JPH11348898A - グライダ用曳航装置 - Google Patents

グライダ用曳航装置

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JPH11348898A
JPH11348898A JP15693198A JP15693198A JPH11348898A JP H11348898 A JPH11348898 A JP H11348898A JP 15693198 A JP15693198 A JP 15693198A JP 15693198 A JP15693198 A JP 15693198A JP H11348898 A JPH11348898 A JP H11348898A
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JP
Japan
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glider
towing
line
pressure
winch drum
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Application number
JP15693198A
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English (en)
Inventor
Hisashi Tashiro
久 田代
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Hino Motors Ltd
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Hino Motors Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】曳航索の繰出し時には圧力調整弁を未熟練者が
操作してもブレーキ手段に低圧の圧縮エアを供給するこ
とにより曳航索に常に弱い張力を与えることができ、ま
た曳航索の巻取り時にはブレーキ手段に高圧の圧縮エア
を供給することによりウインチドラムを瞬時に停止でき
る。 【解決手段】曳航索16の先端がグライダに掛止され、
フレームに回転可能に取付けられたウインチドラム17
により上記曳航索16が巻取られ或いは繰出されるよう
に構成される。またフレームにはウインチドラム17を
制動可能なブレーキ手段18が設けられ、このブレーキ
手段18は圧縮エア源24に圧力調整弁26を介して接
続される。更に圧力調整弁26は圧力切換弁27を介し
て第1及び第2エア管路31,32により圧縮エア源2
4に接続され、第2エア管路32には減圧弁28が設け
られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジン無しで滑
空するグライダを滑空可能な初期高度まで曳航する装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のグライダの曳航装置とし
て、図4に示すように、ウインチドラム7がフレームに
回転可能に取付けられ、このウインチドラム7により巻
取り或いは繰出す曳航索4aの先端がグライダのフック
に掛止され、更にこのウインチドラム7を制動可能なブ
レーキ手段8がフレームに取付けられたものが知られて
いる。この曳航装置4では、ウインチドラム7に主軸9
が回転不能に挿通され、この主軸9はフレームに軸受9
a(ボールベアリング)を介して回転可能に取付けられ
る。上記曳航装置4は第1トラックの荷台(図示せず)
に搭載され、主軸9は上記荷台に搭載されたエンジン2
により駆動される。
【0003】ブレーキ手段8はディスクブレーキであ
り、主軸9に嵌着された円板8aと、フレームに取付け
られ円板8aの両面を所定の隙間をあけて挟むように設
けられた略門型のキャリパ8bと、上記隙間に配設され
円板8aの両面にそれぞれ押付け可能な一対の摩擦パッ
ド8c,8dとを有する。キャリパ8bにはエアシリン
ダ8eが一体的に設けられ、このエアシリンダ8eには
一方の摩擦パッド8dに対向するピストン8fが摺動可
能に収容される。
【0004】このエアシリンダ8eは圧縮エア源5に圧
力調整弁6を介して接続される。圧縮エア源5は具体的
には上記エンジン2により駆動されるエアコンプレッサ
5aと、このエアコンプレッサ5aで発生した圧縮エア
を貯留するエアタンク5bから構成される。また圧力調
