JPH11350959A - ヒーターユニットの早期昇温構造 - Google Patents
ヒーターユニットの早期昇温構造Info
- Publication number
- JPH11350959A JPH11350959A JP17226198A JP17226198A JPH11350959A JP H11350959 A JPH11350959 A JP H11350959A JP 17226198 A JP17226198 A JP 17226198A JP 17226198 A JP17226198 A JP 17226198A JP H11350959 A JPH11350959 A JP H11350959A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heater unit
- cooling water
- engine
- thermostat
- heat receiving
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 エンジン冷機時にも早期にヒーターユニット
を温度上昇させることのできる構造の提供を目的とす
る。 【構成】 エンジン冷却水をヒーターユニット5側へ循
環させる冷却水循環路7の途中に排気系部品9側へ冷却
水を流す受熱用バイパス路8を形成させ、この受熱用バ
イパス路8を開閉し得るサーモスタット10を設け、エ
ンジン冷機時にはサーモスタット10を介し受熱用バイ
パス路8を開けて、受熱用バイパス路8を通って昇温さ
れた冷却水をヒーターユニット5へ流すように制御し、
エンジン暖機時にはサーモスタット10を介し受熱用バ
イパス路8を閉じて、冷却水を直接ヒーターユニット5
へ流すように制御する。
を温度上昇させることのできる構造の提供を目的とす
る。 【構成】 エンジン冷却水をヒーターユニット5側へ循
環させる冷却水循環路7の途中に排気系部品9側へ冷却
水を流す受熱用バイパス路8を形成させ、この受熱用バ
イパス路8を開閉し得るサーモスタット10を設け、エ
ンジン冷機時にはサーモスタット10を介し受熱用バイ
パス路8を開けて、受熱用バイパス路8を通って昇温さ
れた冷却水をヒーターユニット5へ流すように制御し、
エンジン暖機時にはサーモスタット10を介し受熱用バ
イパス路8を閉じて、冷却水を直接ヒーターユニット5
へ流すように制御する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ヒーターユニットを
早期に昇温させることのできる昇温構造に関するもので
ある。
早期に昇温させることのできる昇温構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来、図3に示すように、
エンジンの冷機時には、エンジン冷却水は、シリンダブ
ロック1a及びシリンダヘッド1bを通りエンジン系内
環路3を通り、サーモスタット4を通ってヒーターユニ
ット5へ循環され、また、エンジンの暖機時には、冷却
水はラジエター6側へ通されてヒーターユニット5へ流
されるように構成されており、特に、エンジン冷機時に
早期にヒーターユニット5を昇温させることができず、
ヒーターを作動させるのに時間がかかってしまうという
問題点があった。
エンジンの冷機時には、エンジン冷却水は、シリンダブ
ロック1a及びシリンダヘッド1bを通りエンジン系内
環路3を通り、サーモスタット4を通ってヒーターユニ
ット5へ循環され、また、エンジンの暖機時には、冷却
水はラジエター6側へ通されてヒーターユニット5へ流
されるように構成されており、特に、エンジン冷機時に
早期にヒーターユニット5を昇温させることができず、
ヒーターを作動させるのに時間がかかってしまうという
問題点があった。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の問題
点に鑑み案出したものであって、早期にヒーターユニッ
トの温度を上昇させることのできるヒーターユニットの
早期昇温構造を提供せんことを目的とし、その要旨は、
エンジン冷却水をヒーターユニット側へ循環させる冷却
水循環路の途中に、排気系部品側へ冷却水を流す受熱用
バイパス路を形成させるとともに、該受熱用バイパス路
を開閉し得るサーモスタットを設け、エンジン冷機時に
は、サーモスタットを介し前記受熱用バイパス路を開け
て、該受熱用バイパス路を通って昇温された冷却水を前
記ヒーターユニットへ流すように制御し、エンジン暖機
時には、サーモスタットを介し前記受熱用バイパス路を
閉じて、冷却水が直接ヒーターユニットへ流れるように
制御する構成としたことである。
点に鑑み案出したものであって、早期にヒーターユニッ
トの温度を上昇させることのできるヒーターユニットの
早期昇温構造を提供せんことを目的とし、その要旨は、
エンジン冷却水をヒーターユニット側へ循環させる冷却
水循環路の途中に、排気系部品側へ冷却水を流す受熱用
バイパス路を形成させるとともに、該受熱用バイパス路
