JPH11351882A - 光干渉角速度計 - Google Patents
光干渉角速度計Info
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- JPH11351882A JPH11351882A JP15736798A JP15736798A JPH11351882A JP H11351882 A JPH11351882 A JP H11351882A JP 15736798 A JP15736798 A JP 15736798A JP 15736798 A JP15736798 A JP 15736798A JP H11351882 A JPH11351882 A JP H11351882A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 オープンループ型の光干渉角速度計におい
て、ジャイロ出力の直線性の向上と、位相変調誤差成分
の除去を実現する。 【解決手段】 サイン成分取得サイクルの期間のデータ
から光学路の周方向に入力された角速度Ωにより生じた
サニャック位相差Δφs のサイン成分を復調するサイン
成分取得サイクル用同期検波回路と、コサイン成分取得
サイクルの期間のデータからサニャック位相差Δφs の
コサイン成分を復調するコサイン成分取得サイクル用同
期検波回路と、サイン成分取得サイクル用同期検波回路
からのサイン成分信号Dsin と、コサイン成分取得サイ
クル用同期検波回路からのコサイン成分信号Dcos によ
りtan-1(Dsin /Dcos )を演算し、直線性のよい
ジャイロ出力を得ると共に、位相変調誤差検出サイクル
の期間のデータを復調し、その出力が0となるように時
系列位相変調信号の振幅を自動制御し、位相変調誤差を
除去した。
て、ジャイロ出力の直線性の向上と、位相変調誤差成分
の除去を実現する。 【解決手段】 サイン成分取得サイクルの期間のデータ
から光学路の周方向に入力された角速度Ωにより生じた
サニャック位相差Δφs のサイン成分を復調するサイン
成分取得サイクル用同期検波回路と、コサイン成分取得
サイクルの期間のデータからサニャック位相差Δφs の
コサイン成分を復調するコサイン成分取得サイクル用同
期検波回路と、サイン成分取得サイクル用同期検波回路
からのサイン成分信号Dsin と、コサイン成分取得サイ
クル用同期検波回路からのコサイン成分信号Dcos によ
りtan-1(Dsin /Dcos )を演算し、直線性のよい
ジャイロ出力を得ると共に、位相変調誤差検出サイクル
の期間のデータを復調し、その出力が0となるように時
系列位相変調信号の振幅を自動制御し、位相変調誤差を
除去した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光ファイバコイ
ルにおける光の伝搬時間をτとするとき、f=1/2τ
の矩形波状の±(nπ+π/2)(n=0,1,2…)
の位相差を光ファイバコイルを伝搬する左廻り光及び右
廻り光間に与える開ループ(オープンループ)信号処理
方式の光干渉角速度計に関し、特にジャイロ信号の直線
性の向上と、位相変調誤差の除去を達することができる
光干渉角速度計を提供しようとするものである。
ルにおける光の伝搬時間をτとするとき、f=1/2τ
の矩形波状の±(nπ+π/2)(n=0,1,2…)
の位相差を光ファイバコイルを伝搬する左廻り光及び右
廻り光間に与える開ループ(オープンループ)信号処理
方式の光干渉角速度計に関し、特にジャイロ信号の直線
性の向上と、位相変調誤差の除去を達することができる
光干渉角速度計を提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】図9に従来の開ループ信号処理方式を採
る光干渉角速度計の構成を示す。光源11から出射され
たレーザ光Ii は光カプラ14で右廻り光Icwと左廻り
光Iccw に2分され、これら両光IcwとIccw は光ファ
イバコイルによって構成され、少なくとも一周する光学
路16の両端に入力される。尚、光カプラ14と位相変
調器15及び偏光子60は光集積回路13の内部に形成
される。光集積回路13の内部には光源11側に偏光子
60が形成され、また光カプラ14で分岐した一方の分
岐路に位相変調器15が形成される。また光カプラ12
も光集積回路13の内部に形成する場合もある。
る光干渉角速度計の構成を示す。光源11から出射され
たレーザ光Ii は光カプラ14で右廻り光Icwと左廻り
光Iccw に2分され、これら両光IcwとIccw は光ファ
イバコイルによって構成され、少なくとも一周する光学
路16の両端に入力される。尚、光カプラ14と位相変
調器15及び偏光子60は光集積回路13の内部に形成
される。光集積回路13の内部には光源11側に偏光子
60が形成され、また光カプラ14で分岐した一方の分
岐路に位相変調器15が形成される。また光カプラ12
も光集積回路13の内部に形成する場合もある。
【0003】このように光干渉角速度計は、従来より性
能向上及び小型軽量化をはかるため早くから光集積回路
13が用いられてきた。この光集積回路13は、例えば
ニオブ酸リチューム(LiNbO3 )の結晶基板にチタ
ンTiを蒸着し熱拡散させ導波路を形成するTi拡散法
又はリチュームイオン(Li+ )と水素イオン(H+)
を交換し導波路を形成するプロトン交換法により作製さ
れたもので光カプラ14、偏光子60、位相変調器15
を集積化することができ又光カプラ12も含め集積化し
さらに小型化をはかることもできる。
能向上及び小型軽量化をはかるため早くから光集積回路
13が用いられてきた。この光集積回路13は、例えば
ニオブ酸リチューム(LiNbO3 )の結晶基板にチタ
ンTiを蒸着し熱拡散させ導波路を形成するTi拡散法
又はリチュームイオン(Li+ )と水素イオン(H+)
を交換し導波路を形成するプロトン交換法により作製さ
れたもので光カプラ14、偏光子60、位相変調器15
を集積化することができ又光カプラ12も含め集積化し
さらに小型化をはかることもできる。
【0004】又プロトン交換法による光集積化回路は、
導波路自体が偏光子としての機能を持っており性能的に
も消光比として−65db以下を示し、実用性を考慮す
ると他のどの方法よりも光学的性能がすぐれている(他
の方法は−20〜−30db程度)。又光集積回路13
に形成した位相変調器15は、500MHz以上の周波
数特性を有し、例えば後述の矩形波位相変調を可能とす
る優れた特質を具備している。
導波路自体が偏光子としての機能を持っており性能的に
も消光比として−65db以下を示し、実用性を考慮す
ると他のどの方法よりも光学的性能がすぐれている(他
の方法は−20〜−30db程度)。又光集積回路13
に形成した位相変調器15は、500MHz以上の周波
数特性を有し、例えば後述の矩形波位相変調を可能とす
る優れた特質を具備している。
【0005】この発明は、上述した小型・軽量化がはか
