JPH11350274A - 意匠撚糸における回転式糸ガイド - Google Patents
意匠撚糸における回転式糸ガイドInfo
- Publication number
- JPH11350274A JPH11350274A JP19945998A JP19945998A JPH11350274A JP H11350274 A JPH11350274 A JP H11350274A JP 19945998 A JP19945998 A JP 19945998A JP 19945998 A JP19945998 A JP 19945998A JP H11350274 A JPH11350274 A JP H11350274A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- yarn
- floating
- core
- rotary
- guide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
- Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【課題】 芯糸１に対し、浮き糸２を積極的に高オーバ
ーフィードさせることにより糸形状の安定化、集束状態
の強化をはかる。 【解決手段】 高オーバーフィード意匠糸（芯糸１の供
給量に対して浮き糸２のの供給量が３倍以上のもの）の
製造において、回転する中空仮撚りスピンドル１５の下
部に本発明の回転式糸ガイド１６、１７を取り付けるこ
とにより、中空仮撚りスピンドル１５内の糸通路を通過
してくる芯糸１を中心として、浮き糸２を積極的に回転
式糸ガイド１７の先端の平行部分と一緒に螺旋状に巻き
付かせ、浮き糸２をその抵抗で下方に滑らすと同時に、
下方から撚りを上げることにより芯糸１に浮き糸２を螺
旋状に巻き付けた状態で引き出すことを特徴とする。
ーフィードさせることにより糸形状の安定化、集束状態
の強化をはかる。 【解決手段】 高オーバーフィード意匠糸（芯糸１の供
給量に対して浮き糸２のの供給量が３倍以上のもの）の
製造において、回転する中空仮撚りスピンドル１５の下
部に本発明の回転式糸ガイド１６、１７を取り付けるこ
とにより、中空仮撚りスピンドル１５内の糸通路を通過
してくる芯糸１を中心として、浮き糸２を積極的に回転
式糸ガイド１７の先端の平行部分と一緒に螺旋状に巻き
付かせ、浮き糸２をその抵抗で下方に滑らすと同時に、
下方から撚りを上げることにより芯糸１に浮き糸２を螺
旋状に巻き付けた状態で引き出すことを特徴とする。
Description
【０００１】発明の属する技術分野本発明は、複数本の
糸条が交絡した構造を有する意匠糸の製法工程に関す
る。
糸条が交絡した構造を有する意匠糸の製法工程に関す
る。
【０００２】従来の技術複数本の糸条が交絡した構造を
有する意匠糸を製造するに際し、従来では、図１に示す
ように、浮き糸用ローラ４から浮き糸２、芯糸用ローラ
３から芯糸１が固定式糸ガイド５経てニップ点６に供給
されます。意匠糸の製造の場合、芯糸用ローラ３の芯糸
１の供給量より浮き糸用ローラ４の浮き糸２の供給量が
多いために、芯糸１に対して浮き糸２がオーバーフィー
ドします。２本の交絡した糸束は中空スピンドル９の下
部に取り付けられたＶ型キャップ１０の回転により、撚
りが固定式糸ガイド５の出口のニップ点６まであがり、
芯糸１のトルクにより芯糸１を中心にして浮き糸２が巻
き付き形状が作られる。次に糸束１２に中空スピンドル
９にセットされ中空スピンドルと共に回転するパッケー
ジ７から引き出されたカバリング糸８が螺旋状に巻き付
き、糸束の集束状態を強化し、形状が固定される。中空
スピンドル９を通過した意匠糸１３は送り出しローラ１
１から引き出されワインダー１４に巻き取られる。
有する意匠糸を製造するに際し、従来では、図１に示す
ように、浮き糸用ローラ４から浮き糸２、芯糸用ローラ
３から芯糸１が固定式糸ガイド５経てニップ点６に供給
されます。意匠糸の製造の場合、芯糸用ローラ３の芯糸
１の供給量より浮き糸用ローラ４の浮き糸２の供給量が
多いために、芯糸１に対して浮き糸２がオーバーフィー
ドします。２本の交絡した糸束は中空スピンドル９の下
部に取り付けられたＶ型キャップ１０の回転により、撚
りが固定式糸ガイド５の出口のニップ点６まであがり、
芯糸１のトルクにより芯糸１を中心にして浮き糸２が巻
き付き形状が作られる。次に糸束１２に中空スピンドル
９にセットされ中空スピンドルと共に回転するパッケー
ジ７から引き出されたカバリング糸８が螺旋状に巻き付
き、糸束の集束状態を強化し、形状が固定される。中空
スピンドル９を通過した意匠糸１３は送り出しローラ１
１から引き出されワインダー１４に巻き取られる。
【０００３】発明の実施の形態次に本発明の実施形態を
図２から図７に従って説明する。
図２から図７に従って説明する。
【０００４】高オーバーフィード意匠糸１９を構成する
糸のうち、芯糸用ローラ３の速度で芯糸１は定速で回転
する中空仮撚りスピンドル１５の中心部に縦貫状に形成
された糸通路に導かれる。
糸のうち、芯糸用ローラ３の速度で芯糸１は定速で回転
する中空仮撚りスピンドル１５の中心部に縦貫状に形成
された糸通路に導かれる。
【０００５】高オーバーフィード意匠糸１９を構成する
糸のうち、浮き糸用ローラ４の速度で浮き糸２は、定速
