JPH1135137A - 搬送装置 - Google Patents

搬送装置

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JPH1135137A
JPH1135137A JP18950797A JP18950797A JPH1135137A JP H1135137 A JPH1135137 A JP H1135137A JP 18950797 A JP18950797 A JP 18950797A JP 18950797 A JP18950797 A JP 18950797A JP H1135137 A JPH1135137 A JP H1135137A
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幸夫 深川
Shiro Motomura
士郎 本村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラインへの被搬送物の投入を短時間で簡単に
行うことができると共に、自動化を図ることが容易にで
きる搬送装置を提供する。 【解決手段】 廃テレビ2を積載されて上面と下面とを
貫通する一対の貫通溝11aの形成された台盤11を備
えた搬送台車10と、搬送台車10を着脱可能に把持す
る締結ユニット30と、締結ユニット31を介して搬送
台車10を移動させる案内装置20と、ライン100の
上流端に下流端が連絡されて当該ライン100へ廃テレ
ビ2を順次送り出すモータローラコンベア41およびモ
ータローラコンベア41の上流端に下流端が連絡され且
つ搬送台車10が載置されて当該搬送台車10に積載さ
れた廃テレビ2をモータローラコンベア41に移載する
取出コンベア42を備えてなる投入装置40とを備えて
なり、ライン100に投入する廃テレビ2の重量や形状
が各々異なっていても、仕様を変更することなくこれら
廃テレビ2をライン100に投入できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不特定形状で大型
の被搬送物をラインに投入する搬送装置に関し、特に、
廃テレビなどの廃家電をリサイクルするために解体分別
ラインに投入する場合に適用すると有効なものである。
【0002】
【従来の技術】テレビ、エアコン、冷蔵庫、洗濯機など
のような家庭から大型ごみとして廃棄される電化製品
(廃家電)は、資源化、減容化および無害化を図るた
め、解体されて素材ごとに分別された後、再利用される
ようになってきている。このような廃家電は、各種仕様
が混在したままトラックに積載されてリサイクル工場に
搬入され、各家電製品ごとの解体分別ラインに作業者に
よりそれぞれ投入されて、解体分別されている。
【0003】このような廃家電のラインへの投入は、廃
家電が重量物であるために多大な労力を要している。特
に、廃冷蔵庫や廃洗濯機などでは、作業者一人での投入
が困難であり、複数の作業者をラインに配置しなければ
ならない。
【0004】また、廃家電のラインへの投入において、
廃家電の重量や形状が各々異なるために投入に要する時
間が個体ごとにずれやすいものの、各分解作業に応じた
自動機械がラインに配設されていることから投入に要す
る時間を重量や形状に関係なくすべて均一にしなければ
ならないので、作業者にかかる負担が非常に大きかっ
た。
【0005】このため、図9に示すように、真空パッド
や吊治具などのアタッチメント112をアーム111の
先端に取り付けたバランサ110などを利用した搬送装
置を用いて廃家電1をライン100に投入することが考
えられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たようなバランサ110を利用した搬送装置には、以下
のような問題があった。
【0007】廃家電1の重量や形状がそれぞれ異なる
ため、廃家電1を保持するアタッチメント112を廃家
電1の重量や形状ごとに取り揃えておかなければなら
ず、非常に煩雑になってしまう。 廃家電1の重量や形状ごとにアタッチメント112を
交換しなければならないので、非常に手間がかかってし
まう。 廃家電1の解体分別処理数を増やすために廃家電1の
ライン100への投入時間(タクトタイム)を短くしよ
うとすると、上記の要因から、ライン100にバラン
サ110を複数配設しなければならない。 廃家電1の重量や形状に応じて作業員がアタッチメン
ト112を交換しなければならないので、ライン100
への廃家電1の投入にかかる作業の自動化を図ることが
できない。
【0008】このような問題は、廃家電1を解体分別す
るライン100に投入する場合に限らず、製造工場や物
流センタなどにおいて少量多品種の製品や部品などの被
搬送物をラインに投入する場合についても、上述と同様
にして起こり得ることである。
