JPH11351836A - 立体形状検出装置及びその方法 - Google Patents

立体形状検出装置及びその方法

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JPH11351836A
JPH11351836A JP15881198A JP15881198A JPH11351836A JP H11351836 A JPH11351836 A JP H11351836A JP 15881198 A JP15881198 A JP 15881198A JP 15881198 A JP15881198 A JP 15881198A JP H11351836 A JPH11351836 A JP H11351836A
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imaging lens
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JP15881198A
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Hiroto Okuda
浩人 奥田
Toshifumi Honda
敏文 本田
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】焦点はずれの度合の異なる複数の画像信号を検
出し、検出対象物の高さを算出する立体形状検出装置に
おいて、画像間の整合をとるために要する労力を軽減す
る、あるいは、画像間の整合ずれに起因する検出精度の
低下を防止する。 【解決手段】校正用サンプルを用いて、あらかじめ、検
出光量減光比、画像信号増幅度、位置ずれ量、高さ補正
量を算出しておき、これらの量を光量補正手段、信号増
幅手段、位置ずれ補正手段あるいは収差補正手段に設定
して画像信号の整合を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工業製品の外観検
査において立体形状を高精度に検査する技術に関する。
特に電子回路部品のリードはんだ付け部を検査する技術
に関する。
【0002】
【従来の技術】検出対象物の結像情報をもとに立体形状
を検出する方式としては、たとえば文献、石原満宏:
“非走査マルチビーム形共焦点撮像系による高速三次元
計測”、第9回[外観検査の自動化]ワークショップ、
1997、にあるように共焦点方式を用いたもの、文
献、本田敏文:“光学的3次元形状検出によるはんだ付
自動外観検査技術”、第9回[外観検査の自動化]ワー
クショップ、1997、にあるように共焦点方式を複数
組み合わせた多段焦点方式を適用したもの、文献、中川
泰夫:“産業自動化への応用〜外観検査の自動化〜”、
計測と制御、1995、にあるようにShape from Foc
usを用いたものなどがある。
【0003】図2に共焦点方式の原理を示す。本方式は
検出対象をスポット状の光で照明し、検出対象またはセ
ンサをz方向に移動させつつ、ピンホールを介して反射
光を検出する。検出対象物が結像レンズに関してピンホ
ールと共役な位置に有る場合、ピンホールを通過する光
量が最大になるという特性を用いて高さを検出する手法
である。
【0004】図3に多段焦点方式の原理を示す。本方式
は共焦点方式の一種の変形である。共焦点方式では、検
出対象またはセンサをz方向に移動させたのに対し、本
方式では、検出光路を複数に分割し、各分割光路毎にセ
ンサを異なる合焦位置に配置している。図4に検出対象
物の高さと各センサの出力強度との関係を示す。出力強
度が最大となるセンサと検出対象物が結像レンズに関し
て共役な位置にあるという特性を用いて高さを検出する
方法である。
【0005】図5にShape from Focusの原理を示す。
本方式は検出対象物を面状の一様な光で照明し、検出対
象またはセンサをz方向に移動させて検出対象物とセン
サの間の光学的距離を複数の異なる値に設定し、各設定
毎に画像を検出し、画素ごとにラプラシアン演算を行う
ことで合焦測度を算出する。検出対象物が結像レンズに
関してセンサと共役な位置にある場合に合焦測度が最大
になるという特性を用いて対象物の高さを検出する手法
である。
【0006】上記いずれの方法においても、焦点はずれ
の度合の異なる複数の画像を検出し、これら複数の画像
を総合して処理する必要がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術には、
焦点はずれの度合の異なる画像間の整合が悪いため検出
精度が低下する、あるいは、画像間の整合をとるために
多大な労力を要する、という問題がある。以下、多段焦
点方式を例に説明する。本方式において精度良く高さ検
出を行うためには、図4に示した如く、各センサの出力
が均等である必要がある。しかし、実際には、ビームス
プリッタの光量分割比ばらつき、センサの感度むら等に
より、センサ出力にばらつきが生じる。そこで、センサ
の前段にNDフィルタを挿入して入射光量を減光する、
あるいはセンサ出力を増幅する、等によりセンサ出力の
規格化を行っていたが、この調整作業に多大な労力を要
していた。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題は、検出対象物
を照明する照明手段と、前記検出対象物の像を結像する
結像レンズと、前記結像レンズで結像させた像の光量を
電気信号に変換する光電変換手段と、前記検出対象物と
前記結像レンズとの光学的距離、または前記光電変換手
段と前記結像レンズとの光学的距離を複数の異なる値に
設定して、各設定状態において取得した前記光電変換手
段の出力に基づいて前記検出対象物の高さを算出する高
さ算出手段と、を備える立体形状検出装置にであって、
前記検出対象物と前記結像レンズとの光学的距離の各設