れ高精度化がはかれる光集積回路13を使用した光学部
を用いて高精度な信号処理を達成するとともに、受光器
17からの電気信号をAD変換しその後の処理を一チッ
プロジックにより処理可能な回路構成とすることで最終
的に光干渉角速度計として高精度、小型・軽量化を目的
とするものである。
れ高精度化がはかれる光集積回路13を使用した光学部
を用いて高精度な信号処理を達成するとともに、受光器
17からの電気信号をAD変換しその後の処理を一チッ
プロジックにより処理可能な回路構成とすることで最終
的に光干渉角速度計として高精度、小型・軽量化を目的
とするものである。
【0006】位相変調駆動回路43によりf=1/2τ
の矩形波状の位相変調信号が位相変調器15に印加され
る。これにより両光IcwとIccw 間には、理想的には±
(nπ+π/2)(n=0,1,2…)の位相差が付与
される。実際には、正確に一致して付与されるものでな
く位相変調信号の振幅に誤差εが含まれる。ここで受光
器17に到達する干渉光I0 は、 I0 =P0 /2(1+cosΔφ) … (1) P0 :受光器17に到達する最大光量 Δφ:左右両光間の位相差 で表わされるのでまず+極の位相変調時の干渉光の出力
I+ を求める。この出力I+ は次式で表わされる。但し
位相変調は、通常±π/2の位相差が付与されることか
ら、ここでは、n=0として説明する。
の矩形波状の位相変調信号が位相変調器15に印加され
る。これにより両光IcwとIccw 間には、理想的には±
(nπ+π/2)(n=0,1,2…)の位相差が付与
される。実際には、正確に一致して付与されるものでな
く位相変調信号の振幅に誤差εが含まれる。ここで受光
器17に到達する干渉光I0 は、 I0 =P0 /2(1+cosΔφ) … (1) P0 :受光器17に到達する最大光量 Δφ:左右両光間の位相差 で表わされるのでまず+極の位相変調時の干渉光の出力
I+ を求める。この出力I+ は次式で表わされる。但し
位相変調は、通常±π/2の位相差が付与されることか
ら、ここでは、n=0として説明する。
【0007】 I+ =P0 /2[1+cos{Δφs +π/2(1+ε)}] =P0 /2{1−cos(πε/2)・sinΔφs −sin(πε/2)・cosΔφs } … (2) Δφs :入力角速度によるサニャック位相差 次に−極の位相変調時の干渉光の出力I- は次式で表わ
される。
される。
【0008】 I- =P0 /2[1+cos{Δφs +π/2(1+ε)}] =P0 /2{1−cos(πε/2)・sinΔφs −sin(πε/2)・cosΔφs } … (3) 図4は、光学路16を伝搬する両光IcwとIccw 間に矩
形波状の位相変調を付与した時に生じる受光器に到達す
る干渉光I0 の強度を示す図である。位相変調のIの期
間は、入力角速度Ωによるサニャック位相差Δφs が
“0”の状態を示し、IIの期間は、角速度が印加されサ
ニャック位相差Δφs が生じた状態を示す。位相変調の
位相偏移Φ1 〜Φ4 に相当する干渉光強度I1 〜I
4 は、図4に示すように同レベルとなり干渉光の強度の
差異は生じないがIIの期間は位相変調の位相偏移Φ5 ,
Φ7 に対応する干渉光強度I5 ,I7 と、位相偏移
Φ6 ,Φ8 に対応する干渉光強度I6 ,I8 に差異ΔI
が生じる。その差異ΔIは、上記(2),(3)式より ΔI=I+ −I- =−P0 cos(πε/2)・sinΔφs … (4) となる。
形波状の位相変調を付与した時に生じる受光器に到達す
る干渉光I0 の強度を示す図である。位相変調のIの期
間は、入力角速度Ωによるサニャック位相差Δφs が
“0”の状態を示し、IIの期間は、角速度が印加されサ
ニャック位相差Δφs が生じた状態を示す。位相変調の
位相偏移Φ1 〜Φ4 に相当する干渉光強度I1 〜I
4 は、図4に示すように同レベルとなり干渉光の強度の
差異は生じないがIIの期間は位相変調の位相偏移Φ5 ,
Φ7 に対応する干渉光強度I5 ,I7 と、位相偏移
Φ6 ,Φ8 に対応する干渉光強度I6 ,I8 に差異ΔI
が生じる。その差異ΔIは、上記(2),(3)式より ΔI=I+ −I- =−P0 cos(πε/2)・sinΔφs … (4) となる。
【0009】よって位相偏移Φ5 ,Φ7 に対応する干渉
光強度I5 ,I7 と、位相偏移Φ6,Φ8 に対応する干
渉光強度I6 ,I8 の差異ΔIを検出すればサニャック
位相差ΔΦs を知ることができる。続いて干渉光強度I
1 〜I8 は、受光器17で光電変換された後、AD変換
器39において周期τでAD変換され同期検波回路40
により(4)式にもとづく遂時減算処理が行なわれ入力
角速度Ωのsinに比例したデジタル量が求められる。
つまり、τ毎に得られるAD変換値の差を求めることに
よりデジタル方式の同期検波が実行される。
光強度I5 ,I7 と、位相偏移Φ6,Φ8 に対応する干
渉光強度I6 ,I8 の差異ΔIを検出すればサニャック
位相差ΔΦs を知ることができる。続いて干渉光強度I
1 〜I8 は、受光器17で光電変換された後、AD変換
器39において周期τでAD変換され同期検波回路40
により(4)式にもとづく遂時減算処理が行なわれ入力
角速度Ωのsinに比例したデジタル量が求められる。
つまり、τ毎に得られるAD変換値の差を求めることに
よりデジタル方式の同期検波が実行される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
矩形波位相変調信号を使用した光干渉計の出力は、
(4)式で与えられた。この式からも解かる通り、ジャ
イロ出力は、受光器17に到達する最大光量P0 、位相
変調レベルによってスケールファクタが影響を受け、ま
たジャイロ出力が入力角速度Ωの正弦関数で応答するた
め直線性が悪い欠点がある。
矩形波位相変調信号を使用した光干渉計の出力は、
(4)式で与えられた。この式からも解かる通り、ジャ
イロ出力は、受光器17に到達する最大光量P0 、位相
変調レベルによってスケールファクタが影響を受け、ま
たジャイロ出力が入力角速度Ωの正弦関数で応答するた
め直線性が悪い欠点がある。
【0011】受光器17に到達する最大光量P0 につい
て言えば、光源11の出射光量Iiや光源11から出射
した光が光学路16を通って受光器17に到達するまで
の間の光学的損失が−20℃〜+70℃程度の温度によ
って10%以上は安易に変動する。又位相変調レベルも
例えば位相変調器15にニオブ酸リチュームの光学結晶
に光導波路と電極を設けた導波路型位相変調器を使用し
たとするとたとえ位相変調器15に印加する変調信号の
振幅を一定に抑えたとしても導波路型位相変調器の温度
特性により位相変調レベルが約600ppm/℃程度変
化する。従って上記した全温度範囲では、位相変調レベ
ルは5.4%変化し、この変動に伴なってジャイロスケ
ールファクタも同等に変化することになる。
て言えば、光源11の出射光量Iiや光源11から出射
した光が光学路16を通って受光器17に到達するまで
