JPH11350216A - 運動用衣類に装着する重りと、高密度で柔軟で軟質な架橋した新規高分子複合材料 - Google Patents

運動用衣類に装着する重りと、高密度で柔軟で軟質な架橋した新規高分子複合材料

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JPH11350216A
JPH11350216A JP11121465A JP12146599A JPH11350216A JP H11350216 A JPH11350216 A JP H11350216A JP 11121465 A JP11121465 A JP 11121465A JP 12146599 A JP12146599 A JP 12146599A JP H11350216 A JPH11350216 A JP H11350216A
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Bernard Dubocage
デュボカズ ベルナール
Jacques Maucourt
モクール ジャック
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Societe Nationale des Poudres et Explosifs
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有機高分子マトリックスと、この高分子マト
リックス中に分散した金属の粉末充填剤とから成る、高
密度で且つ柔軟な架橋した軟質の複合材料からなる、運
動用衣類にウエイトを付けるための重りと、高密度で柔
軟な架橋した軟質高分子複合材料。 【解決手段】 この複合材料は下記(1)〜(3)で構
成される成形可能な熱硬化性のペースト状組成物を加熱
して得られる: (1) ポリブタジエン、ポリエステル、ポリエーテル
およびポリエーテルエステルから成る群の中から選択さ
れる、分子量が500〜10,000の反応性末端基を
有する液体プレポリマー、(2) このプレポリマーの
架橋剤、(3) タングステンの粉末充填剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は筋肉機能を維持およ
び再鍛練する分野に関するものであり、特に、運動用衣
類、例えばスポーツ訓練または筋肉機能の再鍛練を目的
とした運動用衣類にウエイトを付けるための新規な重り
(ウエイト)に関するものである。本発明はさらに、上
記重りを製造するのに適した高密度で柔軟な架橋した軟
質高分子複合材料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】重りを装着した運動用衣類は当業者に周
知である。米国特許第5,300,000号には鉛の玉
を充填した熱可塑性エラストマー、例えばビニルエラス
トマーのマトリックスから成る負荷手袋が記載されてい
る。ドイツ国特許第3,532,512には鉛または鉄
の粉末を充填した柔軟なプラスチックから成る重り付き
のベストが記載されている。
【0003】しかし、これらの重りは柔軟が十分ではな
く、実際にあまり快適ではないことがも分かっている。
さらに、鉛は有毒金属であり、その重りを繰り返し長期
間使用することは危険である。
【0004】PCT特許WO94/01183号には鉛
の芯を構成する板状の重りをプラスチックで被覆して一
定の柔軟性を付与したものが記載されている。しかし、
この重りは柔軟性が低く、しかも、被覆を厚くすると重
りが大きくなってしまう。
【0005】すなわち、従来の重りを付けた運動用衣類
は着心地が悪い。従って、高密度であると同時に柔軟に
優れ、運動中にできるだけ身体にフィットし、競技者ま
たは患者の邪魔にならず、しかも、毒性のない素材から
なる重りが求められている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は上記の
課題を解決することにある。すなわち、本発明は上記の
所望特性を備えた運動用衣類にウエイトを付けるための
新規な重りを提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の対象は、有機高
分子マトリックスと、この高分子マトリックス中に分散
した金属の粉末充填剤とから成る、高密度で且つ柔軟な
架橋した複合材料からなる、運動用衣類にウエイトを付
けるための重りにおいて、複合材料が下記(1)〜
(3)で構成される成形可能な熱硬化性のペースト状組
成物を加熱して得られる柔軟な架橋した軟質複合材料で