定値毎に、前記光電変換手段を前記検出対象物と前記結
像レンズに関して共役な位置に配置する光電変換手段位
置調節手段、または、前記光電変換手段と前記結像レン
ズとの光学的距離の各設定値毎に、前記検出対象物を前
記光電変換手段と前記結像レンズに関して共役な位置に
配置する検出対象物位置調節手段と、前記検出対象物と
前記結像レンズ、及び前記光電変換手段の配置関係の各
設定状態毎に、前記光電変換手段の出力値に反比例した
照明光量設定値を算出する照明光量算出手段、または、
前記光電変換手段の出力値に反比例した検出光量設定値
を算出する検出光量算出手段、または、前記光電変換手
段の出力値に反比例したゲイン設定値を算出するゲイン
算出手段と、照明光量を前記照明光量算出手段によって
算出した照明光量設定値に設定する照明光量調節手段、
または、検出光量を前記検出光量算出手段によって算出
した検出光量設定値に設定する検出光量調節手段、また
は、ゲインを前記ゲイン算出手段によって算出したゲイ
ン設定値に設定するゲイン調節手段と、を備えることを
特徴とする立体形状検出装置、によって解決される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を説明する。図1は、本実施の形態における立体形状検
出装置の構成図である。
【0010】本実施の形態は多段焦点方式に本発明を適
用したものである。検出対象物101はXYZステージ
102に固定されている。照明用のレーザ108から射
出されたレーザ光は、中央にピンホールが配置されてい
るミラー107、及びリレーレンズ105,106を介
して、ポリゴンミラー104で折り返され、スキャンレ
ンズ103によって検出対象物101上に焦点を結ぶ。
反射光はスキャンレンズ103を透過後、再びポリゴン
ミラー104で折り返される。折り返されたレーザ光は
ある程度広がりを持っているため、ミラー106のピン
ホールで反射され、ビームスプリッタ109,110に
より3分割される。
【0011】111,112はミラーである。3分割さ
れた反射光は、結像レンズ113〜115によってピン
ホール116〜118に結像する。結像情報は光検出器
119〜121によって電気信号によって変換される。
122〜124はオフセット及びゲインを電気的に制御
可能な増幅器である。ただし、光検出器からの出力信号
に変換を加えずに後段に出力することも可能とする。1
28は高さ算出器である。増幅された各光検出器からの
出力をもとに高さを算出する。129は全体を制御する
制御用コンピュータである。作業者は、制御用コンピュ
ータ129で動作するユーザインターフェースソフトを
介して装置を操作する。
【0012】以下に、光検出器と検出対象物が検出光学
系に関して共役な位置にある時の出力信号強度(以後、
最大出力信号強度)を規格化するための手順を説明す
る。まず、ユーザインターフェースソフトは作業者に対
し、校正用サンプルを用いた測定動作を促す。作業者
は、図6に示すように検出領域全面が一定の高さから成
る校正用サンプルを用意し、光軸に対してサンプル上面
が垂直となるよう、校正用サンプルをXYZステージ1
02に載置する。次いで、ユーザインターフェースソフ
トは以下の動作を実行する。まず、オフセット調整手順
について説明する。照明光強度を0とした時の各光検出
器からの出力、すなわち光検出器の黒レベルを出力信号
強度記憶部127に記憶する。この時、増幅器122〜
124は、光検出器からの出力に変換を加えずに出力す
るべく設定しておく。
【0013】図7(a)に、記憶された各光検出器から
の出力信号強度を示す。125のオフセット補正量調整
部は、記憶された信号強度を参照して、各光検出器にお
けるオフセット補正量を算出し、各増幅器のオフセット
補正値を設定する。
【0014】次にゲイン調整手順について説明する。図
6に示す典型的な検出対象と同様の反射特性を持つゲイ
ン校正用サンプルをXYZステージに載置し、検出高さ
レンジの上限から下限までサンプルを移動させつつ、各
光検出器からの出力を出力信号強度記憶部127に記憶
する。この時、増幅器122〜124は、光検出器から
の出力に対しオフセット補正を行い出力する。図7
(b)に、記憶された各光検出器からの出力信号を示
す。126のゲイン調整部は、記憶された信号強度を参
照して、各光検出器におけるゲインを算出する。ゲイン
は、例えば式(数1)に示す如く、最大出力信号強度の
逆数の定数倍として算出すればよい。ゲイン調整部12
6は各増幅器のゲインを設定する。以上の手順により、
最大信号出力強度を規格化するべく、各増幅器のオフセ
ットとゲインを調整できる。
【0015】
【数1】
【0016】以下、本発明の第2の実施の形態を図8〜
図10により説明する。
【0017】本実施の形態は、Shape from Focusに本
発明を適用したものである。光源803から発した光を
集光レンズ804で集光し、805のハーフミラーで折
り返し、対物レンズ806を介してXYステージ802
上の検出対象物801を照明する。反射光を結像レンズ
807を透過させた後、ビームスプリッタ808、ハー
フミラー809によって3分割し、ラインセンサ81
1,812,813に入射させる。810はミラーであ
る。ラインセンサ811,812,813は、それぞれ
検出対象物801との光学的距離が異なるべく配置して
ある。各ラインセンサから出力された画像信号をシェー
ディング補正器814,815,816にて補正した
後、画像メモリ817,818,819に格納する。高
さ検出器822は、画像メモリ817〜819に格納さ
れた画像を読み出す。820,821は読み出しアドレ
ス補正器である。図9を用いて読み出しアドレス補正器
について説明する。
【0018】図9に示すように画像メモリ817〜81
9は、各セルに画素毎の濃淡値が格納されている、X及