の間の光学的損失が−20℃〜+70℃程度の温度によ
って10%以上は安易に変動する。又位相変調レベルも
例えば位相変調器15にニオブ酸リチュームの光学結晶
に光導波路と電極を設けた導波路型位相変調器を使用し
たとするとたとえ位相変調器15に印加する変調信号の
振幅を一定に抑えたとしても導波路型位相変調器の温度
特性により位相変調レベルが約600ppm/℃程度変
化する。従って上記した全温度範囲では、位相変調レベ
ルは5.4%変化し、この変動に伴なってジャイロスケ
ールファクタも同等に変化することになる。
【0012】以上のように従来方式は、ジャイロのスケ
ールファクタが温度で大幅に変動し、オープンループ信
号処理によるジャイロ性能の達成が不可能であった。こ
の発明は、以上で述べた従来の欠点を除去し、ジャイロ
信号の直線性の向上を第1の目的とし、ジャイロスケー
ルファクタの安定性の向上を第2の目的とした光干渉角
速度計を提供しようとするものである。
ールファクタが温度で大幅に変動し、オープンループ信
号処理によるジャイロ性能の達成が不可能であった。こ
の発明は、以上で述べた従来の欠点を除去し、ジャイロ
信号の直線性の向上を第1の目的とし、ジャイロスケー
ルファクタの安定性の向上を第2の目的とした光干渉角
速度計を提供しようとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1で
は、τ時間毎に+(nπ+π/2)(n=0,1,2
…)と−(nπ+π/2)の位相差を両光間に付与する
サイン成分取得サイクルと、τ時間毎に少なくとも(n
π+π/2)+(π+2)と(nπ+π/2)+(−π
/2)の位相差を与えるコサイン成分取得サイクルと、
サイン成分取得サイクルの期間のデータから光学路の周
方向に入力された角速度Ωにより生じたサニャック位相
差Δφs のサイン成分を復調するサイン成分取得サイク
ル用同期検波回路と、コサイン成分取得サイクルの期間
のデータからサニャック位相差Δφsのコサイン成分を
復調するコサイン成分取得サイクル用同期検波回路と、
サイン成分取得サイクル用同期検波回路からのサイン成
分信号Dsin と、コサイン成分取得サイクル用同期検波
回路からのコサイン成分信号Dcos よりtan-1(Dsi
n /Dcos )を演算させる構成とした光干渉角速度計を
提案するものである。
は、τ時間毎に+(nπ+π/2)(n=0,1,2
…)と−(nπ+π/2)の位相差を両光間に付与する
サイン成分取得サイクルと、τ時間毎に少なくとも(n
π+π/2)+(π+2)と(nπ+π/2)+(−π
/2)の位相差を与えるコサイン成分取得サイクルと、
サイン成分取得サイクルの期間のデータから光学路の周
方向に入力された角速度Ωにより生じたサニャック位相
差Δφs のサイン成分を復調するサイン成分取得サイク
ル用同期検波回路と、コサイン成分取得サイクルの期間
のデータからサニャック位相差Δφsのコサイン成分を
復調するコサイン成分取得サイクル用同期検波回路と、
サイン成分取得サイクル用同期検波回路からのサイン成
分信号Dsin と、コサイン成分取得サイクル用同期検波
回路からのコサイン成分信号Dcos よりtan-1(Dsi
n /Dcos )を演算させる構成とした光干渉角速度計を
提案するものである。
【0014】この請求項1で提案した光干渉角速度計に
よれば直線性のよいジャイロ信号を得ることができる。
この発明の請求項2では、τ時間毎に任意θ(rad)
とθ+2mπ(m=1,2,3…)の位相差を付与する
位相変調誤差検出サイクルを設け、この位相変調誤差検
出サイクルの期間のデータを復調し、その出力が実質的
に“0”となるよう時系列位相変調信号の振幅を自動調
整する構成とした光干渉角速度計を提案するものであ
る。
よれば直線性のよいジャイロ信号を得ることができる。
この発明の請求項2では、τ時間毎に任意θ(rad)
とθ+2mπ(m=1,2,3…)の位相差を付与する
位相変調誤差検出サイクルを設け、この位相変調誤差検
出サイクルの期間のデータを復調し、その出力が実質的
に“0”となるよう時系列位相変調信号の振幅を自動調
整する構成とした光干渉角速度計を提案するものであ
る。
【0015】この請求項2で提案した光干渉角速度計に
よれば位相変調レベルを安定化することができ、位相変
調誤差の発生を除去することができる利点が得られる。
また、請求項3では請求項1と請求項2で提案した光干
渉角速度計の機能を合せ持つ光干渉角速度計を提案する
ものであり、これにより直線性のよいジャイロ出力と位
相変調誤差が除去された精度のよいジャイロ出力を得る
ことができる光干渉角速度計を得ることができる。
よれば位相変調レベルを安定化することができ、位相変
調誤差の発生を除去することができる利点が得られる。
また、請求項3では請求項1と請求項2で提案した光干
渉角速度計の機能を合せ持つ光干渉角速度計を提案する
ものであり、これにより直線性のよいジャイロ出力と位
相変調誤差が除去された精度のよいジャイロ出力を得る
ことができる光干渉角速度計を得ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の請求項1で提
案した光干渉角速度計の一実施例を示す。図9と対応す
る部分には同一符号を付して示している。また図3は、
この請求項1で提案する光干渉角速度計の位相変調シー
ケンスの実施例を示す(この実施例では、最も実用的な
n=0,m=1で説明されている)。時系列位相変調信
号発生回路24は、時系列クロック発生回路からの時系
列クロックの入力を受けて時系列位相変調信号(デジタ
ルワード)Dpmを発生する。この時系列位相変調信号D
pmは、DA変換器30でアナログ量を持つ変調信号Vpm
に変換され位相変調器15に印加される。
案した光干渉角速度計の一実施例を示す。図9と対応す
る部分には同一符号を付して示している。また図3は、
この請求項1で提案する光干渉角速度計の位相変調シー
ケンスの実施例を示す(この実施例では、最も実用的な
n=0,m=1で説明されている)。時系列位相変調信
号発生回路24は、時系列クロック発生回路からの時系
列クロックの入力を受けて時系列位相変調信号(デジタ
ルワード)Dpmを発生する。この時系列位相変調信号D
pmは、DA変換器30でアナログ量を持つ変調信号Vpm
に変換され位相変調器15に印加される。
【0017】時系列位相変調信号Dpmは、図3のAに示
すようにサイン成分取得サイクルとコサイン成分取得サ
イクルから成るジャイロ信号処理サイクルとにより成り
立っている。まずサイン成分取得サイクルは、図3のA
に示すようにcw光及びccw光のそれぞれの位相偏移
量が+π/4(rad)及び−π/4(rad)となる
様変調信号Vpmの電圧が与えられ、その結果として両光
間の相対的な位相差は、図3の(B)に示すように+π
/2(rad)及び−π/2(rad)となる。
すようにサイン成分取得サイクルとコサイン成分取得サ
イクルから成るジャイロ信号処理サイクルとにより成り
