JPH11350545A - 配管ユニット及びパイプスペースへの配管ユニット組付方法 - Google Patents

配管ユニット及びパイプスペースへの配管ユニット組付方法

Info

Publication number
JPH11350545A
JPH11350545A JP15942398A JP15942398A JPH11350545A JP H11350545 A JPH11350545 A JP H11350545A JP 15942398 A JP15942398 A JP 15942398A JP 15942398 A JP15942398 A JP 15942398A JP H11350545 A JPH11350545 A JP H11350545A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
piping
pipe
pipe space
work
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15942398A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyoshi Takeuchi
伸嘉 武内
Shotaro Miura
正太郎 三浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maezawa Kyuso Industries Co Ltd
Original Assignee
Maezawa Kyuso Industries Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Maezawa Kyuso Industries Co Ltd filed Critical Maezawa Kyuso Industries Co Ltd
Priority to JP15942398A priority Critical patent/JPH11350545A/ja
Publication of JPH11350545A publication Critical patent/JPH11350545A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Domestic Plumbing Installations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 パイプスペースへの配管ユニットの収納から
点検ドアの取付迄を含めた現地施工時間を短縮すると共
に現場の環境及び作業性を改善し、作業の精度・品質の
向上に寄与することができる配管ユニットを提供する。 【解決手段】 本発明の配管ユニット2ではその縦長の
方形枠状のユニットフレーム14が点検ドア1のサッシ
に兼用され、集合住宅のパイプスペースPS内の給水バ
ルブ7以降で、給水・給湯の間に設備される給水配管
8、減圧バルブ9、量水器10、ガスメーター及びその
配管12その他の各種必要機器及び点検ドア1を工場内
でユニットフレーム14に組み付けてユニット化して点
検ドア1の表面美装処理は工場における取付作業として
行い、配管ユニット2の取付作業である配管工事と点検
ドア1の取付作業を、配管ユニット2の取付作業である
配管工事として完了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は集合住宅等の建物の
パイプスペースに設けられる給水等の竪配管に接続する
配管ユニットと、その配管ユニットのパイプスペースに
対する組付方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に集合住宅においては、給水・ガス
等の各種竪配管用のパイプシャフトを形成して、そのパ
イプシャフトに給水・ガスの竪配管や電線及び電話線等
を配設し、各住戸毎に側方へ開口して設けられるパイプ
スペースに、前記竪配管に接続する給水配管及びガス配
管、分岐バルプ、ガスコック、減圧バルプ、量水器、ガ
スメーター、各住戸への二次側バルプ、給湯器、電力量
計、電灯・電話・テレビアンテナ幹線などの配管及び配
線を集中して設置し、各住戸内に、二次側の給水配管、