びYの2次元のアドレスをインデックスにもつメモリで
ある。高さ検出器822は、あらかじめ設定されたX及
びY方向読み出し開始アドレスから開始して逐次データ
を読み出す。高さ検出器822は、画像メモリ817〜
819に格納された画像データを読み出し、各画素につ
いて合焦測度を算出し、高さを求める。824は全体を
制御する制御用コンピュータである。作業者は、制御用
コンピュータ824で動作するユーザインターフェース
ソフトを介して装置を操作する。
【0019】高さを精度良く求めるためには各画像が正
確に位置合わせされている必要がある。しかしラインセ
ンサ811,812,813において各画像を位置ずれ
なく検出するためには通常困難である。そこで本実施の
形態においては以下の手順によって、画像の位置合わせ
を行っている。まず、ユーザインターフェースソフトは
作業者に対し、校正用サンプルの設定を促す。校正用サ
ンプルは検出領域全面が一定の高さであり、かつ、上面
には位置合わせ用パターンが描かれている。作業者は、
XYステージ802上に校正用サンプルを上面が光軸に
垂直となるよう載置する。
【0020】次いで、ユーザインターフェースソフトは
以下の動作を実行する。まず、位置ずれ補正用サンプル
の画像を検出し、画像メモリ817,818,819に
格納する。ついで、位置ずれ量算出器823によって、
画像メモリ817及び818に格納されている画像の位
置ずれ、及び、画像メモリ817及び819に格納され
ている画像の位置ずれ量を算出する。図10を用いて位
置ずれ量の算出手順を説明する。
【0021】画像メモリ817中において、先頭アドレ
スが(xs,ys)であり、X,Yそれぞれの長さがx
1,y1の領域を不一致量カウント用部分画像Aとし、
一方、画像メモリ818中に先頭アドレスが(x,y)
であり、X,Yそれぞれの長さがx1,y1の領域を不
一致量カウント用部分画像Bとし、部分画像A,Bの各
画素における濃淡値の差の絶対値を部分画像全体にわた
って累積加算し、和をSとする。部分画像Bの先頭アド
レス(x,y)を変更しつつ、逐次累積加算値Sを求
め、Sが最大となるようなBの先頭アドレス(xma
x,ymax)を求める。位置ずれ量算出器823は、
X,Y方向の読み出し開始アドレスをそれぞれxmax
−x,ymax−yとして算出し、読み出しアドレス補
正器820,821のX及びY方向読み出し開始アドレ
スを補正する。以上の手順により、各画像メモリから画
像を位置ずれなく読み出すことができ、合焦測度を正確
に計算できる。
【0022】以下本発明の第3の実施の形態について図
11を用いて説明する。本実施の形態は第2の実施形態
と基本的に同一の構成である。ただし、位置ずれを補正
するのみならず倍率の差、並びに歪曲収差の影響をも補
正する点が異なる。これを歪の図12を用いて説明す
る。図12は格子状のパターンを各センサで撮像して得
た画像である。Shape from Focusによって高さを精度
良く求めるためには、各画像が正確に位置合わせされて
いるだけでなく、画像間の対応関係を画素単位で求めて
おく必要がある。しかし、図12に示した如く、各々の
センサで撮像して得られる画像においては、倍率が異な
ると同時に、歪曲収差の大きさが異なるため、第2の実
施の形態で採用した位置合わせ方式では画像間の対応を
画素単位で求めることができない。
【0023】そこで本実施の形態においては以下の手順
によって、画像の位置合わせを行っている。図13に示
すように校正用サンプルは、検出領域全面が一定の高さ
であり、かつ、上面には一定の間隔で格子状にマークを
記してある。まず、ユーザインターフェースソフトは作
業者に対し、校正用サンプルの測定動作を促す。作業者
は、校正用サンプルを上面が光軸に垂直となるべくXY
Zステージ1102上に載置する。次いで、ユーザイン
ターフェースソフトは以下の動作を実行する。校正用サ
ンプルの画像を検出し、画像メモリ1117,111
8,1119に格納する。ついで、位置ずれ及び収差補
正量算出器1123によって、画像メモリ1117及び
1118に格納されている画像の位置ずれ、及び、画像
メモリ1117及び1119に格納されている画像の位
置ずれ補正量を算出する。
【0024】図14を用いて位置ずれ補正量の算出手順
を説明する。図14はそれぞれ、センサ1111,11
12,1113により検出した画像である。センサ11
11,1112によって検出した画像間の位置ずれ補正
量の算出方法を述べる。センサ1111,1113によ
って検出した画像間の位置ずれも同様に求めることがで
きる。図14に示したように、位置ずれ量は画面中央部
では小さく、画面端では大きくなる。すなわち、位置ず
れ量は画面中での位置に依存して異なる。しかし、マー
クの間隔を十分細かくしておけば、各小領域内での位置
ずれ量は一定と考えてよい。そこで、互いに隣接する4
個のマークに囲まれる小領域(例えば、センサ1111
による検出画像中において、点A1,A2,A3,A4で囲
まれる領域。ハッチングで示す。)毎に位置ずれ量を求
めることとする。
【0025】以下、領域A1,A2,A3,A4とB1
2,B3,B4を例に位置ずれ量を求める方法を述べ
る。まず、図15に示す手順で、A1,A2,A3,A4
1,B2,B3,B4、の座標(xa1,ya1)、(x
a2,ya2)、(xa3,ya3)、(xa3,ya
3)、(xa4,ya4),(xb1,yb1)、(x
b2,yb2)、(xb3,yb3)、(xb4,yb
4)を求める。検出画像を2値化後、ラベリングを行
い、各マークの座標を求める。次いで、x座標の値がほ
ぼ同じ点同士をグループ化し、x座標の大きさ順に、グ
ループ毎にx番号を与える。さらに、各グループ内でy
座標の大きさ順にマークにy番号を与えることにより、
全てのマークをx番号及びy番号によって一意に対応づ