立っている。まずサイン成分取得サイクルは、図3のA
に示すようにcw光及びccw光のそれぞれの位相偏移
量が+π/4(rad)及び−π/4(rad)となる
様変調信号Vpmの電圧が与えられ、その結果として両光
間の相対的な位相差は、図3の(B)に示すように+π
/2(rad)及び−π/2(rad)となる。
【0018】両光間に±π/2の位相差を付与された結
果、受光器17に到達する干渉光I 0 の強度を、図4の
Iの期間に示す。受光器17に到達した干渉光強度I0
は、受光器17により電気信号に変換され、その後AD
変換器18によりτ時間毎に1個又は複数個のデジタル
量に変換される。デジタル量に変換された信号は、サイ
ン成分取得サイクル用同期検波回路21により同期検波
(復調)される。この時のサイン成分信号Dsin は、
(4)式より Dsin =Ksin ・P0 ・cos(πε/2)・sinΔφs … (5) Ksin :受光器17からサイン成分取得サイクル用 同期検波回路21までの利得 となる。
果、受光器17に到達する干渉光I 0 の強度を、図4の
Iの期間に示す。受光器17に到達した干渉光強度I0
は、受光器17により電気信号に変換され、その後AD
変換器18によりτ時間毎に1個又は複数個のデジタル
量に変換される。デジタル量に変換された信号は、サイ
ン成分取得サイクル用同期検波回路21により同期検波
(復調)される。この時のサイン成分信号Dsin は、
(4)式より Dsin =Ksin ・P0 ・cos(πε/2)・sinΔφs … (5) Ksin :受光器17からサイン成分取得サイクル用 同期検波回路21までの利得 となる。
【0019】次にコサイン成分取得サイクルは、Icw光
及びIccw 光の位相偏移が2τ期間に+3π/4(ra
d)と、−π/4(rad)となるように変調信号Vpm
の電圧が与えられ、その結果両光間の位相差は図3B及
び図5の期間Iに示すように+π,0,−π,0(ra
d)となる。このサイクルにおける受光器17に到達す
る光量I0 は、位相変調レベルの誤差εを考慮して解く
と各ステップにおける干渉光の強度は、以下の通りとな
る。
及びIccw 光の位相偏移が2τ期間に+3π/4(ra
d)と、−π/4(rad)となるように変調信号Vpm
の電圧が与えられ、その結果両光間の位相差は図3B及
び図5の期間Iに示すように+π,0,−π,0(ra
d)となる。このサイクルにおける受光器17に到達す
る光量I0 は、位相変調レベルの誤差εを考慮して解く
と各ステップにおける干渉光の強度は、以下の通りとな
る。
【0020】位相差が+π(rad)の時の干渉光強度
をI1 (図5)とすると I1 =(P0 /2)[1+cos{Δφs +π(1+ε)}] =(P0 /2)(1−cosπε・cosΔφs +sinπε・sinΔφs ) … (6) 位相差が0(rad)の時の干渉光強度をI2 ,I
4 (図5)とすると I2 =I4 =(P0 /2)(1+cosΔφs ) … (7) 位相差が−π(rad)の時の干渉光強度をI3 とする
と I3 =(P0 /2)[1+cos{Δφs −π(1+ε)}] =(P0 /2)(1−cosπε・cosΔφs −sinπε・sinΔφs ) … (8) となる。
をI1 (図5)とすると I1 =(P0 /2)[1+cos{Δφs +π(1+ε)}] =(P0 /2)(1−cosπε・cosΔφs +sinπε・sinΔφs ) … (6) 位相差が0(rad)の時の干渉光強度をI2 ,I
4 (図5)とすると I2 =I4 =(P0 /2)(1+cosΔφs ) … (7) 位相差が−π(rad)の時の干渉光強度をI3 とする
と I3 =(P0 /2)[1+cos{Δφs −π(1+ε)}] =(P0 /2)(1−cosπε・cosΔφs −sinπε・sinΔφs ) … (8) となる。
【0021】ここで+π,0及び−π,0(rad)の
位相変調サイクルのデータの差を求める。+π,0(r
ad)のサイクルの差をI+ とすると I+ =I1 −I2 =−(P0 /2)(1+cosπε)cosΔφs +sinπε・sinΔφs … (9) −π,0(rad)のサイクルの差をI- とすると I- =I3 −I4 =−(P0 /2)(1+cosπε)cosΔφs −sinπε・sinΔφs … (10) となる。ここで両方のサイクルの差を加算すると、その
時の出力をIcos とすると Icos =I+ +I- =−P0 (1+cosπε)cosΔφs … (11) となる。したがってコサイン成分取得サイクル用同期検
波回路22の出力DCOSは、(11)式より Dcos =Kcos ・P0 ・(1+cosπε)・cosΔφs … (12) Kcos :受光器17からコサイン成分取得サイクル用 同期検波回路22までの利得 となり出力Dcos は、入力角速度Ωに比例するサニャッ
ク位相差Δφs に対しcos関数で現われてくる。
位相変調サイクルのデータの差を求める。+π,0(r
ad)のサイクルの差をI+ とすると I+ =I1 −I2 =−(P0 /2)(1+cosπε)cosΔφs +sinπε・sinΔφs … (9) −π,0(rad)のサイクルの差をI- とすると I- =I3 −I4 =−(P0 /2)(1+cosπε)cosΔφs −sinπε・sinΔφs … (10) となる。ここで両方のサイクルの差を加算すると、その
時の出力をIcos とすると Icos =I+ +I- =−P0 (1+cosπε)cosΔφs … (11) となる。したがってコサイン成分取得サイクル用同期検
波回路22の出力DCOSは、(11)式より Dcos =Kcos ・P0 ・(1+cosπε)・cosΔφs … (12) Kcos :受光器17からコサイン成分取得サイクル用 同期検波回路22までの利得 となり出力Dcos は、入力角速度Ωに比例するサニャッ
ク位相差Δφs に対しcos関数で現われてくる。
【0022】以上説明したサイン成分取得サイクル用同
期検波回路21とコサイン成分取得サイクル用同期検波
回路22の各成分信号Dsin とDcos を図1に示したジ
ャイロ出力演算回路25に入力し、ジャイロ出力演算を
実行し、その演算結果DRATEをジャイロ出力信号発生回
路27に入力し、ジャイロ信号に変換して出力端子28
に出力する。
期検波回路21とコサイン成分取得サイクル用同期検波
回路22の各成分信号Dsin とDcos を図1に示したジ
ャイロ出力演算回路25に入力し、ジャイロ出力演算を
実行し、その演算結果DRATEをジャイロ出力信号発生回
路27に入力し、ジャイロ信号に変換して出力端子28
に出力する。
【0023】ジャイロ出力演算回路25では DRATE=tan-1Dsin /Dcos =(Ksin ・P0 ・cos(πε/2)・sinΔφs ) /(Kcos ・P0 ・(1+cosπε)・cosΔφs ) … (13) ここでKsin =Kcos とし、位相変調誤差εが後述する