ガス配管、電灯・電話・テレビアンテナ配線などを取り
入れている。
【0003】前記パイプスペースは通常は三方が壁で囲
まれる態様で建築躯体に形成されているため、大変に狭
く、その中で配管・配線の接続作業を行う場合には多大
な労力を要し、また、スペースが狭いために、水道、ガ
ス、電気の各工事を専門の作業者が同時に行うことはで
きず、各々の工事の手待ちが発生する。
【0004】また、パイプスペースにおける配管・配線
の接続作業において、従来は、躯体工事完了後から点検
ドアを取り付けるなどの仕上げ工事までの間に作業を行
う必要があり、建築工事の工程如何に影響を受けるもの
となっており、業者間の日程調整という問題が日常的に
発生していた。また、建物の竣工後、パイプシャフト内
の給水・ガスの竪配管の更新に際しては、各パイプスペ
ースで分岐以降の配管、バルブ類などを取り外してか
ら、パイプシャフト内から竪配管を搬出する煩雑な作業
が必要となっていた。
【0005】かかる従来の技術における問題の解消を目
的として、特開平9−88133号には、建物のパイプ
スペースに対しユニットとして配管類等を格納・引出し
自在となす配管ユニットと、このような配管ユニットの
パイプスペースへの組付方法が開示されている。この特
開平9−88133号に開示された配管ユニットと、配
管ユニットのパイプスペースへの組付方法は、建物のパ
イプスペースに配設される給水・ガスの竪配管に対し取
り付け・取り外しが自在で、かつ、前記建物の住戸内に
至る二次側配管に対し取り付け・取り外しが自在な給水
配管及びガス配管と、量水器、ガスメーター及び給湯器
とを、前記パイプスペースに対し床面上で格納・引出し
が自在なユニットフレームに組み付けてなる構成、の配
管ユニットと、さらに、電力量計及びその他の必要機器
を、前記ユニットフレームに組み付けた構成と、前記給
水・ガスの竪配管が配設される前記パイプスペースを有
する建物に、前記配管ユニットを格納可能とする開口部
を床面から形成し、この開口部より前記パイプスペース
に対し前記配管ユニットを前記床面上から格納・引出し
自在に組み付けるようにしたパイプスペースへの配管ユ
ニット組付方法である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この特開平9
−88133号に開示された配管ユニット及びパイプス
ペースへの配管ユニット組付方法でも更に以下の問題が
あった。すなわち、特開平9−88133号に開示され
た配管ユニットではその配管ユニットが収納されるパイ
プスペースを開閉する点検ドアの施工工事と配管ユニッ
トの配置取付作業は別個に行う必要があり、その場合、
特に配管ユニット収納後の各パイプスペースへの点検ド
アの取付作業にあたっては個々のパイプスペース毎に現
場作業者の技能に依存して位置出し等の作業を行わなけ
ればならず、取付作業それ自体が煩雑である結果として
工期が長くなるという問題があった。
【0007】また点検ドアの美観を向上するためには、
建屋に対して取付けた後の点検ドアに刷毛塗り、若しく
はスプレー塗装等をする必要があり、建築工事後の周辺
領域を塗料により汚染せずかつ現場の作業環境を悪化さ
せずに塗装を遂行することは容易ではなかった。しか
も、点検ドアの施工工事後に漏れ検査等を行う必要があ
り、その手間もさることながら検査の信頼性についても
現場作業者の技能に依存せざるを得ず、合理化の必要が
あった。
【0008】本発明は以上の従来技術における問題に鑑
みてなされたものであって、前記特開平9−88133
号に開示された配管ユニット及びパイプスペースへの配
管ユニット組付方法と同様、建物のパイプスペースに対
しユニットとして配管類等を格納・引出し自在とするこ
とにより、施工品質の向上、作業の簡素化並ぴに労力の
軽減、作業能率の向上、施工工事費の節減が図れると共
に、竣工後における給水・ガス竪配管の更新やメンテナ
ンスの際の工事期間の短縮、住人の不便さの解消及び更
新工事費の節減が図れるようにすることに加えて、特に
建築工事となる点検ドアの取付作業に関する工期を短縮
して、パイプスペースへの配管ユニットの収納から建築
工事となる点検ドアの取付迄を含めた現地施工時間を短
縮すると共に現場の環境及び作業性を改善し、作業の精
