JPH11351530A - 焼却炉システム - Google Patents
焼却炉システムInfo
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- JPH11351530A JPH11351530A JP10181594A JP18159498A JPH11351530A JP H11351530 A JPH11351530 A JP H11351530A JP 10181594 A JP10181594 A JP 10181594A JP 18159498 A JP18159498 A JP 18159498A JP H11351530 A JPH11351530 A JP H11351530A
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- Japan
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- incinerator
- exhaust gas
- slag
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- blower
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E20/00—Combustion technologies with mitigation potential
- Y02E20/12—Heat utilisation in combustion or incineration of waste
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E20/00—Combustion technologies with mitigation potential
- Y02E20/30—Technologies for a more efficient combustion or heat usage
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- Incineration Of Waste (AREA)
- Chimneys And Flues (AREA)
- Gasification And Melting Of Waste (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ごみ焼却に要する燃焼を少なくできるととも
に、ごみ焼却後に生ずる燃滓を無公害のスラグにし、建
築用、土木用、機材等再利用を可能にすることを目的と
する。 【構成】 ごみを連続して完全燃焼させる焼却炉装置
と、燃焼ガスの温度を１３００℃以上にし、焼却炉装置
から出る燃滓をスラグ化するスラグ炉と、スラグ炉から
出る高温の燃焼ガスを余熱利用等のため熱交換する熱交
換冷却室と、熱交換冷却室の排気ガスを吸引する送風機
と、送風機より送り出された排気ガスを焼却炉装置に戻
す排気リサイクル調整器とより構成してなるものであ
る。
に、ごみ焼却後に生ずる燃滓を無公害のスラグにし、建
築用、土木用、機材等再利用を可能にすることを目的と
する。 【構成】 ごみを連続して完全燃焼させる焼却炉装置
と、燃焼ガスの温度を１３００℃以上にし、焼却炉装置
から出る燃滓をスラグ化するスラグ炉と、スラグ炉から
出る高温の燃焼ガスを余熱利用等のため熱交換する熱交
換冷却室と、熱交換冷却室の排気ガスを吸引する送風機
と、送風機より送り出された排気ガスを焼却炉装置に戻
す排気リサイクル調整器とより構成してなるものであ
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】奔発明は、ごみを完全に焼却し公
害を出さない焼却炉システムに関する。
害を出さない焼却炉システムに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、大量のごみを取り扱うごみ焼却場
では図２に示されるように、投入ホッパー２０に投入さ
れたごみは焼却炉２１内へ送り込まれ焼却される。炉温