【0009】このようなことから、本発明は、ラインへ
の被搬送物の投入を短時間で簡単に行うことができると
共に、自動化を図ることが容易にできる搬送装置を提供
することを目的とした。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ための、本発明による搬送装置は、被搬送物を積載する
台盤に上面と下面とを貫通する貫通溝を形成された搬送
台車と、前記被搬送物を投入されるラインの上流端側に
連絡され、前記搬送台車の載置に伴って当該搬送台車の
前記台盤の前記貫通溝から突出し、当該被搬送物を支持
して上記ライン側へ送り出す投入手段とを備えてなるこ
とを特徴とする。
【0011】上述の搬送装置において、前記投入手段が
前記搬送台車を支持する本体フレームと、前記搬送台車
の前記台盤の前記貫通溝から突出できるように前記本体
フレームに回転可能に設けられた複数のホイールローラ
と、前記ホイールローラに掛け渡された走行可能なベル
トとを備えてなる取出コンベアを備えていることを特徴
とする。
【0012】上述の搬送装置において、前記取出コンベ
アの前記ホイールローラが軸心方向で重なるように千鳥
状に配設されていることを特徴とする。
【0013】上述の搬送装置において、鉛直軸回りの姿
勢を制御するコントロールモーメントジャイロを前記搬
送台車に設けたことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明による搬送装置を廃家電の
解体分別ラインに適用した場合の実施の形態を図1〜3
を用いて説明する。なお、図1は、その全体概略構成
図、図2は、図1の矢線II部の抽出拡大断面図、図3
は、図1の矢線 III部の抽出拡大図である。
【0015】図1において、2は被搬送物となる廃家電
である廃テレビ、10は搬送台車、20は案内手段であ
る案内装置、30は締結手段である締結ユニット、40
は投入手段である投入装置、100は廃テレビ2を解体
分別するラインである。
【0016】搬送台車10は、廃テレビ2を積載されて
上面と下面とを貫通する一対の貫通溝11aの形成され
た台盤11と、台盤11の下面の四隅にそれぞれ取り付
けられたキャスタ12と、台盤11の上面の周縁沿いの
上記貫通溝11aの一端側と他端側とに対をなすように
して立設された略コ字状をなすバー13と、台盤11の
周縁の上記一端側を除く他の三方を包囲するように当該
台盤11に設けられた柵14とを備えてなっている。
【0017】案内装置20は、立設された支柱21の上
端に同軸をなして駆動回転可能に連結された回転軸22
と、水平方向に沿って長手方向を向けるように回転軸2
2の上端に基端を連結されたビーム23と、ビーム23
に沿って走行移動できるように当該ビーム23に取り付
けられたホイスト24とを備えてなっている。
【0018】締結ユニット30は、案内装置20のホイ
スト24のフック24aにワイヤなどの吊具31aを介
して支承される四角形状のフレーム31と、図2に示す
ように、フレーム31の下部の四隅近傍に開放端を下方
に向けるようにしてそれぞれ取り付けられて前記搬送台
車10のバー13を挟み込む略U字型の金具32と、金
具32の開放側の対をなす下端(先端)側に連通するよ
うに形成された穴32aにロッド33aを抜き差しでき
るように当該金具32にそれぞれ取り付けられたシリン
ダ33とを備えてなっている。
【0019】つまり、案内装置20を操作して、締結ユ
ニット30の金具32を搬送台車10のバー13に係合
させるように当該締結ユニット30のフレーム31を搬
送台車10のバー13上に載せた後、締結ユニット30
のシリンダ33のロッド33aを伸長して金具32の穴
32aに挿入すると、図2に示すように、当該金具32
および上記ロッド33aにより搬送台車10のバー13
が締結ユニット30のフレーム31に対して保持される
ようになるので、案内装置20の操作により、締結ユニ
ット30を介して搬送台車10を移動させることができ
るのである。
【0020】また、投入装置40は、ライン100の上
流端に下流端が連絡されて当該ライン100へ廃テレビ
2を順次送り出すモータローラコンベア41と、モータ
ローラコンベア41の上流端に下流端が連絡され且つ搬
送台車10が載置されて当該搬送台車10に積載された
廃テレビ2をモータローラコンベア41に移載する取出
コンベア42とを備えてなっており、当該取出コンベア
42は、次のようになっている。
【0021】図1において、42aは本体フレーム、4
2bはホイールローラ、42cはベルト、42dはテン
ションローラ、42eは同期ローラ、42fはガイド板
である。
【0022】本体フレーム42aは、前記搬送台車10
の台盤11の対をなす貫通溝11aと同間隔をなすよう
に対をなして配設され、当該搬送台車10を支持するこ
とができるようになっている。
【0023】ホイールローラ42bは、上記本体フレー