度・品質の向上に寄与することができる配管ユニット及
びパイプスペースへの配管ユニット組付方法を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本出
願第1の発明の配管ユニットは、建物のパイプスペース
に設けられる竪配管と前記建物の住戸内に至る二次側配
管に対し連結することができる配管を、前記パイプスペ
ースに対し格納できるユニットフレームに組み付けてな
り、かつ、前記パイプスペースの点検ドアを支持するサ
ッシを前記ユニットフレームに兼用することを特徴とし
ている。
【0010】このように、建物のパイプスペースに設け
られる竪配管と二次側配管とに対しそれぞれ連結できる
配管を組み付けた配管ユニットなので、パイプスペース
に対し配管類をユニットとして格納することができる。
また、ユニットの加工・組立は作業環境の良い工場で行
うので、パイプスペースでの配管類の施工品質を向上で
き、作業の簡素化並びに労力を軽減でき、作業能率も向
上でき、施工工事費を節減できる。さらに、竪配管の更
新やメンテナンスの際の工事期間を短縮して、住人の不
便さを解消すると共に更新工事費も節減できる。
【0011】しかも、パイプスペースの点検ドアを支持
するサッシを前記ユニットフレームに兼用することによ
り、ただ単に配管類をユニット化するためだけに必要と
され、配管類をパイプスペースに収納した後は特に存在
意義を有していなかったユニットフレームそれ自体にも
ドアサッシとしての機能をもたせて無駄を無くすことが
できる。
【0012】また配管ユニットのみならず点検ドアにつ
いても、工場生産することができ寸法精度を向上するこ
とができることは勿論のこと、漏れ検査等を現場施工前
に工場で実施することができる。さらには、点検ドアの
塗装については工場において焼き付け塗装を行い完了す
ることができるので、塗装課程で施工現場の環境を悪化
させる事態を防止することができる。また、当然にパイ
プスペースへの配管類の収納工事現場における現地施工
時間を短縮すると共に現場の作業性を向上することがで
きる。
【0013】また本出願第2の発明は、本出願第1の発
明の配管ユニットにおいて、前記建物のパイプスペース
に設けられる竪配管が給水または/及びガス竪配管であ
ることをことを特徴とする。かかる本出願第1の発明の
配管ユニットによれば、建物のパイプスペースに設けら
れる給水・ガス竪配管と二次側配管とに対しそれぞれ連
結される給水配管及びガス配管等の配管類をユニットと
して格納できる。また、ユニットの加工・組立は作業環
境の良い工場で行うので、従って、パイプスペースでの
配管類の施工品質を向上でき、作業の簡素化並びに労力
を軽減でき、作業能率も向上できる。
【0014】また本出願第3の発明は、本出願第1の発
明または本出願第2の発明の配管ユニットにおいて、前
記ユニットフレームに組み付けられる配管が建物のパイ
プスペースに設けられる竪配管と前記建物の住戸内に至
る二次側配管に対し取り付け・取り外しが自在にされた
ことを特徴とする。
【0015】このように、本出願第1の発明または本出
願第2の発明の配管ユニットにおいて、建物のパイプス
ペースに設けられる竪配管と二次側配管それぞれに対し
取り付け・取り外し自在な配管をユニットフレームに組
み付けてる配管ユニットなので、パイプスペースに対し
配管類をユニットとして収納できる。また、ユニットの
加工・組立は作業環境の良い工場で行うので、従って、
パイプスペースでの配管類の施工品質を向上でき、作業
の簡素化並びに労力を軽減でき、作業能率も向上でき、
施工工事費を節減できる。さらに、給水・ガス竪配管の
更新やメンテナンスの際の工事期間を短縮して、住人の
不便さを解消すると共に、更新工事費も節減できる。
【0016】また本出願第4の発明は、本出願第1の発
明または本出願第2の発明または本出願第3の発明の配
管ユニットにおいて、量水器及び/又はガスメーターを
前記ユニットフレームに組み付けてなることを特徴とす
る。このように、本出願第1の発明の配管ユニットにお
いて、建物のパイプスペースに対し収納できるユニット
フレームに、建物の給水やガス竪配管と二次側配管とに
対しそれぞれ連結できる給水配管及びガス配管だけでは
なく、量水器及び/又はガスメーターを組み付けた配管