整弁6は曳航装置4の操作者が踏込み可能なペダル6a
を有し、このペダル6aの踏込み量によりエアシリンダ
8eに供給される圧縮エアの圧力をゼロから圧力調整弁
6の入口圧力まで調整できるようになっている。なお、
エアタンク5b内の圧縮エアの圧力は比較的高く7〜9
kg/cm2に設定される。また曳航索4aの先端には
曳航索4aがグライダのフックから離脱したときに開く
落下傘(図示せず)が取付けられる。
【0005】このように構成されたグライダの曳航装置
の使用方法を説明する。グライダを曳航するには、先ず
第1トラック(図示せず)に搭載された曳航装置4のウ
インチドラム7から曳航索4aを繰出し、この曳航索4
aを第2トラック(図示せず)によりグライダの置いて
ある地点まで約1km引っ張る。このときウインチドラ
ム7は主軸9を介して軸受9a(ボールベアリング)に
より保持されるため回転系の摩擦が極めて小さいのに対
し、ウインチドラム7の回転系の慣性モーメントは大き
い。このため曳航索4aを引っ張る第2トラックの速度
が低下してもウインチドラム7の回転は低下しないの
で、繰出された曳航索4aが弛んで再びウインチドラム
7に巻戻されウインチドラム7に絡まってしまう恐れが
ある。この絡まりを防止するために、曳航装置4の操作
者は圧力調整弁6のペダル6aを僅かに踏込んでウイン
チドラム7に弱いブレーキを掛け、曳航索4aに常に弱
い張力を与える。
【0006】第2トラックがグライダの置いてある地点
に到着すると、曳航索4aの先端をグライダの前端のフ
ック(図示せず)に掛止する。この状態で第1トラック
を停止させたまま曳航索4aをウインチドラム7に巻取
ると、グライダが第1トラックに接近しつつ次第にその
速度が増し、グライダに揚力が生じてグライダが上昇す
る。グライダの上昇高度が増大するに従って曳航索4a
の張力のうちグライダの飛行方向分力が減少し、曳航能
力の喪失状態近くに至ると、グライダの操縦者は曳航索
4aとグライダとの掛止を曳航索解除レバーを操作して
解除する。
【0007】曳航索4aの先端がグライダのフックから
離脱すると、曳航索4aの先端に取付けられた落下傘が
開く。これにより曳航索4aの着地前にウインチドラム
7による巻取りを完了させるための時間的猶予が確保さ
れる、即ち曳航索4aの先端はゆっくり落下すると同時
にウインチドラム7により全速で巻取られる。曳航索4
aの先端がウインチドラム7近傍に達すると、曳航装置
4の操作者はペダル6aを底付きするまで踏込む。これ
により高圧の圧縮エアがエアシリンダ8eに供給される
ので、ウインチドラム7に急ブレーキが掛かり、曳航作
業が終了する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のグ
ライダ用曳航装置では、ブレーキ手段が上述のように曳
航索の巻取り完了時の急ブレーキを考慮した容量に設定
されており、ブレーキ手段に供給される圧縮エアの圧力
が高いため、弱いブレーキを掛ける操作には熟練を要す
る問題点があった。本発明の目的は、曳航索の繰出し時
には圧力調整弁を未熟練者が操作してもブレーキ手段に
低圧の圧縮エアを供給することにより曳航索に常に弱い
張力を与えることができ、また曳航索の巻取り時にはブ
レーキ手段に高圧の圧縮エアを供給することによりウイ
ンチドラムを瞬時に停止できるグライダ用曳航装置を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
図1及び図2に示すように、フレームに回転可能に取付
けられ先端がグライダ13に掛止された曳航索16を巻
取り或いは繰出すウインチドラム17と、フレームに設
けられ圧縮エア源24に圧力調整弁26を介して接続さ
れウインチドラム17を制動可能なブレーキ手段18と
を備えたグライダ用曳航装置の改良である。その特徴あ
る構成は、圧力調整弁26が圧力切換弁27を介して第
1及び第2エア管路31,32により圧縮エア源24に
接続され、第2エア管路32に減圧弁28が設けられた
ところにある。
【0010】この請求項1に記載されたグライダ用曳航
装置では、グライダ13を曳航するには、先ず曳航装置
14のウインチドラム17から曳航索16を繰出し、こ
の曳航索16をグライダ13の置いてある地点まで引っ
張る。このとき圧縮エア源24の圧縮エアを第2エア管
路32及び減圧弁28を介して圧力調整弁26に供給す
るように圧力切換弁27を切換えると同時に、圧力調整
弁26を全開にする。これによりブレーキ手段18に低
圧の圧縮エアが供給されるので、ブレーキ手段18によ