ける。次に、A1,A2,A3,A4とB1,B2,B3,B4
の重心位置のずれを求める。x、y方向の位置ずれ量
を、それぞれ式(数2)、(数3)に示す。以上によ
り、領域A1,A2,A3,A4とB1,B2,B3,B4の位
置ずれを求めることができる。
【0026】
【数2】
【0027】
【数3】
【0028】以上の処理を画像中の全ての小領域毎に繰
り返して行うことにより、画像全体における位置ずれ補
正量を求めることができる。算出結果は、図16に示す
各小領域毎の位置ずれ補正量格納テーブルとして位置ず
れ補正量算出器1113が記憶しておく。位置ずれ補正
量算出器1113は、位置ずれ補正量格納テーブルをも
とに、読み出しアドレス補正器1120,1121のX
及びY方向読み出し開始アドレスを補正する。以上の手
順により、各画像メモリから画像を位置ずれなく読み出
すことができ、合焦測度を正確に計算できる。
【0029】以下、本発明の第4の実施の形態を図17
により説明する。
【0030】本実施の形態はShape from Focusに本発
明を適用したものである。センサの前段に階段状のブロ
ックガラスを挿入している。センサは,,の3チ
ャネルに分割されており、各チャネルに入光する光束は
異なる板厚のガラスを経由して検出される。
【0031】
【数4】
【0032】図19に示すように、ガラス板を介して収
束光束を検出すると、合焦位置は板厚に比例して式(数
4)で表される分ずれる。従って、各チャネルからは互
いに合焦状態の異なる3個の画像が得られる。図18は
ステージの移動と検出領域を説明する図である。
【0033】1回目の走査で、チャネル,,はそ
れぞれ図中,,の画像を検出する。1回目の走査
後、ステージはセンサ幅の3分の1、y方向に移動す
る。次いで2回目の走査では、チャネル,,はそ
れぞれ図中,,の画像を検出する。2回目の走査
後、ステージはセンサ幅の3分の1、y方向に移動す
る。次いで2回目の走査では、チャネル,,はそ
れぞれ図中,,の画像を検出する。第3走査目が
終了した時点で、領域のチャネル,,による検
出画像が得られる。以後、上記動作の繰り返しにより検
出対象物全面の画像を検出する。
【0034】ラインセンサからの出力された画像信号
は、シェーディング補正器1710,1711,171
2にて補正した後、セレクタ1716を介して画像メモ
リ1718に格納する。画像メモリ1718は4個の部
分メモリから成っており、各部分メモリには、同一の検
出領域に対応する合焦測度の異なる3個の画像を格納す
る。
【0035】さて、本実施の形態は、第2、第3の実施
の形態と比較してセンサが1個だけでよい点が有利であ
る。しかし、第2、第3の実施の形態においては合焦状
態の異なる画像を同時に検出していたのに対し、本実施
の形態においては、合焦状態の異なる画像を複数の走査
にまたがって検出するため、ステージの位置精度が画像
間の位置ずれに直接影響を与える点で不利である。第
2、第3の実施の形態においては、画像間の位置ずれ量
は固定値として扱ってよいが、本実施の形態において
は、検出の度に画像間の位置合わせを行う必要がある。
【0036】以下に本実施の形態における位置合わせ方
法を説明する。本方法は第1の実施の形態で述べた位置
合わせ方法を拡張した方法であり、さらに高精度な位置
合わせを可能とする。第1の実施の形態における位置合
わせ方法、すなわち、画像間で対応する各画素の濃淡レ
ベルの差を画面全体にわたって累積加算し、累積加算和
が最小となる位置ずれ量を求める方法では、必ずしも1
画素単位の正確な位置合わせが困難であるという問題が
ある。そこで本方法では、各画像に対し焦点はずれにと
もなう画像の劣化を回復する画像復元処理を行った上
で、第1の実施の形態における位置合わせ方法によって
位置ずれ量を算出する。
【0037】以下に、本方法における画像復元処理につ
いて説明する。図20に校正用サンプルを示す。校正用
サンプルは上面が平坦で、パルス状の濃度変化をもつパ
ターンが記されている。図21は校正用サンプルの検出
画像である。校正用サンプルの上面に対し、チャネル
は合焦位置にあるものとする。チャネルによる検出画
像に対し、チャネル,による検出画像は焦点はずれ
にともなう画像劣化が発生している。チャネル,に
よる検出画像の濃淡分布をそれぞれh1(x,y),h
2(x,y)とすると、h1(x,y),h2(x,
y)は、チャネル,による検出における画像劣化の
インパルス応答となっている。すなわち、今、仮に校正
用サンプル上検出した画像の濃淡分布がf(x,y)で
あると仮定すると、センサ,で検出した画像の濃淡
分布は、それぞれ下記式(数5),(数6)で表され
る。
【0038】
【数5】
【0039】
【数6】
【0040】
【数7】
【0041】画像劣化のインパルス応答が既知の時、劣
化した画像から元画像を回復する方法については、例え
ば、文献、谷萩ほか:“2次元デジタルフィルタによる
ぼけ画像の復元”、信学論(D)J64−D,198
1、が知られている。本方法は、式(数7)で示すよう
に、劣化画像に対しデジタルフィルタリング、すなわ
ち、離散畳み込み演算をおこなった時、元画像との2乗
誤差が最小となるべく、フィルタ係数を決定する方法で
ある。画像解析用コンピュータ1721は、校正用サン
プルの画像を画像メモリ1718から読み出してインパ
ルス応答h1(x,y)、h2(x,y)を求め、次い
で式(数7)に従ってフィルタ係数を求め、画像復元処
理器1713,1714,1715に設定する。
【0042】
【数8】
【0043】画像復元処理器1713,1714,17
15について図22を用いて説明する。画像強調処理器
は、ラインバッファ2201、係数記憶器2202、積
和演算器2203から成る。入力信号に対し、式(数
8)で表される演算を行い、出力する。以上、校正用サ