ユニットなので、パイプスペースに対し配管類だけでは
なく量水器やガスメーターもユニットとして収納でき
る。
【0017】また本出願第5の発明は、本出願第1の発
明または本出願第2の発明または本出願第3の発明また
は本出願第4の発明の配管ユニットにおいて、前記ユニ
ットフレームが前記パイプスペースに対し床面上で格納
・引出しが自在にされてなることを特徴とする。
【0018】このように本出願第1の発明または本出願
第2の発明または本出願第3の発明または本出願第4の
発明の配管ユニットにおいて、パイプスペースに対し床
面上で格納・引出し自在なユニットフレームに、給水・
ガス竪配管と二次側配管とに対しそれぞれ取り付け・取
り外し自在な給水配管及びガス配管と、量水器及び/又
はガスメーターを組み付けた配管ユニットなので、パイ
プスペースに対し配管類をユニットとして格納したり、
引出したりできる。また、ユニットの加工・組立は作業
環境の良い工場で行うので、従って、パイプスペースで
の配管類の施工品質を向上でき、作業の簡素化並びに労
力を軽減でき、作業能率も向上でき、施工工事費を節減
できる。さらに、給水・ガス竪配管の更新やメンテナン
スの際の工事期間を短縮して、住人の不便さを解消する
と共に、更新工事費も節減できる。
【0019】また本出願第6の発明は、本出願第1の発
明または本出願第2の発明または本出願第3の発明また
は本出願第4の発明または本出願第5の発明の配管ユニ
ットにおいて、給湯器を前記ユニットフレームに対し着
脱自在としてなることを特徴とする。
【0020】このように本出願第1の発明または本出願
第2の発明または本出願第3の発明または本出願第4の
発明または本出願第5の発明の配管ユニットにおいて、
ユニットフレームに対し給湯器を着脱自在としたことに
より、パイプスペースに対し配管類に給湯器も加えてユ
ニットとして格納したり、引出したりできる。しかも、
先行してパイプスペースに設置されたユニットフレーム
に、給湯器を後から組み付けることが可能になるので、
給湯器の破損等の現場でのトラブルの発生がなくなる。
【0021】また本出願第7の発明は、本出願第1の発
明〜本出願第6の発明の何れか一の配管ユニットにおい
て、前記ユニットフレームにキャスターを取り付けるこ
とを特徴とする。このように、前記ユニットフレームに
キャスターを取り付けることにより、ユニットフレー
ム、即ち、配管ユニットの運搬・搬入が楽になり、労力
の軽減が可能となり、併せて、作業能率も向上する。
【0022】また本出願第8の発明は、本出願第1の発
明〜本出願第7の発明の配管ユニットにおいて、電力量
計を、前記ユニットフレームに対し着脱自在とした構成
を特徴としている。
【0023】このように、本出願第1の発明〜本出願第
7の発明の配管ユニットにおいて、ユニットフレームに
対し電力量計を着脱自在としたことにより、パイプスペ
ースに対し配管類及び給湯器に加えて電力量計もユニッ
トとして格納したり、引出したりできる。しかも、先行
してパイプスペースに設置されたユニットフレームまた
は上部フレームに、電力量計を後から組み付けることが
可能になるので、電力量計の破損等の現場でのトラブル
の発生がなくなる。
【0024】また本出願第9の発明のパイプスペースへ
の配管ユニット組付方法は、給水・ガスの竪配管が維設
されるパイプスペースを有する建物に、本出願第1の発
明〜本出願第8の発明の配管ユニットをその設置前に構
成し設置施工現場へ搬入し取り付けることを特徴とす
る。
【0025】この本出願第9の発明のパイプスペースへ
の配管ユニット組付方法によれば、配管ユニットとユニ
ットフレームを介して一体化した点検ドアを設置施工現
場へ搬入して取り付ければ、点検ドアの取付作業迄含め
て作業を完了させることができ、設置現場における作業
時間を短縮化することができる。しかも、点検ドアの塗
装及びユニットフレームへの取付作業を工場において熟
練した作業者により機械的流れ作業により終了させるこ
とができるので、その品質精度にばらつきが生じること
はなく、また現場作業者の技能に依存する必要もない。
【0026】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る配管ユニッ