位相変調誤差除去制御によりε=0となるように自動制
御すると、(13)式は DRATE=tan-1・sinΔφs /cosΔφs =Δφs … (14) に比例するものとなる。
位相変調誤差除去制御によりε=0となるように自動制
御すると、(13)式は DRATE=tan-1・sinΔφs /cosΔφs =Δφs … (14) に比例するものとなる。
【0024】ジャイロ出力演算回路25とジャイロ出力
発生回路27の内部構成を図2に示す。図2Aはジャイ
ロ出力演算回路25の演算出力DRATE(ディジタル信
号)をインターフェース回路31を通じて出力端子33
に出力すると共にDA変換器32で演算出力DRATEをア
ナログ信号に変換し、アナログのジャイロ信号を出力端
子34に出力するジャイロ出力信号発生回路27をジャ
イロ演算出力回路25の出力側に接続した構成とした場
合を示す。
発生回路27の内部構成を図2に示す。図2Aはジャイ
ロ出力演算回路25の演算出力DRATE(ディジタル信
号)をインターフェース回路31を通じて出力端子33
に出力すると共にDA変換器32で演算出力DRATEをア
ナログ信号に変換し、アナログのジャイロ信号を出力端
子34に出力するジャイロ出力信号発生回路27をジャ
イロ演算出力回路25の出力側に接続した構成とした場
合を示す。
【0025】また、図2Bではランプジェネレータ形式
のジャイロ出力信号発生回路27を接続した場合を示
す。ランプジェネレータ形式のジャイロ出力信号発生回
路とはジャイロ出力演算回路25の演算出力DRATE(デ
ジタル信号)をその極性に応じて累積加算し、その加算
結果がしきい値発生回路35に設定したしきい値に達す
る毎にしきい値と同じ量だけリセットし、ランプ信号の
繰返し周波数を出力端子37と38に出力する形式のジ
ャイロ出力信号発生回路を指す。出力端子37には正極
性の累積値によって発生したランプ信号の繰返しに対応
した周波数を持つパルス列が出力され、出力端子38に
は負極性の累積値によって発生したランプ信号の繰返し
に対応した周波数を持つパルス列が出力される。何れの
出力端子にパルス列が出力されるかによって入力角速度
Ωの向が規定され、そのパルスの周波数によって入力角
速度が規定される。
のジャイロ出力信号発生回路27を接続した場合を示
す。ランプジェネレータ形式のジャイロ出力信号発生回
路とはジャイロ出力演算回路25の演算出力DRATE(デ
ジタル信号)をその極性に応じて累積加算し、その加算
結果がしきい値発生回路35に設定したしきい値に達す
る毎にしきい値と同じ量だけリセットし、ランプ信号の
繰返し周波数を出力端子37と38に出力する形式のジ
ャイロ出力信号発生回路を指す。出力端子37には正極
性の累積値によって発生したランプ信号の繰返しに対応
した周波数を持つパルス列が出力され、出力端子38に
は負極性の累積値によって発生したランプ信号の繰返し
に対応した周波数を持つパルス列が出力される。何れの
出力端子にパルス列が出力されるかによって入力角速度
Ωの向が規定され、そのパルスの周波数によって入力角
速度が規定される。
【0026】図2に示したジャイロ出力演算回路25及
びジャイロ出力信号発生回路27を含めて、図1に示し
た時系列クロック発生回路20、サイン成分取得サイク
ル用同期検波回路21、コサイン成分取得サイクル用同
期検波回路22、時系列位相変調信号発生回路24は全
てデジタルのロジック回路19で構成され、ワンチップ
のIC化が可能である。
びジャイロ出力信号発生回路27を含めて、図1に示し
た時系列クロック発生回路20、サイン成分取得サイク
ル用同期検波回路21、コサイン成分取得サイクル用同
期検波回路22、時系列位相変調信号発生回路24は全
てデジタルのロジック回路19で構成され、ワンチップ
のIC化が可能である。
【0027】図6はサイン成分取得サイクル用同期検波
回路21と、コサイン成分取得サイクル用同期検波回路
22に加えて位相変調誤差検出用同期検波回路23を設
けた実施例を示す。以下に位相変調誤差εの検出動作
と、その除去方法について説明する。位相変調誤差検出
サイクルは、図7Aに示すようにcw光及びccw光の
位相偏移が最初のτの期間で−π/4から+9π/4、
第2の期間で3π/4、第3の期間で+9π/4、第4
の期間で−π/4(rad)となるように変調信号V pm
の電圧が印加され、その結果両光間の位相差は、図7B
に示すように各τ毎に+π/2+2π、+π/2−2
π、−π/2+2π、−π/2−2π(rad)とな
る。このサイクルにおける受光器17に到達する光量I
0 は、位相変調誤差εを考慮して解くと各ステップにお
ける干渉光の強度は、以下の通りとなる。
回路21と、コサイン成分取得サイクル用同期検波回路
22に加えて位相変調誤差検出用同期検波回路23を設
けた実施例を示す。以下に位相変調誤差εの検出動作
と、その除去方法について説明する。位相変調誤差検出
サイクルは、図7Aに示すようにcw光及びccw光の
位相偏移が最初のτの期間で−π/4から+9π/4、
第2の期間で3π/4、第3の期間で+9π/4、第4
の期間で−π/4(rad)となるように変調信号V pm
の電圧が印加され、その結果両光間の位相差は、図7B
に示すように各τ毎に+π/2+2π、+π/2−2
π、−π/2+2π、−π/2−2π(rad)とな
る。このサイクルにおける受光器17に到達する光量I
0 は、位相変調誤差εを考慮して解くと各ステップにお
ける干渉光の強度は、以下の通りとなる。
【0028】位相差が+π/2+2π(rad)の時の
干渉光強度をI1 (図8参照)とすると I1 =(P0 /2)[1+cos{Δφs +(π/2+2π)(1+ε)}] =−(P0 /2){1−cos(5πε/2)・sinΔφs −sin(5πε/2)・cosΔφs } … (15) 位相差が+π/2−2π(rad)の時の干渉光強度を
I2 とすると I2 =(P0 /2)[1+cos{Δφs +(π/2−2π)(1+ε)}] =−(P0 /2){1−cos(3πε/2)・sinΔφs +sin(3πε/2)・cosΔφs } … (16) 位相差が−π/2+2π(rad)の時の干渉光強度を
I3 とすると I3 =(P0 /2)[1+cos{Δφs +(−π/2+2π)(1+ε)} ] =(P0 /2){1+cos(3πε/2)・sinΔφs +sin(3πε/2)・cosΔφs } … (17) 位相差が−π/2−2π(rad)の時の干渉光強度を
I4 とすると I4 =(P0 /2)[1+cos{Δφs +(−π/2−2π)(1+ε)} ] =(P0 /2){1+cos(5πε/2)・sinΔφs −sin(5πε/2)・cosΔφs } … (18) ここで+π/2+2πと−π/2−2π及び+π/2−
2πと−π/2+2πの位相変調サイクルのデータの差
を求める。
干渉光強度をI1 (図8参照)とすると I1 =(P0 /2)[1+cos{Δφs +(π/2+2π)(1+ε)}] =−(P0 /2){1−cos(5πε/2)・sinΔφs −sin(5πε/2)・cosΔφs } … (15) 位相差が+π/2−2π(rad)の時の干渉光強度を