ンプルを用いた画像復元処理方法について述べた。
【0044】次に、本方法における位置合わせ方法につ
いて図17を用いて説明する。チャネル,,で検
出した画像をメモリ1718に格納する一方で、画像復
元処理器1713,1714,1715によって復元し
た後、位置ずれ量算出器1717で位置ずれ量を算出す
る。位置ずれ量算出器1717における位置合わせ方法
は第1の実施の形態で述べた方法による。高さ算出器1
720は、位置ずれ量算出器1717で算出した位置ず
れ量を参照しながら、画像メモリ1718からの読み出
しアドレスを補正する。以上の手順により、各画像メモ
リから画像を位置ずれなく読み出すことができ、合焦測
度を正確に計算できる。
【0045】以下本発明の第5の実施の形態について、
図23を用いて説明する。本実施の形態は共焦点方式に
本発明を適用したものである。図19に示すように、収
束光路中に平行ガラス板を挿入すると、平行ガラス板を
挿入しない場合と比べ、合焦位置がガラス板の厚さに比
例してずれる特性を利用している。式(数4)に合焦位
置のずれを示す。光学系の構成は第1の実施の形態と類
似しているが、光路を分割していない点、及び、板厚の
異なる複数のガラス板がはめられた回転パレット231
0を光路中に挿入している点が異なる。光検出器の数が
1個でよい点が有利である。同一の点からの反射光を、
回転パレットを回転させつつ板厚の異なるガラスを介し
て検出することによって、焦点はずれの度合の異なる複
数の画像を検出することができる。図24に高さ算出方
式を示す。各ガラス板を介して検出したセンサ出力強度
をプロットしてある。各センサ出力強度の点列を、例え
ば、図中の実線に示す如くガウス関数で補間近似して、
ピーク位置を合焦位置として求めることができる。
【0046】もちろん、ポリゴンミラー2304の回
転、ステージ2302の移動、回転パレット2310の
回転は同期させる必要がある。以下、同期のタイミング
を図25によって説明する。図23の2316に示すよ
うに回転パレットには、8枚の板厚の異なるガラス板が
はめられているとし、また、ポリゴンミラーは8角形と
する。ポリゴンミラーと回転パレットは同一の速度で回
転させる。ビームがポリゴンミラーの辺a、b、
c、、、で折り返されている間は、反射光はそれぞれ、
回転パレットのガラス板A、B、C、、、を介して検出
する。ポリゴンミラーが1回転する間に、ビーム照射位
置は、対象物上の直線上を8往復し、各往復毎に異な
るガラス板を介した画像信号、言い換えれば、異なる合
焦位置に対応する画像信号を検出する。これにより、直
線上の立体形状を算出するための画像を検出できたこ
とになる。次いでXYZステージを移動させ、次なる回
転では直線上の画像を検出する。以後、上述の動作を
繰り返すことによって、直線、、、、、上の点を
順に検出する。
【0047】検出対象物2301からの反射光は、回転
パレット2310を経由し、光検出器2312で検出さ
れる。2314は、各々が異なる合焦位置に対応する画
像を格納するための複数のメモリから成る画像メモリで
ある。セレクタ2313は、回転パレットからの同期信
号をもとに、書き込み先を選択し、検出画像をメモリ2
314に書き込む。高さ検出器2315は、2314に
格納された画像を読み出して高さを算出する。
【0048】上述した光学系は、テレセントリック系に
よる実現が望ましいが価格等の問題により、必ずしもテ
レセントリック系の実現は容易ではない。非テレセント
リック系により実現した場合、各ガラス板による収差の
発生状況が異なるためこれを補正する必要がある。図2
6に平行板ガラスの挿入による像面湾曲を示す。
【0049】
【数9】
【0050】光軸外の点の結像位置は、式(数4)で決
まる光軸上点の結像位置から式(数9)で表される分ず
れるため、高さ算出に際しては、このずれを補正する必
要がある。
【0051】以下、像面湾曲の補正の手順を述べる。検
出領域が平坦な校正用サンプルを検出し、図27に示す
ようなセンサ出力を得る。図中において、丸印は画面中
央の点Aの検出結果、×印は画面端の点Bの検出結果で
ある。点Aの検出時における各センサ出力は、点Bの検
出時における各センサ出力と異なるため、各センサ出力
をガウス関数によって補間して求めた合焦位置は異なっ
てしまう。そこで、画面中の各点における合焦位置算出
結果と、点Aにおける合焦位置算出結果の差を図28に
示す合焦位置補正テーブルとして記憶しておく。さら
に、XYZステージをZ方向に一定量移動させ、同様に
合焦位置補正テーブルを作成、記憶しておく。以下、上
述の手順を繰り返すことにより、検出対象物の高さ毎
に、画面中央部と画面端部における合焦位置の差を格納
する合焦位置補正テーブルを作成、記憶しておく。合焦
位置補正テーブルは、図23の2317合焦位置補正テ
ーブル記憶器に記憶しておく。
【0052】以上の手順により、各ガラス板を介して得
た画像信号に基づいて高さを算出する際、高さ算出結果
及び、画面中の位置をインデックスにして合焦位置補正
テーブルを参照し、高さ算出結果を補正することによ
り、像面湾曲の影響なく、正確に高さ算出を行うことが
できる。
【0053】
【発明の効果】本発明により、焦点はずれの度合の異な
る画像を用いて検出対象物の高さを検出する装置におい
て、画像間の整合をとるための調整作業を自動化でき、
調整作業時間を短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による立体形状検出装置の第1の実施例
の構成を示す図である。
【図2】共焦点方式の原理を説明する図である。
【図3】多段焦点方式の原理を説明する図である。
【図4】多段焦点方式における各センサの出力を示す波
形図である。
【図5】Shape from Focusの原理を説明する図であ
る。
【図6】校正用サンプルを示す斜視図である。
