図7に示した記録/再生装置に
おける記録媒体3、ディスクヘッド制御部5、記録制御
信号入力部6及びシステムコントローラ7にそれぞれ対
応している。
【0115】続いて、記録/再生装置における記録媒体
から信号を再生して出力する再生系について詳細に説明
する。
【0116】この再生系は、図7に示した記録/再生装
置において、再生信号処理部4、再生制御信号入力部8
を含み、システムコントローラ7制御の下に、ディスク
/ヘッド制御部5に制御されて記録媒体3からのデータ
の再生を行うものである。
【0117】記録/再生装置の再生系は、図9に示すよ
うに、データが記録された記録媒体41と、この記録媒
体からのデータの再生の際のヘッダ、サーボ等の制御を
行うディスク/ヘッド制御部42と、記録媒体41から
再生した信号を処理する再生データ処理部43と、再生
データ処理部43からの信号を他のフォーマットに変換
する圧縮方式変換部44と、再生データ処理部43から
の多重化された信号を分離する分離部45とを有してい
る。
【0118】ディスク/ヘッド制御部42により制御さ
れた記録媒体41からは、多重化信号並びに検出情報が
読みだされ再生データ処理部43に供給される。
【0119】再生データ処理部43では、再生フォーマ
ットに従い、例えばEFM復調、エラー訂正、データの
並べ換え等の処理が施され、データバスを経由して再多
重化信号を分離部45に供給する。
【0120】再生多重化信号は分離系45にてヘッダの
解析を行なわれ、多重化された信号を分離し、各処理系
に信号を供給する。
【0121】記録/再生装置の再生系は、分離部45に
て分離された映像信号に帯域伸張処理を施す第1の映像
信号帯域伸張処理部46と、分離部45にて分離された
映像信号に帯域伸張処理を施す第2の映像信号帯域伸張
処理部47と、第1の映像信号帯域伸張処理部56及び
第2の映像信号帯域伸張処理部47からの映像信号の切
り換え/合成を行う映像切り換え/合成部48とを有し
ている。
【0122】例えば、分離部45からの信号が同時2C
H再生の場合は、CH1の映像を第1の映像信号帯域伸
張処理部46に、音声を第1の音声信号帯域伸張処理部
54に、CH2の映像を第2の映像信号帯域伸張処理系
47に、音声を第2の音声信号帯域伸張処理系55にそ
れぞれ供給する。
【0123】第1の映像信号帯域伸張処理系46、第2
の映像信号帯域伸張処理系47では、MPEG、JPE
G等の伸張が施され映像切り換え/合成部48に供給す
る。
【0124】映像切り換え/合成系48は、映像の切り
換え/合成等の処理を施し、映像信号D/A変換部4
9、圧縮方式変換系53に供給する。
【0125】圧縮部53では、DV等の所定のフォーマ
ットの信号に変換して出力する。
【0126】また、記録/再生装置の再生系は、分離部
45にて分離された音声信号に帯域伸張処理を施す第1
の音声信号帯域伸張処理部54と、分離部45にて分離
された音声信号に帯域伸張処理を施す第2の音声信号帯
域伸張処理部55と、第1の音声信号帯域伸張処理部5
4及び第2の音声信号帯域伸張処理部55からの音声信
号切り換え/合成を行う音声切り換え/合成部56と、
映像切り換え/合成部48からの映像信号及び音声切り
換え/合成部56からの音声信号を例えばいわゆるDV
方式のような所定のフォーマットに圧縮する圧縮部53
とを有している。
【0127】第1の音声信号帯域伸張処理系54、第2
の音声信号帯域伸張処理系55で、MPEGオーディ
オ、AC−3等の伸張が施され音声切り換え/合成部5
6に供給する。なお、リニアPCMの時は伸張処理はし
ない。
【0128】音声切り換え/合成部56は、音声の切り
換え/合成等の処理を施し、音声信号D/A変換部5
7、圧縮方式変換部53に供給する。
【0129】DV方式圧縮部53では、DV方式に変換
しDV出力を得る。
【0130】さらに、記録/再生装置の再生系は、映像
切り換え部/合成部48からの映像信号に対してD/A
変換を施す映像信号D/A変換部49と、映像信号D/
A変換部49からの映像信号に処理を施して出力する映
像信号出力処理部51と、第2の映像信号帯域伸張処理
系47からの映像信号にD/A変換を施す映像信号D/
A変換部50と、映像信号D/A変換部10からの映像
信号に処理を施して主力する映像信号出力処理系52と
を有している。
【0131】映像信号D/A変換部49ではデジタル映