トと、その配管ユニットのパイプスペースに対する組付
方法の実施の各形態を図1〜図4に基づいて説明する。
図1は本発明の配管ユニットを設置する建物のパイプス
ペース内の配管及び機器配置構造を分解して示す部分切
欠斜視図であり、図に示すように配管ユニット1はパイ
プスペースPSに収納され、パイプスペースPSはパイ
プスペース周壁2に形成されたパイプスペース開口部3
を有し、パイプスペース開口部3の底部は床面4に連続
する。パイプスペースPS内には給水竪配管5が挿通
し、この給水竪配管5から給水竪配管分岐バルプ6を介
して分岐した給水配管7が減圧バルブ8を介して、量水
器9に連結される。一方、配管ユニット1内には給湯器
10が収納されると共にガスメーター及びその配管11
及び電力量計12が配置される。
【0027】以上のように一般に集合住宅の建物のパイ
プシャフト内の左右には、図示のように、給水竪配管5
が配設されていて、各住戸毎のパイプスペースPSは、
そのパイプスペース周壁2により三方を囲まれて前面が
パイプスペース開口部3とされ、このパイプスペース開
口部3は床面4から連続する態様で開口する。
【0028】図示例では、パイプスペースPSの上部に
おいて、給湯器10が図示左側に配置されて、図示右側
に電力量計12が配置される。本実施の形態の配管ユニ
ット1は、以上の集合住宅のパイプスペースPS内の給
水バルブ6以降で、給水・給湯の間に設備される給水配
管7、減圧バルブ8、量水器9、ガスメーター及びその
配管11その他の各種必要機器等を、給湯器10と電力
量計12を除いて、工場内でユニットフレーム13に組
み付けてユニット化してなる。かかる配管ユニット1
を、建築現場の建物のパイプシャフトPS内の一次側の
給水配管5の施工完了後に搬入して、パイプスペースP
Sへの据え付けを行い、これにより、現場で給水配管
7、減圧バルブ8、量水器9、ガスメーター及びその配
管11その他の各種必要機器等を設置する煩雑な作業を
軽減することができる。さらに、その後にパイプスペー
スPSに設置されたユニットフレーム13に、給湯器1
0と電力量計12を組み付けることにより、機器の破損
等の現場でのトラブルをなくすことができる。
【0029】図2に示すように本発明の配管ユニット1
ではその縦長の方形枠状のユニットフレーム13が点検
ドア14のサッシに兼用される。点検ドア14は、配管
ユニット1をパイプスペースPS内に配置して給水バル
ブ6以降で、給水・給湯の間に設備される給水配管7、
減圧バルブ8、量水器9、ガスメーター及びその配管1
1その他の各種必要機器及び給湯器10と電力量計12
を設置した状態で、パイプスペース開口部3を閉じる為
に必要とされ、従来から配管ユニット1の取付作業であ
る配管工事とは別工程の建築工事として行われていた。
しかし、本発明の配管ユニット1ではユニットフレーム
13が点検ドア14のサッシに兼用された結果、集合住
宅のパイプスペースPS内の給水バルブ6以降で、給水
・給湯の間に設備される給水配管7、減圧バルブ8、量
水器9、ガスメーター及びその配管11その他の各種必
要機器及び点検ドア14を工場内でユニットフレーム1
3に組み付けてユニット化してなる。
【0030】したがって点検ドア14の表面美装処理は
工場における取付作業として行うことができ、従来配管
ユニット1の取付作業である配管工事とは別工程の建築
工事として行われていた点検ドア14の取付作業を、配
管ユニット1の取付作業である配管工事として完了して
しまうことができる。その結果、配管ユニット1が取り
付けられると同時に配管ユニット1内に収納された給水
配管7、減圧バルブ8、量水器9、ガスメーター及びそ
の配管11その他の各種必要機器さらには給湯器10と
電力量計12等が点検ドア14を閉じることにより外部
から遮蔽される。したがって配管ユニット1の取付作業
である配管工事を行う作業者と点検ドア14の取付作業
である建築工事を行う作業者とが別業者である場合等に
配管ユニット1の取付配管工事と点検ドア14の取付建
築工事との間にタイムラグが生じて、配管ユニット1が
取り付けられた後に配管ユニット1内に収納された給水
配管7、減圧バルブ8、量水器9、ガスメーター及びそ
の配管11その他の各種必要機器さらには給湯器10と