りウインチドラム17に常に弱いブレーキが掛かった状
態に保たれる。この結果、曳航索16の先端の引っ張り
速度が低下しても、繰出された曳航索16が弛むことが
なく、曳航索16に常に弱い張力を与えることができ
る。
【0011】また曳航索16の先端をグライダ13に掛
止して曳航装置14によりグライダ13を曳航するとき
には、圧縮エア源24の圧縮エアを第1エア管路31を
介して圧力調整弁26に供給するように圧力切換弁27
を切換える。この状態で曳航索16をウインチドラム1
7に巻取ると、グライダ13が曳航装置14に接近しつ
つ次第に上昇し、曳航装置14の曳航能力の喪失状態近
くに至ると、グライダ13の操縦者により又は自動的に
曳航索16の先端及びグライダ13の掛止が解除され
る。グライダ13から離脱した曳航索16はウインチド
ラム17により全速で巻取られ、曳航索16の先端がウ
インチドラム17近傍に達すると、圧力調整弁26を全
開にすることにより高圧の圧縮エアがブレーキ手段18
に供給されるので、ウインチドラム17に急ブレーキが
掛かり、曳航索16の巻取り作業が終了する。
【0012】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。図3に示すように、グライダ13の
曳航装置14は第1トラック11の荷台11aに搭載さ
れ、この曳航装置14から繰出された曳航索16の先端
はグライダ13の前端のフックに掛止されるように構成
される。上記曳航索16は強靱なワイヤロープ等により
形成される。この曳航装置14は図1に示すように、上
記曳航索16を巻取り或いは繰出すウインチドラム17
と、ウインチドラム17を制動可能なブレーキ手段18
とを備える。ウインチドラム17には主軸19が回転不
能に挿通され、この主軸19はフレーム(図示せず)に
軸受21(ボールベアリング)を介して回転可能に取付
けられる。主軸19は第1トラック11の荷台11aに
搭載されたエンジン22により駆動される。図1の符号
23はエンジン22のクランク軸22aと主軸19とを
断続するクラッチである。なお、上記曳航装置14は第
1トラック11に搭載せずに地面に固定してもよい。
【0013】ブレーキ手段18はディスクブレーキであ
り、主軸19に嵌着された円板18aと、フレームに取
付けられ円板18aの両面を所定の隙間をあけて挟むよ
うに設けられた略門型のキャリパ18bと、上記隙間に
配設され円板18aの両面にそれぞれ押付け可能な一対
の摩擦パッド18c,18dとを有する。キャリパ18
bにはエアシリンダ18eが一体的に設けられ、このエ
アシリンダ18eには一方の摩擦パッド18dに対向す
るピストン18fが摺動可能に収容される。このエアシ
リンダ18eは圧縮エア源24に圧力調整弁26を介し
て接続される。圧縮エア源24は具体的には上記エンジ
ン22により駆動されるエアコンプレッサ24aと、こ
のエアコンプレッサ24aで発生した圧縮エアを貯留す
るエアタンク24bから構成される。また圧力調整弁2
6は曳航装置14の操作者が踏込み可能なペダル26a
を有し、このペダル26aの踏込み量によりエアシリン
ダ18eに供給される圧縮エアの圧力をゼロから圧力調
整弁26の入口圧力まで調整できるようになっている。
【0014】本実施の形態の特徴ある構成は、圧力調整
弁26が圧力切換弁27を介して第1及び第2エア管路
31,32により圧縮エア源24に接続され、第2エア
管路32に減圧弁28が設けられたところにある。圧力
切換弁27は3ポート2位置切換えの手動式の弁であ
り、エアタンク24bに第1エア管路31を介して接続
された第1ポート27aと、エアタンク24bに第2エ
ア管路32を介して接続された第2ポート27bと、圧
力調整弁26に接続された第3ポート27cと、曳航装
置14の操作者が切換え操作する切換レバー27dとを
有する。この切換弁27の切換レバー27dが図1の実
線で示す位置にあるときには第1ポート27aと第3ポ
ート27cとが連通するように構成され、切換レバー2
7dを破線で示すように切換えると第2ポート27bと
第3ポート27cとが連通するように構成される。また
エアタンク24b内の圧縮エアの圧力は7〜9kg/c
2という比較的高圧に設定され、この圧縮エアが第2
エア管路32を通る場合には減圧弁28により3〜6k
g/cm2まで減圧されるように設定される。図1の符
号33は圧力切換弁27と圧力調整弁26とを接続する
第3エア管路であり、符号34は圧力調整弁26とエア
シリンダ18eとを接続する第4エア管路である。