は通常８００〜９００℃付近になるよう調整される。大
量のごみを焼却させる焼却炉２１では連続焼却式が用い
られるようになってきており、燃えた後に残る灰は燃滓
と呼ばれ水で消火され灰出しコンベア２２で排出され
る。
では図２に示されるように、投入ホッパー２０に投入さ
れたごみは焼却炉２１内へ送り込まれ焼却される。炉温
は通常８００〜９００℃付近になるよう調整される。大
量のごみを焼却させる焼却炉２１では連続焼却式が用い
られるようになってきており、燃えた後に残る灰は燃滓
と呼ばれ水で消火され灰出しコンベア２２で排出され
る。
【０００３】一方燃焼ガス２３は焼却炉２１の内部の燃
焼室２４を経てボイラー等からなる熱交換機冷却室２５
により冷却された後、塩化水素・硫黄酸化物除去装置２
６、バグフィルター２７を介して煙突２８より放出され
ていた。
焼室２４を経てボイラー等からなる熱交換機冷却室２５
により冷却された後、塩化水素・硫黄酸化物除去装置２
６、バグフィルター２７を介して煙突２８より放出され
ていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】焼却炉システムにあっ
ては、ごみのうちの燃料成分を燃やし小容積化した燃滓
を改めて廃棄することになるが、従来の焼却炉システム
における燃滓には自然環境の下で溶出のおそれのある重
金属が含まれるおそれがあり、どこにでも用いられる埋
立材としては不向であり、当然限定された投棄場所へ投
棄されることになり、後に新たな投棄場所の確保が必要
となってくる。
ては、ごみのうちの燃料成分を燃やし小容積化した燃滓
を改めて廃棄することになるが、従来の焼却炉システム
における燃滓には自然環境の下で溶出のおそれのある重
金属が含まれるおそれがあり、どこにでも用いられる埋
立材としては不向であり、当然限定された投棄場所へ投
棄されることになり、後に新たな投棄場所の確保が必要
となってくる。
【０００５】また、従来の焼却炉システムにあっては燃
焼ガス２３を煙突２８より大気中に放出することから、
バグフィルター２７等を介してばいじん等を除去する装
置が必要となる。そのために燃焼ガス２３を２５０〜３
００℃付近まで下げる必要がある。燃焼ガス２３の温度
を低下させるためには、高温のガス中に水を噴射する水
噴射方式があり、安価ではあるが排ガス容量が増加する
ことと予熱利用が乏しいといった難点がある。またその
他に高温ガスと金属管内の水と熱交換するボイラ方式が
あり、発電を行う等利用されるが高価の割には充分な廃
熱利用がなされていなかった。
焼ガス２３を煙突２８より大気中に放出することから、
バグフィルター２７等を介してばいじん等を除去する装
置が必要となる。そのために燃焼ガス２３を２５０〜３
００℃付近まで下げる必要がある。燃焼ガス２３の温度
を低下させるためには、高温のガス中に水を噴射する水
噴射方式があり、安価ではあるが排ガス容量が増加する
ことと予熱利用が乏しいといった難点がある。またその
他に高温ガスと金属管内の水と熱交換するボイラ方式が
あり、発電を行う等利用されるが高価の割には充分な廃
熱利用がなされていなかった。
【０００６】
【課題を解決するための手段】奔発明焼却炉システム
は、ごみを焼却した後に残る燃滓をスラグとして取り出
し重金属の溶出のおそれのない埋立材として資源化しよ
うとするものである。
は、ごみを焼却した後に残る燃滓をスラグとして取り出
し重金属の溶出のおそれのない埋立材として資源化しよ
うとするものである。
【０００７】即ち、ごみを連続して完全燃焼させる焼却
炉装置と、焼却炉装置より排出された燃焼ガスの熱を熱
交換する熱交換冷却室と、熱交換冷却室内の排気ガスを
吸引する送風機と、送風機より送り出された排気ガスを
焼却炉装置に戻す排気リサイクル調整器とよりなり、排
気ガスを焼却炉装置に供給し熱源として再利用するもの
である。
炉装置と、焼却炉装置より排出された燃焼ガスの熱を熱
交換する熱交換冷却室と、熱交換冷却室内の排気ガスを
吸引する送風機と、送風機より送り出された排気ガスを
焼却炉装置に戻す排気リサイクル調整器とよりなり、排
気ガスを焼却炉装置に供給し熱源として再利用するもの
である。
【０００８】また、ごみを連続して完全燃焼させる焼却