ム42aの上部に回転可能にそれぞれ複数配設され、前
記搬送台車10の本体フレーム42aへの載置に伴っ
て、台盤11の貫通溝11aから突出すると共に、図3
に示すように、その軸心方向に重なり部分ができるよう
に交互に千鳥状に配向されている。
【0024】ベルト42cは、上記本体フレーム42a
に対をなすようにしてそれぞれ設けられ、上記ホイール
ローラ42bおよび後述するテンションローラ42dと
同期ローラ42eとにそれぞれ掛け渡されており、前記
搬送台車10の本体フレーム42aへの載置に伴って、
台盤11の貫通溝11aから突出すると共に、図示しな
い駆動機構によって走行できるようになっている。
【0025】テンションローラ42dは、上記本体フレ
ーム42aにそれぞれ設けられ、上記ベルト42cが所
定の張力を保持できるように当該ベルト42cを引っ張
っている。
【0026】同期ローラ42eは、対をなす上記ベルト
42cが端部にそれぞれ掛けられ、これらベルト42c
を同期して走行させることができるようになっている。
【0027】ガイド板42fは、本体フレーム42aの
幅方向外側面に配設され、前記搬送台車10の本体フレ
ーム42aへの載置の際に、前記搬送台車10のキャス
タ12を当該本体フレーム42aに倣わせながら位置決
めすることができるようになっている。
【0028】このような搬送装置を用いてライン100
に廃テレビ2を投入する場合を次に説明する。まず、搬
送台車10の柵14のない開放された端部側に廃テレビ
2の背面を向けるようにして台盤11上に廃テレビ2を
積載し、当該台車10を案内装置20の近傍の所定位置
まで移動する。
【0029】次に、案内装置20の回転軸22を回転さ
せると共にホイスト24を横行させ、当該ホイスト24
のワイヤを送り出すことにより、締結ユニット30の金
具32を搬送台車10のバー13に係合させるようにフ
レーム31をバー13上に載せ、締結ユニット30のシ
リンダ33のロッド33aを伸長して金具32の穴32
aに挿入してフレーム31にバー13を保持させる。
【0030】続いて、ホイスト24のワイヤを巻き上げ
ると共に当該ホイスト24を横行させ、回転軸22を回
転させて投入装置40の取出コンベア42の上方に搬送
台車10を移動させたら、ホイスト24のワイヤを送り
出し、搬送台車10の柵14のない開放された端部側を
投入装置40のモータローラコンベア41側へ配向させ
ながら投入装置40の取出コンベア42のベルト42c
を搬送台車10の台盤11の貫通溝11aから突出させ
るように当該取出コンベア42の本体フレーム42aに
搬送台車10を載置する。この載置の際、ガイド板42
fが搬送台車10のキャスタ12を本体フレーム42a
に倣わせながら位置決めするので、当該載置を容易に行
うことができる。
【0031】このようにして搬送台車10を取出コンベ
ア42上に載置すると、図4に示すように、取出コンベ
ア42のベルト42c上に廃テレビ2が載置されるの
で、取出コンベア42の前記駆動機構で当該ベルト42
cを走行させると、上記廃テレビ2が当該ベルト42c
の走行に伴って背面側を前方にしながら移動して、モー
タローラコンベア41上に順次移載される。
【0032】ここで、図5(a)に示すように、取出コ
ンベア42のホイールローラ42bが前述したように千
鳥状に配列されていることから、当該ホイールローラ4
2b間のピッチが小さくなり、底部の凹凸差が大きい廃
テレビ2でもスムーズに移載することができる。すなわ
ち、取出コンベアのベルトを支持するローラを単直列に
配置して当該ローラ間のピッチが大きくなると、図5
(b)に示すように、廃テレビ2の下部の凸部分が当該
ローラ142b間に落ち込んで、廃テレビ2が当該箇所
を支点として転倒してしまい、取出コンベアのベルトを
支持するローラを小径単直列にすると、当該ローラが廃
テレビ2の荷重に耐えられない虞を生じてしまうもの
の、前述したようにして構成することにより、上記不具
合の発生を防止することができるようにしたのである。
【0033】また、廃テレビ2の背面側が移動方向前方
となるように当該廃テレビ2を移載するようにしたの
で、取出コンベア42とモータローラコンベア41との
間隔が大きくても、取出コンベア42からモータローラ
コンベア41に廃テレビ2をスムーズに移載することが
できる。すなわち、図6に示すように、廃テレビ2の前
面側を移動方向前方となるように廃テレビ2を移載する
と、廃テレビ2の重心が前面側に位置するので、廃テレ
ビ2が取出コンベア42からモータローラコンベア41
に載り移る際に、廃テレビ2の重心下部部分が未支持状
態となって転倒してしまうものの、上述したようにして
移載することにより、上記不具合の発生を防止すること
ができるようにしたのである。
【0034】上述したようにしてモータローラコンベア
