JPH11351456A - ケーブル支持装置 - Google Patents

ケーブル支持装置

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JPH11351456A
JPH11351456A JP16161498A JP16161498A JPH11351456A JP H11351456 A JPH11351456 A JP H11351456A JP 16161498 A JP16161498 A JP 16161498A JP 16161498 A JP16161498 A JP 16161498A JP H11351456 A JPH11351456 A JP H11351456A
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JP
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locking
cable
pair
support
hole
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JP16161498A
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English (en)
Inventor
Nobuyoshi Matsuda
信義 松田
Takayoshi Kanda
隆義 神田
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L3/00Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets
    • F16L3/14Hangers in the form of bands or chains

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Supports For Pipes And Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一対の支持金具の係止孔に対する組付けを可
能にすることを前提条件としつつ、この一対の支持金具
の係止孔に対する自立及び係止状態の維持の確実化と、
上記一対の支持金具に対するケーブル挿入作業の際の容
易化との両立を図ることによってケーブルの布設作業の
際の効率化を図る。 【解決手段】 支持金具1を円弧状に湾曲した把持部1
1と、把持部の上側に設けられた止着部12と、把持部
の下側に設けられ、係止孔31a内に挿入される係止部
13とから構成する。両係止部の間にゴム弾性体により
形成された連結部材2を配設し、両支持金具を連結す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば通信用アン
テナから機械室までの間、若しくは、種々の設備に対し
布設される高周波ケーブル等のケーブルにおいて、特に
略水平方向に布設されるケーブルを支持・固定するため
に用いられるケーブル支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種のケーブル支持装置と
して、例えば図7に示すものが知られている。このもの
は、例えば図2に示すように、通信用アンテナに接続さ
れる高周波ケーブル5を鉄塔41等から機械室42まで
の布設する布設ルートの内のケーブル5が水平に布設さ
れる部分において用いられるものである。そして、上記
ケーブル支持装置は、図7または図8に示すように、一
対の支持金具1,1により略円形断面のケーブル5の周
囲を挟み込むようにして把持するようになっており、上
記各支持金具1は、円弧状に湾曲した把持部11と、こ
の把持部11の上側に設けられた止着部12と、上記把
持部11の下側に設けられた係止部13とから構成され
ている。
【0003】上記止着部12は上記把持部11の上端か
ら上方に向かって延びる上片部12aと、この上片部1
2aの上端から水平方向に上記把持部11の凹側に延び
る延設片部12bとにより形成されており、上記延設片
部12bには、矩形状を有する係合孔12cと、この係
合孔12cに挿入されるよう山形に突出する係合片部1
2dとが形成されている。
【0004】上記係止部13は、上記把持部11の下端
から下方に向かって延びる垂下片部13aと、この垂下
片部13aの下端から水平方向に上記把持部11の凸側
に延びる係止片部13bとにより形成されている。
【0005】そして、上記ケーブル支持装置によるケー
ブルの把持は以下のようにして行う。すなわち、図7に
示すように、一対の支持金具1,1の係止部13,13
を被固定物41aに設けられた係止孔41bに対しそれ