炉装置と、焼却炉装置より排出された燃滓を連続してス
ラグ化する灰加熱管と、灰加熱管の外方より燃滓を１５
００℃前後に加熱し、スラグ化するべく焼却炉装置より
廃出される燃焼ガスを酸素等の供給でさらに昇温するス
ラグ炉と、スラグ炉より排出された燃焼ガスの熱を発電
等余熱利用等のため熱交換する熱交換冷却室と、熱交換
冷却室内の排気ガスを吸引する送風機と、送風機より送
り出された排気ガスを焼却炉装置に酸素補給等調整して
戻す排気リサイクル調整器とよりなり、焼却炉装置より
排出される燃滓を溶融しスラグ化するものである。
炉装置と、焼却炉装置より排出された燃滓を連続してス
ラグ化する灰加熱管と、灰加熱管の外方より燃滓を１５
００℃前後に加熱し、スラグ化するべく焼却炉装置より
廃出される燃焼ガスを酸素等の供給でさらに昇温するス
ラグ炉と、スラグ炉より排出された燃焼ガスの熱を発電
等余熱利用等のため熱交換する熱交換冷却室と、熱交換
冷却室内の排気ガスを吸引する送風機と、送風機より送
り出された排気ガスを焼却炉装置に酸素補給等調整して
戻す排気リサイクル調整器とよりなり、焼却炉装置より
排出される燃滓を溶融しスラグ化するものである。
【０００９】また、焼却炉装置について、ごみを回転攪
拌しながら後方に搬送すると共に、回転により炎を横方
向に回転させ、且つ、内部の温度が１０００℃を越えぬ
ようごみの燃焼温度を散水によって温度調整できる回転
焼却炉と、回転焼却炉と同軸一体に回転するバーナー
と、回転焼却炉内にごみを投入するべくホッパー、スク
リュー等からなるごみ投入装置とよりなるものである。
拌しながら後方に搬送すると共に、回転により炎を横方
向に回転させ、且つ、内部の温度が１０００℃を越えぬ
ようごみの燃焼温度を散水によって温度調整できる回転
焼却炉と、回転焼却炉と同軸一体に回転するバーナー
と、回転焼却炉内にごみを投入するべくホッパー、スク
リュー等からなるごみ投入装置とよりなるものである。
【００１０】さらに排気リサイクル調整器より戻される
排気ガスが回転焼却炉に供給されるものである。
排気ガスが回転焼却炉に供給されるものである。
【００１１】
【作用】焼却炉装置１は例えば回転焼却炉１０、バーナ
ー１１、ごみ投入装置１２、スクリュー１３等からなる
もので、ごみ投入ホッパー２０に投入されたごみ５を９
００℃前後で完全燃焼するものである。
ー１１、ごみ投入装置１２、スクリュー１３等からなる
もので、ごみ投入ホッパー２０に投入されたごみ５を９
００℃前後で完全燃焼するものである。
【００１２】スラグ炉９は、内部に燃滓６を通す灰加熱
管７、内部温度を１５００℃前後に向上するために必要
な酸素８を噴出させる酸素供給管１４を有し、灰加熱管
７内を通ずる燃滓６を１５００℃前後に焼成しスラグ化
するものである。スラグ化した燃滓６は水溶せず重金属
等の流出をなくすことができることから埋め立てても公
害の原因にはならない。なお、この際に必要があれば、
カロリーの低いごみ、例えば、紙、木材などを燃焼する
場合、１３００°Ｃ前後に上げることが困難故その時は
灯油、重油等を供給する供給管を設けても良い。
管７、内部温度を１５００℃前後に向上するために必要
な酸素８を噴出させる酸素供給管１４を有し、灰加熱管
７内を通ずる燃滓６を１５００℃前後に焼成しスラグ化
するものである。スラグ化した燃滓６は水溶せず重金属
等の流出をなくすことができることから埋め立てても公
害の原因にはならない。なお、この際に必要があれば、
カロリーの低いごみ、例えば、紙、木材などを燃焼する
場合、１３００°Ｃ前後に上げることが困難故その時は
灯油、重油等を供給する供給管を設けても良い。
【００１３】熱交換冷却室２は、ごみ５の焼却後の高温
の余熱３２を有効に利用しようとするもので、高圧蒸気
を発生させ予熱利用の暖冷房、蒸気タービン発電機によ
る発電等への転用を図るものである。
の余熱３２を有効に利用しようとするもので、高圧蒸気
を発生させ予熱利用の暖冷房、蒸気タービン発電機によ
る発電等への転用を図るものである。
【００１４】排気リサイクル調整器４は熱交換冷却室２
を通り、さらに送風機３で吸引された排気ガス２３を焼
却炉装置１に供給しごみ５の熱源として再利用する。