で回転する中空仮撚りスピンドル１５の下部に取り付け
られた、キャップ１６に固定してあるガイド１７の先端
の平行部分に巻き付く。このとき中空スピンドル９の下
部に取り付けられ、中空スピンドル９と共に回転するＶ
型キャップ１０による仮撚りを下方から上げることによ
り、撚りのトルクによって浮き糸２がガイド１７の先端
の平行部分に巻き付きやすくなる。
糸のうち、浮き糸用ローラ４の速度で浮き糸２は、定速
で回転する中空仮撚りスピンドル１５の下部に取り付け
られた、キャップ１６に固定してあるガイド１７の先端
の平行部分に巻き付く。このとき中空スピンドル９の下
部に取り付けられ、中空スピンドル９と共に回転するＶ
型キャップ１０による仮撚りを下方から上げることによ
り、撚りのトルクによって浮き糸２がガイド１７の先端
の平行部分に巻き付きやすくなる。
【０００６】中空仮撚りスピンドル１５内の糸通路を通
過してきた芯糸１は回転しているガイド１７の先端の平
行部分で常にガイド１７に巻き付いた浮き糸２の内側に
あるため、ガイド１７に巻き付いた浮き糸２は芯糸１を
中心にして螺旋状に巻き付いた状態で中空スピンドル９
と共に回転するＶ型キャップ１０による下方からの仮撚
りによって芯糸１の進行方向に引き出され、中空スピン
ドル９の糸通路に導かれる。
過してきた芯糸１は回転しているガイド１７の先端の平
行部分で常にガイド１７に巻き付いた浮き糸２の内側に
あるため、ガイド１７に巻き付いた浮き糸２は芯糸１を
中心にして螺旋状に巻き付いた状態で中空スピンドル９
と共に回転するＶ型キャップ１０による下方からの仮撚
りによって芯糸１の進行方向に引き出され、中空スピン
ドル９の糸通路に導かれる。
【０００７】中空スピンドル９の糸通路に導入された糸
束１８は中空スピンドル９の下部に取り付けられたＶ型
キャップ１０の回転により、仮撚りが加えられた状態で
中空スピンドル９の糸通路を通り抜けて中空スピンドル
１０の下方に引き出される。
束１８は中空スピンドル９の下部に取り付けられたＶ型
キャップ１０の回転により、仮撚りが加えられた状態で
中空スピンドル９の糸通路を通り抜けて中空スピンドル
１０の下方に引き出される。
【０００８】糸束１８に加えられた仮撚りは糸束１８が
中空スピンドル９から送り出された時点で消滅するが糸
束１８を構成する芯糸１と浮き糸２の交絡状態が仮撚り
によって強化される。
中空スピンドル９から送り出された時点で消滅するが糸
束１８を構成する芯糸１と浮き糸２の交絡状態が仮撚り
によって強化される。
【０００９】高オーバーフィード意匠糸１９を構成する
糸束１８の交絡状態、形状維持を強化する目的で糸束１
８と交撚されるカバリング糸８は中空スピンドル９にセ
ットされて中空スピンドル９と共に回転するパッケージ
７に巻装されてこのパッケージ７から引き出される。
糸束１８の交絡状態、形状維持を強化する目的で糸束１
８と交撚されるカバリング糸８は中空スピンドル９にセ
ットされて中空スピンドル９と共に回転するパッケージ
７に巻装されてこのパッケージ７から引き出される。
【００１０】パッケージ７から引き出されたカバリング
糸８は糸束１８の回りを旋回しながら中空スピンドル９
の糸通路の入り口付近で糸束１８と合流し、仮撚りが加
えられた状態で中空スピンドル９内を通過する糸束１８
の回りに螺旋状に巻き付けられる。
糸８は糸束１８の回りを旋回しながら中空スピンドル９
の糸通路の入り口付近で糸束１８と合流し、仮撚りが加
えられた状態で中空スピンドル９内を通過する糸束１８
の回りに螺旋状に巻き付けられる。
【００１１】カバリング糸８が糸束１８の回りに螺旋状
に巻き付いた構造になって中空スピンドル７を通過した
高オーバーフィード意匠糸１９は送り出しローラ１１に
よって中空スピンドル９から引き出されワインダー１４
に巻き取られる。
に巻き付いた構造になって中空スピンドル７を通過した
高オーバーフィード意匠糸１９は送り出しローラ１１に
よって中空スピンドル９から引き出されワインダー１４
に巻き取られる。
【００１２】このような実施の形態によれば、高オーバ
ーフィード意匠糸１９の製造において芯糸１に対して浮
き糸２の供給を安定した状態で保持することができ、高
オーバーフィード意匠糸１９の形状安定性も良化する。
ーフィード意匠糸１９の製造において芯糸１に対して浮
き糸２の供給を安定した状態で保持することができ、高
オーバーフィード意匠糸１９の形状安定性も良化する。
【図１】従来のオーバーフィード意匠糸の製法を説明す
る製造工程正面図である。
る製造工程正面図である。
【図２】本発明の実施の形態による高オーバーフィード
意匠糸の製法を説明する製造工程正面図である。
意匠糸の製法を説明する製造工程正面図である。
【図３】要部の拡大正面図である。
【図４】要部側面の拡大断面図である。
【図５】本発明の回転式糸ガイドの正面図である。
【図６】本発明の回転式糸ガイドの側面図である。
【図７】本発明の回転式糸ガイドの上面図である。
１ 芯糸 ２ 浮き糸 ３ 芯糸用ローラ ４ 浮き糸用ローラ ５ 固定式糸ガイド ８ カバリング糸 ９ 中空スピンドル １０ Ｖ型キャップ １１ 送り出しローラ １５ 中空仮撚りスピンドル １６ １７ 本発明の回転式糸ガイド １９ 高オーバーフィード意匠糸
Claims (1)
- 【請求項１】中空スピンドルに取り付ける事を目的と
し、浮き糸を滑らすための３角形のテーパー部分と、ル