ぞれ嵌入することにより、上記一対の支持金具1,1を
係止孔41bに対し組み付ける。次いで、ケーブル5を
上記支持金具1,1の把持部11,11の間に挿入して
位置させ、上記支持金具1の延設片部12b,12bを
重ね合わせるように押圧することにより、一方の支持金
具1に設けられた係合片部12dを他方の支持金具1に
設けられた係合孔12c内に係合させて上記一対の支持
金具1,1を互いに止着させる。このようにして、上記
ケーブル5の周囲を両把持部11,11により挟み込ん
で上記ケーブル5を把持する。
【0006】このように、簡易な構造のケーブル支持装
置を用いることにより、ケーブル布設のコストの低減化
を図るようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ケーブル支持装置においては、一対の支持金具1,1に
よりケーブル5を把持した状態では、このケーブル5に
より上記係止部13,13は互いに離れる方向へ略付勢
されるようになる。このため、上記係止部13,13が
係止孔41bの内周面に常に当接することになり、その
結果、上記係止部13,13が係止孔41bから抜け落
ちようとしても、係止片部13b,13bが係止孔31
aの孔縁の内壁面に対し引っかかって上記一対の支持金
具が係止孔41bから脱落してしまうことを阻止するこ
とができるようになっている(図8参照)。ところが、
ケーブルを把持していない状態では、上記一対の係止部
13,13は互いに独立して係止孔41b内に挿入され
ているだけであるため、上記一対の支持金具1,1が把
持部11及び止着部12の自重によりそれぞれ自由に傾
いてしまい、係止片部13b,13bが係止孔41bの
孔縁の内壁面に対し引っかからなくなって上記支持金具
1,1が係止孔41bから容易に抜けてしまうようにな
る(図9参照)。このように、上記一対の支持金具1,
1は、係止孔41b内に挿入された状態で自立すること
ができず、ケーブル5を一対の支持金具1,1間に挿入
する際には、作業者が上記一対の支持金具1,1を手で
支えながら、ケーブル5を把持部11,11間に位置さ
せることにより、上記一対の支持金具1,1を互いに係
合させて上記支持金具1,1の被固定物41aに対する
係止と、支持金具1,1によるケーブル5の把持とを同
時に行うようにしなければならない。このため、ケーブ
ルの布設作業が煩雑になってしまい手間がかかるという
不都合がある。
【0008】このような煩雑さは、上記支持金具1,1
を係止孔41b内で自立可能にして、ケーブルの挿入作
業の際に上記支持金具1,1を手で支えなくてもよいよ
うにすれば解消することができると考えられる。そこ
で、上記一対の支持金具1,1の両係止部13,13
を、例えばヒンジ結合により互いに連結させることが考
えられる。
【0009】ところが、上記のように一対の支持金具を
ヒンジ結合により互いに連結した場合には、上記係止部
を係止孔に嵌入させる際に、たとえ上記一対の支持金具
をV字状に開いて両係止片部の先端間距離を近付けて
も、係止部間の距離は上記ヒンジの幅により規制されて
しまうため上記係止孔への嵌入が不可能になってしまう
場合がある。そこで、上記一対の支持金具の係止孔に対
する嵌入を容易にするため、例えば上記係止片部の長さ
を短くすることにより上記把持部をV字状に開いた際の
上記係止片部先端間の距離が短くなるようにして、上記
係止部を係止孔内に嵌入し易くすることが考えられる。
しかしながら、このようにすれば上記係止部を係止孔に
嵌入しても、上記係止片部が係止孔の孔縁の内壁面に対
し引っかかり難くなり、上記支持金具が抜けやすくなっ
てしまうという不都合がある。
【0010】また、たとえ上記一対の支持金具を係止孔
内に嵌入可能であったとしても、上記係止孔に対する係
止状態を維持した状態で、上記一対の支持金具を自立さ
せるには、この一対の支持金具のV字の開き角度を小さ
くせざるを得ず、ケーブルを両把持部間に挿入させる作
業が困難となってしまう。一方、ケーブルの挿入作業を
容易にするために、上記一対の支持金具を大きく開いた
状態にすると上記係止部の係止状態の維持が困難となっ
て、上記一対の支持金具が自立し得なくなってしまう。
【0011】このように、一対の支持金具の係止孔に対
する自立及び係止状態の維持の確実化と、上記一対の支
持金具に対するケーブル挿入作業の際の容易化とは両立
し得ない相反する要求となる。
【0012】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、一対の支持金
具によりケーブルの周囲を把持するケーブル支持装置に
おいて、上記一対の支持金具の係止孔に対する組付けを
可能にすることを前提条件としつつ、この一対の支持金
具の係止孔に対する自立及び係止状態の維持の確実化