を通り、さらに送風機３で吸引された排気ガス２３を焼
却炉装置１に供給しごみ５の熱源として再利用する。
【００１５】
【実施例】図１は本発明焼却炉システムの実施例説明図
である。焼却炉装置１は一つの燃焼炉だけでプラスチッ
クやタイヤなどのゴム材を含めたごみ５を完全燃焼させ
る装置で、図１においては、回転焼却炉１０、ロータリ
ーバーナー１１ごみ投入装置１２より構成されている。
炉内の温度は８００℃より低くなると臭気成分の分解が
十分行われないなど未燃焼ガス排出の心配が出てくる。
一方、高ければ燃焼速度も速くはなるが、炉壁の損傷や
窒素酸化物の生成などの障害が出てくることから、通常
９００℃前後で炉温を制御される。しかし、プラスチッ
クやゴム材などを燃焼すると炉内温度は１０００℃を越
えてしまう。そこで炉内に散水して、温度調整を行う。
回転焼却炉１０にあっては、散水パイプ１５を炉内に設
け水を供給する。また、回転しないよう固定された炉の
場合には、上方から散水することも良いものである。
である。焼却炉装置１は一つの燃焼炉だけでプラスチッ
クやタイヤなどのゴム材を含めたごみ５を完全燃焼させ
る装置で、図１においては、回転焼却炉１０、ロータリ
ーバーナー１１ごみ投入装置１２より構成されている。
炉内の温度は８００℃より低くなると臭気成分の分解が
十分行われないなど未燃焼ガス排出の心配が出てくる。
一方、高ければ燃焼速度も速くはなるが、炉壁の損傷や
窒素酸化物の生成などの障害が出てくることから、通常
９００℃前後で炉温を制御される。しかし、プラスチッ
クやゴム材などを燃焼すると炉内温度は１０００℃を越
えてしまう。そこで炉内に散水して、温度調整を行う。
回転焼却炉１０にあっては、散水パイプ１５を炉内に設
け水を供給する。また、回転しないよう固定された炉の
場合には、上方から散水することも良いものである。
【００１６】また回転焼却炉１０の側面には、余熱利用
等のために設けられた熱交換冷却室２を通った排気ガス
２３′がリサイクル使用されるべく供給される送風機３
を介した供給回路が設けられている。なお、図１に示さ
れるパーナー１１は回転焼却炉１０と同軸に回転させて
も支承はないものである。
等のために設けられた熱交換冷却室２を通った排気ガス
２３′がリサイクル使用されるべく供給される送風機３
を介した供給回路が設けられている。なお、図１に示さ
れるパーナー１１は回転焼却炉１０と同軸に回転させて
も支承はないものである。
【００１７】他方、ごみ５の燃焼能率を向上させるため
炉内の空気を回転させて滞留時間を例えば２秒以上にと
ると不完全燃焼はなくなる。これは回転のない固定され
た焼却炉の場合も同様であり、空気吹き付けパイプ１６
が回転焼却炉、固定された焼却炉内に設けられる。空気
吹き付けパイプ１６には先のリサイクルされた燃焼ガス
２３を通じることも良いものである。
炉内の空気を回転させて滞留時間を例えば２秒以上にと
ると不完全燃焼はなくなる。これは回転のない固定され
た焼却炉の場合も同様であり、空気吹き付けパイプ１６
が回転焼却炉、固定された焼却炉内に設けられる。空気
吹き付けパイプ１６には先のリサイクルされた燃焼ガス
２３を通じることも良いものである。
【００１８】回転焼却炉１０にごみ５を送り込むごみ投
入装置１２はごみ投入ホッパー２０、ごみ投入ホッパー
２０のごみ５を搬送するスクリュー１３等からなり、回
転焼却炉１０の側部よりごみ５を投入され、連続的にご
み５を焼却できるようになり、回転焼却炉１０の他の側
部より燃滓６が排出される。
入装置１２はごみ投入ホッパー２０、ごみ投入ホッパー
２０のごみ５を搬送するスクリュー１３等からなり、回
転焼却炉１０の側部よりごみ５を投入され、連続的にご
み５を焼却できるようになり、回転焼却炉１０の他の側
部より燃滓６が排出される。
【００１９】回転焼却炉１０より排出された燃滓６はコ
ンベア２２によってスラグ炉内を貫通する灰加熱管７の
下部に搬送される。スラグ炉９内には、灰加熱管７の他
にスラグ炉９内に酸素を送り込み炉内の温度を加熱上昇
する酸素供給管１４が設けられており、回転焼却炉１０
より排出された燃焼ガス２３をスラグ炉９内に導入し昇
温する。１５００℃前後の高温では、金属、ガラス、石