I2 とすると I2 =(P0 /2)[1+cos{Δφs +(π/2−2π)(1+ε)}] =−(P0 /2){1−cos(3πε/2)・sinΔφs +sin(3πε/2)・cosΔφs } … (16) 位相差が−π/2+2π(rad)の時の干渉光強度を
I3 とすると I3 =(P0 /2)[1+cos{Δφs +(−π/2+2π)(1+ε)} ] =(P0 /2){1+cos(3πε/2)・sinΔφs +sin(3πε/2)・cosΔφs } … (17) 位相差が−π/2−2π(rad)の時の干渉光強度を
I4 とすると I4 =(P0 /2)[1+cos{Δφs +(−π/2−2π)(1+ε)} ] =(P0 /2){1+cos(5πε/2)・sinΔφs −sin(5πε/2)・cosΔφs } … (18) ここで+π/2+2πと−π/2−2π及び+π/2−
2πと−π/2+2πの位相変調サイクルのデータの差
を求める。
【0029】+π/2+2πと−π/2−2π(ra
d)サイクルの差をIa とすると Ia =−P0 +P0 sin(5πε/2)cosΔφs … (19) +π/2−2πと−π/2+2π(rad)サイクルの
差をIb とすると Ib =−P0 −P0 sin(3πε/2)cosΔφs … (20) Ia とIb の差をI2mπεとすると I2mπε=P0 ・cos Δφs {sin (5πε/2)+sin (πε/2)} =2P0 ・cos Δφs ・cos (πε)・sin (3πε/2) … (21) となる。
d)サイクルの差をIa とすると Ia =−P0 +P0 sin(5πε/2)cosΔφs … (19) +π/2−2πと−π/2+2π(rad)サイクルの
差をIb とすると Ib =−P0 −P0 sin(3πε/2)cosΔφs … (20) Ia とIb の差をI2mπεとすると I2mπε=P0 ・cos Δφs {sin (5πε/2)+sin (πε/2)} =2P0 ・cos Δφs ・cos (πε)・sin (3πε/2) … (21) となる。
【0030】位相誤差検出用同期検波回路23の出力D
2mπεは、(21)式より D2mπε=K2 πc ・2P0 ・cosΔφs ・cos(πε) ・sin(3πε/2) … (22) K2 πc :受光器17から位相変調誤差検出用同期検波
回路23までの利得 となり、位相変調誤差εが“0”となるとD2mπε=0
となり、ε≠0となるとK2 πc ・2P0 ・cosΔφ
s ・cos(πε)を振幅として、位相角が3π/2倍
されたsin関数として出力される。
2mπεは、(21)式より D2mπε=K2 πc ・2P0 ・cosΔφs ・cos(πε) ・sin(3πε/2) … (22) K2 πc :受光器17から位相変調誤差検出用同期検波
回路23までの利得 となり、位相変調誤差εが“0”となるとD2mπε=0
となり、ε≠0となるとK2 πc ・2P0 ・cosΔφ
s ・cos(πε)を振幅として、位相角が3π/2倍
されたsin関数として出力される。
【0031】次に位相変調誤差を除去する制御について
説明する。位相変調誤差検出用同期検波回路23の誤差
検出信号D2mπεは、図6に示す積分器26により累積
加算された後DA変換器29でアナログ量に変換され、
その出力でDA変換器30の利得を調整する。この調整
により上記誤差検出信号D2mπεはループ内の利得を充
分大きく採ることにより常に“0”となるよう自動制御
される。
説明する。位相変調誤差検出用同期検波回路23の誤差
検出信号D2mπεは、図6に示す積分器26により累積
加算された後DA変換器29でアナログ量に変換され、
その出力でDA変換器30の利得を調整する。この調整
により上記誤差検出信号D2mπεはループ内の利得を充
分大きく採ることにより常に“0”となるよう自動制御
される。
【0032】この結果各サイクルにおける位相変調誤差
εがε=0となり(5)式で示したサイン成分信号D
sin 及び(12)式で示したコサイン成分Dcos は、 Dsin =Ksin ・P0 ・sinΔφs … (23) Dcos =Kcos ・P0 ・cosΔφs … (24) となり位相変調誤差εによる影響を無くすことができ
る。
εがε=0となり(5)式で示したサイン成分信号D
sin 及び(12)式で示したコサイン成分Dcos は、 Dsin =Ksin ・P0 ・sinΔφs … (23) Dcos =Kcos ・P0 ・cosΔφs … (24) となり位相変調誤差εによる影響を無くすことができ
る。
【0033】[変形実施例] 図6では位相変調誤差検出機能を請求項1で提案し
た光干渉角速度計に適用した例を示したが、位相変調誤
差検出機能を図7に示した従来の光干渉角速度計に適用
することもできる。請求項2はこの構成を含めて請求す
るものである。 図6ではDA変換器29の前段に積分器26を配置
したが、DA変換器29の後に積分器26を配置しても
同様の機能が得られる。
た光干渉角速度計に適用した例を示したが、位相変調誤
差検出機能を図7に示した従来の光干渉角速度計に適用
することもできる。請求項2はこの構成を含めて請求す
るものである。 図6ではDA変換器29の前段に積分器26を配置
したが、DA変換器29の後に積分器26を配置しても
同様の機能が得られる。
【0034】 図6では、振幅調整手段としてDA変
換器30の利得を調整したが、DA変換器30の後段に
利得調整回路等を配置し変調信号Vpmの振幅を調整する
ように構成しても良い。 (11)式では、I+ ,I- を利用したが、I+ 又
はI- のみでも安定なジャイロ出力を得ることができ
る。
換器30の利得を調整したが、DA変換器30の後段に
利得調整回路等を配置し変調信号Vpmの振幅を調整する
ように構成しても良い。 (11)式では、I+ ,I- を利用したが、I+ 又
はI- のみでも安定なジャイロ出力を得ることができ
る。
【0035】即ち位相変調レベル誤差εがε=0となる
よう制御されていると(9)式は、 I+ =I- =−P0 /2・cosΔφs となり(11)式においてε=0とした場合の出力と同
じになり同等の出力を得ることができる。 位相変調誤差検出サイクルについて図6及び(1
5)〜(22)式では、+π/2+2π、+π/2−2
π、−π/2+2π、−π/2−2πのサイクルについ
て説明したが以下のように簡単に実現することもでき
る。
よう制御されていると(9)式は、 I+ =I- =−P0 /2・cosΔφs となり(11)式においてε=0とした場合の出力と同
じになり同等の出力を得ることができる。 位相変調誤差検出サイクルについて図6及び(1
5)〜(22)式では、+π/2+2π、+π/2−2
π、−π/2+2π、−π/2−2πのサイクルについ
て説明したが以下のように簡単に実現することもでき