【図7】校正用サンプルを検出した際のセンサ出力を示
す図である。
【図8】本発明による立体形状検出装置の第2の実施例
の構成を示す図である。
【図9】読み出しアドレス補正器を説明する図である。
【図10】位置ずれ量の算出手順を説明する図である。
【図11】本発明による立体形状検出装置の第3の実施
例の構成を示す図である。
【図12】各センサによる校正用サンプルの検出画像を
示す図である。
【図13】校正用サンプルを示す図である。
【図14】各センサによる校正用サンプルの検出画像に
おける対応関係を示す図である。
【図15】校正用サンプルの画像からマークを検出する
アルゴリズムを説明する図である。
【図16】位置ずれ補正量格納テーブルを示す図であ
る。
【図17】本発明による立体形状検出装置の第4の実施
例の構成を示す図である。
【図18】検出領域と走査方向の関係を示す図である。
【図19】平行ガラス板の挿入による合焦位置の変化を
説明する図である。
【図20】校正用サンプルの検出画像と波形を示す図で
ある。
【図21】各チャネルによる校正用サンプルの検出画像
と波形を示す図である。
【図22】画像復元器の構成を示す図である。
【図23】本発明による立体形状検出装置の第5の実施
例の構成を示す図である。
【図24】高さ算出方式を示す図である。
【図25】ポリゴンミラー、回転パレット、ステージの
動作タイミングを説明する図である。
【図26】平行ガラス板の挿入による湾曲収差を説明す
る図である。
【図27】校正用サンプルの検出結果を示す図である。
【図28】合焦位置補正量テーブルを示す図である。
【符号の説明】
101…検出対象物、 102…XYZス
テージ、103…スキャンレンズ、 104…
ポリゴンミラー、105,106…リレーレンズ、
107…ミラー、108…レーザ、
109,110…ビームスプリッタ、111,112…
ミラー、 113,114,115…結像レン
ズ、116,117,118…ピンホール、119,1
20,121…光検出器、122,123,124…増
幅器、125…オフセット補正量調整部、 126…ゲ
イン調整部、127…出力信号強度記憶部、 12
8…高さ算出器、129…制御用コンピュータ、
801…検出対象物、802…XYステージ、
803…光源、804…集光レンズ、
805…ハーフミラー、806…対物レンズ、
807…結像レンズ、808…ビームスプリッ
タ、 809…ハーフミラー、810…ミラー、
811,812,813…ラインセンサ、814,81
5,816…シェーディング補正器、817,818,
819…画像メモリ、820,821…読み出しアドレ
ス補正器、822…高さ算出器、 823
…位置ずれ量算出器、824…制御用コンピュータ、
1101…検出対象物、1102…XYステージ、
1103…光源、1104…集光レンズ、
1105…ハーフミラー、1106…対物レン
ズ、 1107…結像レンズ、1108…ビ
ームスプリッタ、 1109,1110…ミラー、
1111,1112,1113…ラインセンサ、111
4,1115,1116…シェーディング補正器、11
17,1118,1119…画像メモリ、1120,1
121…読み出しアドレス補正器、1122…高さ算出
器、 1123…位置ずれ量算出器、112
4…制御用コンピュータ、 1701…検出対象物、
1702…XYステージ、 1703…光源、
1704…集光レンズ、 1705…ハーフ
ミラー、1706…対物レンズ、 1707
…結像レンズ、1708…階段状ブロックガラス、 1
709…ハーフミラー、1709…ラインセンサ、17
10,1711,1712…シェーディング補正器、1
713,1714,1715…画像復元処理器、171
6,1719…セレクタ、 1718…画像メモリ、
1717…位置ずれ量算出器、 1720…高さ算
出器、1721…画像解析用コンピュータ、1722…
制御用コンピュータ、2301…検出対象物、
2302…XYZステージ、2303…スキャンレ
ンズ、 2304…ポリゴンミラー、2305,
2306…リレーレンズ、2307…ミラー、2308
…レーザ、 2309…結像レンズ、2
310…回転パレット、 2311…ピンホー
ル、2312…光検出器、 2313…セ
レクタ、2314…画像メモリ、 2315
…高さ検出器、2316…回転パレットの拡大図、 2
317…合焦位置補正テーブル記憶器、2318…制御
用コンピュータ、 1701…検出対象物、1702
…XYステージ、 1703…光源、1704
…集光レンズ、 1705…ハーフミラー、
1706…対物レンズ、 1707…結像レ
ンズ、1708…階段状ガラスブロック、 1709…
ラインセンサ、1710,1711,1712…シェー
ディング補正器、1713,1714,1715…画像
復元処理部、1716,1719…セレクタ、 17
17…位置ずれ量検出、1718…画像メモリ、
1720…高さ算出器、1721…画像解析用コ
ンピュータ、1722制御用コンピュータ。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】検出対象物を照明する照明手段と、前記検
    出対象物の像を結像する結像レンズと、前記結像レンズ
    で結像させた像の光量を電気信号に変換する光電変換手
    段と、前記検出対象物と前記結像レンズとの光学的距
    離、または前記光電変換手段と前記結像レンズとの光学
    的距離を複数の異なる値に設定して、各設定状態におい
    て取得した前記光電変換手段の出力に基づいて前記検出
    対象物の高さを算出する高さ算出手段と、を備える立体
    形状検出装置において、 前記検出対象物と前記結像レンズとの光学的距離の各設
    定値毎に、前記光電変換手段を前記検出対象物と前記結
    像レンズに関して共役な位置に配置する光電変換手段位