も全て溶融しスラグ１７化する。灰加熱管７に送り込ま
れた燃滓６は１５００℃に昇温しスラグ１７となり、埋
立て用材へと利用される。
ンベア２２によってスラグ炉内を貫通する灰加熱管７の
下部に搬送される。スラグ炉９内には、灰加熱管７の他
にスラグ炉９内に酸素を送り込み炉内の温度を加熱上昇
する酸素供給管１４が設けられており、回転焼却炉１０
より排出された燃焼ガス２３をスラグ炉９内に導入し昇
温する。１５００℃前後の高温では、金属、ガラス、石
も全て溶融しスラグ１７化する。灰加熱管７に送り込ま
れた燃滓６は１５００℃に昇温しスラグ１７となり、埋
立て用材へと利用される。
【００２０】スラグ炉９内で昇温された燃焼ガス２３は
余熱利用のため熱交換される熱交換冷却室２へと送り込
まれる。燃焼ガス２３は熱交換冷却室２の上部より下部
へと通じた方が熱交換の効率は向上する。また、熱交換
冷却室２の排気ガス２３′は送風機３を介して排気リサ
イクル調整器４へと吸引される。この吸引力により、回
転焼却炉１０内は負圧となるよう調整される。
余熱利用のため熱交換される熱交換冷却室２へと送り込
まれる。燃焼ガス２３は熱交換冷却室２の上部より下部
へと通じた方が熱交換の効率は向上する。また、熱交換
冷却室２の排気ガス２３′は送風機３を介して排気リサ
イクル調整器４へと吸引される。この吸引力により、回
転焼却炉１０内は負圧となるよう調整される。
【００２１】熱交換冷却室２において、冷却された排気
ガス２３′を送風機３で吸引し排気リサイクル調整器４
に送り込まれ、排気リサイクル調整器４に送り込まれた
排気ガス２３′は、ここで送風機３に吸引され燃焼に必
要な酸素と調合され、再び回転焼却炉内に送り込むと共
に、排気リサイクル調整器内４の余分な排気ガスは、循
環回路３０より送風機３で排気リサイクル調整器４内を
循環するようにする。
ガス２３′を送風機３で吸引し排気リサイクル調整器４
に送り込まれ、排気リサイクル調整器４に送り込まれた
排気ガス２３′は、ここで送風機３に吸引され燃焼に必
要な酸素と調合され、再び回転焼却炉内に送り込むと共
に、排気リサイクル調整器内４の余分な排気ガスは、循
環回路３０より送風機３で排気リサイクル調整器４内を
循環するようにする。
【００２２】また、図１に示すように、発電等の余熱利
用の熱交換冷却器２４を燃焼ガス２３の回路部に別途設
けても良い。この場合は、燃焼ガス２３が最高温の状態
にあるので熱交換冷却器９及び熱交換冷却器２４通過後
の排気ガス２３′回路部に設けるより余熱利用の効率が
更に高い利点がある。
用の熱交換冷却器２４を燃焼ガス２３の回路部に別途設
けても良い。この場合は、燃焼ガス２３が最高温の状態
にあるので熱交換冷却器９及び熱交換冷却器２４通過後
の排気ガス２３′回路部に設けるより余熱利用の効率が
更に高い利点がある。
【００２３】送風機３より排気リサイクル調整器４へ送
り込まれた排気ガス２３′は再び回転焼却炉１０へと送
られ循環する。
り込まれた排気ガス２３′は再び回転焼却炉１０へと送
られ循環する。
【００２４】なお、図１中、３１は冷却水注入口、３２
は余熱（蒸気）排出口である。また、３３は、ごみと共
に異物が混入し一時的に燃焼ガス２３、排気ガス２３′
圧が高まった時の作動する焼却炉装置１及び排気リサイ
クル調整器４に設けられた安全弁である。
は余熱（蒸気）排出口である。また、３３は、ごみと共
に異物が混入し一時的に燃焼ガス２３、排気ガス２３′
圧が高まった時の作動する焼却炉装置１及び排気リサイ
クル調整器４に設けられた安全弁である。
【００２５】
【発明の効果】以上説明のとうり、奔発明焼却炉システ
ムにあっては、焼却炉装置１で一次完全燃焼した熱源を
スラグ炉９に送り二次燃焼したことにより、灯油、重油
等の使用量を大幅減らす効果がある。
ムにあっては、焼却炉装置１で一次完全燃焼した熱源を
スラグ炉９に送り二次燃焼したことにより、灯油、重油
等の使用量を大幅減らす効果がある。
【００２６】１５００°Ｃ前後のスラグ炉９により燃滓
をスラグ化し、レンガやセラミック等に再利用すること
を可能にし、また、埋立材料として安全なものである。
また、排気リサイクル調整器４により排気ガス２３′が