を開閉し得るサーモスタットを設け、エンジン冷機時に
は、サーモスタットを介し前記受熱用バイパス路を開け
て、該受熱用バイパス路を通って昇温された冷却水を前
記ヒーターユニットへ流すように制御し、エンジン暖機
時には、サーモスタットを介し前記受熱用バイパス路を
閉じて、冷却水が直接ヒーターユニットへ流れるように
制御する構成としたことである。
【0004】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、冷却水の循環路構成を示すものであり、
エンジン1のシリンダブロック1aとシリンダヘッド1
bを通りエンジンの冷機時には冷却水はエンジン系内環
路3を通りウォーターポンプ2によりエンジン内を循環
されるものであり、このエンジンの冷機時に、高温の排
気ガスが流れる排気系部品側へ冷却水を流して、排気系
部品により冷却水の温度を早期に上昇させるために、ヒ
ーターユニット5へ冷却水を循環させる冷却水循環路7
の途中に受熱用バイパス路8が形成されており、この受
熱用バイパス路8の入口側にはバイパス用サーモスタッ
ト10が設けられたものとなっており、受熱用バイパス
路8は排気系部品9へ冷却水を流せるように構成されて
おり、例えばエキゾーストマニホールドのカバー内等に
冷却水を流して、エキゾーストマニホールドからの放射
熱により冷却水を温水化できるように構成しておくこと
ができ、冷却水温度が低いエンジンの冷機運転時に、前
記バイパス用サーモスタット10を開けて受熱用バイパ
ス路8へ冷却水を流し、排気系部品9で冷却水を温水化
させてヒーターユニット5へ温水を流すことができ、エ
ンジンの冷機運転時に、ヒーターユニット5を早期に温
度上昇させることができるものとなる。
する。図1は、冷却水の循環路構成を示すものであり、
エンジン1のシリンダブロック1aとシリンダヘッド1
bを通りエンジンの冷機時には冷却水はエンジン系内環
路3を通りウォーターポンプ2によりエンジン内を循環
されるものであり、このエンジンの冷機時に、高温の排
気ガスが流れる排気系部品側へ冷却水を流して、排気系
部品により冷却水の温度を早期に上昇させるために、ヒ
ーターユニット5へ冷却水を循環させる冷却水循環路7
の途中に受熱用バイパス路8が形成されており、この受
熱用バイパス路8の入口側にはバイパス用サーモスタッ
ト10が設けられたものとなっており、受熱用バイパス
路8は排気系部品9へ冷却水を流せるように構成されて
おり、例えばエキゾーストマニホールドのカバー内等に
冷却水を流して、エキゾーストマニホールドからの放射
熱により冷却水を温水化できるように構成しておくこと
ができ、冷却水温度が低いエンジンの冷機運転時に、前
記バイパス用サーモスタット10を開けて受熱用バイパ
ス路8へ冷却水を流し、排気系部品9で冷却水を温水化
させてヒーターユニット5へ温水を流すことができ、エ
ンジンの冷機運転時に、ヒーターユニット5を早期に温
度上昇させることができるものとなる。
【0005】なお、冷却水温が上昇したエンジンの暖機
運転時には、サーモスタット4を介しラジエター6側へ
冷却水が流されて、ラジエター6により冷却されるもの
であり、この時には、前記バイパス用サーモスタット1
0は閉じられて受熱用バイパス路8側へは冷却水が流れ
ず、直接ヒーターユニット5へ冷却水が流されるように
制御することができる。
運転時には、サーモスタット4を介しラジエター6側へ
冷却水が流されて、ラジエター6により冷却されるもの
であり、この時には、前記バイパス用サーモスタット1
0は閉じられて受熱用バイパス路8側へは冷却水が流れ
ず、直接ヒーターユニット5へ冷却水が流されるように
制御することができる。
【0006】なお、図2に示す配管構成では、サーモス
タット4をエンジン1の出口側に設けた場合を例示する
ものであり、図2においても同様に、エンジンの冷機時
にはバイパス用サーモスタット10を開けて、冷却水を
受熱用バイパス路8を通し排気系部品9側へ流して、排
気系部品9で冷却水を温水化させて、この温水をヒータ
ーユニット5へ流し、早期にヒーターユニット5の温度
を上昇させることができるものであり、エンジンの暖機
時にはバイパス用サーモスタット10を閉じて、エンジ
ン側からの冷却水を直接ヒーターユニット5へ流すよう
に制御することができる。
タット4をエンジン1の出口側に設けた場合を例示する
ものであり、図2においても同様に、エンジンの冷機時
にはバイパス用サーモスタット10を開けて、冷却水を
受熱用バイパス路8を通し排気系部品9側へ流して、排
気系部品9で冷却水を温水化させて、この温水をヒータ
ーユニット5へ流し、早期にヒーターユニット5の温度
を上昇させることができるものであり、エンジンの暖機
時にはバイパス用サーモスタット10を閉じて、エンジ
ン側からの冷却水を直接ヒーターユニット5へ流すよう
に制御することができる。
【0007】
【発明の効果】本発明は、エンジン冷却水をヒーターユ
ニット側へ循環させる冷却水循環路の途中に、排気系部
品側へ冷却水を流す受熱用バイパス路を形成させるとと