電力量計12等が逸失したり、風雨に曝される等の事態
を回避することができる。
【0031】さらに配管ユニット1のユニットフレーム
13の下部には、キャスタ15が取り付けられる。キャ
スタ15はユニットフレーム13の下部に着脱可能に取
り付けられた支持部15aに転動輪15bを取り付けて
なる。かかるキャスタ15は着脱して反復使用するため
に、可能な限り耐久性能の高い材料、例えばステンレス
等を用いて構成するのが好便である。
【0032】したがって配管ユニット1のユニットフレ
ーム13をパイプスペースPS内に取り付けるにあたっ
ては、ユニットフレーム13をキャスタ15によりパイ
プスペース開口部3よりパイプスペースPS内に滑らせ
て搬入し、その取り付けを円滑に行うことができる。
【0033】以上のように、給湯器10と電力量計12
を除いた配管ユニット1をパイプスペースPSに据え付
けた後、工事の進捗や竣工に応じた適当な時期におい
て、先行してパイプスペースPSに設置されたユニット
フレーム13に対し、給湯器10と電力量計12を組み
付ける。この様に先行してパイプスペースPSに設置さ
れたユニットフレーム13に対し、時期を見て、給湯器
10と電力量計12を組み付けることで、機器の破損等
の現場でのトラブルをなくすことができる。
【0034】以上の場合において、配管ユニット1の配
設後キャスタ15を取り外すことにより、キャスタ15
を反復使用してコスト削減を図ることができる。その様
に配管ユニット1の配設後キャスタ15を取り外し、点
検ドア14を開いた状態を図3に示す。またその状態で
点検ドア14を閉じた状態を図4に示す。逆にキャスタ
15をユニットフレーム13に取り付けた状態で放置す
るようにすれば竣工後においても、パイプスペースPS
内の給水・ガス縦配管5の更新あるいはメンテナンスを
行う場合には、パイプスペースPS内の縦配管5からの
分岐バルブの取り外しを行うだけで、パイプスペースP
Sからの配管ユニット13の引出しを容易に行うことが
できる。
【0035】以上のような配管ユニット1は、作業スペ
ースが十分にあり、天候に左右されない作業環境の良い
工場において加工組立が行えるものであり、組立完了後
に作業現場に搬入して、パイプスペースPS内に据え付
け、竪配管5からの分岐バルブの接続を行うだけで、作
業が完了する。
【0036】従って、次に列挙する利点が得られる。 ユニットフレーム13に給水バルブ6以降の減圧バル
ブ8、量水器9や給湯器10、ガスメーター及びその配
管11、電力量計12及び給水、給湯、ガス、暖房用温
水配管の住戸内へ至る二次側配管(図示せず)の間の設
備が組み付けられているため、建築仕上げ工事完了後で
も搬入据え付けが行え、建築工事に影響を受けることは
ない。即ち、建物躯体工事、建築工事完了後に搬入、据
え付けができる建築工事分離工法を採用することができ
る。
【0037】しかも、本発明の配管ユニット1ではユニ
ットフレーム13が点検ドア14のサッシに兼用された
結果、点検ドア14の表面美装処理は工場における取付
作業として行うことができ、建物躯体工事、建築工事完
了後に搬入、据え付けした後に点検ドアの塗装を行うこ
とにより建築工事が完了した周辺環境を汚染する等の問
題を無くすることができる。また、建物躯体工事、建築
工事完了後に配管ユニット1を搬入、据え付けした後に
点検ドア14の取付のために建築工事を再開する等の無
駄を省くことができることは言うまでもなく、その様に
する場合の業者間の日程調整の複雑化等の問題を一挙に
解消することができる。
【0038】また、配管ユニット1の取付と同時に点検
ドア14の取付工事が完了するので配管ユニット1の据
え付け後点検ドア14の取付のために建築工事再開まで
に時間が経過し、配管ユニット1内に収納された給水配
管7、減圧バルブ8、量水器9、ガスメーター及びその
配管11その他の各種必要機器さらには給湯器10と電
力量計12等が逸失する、あるいは風雨に曝される等の
事態を回避することができる。
【0039】配管及び機器の配置が必要最小寸法の基
本モジュールで組み立てられており、かつ、分岐バルブ
以降をユニットフレーム13としているため、集合住宅
のパイプスペースPSの形態に多く見られる廊下に面し
た壁内埋め込み型や住戸入口通路に面して設けられるア