    置調節手段、または、前記光電変換手段と前記結像レン
    ズとの光学的距離の各設定値毎に、前記検出対象物を前
    記光電変換手段と前記結像レンズに関して共役な位置に
    配置する検出対象物位置調節手段と、 前記検出対象物と前記結像レンズ、及び前記光電変換手
    段の配置関係の各設定状態毎に、前記光電変換手段の出
    力値に反比例した照明光量設定値を算出する照明光量算
    出手段、または、前記光電変換手段の出力値に反比例し
    た検出光量設定値を算出する検出光量算出手段、また
    は、前記光電変換手段の出力値に反比例したゲイン設定
    値を算出するゲイン算出手段と、 照明光量を前記照明光量算出手段によって算出した照明
    光量設定値に設定する照明光量調節手段、または、検出
    光量を前記検出光量算出手段によって算出した検出光量
    設定値に設定する検出光量調節手段、または、ゲインを
    前記ゲイン算出手段によって算出したゲイン設定値に設
    定するゲイン調節手段と、を備えることを特徴とする立
    体形状検出装置。
  2. 【請求項2】検出対象物を照明する照明手段と、検出対
    象物の像を結像する結像レンズと、前記結像レンズで結
    像させた像の光量を電気信号に変換する光電変換手段
    と、前記検出対象物と前記結像レンズとの光学的距離、
    または前記光電変換手段と前記結像レンズとの光学的距
    離を複数の異なる値に設定して、各設定状態において取
    得した前記光電変換手段の出力に基づいて前記検出対象
    物の高さを算出する高さ算出手段と、を備える立体形状
    検出装置において、 前記検出対象物と前記結像レンズとの光学的距離の各設
    定値毎に、前記光電変換手段を前記検出対象物と前記結
    像レンズに関して共役な位置に配置する光電変換手段位
    置調節手段、または、前記光電変換手段と前記結像レン
    ズとの光学的距離の各設定値毎に、前記検出対象物を前
    記光電変換手段と前記結像レンズに関して共役な位置に
    配置する検出対象物位置調節手段と、前記検出対象物と
    前記結像レンズ、及び前記光電変換手段の配置関係の各
    設定状態毎に、前記光電変換手段の出力する画像を記憶
    する画像記憶手段と、検出画像同士を画素単位で位置合
    わせする位置合わせ手段と、を備えることを特徴とする
    立体形状検出装置。
  3. 【請求項3】検出対象物を照明する照明手段と、検出対
    象物の像を結像する結像レンズと、前記結像レンズで結
    像させた像の光量を電気信号に変換する光電変換手段
    と、前記検出対象物と前記結像レンズとの光学的距離、
    または前記光電変換手段と前記結像レンズとの光学的距
    離を複数の異なる値に設定して、各設定状態において取
    得した前記光電変換手段の出力に基づいて前記検出対象
    物の高さを算出する高さ算出手段と、を備える立体形状
    検出装置において、 前記検出対象物と前記結像レンズとの光学的距離の各設
    定値毎に、前記光電変換手段を前記検出対象物と前記結
    像レンズに関して共役な位置に配置する光電変換手段位
    置調節手段、または、前記光電変換手段と前記結像レン
    ズとの光学的距離の各設定値毎に、前記検出対象物を前
    記光電変換手段と前記結像レンズに関して共役な位置に
    配置する検出対象物位置調節手段と、前記検出対象物と
    前記結像レンズ、及び前記光電変換手段の配置関係の各
    設定状態毎に、前記光電変換手段の出力する画像を記憶
    する画像記憶手段と、検出画像同士を画素単位での位置
    合わせを行う位置合わせ手段と、前記検出画像の各画素
    毎の対応関係を記憶する位置ずれ量記憶器と、を備える
    ことを特徴とする立体形状検出装置。
  4. 【請求項4】検出対象物を照明する照明手段と、前記検
    出対象物の像を結像する結像レンズと、前記結像レンズ
    で結像させた像の光量を電気信号に変換する光電変換手
    段と、前記検出対象物と前記結像レンズとの光学的距
    離、または前記光電変換手段と前記結像レンズとの光学
    的距離を複数の異なる値に設定して、各設定状態におい
    て取得した前記光電変換手段の出力に基づいて前記検出
    対象物の高さを算出する高さ算出手段と、を備える立体
    形状検出装置において、 前記検出対象物と前記結像レンズとの光学的距離の各設
    定値毎に、前記光電変換手段を前記検出対象物と前記結
    像レンズに関して共役な位置に配置する光電変換手段位
    置調節手段、または、前記光電変換手段と前記結像レン
    ズとの光学的距離の各設定値毎に、前記検出対象物を前
    記光電変換手段と前記結像レンズに関して共役な位置に
    配置する検出対象物位置調節手段と、前記検出対象物と
    前記結像レンズ、及び前記光電変換手段の配置関係の各
    設定状態毎に、前記光電変換手段の出力する画像の焦点
    はずれによる劣化を復元する画像復元手段と、前記画像
    復元手段による復元画像同士を画素単位で位置合わせす
    る位置合わせ手段と、を備えることを特徴とする立体形
    状検出装置。
  5. 【請求項5】検出対象物を照明する照明手段と、前記検
    出対象物の像を結像する結像レンズと、前記結像レンズ
    で結像させた像の光量を電気信号に変換する光電変換手
    段と、前記検出対象物と前記結像レンズとの光学的距
    離、または前記光電変換手段と前記結像レンズとの光学
    的距離を複数の異なる値に設定して、各設定状態におい
    て取得した前記光電変換手段の出力に基づいて前記検出
    対象物の高さを算出する高さ算出手段と、を備える立体