【0015】一方、曳航索16の先端には曳航索16が
グライダ13のフックから離脱したときに開く落下傘
(図示せず)が取付けられる。またグライダ13の操縦
席には図示しないが操縦者が操作することにより曳航索
16のフックへの掛止を解除する曳航索解除レバーが設
けられる。更に図示しないが曳航索16の先端及びグラ
イダ13のフックを所定の形状に設定することにより曳
航索自動解除機構が構成される。即ち曳航索自動解除機
構はグライダ13の操縦者が曳航索16の解除操作をし
なくても曳航索16及びグライダ13の相対角度が所定
値を越えると曳航索16のフックへの掛止が自動的に解
除されるように構成される。
【0016】このように構成されたグライダの曳航装置
の使用方法を説明する。グライダ13を曳航するには、
先ず第1トラック11に搭載された曳航装置14のウイ
ンチドラム17から曳航索16を繰出し、この曳航索1
6を第2トラック12によりグライダ13の置いてある
地点まで約1km引っ張る(図2)。このとき曳航装置
14の操作者は圧力切換弁27の切換レバー27dを図
1の破線で示す位置に切換えて第2ポート27bと第3
ポート27cとを連通すると同時に、圧力調整弁26の
ペダル26aを底付きするまで踏込む。これによりエア
タンク24b内の圧縮エアは減圧弁28により減圧され
るので、圧力調整弁26を底付きするまで踏込んでも、
エアシリンダ18eには低圧の圧縮エアが供給される。
この低圧の圧縮エアのエアシリンダ18eへの供給によ
り比較的小さい圧力で摩擦パッド18dが円板18aに
押付けられるので、ウインチドラム17に常に弱いブレ
ーキが掛かった状態に保たれる。この結果、第2トラッ
ク12の走行速度が変動、例えば低下しても、繰出され
た曳航索16が弛むことがなく、曳航索16に常に弱い
張力を与えることができるので、ウインチドラム17か
ら繰出された曳航索16が再びウインチドラム17に巻
戻されてウインチドラム17に絡まることはない。また
上記弱いブレーキはペダル26aを底付きするまで踏込
んだ状態で得られるので、弱いブレーキを掛ける操作に
熟練を要することもない。
【0017】第2トラック12がグライダ13の置いて
ある地点に到着すると、曳航索16の先端をグライダ1
3の前端のフック(図示せず)に掛止し、曳航装置14
の操作者は圧力切換弁27の切換レバー27dを図1の
実線で示す位置に切換えて第1ポート27aと第3ポー
ト27cとを連通する。この状態でクラッチ23を接続
して第1トラック11を停止させたまま曳航索16をウ
インチドラム17に巻取ると、グライダ13が第1トラ
ック11に接近しつつ次第にその速度が増し、グライダ
13に揚力が生じてグライダ13が上昇する(図3)。
グライダ13の上昇高度が増大するに従って曳航索16
の張力のうちグライダ13の飛行方向分力が減少し、曳
航能力の喪失状態近くに至ると、グライダ13の操縦者
は曳航索16とグライダ13との掛止を曳航索解除レバ
ーを操作して解除する。ここでウインチドラム17の曳
航能力の喪失状態において曳航索16のフックへの掛止
が解除されないと、曳航装置14が滑空しているグライ
ダ13を拘束してその滑空を阻害する恐れがあるため、
操縦者が上記レバーを解除操作をしなくても曳航索自動
解除機構により曳航索16及びグライダ13の相対角度
が所定値を越えると、曳航索16のフックへの掛止が自
動的に解除される。この結果、グライダ13は曳航索1
6に拘束されることなく滑空できる。
【0018】曳航索16の先端がグライダ13のフック
から離脱すると、曳航索16の先端に取付けられた落下
傘が開く。これにより曳航索16の着地前にウインチド
ラム17による巻取りを完了させるための時間的猶予が
確保される、即ち曳航索16の先端はゆっくり落下する
と同時にウインチドラム17により全速で巻取られる。
曳航索16の先端がウインチドラム17近傍に達する
と、曳航装置14の操作者は圧力調整弁26のペダル2
6aを底付きするまで踏込む。これにより高圧の圧縮エ
アがエアシリンダ18eに供給されるので、ウインチド
ラム17に急ブレーキが掛かり、曳航作業が終了する。
このようにウインチドラム17による曳航索16の巻取
り作業時には、ブレーキ手段18に高圧の圧縮エアが供
給されるので、瞬時にウインチドラム17を停止するこ
とができる。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、先
端がグライダに掛止された曳航索をウインチドラムが巻