る。
【0036】特許請求範囲2項のθをπ/2に設定し
て、π/2とπ/2+2πの時の干渉光強度をI1 及び
I2 を求める。 I1 =(P0 /2)[1+cos {Δφs +(π/2)(1+ε)}] =(P0 /2){1−sin Δφs cos (πε/2) +cos Δφs )・sin (πε/2)} I2 =(P0 /2)[1+cos {Δφs +(π/2+2π)(1+ε)}] =(P0 /2){1−cos (5πε/2)sin Δφs −sin (5πε/2)・cos Δφs } I′2mπε=I1 −I2 =(P0/2)[{cos(5πε/2)−cos(πε/2)}sin Δφs +{sin(πε/2)+sin(5πε/2)}・cos Δφs ] =−P0 sin (3πε/2)sin (πε)sin Δφs +P0 sin (3πε/2)cos πε・cos Δφs =P0 (cos(πε)・cos Δφs −sin(πε)sin Δφs ) sin(3πε/2) 上記I′2mπεを(21)式に示したI2mπεの代わり
に使用しても同様に位相変調誤差εを同等の性能で
“0”に集中させることができる。
て、π/2とπ/2+2πの時の干渉光強度をI1 及び
I2 を求める。 I1 =(P0 /2)[1+cos {Δφs +(π/2)(1+ε)}] =(P0 /2){1−sin Δφs cos (πε/2) +cos Δφs )・sin (πε/2)} I2 =(P0 /2)[1+cos {Δφs +(π/2+2π)(1+ε)}] =(P0 /2){1−cos (5πε/2)sin Δφs −sin (5πε/2)・cos Δφs } I′2mπε=I1 −I2 =(P0/2)[{cos(5πε/2)−cos(πε/2)}sin Δφs +{sin(πε/2)+sin(5πε/2)}・cos Δφs ] =−P0 sin (3πε/2)sin (πε)sin Δφs +P0 sin (3πε/2)cos πε・cos Δφs =P0 (cos(πε)・cos Δφs −sin(πε)sin Δφs ) sin(3πε/2) 上記I′2mπεを(21)式に示したI2mπεの代わり
に使用しても同様に位相変調誤差εを同等の性能で
“0”に集中させることができる。
【0037】尚上式の振幅の項P0 (cos(πε)・cos
Δφs −sin(πε)sin Δφs )の内、第2項目は、
(21)式に対し余分の成分であるがこの成分は、位相
変調誤差除去制御のバイアス誤差を生じさせるものでな
く無害の成分である。因みにεが制御されεが非常に小
さい状態では、(21)式と要素的に等しくなる(レベ
ル的には、(21)式の方法が利得で2倍大きくな
る)。
Δφs −sin(πε)sin Δφs )の内、第2項目は、
(21)式に対し余分の成分であるがこの成分は、位相
変調誤差除去制御のバイアス誤差を生じさせるものでな
く無害の成分である。因みにεが制御されεが非常に小
さい状態では、(21)式と要素的に等しくなる(レベ
ル的には、(21)式の方法が利得で2倍大きくな
る)。
【0038】 図3Aに示した位相変調による光位相
偏移の起点を0(rad)の位置を設定しているが、特
に0(rad)である必要はない。干渉計として見た場
合両廻り光cw光とccw光の位相差が干渉光強度に影
響するため光位相偏移の起点は任意の値でも良い。 位相変調誤差除去の制御は、図6に示した実施例で
は振幅調整手段としてDA変換器30の利得又はそれ以
降のアナログ量の振幅を制御するように説明したが、積
分器26の積分信号によって時系列位相変調信号発生回
路24から出力される時系列位相変調信号Dpmの利得を
制御しても同様のことができる。
偏移の起点を0(rad)の位置を設定しているが、特
に0(rad)である必要はない。干渉計として見た場
合両廻り光cw光とccw光の位相差が干渉光強度に影
響するため光位相偏移の起点は任意の値でも良い。 位相変調誤差除去の制御は、図6に示した実施例で
は振幅調整手段としてDA変換器30の利得又はそれ以
降のアナログ量の振幅を制御するように説明したが、積
分器26の積分信号によって時系列位相変調信号発生回
路24から出力される時系列位相変調信号Dpmの利得を
制御しても同様のことができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の請求項
1で提案した光干渉角速度計によればジャイロ出力の直
線性が向上し、微小入力から大入力までの角速度を精度
よく出力することができる。また、請求項2で提案した
光干渉角速度計によれば位相変調誤差εをε=0の状態
に抑え込むことができる。この結果、ジャイロ出力が温
度の変化等によって変動することもなく、安定したジャ
イロ信号を出力することができる利点が得られる。
1で提案した光干渉角速度計によればジャイロ出力の直
線性が向上し、微小入力から大入力までの角速度を精度
よく出力することができる。また、請求項2で提案した
光干渉角速度計によれば位相変調誤差εをε=0の状態
に抑え込むことができる。この結果、ジャイロ出力が温
度の変化等によって変動することもなく、安定したジャ
イロ信号を出力することができる利点が得られる。
【0040】この結果、請求項3で提案した光干渉角速
度計によればジャイロ出力の直線性が良く、更にジャイ
ロ出力のドリフトがない安定した光干渉角速度計を得る
ことができる利点が得られる。
度計によればジャイロ出力の直線性が良く、更にジャイ
ロ出力のドリフトがない安定した光干渉角速度計を得る
ことができる利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の請求項1で提案した光干渉角速度計
の実施例を示すブロック図。
の実施例を示すブロック図。
【図2】図1に示したジャイロ出力演算回路とジャイロ
出力信号発生回路の内部構成を説明するためのブロック
図。
出力信号発生回路の内部構成を説明するためのブロック
図。
【図3】図1の動作を説明するための波形図。
【図4】図3と同様に図1の動作を説明するための波形
図。
図。
【図5】図3と同様に図1の動作を説明するための波形
図。
図。
【図6】この出願の請求項2で提案した光干渉角速度計
の一実施例を説明するためのブロック図。
の一実施例を説明するためのブロック図。
【図7】図6に示した実施例の動作を説明するための波
形図。
形図。
【図8】図7と同様に図6に示した実施例の動作を説明
するための波形図。
するための波形図。
【図9】従来の技術を説明するためのブロック図。
11 光源 12 光カプラ 13 光集積回路 14 光カプラ 15 位相変調器 16 光学路 18 AD変換器 19 ロジック回路 20 時系列クロック発生回路 21 サイン成分取得サイクル用同期検波回路 22 コサイン成分取得サイクル用同期検波回路 23 位相変調誤差検出用同期検波回路 24 時系列位相変調信号発生回路 25 ジャイロ出力演算回路 27 ジャイロ出力信号発生回路