ープの大きさを決定ずけるほぼ平行部分で構成された回
転式糸ガイド
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19945998A JPH11350274A (ja) | 1998-06-09 | 1998-06-09 | 意匠撚糸における回転式糸ガイド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19945998A JPH11350274A (ja) | 1998-06-09 | 1998-06-09 | 意匠撚糸における回転式糸ガイド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11350274A true JPH11350274A (ja) | 1999-12-21 |
Family
ID=16408165
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19945998A Pending JPH11350274A (ja) | 1998-06-09 | 1998-06-09 | 意匠撚糸における回転式糸ガイド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11350274A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108517601A (zh) * | 2018-06-15 | 2018-09-11 | 嵊州市南丰机械有限公司 | 高效新型股线加工机构 |
| CN112981649A (zh) * | 2021-02-08 | 2021-06-18 | 宁波中鑫毛纺集团有限公司 | 一种改进型三罗拉细支花式捻线机 |
-
1998
- 1998-06-09 JP JP19945998A patent/JPH11350274A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108517601A (zh) * | 2018-06-15 | 2018-09-11 | 嵊州市南丰机械有限公司 | 高效新型股线加工机构 |
| CN112981649A (zh) * | 2021-02-08 | 2021-06-18 | 宁波中鑫毛纺集团有限公司 | 一种改进型三罗拉细支花式捻线机 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6370858B1 (en) | Core yarn production method and apparatus | |
| US4903472A (en) | Process and apparatus for the spinning of fiber yarns, possibly comprising at least one core | |
| CN108796735B (zh) | 一种包缠复合混色段彩长丝纱的加工方法及长丝纱及装置 | |
| US4302926A (en) | Multi-component yarn and method of apparatus for its manufacture | |
| JPS63203824A (ja) | 紡績糸の製造装置 | |
| US3007298A (en) | Method and apparatus for jet bulking of yarn | |
| US4124973A (en) | Thick and thin yarn and process therefor | |
| JPH0718104B2 (ja) | スチ−ルコ−ドの製造方法及び装置 | |
| JPH11350274A (ja) | 意匠撚糸における回転式糸ガイド | |
| JPS6344846B2 (ja) | ||
| WO1990004668A1 (en) | Improvements in or relating to ring spinning | |
| US3388444A (en) | Apparatus and process for making bulky yarn | |
| PT2118348E (pt) | Processo de retorcer e bobina de fio | |
| CN113215689A (zh) | 一种纺纱方法以及具有这种方法的纺纱设备 | |
| JPS6018338B2 (ja) | ノズル | |
| US4164839A (en) | Yarn process | |
| JPH02182923A (ja) | ノズル紡績装置 | |
| JPH08269833A (ja) | ファンシーヤーン製造装置 | |
| JP3095230B2 (ja) | 仮撚紡績方法と該方法を実施するための装置 | |
| CN218321780U (zh) | 一种具有加热牵伸功能的倍捻机 | |
| JPH0978368A (ja) | 二重撚糸機及び二重撚糸方法 | |
| JPS59204926A (ja) | フアンシ−ル−プ糸の製法 | |
| JPH11100743A (ja) | モール糸の製法 | |
| JPH052618Y2 (ja) | ||
| JPS5933690B2 (ja) | ホ−ンヤ−ンの製造装置 |