ルコーブ型に対しても同一共通ユニットで対応可能であ
る。従って、多種多様なパターンを製作する必要がな
く、工事費の削減が図れる。
【0040】施工後の経年による給水竪配管5の更新
に際しては、施工時の逆の作業、即ち、ユニットフレー
ム13の固定を取り外し、そのユニットフレーム13を
パイプスペースPS内から搬出することで、従来行われ
ていた分岐配管以降の分解及び再加工組立を行うことな
しに、竪配管5の更新を行うことができる。 2住戸で1つのパイプスペースPSを共有するタイブ
においても、本発明の配管ユニット1を2列に設置する
ことによって、同様に対応可能である。あるいは、2住
戸用の2連ユニットにても対応可能である。従って、工
事期間を短縮できるため、住人の不便さの解消が図れ、
更薪工事費を節減することができる。
【0041】さらに、本発明では、先行してパイプスペ
ースPSに設置されたユニットフレーム13に対し、給
湯器10と電力量計12を組み付けるようにすれば、機
器の破損等の現場でのトラブルをなくすことができると
いった利点も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する建物のパイプスペース内の配
管及び機器配置構造を示した概略一部切欠斜視図であ
る。
【図2】本発明の一実施の形態に係る配管ユニットを示
す概略斜視図である。
【図3】図2の配管ユニットを建物のパイプスペース内
に設置し点検ドアを開いた状態を示す斜視図である。
【図4】図2の配管ユニットを建物のパイプスペース内
に設置し、点検ドアを閉じた状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
PS・・・パイプスペース、1・・・配管ユニット、2・・・パ
イプスペース周壁、3・・・パイプスペース開口部、4・・・
床面、5・・・給水竪配管、6・・・給水バルブ、7・・・給水
配管、8・・・減圧バルブ、9・・・量水器、10・・・給湯
器、11・・・ガスメーター及びその配管、12・・・電力量
計、13・・・ユニットフレーム、14・・・点検ドア。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物のパイプスペースに設けられる竪配
    管と前記建物の住戸内に至る二次側配管に対し連結する
    ことができる配管を、前記パイプスペースに対し格納で
    きるユニットフレームに組み付けてなり、かつ、前記パ
    イプスペースの点検ドアを支持するサッシを前記ユニッ
    トフレームに兼用することを特徴とする配管ユニット。
  2. 【請求項2】 前記建物のパイプスペースに設けられる
    竪配管が給水または/及びガス竪配管であることを特徴
    とする請求項1記載の配管ユニット。
  3. 【請求項3】 前記ユニットフレームに組み付けられる
    配管が建物のパイプスペースに設けられる竪配管と前記
    建物の住戸内に至る二次側配管に対し取り付け・取り外
    しが自在にされたことを特徴とする請求項1または請求
    項2記載の配管ユニット。
  4. 【請求項4】 量水器及び/又はガスメーターを前記ユ
    ニットフレームに組み付けてなる請求項1または請求項
    2または請求項3記載の配管ユニット。
  5. 【請求項5】 前記ユニットフレームが前記パイプスペ
    ースに対し床面上で格納・引出しが自在にされてなるこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2または請求項3
    または請求項4記載の配管ユニット。
  6. 【請求項6】 給湯器を前記ユニットフレームに対し着
    脱自在としてなることを特徴とする配管ユニット。
  7. 【請求項7】前記ユニットフレームにキャスターを取り
    付ける請求項1〜請求項6の何れか一に記載の配管ユニ
    ット。
  8. 【請求項8】 電力量計を、前記ユニットフレームに対
    し着脱自在としたことを特徴とする請求項1〜請求項7
    の何れか一に記載の配管ユニット。
  9. 【請求項9】 請求項1〜請求項8の何れか一に記載の
    配管ユニットをその設置前に構成し設置施工現場へ搬入