取り或いは繰出し、ウインチドラムを制動可能なブレー
キ手段を圧縮エア源に圧力調整弁を介して接続し、この
圧力調整弁を圧力切換弁を介して第1及び第2エア管路
により圧縮エア源に接続し、更に第2エア管路に減圧弁
を設けたので、曳航索の先端をウインチドラムから繰出
してグライダの置いてある地点まで引っ張るときには、
圧縮エア源の圧縮エアを第2エア管路及び減圧弁を介し
て圧力調整弁に供給するように圧力切換弁を切換える。
これにより圧力調整弁を全開にしても、ブレーキ手段に
低圧の圧縮エアが供給されるので、ブレーキ手段により
ウインチドラムに常に弱いブレーキが掛かった状態に保
たれる。この結果、曳航索の先端の引っ張り速度が低下
しても、繰出された曳航索が弛むことがなく、曳航索に
常に弱い張力を与えることができるので、ウインチドラ
ムから繰出された曳航索が再びウインチドラムに巻戻さ
れてウインチドラムに絡まることはない。また上記弱い
ブレーキは圧力調整弁を全開にした状態で得られるの
で、弱いブレーキを掛ける操作に熟練を要することもな
い。
【0020】また曳航索の先端をグライダに掛止して曳
航装置によりグライダを曳航するときには、圧縮エア源
の圧縮エアを第1エア管路を介して圧力調整弁に供給す
るように圧力切換弁を切換える。この状態で曳航索をウ
インチドラムに巻取ると、グライダが曳航装置に接近し
つつ次第に上昇し、曳航装置の曳航能力の喪失状態近く
に至ると、グライダの操縦者により又は自動的に曳航索
の先端及びグライダの掛止が解除される。グライダから
離脱した曳航索はウインチドラムにより全速で巻取ら
れ、曳航索の先端がウインチドラム近傍に達すると、圧
力調整弁を全開にすることにより高圧の圧縮エアがブレ
ーキ手段に供給されるので、ウインチドラムに急ブレー
キが掛かり、曳航索の巻取り作業が終了する。このよう
にウインチドラムによる曳航索の巻取り作業時には、ブ
レーキ手段に高圧の圧縮エアが供給されるので、瞬時に
ウインチドラムを停止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施形態のグライダ用曳航装置の構成
図。
【図2】曳航索を曳航装置のウインチドラムから繰出し
ながら第2トラックによりグライダまで引っ張っている
状態を示す側面図。
【図3】その曳航装置によりグライダを曳航している状
態を示す側面図。
【図4】従来例を示す図1に対応する構成図。
【符号の説明】
13 グライダ 14 曳航装置 16 曳航索 17 ウインチドラム 18 ブレーキ手段 24 圧縮エア源 26 圧力調整弁 27 圧力切換弁 28 減圧弁 31 第1エア管路 32 第2エア管路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームに回転可能に取付けられ先端が
    グライダ(13)に掛止された曳航索(16)を巻取り或いは繰
    出すウインチドラム(17)と、前記フレームに設けられ圧
    縮エア源(24)に圧力調整弁(26)を介して接続され前記ウ
    インチドラム(17)を制動可能なブレーキ手段(18)とを備
    えたグライダ用曳航装置において、 前記圧力調整弁(26)が圧力切換弁(27)を介して第1及び
    第2エア管路(31,32)により前記圧縮エア源(24)に接続
    され、 前記第2エア管路(32)に減圧弁(28)が設けられたことを
    特徴とするグライダ用曳航装置。
JP15693198A 1998-06-05 1998-06-05 グライダ用曳航装置 Pending JPH11348898A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100756338B1 (ko) 2005-09-28 2007-09-06 한국원자력연구원 공기압식에 의하여 수직구동이 가능한 반자동 감마선 투과측정장치 및 그에 따른 측정방법
JP2017114200A (ja) * 2015-12-22 2017-06-29 株式会社ミヤマエ 無人航空機の飛行補助装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100756338B1 (ko) 2005-09-28 2007-09-06 한국원자력연구원 공기압식에 의하여 수직구동이 가능한 반자동 감마선 투과측정장치 및 그에 따른 측정방법
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