と、上記一対の支持金具に対するケーブル挿入作業の際
の容易化との両立を図ることによってケーブルの布設作
業の際の効率化を図ることにあり、しかも、簡易な構造
によって上記目的を達成することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、ケーブルが固定される被固
定物に形成された係止孔に対し上記ケーブルを周囲から
把持した状態で係止することにより、上記ケーブルを上
記被固定物に対し固定するケーブル支持装置を前提とし
ている。このものにおいて、上記ケーブルをこのケーブ
ルの長手方向に対し直交する方向の両側から挟み込む一
対の半割り状の支持金具と、この一対の支持金具の各基
端部同士を互いに連結する連結部材とを備えたものと
し、上記一対の支持金具を、それぞれ、基端部に形成さ
れた係止部と、先端部に形成された止着部と、上記係止
部と止着部との間に形成され上記ケーブルの外周面であ
って上記直交する方向の一側面に当接する把持部とを備
えたものとする。そして、上記両係止部を、上記直交す
る方向に互いに離れる側に押し付けられることにより上
記係止孔の孔縁に係止されるように構成し、上記両止着
部を、上記直交する方向の両側から互いに閉じる側に押
圧することにより互いに係合して開側への変位が阻止さ
れるように構成し、上記連結部材を、弾性素材を用い
て、上記両支持金具の各係止部が上記係止孔の孔縁に係
止した状態での各基端部間の間隔を弾性により維持する
ように形成する構成とするものである。
【0014】上記の構成の場合、一対の支持金具の係止
部を係止孔に嵌入するときには、上記一対の係止部を互
いに近付かせるようにして、連結部材を圧縮変形させる
ことが可能になる。このため、上記一対の係止部を係止
孔内に容易に挿入させて上記一対の支持金具を係止孔内
に組み付けることが可能になる。
【0015】そして、上記一対の係止部が係止孔内に嵌
入されれば、上記連結部材の弾性復元力により上記一対
の係止部が互いに離れるように付勢されて、両係止部が
係止孔の孔縁に対し確実に係止状態に維持される。この
ため、例えば、上記支持金具に対し係止孔から引き抜く
方向の外力が作用しても、係止部が上記係止孔の孔縁の
内壁面に常に引っかかるようになり、この係止孔から上
記支持金具の脱落を防止することが可能になる。また、
上記一対の支持金具が連結部材によって互いに連結され
ることにより、一対の支持金具がその自重により傾こう
としても、その傾きが上記連結部材の圧縮に対する弾性
復元力によって適度な角度に規制されるようになる。こ
のため、係止部が係止孔の孔縁の内壁面に対し常に引っ
かかるようになり、上記支持金具を係止孔内で自立させ
ることが可能になる。このため、ケーブルの把持を行う
際に上記一対の支持金具を作業者が手で支える必要がな
く、ケーブル布設作業の効率化を図ることが可能にな
る。
【0016】また、ケーブルを上記一対の支持金具間に
挿入する際には、上記連結部材が弾性変形することによ
って上記一対の支持金具を上記ケーブルが挿入可能にな
るまでV字状に容易に開かせることが可能になる。この
ため、ケーブルの挿入作業の容易化が図られる。
【0017】このように、簡易な構造によって、上記一
対の支持金具の係止孔に対する組付けを可能にしつつ、
この一対の支持金具の係止孔に対する自立及び係止状態
の維持の確実化と、上記一対の支持金具に対するケーブ
ル挿入作業の際の容易化との両立を図ることが可能にな
り、その結果、ケーブル支持装置によるケーブル布設作
業の効率化を図ることが可能になる。
【0018】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、連結部材を、一対の支持金具の両基端部間
の間隔を各係止部が係止孔に対し嵌入可能な程度に縮小
し得る弾性変形機能と、上記一対の支持金具の両止着部
が互いに開いた状態で両係止部を係止孔に対し係止状態
に維持し得る弾性復元力とをそれぞれ発揮するように形
成する構成とするものである。
【0019】上記の構成の場合、連結部材が弾性変形す
ることにより、一対の支持金具の両基端部間の間隔が各
係止部が係止孔に対し嵌入可能な程度に縮小するため、
上記一対の支持金具の係止孔に対する組付けを確実に行
い得ることになる。そして、上記連結部材が一対の支持
金具を係止状態に維持し得る弾性復元力を有することに
より、上記一対の支持金具の係止孔に対する自立及び係
止状態の維持の確実化と、上記一対の支持金具に対する
ケーブル挿入作業の際の容易化との両立が確実に実現さ
れることになる。その結果、ケーブル支持装置によるケ
ーブル布設作業の効率化を図ることが可能になる。
【0020】請求項3記載の発明は、請求項1または請
求項2記載の発明において、連結部材を、ゴム弾性体に
