JPH11350698A - 外断熱用外壁仕上材と留め方 - Google Patents

外断熱用外壁仕上材と留め方

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JPH11350698A
JPH11350698A JP10201073A JP20107398A JPH11350698A JP H11350698 A JPH11350698 A JP H11350698A JP 10201073 A JP10201073 A JP 10201073A JP 20107398 A JP20107398 A JP 20107398A JP H11350698 A JPH11350698 A JP H11350698A
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concrete
heat insulating
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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    • Y02A30/244Structural elements or technologies for improving thermal insulation using natural or recycled building materials, e.g. straw, wool, clay or used tires

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建物の外壁に発砲ウレタンのような強度のな
いもので、かつ断熱層を厚くした外断熱用外壁仕上材
は、その断熱材を被覆して強度を上げる材料としては外
壁に要求される性質を考えると良いものがなかった。又
あったとしても、軽い為に風に飛び易く、外観上の美観
を考えると取付け方法で適当なものがなかった。 【解決手段】 コンクリート外壁1のセパレータのねじ
棒2が水平に揃っていることを利用して、アクリルを含
むモルタルで被覆した発砲ウレタン等の強度のない発砲
断熱材3を接着剤を併用して表面よりフラットバーで押
え、そのフラットバーを同質の断熱材の棒状の仕上げ材
7で隠し又、縦の接合部にはまたがるように同質のタイ
ル状のもの8を貼ることで外壁の仕上がりとしてタイル
貼り又は石貼りに見えるようにする。又、木造壁にはセ
パレータのねじでなくフラットバーを柱に打ち付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】建物の外壁につける断熱性能
を目的とした仕上材及びその形状と留め方
【0002】
【従来の技術】従来本格的な断熱性能をもったもので外
断熱材として外壁に貼る仕上一体型の断熱材はないと思
います。外壁側がタイルで内側に発砲プラスチックのも
のはありましたが一体型でかつ断熱材の厚いもの又、軽
いものはありませんでした。その原因として外壁に要求
される防火性能、防水性能、耐候性、耐久性を満たし、
かつ作業性の為に軽く又見栄えのよいものというものは
なく、あったものは石綿やセメント系のサイディングが
中空になっているものか仕上材の内側に断熱材が裏打さ
れているものでした。これらは、まず断熱性能が悪いか
断熱材の厚さが3cm位までであり、10cm位にする
と壁への留め方がなく結局本格的な仕上一体型の外断熱
材はありませんでした。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前項の条件を満たすに
は断熱材が軽いこと、又出来れば不燃材であること、表
面の被覆材に防火性、防水性、耐候性、耐久性があるこ
と、そして仕上材としての見栄えのよいこと、又は仕上
材を塗ること又吹付けること等加工しやすいこと。そし
て次に軽いことによって台風のような強風で外壁よりは
がされない留め方が必要であった。
【0004】
【課題を解決する為の手段】コンクリートの外壁に貼る
時は発砲ウレタンやスチレンフォームのような発砲プラ
スチック系の断熱材、木造の外壁用には不燃の発砲プラ
スチック、それらの裏表全体に防火性、耐候性、耐久性
のあるモルタルにアクリルを混ぜることによってねばり
強度を出し、薄い被覆でもヒビ割れがないようにし、そ
れに浸透性防水を塗り防水性を出しその結果前項の材質
としての条件を満たす。次に軽い為に大板が使えるので
大板の強度を上げる為と意匠上の理由より深い溝をつく
りタイル目地とした。次にこの仕上一体型断熱材をいか
に強風にとばされないように又美しく留めるかである
が、それらを図面で説明します。
【0005】
【発明の実施の形態】図1及至6図は本発明の外断熱用
仕上材及びそれをコンクリート壁に留めた断面図と姿図
である。コンクリート外壁1の型枠工事で使用するセパ
レータを本発明用の長さにしたねじ棒2に本発明の外断
熱用仕上材本体3の裏面に接着剤4をつけてのせ、コン
クリート外壁に押さえつけ、その上よりフラットバー5
で押さえつけボルト6でねじ棒2にしめつける。図−1
がその時点での外壁に貼った姿図であり、図−2及び図
−3が断面図である。次にフラットバー5及びボルト6
をかくす為に本体3と同質の棒状の仕上材7の裏に接着
剤4をつけ本体パネルと本体パネルとの上下の接合部分
のフラットバー5がかくれるように埋め込む。さらに本
体パネルと本体パネルの左右との接合部をまたぐように
本体と同質のタイル状のもの8を貼って出来上がる。そ
の姿図が図−4であり、その接合部の断面図が図−5で
ある。又、接合部でない所の断面図が図−6であり、接
合部の拡大図が図−3である。木造ツーバイフォーの構
造用合板へ留める時は、外断熱用仕上材本体の発砲プラ
スチックを不燃材としセパレータのねじボルトのかわり
に柱に釘又はねじで打ち込んで留める。図−3で外断熱
用仕上材本体3は発砲プラスチック3−1全体を覆うア
クリルを含んだモルタル3−2で出来、外壁仕上に石粉
等3−3を吹付等で仕上げたものである。
【0006】
【発明の効果】本発明による効果として以下のようなこ
とがある。 (1)軽いので1枚の外断熱用仕上材本体のパネルの大
きさが、縦60cm、横180cm位のものが一人で持
て又作業が出来る為作業効率が高い。 (2)外観上の下地がアクリルが入ったモルタルなので
プラスチックと違い、くいつきが良く、その上に石粉又
は、塗装等簡単な作業で多様な仕上が出来る。 (3)切断も容易で又その切口にアクリル混合のモルタ
ルを塗り、寸法の調整も簡単に出来る。 (4)アクリルが入ったモルタルなのでモルタルだけの
時のようなクラックが入らない、薄くても強度のあるも
のが出来る。 (5)外断熱構造は今まで作業手間等がかかりなかなか
出来なかったが本発明は簡単に出来、外観もよく、従っ
てコストも安く出来る。 (6)結果外断熱構造の利点を全て保てる。又それはコ
ンクリート造においてはコンクリート本体の壁は蓄熱効
果が出来、結露、湿気がない為に木造用のサッシを使用
しても窓廻りの木部が腐らないのでサッシ廻りの漏水等
の事故が起こりにくくなる。木造用サッシは断熱性に優
れた物も多くあり建物全体の断熱性を向上させ結果内壁
がなくても住める、等コンクリートの建物全体が比較的
安価で出来ることにもなる。 (7)コンクリート壁への留め方としてセパレータのね
じボルトを使用するということはアンカーを打つ必要を
なくすだけでなく、そのセパレータのねじボルトを利用
してその上に本発明の外断熱用仕上材本体をのせて留め
る事が出来る為作業能率を上げることが出来る。但しセ
パレータのねじボルトの長さ、太さ又場合により材質を
本発明に合ったものに替えること、又通常タテのピッチ
が60cmであるがその精度を上げる必要がある。フラ
ットバーのボルト用の穴はルーズホールとする。
【符号の説明】
「1 コンクリート壁」「2 ねじ棒」「3 外断熱用
仕上材本体」 「4 接着材」「5 フラットバー」「6 ボルト」 「7 外断熱用仕上材本体と同質の棒状の仕上材」 「8 外断熱用仕上材本体と同質のタイル状のもの」 「9 縦目地」
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年6月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正書】
【提出日】平成10年12月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】追加
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】部材7,8を除いた立面図
【図2】部材7,8を除いた断面図
【図3】断面詳細図(主に、パネル上下間ジョイント
部)
【図4】完成立面図
【図5】部材8の完成断面図及びコンクリート躯体壁
【図6】部材3の完成断面図及びコンクリート躯体壁
【符号の説明】 1.コンクリート壁 2.ねじ棒 3.外断熱用仕
上材本体 3−1.発泡プラスチック系断熱材 3−2.アクリルを含むモルタル 3−3.表面仕上
材・塗装 4.接着剤 5.フラットバー 6.ボルト 7.外断熱用仕上材本体と同質の棒状の仕上材 8.外断熱用仕上材本体と同質のタイル状のもの 9.縦目地