完全燃焼化され、焼却炉装置４そして１５００°Ｃ前後
のスラグ炉９を何度も通過することにより完全無害とな
ると共に、ＣＯ2 を大幅に少なくなり地球温暖化に大き
く飛躍することができる。
をスラグ化し、レンガやセラミック等に再利用すること
を可能にし、また、埋立材料として安全なものである。
また、排気リサイクル調整器４により排気ガス２３′が
完全燃焼化され、焼却炉装置４そして１５００°Ｃ前後
のスラグ炉９を何度も通過することにより完全無害とな
ると共に、ＣＯ2 を大幅に少なくなり地球温暖化に大き
く飛躍することができる。
【００２７】また、燃焼後９００℃より大幅に高い１５
００℃前後の高温処理することからスラク内１７にダイ
オキシンは残ず公害のない焼却が可能となる。
００℃前後の高温処理することからスラク内１７にダイ
オキシンは残ず公害のない焼却が可能となる。
【００２８】また、排気リサイクル調整器４により排気
ガス２３′、媒塵が０となりバックフイルターや煙突が
必要としなくなり製作コストが大幅に削減が出来る経済
的な効果がある。
ガス２３′、媒塵が０となりバックフイルターや煙突が
必要としなくなり製作コストが大幅に削減が出来る経済
的な効果がある。
【００２９】また、焼却炉装置１を回転型にすることに
よって、炎を横に回転させることによって、完全燃焼化
すると共に、燃焼効率を向上せしめることが出来る。ま
た排気ガス２３′にあっても何回もリサイクル使用さ
れ、そのたびにダイオキシンの発生を押える９００℃以
上の温度を超えることから、公害のない焼却が可能とな
る。
よって、炎を横に回転させることによって、完全燃焼化
すると共に、燃焼効率を向上せしめることが出来る。ま
た排気ガス２３′にあっても何回もリサイクル使用さ
れ、そのたびにダイオキシンの発生を押える９００℃以
上の温度を超えることから、公害のない焼却が可能とな
る。
【図１】本発明焼却炉システムの実施例説明図。
【図２】従来の焼却炉システム説明図。
１〜焼却炉装置 ２〜熱交換冷却室 ３〜送風機 ４〜排気リサイクル調整器 ５〜ごみ ６〜溶滓 ７〜灰加熱管 ８〜酸素 ９〜スラグ炉 １０〜回転焼却炉 １１〜バーナー １２〜ごみ投入装置 １３〜スクリュー １４〜酸素供給管 １５〜散水パイプ １６〜空気吹き付けパイプ １７〜スラグ ２０〜ごみ投入ホッパー ２２〜コンベア ２３〜燃焼ガス ２３′〜排気ガス ２９〜余熱利用熱交換冷却室 ３０〜排気ガス循環回路 ３１〜冷却水注入口 ３２〜余熱（蒸気）取出口 ３３〜安全弁
Claims (4)
- 【請求項１】 大量のごみを焼却する焼却炉システムに
おいて、ごみを連続して完全焼却させる焼却炉装置と、
該焼却炉装置より排出された燃焼ガスの熱を予熱利用等
のため熱交換する熱交換冷却室と、該熱交換冷却室内の
排気ガスを吸収する送風機と、該送風機より送り出され
た排気ガスを前記した焼却炉装置に流量調整等して戻す
排気リサイクル調整器とより構成され、排気ガスを焼却
炉装置に供給されるようにしたことを特徴とする焼却炉
システム。 - 【請求項２】 大量のごみを焼却する焼却炉システムに
おいて、ごみを連続して完全燃焼させる焼却炉装置と、
該焼却炉装置より排出された燃滓を１５００℃前後に加
熱し、スラグ化するべく前記焼却炉装置より廃出される
燃焼ガスを酸素等の供給でさらに昇温するスラグ炉と、
該スラグ炉より排出された燃焼ガスの熱を発電等余熱利
用のため熱交換する熱交換冷却室と、該熱交換冷却室内
の排気ガスを吸引する送風機と、該送風機より送り出さ
れた排気ガスを前記した焼却炉装置に流量調整等して戻
す排気リサイクル調整器とより構成され、焼却炉装置よ
り排出される燃滓を溶融しスラグ化することを特徴とす
る焼却炉システム。 - 【請求項３】焼却炉装置が、ごみを回転攪拌しながら後
方に搬送するとともに、回転により炎を横方向に回転さ
せ、且つ、内部の温度が１０００℃を越えぬよう散水に
よって温度調整できる回転焼却炉と、該回転焼却炉と同
軸一体に回転され回転焼却炉内のごみを燃焼するバーナ
ーと、前記回転焼却炉内にごみを投入するべく、ごみ投
入ホッパー、スクリュー等からなるごみ投入装置とより
構成されたことを特徴とする請求項１、請求項２記載の