あることを特徴とする重りにある: (1) ポリブタジエン、ポリエステル、ポリエーテル
およびポリエーテルエステルから成る群の中から選択さ
れる、分子量が500〜10,000の反応性末端基を
有する液体プレポリマー、(2) このプレポリマーの
架橋剤、および(3) タングステンの粉末充填剤。
【0008】「ペースト状組成物」および「液体プレポ
リマー」の物理状態は、標準温度および標準圧力下での
ものである。「架橋した」複合材料とは、複合材料の有
機高分子マトリックスが熱処理されて、立体網状構造を
していることを意味する。「衣類」とは、人間や動物の
少なくとも一部をぴったりと覆う任意の衣類、例えばジ
ャケット、ワンピーススーツ、ズボン、半ズボン、ヘッ
ドバンド、手袋、フットウォーマーやレッグウォーマー
または馬の鞍等を意味する。
【0009】「高密度」の複合材料とは、比重が約3〜
約12の複合材料を意味する。「軟質」の複合材料と
は、当業者に公知の方法を用いて測定したAショアー硬
度が約20〜約50の複合材料を意味する。「柔軟」な
複合材料とは、20℃での弾性率(module d'elasticit
e)が約0.5MPa〜約5MPaで、20℃での破断
点伸びが約100%〜約400%である複合材料を意味
する。これらの機械特性は引張試験機を用いた標準的な
方法で測定する。
【0010】
【発明の実施の形態】このように高密度(すなわち充填
率が高い)の架橋した複合材料が軟質で柔軟であること
は驚くべきことである。事実、公知の大抵の高密度の熱
可塑性材料、例えばタングステン粉末を充填したEPD
M(エチレンプロピレンジエン)エラストマーをベース
にした複合材料の20℃での弾性率は150MPaであ
り、20℃での破断点伸びは30%以下であり、本発明
の材料はこれより軟質で、柔軟性がある。この高密度で
柔軟な運動用衣類に用いる重りを製造するのに適した架
橋した高分子複合材料は我々が知るかぎり新規である。
【0011】この重りは運動中身体にフィットし、使用
者の邪魔にはならず、身体に対して重りが全く動かない
ため、激しい運動中に怪我をする危険がなく、従来には
決して得られかった心地よさが得られる。本発明の重り
は無毒、無臭であり、−50℃〜80℃の温度でも、衝
撃を急激に加えた(急な激しい力の反復を受けた)時で
も、その弾性および柔軟性を保つ。
【0012】本発明の重りを付けた衣類を用いて実施す
る運動はスポーツ訓練または筋肉の再鍛練を目的とする
ものが好ましいが、機能の不均整診断等の他の目的で使
用することもできる。スポーツ訓練用ワンピーススーツ
が特に好ましい。
【0013】本発明の重りは身体の外観および重心を考
慮して衣類の一定の正確な収容部分に取り付けることが
できる。運動効果の最適化は、個々のケースに応じて、
複合材料の密度、硬度、弾性を選択し、重りの重量、大
きさ、厚さおよび身体各部への重りの分布状態を決定す
ることにによって達成できる。
【0014】タングステンの粉末充填剤の粒度は0.5
μm〜200μmが好ましく、0.5μm〜100μm
であるのがさらに好ましい。特に1μm〜50μmの範
囲が好ましい。好ましい実施例では、タングステン粉末
充填剤はタングステン、タングステンと他の金属との混
合物、タングステン合金およびタングステン化合物から
成る群の中から選択する。特に好ましくは、タングステ
ン粉末充填剤はタングステン、鉄−タングステン混合
物、フェロタングステン合金、タングステン−ニッケル
−鉄合金、炭化タングステン、酸化タングステンおよび
タングステン塩から成る群の中から選択する。
【0015】タングステンをベースにした他の適当な粉
末充填剤の例としては、W/Fe/Cr、W/Fe/S
i、W/Ni/CuおよびW/Ni/Co合金が挙げる
ことができるが、これらに限定されるものではない。金
属充填剤は組成物に対して15重量%〜60重量%、好
ましくは30重量%〜60重量%用い、組成物の比重は
5〜12にするのが好ましい。
【0016】本発明の重りは運動用衣類に装着する重り
の一般的な任意の形、例えば板状または円柱状にするこ
とができる。本発明の重りは厚さが好ましくは2mm〜
10mmで、角を丸くしたプレートの形にするのが好ま
しい。
【0017】本発明の液体プレポリマーは末端以外に反
応性官能基を有することができる。すなわち、プレポリ
マーを構成する基の鎖に沿って反応性官能基が固定され
ていてもよい。この非末端反応性基は末端反応基と同じ
にするのが好ましい。この場合には、反応性官能基に応
じて2以上の官能価、例えば2.0〜2.5が得られ