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発砲プラスチック系断熱材のように軽い
    が比較的強度のない断熱材をアクリルを含むモルタルで
    裏表全体を被覆することで一体としての強度を出し、さ
    らに表面に浸透性防水剤を塗布した建物の外壁に使用す
    る断熱効果をもつ外壁仕上げ材
  2. 【請求項2】 前項の外断熱用外壁仕上材を躯体外壁
    (コンクリート造はコンクリート壁、木造は構造用合
    板)に留める方法として躯体よりボルト又はネジを出
    し、フラットバーで躯体外壁とこの断熱材を挟むように
    表面より押さえつけて留め、次にそのバーを隠す為に同
    じ外断熱材の薄いものをフラットバーの上に貼ることで
    フラットバー等止め金具を隠して仕上げるしくみ
  3. 【請求項3】 請求項2に関連して、この外壁仕上材の
    表面をタイル模様にした時に竪目地を通さない組積造で
    言う長手積やイギリス積の模様をフラットバーを隠す時
    にすること。又、この外壁仕上材の横の接合部にまたが
    るように一枚のタイル状の同材を貼ることで全体の出来
    上がりが長手積やイギリス積、フランス積のように見え
    るようにするしくみ
  4. 【請求項4】 請求項2の時のコンクリート躯体に留め
    る時、コンクリートの型枠パネルで使用するセパレータ
    のねじボルトが躯体より水平に連続して出ていることを
    利用してフラットバーを留めること
  5. 【請求項5】 アクリルを含むモルタルの表面をタイル
    模様又は、石模様にする為に石粉等を塗ること又は吹付
    けること
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