41に廃テレビ2を順次移載したら、ライン100のタ
クトタイムごとにモータローラコンベア41を作動し
て、ライン100に廃テレビ2を順次投入する。
【0035】一方、搬送台車10から廃テレビ2をすべ
て搬出したら、図1に示すように、当該搬送台車10を
所定の空台車置場に位置させるように案内装置20のホ
イスト24および回転軸22を作動させ、締結ユニット
30のシリンダ33のロッド33aを短縮した後にホイ
スト24のワイヤを再び巻き上げ、搬送台車10を締結
ユニット30から開放し、当該搬送台車10を回送する
と共に、案内装置20の回転軸22およびホイスト24
を作動して当初の位置に復帰させる。
【0036】以下、上述した操作を繰り返すことによ
り、ライン100に廃テレビ2を順次投入することがで
きる。
【0037】したがって、このような搬送装置によれ
ば、次のような効果を得ることができる。
【0038】ライン100に投入する廃テレビ2の重
量や形状が各々異なっていても、仕様を変更することな
くこれら廃テレビ2をライン100に投入することがで
きるので、各種仕様に応じたアタッチメント等の取り揃
えや交換などが不要となり、作業等の簡便化を図ること
ができる。 搬送台車10で投入装置40に一括して搬入した複数
の廃テレビ2をタクトタイムにあわせてライン100に
順次投入することができるので、タクトタイムの短縮化
に即時に対応することができる。 廃テレビ2の重量や形状に対応した作業がないので、
ライン100への廃テレビ2の投入にかかる作業の自動
化を容易に図ることができる。 以上のことから、作業者の労力の低減や作業時間の短
縮やコストダウンを図ることができる。
【0039】なお、本実施の形態においては、作業員が
図示しない操作ボックスを操作すると共に、搬送台車1
0のバー13への案内装置20の金具32の位置決めや
搬送台車10の投入装置40の取出コンベア42への載
置の際の姿勢調整などを行う必要があるが、例えば、図
7に示すように、前記ホイスト24に代えて、速度や位
置や力を制御できる多機能型のホイスト24’を用いる
と共に、ジャイロ効果によって発生する回転モーメント
を応用して鉛直軸回りの姿勢を自在に制御できるコント
ロールモーメントジャイロ34を締結ユニット30のフ
レーム31上に設け、前述した各種機器を管理、制御で
きる制御装置50を設ければ、上述した操作や姿勢調整
などを自動的に行うことができる。
【0040】すなわち、多機能型のホイスト24’によ
り、締結ユニット30のフレーム31の高さ方向の位置
決め(搬送台車10のバー13への案内装置20の金具
32の位置決め)を行うことができ、コントロールモー
メントジャイロ34により、締結ユニット30のフレー
ム31の鉛直軸回りの姿勢制御(搬送台車10の投入装
置40の取出コンベア42への載置の際の姿勢調整)を
行うことができ、制御装置50により、各種機器の状態
や位置などを把握して前述した各種操作にかかる作動切
換や位置決めなどをすべて自動的に制御することができ
るのである。
【0041】また、本実施の形態では、支柱21、回転
軸22、ビーム23、ホイスト24,24’などからな
る案内装置20を用いたが、これに限らず、例えば、従
来の技術で説明したようなバランサを案内装置に適用す
ることも可能である。
【0042】また、本実施の形態では、搬送台車10を
1台としたが、図8に示すように、複数(図では3台)
の搬送台車10を積み重ねるようにして用いれば、搬送
効率をさらに向上させることができる。
【0043】また、本実施の形態では、廃テレビ2をラ
イン100に投入する場合について説明したが、これに
限らず、廃冷蔵庫、廃洗濯機、廃エアコンなどのような
他の廃家電をライン100に投入する場合についても適
用することができるのはもちろんのこと、製造工場や物
流センタなどにおいて少量多品種の製品や部品などをラ
インに投入する場合についても、本実施の形態の場合と
同様にして適用することができる。
【0044】
【発明の効果】本発明による搬送装置では、被搬送物を
積載する台盤に上面と下面とを貫通する貫通溝を形成さ
れた搬送台車と、前記被搬送物を投入されるラインの上
流端側に連絡され、前記搬送台車の載置に伴って当該搬
送台車の前記台盤の前記貫通溝から突出し、当該被搬送
物を支持して上記ライン側へ送り出す投入手段とを備え
てなるので、搬送台車に被搬送物を積載して当該搬送台
車を投入手段に載置すると、投入手段が搬送台車の台盤
の貫通溝から突出して被搬送物を支持し、投入手段で被
搬送物を搬送台車からライン側へ送り出すことができる
ようになる。このため、ラインに投入する被搬送物の
重量や形状が各々異なっていても、仕様を変更すること
なくこれら被搬送物をラインに投入することができるの
で、各種仕様に応じたアタッチメント等の取り揃えや交
換などが不要となり、作業等の簡便化を図ることができ