より形成する構成とするものである。この構成の場合、
連結部材を形成する弾性素材として好適なものが特定さ
れる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基いて説明する。
【0022】図1は、本発明の実施形態に係るケーブル
支持装置Hを示し、このものは、図2に示すように、通
信用アンテナに接続される高周波ケーブル5を鉄塔41
から機械室42までの布設する布設ルートの内のケーブ
ル5が水平に布設される部分において用いられており、
被固定物に固定された取付部材3に対し上記ケーブル支
持装置を取り付けることにより、上記ケーブル5を上記
被固定物に対し所定間隔だけ離した状態で布設するよう
にしている。そして、図1、図4、または、図5におい
て、1,1はケーブルを把持する一対の支持金具、2は
この一対の支持金具1,1を互いに連結する連結部材、
3は上記一対の支持金具1,1が取り付けられる取付部
材である。
【0023】上記各支持金具1は、図3に示すように、
円弧状に湾曲した把持部11と、この把持部の上側に設
けられた止着部12と、上記把持部11の下側に設けら
れた係止部13とから構成されている。
【0024】上記止着部12は、上記把持部11の上端
から上方に向かって延びる上片部12aと、この上片部
12aの上端から水平方向に上記把持部11の凹側に延
びる延設片部12bとにより形成されており、上記延設
片部12bには、矩形状を有する係合孔12cと、この
係合孔12c内に挿入される山形に突出する係合片部1
2dとが形成されている。
【0025】上記係止部13は、上記把持部の下端から
下方に向かって延びる垂下片部13aと、この垂下片部
13aの下端から水平方向に上記把持部11の凸側に延
びる係止片部13bとにより形成されている。
【0026】このような支持金具1は、例えば、ネグロ
ス電工株式会社製の管支持クリップ(商品名:パイラッ
クSCクリッポン)を用いるようにすればよい。
【0027】そして、図1または図4に示すように、上
記一対の支持金具1,1の係止部13,13間には、連
結部材2が配設されており、この連結部材2により上記
一対の支持金具1,1が互いに連結されるようになって
いる。この連結部材2としては、例えばゴム弾性体によ
り形成すればよく、このようなケーブル支持装置は、上
記一対の支持金具1,1を成形型内にインサートし、こ
の両支持金具1,1の垂下片部13,13間に未加硫ゴ
ムを流し込んで上記一対の支持金具1,1と連結部材2
とを一体加硫成形により接着するようにすればよい。
【0028】上記取付部材3は、図1、図4、または、
図5に示すように、矩形状を有する枠部材31と、この
枠部材31の下部に取り付けられて下方に向かって延び
るねじ溝が形成された杆状部材32とにより構成されて
おり、上記枠部材31の下面に設けられた貫通孔に対し
上記杆状部材を挿入し、一対のナット32a、32aに
より締め付けることにより、両者を一体化するようにし
ている。そして、上記枠部材31の上面には、上記一対
の支持金具1,1の係止部13,13が挿入される係止
孔31aが形成されている。
【0029】そして、上記ケーブル支持装置によるケー
ブルの把持は以下のようにして行う。すなわち、一対の
支持金具1,1の係止部13,13を互いに近付けつ
つ、上記連結部材2を中心としてV字状に一対の支持金
具1,1を開く。このようにして上記各係止部13の係
止片部13b,13bの先端間距離を上記係止孔31a
の径よりも小さくし、上記係止部13,13を係止孔3
1a内に嵌入する(図1参照)。次いで、上記一対の支
持金具1,1を開いた状態で、ケーブル5を上記支持金
具1,1の把持部11,11の間に位置させる。そし
て、上記支持金具1,1の延設片部12b、12bを重
ね合わせるようにし、一方の支持金具1に形成された係
合片部12dを他方の支持金具1に形成された係合孔1
2c内に挿入して上記一対の支持金具1,1を係合させ
る(図1の二点鎖線参照)。このようにして、上記ケー
ブル5の周囲を両把持部11,11により挟み込んで上
記ケーブル5を把持するようにする。
【0030】つぎに、上記実施形態の作用・効果を説明
する。
【0031】一対の支持金具1,1の係止部13,13
を係止孔31a内に嵌入するときには、連結部材2が弾
性変形することにより上記一対の係止部13,13を互
いに近付かせた状態で、連結部材2の上部を引張り、下
部を圧縮変形させるようにして上記一対の支持金具1,
1を上記連結部材2を中心としてV字状に開かせること
ができるようになる。このため、上記一対の係止片部1
3b,13bの先端間距離を係止孔31aの内径よりも
容易に小さくすることができるようになり、上記一対の