像出力を得ると同時に、D/A変換を施こして映像信号
出力処理部51にて、クロマエンコード等の処理を施し
たのち、第1の映像信号出力を得る。
【0132】2CH同時に映像を出力する場合は、第2
の映像信号帯域伸張処理部47から映像信号D/A変換
部50、映像信号出力処理部52を介し、第2の映像信
号出力を得る。
【0133】そして、記録/再生装置の再生系は、音声
切り換え/合成部56からの音声信号にD/A変換を施
す音声信号D/A反感部57と、音声信号D/A変換部
57からの音声信号に処理を施して出力する音声信号出
力処理部58と、音声信号帯域伸張処理部55からの音
声信号にD/A変換を施す音声信号D/A変換部59
と、音声信号D/A変換部59からの音声信号に処理を
施して出力する音声信号出力処理部60とを有してい
る。
【0134】音声信号D/A変換部57ではデジタル音
声出力得ると同時に、D/A変換を施こし音声信号出力
処理部58にて、各種処理を施したのち、第1の音声信
号出力を得る。
【0135】2CH同時に音声を出力する場合は、第2
の音声信号帯域伸張処理系55から音声信号D/A変換
部59、音声信号出力処理部60を介し、第2の音声信
号出力を得る。
【0136】また、記録/再生装置の再生系は、再生に
ついての制御を入力する再生制御信号入力部62と、再
生制御信号入力部62から入力される信号に基づいて、
この装置の各処理部/制御部を制御するシステムコント
ローラ61とを有している。
【0137】システムコントローラ61は、ユーザの設
定に従い、記録制御信号入力部62を介して得た情報に
基づいて映像切り換え/合成部48の制御を行なう。
【0138】システムコントローラ61は、ユーザの設
定に従い、記録制御信号入力部62を介して得た情報に
基づいて音声切り換え/合成部56の制御を行なう。
【0139】システムコントローラ61には、再生デー
タ処理部43から検出情報が供給される。
【0140】なお、時計設定の動作については、後に詳
細に説明する。
【0141】なお、例えばデジタル衛星放送受信機、デ
ジタルTV受信機のように、映像/音声伸張部を搭載し
た機器に対しては、必要に応じ圧縮方式変換部44にて
変換し、圧縮デジタル出力を得る。この出力をコンピュ
ータ等に接続することも可能である。
【0142】なお、図9に示した再生系における記録媒
体41、ディスク/ヘッド制御部42、再生制御信号入
力部62及びシステムコントローラ61は、図7に示し
た記録/再生装置における記録媒体3、ディスクヘッド
制御部5、記録制御信号入力部6及びシステムコントロ
ーラ7にそれぞれ対応している。
【0143】続いて、この記録/再生装置における、複
数の画像から構成される画像群を単位として圧縮された
圧縮方式についての画像群の構成と時刻の設定の関係に
ついて説明する。
【0144】本実施の形態においては、画像群を単位と
して圧縮される圧縮方式として、MPEG(moving pic
tures experts group )規格を採用している。
【0145】このMPEGにおいては、映像信号は画面
内で符号化された画面内符号化画像であるIピクチャ、
表示順序で順方向を参照して符号化された順方向参照符
号化画像であるPピクチャ、及び表示順序で順方向及び
逆方向の両方向を参照して符号化された双方向符号化画
像であるBピクチャを含む画像群(group of pictures;
GOP)を単位として符号化がなされている。
【0146】記録/再生装置のシステムコントローラ
は、時刻設定部で毎正時に00フレームが設定された
ら、その時点で現在のGOPを終了し、新たなGOPを
開始するよう制御を行なう。
【0147】システムコントローラとは、図7における
システムコントローラ7、図8におけるシステムコント
ローラ32、図9におけるシステムコントローラ61に
対応している。
【0148】例えば、図10中のAに示すように、午後
7時00分00秒00フレームから第1の放送に続く第
2の放送が、午後8時00分00秒から第2の放送に続
く第3の放送が、記録信号として提供されている。
【0149】この場合には、図10中のBに示すよう
に、第1の放送が終了する午後7時00分00秒00フ
レームにおいて現在の第MのGOPをN=7で終了し
て、午後7時00分00秒00フレームから新たな第M
+1のGOPから再びN=15でGOPを構成する。