る。搬送台車で投入手段に一括して搬入した複数の被
搬送物をタクトタイムにあわせてラインに順次投入する
ことができるので、タクトタイムの短縮化に即時に対応
することができる。被搬送物の重量や形状に対応した
作業がないので、ラインへの被搬送物の投入にかかる作
業の自動化を容易に図ることができる。以上のことか
ら、作業者の労力の低減や作業時間の短縮やコストダウ
ンを図ることができる。
【0045】また、前記投入手段が前記搬送台車を支持
する本体フレームと、前記搬送台車の前記台盤の前記貫
通溝から突出できるように前記本体フレームに回転可能
に設けられた複数のホイールローラと、前記ホイールロ
ーラに掛け渡された走行可能なベルトとを備えてなる取
出コンベアを備えているので、搬送台車からライン側へ
の被搬送物の送り出しを容易に行うことができる。
【0046】また、前記取出コンベアの前記ホイールロ
ーラが軸心方向で重なるように千鳥状に配設されている
ので、ホイールローラ間のピッチが小さくなり、底部の
凹凸差が大きい被搬送物でもスムーズに送り出すことが
できる。
【0047】また、鉛直軸回りの姿勢を制御するコント
ロールモーメントジャイロを前記搬送台に設けたので、
搬送台車の投入手段への載置の際の姿勢位置を自動的に
制御することができ、作業にかかる手間等を大幅に削減
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による搬送装置を廃家電の解体分別ライ
ンに適用した場合の実施の形態の全体概略構成図であ
る。
【図2】図1の矢線II部の抽出拡大断面図である。
【図3】図1の矢線 III部の抽出拡大図である。
【図4】搬送台車を取出コンベアに載置した際の状態図
である。
【図5】取出コンベアの作用説明図である。
【図6】廃テレビの前面側を移載方向前方側とした場合
の取出コンベアからモータローラコンベアへの移載時の
状態説明図である。
【図7】本発明による搬送装置の他の実施の形態の全体
概略構成図である。
【図8】搬送台車を複数積み重ねた状態の説明図であ
る。
【図9】廃家電の解体分別ラインにおける従来の搬送装
置の一例の概略構成図である。
【符号の説明】
2 廃テレビ 10 搬送台車 11 台盤 11a 貫通溝 12 キャスタ 13 バー 14 柵 20 案内装置 21 支柱 22 回転軸 23 ビーム 24 ホイスト 24’ 多機能ホイスト 24a フック 30 締結ユニット 31 フレーム 31a 吊具 32 金具 32a 穴 33 シリンダ 33a ロッド 34 コントロールモーメントジャイロ 40 投入装置 41 モータローラコンベア 42 取出コンベア 42a 本体フレーム 42b ホイールローラ 42c ベルト 42d テンションローラ 42e 同期ローラ 42f ガイド板 50 制御装置 100 ライン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被搬送物を積載する台盤に上面と下面と
    を貫通する貫通溝を形成された搬送台車と、 前記被搬送物を投入されるラインの上流端側に連絡さ
    れ、前記搬送台車の載置に伴って当該搬送台車の前記台
    盤の前記貫通溝から突出し、当該被搬送物を支持して上
    記ライン側へ送り出す投入手段とを備えてなることを特
    徴とする搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記投入手段が前記搬送台車を支持する
    本体フレームと、 前記搬送台車の前記台盤の前記貫通溝から突出できるよ
    うに前記本体フレームに回転可能に設けられた複数のホ
    イールローラと、 前記ホイールローラに掛け渡された走行可能なベルトと
    を備えてなる取出コンベアを備えていることを特徴とす
    る請求項1に記載の搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記取出コンベアの前記ホイールローラ
    が軸心方向で重なるように千鳥状に配設されていること
    を特徴とする請求項2に記載の搬送装置。
  4. 【請求項4】 鉛直軸回りの姿勢を制御するコントロー
    ルモーメントジャイロを前記搬送台車に設けたことを特
    徴とする請求項1から3のいずれかに記載の搬送装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103787078A (zh) * 2012-11-01 2014-05-14 秦皇岛戴卡兴龙轮毂有限公司 加热炉自动上料装置
CN108672466A (zh) * 2018-04-25 2018-10-19 厦门绿洲环保产业股份有限公司 洗衣机回收拆解流水线
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