る。この官能価は整数でなくてもよい。すなわち、ポリ
マーが同じ分子で構成されることはほとんどなく、測定
した官能価は統計上の平均官能価にすぎない。
【0018】本発明の液体ポリエーテルの例としては下
記式のポリオキシプロピレンが挙げられる:
【化1】
【0019】液体ポリエステルの例としては下記式が挙
げられる:
【化2】
【0020】液体ポリエーテルエステルの例としては下
記式が挙げられる:
【化3】 (ここで、x、y、zおよびaは整数を表す)
【0021】液体プレポリマーは分子量Mnが1000
〜5000のポリブタジエンであるのが好ましい。この
場合には、全く予想に反して、比重が3〜12で、Aシ
ョアー硬度が20〜50、例えば約35である極めて軟
質の複合材料が得られる。この複合材料は20℃での破
断点伸びが200%〜400%、例えば約300%で、
20℃での弾性率が0.5MPa〜3MPa、例えば約
1MPaである特に柔軟な複合材料である。
【0022】この複合材料を用いて作られた運動用衣類
に装着する重りは、従来技術で知られた重りを用いて今
まで得られた水準よりもはるかに高い水準の着心良さと
重りの身体に対する順応性を得ることができる。一般
に、ポリブタジエン鎖はビニル不飽和側基を有し、鎖中
のエチレン不飽和基はシス位でもトランス位でもよい。
ポリブタジエンのビニル不飽和側基は全不飽和基数に対
して15%〜25%であるのが好ましい。
【0023】また、ポリブタジエンは全不飽和基数に対
してトランス位の不飽和基が50%〜60%、シス位の
不飽和基が20%〜30%であるのが好ましい。好まし
い実施例では、ポリブタジエンがヒドロキシル末端基を
有し、架橋剤はポリイソシアネート、例えばトルエンジ
イソシアネート(2,4および2,6異性体の混合
物)、4,4−ジフェニルメタンジイソシアネート、ヘ
キサメチレンジイソシアネートおよびイソフォロンジイ
ソシアネート等のジイソシアネートである。その結果、
ポリウレタンの網状架橋構造を形成する。
【0024】架橋剤がジイソシアネートの時には、ヒド
ロキシル官能価が2以上、例えば約2.2のポリブタジ
エンを用い、および/またはトリメチロールプロパン等
のヒドロキシル官能価が2以上の連鎖延長用ポリオール
を熱硬化性組成物に添加する。他の変形例では、ポリブ
タジエンが末端カルボキシル基を有し、架橋剤はポリエ
ポキシドまたはポリアジリジンで、それぞれエステル−
アルコールまたはエステル−アルコーアミンの網状架橋
構造を形成する。
【0025】ポリエポキシドの例としては塩素化残基を
有するジおよびトリエポキシドの混合物であるエピクロ
ロヒドリンとグリセロールの各種縮合物を挙げることが
できる。ポリアジリジンの例としてはトリス[2−メチ
ル−1−アジリジニル]ホスフィンオキシド(MAP
O)およびフェニルビス[2−メチル−1−アジリジニ
ル]ホスフィンオキシド(フェニルMAPO)が挙げら
れる。二官能価の架橋剤の場合には、カルボキシ基の官
能価が2より大きいポリブタジエンを用いる。
【0026】他の変形例では、成形可能なペースト状の
加熱硬化性組成物がジオクチルアゼレート、ジオクチル
セバケート、ジオクチルフタレート等の可塑剤をさらに
含んでいる。他の変形例で、成形可能なペースト状の加
熱硬化性組成物がゴム産業で周知の抗酸化剤、特にジー
tert−ブチル−p−クレゾール等のフェノールをさらに
含んでいる。他の変形例で、成形可能なペースト状の加
熱硬化性組成物が反応時間および/または反応温度を低
下させる架橋触媒をさらに含んでいる。一般に、この触
媒は鉄アセチルアセトネート、銅アセチルアセトネー
ト、鉛オクトエート、鉛クロメートおよびジブチル錫ジ
ラウレート等の遷移金属の有機塩である。
【0027】他の変形例では、成形可能なペースト状の
加熱硬化性組成物が連鎖延長用のポリオール、例えばト
リメチルヘキサンジオール等のジオールまたはトリメチ
ルオルプロパン等のトリオールをさらに含んでいる。
【0028】他の変形例では、成形可能なペースト状の
加熱硬化性組成物が、ミキサー内で液体プレポリマーと
タングステンの粉末充填剤とを予備混合して得られる。
例えば、必要に応じて用いられる連続延長ポリオール、
可塑剤および抗酸化剤の存在下で、30℃〜80℃の温
度(必要な場合には減圧下)で予備混合して得られる。次
に、任意の触媒とプレポリマーの架橋剤とを添加する。
均一なペーストが得られるまで例えば30℃〜50℃の
温度および好ましくは減圧下で混合する。
【0029】混合後、重り用に選択した形、例えば厚さ
2mm〜10mmの板の形の金型に流し込む。次いで、