【0150】また、午後8時00分00秒00フレーム
においても、同様にして第NのGOPをN=12で終了
し、新たな第N+1のGOPをN=15で開始する。
【0151】なお、図中における“I”、“P”及び
“B”は上述したIピクチャ、Pピクチャ及びBピクチ
ャの区別を、これに続く数字は表示の順序を示してい
る。
【0152】このようにGOP構造を正時00フレーム
で切ることによりとにより、第2の放送を消去しても、
第1の放送1及び第3の放送に影響を与えることはな
い。但し、このままでは第3の放送のB0とB1が双方
向予測のため復号できないので、第3の放送の最初の第
N+1のGOPはクローズドGOPとする。
【0153】一般的に、GOPのピクチャー数を少なく
したり、クローズドGOPを用いると符合量が増加す
る、もしくは同じ符合量だと画質が低下するといわれて
いるが、この場合は1時間単位でこのような処理が行な
われるので、全体に及ぼす影響は無視できるほど小さ
い。
【0154】以上は、1時間単位でGOPのアラインを
取る例を示したが、番組の単位で比較的多く用いられ
る、15分や30分単位、もしくはコマーシャルで用い
られている15秒の整数倍単位でGOPをアラインして
もよい。これにより、不要なコマーシャルの部分を他の
部分に影響を与えることなく除去することができる。
【0155】この場合は、図2に示したフローチャート
の、ステップ86におけるシーンチェンジかつ無音判定
は、毎正時ではなくGOPを閉じたい単位で行なえば良
い。
【0156】なお、この時のシーンチェンジかつ無音部
のサーチ範囲は、時間により変化する。すなわち、1時
間で約±0.042秒なので、30分ならこの半分とな
る。
【0157】このように、本実施の形態においては、時
刻設定部で設定された時計情報を用い、適応的にGOP
のピクチャ数を変化させることによりGOP構造の制御
をする。
【0158】ここで、参考のために、従来のGOPの構
成について説明する。
【0159】従来は、図11に示すように、時計情報と
は独立にGOPの制御を行なっていた。このため、GO
Pの構造に時計情報を考慮することなく、第1の放送と
第2の放送の境界が、例えば午後7時としても、第1の
放送と第2の放送でGOPを共有していた。
【0160】同様に、午後8時を境界とする第2の放送
と第3の放送もGOPを共有していた。このような場
合、第NのGOPのB6以降のBピクチャを再生するに
は、第NのGOPのI2、P5、P8が必要となる。よ
って、第2の放送を消去すると、第3の放送のB6から
P14までの映像が再生できなくなってしまう。なお、
1GOPのピクチャー数Nは15としている。
【0161】以上説明したように、本実施の形態は、映
像のフレーム単位の精度で自動的に時刻を設定し、時刻
情報に基づいてMPEG等のGOP構造を制御を行なう
ことにより、コマーシャル削除等の編集を容易にできる
ようにしたものである。
【0162】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
内蔵時計の精度が映像のフレーム単位の精度で設定でき
るので、時計情報以外に、映像の絶対フレーム時間を使
用する各種検出や制御、例えば正時に開始されるコマー
シャルの検出や、MPEG等のGOP構造の制御等に利
用できる。これらは、結果的にユーザーにとって、正確
な時間を提供するばかりでなく、それ以外にも有用な機
能を提供するものである。
【0163】また、本発明によれば、毎正時でGOP構
造が閉じているので、正時単位で開始/終了するプログ
ラムを消去するといった編集を簡単に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】時計装置の概略的な構成を示すブロック図であ
る。
【図2】時計設定の工程を示すフローチャートである。
【図3】シーンチェンジ検出部の内部構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】画像の相関値の計算を説明する図である。
【図5】無音部検出の工程を示すフローチャートであ
る。
【図6】無音部検出の際の波形を示す図である。
【図7】記録再生装置の構成を概略的に示すブロック図
である。
【図8】記録系の構成を示すブロック図である。
【図9】再生系の構成を示すブロック図である。