    形状検出装置において、 前記検出対象物と前記結像レンズとの光学的距離の各設
    定値毎に、前記光電変換手段を前記検出対象物と前記結
    像レンズに関して共役な位置に配置する光電変換手段位
    置調節手段、または、前記光電変換手段と前記結像レン
    ズとの光学的距離の各設定値毎に、前記検出対象物を前
    記光電変換手段と前記結像レンズに関して共役な位置に
    配置する検出対象物位置調節手段と、前記検出対象物と
    前記結像レンズ、及び前記光電変換手段の配置関係の各
    設定状態毎に、前記高さ算出手段により検出した検出視
    野内の高さ分布に基づいて検出視野内の各画素における
    高さ補正量を算出する高さ補正量算出手段と、前記高さ
    補正量算出手段によって算出した高さ補正量を記憶する
    高さ補正量記憶器と、を備えることを特徴とする立体形
    状検出装置。
  6. 【請求項6】請求項1ないし5のいずれか1項記載の立
    体形状検出装置において、校正用サンプルの測定を作業
    者に指示するユーザーインターフェース、を備えること
    を特徴とする立体形状検出装置。
  7. 【請求項7】請求項1ないし5のいずれか1項記載の立
    体形状検出装置において、校正用サンプルを備えること
    を特徴とする立体形状検出装置。
  8. 【請求項8】検出対象物を照明し、前記検出対象物の像
    を結像レンズにより結像し、前記結像レンズで結像させ
    た像の光量を光電変換手段により電気信号に変換し、前
    記検出対象物と前記結像レンズとの光学的距離、または
    前記光電変換手段と前記結像レンズとの光学的距離を複
    数の異なる値に設定して、各設定状態において取得した
    前記光電変換手段の出力に基づいて前記検出対象物の高
    さを算出する立体形状検出方法において、 検出領域が一定の高さから成る校正用サンプルを用意
    し、前記検出対象物と前記結像レンズとの光学的距離の
    各設定値毎に、前記光電変換手段を前記校正用サンプル
    と前記結像レンズに関して共役な位置に配置する、また
    は、前記光電変換手段と前記結像レンズとの光学的距離
    の各設定値毎に、前記校正用サンプルを前記光電変換手
    段と前記結像レンズに関して共役な位置に配置し、 前記校正用サンプルと前記結像レンズ、及び前記光電変
    換手段の配置関係の各設定状態毎に、前記光電変換手段
    の出力値に反比例した値に照明光量を設定する、また
    は、前記光電変換手段の出力値に反比例した値に検出光
    量を設定する、または、前記光電変換手段の出力値に反
    比例した値にゲインを設定する設定値を算出する、こと
    を特徴とする立体形状検出方法。
  9. 【請求項9】検出対象物を照明し、前記検出対象物の像
    を結像レンズにより結像し、前記結像レンズで結像させ
    た像の光量を光電変換手段により電気信号に変換し、前
    記検出対象物と前記結像レンズとの光学的距離、または
    前記光電変換手段と前記結像レンズとの光学的距離を複
    数の異なる値に設定して、各設定状態において取得した
    前記光電変換手段の出力に基づいて前記検出対象物の高
    さを算出する立体形状検出方法において、 検出領域が一定の高さから成り、かつ、検出領域に位置
    合わせ用パターンが描かれた校正用サンプルを用意し、
    前記検出対象物と前記結像レンズとの光学的距離の各設
    定値毎に、前記光電変換手段を前記校正用サンプルと前
    記結像レンズに関して共役な位置に配置する、または、
    前記光電変換手段と前記結像レンズとの光学的距離の各
    設定値毎に、前記校正用サンプルを前記光電変換手段と
    前記結像レンズに関して共役な位置に配置し、前記校正
    用サンプルと前記結像レンズ、及び前記光電変換手段の
    配置関係の各設定状態毎に、検出画像同士の画素単位で
    の位置ずれ量を検出する、ことを特徴とする立体形状検
    出方法。
  10. 【請求項10】請求項8記載の立体形状検出方法におい
    て、校正用サンプルの位置合わせパターンは、検出領域
    全面に格子状に点が配置されているパターンである、こ
    とを特徴とする立体形状検出方法。
  11. 【請求項11】検出対象物を照明し、前記検出対象物の
    像を結像レンズにより結像し、前記結像レンズで結像さ
    せた像の光量を光電変換手段により電気信号に変換し、
    前記検出対象物と前記結像レンズとの光学的距離、また
    は前記光電変換手段と前記結像レンズとの光学的距離を
    複数の異なる値に設定して、各設定状態において取得し
    た前記光電変換手段の出力に基づいて前記検出対象物の
    高さを算出する立体形状検出方法において、 検出領域が一定の高さから成る校正用サンプルを用意
    し、前記検出対象物と前記結像レンズとの光学的距離の
    各設定値毎に、前記光電変換手段を前記校正用サンプル
    と前記結像レンズに関して共役な位置に配置する、また
    は、前記光電変換手段と前記結像レンズとの光学的距離
    の各設定値毎に、前記校正用サンプルを前記光電変換手
    段と前記結像レンズに関して共役な位置に配置し、前記
    校正用サンプルと前記結像レンズ、及び前記光電変換手
    段の配置関係の各設定状態毎に、検出視野内の高さ分布
    を算出し、検出視野内の各画素における高さと視野中心
    における高さの差を求めて前記画素における高さ補正量
    とする、ことを特徴とする立体形状検出方法。
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