加熱硬化性のペースト状組成物を60℃〜150℃、好
ましくは90℃〜120℃に加熱して架橋させる。金型
を冷却した後に成形品を取り出すと、高密度の柔軟で架
橋した軟質の高分子組成物が得られる。この組成物は運
動用衣類に装着する重りとしてそのまま用いることがで
きる。
【0030】本発明の他の対象は、下記(1)〜(3)か
ら成る成形可能な熱硬化性ペースト状組成物を加熱して
得られることを特徴とする、有機高分子マトリックス
と、この高分子マトリックス中に分散した金属の粉末充
填材とから成る、高密度で柔軟な架橋した軟質複合材料
にある: (1) ポリブタジエン、ポリエステル、ポリエーテル
およびポリエーテルエステルから成る群の中から選択し
た分子量が500〜10,000の反応性末端基を有す
る液体プレポリマー、(2) このプレポリマーの架橋
剤、および(3) タングステン粉末充填剤。本発明と
その利点は以下の実施例の説明から明瞭になろう。しか
し、本発明が下記実施例に限定されるものではない。
【0031】
【実施例】下記成分を1リットルのガラス反応器内で混
合して下記組成(重量)を有する熱硬化性の成形可能な
ペースト状組成物を製造した: (1) 20%のビニル不飽和側基と、25%のシス位
の鎖内エチレン不飽和基と、55%のトランス位の鎖内
エチレン不飽和基とを有する分子量Mnが約2300の
ヒドロキシル官能価が約2.2であるヒドロキシル末端
基を有するポリブタジエン :1
00.0g (2) 連鎖延長用の短鎖アルコール:トリメチルヘキサ
ンジオール(TMHD) :13.2g (3) 可塑剤:ジオクチルアゼレート(DOZ):71.
6g (4) 抗酸化剤:ジ−tert−ブチル−p−クレゾール
(DBPC):1.0g (5) 金属粉末充填剤:W/Ni/Fe合金(重量比
=92/5/3、粒径=5〜10μm、比重=19):
1600g (6) 架橋触媒:ジブチル錫ジラウレート(DBTL):
1.8g (7) 架橋剤:トルイレンジイソシアネートの2,4お
よび2,6異性体混合物(Dis-TまたはTDIまたはDesmod
ur T):21.2g
【0032】混合物を製造するため、短鎖アルコール、
可塑剤および抗酸化剤を先ず予備混合し、次にヒドロキ
シル末端基を有するポリブタジエンと金属粉末充填剤と
を添加する。この予備混合物を60℃で4時間、約10
mmHgの減圧下で加熱撹拌して均質化する。室温まで
冷却し、大気圧に戻した後、架橋触媒を添加し、約2分
間、25℃で撹拌する。
【0033】次に、架橋剤を添加し、40℃で約10分
間、約10mmHgの減圧下で混合を続ける。こうして
得られた熱硬化性ペースト状組成物を110℃に予備加
熱した縦15cm、横13cm、厚さ5mmの直方体の
角を丸くした一般的な形の金型に流し込む。金型に入れ
た組成物を110℃で6時間加熱架橋する。金型を室温
に冷却した後、プレートを金型から外す。得られた金型
と同じ寸法のプレートは、必要に応じてタルクを散布し
た後、運動用衣類に装着する重りとしてそのまま使用で
きる。
【0034】浸漬法で測定したプレート状複合材料の比
重は5.8であり、ASTM D 2240規格で測定したAショ
アー硬度は35である。このプレート状複合材料の機械
特性を、通常の引張試験機を用いて、20℃、相対湿度
40%、引張荷重50mm/分で、規格化した一軸試験
片で測定した(6回測定)。結果は下記の通り: 弾性率(E) : 1.09±0.07MPa 破断点伸び(er) : 280±20% 最大応力(Sm) : 1.8±0.1MPa 最大応力伸び(em) : 270±20%
【0035】上記と同じプレートを複数枚製造し、運動
用衣類、例えば上記のPCT特許WO94/12283
に記載のワンピーススーツに装着する重りとして用い
た。この着用者は通常の重りでは今まで得られなかった
使用時の着心地と重りの身体へのフィット性を体験でき
た。

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機高分子マトリックスと、この高分子
    マトリックス中に分散した金属の粉末充填剤とから成
    る、高密度で且つ柔軟な架橋した軟質の複合材料からな
    る、運動用衣類にウエイトを付けるための重りにおい
    て、複合材料が下記(1)〜(3)で構成される成形可
    能な熱硬化性のペースト状組成物を加熱して得られる柔
    軟な架橋複合材料であることを特徴とする重り: (1) ポリブタジエン、ポリエステル、ポリエーテル
    およびポリエーテルエステルから成る群の中から選択さ
    れる、分子量が500〜10,000の反応性末端基を