【図10】時計情報を使用したGOP構造を示す図であ
る。
【図11】従来のGOP構造を示す図である。
【符号の説明】
1 記録信号処理部、3 記録媒体、4 再生信号処理
部、7 システムコントローラ、74 ジャストクロッ
ク、75 シーンチェンジ検出部、76 無音検出部、
91 フレーム間相関判定部

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力される時刻設定制御信号により時刻
    を設定する時刻設定手段と、 入力されるテレビジョン信号のシーンチェンジのタイミ
    ングにて時刻を補正する時刻補正手段とを有することを
    特徴とする時計装置。
  2. 【請求項2】 上記時刻補正手段は、入力される時報情
    報に基づいて時刻を補正することを特徴とする請求項1
    記載の時計装置。
  3. 【請求項3】 上記テレビジョン信号の音声レベルが所
    定値以下の無音となったことを検出する無音検出手段を
    さらに有し、 上記時刻補正手段は、所定時刻近くの期間において、上
    記無音検出手段にて無音が検出された期間に、上記時刻
    補正手段にて時刻を補正することを特徴とする請求項2
    記載の時計装置。
  4. 【請求項4】 上記所定時刻とは、毎時零分であること
    を特徴とする請求項3記載の時計装置。
  5. 【請求項5】 入力される時刻設定制御信号により時刻
    を設定する時刻設定工程と、 入力されるテレビジョン信号のシーンチェンジのタイミ
    ングにて時刻を補正する時刻補正工程とを有することを
    特徴とする時刻の設定方法。
  6. 【請求項6】 上記時刻補正工程は、入力される時報情
    報に基づいて時刻を補正することを特徴とする請求項5
    記載の時刻の設定方法。
  7. 【請求項7】 上記テレビジョン信号の音声のレベルが
    所定値以下の無音となったことを検出する無音検出工程
    をさらに有し、 上記時刻補正工程は、所定時刻近くの期間において、上
    記無音検出工程にて無音が検出された期間に、上記時刻
    補正工程において時刻を補正することを特徴とする請求
    項5記載の時刻の設定方法。
  8. 【請求項8】 上記所定時刻とは、毎時零分であること
    を特徴とする請求項7記載の時刻の設定方法。
  9. 【請求項9】 内部に時計を備え、少なくとも映像信号
    を含む情報信号を記録媒体に記録する記録装置におい
    て、 上記時計の時刻を設定する時刻設定手段と、 上記時計の時刻を上記映像信号のフレーム単位にて補正
    する時刻補正手段と、 上記時計にて計測した時刻に基づいて情報信号を上記記
    録媒体に記録するように制御する制御手段とを有するこ
    とを特徴とする記録装置。
  10. 【請求項10】 上記映像信号は、複数枚の画像から構
    成される画像群を単位として構成され、 上記制御手段は、上記時計にて計測される時刻に基づい
    て、所定時刻に上記画像信号が画像群について境界とな
    るように上記記録媒体に記録することを特徴とする請求
    項9記載の記録装置。
  11. 【請求項11】 上記所定時刻とは、毎時零分であるこ
    とを特徴とする請求項10記載の記録装置。
  12. 【請求項12】 内部の時計を参照して、少なくとも映
    像信号を含む情報信号を記録媒体に記録する記録方法に
    おいて、 上記時計の時刻を設定する時刻設定工程と、 上記時計の時刻を上記映像信号のフレーム単位にて補正
    する時刻補正工程と、 上記時計にて計測した時刻に基づいて情報信号を上記記
    録媒体に記録するように制御する記録工程とを有するこ
    とを特徴とする記録方法。
  13. 【請求項13】 上記映像信号は、複数枚の画像から構
    成される画像群を単位として構成され、 上記記録工程は、上記時計にて計測される時刻に基づい
    て、所定時刻に上記画像信号が画像群について境界とな
    るように上記記録媒体に記録することを特徴とする請求
    項12記載の記録方法。
  14. 【請求項14】 上記所定時刻とは、毎時零分であるこ
    とを特徴とする請求項13記載の記録方法。
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