    し取り付けることを特徴とするパイプスペースへの配管
    ユニット組付方法。
JP15942398A 1998-06-08 1998-06-08 配管ユニット及びパイプスペースへの配管ユニット組付方法 Pending JPH11350545A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15942398A JPH11350545A (ja) 1998-06-08 1998-06-08 配管ユニット及びパイプスペースへの配管ユニット組付方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15942398A JPH11350545A (ja) 1998-06-08 1998-06-08 配管ユニット及びパイプスペースへの配管ユニット組付方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11350545A true JPH11350545A (ja) 1999-12-21

Family

ID=15693428

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15942398A Pending JPH11350545A (ja) 1998-06-08 1998-06-08 配管ユニット及びパイプスペースへの配管ユニット組付方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11350545A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013172790A (ja) * 2012-02-24 2013-09-05 Sakura Seiki Kk 滅菌装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013172790A (ja) * 2012-02-24 2013-09-05 Sakura Seiki Kk 滅菌装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102258341A (zh) 数位式淋浴系统用之装置及其安装方法与构造
JPH11350545A (ja) 配管ユニット及びパイプスペースへの配管ユニット組付方法
JPH10160099A (ja) メータボックス内の配管工法及び配管構造
CN203808316U (zh) 凹凸玻璃幕墙结构
JP3693770B2 (ja) 配管ユニット及びパイプスペースへの配管ユニット組付方法
CN217379211U (zh) 一种装配式卫生间水电集成墙体模块
CN216042872U (zh) 基于狭小空间的便捷式装拆卫生间
CN114396114A (zh) 一种装配式卫生间水电集成墙体模块
KR101036993B1 (ko) 매립형 수전 연결구
JP2009109076A (ja) 屋外機用架台
JPH09195492A (ja) 配管ユニット及びパイプスペースへの配管ユニット組付方法
JPH07324466A (ja) 天井設置型プレハブシャフトユニット
JPH09256611A (ja) 集合住宅における設備配管類の設置工法
JP2020165279A (ja) 水廻りユニットルームおよびプレハブ構造体
JPH0842123A (ja) 配管設備ユニットおよびこれを用いた配管設備施工方法
CN218509126U (zh) 一种装配式快装集成卫浴模块
CN214005805U (zh) 一种供水设备保护装置
JPH07190496A (ja) 型枠兼用の設備集中ユニットの施工方法
CN216244650U (zh) 一种风机盘管用集成风口的靠柱装配式风道装置
KR200333750Y1 (ko) 압력조정기 및 자동차단밸브내장 가스계량기함
JPH11137471A (ja) 浴室関連機器の据付施工方法
JPH094928A (ja) 給湯器付き壁パネル
KR200376868Y1 (ko) 배관 유지보수용 탈거가능 패널을 구비하는 벽 유닛
CN211313503U (zh) 用水组合式房间和预制构造体
CN201865309U (zh) 一种扣合式建筑外墙管道装饰及保护装置