焼却炉システム。 - 【請求項４】熱交換冷却室において、冷却された排気ガ
スを送風機で吸引し排気ガスリサイクル調整器に送り込
まれ、排気ガスリサイクル調整器に送り込まれた排気ガ
スは、ここで送風機に吸引され燃焼に必要な酸素と調合
され、再び回転焼却炉内に送り込むと共に、排気リサイ
クル調整器内の余分な排気ガスは、循環回路により送風
機で排気リサイクル調整器内を循環することを特徴とす
る請求項１、請求項２および請求項３記載の焼却炉シス
テム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10181594A JPH11351530A (ja) | 1998-06-12 | 1998-06-12 | 焼却炉システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10181594A JPH11351530A (ja) | 1998-06-12 | 1998-06-12 | 焼却炉システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11351530A true JPH11351530A (ja) | 1999-12-24 |
Family
ID=16103549
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10181594A Pending JPH11351530A (ja) | 1998-06-12 | 1998-06-12 | 焼却炉システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11351530A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002364381A (ja) * | 2001-06-07 | 2002-12-18 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 脱臭装置及び脱臭方法 |
| CN108644781A (zh) * | 2018-05-22 | 2018-10-12 | 江苏和顺环保有限公司 | 一种燃烧效率高且环保的焚烧炉及其实现方法 |
| CN108826303A (zh) * | 2018-06-22 | 2018-11-16 | 庞礴 | 一种预防控制烟气污染物的方法及生活垃圾焚烧系统 |
| CN112628754A (zh) * | 2020-12-16 | 2021-04-09 | 中广核研究院有限公司 | 废弃物气化熔融处理系统及废弃物气化熔融处理方法 |
| CN113983465A (zh) * | 2021-10-19 | 2022-01-28 | 河南科技大学 | 一种城市生活垃圾焚烧系统 |
-
1998
- 1998-06-12 JP JP10181594A patent/JPH11351530A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002364381A (ja) * | 2001-06-07 | 2002-12-18 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 脱臭装置及び脱臭方法 |
| CN108644781A (zh) * | 2018-05-22 | 2018-10-12 | 江苏和顺环保有限公司 | 一种燃烧效率高且环保的焚烧炉及其实现方法 |
| CN108826303A (zh) * | 2018-06-22 | 2018-11-16 | 庞礴 | 一种预防控制烟气污染物的方法及生活垃圾焚烧系统 |
| CN112628754A (zh) * | 2020-12-16 | 2021-04-09 | 中广核研究院有限公司 | 废弃物气化熔融处理系统及废弃物气化熔融处理方法 |
| CN113983465A (zh) * | 2021-10-19 | 2022-01-28 | 河南科技大学 | 一种城市生活垃圾焚烧系统 |
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