もに、該受熱用バイパス路を開閉し得るサーモスタット
を設け、エンジン冷機時には、サーモスタットを介し前
記受熱用バイパス路を開けて、該受熱用バイパス路を通
って昇温された冷却水を前記ヒーターユニットへ流すよ
うに制御し、エンジン暖機時には、サーモスタットを介
し前記受熱用バイパス路を閉じて、冷却水が直接ヒータ
ーユニットへ流れるように制御する構成としたことによ
り、エンジンの冷機運転時にサーモスタットにより受熱
用バイパス路を開けて排気系部品側へ冷却水を流し、高
温となっている排気系部品からの放射熱等により良好に
冷却水を温水化させてヒーターユニットへ流すことがで
き、エンジン冷機時にも早期にヒーターユニットを温度
上昇させることができ、エンジン冷機時のヒーターの立
ち上がりを良好に早めることができる効果を有する。
ニット側へ循環させる冷却水循環路の途中に、排気系部
品側へ冷却水を流す受熱用バイパス路を形成させるとと
もに、該受熱用バイパス路を開閉し得るサーモスタット
を設け、エンジン冷機時には、サーモスタットを介し前
記受熱用バイパス路を開けて、該受熱用バイパス路を通
って昇温された冷却水を前記ヒーターユニットへ流すよ
うに制御し、エンジン暖機時には、サーモスタットを介
し前記受熱用バイパス路を閉じて、冷却水が直接ヒータ
ーユニットへ流れるように制御する構成としたことによ
り、エンジンの冷機運転時にサーモスタットにより受熱
用バイパス路を開けて排気系部品側へ冷却水を流し、高
温となっている排気系部品からの放射熱等により良好に
冷却水を温水化させてヒーターユニットへ流すことがで
き、エンジン冷機時にも早期にヒーターユニットを温度
上昇させることができ、エンジン冷機時のヒーターの立
ち上がりを良好に早めることができる効果を有する。
【図1】第1実施例の冷却水の循環経路を示す概略構成
図である。
図である。
【図2】第2実施例の冷却水の循環経路を示す概略構成
図である。
図である。
【図3】従来の冷却水の循環経路を示す概略構成図であ
る。
る。
【符号の説明】 1 エンジン 2 ウォーターポンプ 3 エンジン系内環路 4 サーモスタット 5 ヒーターユニット 6 ラジエター 7 冷却水循環路 8 受熱用バイパス路 9 排気系部品 10 バイパス用サーモスタット
Claims (1)
- 【請求項1】 エンジン冷却水をヒーターユニット側へ
循環させる冷却水循環路の途中に、排気系部品側へ冷却
水を流す受熱用バイパス路を形成させるとともに、該受
熱用バイパス路を開閉し得るサーモスタットを設け、エ
ンジン冷機時には、サーモスタットを介し前記受熱用バ
イパス路を開けて、該受熱用バイパス路を通って昇温さ
れた冷却水を前記ヒーターユニットへ流すように制御
し、エンジン暖機時には、サーモスタットを介し前記受
熱用バイパス路を閉じて、冷却水が直接ヒーターユニッ
トへ流れるように制御する構成としたことを特徴とする
ヒーターユニットの早期昇温構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17226198A JPH11350959A (ja) | 1998-06-03 | 1998-06-03 | ヒーターユニットの早期昇温構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17226198A JPH11350959A (ja) | 1998-06-03 | 1998-06-03 | ヒーターユニットの早期昇温構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11350959A true JPH11350959A (ja) | 1999-12-21 |
Family
ID=15938627
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17226198A Pending JPH11350959A (ja) | 1998-06-03 | 1998-06-03 | ヒーターユニットの早期昇温構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11350959A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008521679A (ja) * | 2004-11-29 | 2008-06-26 | ギブズ テクノロジーズ リミテッド | 水陸両用車の排気冷却システム |
-
1998
- 1998-06-03 JP JP17226198A patent/JPH11350959A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008521679A (ja) * | 2004-11-29 | 2008-06-26 | ギブズ テクノロジーズ リミテッド | 水陸両用車の排気冷却システム |
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