    有する液体プレポリマー、(2) このプレポリマーの
    架橋剤、および(3) タングステンの粉末充填剤。
  2. 【請求項2】 架橋複合材料のAショアー硬度が20〜
    50で、20℃における弾性率が0.5MPa〜5MP
    aで、20℃における破断点伸びが100%〜400%
    である請求項1に記載の重り。
  3. 【請求項3】 運動用衣類がスポーツ訓練または筋肉再
    鍛練用衣類である請求項1または2に記載の重り。
  4. 【請求項4】 板状をしている請求項1〜3のいずれか
    一項に記載の重り。
  5. 【請求項5】 板の厚さが2mm〜10mmである請求
    項4に記載の重り。
  6. 【請求項6】 複合材料の比重が3〜12で、タングス
    テン粉末充填剤が複合材料の15〜60重量%を占める
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の重り。
  7. 【請求項7】 タングステン粉末充填剤がタングステ
    ン、タングステンと他の金属との混合物、タングステン
    合金およびタングステン化合物から成る群の中から選択
    する請求項1〜6のいずれか一項に記載の重り。
  8. 【請求項8】 タングステン粉末充填剤がタングステ
    ン、鉄−タングステン混合物、フェロタングステン合
    金、タングステン−ニッケル−鉄合金、炭化タングステ
    ン、酸化タングステンおよびタングステン塩から成る群
    の中から選択する請求項7に記載の重り。
  9. 【請求項9】 液体プレポリマーが末端以外にも反応性
    基を有する請求項1〜8のいずれか一項に記載の重り。
  10. 【請求項10】 液体プレポリマーが、分子量が100
    0〜5000であるポリブタジエンである請求項1〜9
    のいずれか一項に記載の重り。
  11. 【請求項11】 複合材料のAショアー硬度が20〜5
    0で、20℃における弾性率が0.5MPa〜3MPa
    で、20℃における破断点伸びが200%〜400%で
    ある請求項10に記載の重り。
  12. 【請求項12】 ポリブタジエンの反応性末端基がヒド
    ロキシル基で、架橋剤がポリイソシアネートである請求
    項10または11に記載の重り。
  13. 【請求項13】 成形可能な熱硬化性組成物が鎖延長ポ
    リオールをさらに含む請求項10〜12のいずれか一項に
    記載の重り。
  14. 【請求項14】 ポリブタジエンの反応性末端基がカル
    ボキシル基であり、架橋剤がポリエポキシドまたはポリ
    アジリジンである請求項10または11に記載の重り。
  15. 【請求項15】 成形可能な熱硬化性組成物が可塑剤を
    さらに含む請求項1〜14のいずれか一項に記載の重り。
  16. 【請求項16】 成形可能な熱硬化性組成物が抗酸化剤
    をさらに含む請求項1〜15のいずれか一項に記載の重
    り。
  17. 【請求項17】 成形可能な熱硬化性組成物が架橋触媒
    をさらに含む請求項1〜16のいずれか一項に記載の重
    り。
  18. 【請求項18】 加熱温度が60℃〜150℃である請
    求項をさらに含む請求項1〜17のいずれか一項に記載
    の重り。
  19. 【請求項19】 少なくとも1つので請求項1〜18の
    いずれか一項に記載の重りでウエイトが付けられた運動
    用衣類。
  20. 【請求項20】 衣類がスポーツ訓練用ワンピーススー
    ツである請求項19に記載の衣類。
  21. 【請求項21】 下記(1)〜(3)から成る成形可能な
    熱硬化性ペースト状組成物を加熱して得られることを特
    徴とする、有機高分子マトリックスと、この高分子マト
    リックス中に分散した金属の粉末充填材とから成る、高
    密度で柔軟な架橋した軟質複合材料: (1) ポリブタジエン、ポリエステル、ポリエーテル
    およびポリエーテルエステルから成る群の中から選択し
    た分子量が500〜10,000の反応性末端基を有す
    る液体プレポリマー、(2) このプレポリマーの架橋
    剤、および(3) タングステン粉末充填剤。
  22. 【請求項22】 液体プレポリマーが分子量が1000
    〜5000のポリブタジエンである請求項21に記載の
    複合材料。
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