Claims (5)
- 【請求項1】 A.少なくとも一周する光学路と、 B.この光学路に対し右廻り光及び左廻り光を供給する
光源と、 C.上記光学路を伝搬してきた右廻り光と左廻り光を干
渉させる干渉手段と、 D.この干渉手段と上記光学路の一端との間にこれらと
縦続的に接続され右廻り光と左廻り光とに位相差を与え
る光位相変調器と、 E.上記干渉手段により得られる干渉光の光強度を電気
信号として検出する受光器と、 F.上記右廻り光及び左廻り光の両者間に上記光学路を
伝搬する光の伝搬時間τの2倍の周期の矩形波状の±
(nπ+π/2)(n=0,1,2…)の位相差を与え
るサイン成分取得サイクルを生成する変調信号と、 上記両光間に上記τ時間毎に(nπ+π/2)+(π/
2)と(nπ+π/2)+(−π/2)及び−(nπ+
π/2)+(π/2)と−(nπ+π/2)+(−π/
2)の何れか一方の組合せ又は双方の組合せで位相差を
与えるコサイン成分取得サイクルを生成する変調信号と
を時系列方向に配列して上記光位相変調器に与える時系
列位相変調信号発生回路と、 G.上記受光器からのアナログ量を上記τ時間毎にデジ
タル量に変換するAD変換器と、 H.上記サイン成分取得サイクルの期間のデータから上
記光学路の円周方向に入力された角速度により生じたサ
ニャック位相差Δφs のサイン成分を復調するサイン成
分取得サイクル用同期検波回路と、 I.上記コサイン成分取得サイクルの期間のデータから
上記サニャック位相差Δφs のコサイン成分を復調する
コサイン成分取得サイクル用同期検波回路と、 J.上記サイン成分取得サイクル用同期検波回路からの
サイン成分信号Dsinと上記コサイン成分取得サイクル
用同期検波回路からのコサイン成分信号Dcosより実質
的に入力角速度に比例したジャイロ出力を発生させるジ
ャイロ出力演算回路と、によって構成したことを特徴と
する光干渉角速度計。 - 【請求項2】 A.少なくとも一周する光学路と、 B.この光学路に対して右廻り光及び左廻り光を供給す
る光源と、 C.上記光学路を伝搬してきた右廻り光と左廻り光を干
渉させる干渉手段と、 D.この干渉手段と上記光学路の一端との間にこれらと
縦続的に接続され、右廻り光及び左廻り光とに位相差を
与える光位相変調器と、 E.上記干渉手段により得られる干渉光の光強度を電気
信号として検出する受光器と、 F.上記右廻り光及び左廻り光が上記光学路を伝搬する
時間をτとしたとき、このτ時間毎に上記右廻り光及び
左廻り光間に任意のθ(rad)とθ+2mπ(m=
1,2,3…)の位相差を与え、位相変調誤差検出サイ
クルを生成するための変調信号を任意の時刻に上記光位
相変調器に与える時系列位相変調信号発生回路と、 G.上記受光器からのアナログ量を上記τ時間毎にデジ
タル量に変換するAD変換器と、 H.上記位相変調誤差検出サイクル期間に上記AD変換
器から出力されるデータを同期検波する位相変調誤差検
出用同期検波回路と、 I.上記位相変調誤差検出サイクル以外の期間に上記A
D変換器から出力されるデータを同期検波し、ジャイロ
信号を出力するジャイロ信号検出用同期検波回路と、 J.上記位相変調誤差検出用同期検波回路の復調出力に
より上記時系列位相変調信号発生回路から上記光位相変
調器に与えられる変調信号の振幅を制御し、上記位相変
調誤差検出用同期検波回路の復調出力をゼロの状態に収
束させる制御を行なう振幅調整手段と、によって構成し
たことを特徴とする光干渉角速度計。 - 【請求項3】 請求項1記載のサイン成分取得サイクル
と、コサイン成分取得サイクル及び請求項2記載の位相
変調誤差検出サイクルを実行する構成を具備しているこ
とを特徴とする光干渉角速度計。 - 【請求項4】 請求項1又は3記載の光干渉角速度計の
何れかにおいて、上記ジャイロ出力演算回路はtan-1
(Dsin /Dcos )を演算し、実質的に入力角速度に比
例したジャイロ信号を出力することを特徴とする光干渉
次速度計。 - 【請求項5】 請求項1又は3記載の光干渉角速度計の
何れかにおいて、上記ジャイロ出力演算回路の出力を累
積加算し、その累積加算値が予め設定されたしきい値を
越えた時点でそのしきい値と同じ量だけリセットされる
ランプジェネレータを具備し、このランプジェネレータ
が出力するランプ信号の繰返し周波数をジャイロ信号と
して出力する構成としたことを特徴とする光干渉角速度
計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15736798A JPH11351882A (ja) | 1998-06-05 | 1998-06-05 | 光干渉角速度計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15736798A JPH11351882A (ja) | 1998-06-05 | 1998-06-05 | 光干渉角速度計 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11351882A true JPH11351882A (ja) | 1999-12-24 |
Family
ID=15648113
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15736798A Withdrawn JPH11351882A (ja) | 1998-06-05 | 1998-06-05 | 光干渉角速度計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11351882A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100386601C (zh) * | 2006-05-17 | 2008-05-07 | 南京南瑞继保电气有限公司 | Sagnac干涉型光纤传感器的一种开环信号处理方法和电路 |
WO2012122713A1 (zh) * | 2011-03-15 | 2012-09-20 | 北京大学 | 一种光纤陀螺仪的萨格奈克相移跟踪方法 |
-
1998
- 1998-06-05 JP JP15736798A patent/JPH11351882A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100386601C (zh) * | 2006-05-17 | 2008-05-07 | 南京南瑞继保电气有限公司 | Sagnac干涉型光纤传感器的一种开环信号处理方法和电路 |
WO2012122713A1 (zh) * | 2011-03-15 | 2012-09-20 | 北京大学 | 一种光纤陀螺仪的萨格奈克相移跟踪方法 |
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---|---|---|---|
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