係止片部13b,13bを係止孔31a内に容易に挿入
させることができるようになる。
【0032】そして、上記一対の係止部13,13が係
止孔31a内に挿入されれば、上記連結部材2の弾性復
元力により、上記一対の係止部13,13が互いに離れ
るように付勢されて上記両係止部13,13が係止孔3
1aの孔縁に対し確実に係止状態に維持されるようにな
る。このため、例えば、上記支持金具1,1に対し係止
孔31aから引き抜く方向の外力が作用しても、係止片
部13b,13bが上記係止孔31aの孔縁の内壁面に
常に引っかかるようになり、この係止孔31aから上記
支持金具1,1が脱落することを防止することができる
ようになる(図6の二点鎖線参照)。また、上記一対の
支持金具1,1が連結部材2により互いに連結されるこ
とにより、一対の支持金具1,1がその自重により傾こ
うとしても、その傾きが上記連結部材2の圧縮に対する
弾性復元力によって適度な角度に規制されるようにな
る。このため、係止部13の係止片部13bは、係止孔
31aの孔縁の内壁面に対し常に引っかかるようにな
り、上記支持金具1,1を係止孔31a内で自立させる
ことが可能になる(図6の実線参照)。このため、ケー
ブル4の把持を行う際に上記一対の支持金具1,1を作
業者が手で支える必要がなく、ケーブル布設作業の効率
化を図ることができるようにある。
【0033】また、ケーブル5を上記一対の支持金具
1,1間に挿入する際には、上記連結部材2が弾性変形
することによって上記一対の支持金具1,1を上記ケー
ブル5が挿入可能になるまでV字状に容易に開かせるこ
とができるようになる。このため、ケーブルの挿入作業
の容易化を図ることができるようになる。
【0034】このように、簡易な構造によって、上記一
対の支持金具1,1の係止孔31aに対する組付けを確
実に行うことができるようになり、この一対の支持金具
1,1の係止孔31aに対する自立及び係止状態の維持
の確実化と、上記一対の支持金具に対するケーブル挿入
作業の際の容易化との両立を確実に実現することができ
るようになる。その結果、ケーブル支持装置によるケー
ブル布設作業の効率化を図ることができるようになる。
【0035】なお、径の異なるケーブルを把持する場合
には、そのケーブルの外径に応じた把持部を有する支持
金具を用いるようにすればよい。
【0036】<他の実施形態>なお、本発明は上記実施
形態に限定されるものではなく、その他種々の実施形態
を包含するものである。すなわち、上記実施形態では、
被固定物41aに対し取付部材3を固定し、この取付部
材3に形成された係止孔31aに一対の支持金具1,1
を取り付けるようにしているが、これに限らず、図7に
示すように、被固定物41aに直接係止孔41bを設
け、上記一対の支持金具1,1を直接被固定物41aに
係止させるようにしてもよい。
【0037】また、上記実施形態では、連結部材2とし
て発泡ゴム素材により形成されたものを用いるようにし
ているが、これに限らず、例えば圧縮ばね部材を一対の
垂下片部間に取り付けるようにしてもよい。この場合で
あっても、上記一対の把持部材1,1を係止孔31a内
に挿入する際には、上記圧縮ばねが圧縮変形することに
より、係止片部13b,13b先端間の距離を上記係止
孔31aの径よりも小さくして、挿入を容易に行うこと
ができるようになり、しかも、上記係止部13,13を
係止孔31a内に挿入した後には、上記圧縮ばねが上記
一対の係止部13,13を互いに離れるように付勢する
ため、上記一対の支持金具1,1の自立及び係止状態の
保持を確実にすることができるようになる。さらに、上
記圧縮ばねが引っ張り荷重に対し変形することにより、
上記一対の支持金具が容易にV字状に開くことができる
ようになり、上記一対の支持金具に対するケーブル挿入
作業の際の容易化を図ることができるようになる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明におけるケーブル支持装置によれば、一対の支持金具
の係止部を係止孔に嵌入するときには、上記一対の係止
部を互いに近付かせるようにして連結部材を圧縮変形さ
せることができるため、上記一対の係止部を係止孔内に
容易に挿入させて上記一対の支持金具を係止孔内に組み
付けることができる。
【0039】そして、上記一対の係止部が係止孔内に嵌
入されれば、上記連結部材の弾性復元力により上記一対
の係止部が互いに離れるように付勢されるため、係止部
が上記係止孔の孔縁の内壁面に常に引っかかるようにな
り、この係止孔から上記支持金具が脱落することを防止
することができる。また、一対の支持金具がその自重に
より傾こうとしても、その傾きが上記連結部材の圧縮に
対する弾性復元力によって適度な角度に規制されるよう
になるため、係止部が係止孔の孔縁の内壁面に対し常に
引っかかるようになり、上記支持金具を係止孔内で自立
させることができる。このため、ケーブルの把持を行う
際に上記一対の支持金具を作業者が手で支える必要がな
く、ケーブル布設作業の効率化を図ることができる。
【0040】また、ケーブルを上記一対の支持金具間に
挿入する際には、上記連結部材が弾性変形することによ
って上記一対の支持金具を上記ケーブルが挿入可能にな
るまでV字状に容易に開かせることができるため、ケー
ブルの挿入作業の容易化を図ることができる。その結
果、ケーブル支持装置によるケーブル布設作業の効率化
を図ることができる。
【0041】請求項2記載の発明によれば、上記請求項
1記載の発明による効果に加えて、一対の支持金具の係
止孔に対する組付けを確実に行うことができると共に、
上記一対の支持金具の係止孔に対する自立及び係止状態
の維持の確実化と、上記一対の支持金具に対するケーブ
ル挿入作業の際の容易化との両立を確実に実現すること
ができ、その結果、ケーブル支持装置によるケーブル布
設作業の効率化を図ることができる。
【0042】請求項3記載の発明によれば、上記請求項
1または請求項2記載の発明による効果に加えて、連結
部材を形成する弾性素材として好適なものを特定するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す斜視説明図である。
【図2】本発明の実施形態を示す全体図である。
【図3】支持金具を示す斜視図である。
【図4】ケーブル支持装置を示す正面図である。
【図5】ケーブル支持装置を示す右側面図である。
【図6】支持金具の係止部を示す拡大説明図である。
【図7】従来のケーブル支持装置を示す図1対応図であ
る。
【図8】従来のケーブル支持装置を示す図4対応図であ
る。
【図9】従来のケーブル支持装置における係止部を示す
図6対応図である。
【符号の説明】
1 支持金具 2 連結部材 5 ケーブル 11 把持部 12 止着部 13 係止部 31a,41b 係止孔 41a 被固定物

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブルが固定される被固定物に形成さ
    れた係止孔に対し上記ケーブルを周囲から把持した状態
    で係止することにより、上記ケーブルを上記被固定物に
    対し固定するケーブル支持装置において、 上記ケーブルをこのケーブルの長手方向に対し直交する
    方向の両側から挟み込む一対の半割り状の支持金具と、 この一対の支持金具の各基端部同士を互いに連結する連
    結部材とを備え、 上記一対の支持金具は、それぞれ、基端部に形成された
    係止部と、先端部に形成された止着部と、上記係止部と
    止着部との間に形成され上記ケーブルの外周面であって
    上記直交する方向の一側面に当接する把持部とを備え、 上記両係止部は、上記直交する方向に互いに離れる側に
    押し付けられることにより上記係止孔の孔縁に係止され
    るように構成され、 上記両止着部は、上記直交する方向の両側から互いに閉
    じる側に押圧することにより互いに係合して開側への変
    位が阻止されるように構成され、 上記連結部材は、弾性素材を用いて、上記両支持金具の
    各係止部が上記係止孔の孔縁に係止した状態での各基端
    部間の間隔を弾性により維持するように形成されている
    ことを特徴とするケーブル支持装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 連結部材は、 一対の支持金具の両基端部間の間隔を各係止部が係止孔
    に対し嵌入可能な程度に縮小し得る弾性変形機能と、上
    記一対の支持金具の両止着部が互いに開いた状態で両係
    止部を係止孔に対し係止状態に維持し得る弾性復元力と
    をそれぞれ発揮するように形成されていることを特徴と
    するケーブル支持装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、 連結部材は、ゴム弾性体により形成されていることを特
    徴とするケーブル支持装置。
JP16161498A 1998-06-10 1998-06-10 ケーブル支持装置 Withdrawn JPH11351456A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020511916A (ja) * 2017-02-27 2020-04-16 ノキア シャンハイ ベル カンパニー リミテッド ケーブルクランピング技術のための装置及び方法

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